JP2000048484A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2000048484A
JP2000048484A JP10217402A JP21740298A JP2000048484A JP 2000048484 A JP2000048484 A JP 2000048484A JP 10217402 A JP10217402 A JP 10217402A JP 21740298 A JP21740298 A JP 21740298A JP 2000048484 A JP2000048484 A JP 2000048484A
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optical disk
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JP10217402A
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English (en)
Inventor
Mitsunori Omokawa
光教 面川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大容量の記憶装置や繁雑な編集作業を必要とす
ることなく、シームレス再生やゾーン切り替え時の待ち
時間が短い再生を行うことができる光ディスク装置を提
供する。 【解決手段】記録再生可能な光ディスクをZCLV方式
で駆動して映像データの記録再生を行う光ディスク装置
において、光ディスク1上の所定の複数のゾーン21に
映像データの主たる記録再生を行うメインエリア23と
は別にワークエリア24を設け、このワークエリア23
を用いてメインエリア24に記録されている映像データ
中の特定の映像データの記録再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ZCLV(Zone
Constant Linear Velocity) 方式の光ディスク装置に係
り、特にシームレス再生や待ち時間の短い再生を可能と
した光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大量の映像データを扱うのに適した記録
再生装置として、光ディスク装置が注目されている。光
ディスク装置には種々の方式があるが、ディスクの回転
制御に関して分類すると、ディスクの回転数を一定に保
ってヘッドの線速度を変化させるCAV(Constant Angu
lar Velocity: 回転数一定)方式、ディスクの回転速度
を変化させてヘッドの線速度を一定に保つCLV(Const
ant Linear Velocity:線速度一定)方式、さらにディス
クを半径方向にゾーンと呼ばれる複数の領域に分割し、
ゾーン毎にディスクの回転速度を変化させ、ゾーン内で
はヘッドの線速度を一定に保つZCLV(Zone Constant
Linear Velocity: ゾーン線速度一定)方式がある。
【0003】これらの方式はそれぞれ一長一短があり、
例えばCAV方式はシーク動作がヘッドの移動のみで済
み、ディスクの回転速度を変化させる必要がないため、
アクセス時間が短いという利点がある反面、記録容量が
少なくなる。逆に、CLV方式はディスクの回転速度を
時々刻々と変化させる必要があるため、アクセスに時間
がかかるが、記録容量は大きくなる利点がある。ZCL
V方式は、CAV方式とCLV方式の両方の特徴を併せ
持っており、この方式を用いた光ディスク装置はマルチ
メディアの用途に適したものとして注目されている。
【0004】ZCLV方式はゾーン毎にディスクの回転
速度を変化させ、ゾーン内ではヘッドの線速度を一定に
保つため、CAV方式に比べて記録容量が増大し、CL
V方式に比べて同一ゾーン内ではアクセス時間が短くて
済むという利点がある。しかし、ゾーン毎に回転数を変
化させることから、ゾーン間にまたがった再生を行う場
合、ゾーンからゾーンへのアクセス中はデータが再生さ
れないため、いわゆるシームレス再生ができなくなって
しまう。すなわち、ゾーン切り替えじに映像データが途
切れてしまい、連続した再生ができなくなる。これは映
像データの記録再生では、再生画面上の表示が途切れる
ことになり、実用上大きな問題となる。また、シームレ
ス再生を行う必要がなくとも、ゾーン間にまたがる映像
データの再生を行う場合にはアクセス時間がかかり、待
ち時間が長くなってしまう。
【0005】このようなZCLV方式による光ディスク
装置の弱点を補うため、例えば特開平9−163300
号に記載されているように、半導体メモリやハードディ
スクによる大容量のバッファを用意しておき、アクセス
時間中はバッファに記憶された映像データを読み出して
再生することにより、シームレス再生を可能とする方式
が提案されている。しかし、この方法ではシームレス再
生のために大容量の半導体メモリやハードディスクを必
要とし、システム価格の高騰を招くことが難点である。
【0006】また、光ディスクからの再生前にシームレ
ス再生が可能かどうかを判断し、もし不可能な場合は再
生前にディスク上のデータの並べ替えを行う、いわゆる
デフラグを実行してからシームレス再生を行う方式もあ
る。この方式は大容量の記憶装置を必要としないため、
価格的には有利であるが、映像を使用したゲーム等のよ
うなインタラクティブな再生を行う場合には、頻繁にデ
フラグ等の編集を行わなければならないので、大容量の
光ディスクでは非常に効率が悪く、待ち時間が長くなっ
てしまう。
【0007】一方、DVD−ROMのようなZCLV方
式を採用しなくとも容量の大きい再生専用光ディスクを
使用した場合には、ソフト提供者がシームレス再生が可
能なフォーマット(映像データの配列)を決定し、ユー
ザはそのフォーマットに従って特に意識せず単純に再生
を行うことで、シームレス再生を行ったり、あるいはシ
ームレス再生まではできなくとも、比較的短い待ち時間
での映像再生を行うことができる。
【0008】ところが、この方法はDVD−ROMのよ
うな再生専用光ディスクでのみ有効であり、DVD−R
AMのような記録再生可能な光ディスクには適用できな
い。従って、ユーザ自身が映像データをカメラなどで独
自に入力して編集したり、ソフト提供者から提供される
ビデオソフトのデータにユーザが加工を加えてオリジナ
ル性を持たせるといった操作ができない。さらに、記録
再生が可能な光ディスクに、ソフト提供者からのビデオ
ソフトのデータを通信回線などを介してダウンロードす
るようなこともできない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の技術では特にZCLV方式の光ディスク装置を用いて
映像データの記録再生を行う場合、シームレス再生やゾ
ーン切り替え時の待ち時間が短い再生を行うことが難し
く、またシームレス再生や待ち時間の短い再生を可能と
したものでは大容量の半導体メモリやハードディスク装
置などを必要として装置が高価格なものとなったり、繁
雑なデフラグ等の編集作業を必要とするという問題点が
あった。
【0010】本発明はこのような従来技術の問題点を解
決し、大容量の記憶装置や繁雑な編集作業を必要とする
ことなく、シームレス再生やゾーン切り替え時の待ち時
間が短い再生を行うことができる光ディスク装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は記録再生可能な光ディスクの記録再生面を
半径方向に複数のゾーンに分割し、この光ディスクを各
ゾーン内で線速度がほぼ一定となるようにゾーン毎に異
なる回転速度で回転させて映像データの記録再生を行う
光ディスク装置において、光ディスク上の所定の複数の
ゾーンに、映像データの主たる記録再生を行うメインエ
リアとは別にワークエリアを設け、該ワークエリアを用
いてメインエリアに記録されている映像データ中の特定
の映像データの記録再生を行うワークエリア記録再生手
段を有することを基本的な特徴とする。
【0012】一つの態様によると、ワークエリア記録再
生手段は、ワークエリアを用いて例えばメインエリアに
記録された映像データのうち再生回数または再生頻度の
高い映像データの記録再生を行う。このようにすること
により、例えばゲームソフトなどの再生のようにインタ
ラクティブな再生を行う場合、ユーザにより指定された
コンテンツの映像がワークエリアに記録されているとき
は、ワークエリアからその映像データを再生することに
より、シームレス再生もしくは短い待ち時間での再生が
可能となる。
【0013】他の態様によると、ワークエリア記録再生
手段は、メインエリアに記録された映像データの再生手
順を示す再生プログラム上でゾーンが切り替わる直後の
シーンの映像データの記録再生を行う。このようにする
と、インタラクティブな再生を行う場合、分岐シーンの
映像がワークエリアに記録されているときは、ワークエ
リアからその映像データを再生することにより、シーム
レス再生もしくは短い待ち時間での再生が可能となる。
【0014】別の態様によると、ワークエリア記録再生
手段は、ワークエリアを用いてメインエリア上に記録さ
れた映像データの再生手順を示す再生プログラムと該メ
インエリア上の映像データの配置に基づきゾーン間で途
切れのない映像データの再生を可能とするように決定さ
れた映像データの記録再生を行う。この場合、インタラ
クティブでない連続再生を行う際、メインエリアからの
通常再生時に複数回繰り返して再生するようなシーンが
あった場合には、ワークエリアから再生を行うようにす
ることによって、シームレス再生もしくは待ち時間の短
い再生が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係る光ディスク装置の概略構成を示す図である。この光
ディスク装置は大きく分けて、圧縮された映像データの
記録再生をおなうためのDVD−RAMのような光ディ
スク1と、これをドライブする光ディスクドライブ装置
2と、光ディスクドライブ装置2を介して光ディスク1
で記録再生する映像データを一時記憶するためのバッフ
ァとして用いられる半導体メモリ3と、図示しないユー
ザインタフェースに接続されたホスト4と、光ディスク
ドライブ装置2により光ディスク1から読み取られ半導
体メモリ3を介して入力される圧縮された映像データを
復号再生するMPEG2デコーダのような映像デコーダ
5からなる。光ディスク1は、例えば相変化ディスクや
光磁気ディスクのような記録再生可能な記録媒体であ
る。
【0016】光ディスクドライブ装置2は、光ディスク
1を回転させるためのスピンドルモータ11と、スピン
ドルモータ11を駆動するモータドライバ12と、光ビ
ームを用いて光ディスク1への記録と光ディスク1から
の再生を行うための光ヘッド13と、光ヘッド13のフ
ォーカスシング、トラッキングなどの制御を行う光ヘッ
ド制御部14と、光ディスク1に光ヘッド13を介して
記録する映像データの変調、光ディスク1から光ヘッド
13を介して再生される映像データの復調および誤り訂
正符号化/復号化などを行う変復調部15と、ホスト4
からの指令に従ってモータドライバ13、光ヘッド制御
部14および変復調部15の制御と半導体メモリ3の書
き込み/読み出し制御を行うシステム制御部16とから
なる。
【0017】図2に、光ディスク1の構成を示す。この
光ディスク1はZCLV方式で記録再生を行うものであ
って、その記録面はディスク半径方向に複数のゾーン2
1に分割されている。光ディスク1上の同心円状のトラ
ックはトラック接線方向(ディスク円周方向)に複数の
セクタ22に分割されており、各ゾーン21はそれぞれ
隣接する幾つかのトラック上の幾つかのセクタ22の集
合からなっている。また、各ゾーン21は映像データの
主たる記録再生を行うメインエリア23とそれ以外の領
域であるワークエリア24とからなっており、ワークエ
リア24の位置は、メインエリア23とゾーン21の境
界との間、この例ではメインエリア23の内周側に設定
されている。
【0018】光ディスク1は、映像データの記録再生
時、システム制御部16による制御の下でZCLV方式
によって駆動される。すなわち、光ディスク1は各ゾー
ン21内で線速度(光ディスク1と光ヘッド13との相
対速度)がほぼ一定となるように、ゾーン21毎に異な
る回転速度で回転される。このZCLV方式によれば、
CAV方式に比較して記録容量を大きくでき、また通常
のCLV方式に比較して同一ゾーン21内ではアクセス
時間を短縮できる。
【0019】各ゾーン21のメインエリア23には、例
えばゲーム、映画などの映像データとその再生順序を示
した再生プログラムのデータが記録されている。また、
これらのデータはインタラクティブな再生が可能となっ
ているものとする。一方、各ゾーン21のワークエリア
24は、半導体メモリ3の容量以上のデータ量の映像デ
ータを記録できるように設定されている。
【0020】次に、図3に示すフローチャートを用い
て、本実施形態におけるワークエリア24を用いた記録
再生手順について説明する。まず、映像データの再生開
始時に、それに先立ってメインエリア23に記録されて
いる映像データのうちの特定の映像データをワークエリ
ア24にコピーする(ステップS10)。このステップ
S10の処理については、後述する。このワークエリア
24への映像データのコピーの後、光ヘッド13をメイ
ンエリア23上の映像再生開始位置に戻し(ステップS
11)、通常再生を開始する(ステップS12)。
【0021】次に、インタラクティブな再生を行うため
に、メニューを表示するか否かをユーザに問い合わせ
(ステップS13)、ユーザが希望すれば図示しない表
示部においてメニューを表示する(ステップS14)。
メニュー表示は、ホスト4が映像デコーダ5にメニュー
画面の映像データを送ることによって行われる。ユーザ
は、このメニュー表示から再生を希望するコンテンツを
選択し、ユーザインタフェースを介してホスト4に回答
する。このユーザからの回答、つまりコンテンツの指定
があったか否かを判断し(ステップS15)、回答があ
った場合にはその指定されたコンテンツの映像がワーク
エリア24に記録された映像かどうかを判断する(ステ
ップS16)。
【0022】ここで、ユーザにより指定されたコンテン
ツがワークエリアエリア24に記録された映像であれ
ば、光ヘッド13をワークエリア24に移動させてワー
クエリア24から映像データを再生し(ステップS1
7)、ワークエリア24に記録された映像でない場合、
つまりメインエリア23に記録された映像である場合
は、そのメニューの映像データが記録されたメインエリ
ア23に光ヘッド13を移動させてそのメインエリア2
3から映像データを再生する(ステップS18)。メイ
ンエリア23やワークエリア24からの再生映像データ
は、半導体メモリ3を介して映像デコーダ5に転送され
て復号再生され、図示しない表示部で映像として再生さ
れる。そして、ステップS19で再生が終了と判断され
るまで、ステップS10〜S17,S18の処理を繰り
返す。
【0023】次に、図4に示すフローチャートを用いて
図3のステップS10の処理について説明する。ワーク
エリア24への映像データのコピーに際しては、まず光
ディスク1に記録された再生プログラムをホスト4がロ
ードする(ステップS20)。再生プログラムは、メイ
ンエリア23に記録された映像の再生順序を記述したも
ので、光ディスク1上の任意に位置に記録されている。
この再生プログラムに基づき、図示しない表示部でメニ
ューを表示してユーザに呈示する(ステップS21)。
この場合、インタラクティブに次々にユーザに再生順序
を決めてもらうために、メニュー表示はユーザが選択す
る都度行われる。
【0024】このメニュー表示に基づいて、ユーザが再
生を希望するコンテンツを選択し指定する。ホスト4
は、そのコンテンツの映像データが記録されている光デ
ィスク1上の位置情報を光ディスクドライブ装置2に送
る。光ディスクドライブ装置2は、この位置情報に基づ
き光ヘッド13を移動させて再生を実行する。
【0025】この後、ホスト4はワークエリア24にコ
ピーすべき特定の映像データ、この例ではメインエリア
23に記録されている映像データのうちで再生回数また
は再生頻度の最も多いシーンを含めて、これら再生回数
または再生頻度がより多いシーンの映像データを決定す
る(ステップS22)。
【0026】次に、ホスト4はワークエリア24にコピ
ーしようとしている再生回数または再生頻度の最も多い
シーンの映像データのデータ量をワークエリア24の容
量と比較し(ステップS23)、ワークエリア24の容
量以下ならば、つまりワークエリア24に全て記録可能
なデータ量であれば、この映像データをワークエリア2
4にコピーする旨の命令を光ディスクドライブ装置2に
送り、この命令を受けた光ディスクドライブ装置2はワ
ークエリア24にこの映像データを記録してコピーを実
行する(ステップS24)。
【0027】一方、再生回数または再生頻度の最も多い
シーンの映像データのデータ量がワークエリア24の容
量を越える場合は、ステップS23で再生回数または再
生頻度が次に多いシーンの映像データのデータ量を同様
にワークエリア24の容量と比較する。もし、再生回数
または再生頻度が比較的多い幾つかのシーンのうち、ど
のシーンの映像データもデータ量がワークエリア24の
容量を越えるときは、ワークエリア24へのコピーを行
わないようにする。
【0028】このようにして、ワークエリア24に特定
の映像データとして、メインエリア23に記録されてい
る映像データのうちで再生回数または再生頻度の多いシ
ーンの映像データをコピーした後、図3のステップS1
1に移って通常再生、つまりメインエリア23に記録さ
れている映像データの再生を行うことになる。
【0029】このように本実施形態によれば、例えばゲ
ームソフトなどの再生のようにインタラクティブな再生
を行う場合、ユーザにより指定されたコンテンツの映像
がワークエリア24に記録されているときは、ワークエ
リア24からその映像データを再生することにより、シ
ームレス再生もしくは短い待ち時間での再生が可能とな
る。すなわち、ワークエリア24は光ディスク1上の全
てのゾーン21に設けられ、これらに再生回数または再
生頻度の高いシーンの映像データが記録されているた
め、ユーザがその再生回数または再生頻度の高いシーン
を指定した場合、光ヘッド13が光ディスク1上のどの
位置にあっても、光ヘッド13を現在位置しているゾー
ンまたは隣接するゾーンにある最寄りのワークエリア2
4に移動させることで、このシーンの映像データを即座
に再生することができ、全体としてシームレス再生もし
くはそれに準じた待ち時間の短い再生が可能となる。
【0030】なお、本実施形態は以下のように種々変形
して実施が可能である。 (1)ワークエリア24は必ずしも全てのゾーン21に
ある必要はなく、特定の複数のゾーンのみにワークエリ
ア24を設けてもよい。その場合、再生プログラムによ
って、再生時に映像データをコピーすべきワークエリア
を決定する。
【0031】(2)全てのゾーン21にワークエリア2
4がある場合でも、その全部を常に使用する必要はな
く、ホスト4がロードした再生プログラムに従って特定
の映像データを記録するために使用するワークエリアを
割り当て、残ったワークエリアについては、他の有効な
映像データの記録など、他の用途に使用することも可能
である。
【0032】(3)基本的に全てのゾーン21のワーク
エリア24に前述のように特定の映像データをコピーす
る場合においても、コピーしたワークエリアの容量が空
いているときは、他の有効な映像データの記録などの用
途に使用してもよい。
【0033】(4)各ワークエリア24にコピーする映
像データは、一つのシーンでもよいが、容量に余裕があ
る場合は複数のシーンをコピーしておき、再生時にそれ
ら複数のシーンから一つのシーンを選択して再生するこ
とも可能である。要するに、光ディスク1のアクセスに
よるオーバヘッドが最小となるように、ワークエリアに
コピーする映像データとコピー先のワークエリアを決定
すればよい。
【0034】(5)ワークエリア24にコピーする映像
データは、再生回数または再生頻度の多いシーンの映像
データとしたが、ホスト4が同じ光ディスク1について
何度か再生を行った後に、過去において再生回数が最も
多いシーンを判定し、そのシーンの映像データをワーク
エリア24にコピーするようにしても構わない。
【0035】(6)図2においては、ワークエリア24
が全て各ゾーン21の最内周に位置するように描かれて
いるが、ゾーン21内のどの位置にワークエリア24を
設定してもよい。
【0036】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態として、第1の実施形態と同様の図1に示した
構成の光ディスク装置におけるワークエリア24を用い
た記録再生手順の他の例について、図5に示すフローチ
ャートを用いて説明する。まず、映像再生開始時にはワ
ークエリア24に特定の映像データをコピーする(ステ
ップS30)。このステップS30の処理については、
後述する。このワークエリア24への映像データのコピ
ーの後、光ヘッド13をメインエリア23上の映像再生
開始位置に戻し(ステップS31)、通常再生を開始す
る(ステップS32)。
【0037】ここで、通常再生を行っているときに、ホ
スト4は光ディスク1に記録された再生プログラムをロ
ードし、この再生プログラムから分岐シーンを判定する
(ステップS33)。分岐シーンとは、光ディスク1上
のあるゾーンからゾーンに遷移した直後の映像シーンを
いう。次に、この分岐シーンの映像がワークエリアエリ
ア24に記録された映像かどうかを判定し(ステップS
34)、ワークエリアエリア24に記録された映像であ
れば、光ヘッド13をワークエリア24に移動させてワ
ークエリア24から映像データを再生し(ステップS3
5)、ワークエリア24に記録された映像でない場合、
つまりメインエリア23に記録された映像である場合
は、そのメニューの映像が記録されたメインエリア23
に光ヘッド13を移動させて、そのメインエリア23か
ら映像データを再生する(ステップS36)。メインエ
リア23やワークエリア24からの再生映像データは、
半導体メモリ3を介して映像デコーダ5により復号再生
され、図示しない表示部で映像として再生される。そし
て、ステップS37で再生が終了と判断されるまでステ
ップS30〜S35,S36の処理を繰り返す。
【0038】次に、図6に示すフローチャートを用いて
図5のステップS30の処理について説明する。図6に
おけるステップS40〜S41は図4におけるステップ
S20〜S21の処理と同様である。すなわち、ワーク
エリア24への映像データのコピーに際しては、まず、
光ディスク1に記録された再生プログラムをホスト4が
ロードし(ステップS40)、この再生プログラムに基
づき図示しない表示部でメニューを表示してユーザに呈
示する(ステップS41)。この場合、インタラクティ
ブに次々にユーザに再生順序を決めてもらうために、メ
ニュー表示はユーザが選択する都度行われる。このメニ
ュー表示に基づき、ユーザが再生を希望するコンテンツ
を選択して指定する。ホスト4は、そのコンテンツの映
像データが記録されている光ディスク1上の位置情報を
光ディスクドライブ装置2に送る。光ディスクドライブ
装置2は、この位置情報に基づいて光ヘッド13を移動
させて再生を実行する。
【0039】この後、ホスト4はワークエリア24に映
像データをコピーすべきシーン、この例ではメインエリ
ア23に記録されている映像データのうち前述した分岐
シーン、例えばゾーンから次のゾーンへ遷移した直後の
先頭部分のシーンを決定する(ステップS42)。
【0040】次に、ホスト4は分岐シーンの映像データ
のデータ量をワークエリア24の容量と比較し(ステッ
プS43)、ワークエリア24の容量以下ならば、つま
りワークエリア24に全て記録可能なデータ量であれ
ば、この映像データをワークエリア24にコピーする旨
の命令を光ディスクドライブ装置2に送り、この命令を
受けた光ディスクドライブ装置2はワークエリア24に
この映像データを記録してコピーを実行する(ステップ
S44)。
【0041】一方、分岐シーンの映像データのデータ量
がワークエリア24の容量を越える場合は、ステップS
43で他の分岐シーンの映像データのデータ量を同様に
ワークエリア24の容量と比較する。もし、幾つかの分
岐シーンのうち、どのシーンの映像データもデータ量が
ワークエリア24の容量を越えるときは、ワークエリア
24へのコピーを行わないようにする。
【0042】このようにして、ワークエリア24に特定
の映像データとして分岐シーンの映像データをコピーし
た後、図5のステップS31に移って通常再生、つまり
メインエリア23に記録されている映像データの再生を
行うことになる。
【0043】このように本実施形態によれば、例えばゲ
ームソフトなどの再生のようにインタラクティブな再生
を行う場合、分岐シーンの映像がワークエリア24に記
録されているときは、ワークエリア24からその映像デ
ータを再生することにより、シームレス再生もしくは短
い待ち時間での再生が可能となる。すなわち、ワークエ
リア24は光ディスク1上の全てのゾーン21に設けら
れ、これらに例えば再生回数または再生頻度の高いシー
ンの映像データが記録されているため、ユーザが分岐シ
ーンを指定した場合、光ヘッド13が光ディスク1上の
どの位置にあっても、光ヘッド13を現在位置している
ゾーンまたは隣接するゾーンにある最寄りのワークエリ
ア24に移動させることで、この分岐シーンの映像デー
タを即座に再生することができる。
【0044】本実施形態についても、第1の実施形態と
同様に、前記(1)〜(6)に列挙したような種々の変
形が可能である。 (第3の実施形態)図7は、本発明の第3の実施形態に
係る光ディスク装置の概略構成を示す。図1と同一部分
に同一符号を付して第1の実施形態との相違点を説明す
ると、本実施形態では二組の光ヘッド13a,13bが
設けられている点が第1の実施形態と異なっている。光
ヘッド13a,13bは、例えば光源である半導体レー
ザの発光波長、対物レンズの開口数NAなどが異なるも
のとする。
【0045】本実施形態の構成によると、光ヘッド13
a,13bのいずれかを選択して記録再生に使用するこ
とにより、光ディスク1として仕様の異なる複数種類の
ディスクを用いた場合でも、それらに対応することがで
きる。光ディスク1の仕様が異なる場合、同じZLCV
方式でもディスクの容量やゾーン構成が異なるので、そ
れぞれのディスクに応じてワークエリアの仕様を最適化
するようにする。
【0046】このように本実施形態によれば、複数種類
の仕様のZCLV方式の光ディスク装置においても、先
の第1、第2の実施形態の構成を採用することにより、
シームレス再生や待ち時間の短い再生が可能となる。
【0047】なお、本実施形態では、光ディスクドライ
ブ装置2に複数種類の光ディスクに対応して複数の光ヘ
ッド13a,13bを設けたが、これに限るものではな
く、要するに複数種類の光ディスクに対応できる構成で
あればよい。
【0048】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態として、第1の実施形態と同様の図1に示した
構成の光ディスク装置におけるワークエリア24を用い
た記録再生手順の別の例について、図8に示すフローチ
ャートを用いて説明する。第1、第2の実施形態はイン
タラクティブな再生を行う場合の例であったが、本実施
形態はこれと異なり、インタラクティブでない通常の連
続再生を行う場合の例である。
【0049】まず、ホスト4が光ディスク1に記録され
ている再生プログラムをロードする(ステップS5
0)。この再生プログラムには再生順序の情報に加え
て、繰り返し再生に関する情報(例えば、繰り返し再生
すべき映像データのシーンや、繰り返し回数の情報)が
含まれているものとする。この情報に従って、ホスト4
はメインエリア23に記録されている映像データのうち
で繰り返し再生すべき映像データを再生してワークエリ
ア24にコピーする(ステップS51)。次に、ホスト
4は光ディスクドライブ装置2に対して、光ディスク1
上のメインエリア23からの通常の映像再生を行わせる
(ステップS52)。この間、ホスト4は光ディスク1
上の光ヘッド13の位置を常時監視しており、さらに映
像デコーダ5からの出力により再生映像データの再生時
間の情報も常時得ている。
【0050】そして、ホスト4は光ヘッド13が光ディ
スク1上の繰り返し再生すべき位置に到来すると、直ち
に光ディスクドライブ装置2によりワークエリア24に
記録されている繰り返し再生すべき映像データを光ディ
スクドライブ装置2により再生させ、半導体メモリ3か
ら映像デコーダ5に送って復号再生を行わせる(ステッ
プS54)。そしてステップS55でホスト4が再生プ
ログラムから繰り返し再生が終了と判定すると、メイン
エリア23からの通常再生に移り(ステップS56)、
この後ステップS53〜S56の処理を繰り返す。
【0051】このように本実施形態によると、インタラ
クティブでない連続再生を行う際、メインエリア23か
らの通常再生時に複数回繰り返して再生するようなシー
ンがあった場合には、ワークエリア24から再生を行う
ようにすることによって、シームレス再生や待ち時間の
短い再生が可能となる。
【0052】なお、上記説明では繰り返し再生に関する
情報が光ディスク1に既に記録されている再生プログラ
ム上にあるとしたが、ホスト4が再生プログラムやメニ
ュー等を解析した上で、ワークエリア24に記録する繰
り返し再生すべき映像データを決定するようにしてもよ
く、同様の効果が得られる。
【0053】(第5の実施形態)次に、本発明の第5の
実施形態として、第1の実施形態と同様の図1に示した
構成の光ディスク装置におけるワークエリア24を用い
た記録再生手順の別の例について、図9に示すフローチ
ャートを用いて説明する。本実施形態は、第4の実施形
態と同様にインタラクティブでない通常の連続再生を行
う場合の例であるが、光ディスク1上で映像データは必
ずしも再生順に記録されておらず、編集や消去の繰り返
しにより断片的に配置されているものとする。
【0054】まず、ホスト4が光ディスク1に記録され
ている再生プログラムをロードする(ステップS6
0)。次に、ホスト4はロードした再生プログラムと、
それ自身で生成した映像データの再配置情報に従って、
光ディスク1上の各ゾーン21のメインエリア23に記
録されている映像データのシームレス再生が可能となる
ように、メインエリア23に記録されている映像データ
を再生してワークエリア24にコピーする(ステップS
61〜S62)。
【0055】このコピーが終了すると、ホスト4は光デ
ィスクドライブ装置2に対して、光ディスク1上のメイ
ンエリア23からの通常の映像再生を開始させる(ステ
ップS63)。この間、ホスト4はシームレス再生が可
能となるように、光ディスク1上の光ヘッド13の位置
を常時監視しており、さらに映像デコーダ5からの出力
により再生映像データの再生時間の情報も常時得てい
る。
【0056】そして、ホスト4はステップS63で通常
の映像再生を行っている間に、シームレス再生が可能か
どうかを判断し(ステップS64)、シームレス再生が
できない場合は、直ちにワークエリア24に記録されて
いる映像データを再生し、半導体メモリ3から映像デコ
ーダ5に送って復号させる(ステップS65)。そし
て、ステップS66でホスト4がシームレス再生終了と
判定すると、通常再生に移り(ステップS67)、この
後ステップS64〜S67の処理を繰り返す。
【0057】このように本実施形態によれば、インタラ
クティブでない連続再生を行う際、再生プログラムと再
配置情報に従ってワークエリア24にコピーする映像デ
ータを決定し、メインエリア23からの通常の再生では
シームレス再生ができない場合には、ワークエリア24
からの再生に切り替えることによって、シームレス再生
を行うことが可能となる。
【0058】(第6の実施形態)次に、本発明の第6の
実施形態として、第1の実施形態と同様の図1に示した
構成の光ディスク装置におけるワークエリア24を用い
た記録再生手順の別の例について、図10に示すフロー
チャートを用いて説明する。本実施形態は、第4および
第5の実施形態と同様にインタラクティブでない通常の
連続再生において異なるゾーン21にまたがって再生す
る場合の例である。
【0059】ここでは、図2のゾーン21を外周側から
第1ゾーンZ1,第2ゾーンZ2,第3ゾーンZ3と
し、第1ゾーンZ1から第3ゾーンZ3に光ヘッド13
を移動させて再生を行う場合について述べる。まず、ホ
スト4が光ディスク1に記録されている再生プログラム
をロードする(ステップS70)。次に、ホスト4はロ
ードした再生プログラムに従い、第1ゾーンZ1のメイ
ンエリア23に記録されている最後のシーンの映像デー
タを再生して第2ゾーンZ2のワークエリア24にコピ
ーする(ステップS71)。
【0060】このコピーが終了すると、ホスト4は光デ
ィスクドライブ装置2に対して、光ディスク1上のメイ
ンエリア23からの通常の映像再生を開始させる。この
間、ホスト4は光ディスク1上の光ヘッド13の位置を
常時監視しており、さらに映像デコーダ5からの出力に
より再生映像データの再生時間の情報も常時監視してい
る。
【0061】この通常再生において、光ヘッド13が光
ディスク1上の第1ゾーンZ1のメインエリア23に記
録されている映像データを再生し、最後のシーンの直前
のシーンの映像データをアクセスして半導体メモリ3に
その映像データが転送され終わると(ステップS73〜
S76)、ホスト4は光ヘッド13を第2ゾーンZ2の
ワークエリア24に移動させ(ステップS77)、第1
ゾーンZ1のメインエリア23に記録されている最後の
シーンの映像データを映像デコーダ5に送る。但し、半
導体メモリ3は一つのゾーン間の再生のために必要なア
クセス時間分の容量を有しており、その間のシームレス
再生は可能であるものとする。
【0062】そして、ホスト4は第2ゾーンZ2のワー
クエリア24に記録されている映像データが半導体メモ
リ3に転送され終わると(ステップS78)、光ヘッド
13を第3ゾーンZ3のメインエリア23に移動させ
(ステップS79)、映像データの通常再生を続行す
る。
【0063】このように本実施形態では、半導体メモリ
3を利用してゾーン間にまたがるシームレス再生を行う
場合、例えば第1ゾーンZ1と第3ゾーンZ3のよう
に、半導体メモリ3の容量で保証されるアクセス時間以
上に間隔が離れているようなゾーン間にまたがって再生
を行う場合でも、ワークエリア24を利用することによ
り、ワークエリアエリアを用いない場合に比べて半導体
メモリ3の容量が小さくとも、シームレス再生が可能と
なる。
【0064】なお、上記説明では第1ゾーンZ1と第3
ゾーンZ3のように、一つのゾーンを挟んだゾーン間の
シームレス再生について述べたが、二つあるいはそれ以
上の複数のゾーンを挟んだゾーン間のシームレス再生を
行う場合にも、本発明を適用できる。その場合、最初に
再生するゾーンにある複数のシーンの映像データを中間
のゾーンのワークエリア24にシームレス再生が可能と
なるように、再生時のゾーンにまたがる光ヘッド13の
移動時間が半導体メモリ3の容量のアクセス時間内に収
まるようなコピーをワークエリア24に対して行い、再
生時はワークエリア24に記録された映像データをシー
ムレス再生が可能となるように光ヘッド13を移動させ
ながら再生を実行すればよい。
【0065】また、コピーしようとする映像データのデ
ータ量がワークエリア24の容量以上であっても、コピ
ーしようとする映像データをワークエリア24の容量以
下に分割して、シームレス再生が可能となるように再生
時の光ヘッド13の移動が半導体メモリ3の容量のアク
セス時間内に収まるようなコピーをワークエリア24に
対して行い、再生時はワークエリア24に記録された映
像データをシームレス再生が可能となるように光ヘッド
13を移動させながら再生を実行するようにしてもよ
い。
【0066】(第7の実施形態)図11に、本発明の第
7の実施形態に係る光ディスク装置の構成を示す。本実
施形態の光ディスク装置は、光ディスクを用いた携帯型
の映像記録装置(光ディスクカムコーダ)に適用した例
である。以下、図1と同一部分に同一符号を付して説明
する。
【0067】図11において、ホストCPU6は光ディ
スクカムコーダの制御用である。カメラ部7は固体撮像
素子を用いて構成され、このカメラ部7で被写体を撮像
して得られた映像信号は、MPG2エンコーダのような
映像エンコーダ8により圧縮符号化される。映像エンコ
ーダ8から出力される映像データ(符号化ビットストリ
ーム)は、半導体メモリ3を経由して光ディスクドライ
ブ装置2に転送され、光ヘッド13によって光ディスク
1上に記録される。光ディスク1に記録された映像デー
タは光ヘッド13により読み取られ、光ディスクドライ
ブ装置2から半導体メモリ3を経由して映像デコーダ8
に転送されて復号再生される。
【0068】このような光ディスクカムコーダによる
と、いつでも自由にカメラ部7で撮像して得られた大量
の映像データを光ディスク1に記録することが可能であ
るが、欠点として記録した映像データのシーンが細切れ
になって、ゾーン間にまたがる再生が多くなるため、結
果的にシームレス再生ができなくなったり、待ち時間が
長くなってしまう。
【0069】そこで、本実施形態では記録時に細切れと
なった映像データについては、それらを全てワークエリ
ア24に一時的にコピーしておくことにより、再生時に
は光ヘッド13が光ディスク1上のどの位置にあっても
シームレス再生や待ち時間の短い再生が可能となる。
【0070】なお、以上の各実施形態ではワークエリア
24に記録するデータを動画の映像データとして説明し
たが、映像に関するデータであれば何でもよく、例えば
CG(コンピュータグラフィクス)のようなプログラム
や、静止画像データの集合でもよい。さらに、音声デー
タをワークエリア24に記録しても構わない。
【0071】一方、ワークエリア24に記録したデータ
の記録手順や消去方法などは、光ディスク1にプログラ
ムを格納したソフトの提供者や、光ディスクの記録再生
を行うユーザ自らが決めることであり、どのような方法
を用いても構わない。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば記
録再生可能な光ディスクの記録再生面を半径方向に複数
のゾーンに分割し、この光ディスクを各ゾーン内で線速
度がほぼ一定となるようにゾーン毎に異なる回転速度で
回転させて映像データの記録再生を行う光ディスク装置
において、光ディスク上の所定の複数のゾーンに、映像
データの主たる記録再生を行うメインエリアとは別にワ
ークエリアを設け、該ワークエリアを用いてメインエリ
アに記録されている映像データ中の特定の映像データ、
例えば(a)メインエリアに記録された映像データのう
ち再生回数または再生頻度の高い映像データ、(b)メ
インエリアに記録された映像データの再生手順を示す再
生プログラム上でゾーンが切り替わる直後のシーンの映
像データ、あるいは(c)メインエリア上に記録された
映像データの再生手順を示す再生プログラムと該メイン
エリア上の映像データの配置に基づきゾーン間で途切れ
のない映像データの再生を可能とするように決定された
映像データの記録再生を行うことにより、インタラクテ
ィブな再生またはインタラクティブでない再生を行う場
合において、シームレス再生もしくは短い待ち時間での
再生が可能となる。
【0073】このような本発明によると、シームレス再
生のために従来のように大容量の半導体メモリやハード
ディスク装置を必要とせず、低価格化が可能である。ま
た、ハードディスク装置のような二次記憶装置を使用す
るシステムにおいても、その資源を光ディスクに記録さ
れた映像データのコピーに使用する必要がなく、他の有
効なデータの記憶に使用することができる。さらに、本
発明によればワークエリアの利用により、ユーザがソフ
ト提供者の意図と異なった映像データの再生を可能とす
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2、第4、第5および第6の
実施形態に係る光ディスク装置の構成を示す図
【図2】図1中の光ディスクのゾーン構成を示す図
【図3】本発明の第1の実施形態におけるワークエリア
を用いた記録再生手順を説明するためのフローチャート
【図4】図3におけるワークエリアへの映像データのコ
ピー手順を説明するためのフローチャート
【図5】本発明の第2の実施形態におけるワークエリア
を用いた記録再生手順を説明するためのフローチャート
【図6】図5におけるワークエリアへの映像データのコ
ピー手順を説明するためのフローチャート
【図7】本発明の第3の実施形態に係る光ディスク装置
の構成を示す図
【図8】本発明の第4の実施形態におけるワークエリア
を用いた記録再生手順を説明するためのフローチャート
【図9】本発明の第5の実施形態におけるワークエリア
を用いた記録再生手順を説明するためのフローチャート
【図10】本発明の第6の実施形態におけるワークエリ
アを用いた記録再生手順を説明するためのフローチャー
【図11】本発明の第7の実施形態に係る光ディスクカ
ムコーダとして構成した光ディスク装置の構成を示す図
【符号の説明】
1…光ディスク 2…光ディスクドライブ装置 3…半導体メモリ 4…ホスト 5…映像デコーダ 6…ホストCPU 7…カメラ部 8…映像エンコーダ 11…スピンドルモータ 12…モータドライバ 13,13a,13b…光ヘッド 14…光ディスク制御回路 15…変復調部 16…システム制御部 21…ゾーン 22…セクタ 23…メインエリア 24…ワークエリア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録再生可能な光ディスクの記録再生面を
    半径方向に複数のゾーンに分割し、この光ディスクを各
    ゾーン内で線速度がほぼ一定となるようにゾーン毎に異
    なる回転速度で回転させて映像データの記録再生を行う
    光ディスク装置において、 前記光ディスク上の所定の複数のゾーンに、映像データ
    の主たる記録再生を行うメインエリアとは別にワークエ
    リアを設け、該ワークエリアを用いて前記メインエリア
    に記録されている映像データ中の特定の映像データの記
    録再生を行うワークエリア記録再生手段を有することを
    特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】記録再生可能な光ディスクの記録再生面を
    半径方向に複数のゾーンに分割し、 この光ディスクを各ゾーン内で線速度がほぼ一定となる
    ようにゾーン毎に異なる回転速度で回転させて映像デー
    タの記録再生を行う光ディスク装置において、 前記光ディスク上の所定の複数のゾーンに、映像データ
    の主たる記録再生を行うメインエリアとは別にワークエ
    リアを設け、該ワークエリアを用いて前記メインエリア
    に記録されている映像データのうち再生回数または再生
    頻度のより高い映像データの記録再生を行うワークエリ
    ア記録再生手段を有することを特徴とする光ディスク装
    置。
  3. 【請求項3】記録再生可能な光ディスクの記録再生面を
    半径方向に複数のゾーンに分割し、この光ディスクを各
    ゾーン内で線速度がほぼ一定となるようにゾーン毎に異
    なる回転速度で回転させて映像データの記録再生を行う
    光ディスク装置において、 前記光ディスク上の所定の複数のゾーンに、映像データ
    の主たる記録再生を行うメインエリアとは別にワークエ
    リアを設け、該ワークエリアを用いて、前記メインエリ
    アに記録された映像データの再生手順を示す再生プログ
    ラム上で前記ゾーンが切り替わる直後のシーンの映像デ
    ータの記録再生を行うワークエリア記録再生手段を有す
    ることを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】記録再生可能な光ディスクの記録再生面を
    半径方向に複数のゾーンに分割し、この光ディスクを各
    ゾーン内で線速度がほぼ一定となるようにゾーン毎に異
    なる回転速度で回転させて映像データの記録再生を行う
    光ディスク装置において、 前記光ディスク上の複数のゾーンに、映像データの主た
    る記録再生を行うメインエリアとは別にワークエリアを
    設け、該ワークエリアを用いて、前記メインエリア上に
    記録された映像データの再生手順を示す再生プログラム
    と該メインエリア上の映像データの配置に基づきゾーン
    間で途切れのない映像データの再生を可能とするように
    決定された映像データの記録再生を行う手段を有するこ
    とを特徴とする光ディスク装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6563775B2 (en) 2000-05-31 2003-05-13 Ricoh Company, Ltd. Optical disk unit
US6891786B2 (en) 2000-11-30 2005-05-10 Ricoh Company, Ltd. Optical disk drive, its optical recording control method and data processing apparatus
WO2007037287A1 (ja) * 2005-09-27 2007-04-05 Pioneer Corporation 複数の層を有する情報記録媒体に対し情報を記録する記録装置および記録方法

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