JPH11111134A - 温度ヒューズ - Google Patents
温度ヒューズInfo
- Publication number
- JPH11111134A JPH11111134A JP29157397A JP29157397A JPH11111134A JP H11111134 A JPH11111134 A JP H11111134A JP 29157397 A JP29157397 A JP 29157397A JP 29157397 A JP29157397 A JP 29157397A JP H11111134 A JPH11111134 A JP H11111134A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead wire
- movable electrode
- metal case
- holding member
- inner end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数を少なくしてコストを低減させると
ともに、組立作業を簡略化して安価に温度ヒューズを構
成し得るようにする。 【解決手段】 金属材により筒状に形成した金属ケース
１の一端側に、リード線Ａの端部２を絶縁材よりなる保
持部材３に保持せしめて金属ケース１に対し電気的に絶
縁した状態として組付け、その保持部材３の内端から突
出させるリード線Ａの端部２の内端に雄型端子ａを形成
し、金属ケース１内には、リード線Ｂの端部４を組付け
る側に感温ペレット５を装入して、これに支承させた状
態に可動電極６を装入し、この可動電極６の中心部位に
は前記リード線Ａの端部２の内端に形成した雄型端子ａ
と嵌合する雌型端子ｂを形設し、前記保持部材３の内端
側の外周に、前記感温ペレット５の溶融時に可動電極６
をそれの雌型端子ｂが、リード線Ａの端部２の内端の雄
型端子ａから脱出させるよう押出す作動バネ８を装設せ
しめる。
ともに、組立作業を簡略化して安価に温度ヒューズを構
成し得るようにする。 【解決手段】 金属材により筒状に形成した金属ケース
１の一端側に、リード線Ａの端部２を絶縁材よりなる保
持部材３に保持せしめて金属ケース１に対し電気的に絶
縁した状態として組付け、その保持部材３の内端から突
出させるリード線Ａの端部２の内端に雄型端子ａを形成
し、金属ケース１内には、リード線Ｂの端部４を組付け
る側に感温ペレット５を装入して、これに支承させた状
態に可動電極６を装入し、この可動電極６の中心部位に
は前記リード線Ａの端部２の内端に形成した雄型端子ａ
と嵌合する雌型端子ｂを形設し、前記保持部材３の内端
側の外周に、前記感温ペレット５の溶融時に可動電極６
をそれの雌型端子ｂが、リード線Ａの端部２の内端の雄
型端子ａから脱出させるよう押出す作動バネ８を装設せ
しめる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気ストーブ、テ
レビ、冷蔵庫等の電気機器を安全に使用するために、そ
の電気機器やその部品に対して、それの発熱を感知でき
る部位に組込んで、異常温度を検出するとともに検出作
動により電気機器の回路を遮断して、火災を未然に防止
するように用いる温度ヒューズのうちで、感熱素子とし
て、有機化学物質よりなる感温ペレットを用いた非復帰
型の温度ヒューズについての改良に関する。
レビ、冷蔵庫等の電気機器を安全に使用するために、そ
の電気機器やその部品に対して、それの発熱を感知でき
る部位に組込んで、異常温度を検出するとともに検出作
動により電気機器の回路を遮断して、火災を未然に防止
するように用いる温度ヒューズのうちで、感熱素子とし
て、有機化学物質よりなる感温ペレットを用いた非復帰
型の温度ヒューズについての改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】上述の非復帰型の温度ヒューズＷは、従
前のものにあっては、図１にあるように、熱伝導の良い
通電性の金属材で筒状に成形した金属ケース１の軸方向
の一端側に、一方のリード線Ａの端部２を絶縁材よりな
る保持部材３に保持せしめて挿入し、その端部２の内端
をその保持部材３から金属ケース１の他端側に向けて突
出させ、金属ケース１の他端側には、他方のリード線Ｂ
の端部４を金属ケース１の端部にかしめ付けて取付け、
金属ケース１の内部には、金属ケース１の他端側にリー
ド線Ｂの端部４を組付けた状態において、リード線Ａの
端部２を組付ける前に、予め、前記リード線Ｂの端部４
に寄る部位に、所定温度以上に昇温することで溶融して
液状になる有機化学物質により小円柱状に成形した感温
ペレット５を装入し、その感温ペレット５と前述のプラ
ス側のリード線Ａの端部２の内端との間に位置する部位
に、可動電極６をそれの外周側を金属ケース１と導通さ
せて軸方向に可動に組込み、この可動電極６と、前述の
感温ペレット５との間に、可動電極６をリード線Ａの端
部２の内端に接触する状態に付勢するためのバネ７を円
板状の座板７０・７１を介して装入し、また、可動電極
６と金属ケース１の一端側に組込む保持部材３との間に
は、可動電極６をリード線Ａの端部２の内端から引き離
すよう金属ケース１の他端側に向けて押出す方向に付勢
する作動バネ８を、前述した可動電極６をリード線Ａの
端部２の内端に接触させるよう付勢するバネ７のバネ圧
よりも弱いバネ圧に設定して張設しておくことで構成し
てある。
前のものにあっては、図１にあるように、熱伝導の良い
通電性の金属材で筒状に成形した金属ケース１の軸方向
の一端側に、一方のリード線Ａの端部２を絶縁材よりな
る保持部材３に保持せしめて挿入し、その端部２の内端
をその保持部材３から金属ケース１の他端側に向けて突
出させ、金属ケース１の他端側には、他方のリード線Ｂ
の端部４を金属ケース１の端部にかしめ付けて取付け、
金属ケース１の内部には、金属ケース１の他端側にリー
ド線Ｂの端部４を組付けた状態において、リード線Ａの
端部２を組付ける前に、予め、前記リード線Ｂの端部４
に寄る部位に、所定温度以上に昇温することで溶融して
液状になる有機化学物質により小円柱状に成形した感温
ペレット５を装入し、その感温ペレット５と前述のプラ
ス側のリード線Ａの端部２の内端との間に位置する部位
に、可動電極６をそれの外周側を金属ケース１と導通さ
せて軸方向に可動に組込み、この可動電極６と、前述の
感温ペレット５との間に、可動電極６をリード線Ａの端
部２の内端に接触する状態に付勢するためのバネ７を円
板状の座板７０・７１を介して装入し、また、可動電極
６と金属ケース１の一端側に組込む保持部材３との間に
は、可動電極６をリード線Ａの端部２の内端から引き離
すよう金属ケース１の他端側に向けて押出す方向に付勢
する作動バネ８を、前述した可動電極６をリード線Ａの
端部２の内端に接触させるよう付勢するバネ７のバネ圧
よりも弱いバネ圧に設定して張設しておくことで構成し
てある。
【０００３】そして、これにより、電気機器に組付けた
温度ヒューズＷは、周囲温度の上昇で昇温してきて、そ
の温度が、感温ペレット５の組成により所望に設定した
動作温度に達してくると、その感温ペレット５が溶融し
て液状となって、バネ７の支点を消失させることで、可
動電極６が作動バネ８により図２に示す如くリード線Ａ
の端部２の内端から離れるように押出されて、リード線
Ａとリード線Ｂとの導通を遮断し、電気機器の回路を遮
断して、安全を確保するようにしてある。
温度ヒューズＷは、周囲温度の上昇で昇温してきて、そ
の温度が、感温ペレット５の組成により所望に設定した
動作温度に達してくると、その感温ペレット５が溶融し
て液状となって、バネ７の支点を消失させることで、可
動電極６が作動バネ８により図２に示す如くリード線Ａ
の端部２の内端から離れるように押出されて、リード線
Ａとリード線Ｂとの導通を遮断し、電気機器の回路を遮
断して、安全を確保するようにしてある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従前の非復帰
型の温度ヒューズＷは、一端側にプラス側のリード線Ａ
の端部２を絶縁材よりなる保持部材３に保持せしめて組
付け、他端側にマイナス側のリード線Ｂの端部４を取付
ける金属ケース１内に、絶縁材よりなる保持部材３と、
感温ペレット５と、可動電極６と、可動電極６をリード
線Ａの端部２の内端側に押し出すバネ７と、そのバネ７
の両端に介装する円板状の座板７０・７１と、可動電極
６をリード線Ａの端部２の内端から引き離す側に動かす
作動バネ８との、７つの部品を組付け収蔵させることか
ら、部品点数が多く、また、組立作業が面倒な問題があ
る。
型の温度ヒューズＷは、一端側にプラス側のリード線Ａ
の端部２を絶縁材よりなる保持部材３に保持せしめて組
付け、他端側にマイナス側のリード線Ｂの端部４を取付
ける金属ケース１内に、絶縁材よりなる保持部材３と、
感温ペレット５と、可動電極６と、可動電極６をリード
線Ａの端部２の内端側に押し出すバネ７と、そのバネ７
の両端に介装する円板状の座板７０・７１と、可動電極
６をリード線Ａの端部２の内端から引き離す側に動かす
作動バネ８との、７つの部品を組付け収蔵させることか
ら、部品点数が多く、また、組立作業が面倒な問題があ
る。
【０００５】本発明は、従前手段に生じている上述の問
題を解消せしめるためになされたものであって、部品点
数を少なくしてコストを低減させるとともに、組立作業
を簡略化して安価に温度ヒューズを構成し得るようにす
ることを目的とする。
題を解消せしめるためになされたものであって、部品点
数を少なくしてコストを低減させるとともに、組立作業
を簡略化して安価に温度ヒューズを構成し得るようにす
ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、金属材に
より筒状に形成した金属ケース１の一端側に、リード線
Ａの端部２を絶縁材よりなる保持部材３に保持せしめて
金属ケース１に対し電気的に絶縁した状態として組付
け、その保持部材３の内端から突出させるリード線Ａの
端部２の内端に雄型端子ａを形成し、金属ケース１内に
は、リード線Ｂの端部４を組付ける側に感温ペレット５
を装入して、これに支承させた状態に可動電極６を装入
し、この可動電極６の中心部位には前記リード線Ａの端
部２の内端に形成した雄型端子ａと嵌合する雌型端子ｂ
を形設し、前記保持部材３の内端側の外周に、前記感温
ペレット５の溶融時に可動電極６をそれの雌型端子ｂ
が、リード線Ａの端部２の内端の雄型端子ａから脱出さ
せるよう押出す作動バネ８を装設せしめることを特徴と
する温度ヒューズを提起するものである。
は、上述の目的を達成するための手段として、金属材に
より筒状に形成した金属ケース１の一端側に、リード線
Ａの端部２を絶縁材よりなる保持部材３に保持せしめて
金属ケース１に対し電気的に絶縁した状態として組付
け、その保持部材３の内端から突出させるリード線Ａの
端部２の内端に雄型端子ａを形成し、金属ケース１内に
は、リード線Ｂの端部４を組付ける側に感温ペレット５
を装入して、これに支承させた状態に可動電極６を装入
し、この可動電極６の中心部位には前記リード線Ａの端
部２の内端に形成した雄型端子ａと嵌合する雌型端子ｂ
を形設し、前記保持部材３の内端側の外周に、前記感温
ペレット５の溶融時に可動電極６をそれの雌型端子ｂ
が、リード線Ａの端部２の内端の雄型端子ａから脱出さ
せるよう押出す作動バネ８を装設せしめることを特徴と
する温度ヒューズを提起するものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】しかして、本発明手段は、熱伝導
の良い通電性の金属材により筒状の金属ケース１を形成
し、それの軸方向の一端側に一方のリード線Ａの端部２
を、絶縁材よりなる保持部材３に保持せしめて金属ケー
ス１に対し電気的に導通を遮断した状態に組付け、金属
ケース１の他端側には他方のリード線Ｂの端部４を、金
属ケース１と電気的に導通状態に組付け、その金属ケー
ス１内には、外周側が金属ケース１と導通する可動電極
６を軸方向に可動に装入するとともに、その可動電極６
をそれの中心部が一方のリード線Ａの端部２の内端と接
触導通する状態に保定せしめる感温ペレット５と、その
感温ペレット５が昇温により溶融したときに可動電極６
を前記リード線Ａの端部２の内端から引き離すように押
出す作動バネ８を収蔵することについては従前手段と同
様に構成するが、一方のリード線Ａの端部２の内端は軸
状の雄型端子ａに形成し、可動電極６には、それの中心
部位に、この軸状の雄型端子ａと嵌合する筒状の雌型端
子ｂを形設しておいて、これらの嵌合により、一方のリ
ード線Ａの端部２が外周側で金属ケース１の内周壁と接
続導通する可動電極６を介して、金属ケース１の他端側
に接続導通する他方のリード線Ｂの端部４と導通する状
態に保持されるようにする。
の良い通電性の金属材により筒状の金属ケース１を形成
し、それの軸方向の一端側に一方のリード線Ａの端部２
を、絶縁材よりなる保持部材３に保持せしめて金属ケー
ス１に対し電気的に導通を遮断した状態に組付け、金属
ケース１の他端側には他方のリード線Ｂの端部４を、金
属ケース１と電気的に導通状態に組付け、その金属ケー
ス１内には、外周側が金属ケース１と導通する可動電極
６を軸方向に可動に装入するとともに、その可動電極６
をそれの中心部が一方のリード線Ａの端部２の内端と接
触導通する状態に保定せしめる感温ペレット５と、その
感温ペレット５が昇温により溶融したときに可動電極６
を前記リード線Ａの端部２の内端から引き離すように押
出す作動バネ８を収蔵することについては従前手段と同
様に構成するが、一方のリード線Ａの端部２の内端は軸
状の雄型端子ａに形成し、可動電極６には、それの中心
部位に、この軸状の雄型端子ａと嵌合する筒状の雌型端
子ｂを形設しておいて、これらの嵌合により、一方のリ
ード線Ａの端部２が外周側で金属ケース１の内周壁と接
続導通する可動電極６を介して、金属ケース１の他端側
に接続導通する他方のリード線Ｂの端部４と導通する状
態に保持されるようにする。
【０００８】そして、金属ケース１内に収蔵せしめる感
温ペレット５は、それにより、前記可動電極６の中心部
の雌型端子ｂを、リード線Ａの端部２に設けた前述の雄
型端子ａと嵌合する状態に保持せしめるように組込む。
温ペレット５は、それにより、前記可動電極６の中心部
の雌型端子ｂを、リード線Ａの端部２に設けた前述の雄
型端子ａと嵌合する状態に保持せしめるように組込む。
【０００９】そしてまた、感温ペレット５が昇温により
溶融したときに可動電極６を押出すよう付勢する作動バ
ネ８は、リード線Ａの端部２を保持する絶縁材よりなる
保持部材３の外周に、その保持部材３と、前述の感温ペ
レット５により支えられた状態の可動電極６との間に位
置するように配位して、バネ圧が押し縮められた状態と
して組込むが、感温ペレット５が溶融したときに可動電
極６を押し出す該作動バネ８の作動ストロークが、可動
電極６の雌型端子ｂをリード線Ａの端部２の雄型端子ａ
から抜き出していくストロークとなるように設定してお
く。
溶融したときに可動電極６を押出すよう付勢する作動バ
ネ８は、リード線Ａの端部２を保持する絶縁材よりなる
保持部材３の外周に、その保持部材３と、前述の感温ペ
レット５により支えられた状態の可動電極６との間に位
置するように配位して、バネ圧が押し縮められた状態と
して組込むが、感温ペレット５が溶融したときに可動電
極６を押し出す該作動バネ８の作動ストロークが、可動
電極６の雌型端子ｂをリード線Ａの端部２の雄型端子ａ
から抜き出していくストロークとなるように設定してお
く。
【００１０】そして、これによって、従前手段の温度ヒ
ューズＷに組込まれていた部品のうちの、バネ７と円板
状の座板７０・７１を省略して、部品点数を半減させ、
また、温度ヒューズＷの組立てが、一方の端部にリード
線Ｂの端部４をかしめ付けた状態の金属ケース１の内部
に、感温ペレット５を装入し、次いで、可動電極６を装
入して感温ペレット５に突き当て支承せしめた状態のと
ころに、リード線Ａの端部２を保持せしめた絶縁材より
なる保持部材３を、それの外周に作動バネ８を保持させ
た状態において、金属ケース１の他方の端部から挿し込
み、その状態からリード線Ａの端部２の雄型端子ａが可
動電極６の中心部位の雌型端子ｂに嵌合するように保持
部材３を押し込み、その状態において保持部材３の外周
に金属ケース１の他端側の開口部をかしめ付ければ、組
立てが完了するようにして、組立作業を簡略化し得るよ
うにする。
ューズＷに組込まれていた部品のうちの、バネ７と円板
状の座板７０・７１を省略して、部品点数を半減させ、
また、温度ヒューズＷの組立てが、一方の端部にリード
線Ｂの端部４をかしめ付けた状態の金属ケース１の内部
に、感温ペレット５を装入し、次いで、可動電極６を装
入して感温ペレット５に突き当て支承せしめた状態のと
ころに、リード線Ａの端部２を保持せしめた絶縁材より
なる保持部材３を、それの外周に作動バネ８を保持させ
た状態において、金属ケース１の他方の端部から挿し込
み、その状態からリード線Ａの端部２の雄型端子ａが可
動電極６の中心部位の雌型端子ｂに嵌合するように保持
部材３を押し込み、その状態において保持部材３の外周
に金属ケース１の他端側の開口部をかしめ付ければ、組
立てが完了するようにして、組立作業を簡略化し得るよ
うにする。
【００１１】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【００１２】図３は本発明を実施せる温度ヒューズＷの
縦断面図で、同図において、１は金属ケース、２はその
金属ケース１の軸方向の一端側に組付けたリード線Ａの
端部、３は絶縁材よりなる保持部材、４は金属ケース１
の他端側に組付けたリード線Ｂの端部、５は金属ケース
１内に収蔵せしめた感温ペレット、６は金属ケース１内
に軸方向に可動に組込んだ可動電極、８は金属ケース１
内に、前記感温ペレット５が溶融したときに可動電極６
を押出すように組込んだ作動バネを示す。
縦断面図で、同図において、１は金属ケース、２はその
金属ケース１の軸方向の一端側に組付けたリード線Ａの
端部、３は絶縁材よりなる保持部材、４は金属ケース１
の他端側に組付けたリード線Ｂの端部、５は金属ケース
１内に収蔵せしめた感温ペレット、６は金属ケース１内
に軸方向に可動に組込んだ可動電極、８は金属ケース１
内に、前記感温ペレット５が溶融したときに可動電極６
を押出すように組込んだ作動バネを示す。
【００１３】金属ケース１は、熱伝導性および通電性の
よい金属材で筒状に成形せる通常のものである。
よい金属材で筒状に成形せる通常のものである。
【００１４】リード線Ａは、プラス側のリード線であ
り、それの端部２は軸杆状に形成してある。
り、それの端部２は軸杆状に形成してある。
【００１５】絶縁材よりなる保持部材３は、このリード
線Ａの端部２を、金属ケース１に対して電気的に遮断し
た状態に保持して金属ケース１の一端側に組付けるため
のもので、胴部３０の外周が金属ケース１の内周に嵌合
する筒状に形成してあって、図５にあるように、内端側
は金属ケース１の内周面との間に間隙を形成するよう縮
径させた縮径部３１に形成してあり、その縮径部３１の
外周にコイル状に形成した作動バネ８が組付けられるよ
うになっている。
線Ａの端部２を、金属ケース１に対して電気的に遮断し
た状態に保持して金属ケース１の一端側に組付けるため
のもので、胴部３０の外周が金属ケース１の内周に嵌合
する筒状に形成してあって、図５にあるように、内端側
は金属ケース１の内周面との間に間隙を形成するよう縮
径させた縮径部３１に形成してあり、その縮径部３１の
外周にコイル状に形成した作動バネ８が組付けられるよ
うになっている。
【００１６】また、この保持部材３は、それにリード線
Ａの端部２を保持せしめて、金属ケース１の一端側の開
放口から挿し込んだときに、それが所定の挿込み深さと
なったところで、金属ケース１の開放口を屈曲させてか
しめ付けてその状態に保持せしめ得るよう、胴部３０の
外端側にテーパー状のかしめ部３２が形設してある。
Ａの端部２を保持せしめて、金属ケース１の一端側の開
放口から挿し込んだときに、それが所定の挿込み深さと
なったところで、金属ケース１の開放口を屈曲させてか
しめ付けてその状態に保持せしめ得るよう、胴部３０の
外端側にテーパー状のかしめ部３２が形設してある。
【００１７】金属ケース１の他端側に接続せるリード線
Ｂはマイナス側のリード線であり、それの端部４は、金
属ケース１の他端側にかしめ付けによりその金属ケース
１と電気的に導通する状態に組付けてある。
Ｂはマイナス側のリード線であり、それの端部４は、金
属ケース１の他端側にかしめ付けによりその金属ケース
１と電気的に導通する状態に組付けてある。
【００１８】金属ケース１内に装入せる感温ペレット５
は、所望に設定した温度以上に昇温することで液状に溶
融する有機化学物質よりなる従来公知のもので、外径が
金属ケース１の内径に対応する小円柱状に成形してあっ
て、金属ケース１の内部に接続したリード線Ｂの端部４
の内端と衝合するように装入してある。
は、所望に設定した温度以上に昇温することで液状に溶
融する有機化学物質よりなる従来公知のもので、外径が
金属ケース１の内径に対応する小円柱状に成形してあっ
て、金属ケース１の内部に接続したリード線Ｂの端部４
の内端と衝合するように装入してある。
【００１９】可動電極６は、図６に示しているように、
バネ性を具備する帯板状の金属板６０の一端側６０ａ
を、ループ状に折曲げて、それの内腔側で雌型端子ｂを
形成し、これに連続する他端側６０ｂを逆方向に折返し
て、前記ループ状の雌型端子ｂの外周を取り囲むように
折曲げ成形して、それの外周面が図７・図８にあるよう
に、外周側が金属ケース１の内周面に圧接するバネ端子
６１を形成するようにしている。
バネ性を具備する帯板状の金属板６０の一端側６０ａ
を、ループ状に折曲げて、それの内腔側で雌型端子ｂを
形成し、これに連続する他端側６０ｂを逆方向に折返し
て、前記ループ状の雌型端子ｂの外周を取り囲むように
折曲げ成形して、それの外周面が図７・図８にあるよう
に、外周側が金属ケース１の内周面に圧接するバネ端子
６１を形成するようにしている。
【００２０】図９乃至図１１は、バネ性を具備する帯板
状の金属板を折曲げ成形することで形成する可動電極６
の別の実施例を示す。
状の金属板を折曲げ成形することで形成する可動電極６
の別の実施例を示す。
【００２１】この例は、バネ性を有する帯板状の金属板
６０の長手方向の中間部位６０ｃを、円弧状に折曲げ成
形し、それの両遊端となる一端側６０ａおよび他端側６
０ｂを、それぞれ逆に内側に折曲げ成形して、それによ
り一対に対向する一端側６０ａと他端側６０ｂとの間に
雌型端子ｂを形成し、円弧状に折曲げた金属板６０の中
間部６０ｃの外周側が図１０および図１１に示す如く、
金属ケース１の内周面に圧接するバネ端子６１を形成す
るようにした例である。
６０の長手方向の中間部位６０ｃを、円弧状に折曲げ成
形し、それの両遊端となる一端側６０ａおよび他端側６
０ｂを、それぞれ逆に内側に折曲げ成形して、それによ
り一対に対向する一端側６０ａと他端側６０ｂとの間に
雌型端子ｂを形成し、円弧状に折曲げた金属板６０の中
間部６０ｃの外周側が図１０および図１１に示す如く、
金属ケース１の内周面に圧接するバネ端子６１を形成す
るようにした例である。
【００２２】このように、バネ性を具備する帯板状の金
属板を屈曲成形して形成する可動電極６は、外周側に金
属ケース１の内周面に接触するバネ端子６１を具備し、
中心部位にリード線Ａの端部２の雄型端子ａと嵌合する
雌型端子ｂを具備する形状に形成されていればよく、折
曲げ成形は適宜に行なってよい。
属板を屈曲成形して形成する可動電極６は、外周側に金
属ケース１の内周面に接触するバネ端子６１を具備し、
中心部位にリード線Ａの端部２の雄型端子ａと嵌合する
雌型端子ｂを具備する形状に形成されていればよく、折
曲げ成形は適宜に行なってよい。
【００２３】また、外周側のバネ端子６１と中心側の雌
型端子ｂを各別に形成して、一体に連結するよう組合わ
せて可動電極６を組立てるようにしてもよい。
型端子ｂを各別に形成して、一体に連結するよう組合わ
せて可動電極６を組立てるようにしてもよい。
【００２４】作動バネ８は、図９にあるよう通常のコイ
ルバネで、保持部材３の縮径部３１の外周に巻付けるよ
うに装設してあるが、図４に示している如く感温ペレッ
ト５が溶融したときに、可動電極６の雌型端子ｂを雄型
端子ａから抜き出すように可動電極６を押出すのに充分
な作動ストロークを具備するように設定してある。
ルバネで、保持部材３の縮径部３１の外周に巻付けるよ
うに装設してあるが、図４に示している如く感温ペレッ
ト５が溶融したときに、可動電極６の雌型端子ｂを雄型
端子ａから抜き出すように可動電極６を押出すのに充分
な作動ストロークを具備するように設定してある。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による温度
ヒューズは、感温ペレット５に支承された可動電極６の
中心部の雌型端子ｂに、保持部材３に保持させたリード
線Ａの端部２の内端に形成した雄型端子ａを嵌合させる
ことで、可動電極６とリード線Ａの端部２とを接触導通
する状態に保持せしめて、従来手段におけるバネ７およ
び円板状の座板７０・７１を省略しているのだから、部
品点数が半減し、また、組立工程が著しく簡略化し得る
ようになる。
ヒューズは、感温ペレット５に支承された可動電極６の
中心部の雌型端子ｂに、保持部材３に保持させたリード
線Ａの端部２の内端に形成した雄型端子ａを嵌合させる
ことで、可動電極６とリード線Ａの端部２とを接触導通
する状態に保持せしめて、従来手段におけるバネ７およ
び円板状の座板７０・７１を省略しているのだから、部
品点数が半減し、また、組立工程が著しく簡略化し得る
ようになる。
【図１】従前の温度ヒューズの縦断面図である。
【図２】同上温度ヒューズの動作時の縦断面図である。
【図３】本発明を実施せる温度ヒューズの縦断面図であ
る。
る。
【図４】同上温度ヒューズの動作時の縦断面図である。
【図５】同上温度ヒューズの保持部材の側面図である。
【図６】同上温度ヒューズの可動電極の正面図である。
【図７】同上温度ヒューズの可動電極の金属ケース内に
装入した状態の側断面図である。
装入した状態の側断面図である。
【図８】同上温度ヒューズの可動電極の金属ケース内に
装入した状態の正面図である。
装入した状態の正面図である。
【図９】同上温度ヒューズの可動電極の別の実施例の正
面図である。
面図である。
【図１０】同上温度ヒューズの可動電極の金属ケース内
に装入した状態の側断面図である。
に装入した状態の側断面図である。
【図１１】同上温度ヒューズの可動電極の金属ケース内
に装入した状態の正面図である。
に装入した状態の正面図である。
【図１２】同上温度ヒューズの作動バネの金属ケース内
に装填した状態の側面図である。
に装填した状態の側面図である。
Ａ・Ｂ…リード線、Ｗ…温度ヒューズ、ａ・雄型端子、
ｂ…雌型端子、１…金属ケース、２…端部、３…保持部
材、３０…胴部、３１…縮径部、３２…かしめ部、４…
端部、５…感温ペレット、６…可動電極、６０…金属
板、６０ａ…一端側、６０ｂ…他端側、６０ｃ…中間部
位、６１…バネ端子、７…バネ、７０・７１…座板、８
…作動バネ。
ｂ…雌型端子、１…金属ケース、２…端部、３…保持部
材、３０…胴部、３１…縮径部、３２…かしめ部、４…
端部、５…感温ペレット、６…可動電極、６０…金属
板、６０ａ…一端側、６０ｂ…他端側、６０ｃ…中間部
位、６１…バネ端子、７…バネ、７０・７１…座板、８
…作動バネ。
Claims (2)
- 【請求項１】 金属材により筒状に形成した金属ケース
１の一端側に、リード線Ａの端部２を絶縁材よりなる保
持部材３に保持せしめて金属ケース１に対し電気的に絶
縁した状態として組付け、その保持部材３の内端から突
出させるリード線Ａの端部２の内端に雄型端子ａを形成
し、金属ケース１内には、リード線Ｂの端部４を組付け
る側に感温ペレット５を装入して、これに支承させた状
態に可動電極６を装入し、この可動電極６の中心部位に
は前記リード線Ａの端部２の内端に形成した雄型端子ａ
と嵌合する雌型端子ｂを形設し、前記保持部材３の内端
側の外周に、前記感温ペレット５の溶融時に可動電極６
をそれの雌型端子ｂが、リード線Ａの端部２の内端の雄
型端子ａから脱出させるよう押出す作動バネ８を装設せ
しめることを特徴とする温度ヒューズ。 - 【請求項２】 可動電極６をバネ性を具備する帯板状の
金属板を渦状に折曲げ成形して、外周側に金属ケース１
の内周面に接触するバネ端子６１を形成し、中心側に筒
状の雌型端子ｂを形成することを特徴とする請求項１記
載の温度ヒューズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29157397A JPH11111134A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 温度ヒューズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29157397A JPH11111134A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 温度ヒューズ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11111134A true JPH11111134A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17770680
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29157397A Pending JPH11111134A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 温度ヒューズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11111134A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6140905A (en) * | 1998-06-23 | 2000-10-31 | Toyo System Co., Ltd. | Electrically conductive contact pin having a temperature fuse function |
| CN110707591A (zh) * | 2019-10-25 | 2020-01-17 | 童温霞 | 一种甩线带电情况分析及对带电甩线绝缘封胶器 |
-
1997
- 1997-10-08 JP JP29157397A patent/JPH11111134A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6140905A (en) * | 1998-06-23 | 2000-10-31 | Toyo System Co., Ltd. | Electrically conductive contact pin having a temperature fuse function |
| CN110707591A (zh) * | 2019-10-25 | 2020-01-17 | 童温霞 | 一种甩线带电情况分析及对带电甩线绝缘封胶器 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4376926A (en) | Motor protector calibratable by housing deformation having improved sealing and compactness | |
| US4276532A (en) | Thermal fuse | |
| US4068204A (en) | Thermal fuse employing a slidable resilient contact member in a conductive housing | |
| US5196820A (en) | Thermally responsive switch and method of making the same | |
| US4383236A (en) | Heat limiters and method of manufacture | |
| US5493098A (en) | Electric cigar lighter having combined assembler and connector plug at its rear | |
| CN107437478A (zh) | 热敏颗粒型热熔断器 | |
| US5796073A (en) | Connector receptable construction for electric cigar lighters | |
| US4401965A (en) | Thermal switch | |
| JP2993933B1 (ja) | 温度ヒューズ機能付き導電接触ピン | |
| US5187463A (en) | Compact time delay fuse | |
| JPH11111134A (ja) | 温度ヒューズ | |
| US6084501A (en) | Thermal cutoff switch | |
| US4236061A (en) | Quick-acting electric cigar lighter | |
| US4431904A (en) | Electric cigar lighter | |
| JP3247736U (ja) | 感温ペレット型温度ヒューズ | |
| JP3217998B2 (ja) | 温度ヒューズ機能付き導電接触ピン | |
| CN221747092U (zh) | 温敏颗粒型温度熔断器 | |
| JPH0443948Y2 (ja) | ||
| US3248502A (en) | Thermally responsive circuit breaker for electric cigar lighter | |
| TWI674610B (zh) | 按壓開關及其導電片構造 | |
| US4746892A (en) | Thermally actuated latch for electrical circuits | |
| JPH0536335A (ja) | 熱応動スイツチ及びその製作方法 | |
| JPS6016016Y2 (ja) | 温度ヒユ−ズ | |
| JP6903615B2 (ja) | 感温ペレット型温度ヒューズ |