JPH11110918A - ディジタルストリーム記録方法及びディジタルストリーム記録装置 - Google Patents

ディジタルストリーム記録方法及びディジタルストリーム記録装置

Info

Publication number
JPH11110918A
JPH11110918A JP27283697A JP27283697A JPH11110918A JP H11110918 A JPH11110918 A JP H11110918A JP 27283697 A JP27283697 A JP 27283697A JP 27283697 A JP27283697 A JP 27283697A JP H11110918 A JPH11110918 A JP H11110918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
unit
digital stream
unit data
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP27283697A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunji Ui
俊司 宇井
Teiichi Ichikawa
禎一 伊知川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP27283697A priority Critical patent/JPH11110918A/ja
Publication of JPH11110918A publication Critical patent/JPH11110918A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ消去に伴い発生する分断された空き領
域にこの空き領域のサイズを上回るディジタルストリー
ムを記録した場合でも、この記録したディジタルストリ
ームの再生時における連続性を確保する。 【解決手段】 システム制御部18はステップS1でデ
ィスク15から空き情報をメモリに取得し、ステップS
2で該情報を基に前記ディジタルストリームを所定の長
さで分割して得られる複数のユニットデータを間隙毎に
連続して記録するのに必要な前記ユニットデータの先頭
の記録位置と、前記複数のユニットデータを連続して再
生可能とするのに必要な前記ユニットデータの長さ及び
前記間隙の長さとをそれぞれ算出する。その後、ステッ
プS4でこの算出結果に基づき1ユニット分を記録す
る。このため、分割データは各分割データ間に所定の長
さの間隙を生成しつつ連続してディスク15上に記録さ
れる。これにより、この記録したディジタルストリーム
の再生時における連続性を確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオや音声など
の複数種のディジタルストリームを、例えばDVDーR
AMなどの任意に記録・消去可能なディスク状記録媒体
へ記録するディジタルストリーム記録方法及びディジタ
ルストリーム記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像信号処理技術の進歩に伴い、
ビデオや音声などのディジタルストリーム(ビットスト
リームともいう)を、例えば任意に記録・消去可能なD
VD−RAM等のディスク状記録媒体に記録するディジ
タルストリーム記録装置が注目されている。このような
ディジタルストリーム記録装置は、一般のDVDとは異
なり、映像ソースに応じたディジタルストリームを任意
に記録・消去可能であることから、複数種の映像ソース
における編集を容易に行うことができるという利点があ
る。
【0003】このような従来のディジタルストリーム記
録装置に採用されている記録方法では、連続して入力さ
れるディジタルストリームをディスク状記録メディアに
記録する場合に、映像ソースに応じた1本のディジタル
ストリームを、なるべくディスク上の連続した領域に記
録するようにしている。
【0004】例えぱ、内容が異なる映像ソースとしてス
トリーム1、ストリーム2、ストリーム3という3本の
ディジタルストリームを、何も記録されていないDVD
−RAM等のディスク状記録媒体に記録するものとする
と、この場合、ディジタルストリーム記録装置は、図1
2(a)〜図12(c)に示すように、それぞれのスト
リーム1乃至3を1つの領域に連続して記録する。
【0005】したがって、このような記録方法によって
記録を行うことにより、再生装置を用いてディスク上に
記録された1つのディジクルストリームを読み出す場合
には、ディスク上の1つの領域から連続して読み出しを
行うことができるため、記録したディジタルストリーム
を途切れることなく連続して再生することができる。
【0006】ところで、このような従来の記録方法で
は、ディスク上の一部分のデータが消去されることによ
り、ディスク上に飛び飛びに複数の空き領域かできるこ
とがある。この場合、lつの空き領域のサイズを超える
データサイズのストリームを記録しようとすると、その
ストリームが記録される領域は分断されたものとなる。
このような状態の一例が図12(d)及び図12(e)
に示されている。
【0007】図12(d)は、ストリーム1乃至ストリ
ーム3の記録後、任意のストリームとして例えばストリ
ーム2を消去した際のディスク上のデータ配置構成を示
しており、元々存在していた空き領域に加え、ストリー
ム2を消去することによって、新たな空き領域がストリ
ーム3の記録領域をはさんで大きく離れた場所に発生し
た状況を示している。
【0008】いま、この2つの空き領域のいずれのサイ
ズをも上回るデータサイズのストリーム4をこのディス
クに記録しようとすると、図12(e)に示すように、
ストリーム4は、ストリーム3の記録領域を跨いで2つ
に分断されて記録される。
【0009】このため、このように記録されたストリー
ム4をディスクから読み出すものとする場合には、分断
された箇所において、読み出し位置をシークするための
ジャンプ時間(シーク時間ともいう)が必要となる。
【0010】この場合、ある範囲のジャンプ時間であれ
ぱ、データ読み出し装置(再生装置)における綬衝用パ
ッファに蓄えられたデータにより、このジャンプ時間に
おけるデータ供給を補償することができる。しかし、こ
の範囲を超えたジャンプ時間を要する距離が、分断され
た領域間に生じた場合、連続したデータ供給ができなく
なってしまい、連続再生に問題が生じる。
【0011】つまり、これは、例えば記録されているデ
ィジタルストリームがビデオストリームであるものとす
ると、再生中の映像が途中で一時中断してしまい、動画
像であるにも拘わらず静止画像が表示されてしまうとい
うことを意味する。
【0012】したがって、従来のディジタルストリーム
記録方法では、データ消去に伴い発生する分断された空
き領域に、1つの空き領域のサイズを上回るディジタル
ストリームを記録した場合、このディジタルストリーム
の読み出し時に、分断された部分においてデータ連続性
を確保できないという問題があった。
【0013】また、データの消去により発生する分断さ
れた空きスペースを1つにまとめるという処理を行え
ぱ、連続したデータを分断して記録しなけれぱならない
という事態を回避することができるが、この場合、記録
済みのデータを空き領域に移動するのに多大な時間が必
要となるという問題点もあった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のデ
ィジタルストリーム記録方法では、データ消去に伴い発
生する分断された空き領域に、1つの空き領域のサイズ
を上回るディジタルストリームを記録した場合には、こ
のディジタルストリームの読み出し時に、分断された部
分においてデータ連続性を確保できないという問題があ
った。
【0015】また、データの消去により発生する分断さ
れた空きスペースを1つにまとめるという操作を行え
ぱ、連続したデータを分断して記録しなけれぱならない
という事態は回避することができるが、この場合、記録
済みのデータを空き領域に移動するのに多大な時間を要
するという問題があった。
【0016】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、データ消去に伴い発生する分断された空き
領域にこの空き領域のサイズを上回るディジタルストリ
ームを記録した場合でも、このディジタルストリームの
再生時における連続性を確保することのできるディジタ
ルストリーム記録方法及びディジタルストリーム記録装
置の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よるディジタルストリーム記録方法は、予めディジタル
ストリームの記録可能な空き領域及び記録データに基づ
く情報が記録され且つ前記ディジタルストリームの記
録、消去可能なディスク状記録媒体から前記情報を取得
しメモリに記憶する情報取得手順と、前記情報に基づい
て、前記ディジタルストリームを所定の長さで分割して
得られる複数のユニットデータを間隙毎に連続して記録
するのに必要な前記ユニットデータの先頭の記録位置
と、前記複数のユニットデータを連続して再生可能とす
るのに必要な前記ユニットデータの長さ及び前記間隙の
長さとをそれぞれ算出する算出手順と、前記算出結果に
基づいて、前記ユニットデータを間隙毎に連続して記録
する記録手順と、前記記録手順による前記ユニットデー
タの記録結果に応じて、前記メモリに記憶されている前
記情報を更新する情報更新手順と、を含むことを特徴と
する。
【0018】請求項1記載の発明においては、ディジタ
ルストリームをディスク状記録媒体に記録する場合、情
報取得手順により、予めディジタルストリームの記録可
能な空き領域及び記録データに基づく情報が記録され且
つ前記ディジタルストリームの記録、消去可能なディス
ク状記録媒体から前記情報を取得しメモリに記憶する。
そして、算出手順では、前記情報に基づいて、前記ディ
ジタルストリームを所定の長さで分割して得られる複数
のユニットデータを間隙毎に連続して記録するのに必要
な前記ユニットデータの先頭の記録位置と、前記複数の
ユニットデータを連続して再生可能とするのに必要な前
記ユニットデータの長さ及び前記間隙の長さとをそれぞ
れ算出する。その後、記録手順では、前記算出結果に基
づいて、前記ユニットデータを間隙毎に連続して記録
し、情報更新手順にて前記記録手順による前記ユニット
データの記録結果に応じて、前記メモリに記憶されてい
る前記情報を更新する。これにより、データ消去に伴い
発生する分断された空き領域にこの空き領域のサイズを
上回るディジタルストリームを記録した場合でも、この
ディジタルストリームの再生時における連続性を確保す
ることができる。
【0019】請求項2に記載の発明によるディジタルス
トリーム記録方法は、記録、消去可能なディスク状記録
媒体にディジタルストリームを記録するディジタルスト
リーム記録方法において、前記ディジタルストリーム
を、所定長に分割して得られるユニットデータ毎に連続
した領域に記録するとともに、前記各ユニットデークの
記録領域間に所定長の間隙を設け、かつ前記ユニットデ
ータの長さ及びそのユニットデークに続く間隙の長さ
を、前記間隙を移行する時間でもその前後のユニットが
途切れることなく再生可能な長さとして記録することを
特徴とするものである。
【0020】請求項2記載の発明においては、前記ディ
ジタルストリームを、所定長に分割して得られるユニッ
トデータ毎に連続した領域に記録するとともに、前記各
ユニットデークの記録領域間に所定長の間隙を設け、か
つ前記ユニットデータの長さ及びそのユニットデークに
続く間隙の長さを、前記間隙を移行する時間でもその前
後のユニットが途切れることなく再生可能な長さとして
記録する。この場合、再生可能な間隙の長さは、例え
ば、あらかじめ想定するデータ読み出し装置が前記間隙
をシークする時間においても連続したデータ供給が可能
な条件を満足する、該再生装置に備えられたデータ供給
緩衝用のパッファにより決定される。このため、1つの
連続したディジタルストリームは、ディスク上に分散さ
れて記録されるため、ディスク上の空き領域も分散した
ものとなり、このディスクのl部のディジクルストリー
ムが消去された後に新しいディジタルストリームを記録
する際にも、そのディジクルストリームの記録領域か大
きく離れた領域に分断されて記録されるのを防ぐことか
でき、記録されたストリーム再生時の連続性を保つこと
ができる。
【0021】請求項6に記載の発明のディジタルストリ
ーム記録装置は、記録、消去可能なディスク状記録媒体
にディジタルストリームを記録する記録手段と、前記記
録手段を制御するものであって、前記ディジタルストリ
ームを記録する際に、所定長に分割したユニットデータ
毎に連続した領域に記録するとともに、前記各ユニット
データの記録領域間に所定長の間隙を設けるように記録
アドレスを制御し、かつ前記ユニットデータの長さ及び
そのユニットデータに続く間隙の長さを、前記間隙を移
行する時間でもその前後のユニットデータが途切れるこ
となく再生可能な長さとして記録するように制御するシ
ステム制御手段と、を具備したことを特徴とするもので
ある。
【0022】請求項6記載の発明においては、記録手段
は、記録、消去可能なディスク状記録媒体にディジタル
ストリームを記録する。このとき、システム制御手段
は、前記記録手段を制御するものであって、前記ディジ
タルストリームを記録する際に、所定長に分割したユニ
ットデータ毎に連続した領域に記録するとともに、前記
各ユニットデータの記録領域間に所定長の間隙を設ける
ように記録アドレスを制御し、かつ前記ユニットデータ
の長さ及びそのユニットデータに続く間隙の長さを、前
記間隙を移行する時間でもその前後のユニットデータが
途切れることなく再生可能な長さとして記録するように
制御する。これにより、データ消去に伴い発生する分断
された空き領域にこの空き領域のサイズを上回るディジ
タルストリームを記録した場合でも、このディジタルス
トリームの再生時における連続性を確保することがで
き、すなわち、上記発明の記録方法を実行させる記録装
置を構成することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0024】図1は本発明に係るディジタルストリーム
記録方法を採用したディジタルストリーム記録装置の第
1実施形態例を示すブロック構成図である。
【0025】図1に示すように、本発明に係るディジタ
ルストリーム記録方法を採用したディジタルストリーム
記録装置10は、符号化された動画などのビデオ信号や
音声信号を、任意に記録・消去が可能なディスク状記録
媒体15へ記録するものである。
【0026】具体的な構成を説明すると、ディスク状記
録媒体15は、例えばDVD−RAMディスクであり、
このDVD−RAMディスク15は、ディスク駆動部1
7により駆動される。
【0027】ピックアップ14は、このDVD−RAM
15ディスク上に入力ディジタル信号の書き込みを行う
とともに、ディスク上に記録されている信号の読み取り
を行うものである。また、このピックアップ14は、ピ
ックアップ駆動部16によりディスクの半径方向の位置
を自由自在に移動することができるようになっている。
【0028】一方、入力端子11には、上記の如く、例
えば符号化された動画などのビデオ信号や音声信号(デ
ィジタルストリームともいう)が供給される。入力端子
11を介して入力されたディジタルストリームは、バッ
ファ12に一時蓄えられ、バッファ12の読み出しデー
タは、変復調部13に与える。
【0029】変復調部l3は、バッファ12を介して入
力されるディジタルビデオストリームを変調してピック
アップl4に供給するとともに、ピックアップl4で読
み出される信号を復調してシステム制御部l8に供給す
る。
【0030】システム制御部l8は、ディジタルビデオ
ストリーム記録装置10全体を制御するものであり、変
復調部13を介して得たディスクの記録情報をメモリ1
9に保持し、この記録情報をもとに書き込みアドレスを
決定し、決定した書き込みアドレスに基づくDVD−R
AMディスク15上の記録領域に、供給された記録信号
の記録、あるいは再生ができるようピックアップ駆動部
16及びディスク駆動部17を制御する。これにより、
記録に必要な駆動系制御及び記録信号の書き込み制御が
可能となる。
【0031】図2は、本実施形態例にて使用されている
再生装置の構成例を示すブロック図であり、この再生装
置によって本実施例におけるディジタルビデオストリー
ム記録装置により記録されたディスクを再生するように
している。
【0032】図2に示すように、再生装置20は、図1
に示すピックアップ14とほぼ同様に構成される再生専
用のピックアップ14aを備えている。このピックアッ
プ14aにより、DVD−RAMディスク15aから読
みとられたディジタルビデオ信号は、復調部21によっ
て復調され、転送レートVrでバッファ22に供給され
る。
【0033】一方、復号部23は、データ容量サイズが
サイズBsであるバッファ22から転送レートVoでデ
ィジタルビデオ信号を読み込み、取り込んだディジタル
ビデオ信号の復号処理を行う。その後、この複合部23
の出力は、出力端子24を介して図示しない表示画面に
表示するための信号処理を施す信号処理部へと供給され
る。
【0034】図3は上記再生装置20のバッファ22の
動作を説明するための説明図である。尚、DVD−RA
Mディスク15上の1本のディジタルビデオストリーム
は、複数の領域に分割して記録されているものとし、こ
れらの各領域をユニットと呼ぶものとして説明する。
【0035】パッファ22中のデータ量は、ユニットn
の読み出しを開始する直前において0であるものもとす
ると、バッファ22へのデータ転送速度はVrであるの
で、データ容量のサイズかUであるユニットnの読み出
しに要する時刻はU/Vrとなる。
【0036】この間、パッファ22から復号部23へ
は、常に転送レートVoでデータが供給されているの
で、ユニットnの読み出し終了時のパッファ22中のデ
ータ量は、(Vr−Vo)×U/Vrとなる。
【0037】このユニットnの読み出し終了後、ピック
アップ14aは、図示しないピックアップ駆動部(図1
のピックアップ駆動部16と併用することもある)によ
る駆動制御によってユニットn+lの先頭へジャンプす
る。このジャンプに要する時間Tjの間は、パッファ2
04へのデータ供給は行われないため、バッファ22の
データ量は、復号部23へのデータ転送速度Voで減少
する。すなわちジャンプ直前のバッファ22中のデータ
量が、ジャンプ時間Tjの間にバッファ22から復号部
23に供給されるデータ量(Vo×Tj)以上であれ
ば、復号部23へのデータ供給を中断することなく行う
ことが可能となる。
【0038】したがって、以上の理由から、バッファ2
2のデータ容量サイズをBsとすると、連続再生のため
に必要な条件式は、 Bs ≧ Tj×Vo …式(1) U ≧ Tj×(Vr×Vo)/(Vr−Vo) …式(2) となるように導くことができる。
【0039】ここで、パッファ22のサイズBs及びパ
ッファ22へのデータ転送速度Vrは固定値であり、ま
た、バッファ22から復号部23へのデータ転送速度、
すなわちディジタルビデオ信号の伝送レートVoはVr
以下でなければならない。これにより、ジャンプ時間T
jは、 Tj ≦ Bs/Vr …式(3) となり、このジャンプ時間Tjに制限される。またこの
ジャンプ時間Tjは、トラックのシーク時間がその多く
を占めるため、ユニット間のトラック数に対応して大き
くなる。
【0040】次に、本実施形態例のディジタルストリー
ム記録装置に適用されるDVD−RAMディスク上のデ
ータ構造を図4を用いて説明する。図4はDVD−RA
Mディスク上のデータ構造の一例を示すデータ構成図で
ある。
【0041】図4に示すように、DVD−RAMディス
ク15のデータ構造は、大きく分けてディスク全体を管
理するディスク管理エリアと、デークエリアの2つに分
かれて構成されている。このうち、ディスク管理エリア
には、ファイル管理テーブルと、空きスペーステーブル
とがある。
【0042】ファイル管理テープルは、各File(以
下、ファイルと称し、ファイル1、ファイル2,ファイ
ル3、ファイル4等)、すなわち1本のディジタルスト
リーム毎のテープルデータで、データの記録領域の先頭
アドレス(A1−1、A1−2、A1−3…)及びその
データ容量サイズ(S1−1、S1−2、S1−3…)
を書き込むようになっている。例えぱ、図4のファイル
1のように、1つのファイルがいくつかの複数の領域に
分かれて記録されていても、このテーブルを参照するこ
とでlつのファイルとして扱うことができる。
【0043】一方、空きスペーステープルには、未記録
領域へのアドレス(Af−1、Af−2、Af−3、
…)及びそのデータ容量サイズ(Sf−1、Sf−2、
Sf−3…)がその未記録領域数分記録されるようにな
っている。このため、上記ファイル管理テーブルと同
様、このテープルを参照することで、記録可能な領域を
検索することができるようになっている。
【0044】本実施形態例におけるディジタルストリー
ム記録装置では、このようなディスク上のデータ構造を
利用することにより、DVD−RAMディスク15に対
して、連続再生を可能にするためのディジタルストリー
ムの記録あるいは再生に伴うサーチを行うことを可能に
している。
【0045】次に、図1に示す記録装置に採用された記
録方法について、図5及び図6のシステム制御部におけ
るフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0046】図5及び図6はシステム制御部18の制御
動作例を示すフローチャートであり、図5はメインの制
御処理ルーチンを示し、図6は図5中のアドレス算出処
理の一例を示す制御処理ルーチンを示している。
【0047】本実施形態例においては、システム制御部
18による各種制御により、データ消去に伴い発生する
分断された空き領域に、1つの空き容量サイズを上回る
ディジタルストリームを記録した場合でも、この記録し
たディジタルストリームの連続再生を可能にするため
に、入力されたディジタルビデオストリームを複数のユ
ニットに分割するとともに、これらの間に間隙を作るよ
うにして分散記録するようにしている。
【0048】具体的には、システム制御部l8は、まず
ステップS1による処理により、DVD−RAMディス
クl5に記録されている空きスペーステープル(図4参
照)を読み込み、メモリ19にこれを保持しておく。
【0049】その後、システム制御部18は、処理をス
テップS2に移行し、ユニットの記録位置のアドレス算
出処理を行う。このアドレス算出処理については図6に
示すように、ステップS21、22による処理により、
最初のユニットの場合は、メモりl9に保持されている
ディスクの空きスペーステープルのうち、一番最初のア
ドレスAlを取得し、これをユニットの先頭アドレスA
uとする。
【0050】そして、システム制御部l8は、ステップ
S3による処理で、ピックアップ駆動部l6及びディス
ク駆動部l7を制御し、ピックアップl4をディスク1
5上の求められたアドレスAuにジャンプさせ、次のス
テップS4による処理で、最初のユニットのデータを記
録する。このとき、1ユニットは、例えぱ約0.5秒〜
3秒程度のビデオデータに相当する固定長、Usセク夕
分のデータとする。
【0051】1ユニット分のデータの書き込み終了後、
システム制御部18は、ステップS5による処理でメモ
リ19の空きスペーステーブルを更新、すなわち、いま
書き込みを行ったアドレスを除外するとともに、ファイ
ル管理テープルとしてユニットの先頭アドレスAuとそ
のサイズUsを登録する。
【0052】その後、次のステップS6による判断処理
で、データが終了したか否かを判断し、データが終了で
ない場合は、ステップS2に処理を戻し、次に記録する
べきユニットの先頭アドレスを算出する。
【0053】このようにデータが終了でない場合のアド
レス算出処理に基づく制御動作例を下記に示す。
【0054】つまり、この場合は、2つ目のユニットを
記録するものであることから、システム制御部18は、
図6に示すステップS21による判定処理により、最初
のユニットではないと判定し、次のステップS23に処
理を移行する。
【0055】このステップS23による処理では、2つ
目以降のユニットの場合は、連続再生可能な前のユニッ
トとの最大距離(以下、MaxJumpと称す)を算出
する。
【0056】この場合、MaxJumpは、上記式
(2)を満足するジャンプ時間Tjに相当するセクタ数
で、前ユニットのデータレートVo及びアドレスA2付
近でのトラックあたりのセクタ数より求められる。ある
いは、常に最悪値(最小値)、すなわちVo=Vrと
し、且つ最内周におけるトラックあたりのセクタ数を用
いて算出したMaxJumpを用いるようにしてもよ
い。
【0057】こうして、ステップS23によるMaxJ
umpの算出後、処理をステップS24に移行し、この
処理にて、メモリ19中の空きリスト中で、一つ前に記
録したアドレスAu以降で至近の、サイズUs以降の空
きアドレスをA1として取得して、ステップS25に進
む。
【0058】このステップS25による判断処理では、
空きアドレスAlが取得できか否かの判断を行い、取得
できていなけれぱ、これ以上の記録ができないため処理
を中断する。一方、空きアドレスAlか取得できた場合
には、さらにAlの次の空きアドレスA2を取得する
が、この際、ステップS26による判断処理で、アドレ
スA1+UsがサイズUs以上の空きスペースであれ
ば、続くステップS27の処理によりこのアドレスをA
2としてステップS30に進む。逆に、A1+Usがサ
イズUs以上の空きスペースでなければ、ステップS2
8による処理により、このアドレスA1以降で至近のサ
イズUs以上の空きアドレスA2を取得する。
【0059】そして、ステップS29による判断処理に
より、空きアドレスA2が取得できたか否かの判断を行
い、取得できない場合は、ステップS32の処理によ
り、先に取得した空きアドレスAlを次のユニットの先
頭アドレスAuとしてメインルーチンに戻る。一方、空
きアドレスA2が取得できた楊合には、ステップS30
による判断処理により、アドレスA2と前ユニットの終
了アドレスAu+Usとの差、すなわちユニット間のジ
ャンプ距離、A2−(Au+Us)がMaxJump以
下であるかどうかの判断を行い検証する。つまり、この
アドレスA2がジャンプ条件を満足していなければ1つ
前の空きアドレスAlを次のユニットの先頭アドレスA
uとしてメインルーチンに戻る。
【0060】また、上記ステップS30の判断処理で、
アドレスA2がこの条件を満足している場合には、この
期間中はこのアドレスA2をAlとしてステップS26
に処理を戻し、アドレスA2が前記条件を満たさなくな
るまで探索を続ける。
【0061】したがって、上記ルーチンによれぱ、中断
することなく再生可能な範囲で、なるぺく距離を置くよ
うにアドレスを決定することかできる。また、各ユニッ
ト間の間隙は、ユニット長、Usの整数倍となるため、
無駄なスペースを作ることなく記録を行うことかでき
る。尚、本実施形態例では、ディスクの空き領域を無駄
なく使用するために、1ユニットのサイズを固定とし、
また間隙長をその整数倍としているが、必ずしもこの限
りではない。
【0062】そして、システム制御部18は、図5に示
すメインルーチンに処理を戻し、上述したようにステッ
プS3による処理により、ピックアップ駆動部16を制
御して、上記サブルーチンによる処理で求められたディ
スク15上のアドレスAuにピックアップ14を移動さ
せると同時に、続くステップS4の処理により、ディス
クのアドレスAuに1ユニット分のデータを記録させ、
その後、ステップS5による処理により、メモリ19中
の空きスペーステープル及びファイル管理テープル(図
4参照)を更新させる。
【0063】以降、以上の処理のステップS1,2から
ステップS1乃至5の処理を操り返し、ステップS6に
よる判断処理で全てのデータの記録が終了したと判断し
た場合には、データ記録終了後、次のステップS7によ
る処理により、メモリ19中の空きスペーステープル及
びファイル管理テープルをディスク15のディスク管理
エリアに記録する。こうして、1本のビデオストリーム
の記録を完了する。
【0064】このような記録方法を採用したディジタル
ストリーム記録装置を用いて、例えば図12で説明した
ように同じビデオストリームを記録した場合のDVD−
RAMディスク15上の記録状態が図7に示されてい
る。尚、図7中においては、ディスクの内周から外周方
向への螺旋状トラックを左から右へ展開したイメージに
基づくデータ記録状態が示されており、また図中に示す
矢印は、ユニットの書き込み順序を示している。
【0065】例えば、従来例と同様に、何も記録されて
いないDVD−RAMディスク15上に、ストリーム
1、ストリーム2及びストリーム3という3本のビデオ
ストリームを順に記録するものとすると、本実施形態例
におけるディジタルストリーム記録装置10では、シス
テム制御部18による記録制御により、まず、図7
(a)に示すように、ストリーム1を、サイズUsセク
タ毎に、前述の条件を満たす長さの間隙を空けつつ記録
していく。その後、同様にして、ストリーム2及びスト
リーム3を記録すると、図7(b)及び図7(c)に示
すように、各ストリームがディスク上に混在した形で記
録される。
【0066】そして、記録された3本のビデオストリー
ムのうち、例えばストリーム2のデータのみを消去した
とすると、図7(d)に示すように所定量の空き領域が
分散して発生する。そこで、従来例と同様に、このDV
D−RAMディスク15にストリーム4を記録すると、
図7(e)に示すように他のストリームと同様に分散し
て記録を行うことかできる。すなわち、図12に示した
ように、従来の方法ではストリーム4が大きく分断され
て記録されてしまうことから、連続した再生ができなく
なってしまったが、本実施形態例における記録方法によ
れば、図2の再生装置を用いることで連続再生可能とな
るようにディジタルストリームの記録を行うことができ
る。
【0067】したがって、本実施形態例によれば、デー
タ消去に伴い発生する分断された空き領域に、この空き
領域を上回るデータ容量のビデオストリームを記録する
場合でも、該ビデオストリームを連続再生可能に分割し
て記録することができるため、この記録データストリー
ムを再生したとしても、連続性を確保することが可能と
なる。また、空き領域を記録領域として有効に用いるこ
とが可能となり、空き領域の使用効率を向上させるとい
う効果も得る。
【0068】ところで、上述した第1実施形態例におい
ては、連続再生可能にビデオストリームの記録が行える
ようなディジタルストリーム記録方法を提案したが、こ
のような記録方法は、1つのビデオストリームをユニッ
トに分割するとともにその間隙を空けるようにして記録
するため、このディスクに記録できるl本のストリーム
のサイズがディスクの空き領域のトータルサイズよりも
小さくなってしまうという不都合が発生する場合が考え
られる。
【0069】例えば、図7(a)に示すようにストリー
ム1を記録する場合を考慮すると、ストリーム1の最後
のユニットがディスクの終端に到達してしまうため、こ
れ以上大きなサイズになると記録できなくなってしま
う。そこで、このような不都合を解消することも可能に
した他の実施形態例を図8及び図9に示す。
【0070】図8及び図9は、本発明に係るディジタル
ストリーム記録装置の第2実施形態例を示し、図8は図
6のアドレス算出処理を改良したシステム制御部の制御
動作例を示すフローチャートであり、図9は該記録方法
よりビデオストリームを記録した場合の記録状態を示す
データ配置図である。尚、本実施形態例におけるディジ
タルストリーム記録装置は、図lに示すディジタルスト
リーム記録装置10とほぼ同様に構成されたものであ
り、また、図5に示すシステム制御部18によるメイン
ルーチンについても、同様である。さらに、図6及び図
8において、同様の処理については、同符号を付してい
る。このため、重複する部分及び同符号については、説
明簡略化のため説明を省略し、異なる部分のみを説明す
る。
【0071】本実施形態例では、図6に示すシステム制
御部18によるユニット先頭アドレス算出処理のステッ
プS23とステップS24との間に、探索方向に空きア
ドレスがあるか否かを判断するステップS80による判
断処理と、該判断処理により空きアドレスがあった場合
に探索方向を反転させるステップS81による処理とを
加えて制御するようにしたことが、前記実施形態例と異
なる点である。
【0072】すなわち、アドレスA1を取得する際、探
索方向に空きアドレスがない、あるいは空きアドレスま
での距離がMaxJumpを超える場合には、探索方向
を反転させるように制御する。
【0073】本実施形態例においては、システム制御部
18は図5に示すメインルーチンのユニット先頭アドレ
スAu算出処理ルーチン(図6参照)を、図8に示すユ
ニット先頭アドレスAu算出処理ルーチンに代えて記録
制御する。つまり、システム制御部18は、例えぱ全領
域が空き領域である場合、まず内周から外周に向かって
アドレスをジャンプしつつ記録をしていき、最外周に到
達した楊合にはピックアップ駆動部16による駆動を反
転させて外周から内周方向にアドレスをジャンプして記
録を行うように制御する。さらに最内周に到達した場合
には再び内周方向から外周方向に向かってアドレスをジ
ャンプしつつ記録を行うように制御する。
【0074】こうして実際にビデオストリームが記録さ
れたビデオストリームの書き込み順序及びデータ配置図
が図9に示されている。尚、図中に示す矢印はユニット
の書き込み順序を示しており、数字についてはユニット
番号を示している。
【0075】つまり、上記記録方法を採用することによ
り、図9に示すように、ユニット1,ユニット2,ユニ
ット3,ユニット4,ユニット5,ユニット6,ユニッ
ト7までを、ディスク15の内周から外周方向に移動す
る際の空き領域に記録し、その後,ユニット8,ユニッ
ト9,ユニット10,ユニット11,ユニット12,ユ
ニット13までを、上記とは逆にディスク15の最外周
から半径方向に移動する際の空き領域に記録し、さら
に、ユニット14,ユニット15,ユニット16まで
を、最内周から外周方向に移動する最の空き領域に記録
することが可能となる。
【0076】したがって、この図からもわかるように、
前記第1実施形態例にて生じていた1ビデオストリーム
のサイズの制限をなくすことが可能となり、様々な容量
のビデオストリームの記録についても対応させることが
可能となる。
【0077】したがって、本実施形態例によれば、分割
データ毎に間隙を空けて記録することにより発生する1
ストリームの長さの制限をなくすことが可能となり、容
量のの大きなストリームを記録する場合でも対応可能で
あるという効果を得る。
【0078】図10及び図11は、本発明に係るディジ
タルストリーム記録装置の第3実施形態例を示し、図1
0は該装置に用いられたシステム制御部によるメインル
ーチンの制御動作例を示すフローチャートであり、図1
1は該記録方法に用いたデータ形式を説明するための説
明図である。尚、本実施形態例におけるディジタルスト
リーム記録装置は、図lに示すディジタルストリーム記
録装置10とほぼ同様に構成されたものであり、また、
メインルーチンのうち、ユニット先頭アドレスAu算出
処理は、前記第1実施形態例及び前記第2実施形態例に
て用いた図6と図8とのどちらか一方のサブルーチンが
用いられるようになっている。さらに、図5及び図10
において、同様の処理については、同符号を付してい
る。このため、重複する部分及び同符号については、説
明簡略化のため説明を省略し、異なる部分のみを説明す
る。
【0079】本実施形態例では、図5に示すシステム制
御部18のメインルーチンのステップS2とステップS
3との間に、最初のユニットであるか否かの判断するス
テップS90による処理と、該判断処理により最初のユ
ニットではない場合、すなわち2番目以降のユニットを
記録する場合には、前のユニットの最後に次に記録する
ユニットの先頭アドレスAuを記録するステップS91
による処理とを追加し、さらに、メインルーチンのステ
ップS3とステップS4との間に、アドレスAuへジャ
ンプした後、ユニットデータを記録する前に前のユニッ
トの最終アドレスを記録するステップS92による処理
を追加して制御するようにしたことが、前記第1実施形
態例と異なる点である。
【0080】本実施形態例においては、システム制御部
18は、ユニット先頭アドレスAuの算出後、ステップ
S90による処理で記録するユニットデータが最初のユ
ニットであるか否かを判断し、最初のユニットである場
合には、そのアドレスAuにジャンプ後、ステップS9
2による処理によりそのアドレスを前のユニットアドレ
スとして書き込み、その後、該ユニットデータを書き込
むように制御する。一方、最初のユニットではない場合
には、前のユニットの終わりにアドレスAuを書き込
み、その後アドレスAuにジャンプし、続くステップS
92による処理で、そのアドレスを前のユニットのアド
レスを書き込み、2番目以降のユニットデータとなるデ
ータを書き込むように制御する。
【0081】つまり、このように追加された処理を含む
メインルーチンに基づいて記録制御することにより、デ
ィスク15上のデータ形式は、図11に示すように、ユ
ニットデータの前後にそのユニットの前のユニットの終
了アドレス及び次のユニットの終了アドレスがそれぞれ
記録されたデータ形式となり、本実施形態例では、この
ようにストリームデータの記録を行うことが可能とな
る。
【0082】したがって、前述の第l実施形態例におけ
る記録方法で記録したディスクを再生する場合には、予
め各ユニットへのアドレス情報が記録されているファイ
ル管理テーブル情報を取得しておく必要があり、再生装
置には自ずとこの情報を保持しておくためのメモリが必
須の構成用件であったが、本実施形態例における記録方
法により記録されたディスクでは、1つのストリームを
再生する場合には、最初のユニットのアドレスだけを取
得すれぱよく、後は各ユニットの最後に記録されている
アドレスヘジャンプしていけぱ、連続再生を行うことが
できる。また、逆方向再生する際には、各ユニットの先
頭に記録されているアドレスヘジャンプすることによ
り、前方向のユニットにも連続してアクセスすることが
可能となる。これにより、再生装置におけるメモリを削
減することができ、結果として再生装置の低コスト化に
大きく寄与することもできる。
【0083】したがって、本実施形態例によれば、ユニ
ットデータの前後の少なくとも一方に、前ユニットデー
タのアドレス、あるいは次ユニットデータのアドレスを
書き込むように記録制御することで、再生装置における
サーチ機能を実行させるのに必要なユニットアドレス等
の情報を取得、保持する必要がなく、このため、再生装
置に予め各種情報が記憶されたファイル管理テーブル等
のメモリを削減することが可能となり、再生装置の低コ
スト化に寄与することができる。よって、将来的に本発
明に係るディジタルストリーム記録装置と再生装置とが
一体構成した場合には、システム全体の低コスト化を可
能にするという効果がある。
【0084】尚、本発明に係る実施形態例においては、
分割ユニットデータの長さを所定の長さとなるよう固定
長に分割して記録するように説明したが、本発明はこれ
ら限定されることはなく、分割ユニットデータの長さを
可変長に分割して記録するようにしても良い。ただし、
この場合連続再生可能とするのに必要な、再生装置にお
けるデータ供給緩衝用バッファの動作条件、すなわち、
上述した式(1)乃至(3)を満足することが必要であ
る。
【0085】また、本発明に係る実施形態例において
は、ディジタルストリーム記録装置と再生装置とに分け
て構成した実施形態について説明したが、本発明はこれ
に限定されることはなく、再生手段を併せ持つディジタ
ルストリーム記録・再生手段として構成するようにして
も良い。この場合でも同様の効果を得る。
【0086】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、デ
ィスク上の一部のディジタルストリームか消去された後
に、新たにディジタルストリームを記録する場合でも、
そのディジタルストリームの記録領域が大きく離れた領
域に分断されて記録されるのを防ぐことができ、記録さ
れたストリーム再生時の連続性を保つことができる。ま
た、分割データのアドレスジャンプの方向を分割デーク
毎に間隙を空けて記録することにより発生する、lスト
リームの長さの制限を無くすことも可能となる。さら
に、読み出し装置におけるメモリの削減を図ることがで
きるとともに、ディスクの容量を無駄無く使用すること
も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタルストリーム記録装置の第1
実施形態例の構成を示すプロック図。
【図2】図1の装置に用いられるディジタルストリーム
再生装置の一例の構成を示すブロック図。
【図3】図2のディジタルストリーム再生装置における
バッファの動作状態を説明するための説明図。
【図4】図1の記録媒体上のデータ管理構造例を示す
図。
【図5】本発明のディジタルストリーム記録方法の一例
を示し、図1のシステム制御部による記録制御手順を示
すフローチャート。
【図6】図5のシステム制御部による記録制御手順にお
ける1ニット先頭アドレス算出処理を示すフローチャー
ト。
【図7】本発明のディジタルストリーム記録方法によ
り、ストリームの記録及び消去を行った際のディスク上
のデータ配置を示す図。
【図8】本発明のディジタルストリーム記録方法の第2
実施形態例を示し、ユニット先頭アドレス算出処理の変
更例を示すフローチャート。
【図9】図8の記録方法によりディジタルストリームを
記録した場合のデータの書き込み順及びデータ配置を説
明するための説明図。
【図10】本発明のディジタルストリーム記録方法の第
3実施形態例を示し、図1のシステム制御部の記録制御
手順の変更例を示すフローチャート。
【図11】図10の記録方法によりディジタルストリー
ムを記録した場合のデータの構成を説明するための説明
図。
【図12】従来のディジタルストリーム記録方法により
ディジタルストリームの記録及び消去を行った際のディ
スク上のデータ配置を示す図。
【符号の説明】
1l…入力端子、 12、22…パッフア、 13…変復調部、 14、14a…ピックアップ、 15、15a…ディスク状記録媒体(DVD−RA
M)、 l6…ピックアップ駆動部、 17…ディスク駆動部、 l8…システム制御部、 19…メモリ、 21…復調部、 23…復号部、 24…出力端子。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めディジタルストリームの記録可能な
    空き領域及び記録データに基づく情報が記録され且つ前
    記ディジタルストリームの記録、消去可能なディスク状
    記録媒体から前記情報を取得しメモリに記憶する情報取
    得手順と、 前記情報に基づいて、前記ディジタルストリームを所定
    の長さで分割して得られる複数のユニットデータを間隙
    毎に連続して記録するのに必要な前記ユニットデータの
    先頭の記録位置と、前記複数のユニットデータを連続し
    て再生可能とするのに必要な前記ユニットデータの長さ
    及び前記間隙の長さとをそれぞれ算出する算出手順と、 前記算出結果に基づいて、前記ユニットデータを間隙毎
    に連続して記録する記録手順と、 前記記録手順による前記ユニットデータの記録結果に応
    じて、前記メモリに記憶されている前記情報を更新する
    情報更新手順と、 を含むことを特徴とするディジタルストリーム記録方
    法。
  2. 【請求項2】 記録、消去可能なディスク状記録媒体に
    ディジタルストリームを記録するディジタルストリーム
    記録方法において、 前記ディジタルストリームを、所定長に分割して得られ
    るユニットデータ毎に連続した領域に記録するととも
    に、前記各ユニットデークの記録領域間に所定長の間隙
    を設け、かつ前記ユニットデータの長さ及びそのユニッ
    トデークに続く間隙の長さを、前記間隙を移行する時間
    でもその前後のユニットが途切れることなく再生可能な
    長さとして記録することを特徴とするディジタルストリ
    ーム記録方法。
  3. 【請求項3】 前記各ユニットデータの先頭アドレス
    は、内周から外周方向、あるいは外周から内周方向への
    いずれか1方向に向かって移行するとともに、少なくと
    も1つの前記ユニットデータを記録した後、次のユニッ
    トデータの記録可能な空き領域が移行方向に無い場合、
    あるいは移行方向で至近の次のユニットデータの記録可
    能な空き領域までの距離が前記所定の間隙の長さを超え
    る場合には、その移行方向を反転することを特徴とする
    請求項2に記載のディジタルストリーム記録方法。
  4. 【請求項4】 前記各ユニットデータには、該ユニット
    の後方のユニットへのアドレス情報及び前方のユニット
    のアドレス情報の少なくとも一方を付加して記録するこ
    と特徴とする請求項2及び請求項3のどちらか一方に記
    載のディジタルストリーム記録方法。
  5. 【請求項5】 前記ユニットデータの長さは固定長とす
    るとともに、前記ユニットデータ間の間隙の長さは前記
    ユニットデータの長さのほぽ整数倍とすることを特徴と
    する請求項2乃至請求項4のいずれか1つに記載のディ
    ジタルストリーム記録方法。
  6. 【請求項6】 記録、消去可能なディスク状記録媒体に
    ディジタルストリームを記録する記録手段と、 前記記録手段を制御するものであって、前記ディジタル
    ストリームを記録する際に、所定長に分割したユニット
    データ毎に連続した領域に記録するとともに、前記各ユ
    ニットデータの記録領域間に所定長の間隙を設けるよう
    に記録アドレスを制御し、かつ前記ユニットデータの長
    さ及びそのユニットデータに続く間隙の長さを、前記間
    隙を移行する時間でもその前後のユニットデータが途切
    れることなく再生可能な長さとして記録するように制御
    するシステム制御手段と、 を具備したことを特徴とするディジタルストリーム記録
    装置。
  7. 【請求項7】 前記ディスク状記録媒体上に記録された
    ユニットデータを再生するとともに、前記間隙の前後の
    ユニットデータの再生可能な間隙の長さを決定するバッ
    ファを備えた再生手段を付加したことを特徴とする請求
    項6に記載のディジタルストリーム記録装置。
JP27283697A 1997-10-06 1997-10-06 ディジタルストリーム記録方法及びディジタルストリーム記録装置 Withdrawn JPH11110918A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27283697A JPH11110918A (ja) 1997-10-06 1997-10-06 ディジタルストリーム記録方法及びディジタルストリーム記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27283697A JPH11110918A (ja) 1997-10-06 1997-10-06 ディジタルストリーム記録方法及びディジタルストリーム記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11110918A true JPH11110918A (ja) 1999-04-23

Family

ID=17519461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27283697A Withdrawn JPH11110918A (ja) 1997-10-06 1997-10-06 ディジタルストリーム記録方法及びディジタルストリーム記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11110918A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100542937B1 (ko) 광디스크 기록장치, 광디스크 기록방법, 기록매체
KR100720383B1 (ko) 실시간 dvd레코더에 대한 동시 인코딩-디코딩 및일시정지-캐치-업을 위한 버퍼 최적화
US7469095B1 (en) DVD-ROM backwards compatible defective sector management in recordable DVD media
US6370091B1 (en) Recording medium having multiple recording layers and method and apparatus for recording and reproducing information on the recording medium
US7840115B2 (en) Optical disc recording apparatus, computer-readable recording medium recording a file management program, and optical disc
KR100666431B1 (ko) 재기록가능한 디스크 매체를 사용하여 잠시멈춤 및 재생동안에 레코딩하기 위한 방법 및 장치
US6288989B1 (en) Information recording method with protection function of previously recorded information
US6618548B1 (en) Method for copying, recording, and editing data onto disk recording media, and disk recording apparatus
JP4674784B2 (ja) 書き換え可能なディジタル・プログラム・ディスク用のデータ・バッファ管理方法
JP2003514334A (ja) レコーダブルdvd編集のためのコピーの特徴
JPH11110918A (ja) ディジタルストリーム記録方法及びディジタルストリーム記録装置
KR20030069539A (ko) 광디스크 장치에서의 재생리스트 관리방법
US6985416B1 (en) Buffer optimization for simultaneous encoding-decoding and pause-catch-up for real time DVD recorder
JP4817280B2 (ja) 書き換え可能なディスクのプリセスト・レコーディング
JP2000048484A (ja) 光ディスク装置
JP2003233970A (ja) ディスク記録媒体への情報記録方法および装置
JP2010049732A (ja) 記録方式、記憶媒体及び記憶装置
JP2002344905A (ja) 動画像記録再生装置および動画像再生装置
JP2000195056A (ja) 光学的情報記録方法および光学的情報記録装置
JP2005285188A (ja) デジタル情報記録再生方法及び装置
JP2005004960A (ja) ディスク装置
JPH1116275A (ja) ノンリニア編集装置
JPH11327801A (ja) ディスク記録媒体へのデータ記録方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060214

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060322