JPH11110596A - タイムレコーダ - Google Patents
タイムレコーダInfo
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- JPH11110596A JPH11110596A JP27407197A JP27407197A JPH11110596A JP H11110596 A JPH11110596 A JP H11110596A JP 27407197 A JP27407197 A JP 27407197A JP 27407197 A JP27407197 A JP 27407197A JP H11110596 A JPH11110596 A JP H11110596A
- Authority
- JP
- Japan
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- carriage
- time
- step feed
- feed
- ink ribbon
- Prior art date
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- Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 タイムレコーダにおいて、多数の機構を単一
の駆動手段によって駆動可能とする。 【解決手段】 印字ヘッド2の搭載されたキャリッジ4
を往復移動させるキャリッジモータ7によって、多色イ
ンクリボンのリボン色替え機構、多色インクリボンのリ
ボン送り機構、タイムカードの段送り機構、そして段送
り機構のリセット機構をすべて駆動可能にしてある。
の駆動手段によって駆動可能とする。 【解決手段】 印字ヘッド2の搭載されたキャリッジ4
を往復移動させるキャリッジモータ7によって、多色イ
ンクリボンのリボン色替え機構、多色インクリボンのリ
ボン送り機構、タイムカードの段送り機構、そして段送
り機構のリセット機構をすべて駆動可能にしてある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイムレコーダに
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在使用されているタイムレコーダの多
くは、シリアル式の印字ヘッドによりタイムカードに現
在時刻を印字する機構が採用されている。そして、これ
らのタイムレコーダには、印字ヘッドを制御するための
制御回路が備えられているとともに、印字ヘッドを搭載
したキャリッジを移動させるための駆動手段(例えば、
キャリッジモータ。)が備えられている。
くは、シリアル式の印字ヘッドによりタイムカードに現
在時刻を印字する機構が採用されている。そして、これ
らのタイムレコーダには、印字ヘッドを制御するための
制御回路が備えられているとともに、印字ヘッドを搭載
したキャリッジを移動させるための駆動手段(例えば、
キャリッジモータ。)が備えられている。
【0003】また、タイムカードに記録(印字)される
従業員の勤務状況等の把握を容易にするため、出退勤時
刻について印字する通常印字の印字色と区別して、遅刻
・早退等については非通常時として赤色等で印字するこ
とが広く行なわれている。このような、複数色の印字色
で印字可能にする手段としては多色インクリボンが採用
されている。この場合、多色インクインクリボンのリボ
ン色を切り替えるためにリボン色替え機構が必要とされ
る。したがって、リボン送り機構とともにこれらの機構
を駆動するための駆動手段が必要となる。
従業員の勤務状況等の把握を容易にするため、出退勤時
刻について印字する通常印字の印字色と区別して、遅刻
・早退等については非通常時として赤色等で印字するこ
とが広く行なわれている。このような、複数色の印字色
で印字可能にする手段としては多色インクリボンが採用
されている。この場合、多色インクインクリボンのリボ
ン色を切り替えるためにリボン色替え機構が必要とされ
る。したがって、リボン送り機構とともにこれらの機構
を駆動するための駆動手段が必要となる。
【0004】さらに、タイムレコーダには、現在時刻を
印字するために挿入されるタイムカードを稼働日に対応
した印字欄に印字可能とするために、タイムカード挿入
時にタイムカードの下辺を支持するタイムカード受けを
1日単位で順次一段ずつ段送り移動させる段送り機構が
備えられている。また、段送りされたタイムカードは、
印字欄が最下段に到達するとその翌日には再び最上段に
印字可能とする必要があるため、段送り機構のリセット
機構が必要である。したがって、これらの各機構を駆動
するための駆動手段が必要となる。
印字するために挿入されるタイムカードを稼働日に対応
した印字欄に印字可能とするために、タイムカード挿入
時にタイムカードの下辺を支持するタイムカード受けを
1日単位で順次一段ずつ段送り移動させる段送り機構が
備えられている。また、段送りされたタイムカードは、
印字欄が最下段に到達するとその翌日には再び最上段に
印字可能とする必要があるため、段送り機構のリセット
機構が必要である。したがって、これらの各機構を駆動
するための駆動手段が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、複数
の機構を備えたタイムレコーダは、印字ヘッドを搭載し
たキャリッジを移動させる駆動手段の他に、上述の各機
構を駆動させる駆動手段を設ける必要がある。つまり、
タイムレコーダとして所望の動作を得るために複数の駆
動手段を使用することは、単品コストの高い部品を複数
使用することであり、さらに、このことは、各駆動手段
を各々駆動制御するが必要あるわけであり、コストダウ
ンを図る上で大きな妨げになるという問題がある。
の機構を備えたタイムレコーダは、印字ヘッドを搭載し
たキャリッジを移動させる駆動手段の他に、上述の各機
構を駆動させる駆動手段を設ける必要がある。つまり、
タイムレコーダとして所望の動作を得るために複数の駆
動手段を使用することは、単品コストの高い部品を複数
使用することであり、さらに、このことは、各駆動手段
を各々駆動制御するが必要あるわけであり、コストダウ
ンを図る上で大きな妨げになるという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明のタイムレコーダは、単一の駆動手段によ
ってすべての機構を作動可能としてある。具体的には、
印字ヘッドの搭載されたキャリッジを往復移動させるキ
ャリッジモータによって、他に備えられている機構であ
る多色インクリボンのリボン色替え機構、多色インクリ
ボンのリボン送り機構、タイムカードの段送り機構、そ
して段送り機構のリセット機構をすべて駆動可能にして
ある。
めに、本発明のタイムレコーダは、単一の駆動手段によ
ってすべての機構を作動可能としてある。具体的には、
印字ヘッドの搭載されたキャリッジを往復移動させるキ
ャリッジモータによって、他に備えられている機構であ
る多色インクリボンのリボン色替え機構、多色インクリ
ボンのリボン送り機構、タイムカードの段送り機構、そ
して段送り機構のリセット機構をすべて駆動可能にして
ある。
【0007】リボン色替え機構はキャリッジの移動方向
に移動自在に設けてある色替えプレートを含んだものか
らなり、この色替えプレートには、色替えプレートがキ
ャリッジの移動方向に移動したときに多色インクリボン
カセットの一部と係合して多色インクリボンカセットを
揺動させ、印字ヘッドと対向するインクリボンの色を切
り替える立ち曲げ部を設けておき、キャリッジが通常印
字のための通常移動範囲の各外側にある第1の位置また
は第2の位置に移動したときにキャリッジの一部と当接
してキャリッジの移動方向に移動可能となる1対の係合
部を設けておくことによって、キャリッジの移動により
多色インクリボンのリボン色替えを可能としている。な
お、この時、多色インクリボンのリボン送り機構は、キ
ャリッジを移動させる輪列とは別にキャリッジモータの
出力軸に噛合する輪列を設けることによって構成してあ
る。
に移動自在に設けてある色替えプレートを含んだものか
らなり、この色替えプレートには、色替えプレートがキ
ャリッジの移動方向に移動したときに多色インクリボン
カセットの一部と係合して多色インクリボンカセットを
揺動させ、印字ヘッドと対向するインクリボンの色を切
り替える立ち曲げ部を設けておき、キャリッジが通常印
字のための通常移動範囲の各外側にある第1の位置また
は第2の位置に移動したときにキャリッジの一部と当接
してキャリッジの移動方向に移動可能となる1対の係合
部を設けておくことによって、キャリッジの移動により
多色インクリボンのリボン色替えを可能としている。な
お、この時、多色インクリボンのリボン送り機構は、キ
ャリッジを移動させる輪列とは別にキャリッジモータの
出力軸に噛合する輪列を設けることによって構成してあ
る。
【0008】タイムカードの段送り機構は、キャリッジ
が通常印字のための通常移動範囲の各外側にある第3の
位置まで移動したときにキャリッジの一部と当接して第
1の角度だけ揺動する段送りレバーによって、タイムカ
ードを支持する段送り部材の段送り方向に形成されてい
るラック部と噛合している段送り歯車をタイムカードが
一段上昇する分だけ回転させることによって、タイムカ
ードの段送りを可能としてある。
が通常印字のための通常移動範囲の各外側にある第3の
位置まで移動したときにキャリッジの一部と当接して第
1の角度だけ揺動する段送りレバーによって、タイムカ
ードを支持する段送り部材の段送り方向に形成されてい
るラック部と噛合している段送り歯車をタイムカードが
一段上昇する分だけ回転させることによって、タイムカ
ードの段送りを可能としてある。
【0009】そして、段送り機構のリセット機構は、キ
ャリッジが通常印字のための通常移動範囲の各外側にあ
る第4の位置まで移動したときにキャリッジの一部に当
接して第2の角度だけ揺動する段送りレバーによって、
段送り部材が降下する方向への段送り歯車の回転を阻止
しているストッパ爪の噛合を解除させることによって、
段送り機構のリセットを可能としてある。
ャリッジが通常印字のための通常移動範囲の各外側にあ
る第4の位置まで移動したときにキャリッジの一部に当
接して第2の角度だけ揺動する段送りレバーによって、
段送り部材が降下する方向への段送り歯車の回転を阻止
しているストッパ爪の噛合を解除させることによって、
段送り機構のリセットを可能としてある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、キャリッジに搭載され
たインパクト式の印字ヘッドをキャリッジモータによっ
てタイムカードの幅方向に移動させつつ多色インクリボ
ンカセットの多色インクリボンを介してタイムカードの
所定の印字欄に現在時刻を多色印字するタイムレコーダ
において、多色インクリボンのリボン色替え機構と、多
色インクリボンのリボン送り機構と、タイムカードの段
送り機構と、段送り機構のリセット機構とが単一のキャ
リッジモータによって作動するようにしてある。
たインパクト式の印字ヘッドをキャリッジモータによっ
てタイムカードの幅方向に移動させつつ多色インクリボ
ンカセットの多色インクリボンを介してタイムカードの
所定の印字欄に現在時刻を多色印字するタイムレコーダ
において、多色インクリボンのリボン色替え機構と、多
色インクリボンのリボン送り機構と、タイムカードの段
送り機構と、段送り機構のリセット機構とが単一のキャ
リッジモータによって作動するようにしてある。
【0011】ここで、リボン色替え機構はキャリッジの
移動方向に移動自在に設けてある色替えプレートを含ん
だものからなり、この色替えプレートには、多色インク
リボンカセットの一部と係合して多色インクリボンカセ
ットを揺動させ、印字ヘッドと対向するインクリボンの
色を切り替え可能な立ち曲げ部と、通常印字のための通
常移動範囲の各外側にある第1の位置または第2の位置
にキャリッジを移動させたときに、キャリッジの一部に
係合してキャリッジの移動方向に色替えプレートを移動
させ、多色インクリボンカセットと立ち曲げ部とを係合
状態または非係合状態に切り替え可能な所定の間隔を有
する1対の係合部とが設けられていることが好ましい。
移動方向に移動自在に設けてある色替えプレートを含ん
だものからなり、この色替えプレートには、多色インク
リボンカセットの一部と係合して多色インクリボンカセ
ットを揺動させ、印字ヘッドと対向するインクリボンの
色を切り替え可能な立ち曲げ部と、通常印字のための通
常移動範囲の各外側にある第1の位置または第2の位置
にキャリッジを移動させたときに、キャリッジの一部に
係合してキャリッジの移動方向に色替えプレートを移動
させ、多色インクリボンカセットと立ち曲げ部とを係合
状態または非係合状態に切り替え可能な所定の間隔を有
する1対の係合部とが設けられていることが好ましい。
【0012】また、段送り機構およびリセット機構は、
タイムカードの段送り方向に形成してあるラック部とタ
イムカードの下辺を支持するタイムカード受けとを有
し、段送り方向に移動可能に設けてある段送り部材と、
ラック部と噛合する段送り歯車と、段送り歯車の支持軸
と同軸に段送り歯車の回転に対して独立して揺動可能に
支持されている段送りレバーと、通常印字のための通常
移動範囲を超えた第3の位置および第4の位置までキャ
リッジが移動したときに、段送りレバーの一部に係合し
て段送りレバーをそれぞれ第1の角度および第2の角度
だけ揺動させるキャリッジに設けられている揺動用係合
部と、段送りレバーの揺動部に揺動可能に設けられてお
り、段送り歯車に噛合する方向に弾性付勢されていて、
段送りレバーが第1の角度だけ揺動したときに段送り歯
車を回転させて段送り部材を一段だけ上昇させる段送り
爪と、段送り歯車の支持軸と別の支持軸に揺動可能に設
けられており、段送り歯車に噛合する方向に弾性付勢さ
れかつ段送り部材が降下する方向への段送り歯車の回転
を阻止していて、段送りレバーが第2の角度だけ揺動し
たときに段送り爪により段送り歯車との噛合を解除させ
られるストッパ爪とが設けられていることが好ましい。
タイムカードの段送り方向に形成してあるラック部とタ
イムカードの下辺を支持するタイムカード受けとを有
し、段送り方向に移動可能に設けてある段送り部材と、
ラック部と噛合する段送り歯車と、段送り歯車の支持軸
と同軸に段送り歯車の回転に対して独立して揺動可能に
支持されている段送りレバーと、通常印字のための通常
移動範囲を超えた第3の位置および第4の位置までキャ
リッジが移動したときに、段送りレバーの一部に係合し
て段送りレバーをそれぞれ第1の角度および第2の角度
だけ揺動させるキャリッジに設けられている揺動用係合
部と、段送りレバーの揺動部に揺動可能に設けられてお
り、段送り歯車に噛合する方向に弾性付勢されていて、
段送りレバーが第1の角度だけ揺動したときに段送り歯
車を回転させて段送り部材を一段だけ上昇させる段送り
爪と、段送り歯車の支持軸と別の支持軸に揺動可能に設
けられており、段送り歯車に噛合する方向に弾性付勢さ
れかつ段送り部材が降下する方向への段送り歯車の回転
を阻止していて、段送りレバーが第2の角度だけ揺動し
たときに段送り爪により段送り歯車との噛合を解除させ
られるストッパ爪とが設けられていることが好ましい。
【0013】
【実施例】印字ヘッド2の駆動機構について説明する。
図1において、タイムレコーダに挿置されるタイムカー
ド1の幅方向に延伸するように、フレーム5の両側部5
a、5bにガイド軸6が支持されており、ガイド軸6に
は、印字ヘッド2を搭載したキャリッジ4が往復移動可
能に設置されている(図2参照)。この印字ヘッド2は
ドットインパクト方式のものであり、タイムカード1の
印字面の背面側にはプラテン3(図4参照)が設けられ
ている。
図1において、タイムレコーダに挿置されるタイムカー
ド1の幅方向に延伸するように、フレーム5の両側部5
a、5bにガイド軸6が支持されており、ガイド軸6に
は、印字ヘッド2を搭載したキャリッジ4が往復移動可
能に設置されている(図2参照)。この印字ヘッド2は
ドットインパクト方式のものであり、タイムカード1の
印字面の背面側にはプラテン3(図4参照)が設けられ
ている。
【0014】フレームの左側部5a近傍には、キャリッ
ジモータ7が設置されている。このキャリッジモータ7
の出力軸7aにはモータ歯車8が固着されており、モー
タ歯車8にはキャリッジ送り歯車(図示せず)が噛合し
ている。キャリッジ送り歯車にはタイミングプーリ15
(図8参照)が一体的に設けられていて、このタイミン
グプーリ15とフレームの右側部5b近傍に軸支されて
いるタイミングプーリ(図示せず)とによってタイミン
グベルト16が巻き掛けられている。そして、タイミン
グベルト16の一部にキャリッジ4が固着されているこ
とによってキャリッジ4すなわち印字ヘッド2はキャリ
ッジモータ7によって移動可能となっている。
ジモータ7が設置されている。このキャリッジモータ7
の出力軸7aにはモータ歯車8が固着されており、モー
タ歯車8にはキャリッジ送り歯車(図示せず)が噛合し
ている。キャリッジ送り歯車にはタイミングプーリ15
(図8参照)が一体的に設けられていて、このタイミン
グプーリ15とフレームの右側部5b近傍に軸支されて
いるタイミングプーリ(図示せず)とによってタイミン
グベルト16が巻き掛けられている。そして、タイミン
グベルト16の一部にキャリッジ4が固着されているこ
とによってキャリッジ4すなわち印字ヘッド2はキャリ
ッジモータ7によって移動可能となっている。
【0015】キャリッジ4には、フレーム5に設けられ
ているホームポジションセンサ17に対応してセンサプ
レート18(図3参照)が設けられており、これにより
キャリッジ4のホームポジション(印字待機位置)にお
ける存否を検出可能としてある。ここで、印字ヘッド2
のホームポジションは実質的にタイムカード1の印字範
囲の中央部となるように設定されている。
ているホームポジションセンサ17に対応してセンサプ
レート18(図3参照)が設けられており、これにより
キャリッジ4のホームポジション(印字待機位置)にお
ける存否を検出可能としてある。ここで、印字ヘッド2
のホームポジションは実質的にタイムカード1の印字範
囲の中央部となるように設定されている。
【0016】次に、多色インクリボンの色替え機構につ
いて説明する。図1において、キャリッジ4の上方に色
替えプレート19がキャリッジ4の移動方向に移動可能
に設けられている。色替えプレート19の上方には、多
色インクリボンを巡回供給する多色インクリボンカセッ
ト20(図7参照)が印字ヘッド2の移動方向に対して
直交する方向に揺動可能に設けられている。
いて説明する。図1において、キャリッジ4の上方に色
替えプレート19がキャリッジ4の移動方向に移動可能
に設けられている。色替えプレート19の上方には、多
色インクリボンを巡回供給する多色インクリボンカセッ
ト20(図7参照)が印字ヘッド2の移動方向に対して
直交する方向に揺動可能に設けられている。
【0017】色替えプレート19の下面側には、キャリ
ッジ4が通常印字の移動範囲を超えて第1の位置または
第2の位置に移動したときにキャリッジ4の一部が当接
することによってキャリッジ4の移動方向(左右方向)
へ移動するように、キャリッジ4の幅よりも大きい間隔
で1対の係合部19a、19bが形成されている。した
がって、キャリッジ4が通常印字のため移動する場合に
は、色替えプレート19は移動することはない。一方、
色替えプレート19の上面側には、キャリッジ4が一方
向(図7(b)に示す右方向)に移動したときには、多
色インクリボンカセット20の突出部20aに係合する
ことによって多色インクリボンカセット20を傾斜した
状態(図7(c)参照)にさせ、キャリッジ4が逆方向
(図7(a)に示す左方向)に移動したときには、多色
インクリボンカセット20の突出部20aとの係合を解
除することによって多色インクリボンカセット20を水
平な状態にさせる立ち曲げ部19c(図4参照)が設け
られている。すなわち、多色インクリボンカセット20
が水平な状態または傾斜した状態に切り替えられること
によって、印字ヘッド2と対向する多色インクリボンの
色が切り替え可能となっている。
ッジ4が通常印字の移動範囲を超えて第1の位置または
第2の位置に移動したときにキャリッジ4の一部が当接
することによってキャリッジ4の移動方向(左右方向)
へ移動するように、キャリッジ4の幅よりも大きい間隔
で1対の係合部19a、19bが形成されている。した
がって、キャリッジ4が通常印字のため移動する場合に
は、色替えプレート19は移動することはない。一方、
色替えプレート19の上面側には、キャリッジ4が一方
向(図7(b)に示す右方向)に移動したときには、多
色インクリボンカセット20の突出部20aに係合する
ことによって多色インクリボンカセット20を傾斜した
状態(図7(c)参照)にさせ、キャリッジ4が逆方向
(図7(a)に示す左方向)に移動したときには、多色
インクリボンカセット20の突出部20aとの係合を解
除することによって多色インクリボンカセット20を水
平な状態にさせる立ち曲げ部19c(図4参照)が設け
られている。すなわち、多色インクリボンカセット20
が水平な状態または傾斜した状態に切り替えられること
によって、印字ヘッド2と対向する多色インクリボンの
色が切り替え可能となっている。
【0018】次に、多色インクリボンのリボン送り機構
について説明する。図8において、キャリッジモータ7
の出力軸7aに固着されたモータ歯車8に、上述したキ
ャリッジ送り歯車の他に歯車9が噛合しており、歯車9
に同軸に設けられている歯車10に太陽歯車11が噛合
しており、太陽歯車11には同軸にV字状の揺動板12
が揺動可能に取り付けられいる。揺動板12の一方のア
ーム12aには太陽歯車11と噛合する遊星歯車13が
軸支されており、遊星歯車13は、揺動板12が時計回
りと反対方向に揺動したときに、リボン巻き取り軸14
に一体に形成されている歯車14aと噛合可能に設けら
れている。揺動板12の他方のアーム12bは揺動板1
2が時計回りの方向に揺動したときにフレーム5に当接
して揺動板12の時計回りの方向への揺動を規制するも
のである。リボン巻き取り軸14の歯部14bは多色イ
ンクリボンカセット20のリボン巻き取り部(図示せ
ず)に噛合している。
について説明する。図8において、キャリッジモータ7
の出力軸7aに固着されたモータ歯車8に、上述したキ
ャリッジ送り歯車の他に歯車9が噛合しており、歯車9
に同軸に設けられている歯車10に太陽歯車11が噛合
しており、太陽歯車11には同軸にV字状の揺動板12
が揺動可能に取り付けられいる。揺動板12の一方のア
ーム12aには太陽歯車11と噛合する遊星歯車13が
軸支されており、遊星歯車13は、揺動板12が時計回
りと反対方向に揺動したときに、リボン巻き取り軸14
に一体に形成されている歯車14aと噛合可能に設けら
れている。揺動板12の他方のアーム12bは揺動板1
2が時計回りの方向に揺動したときにフレーム5に当接
して揺動板12の時計回りの方向への揺動を規制するも
のである。リボン巻き取り軸14の歯部14bは多色イ
ンクリボンカセット20のリボン巻き取り部(図示せ
ず)に噛合している。
【0019】これらのモータ歯車8、歯車9、歯車1
0、太陽歯車11、遊星歯車13、歯車14aおよび歯
車14bからなる歯車輪列は、印字ヘッド2の印字時の
キャリッジ4の移動方向すなわちモータ歯車8が時計回
りの方向に回転している場合にのみその回転がリボン巻
き取り軸14まで回転が伝達されるものであり、その逆
であるモータ歯車8が反時計回りの方向に回転している
場合には、揺動板12が太陽歯車11の回転方向(時計
回りの方向)に揺動し、遊星歯車13と歯車14aとが
非噛合状態となってリボン巻き取り軸14にその回転は
伝達されないようになっている。
0、太陽歯車11、遊星歯車13、歯車14aおよび歯
車14bからなる歯車輪列は、印字ヘッド2の印字時の
キャリッジ4の移動方向すなわちモータ歯車8が時計回
りの方向に回転している場合にのみその回転がリボン巻
き取り軸14まで回転が伝達されるものであり、その逆
であるモータ歯車8が反時計回りの方向に回転している
場合には、揺動板12が太陽歯車11の回転方向(時計
回りの方向)に揺動し、遊星歯車13と歯車14aとが
非噛合状態となってリボン巻き取り軸14にその回転は
伝達されないようになっている。
【0020】次に、タイムカード1の段送り機構および
段送り機構のリセット機構について説明する。図1にお
いて、フレーム5の右側部5b近傍に、タイムカード1
の挿脱方向に延伸する段送りガイド軸21が設けられて
おり、このガイド軸21にガイドされて移動可能にタイ
ムカード1の段送り部材22が設置されている。段送り
部材22には、タイムカード1の下辺を支持するタイム
カード受け22aおよび段送り部材を移動させる方向に
ラック部22cが形成されている。
段送り機構のリセット機構について説明する。図1にお
いて、フレーム5の右側部5b近傍に、タイムカード1
の挿脱方向に延伸する段送りガイド軸21が設けられて
おり、このガイド軸21にガイドされて移動可能にタイ
ムカード1の段送り部材22が設置されている。段送り
部材22には、タイムカード1の下辺を支持するタイム
カード受け22aおよび段送り部材を移動させる方向に
ラック部22cが形成されている。
【0021】タイムカード受け22aにはその中央部に
凹部22bが形成されており、その凹部22bにはタイ
ムカード1の下辺が当接することによって揺動可能な1
対の揺動片31a,31bが設けられていて、各揺動片
31a,31bの下部には各々マイクロスイッチ32,
32が設けられている。各揺動片31a,31bはタイ
ムカード1が挿入されていない状態において凹部22b
より突き出た状態に保たれていて、このとき、マイクロ
スイッチ32はOFFの状態である。ここで、本実施例
のタイムカード1は表裏両面に月の前半と後半の印字欄
が用意されているタイプのものであり、タイムカード1
の下辺には、例えば、表面を前面にしてタイムカード1
を挿入したときに一方の揺動片31aと当接し、他方の
揺動片31bとは当接せず、逆に、裏面を前面にしてタ
イムカード1を挿入したときに揺動片31bと当接し、
揺動片31aとは当接しないように、1つの凹部1aが
設けられており、タイムカード1が挿入された状態にお
いて、両揺動片31a,31bのどちらか一方がタイム
カード1の下辺と当接して凹部22b内に押し下げられ
て、このとき、押し下げられた揺動片31a(または揺
動片31b)の下のマイクロスイッチ33はONの状態
となる。このように、タイムレコーダに挿入されるタイ
ムカード1は、挿入の探知および表裏の判別がされるよ
うになっている。
凹部22bが形成されており、その凹部22bにはタイ
ムカード1の下辺が当接することによって揺動可能な1
対の揺動片31a,31bが設けられていて、各揺動片
31a,31bの下部には各々マイクロスイッチ32,
32が設けられている。各揺動片31a,31bはタイ
ムカード1が挿入されていない状態において凹部22b
より突き出た状態に保たれていて、このとき、マイクロ
スイッチ32はOFFの状態である。ここで、本実施例
のタイムカード1は表裏両面に月の前半と後半の印字欄
が用意されているタイプのものであり、タイムカード1
の下辺には、例えば、表面を前面にしてタイムカード1
を挿入したときに一方の揺動片31aと当接し、他方の
揺動片31bとは当接せず、逆に、裏面を前面にしてタ
イムカード1を挿入したときに揺動片31bと当接し、
揺動片31aとは当接しないように、1つの凹部1aが
設けられており、タイムカード1が挿入された状態にお
いて、両揺動片31a,31bのどちらか一方がタイム
カード1の下辺と当接して凹部22b内に押し下げられ
て、このとき、押し下げられた揺動片31a(または揺
動片31b)の下のマイクロスイッチ33はONの状態
となる。このように、タイムレコーダに挿入されるタイ
ムカード1は、挿入の探知および表裏の判別がされるよ
うになっている。
【0022】ラック部22cには支持軸23に回転自在
に軸支されている段送り歯車24が噛合しており、同じ
支持軸23には段送り歯車24の回転に対して独立して
揺動可能に段送りレバー25も軸支されており、段送り
レバー25の揺動部25aには、段送り爪26が揺動可
能に軸支されている。段送り爪26は、一方がフレーム
5に、他方が段送り爪26の一部に係止されているバネ
27によって時計回りの方向に弾性付勢された状態で段
送り歯車24の歯部24aに噛合しているとともに、バ
ネ27によって段送りレバー25も反時計回りの方向に
弾性付勢された状態にある。
に軸支されている段送り歯車24が噛合しており、同じ
支持軸23には段送り歯車24の回転に対して独立して
揺動可能に段送りレバー25も軸支されており、段送り
レバー25の揺動部25aには、段送り爪26が揺動可
能に軸支されている。段送り爪26は、一方がフレーム
5に、他方が段送り爪26の一部に係止されているバネ
27によって時計回りの方向に弾性付勢された状態で段
送り歯車24の歯部24aに噛合しているとともに、バ
ネ27によって段送りレバー25も反時計回りの方向に
弾性付勢された状態にある。
【0023】段送り歯車24および段送りレバー25を
軸支する支持軸23とは別の支持軸28にはストッパ爪
29が揺動可能に軸支されており、ストッパ爪29も、
段送り爪26と同様に、一方がフレーム5に、他方がス
トッパ爪29の一部に係止されているバネ30によって
時計回りの方向に弾性付勢された状態で段送り歯車24
の歯部24aに噛合している。したがって、ストッパ爪
29は、段送り歯車24の時計回りの方向への回転を許
容し、反時計回りの方向への回転を阻止している。
軸支する支持軸23とは別の支持軸28にはストッパ爪
29が揺動可能に軸支されており、ストッパ爪29も、
段送り爪26と同様に、一方がフレーム5に、他方がス
トッパ爪29の一部に係止されているバネ30によって
時計回りの方向に弾性付勢された状態で段送り歯車24
の歯部24aに噛合している。したがって、ストッパ爪
29は、段送り歯車24の時計回りの方向への回転を許
容し、反時計回りの方向への回転を阻止している。
【0024】また、キャリッジ4には、キャリッジ4が
印字ヘッド2の通常印字のための通常移動範囲を超えた
位置(第3の位置および第4の位置)まで移動したとき
に段送りレバー25の揺動部25aに係合することによ
って段送りレバー25を揺動可能な揺動用係合部4aが
設けられている。
印字ヘッド2の通常印字のための通常移動範囲を超えた
位置(第3の位置および第4の位置)まで移動したとき
に段送りレバー25の揺動部25aに係合することによ
って段送りレバー25を揺動可能な揺動用係合部4aが
設けられている。
【0025】ここで、キャリッジ4が通常移動範囲を超
えて第3の位置まで移動すると、段送りレバー25が揺
動していない状態(原位置)から第1の角度だけ揺動し
た状態(図5参照)となる。このとき、段送り爪26は
段送り歯車24の歯部24aに噛合した状態に保たれた
まま揺動するので、段送り歯車24は第1の角度だけ回
動(時計回りの方向)することとなって、したがって、
段送り歯車24に噛合しているラック部22cを介して
段送り部材22を上昇させることとなる。この段送りレ
バー25の第1の角度だけの揺動による段送り部材22
の上昇量がタイムカード1の印字欄1bの1段分に相当
している。キャリッジ4が第3の位置から通常移動範囲
内に戻る際には、段送り歯車24はストッパ爪29によ
り時計と反対回りの方向には規制されているので回動す
ることなく、また、段送り爪26は段送り歯車24に対
して空回りしながら原位置まで戻ることとなる。
えて第3の位置まで移動すると、段送りレバー25が揺
動していない状態(原位置)から第1の角度だけ揺動し
た状態(図5参照)となる。このとき、段送り爪26は
段送り歯車24の歯部24aに噛合した状態に保たれた
まま揺動するので、段送り歯車24は第1の角度だけ回
動(時計回りの方向)することとなって、したがって、
段送り歯車24に噛合しているラック部22cを介して
段送り部材22を上昇させることとなる。この段送りレ
バー25の第1の角度だけの揺動による段送り部材22
の上昇量がタイムカード1の印字欄1bの1段分に相当
している。キャリッジ4が第3の位置から通常移動範囲
内に戻る際には、段送り歯車24はストッパ爪29によ
り時計と反対回りの方向には規制されているので回動す
ることなく、また、段送り爪26は段送り歯車24に対
して空回りしながら原位置まで戻ることとなる。
【0026】また、キャリッジ4が通常移動範囲を超え
て第4の位置まで移動すると、段送りレバー25が揺動
していない状態(原位置)から第1の角度を超えて第2
の角度まで揺動した状態(図6参照)となる。このと
き、段送り爪26は第1の角度までは段送り歯車24の
歯部24aに噛合した状態に保たれたまま揺動するの
で、上述のように、段送り歯車24は第1の角度だけ回
動(時計回りの方向)するが、第1の角度を超えて第2
の角度まで揺動する際に、段送り爪26はその一端がフ
レーム5の係止部5cに係止されて時計と反対回りの方
向へ回転して段送り歯車24との噛合が解除され、その
他端がストッパ爪29に係合してストッパ爪29を時計
回りと反対方向に回転させることとなり、ストッパ爪2
9と段送り爪26は段送り歯車の24の歯部24aとの
噛合を解除させられることとなって、したがって、段送
り歯車24を回転自由な状態にすることとなり、すなわ
ち、段送り部材22を自重により最下点まで落下させる
こととなる。
て第4の位置まで移動すると、段送りレバー25が揺動
していない状態(原位置)から第1の角度を超えて第2
の角度まで揺動した状態(図6参照)となる。このと
き、段送り爪26は第1の角度までは段送り歯車24の
歯部24aに噛合した状態に保たれたまま揺動するの
で、上述のように、段送り歯車24は第1の角度だけ回
動(時計回りの方向)するが、第1の角度を超えて第2
の角度まで揺動する際に、段送り爪26はその一端がフ
レーム5の係止部5cに係止されて時計と反対回りの方
向へ回転して段送り歯車24との噛合が解除され、その
他端がストッパ爪29に係合してストッパ爪29を時計
回りと反対方向に回転させることとなり、ストッパ爪2
9と段送り爪26は段送り歯車の24の歯部24aとの
噛合を解除させられることとなって、したがって、段送
り歯車24を回転自由な状態にすることとなり、すなわ
ち、段送り部材22を自重により最下点まで落下させる
こととなる。
【0027】以上のように、キャリッジ4に搭載されて
一定の位置(高さ)で水平に往復移動する印字ヘッド2
が稼働日に対応するタイムカード1の印字欄1bに印字
するために、タイムカード1の支持位置(高さ)を変更
する段送り機構、そして、段送りされてきたタイムカー
ド1の印字欄1bが最下段に到達したその翌日には、再
び稼働日に対応する最上段に印字可能とするようにタイ
ムカード1の段送りをリセットするリセット機構が設け
られている。
一定の位置(高さ)で水平に往復移動する印字ヘッド2
が稼働日に対応するタイムカード1の印字欄1bに印字
するために、タイムカード1の支持位置(高さ)を変更
する段送り機構、そして、段送りされてきたタイムカー
ド1の印字欄1bが最下段に到達したその翌日には、再
び稼働日に対応する最上段に印字可能とするようにタイ
ムカード1の段送りをリセットするリセット機構が設け
られている。
【0028】
【動作の説明】タイムカード1への印字の前に、図示し
ない設定パネルにより日時の設定を行ない、多色インク
リボンカセット20(本実施例においては、黒と赤の2
色を有するインクリボンである。)を装着しておく。そ
して、タイムカード1の挿入を待機する。
ない設定パネルにより日時の設定を行ない、多色インク
リボンカセット20(本実施例においては、黒と赤の2
色を有するインクリボンである。)を装着しておく。そ
して、タイムカード1の挿入を待機する。
【0029】タイムカード1が挿入されると、タイムカ
ード1の下辺がタイムカード受け22aに当接すること
により、揺動片31a、31bによってタイムカードの
表裏の判断が行なわれる。すなわち、例えば図1に示す
ように、タイムカード1が挿入されると、タイムカード
1の下辺に設けられている凹部1aにより片方の揺動片
31aのみタイムカード1の下辺と当接して押し下げら
れ、それによりタイムレコーダの設定日時に対してタイ
ムカード1が表裏正しく挿入されているかが判断され
る。タイムカード1の表裏が間違えて挿入されたときに
は、図示しないランプ等によってその旨の警告が発せら
れる。タイムカード1の表裏が正しく挿入されたときに
は、CPUからの出力信号によりキャリッジモータ7が
回転して、キャリッジ4すなわち印字ヘッド2が往復移
動する。印字ヘッド2は、上述のように、キャリッジ4
に設けられているセンサプレート18とフレーム5に設
けられているホームポジションセンサ17により実質的
にタイムカード1の印字範囲の中央部に待機した状態か
ら移動を開始し、印字終了後再び同位置において待機状
態となる。
ード1の下辺がタイムカード受け22aに当接すること
により、揺動片31a、31bによってタイムカードの
表裏の判断が行なわれる。すなわち、例えば図1に示す
ように、タイムカード1が挿入されると、タイムカード
1の下辺に設けられている凹部1aにより片方の揺動片
31aのみタイムカード1の下辺と当接して押し下げら
れ、それによりタイムレコーダの設定日時に対してタイ
ムカード1が表裏正しく挿入されているかが判断され
る。タイムカード1の表裏が間違えて挿入されたときに
は、図示しないランプ等によってその旨の警告が発せら
れる。タイムカード1の表裏が正しく挿入されたときに
は、CPUからの出力信号によりキャリッジモータ7が
回転して、キャリッジ4すなわち印字ヘッド2が往復移
動する。印字ヘッド2は、上述のように、キャリッジ4
に設けられているセンサプレート18とフレーム5に設
けられているホームポジションセンサ17により実質的
にタイムカード1の印字範囲の中央部に待機した状態か
ら移動を開始し、印字終了後再び同位置において待機状
態となる。
【0030】この時の現在時刻が出勤時刻以前(出勤時
間帯)であれば、タイムカード1の通常出勤欄に印字ヘ
ッド2により黒色等通常の印字色で現在時刻が印字され
る。同様にして、正常の退出時刻以後(退出時間帯)に
も正常退出欄にその時の現在時刻の印字が行なわれる。
間帯)であれば、タイムカード1の通常出勤欄に印字ヘ
ッド2により黒色等通常の印字色で現在時刻が印字され
る。同様にして、正常の退出時刻以後(退出時間帯)に
も正常退出欄にその時の現在時刻の印字が行なわれる。
【0031】現在時刻が出勤時刻以後すなわち遅刻時間
帯になると、非通常、例えば遅刻として通常の印字色で
ない赤色等による印字の準備が行なわれる。すなわち、
キャリッジ4が通常印字範囲を越えて第1の位置まで移
動し(図7(b)、(c)参照)、上述したリボン色替
え機構が作動することにより、多色インクリボンカセッ
ト20の姿勢を傾斜した状態とさせる(本実施例におい
ては、通常の印字色の場合を水平姿勢、非通常の印字色
の場合を傾斜姿勢とする。もちろん逆でも構わな
い。)。多色インクリボンカセット20が傾斜した状態
となることによって、印字ヘッド2と対向する多色イン
クリボンの色が切り替えられる。そして、タイムカード
1が挿入されると、非通常の印字色である赤色等でタイ
ムカード1の遅刻欄に現在時刻を印字する。同様にし
て、正常の退出時刻以前すなわち早退時間帯の場合にも
早退欄に赤色で印字が行なわれる。なお、出張その他の
外出の場合にもそれぞれこれに準じた動作による現在時
刻の印字が行なわれる。
帯になると、非通常、例えば遅刻として通常の印字色で
ない赤色等による印字の準備が行なわれる。すなわち、
キャリッジ4が通常印字範囲を越えて第1の位置まで移
動し(図7(b)、(c)参照)、上述したリボン色替
え機構が作動することにより、多色インクリボンカセッ
ト20の姿勢を傾斜した状態とさせる(本実施例におい
ては、通常の印字色の場合を水平姿勢、非通常の印字色
の場合を傾斜姿勢とする。もちろん逆でも構わな
い。)。多色インクリボンカセット20が傾斜した状態
となることによって、印字ヘッド2と対向する多色イン
クリボンの色が切り替えられる。そして、タイムカード
1が挿入されると、非通常の印字色である赤色等でタイ
ムカード1の遅刻欄に現在時刻を印字する。同様にし
て、正常の退出時刻以前すなわち早退時間帯の場合にも
早退欄に赤色で印字が行なわれる。なお、出張その他の
外出の場合にもそれぞれこれに準じた動作による現在時
刻の印字が行なわれる。
【0032】そして、予め設定された時刻(正常の退出
時刻)になると、キャリッジ4が通常印字範囲を越えて
第2の位置まで移動し(図7(a)参照)、上述したリ
ボン色替え機構が作動することにより、多色インクリボ
ンカセット20の姿勢を水平な状態にする。
時刻)になると、キャリッジ4が通常印字範囲を越えて
第2の位置まで移動し(図7(a)参照)、上述したリ
ボン色替え機構が作動することにより、多色インクリボ
ンカセット20の姿勢を水平な状態にする。
【0033】本実施例においては、タイムカード1に遅
刻欄が設けられているものとしている。しかし、遅刻欄
を設けることなく通常時と同位置に通常時と異なる色の
印字を行なうことによっても、通常出勤、遅刻の判断は
可能である。また、現在時刻が出勤時刻以後である遅刻
時間帯になっても上述のように必ずしも色替えの準備を
行なわなければならないことはなく、その都度色替え動
作を行なって印字するものでも構わない。
刻欄が設けられているものとしている。しかし、遅刻欄
を設けることなく通常時と同位置に通常時と異なる色の
印字を行なうことによっても、通常出勤、遅刻の判断は
可能である。また、現在時刻が出勤時刻以後である遅刻
時間帯になっても上述のように必ずしも色替えの準備を
行なわなければならないことはなく、その都度色替え動
作を行なって印字するものでも構わない。
【0034】次に、日付の変更時、すなわち、当該日が
終了して午前0時(または設定した時刻)になった時の
動作について説明する。日付が変更すると、キャリッジ
4が通常印字のための通常移動範囲を超えて第3の位置
まで移動し、上述した段送り機構が作動することによっ
て段送り部材22がタイムカード1の印字欄1bの1段
分だけ上昇する。
終了して午前0時(または設定した時刻)になった時の
動作について説明する。日付が変更すると、キャリッジ
4が通常印字のための通常移動範囲を超えて第3の位置
まで移動し、上述した段送り機構が作動することによっ
て段送り部材22がタイムカード1の印字欄1bの1段
分だけ上昇する。
【0035】ここで、本実施例のタイムカード1は印字
欄1b1ヶ月分が表裏に分けて設けられているものであ
り、例えば、表側の印字欄1bの最下段の日付の翌日
は、裏面の印字欄1bの最上段となる。また、裏面の印
字欄1bについても、同様であるが、裏面に関しては、
大の月(31日/月)、小の月(30日/月、あるいは
28日(閏年は29日)/月)をも考慮する必要がある
が、これはタイムレコーダに記憶されているカレンダー
機能により対処される。よって、印字欄1bの最下段の
翌日への日付の変更時について説明する。タイムレコー
ダの印字すべき印字欄1bの最下段の日から日付が変更
すると、キャリッジ4が通常印字のための通常移動範囲
を超えて第4の位置まで移動し、上述したリセット機構
が作動することによって段送り部材22が自重により最
下点まで落下する。段送り部材22は、最下点まで落下
したとき、表裏両側の印字欄1bの最上段の日付が印字
ヘッドの印字位置となる。
欄1b1ヶ月分が表裏に分けて設けられているものであ
り、例えば、表側の印字欄1bの最下段の日付の翌日
は、裏面の印字欄1bの最上段となる。また、裏面の印
字欄1bについても、同様であるが、裏面に関しては、
大の月(31日/月)、小の月(30日/月、あるいは
28日(閏年は29日)/月)をも考慮する必要がある
が、これはタイムレコーダに記憶されているカレンダー
機能により対処される。よって、印字欄1bの最下段の
翌日への日付の変更時について説明する。タイムレコー
ダの印字すべき印字欄1bの最下段の日から日付が変更
すると、キャリッジ4が通常印字のための通常移動範囲
を超えて第4の位置まで移動し、上述したリセット機構
が作動することによって段送り部材22が自重により最
下点まで落下する。段送り部材22は、最下点まで落下
したとき、表裏両側の印字欄1bの最上段の日付が印字
ヘッドの印字位置となる。
【0036】なお、本発明において、上述してきた実施
例の他に、異なるタイムカードの形式(印字欄1bが片
面に1ヶ月分用意されている等)にも対応することが可
能であることは明らかである。
例の他に、異なるタイムカードの形式(印字欄1bが片
面に1ヶ月分用意されている等)にも対応することが可
能であることは明らかである。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、タイムカードを機能さ
せる上で必要な複数の機構を単一の駆動手段(キャリッ
ジモータ)によって駆動可能としてあるので、タイムレ
コーダを構成する高価な部品の一つである駆動手段の点
数削減、およびそれにともなう回路構成や配線の単純化
を図ることが可能となり、製造コストを低減することが
可能となる。
せる上で必要な複数の機構を単一の駆動手段(キャリッ
ジモータ)によって駆動可能としてあるので、タイムレ
コーダを構成する高価な部品の一つである駆動手段の点
数削減、およびそれにともなう回路構成や配線の単純化
を図ることが可能となり、製造コストを低減することが
可能となる。
【0038】また、単一の駆動機構によって多色インク
リボンのリボン色替え機構を駆動させるにあたっては、
色替えプレートを設けることによって、印字ヘッドを搭
載したキャリッジが通常印字のための通常移動範囲を超
えて移動したときにこの色替えプレートを移動させるこ
とによって実現しており、リボン色替え機構用の駆動手
段を設けることなく、キャリッジの移動範囲を制御する
だけでリボン色の切り替えが可能となっている。
リボンのリボン色替え機構を駆動させるにあたっては、
色替えプレートを設けることによって、印字ヘッドを搭
載したキャリッジが通常印字のための通常移動範囲を超
えて移動したときにこの色替えプレートを移動させるこ
とによって実現しており、リボン色替え機構用の駆動手
段を設けることなく、キャリッジの移動範囲を制御する
だけでリボン色の切り替えが可能となっている。
【0039】同様に、タイムカードの段送り機構および
段送り機構のリセット機構に関しても、段送りレバーを
揺動させて、段送り歯車を回動させたり、段送り歯車の
回転を阻止しているストッパ爪の段送り歯車との噛合を
解除させることによって実現しており、段送り機構およ
びリセット機構用の駆動手段を設けることなく、キャリ
ッジの移動範囲を制御するだけでタイムカードの段送り
および段送りのリセットをすることが可能となってい
る。
段送り機構のリセット機構に関しても、段送りレバーを
揺動させて、段送り歯車を回動させたり、段送り歯車の
回転を阻止しているストッパ爪の段送り歯車との噛合を
解除させることによって実現しており、段送り機構およ
びリセット機構用の駆動手段を設けることなく、キャリ
ッジの移動範囲を制御するだけでタイムカードの段送り
および段送りのリセットをすることが可能となってい
る。
【図1】本発明の全体構成を示す正面図である。
【図2】同、左側面図である。
【図3】同、右側面図である。
【図4】同、平面図である。
【図5】段送り機構の動作説明図である。
【図6】段送り機構のリセット機構の動作説明図であ
る。
る。
【図7】リボン色替え機構の動作説明図であり、(a)
は多色インクリボンカセットを水平に保持するための動
作を、(b)は同じく傾斜させて保持するための動作
を、(c)は(b)の側面図である。
は多色インクリボンカセットを水平に保持するための動
作を、(b)は同じく傾斜させて保持するための動作
を、(c)は(b)の側面図である。
【図8】キャリッジを移動させる機構およびリボン送り
機構を構成する歯車輪列を示す平面図である。
機構を構成する歯車輪列を示す平面図である。
1 タイムカード 2 印字ヘッド 4 キャリッジ 4a 揺動用係合部 7 キャリッジモータ 19 色替えプレート 19a,b 係合部 19c 立ち曲げ部 20 多色インクリボンカセット 22 段送り部材 22a タイムカード受け 22c ラック部 23 支持軸 24 段送り歯車 25 段送りレバー 25a 揺動部 26 段送り爪 28 支持軸 29 ストッパ爪
Claims (3)
- 【請求項1】 キャリッジに搭載されたインパクト式の
印字ヘッドをキャリッジモータによってタイムカードの
幅方向に移動させつつ多色インクリボンカセットの多色
インクリボンを介して上記タイムカードの所定の印字欄
に現在時刻を多色印字するタイムレコーダにおいて、 上記多色インクリボンカセットのリボン色替え機構と、
上記多色インクリボンのリボン送り機構と、上記タイム
カードの段送り機構と、上記段送り機構のリセット機構
とが単一の上記キャリッジモータによって作動するよう
にしてあることを特徴とするタイムレコーダ。 - 【請求項2】 上記リボン色替え機構は上記キャリッジ
の移動方向に移動自在に設けてある色替えプレートを含
み、当該色替えプレートには、 上記多色インクリボンカセットの一部と係合して上記多
色インクリボンカセットを揺動させ、上記印字ヘッドと
対向する上記インクリボンの色を切り替え可能な立ち曲
げ部と、 通常印字のための通常移動範囲の各外側にある第1の位
置または第2の位置に上記キャリッジを移動させたとき
に、上記キャリッジの一部に係合して当該キャリッジの
移動方向に当該色替えプレートを移動させ、上記多色イ
ンクリボンカセットと上記立ち曲げ部とを係合状態また
は非係合状態に切り替え可能な所定の間隔を有する1対
の係合部とが設けられていることを特徴とする請求項1
に記載のタイムレコーダ。 - 【請求項3】 上記段送り機構および上記リセット機構
は、 上記タイムカードの段送り方向に形成してあるラック部
と当該タイムカードの下辺を支持するタイムカード受け
とを有し、上記段送り方向に移動可能に設けてある段送
り部材と、 上記ラック部と噛合する段送り歯車と、 上記段送り歯車の支持軸と同軸に当該段送り歯車の回転
に対して独立して揺動可能に支持されている段送りレバ
ーと、 通常印字のための通常移動範囲を超えた第3の位置およ
び第4の位置まで上記キャリッジが移動したときに、上
記段送りレバーの一部に係合して当該段送りレバーをそ
れぞれ第1の角度および第2の角度だけ揺動させる当該
キャリッジに設けられている揺動用係合部と、 上記段送りレバーの揺動部に揺動可能に設けられてお
り、上記段送り歯車に噛合する方向に弾性付勢されてい
て、当該段送りレバーが上記第1の角度だけ揺動したと
きに当該段送り歯車を回転させて上記段送り部材を一段
だけ上昇させる段送り爪と、 上記段送り歯車の支持軸と別の支持軸に揺動可能に設け
られており、上記段送り歯車に噛合する方向に弾性付勢
されかつ上記段送り部材が降下する方向への当該段送り
歯車の回転を阻止していて、上記段送りレバーが上記第
2の角度だけ揺動したときに上記段送り爪により当該段
送り歯車との噛合を解除させられるストッパ爪とからな
ることを特徴とする請求項1および2に記載のタイムレ
コーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27407197A JPH11110596A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | タイムレコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27407197A JPH11110596A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | タイムレコーダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11110596A true JPH11110596A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17536577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27407197A Ceased JPH11110596A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | タイムレコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11110596A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101000667B1 (ko) | 2006-06-27 | 2010-12-10 | 세이코 프레시죤 가부시키가이샤 | 타임 레코더 |
CN103660636A (zh) * | 2012-09-25 | 2014-03-26 | 山东新北洋信息技术股份有限公司 | 卡片面向检测方法和装置及卡片 |
-
1997
- 1997-10-07 JP JP27407197A patent/JPH11110596A/ja not_active Ceased
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101000667B1 (ko) | 2006-06-27 | 2010-12-10 | 세이코 프레시죤 가부시키가이샤 | 타임 레코더 |
CN103660636A (zh) * | 2012-09-25 | 2014-03-26 | 山东新北洋信息技术股份有限公司 | 卡片面向检测方法和装置及卡片 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 Effective date: 20060126 |