JPH11110054A - 簡易安定化直流電源装置 - Google Patents

簡易安定化直流電源装置

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JPH11110054A
JPH11110054A JP9264146A JP26414697A JPH11110054A JP H11110054 A JPH11110054 A JP H11110054A JP 9264146 A JP9264146 A JP 9264146A JP 26414697 A JP26414697 A JP 26414697A JP H11110054 A JPH11110054 A JP H11110054A
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JP
Japan
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circuit
voltage
transformer
output
power supply
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JP9264146A
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Sotosuke Matsumoto
外左 松本
Takao Ogata
隆雄 緒方
Tsukasa Hattori
司 服部
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Tokyo Gas Co Ltd
Yutaka Electronics Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Yutaka Electronics Ind Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で簡易な安定化直流電源装置を提供する
こと。 【解決手段】 外部から供給される交流電圧を降圧する
ダウントランスと、該ダウントランスの2次側から切替
えタップにより取り出される出力電圧を整流し平滑する
整流・平滑化回路と、前記ダウントランスの出力電圧を
降圧するトランスと、該第1のトランスの出力電圧を直
流電圧に変換して出力する直流化回路と、該直流化回路
の出力電圧と本電源装置から出力すべき所望の直流電圧
値に関連して定められた基準値とを比較するコンパレー
タと、前記ダウントランスの2次側出力電圧が前記所望
の直流出力電圧値を発生するのに必要な電圧値以下に低
下したとき前記コンパレータからの出力に応じて前記ダ
ウントランスの2次側タップを高圧側のタップに切替え
るタップ切替手段とを有するAC/DC回路で簡易安定
化直流電源装置を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自家発電設備と商用
電源との系統連系運転に用いられるのに適した簡易安定
化直流電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、需要家が自家発電設備を備え、電
力会社の電力系統と系統連系運転して自己の必要とする
電力の多くを賄い、不足分を電力系統から補なう系統連
系運転が広がりつつある。自家発電設備の一例として、
タービンやエンジンにより発電機(たとえば同期発電
機)を運転して発電するとともに、タービンやエンジン
の排熱を給湯や暖房に利用するコージェネレーション
(電熱併給)システムが注目されている。このような系
統連系運転においては、連系系統の回路には、回路の入
り切りや事故、故障時に動作する遮断器、断路器、保護
継電器が設けられ、また設備には冷却用のファンやポン
プあるいはガスコンプレッサなどの補機や制御盤などが
設けられており、これらの機器は直流電圧(通常100
V)で動作するものが多い。一方、自家発電設備として
タービンやエンジンにより発電機(たとえば同期発電
機)を運転する方式の場合には、タービンやエンジンを
始動させるための始動モータが設けられており、これも
直流電源(通常は24V)で運転される。
【0003】従来、これらの2つの直流電源はAC/D
Cコンバータを用いて商用電源のAC200Vから変換
して生成しているが、商用電源系統の停電や故障により
AC200Vが供給されない場合を考慮して、遮断器や
保護継電器などの制御保護系にはDC100V、容量が
50〜100Ah程度のバッテリが設けられ、またエン
ジン始動系統にはDC24V、容量が200〜400A
h程度のバッテリが設けられている。
【0004】ところが、制御保護系に設けられたバッテ
リは、商用電源系統または自家発電設備の故障が回復す
るまでの比較的長い時間の使用に耐えられるような容量
が必要になるため、価格がかなり高額になる傾向があ
り、使用上のネックとなっている。
【0005】そこで特願平7−315011号において
は、もう一方のエンジン始動系統のバッテリに着目し、
このバッテリはエンジン始動用モータを動作させるのに
用いられるので200〜400Ahというような大容量
が必要であるが、始動時以外は使用されることがないの
で、異常時にはこのバッテリを昇圧して制御保護系に供
給することにより制御保護系用に本来設けられているバ
ッテリの容量を小さくすることができ、バッテリの価格
を相当低減することができる直流電源装置が提案されて
いる。
【0006】図15は上述した特願平7−315011
号で提案された系統連系用の直流電源装置の回路図であ
る。
【0007】図において、エンジン始動系の電源は、商
用電源からの200VをDC24Vに変換するAC/D
C回路1と、停電などで商用電源からの給電ができない
場合に用いられる容量が200〜400AhのDC24
Vのバッテリ2とで構成されており、この電源によりエ
ンジン始動用モータ3を始動するようになっている。一
方、制御保護系の電源は、商用電源からの200VをD
C100Vに変換するAC/DC回路4と、容量が7A
h程度の小容量のDC100Vのバッテリ5と、エンジ
ン始動系の電源電圧DC24VをDC100Vまで昇圧
するDC/DCコンバータ6とで構成されており、常時
はAC/DC回路4側からの給電電圧をDC/DC回路
6側からの給電電圧より少し高めに設定することにより
AC/DC回路4の出力電圧がダイオードD1を介して
制御保護系の負荷7に印加される。商用電源系に停電等
の異常があったときは、バッテリ5またはDC/DCコ
ンバータ6の出力電圧がダイドードD2を介して制御保
護系の負荷7に印加され、負荷7への給電が継続され
る。ダイオードD1、D2はいずれも逆流防止用および
電圧合成用であり、たとえばAC/DC回路4の出力電
圧がDC105VのときはDC/DC回路6の出力電圧
を100Vと設定しておく。またバッテリ5は96Vで
ある。これら3つの電源のうちでAC/DC回路4の電
圧が最も高いので、上記3つの電源をダイオードD1お
よびD2を介して合成すると、電圧が最も高いAC/D
C回路4が他の2つの電源を抑えて優先的に制御保護系
の負荷7に供給される。
【0008】商用電源または自家発電設備が停電する
と、AC/DC回路4の動作は停止するので、制御保護
系の負荷7には次に高い電圧を出力するDC/DC回路
6からバッテリ5に優先して給電される。さらにこのD
C/DC回路6が機能停止したときは、今度はバッテリ
5から制御保護系の負荷7に給電される。
【0009】このようにエンジン始動後は使用しないエ
ンジン始動系のDC24VをDC100V程度にまで昇
圧するDC/DC回路6を設け、その出力を異常時にお
ける制御保護系の電源として用いるようにしたことによ
り、本来制御保護系用に用意するDC100Vのバッテ
リ5の容量を従来のものよりはるかに小さい、たとえば
7Ah程度にすることができ、価格的にも極めて有利に
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような直流電源装
置は、実際の使用に当たっては、AC/DC回路、DC
/DC回路、バッテリ、ダイオード、電圧安定化用素子
などの電気回路や電気部品を内蔵した電源盤として構成
され、現場に設置されるが、中でもバッテリは相当大き
なスペースを占めており、しかも従来はユーザが望む規
模よりも相当大きめの容量のものを設置しているのが実
情である。直流電源盤の一例として、バッテリ容量が5
0Ah〜100Ahのものでは、幅が80cm、高さが
200cm、奥行きが60cmであり、高圧受電盤、高
圧分電盤、低圧分電盤などと並べて配置されることが多
い。
【0011】コージェネレーションシステムを実現する
都市部などにおいては、限られたスペースにこのような
大きなスペースの電源盤や制御盤を含む自家発電設備を
設置することは大きな問題であり、系統連系が次第に普
及する傾向にあることも考慮すると、直流電源盤すなわ
ち直流電源装置のさらに小型化、軽量化、低価格化が望
まれている。
【0012】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、安価で簡易な直流電源装置を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の本発明の上記の目
的を達成するために、本発明の1態様によれば、直流電
源装置のAC/DC回路を、外部から供給される交流電
圧を降圧するダウントランスと、該ダウントランスの2
次側から切替えタップにより取り出される出力電圧を整
流し平滑する整流・平滑化回路と、前記ダウントランス
の出力電圧を降圧するトランスと、該トランスの出力電
圧を直流電圧に変換して出力する直流化回路と、該直流
化回路の出力電圧と本電源装置から出力すべき所望の直
流電圧値に関連して定められた基準値とを比較するコン
パレータと、前記ダウントランスの2次側出力電圧が前
記所望の直流出力電圧値を発生するのに必要な電圧値以
下に低下したとき前記コンパレータからの出力に応じて
前記ダウントランスの2次側タップを高圧側のタップに
切替えるタップ切替手段とで構成した。
【0014】本発明ので第2の態様によれば、直流電源
装置にDC/DC回路を、外部の直流電源から供給され
る直流電圧をスイッチングするスイッチング素子と、該
スイッチング素子によりスイッチングされた電圧を昇圧
する昇圧トランスと、該昇圧トランスの2次側出力電圧
を整流し平滑する整流・平滑化回路と、前記昇圧トラン
スの2次側出力電圧を降圧するトランスと、該トランス
の出力電圧を直流電圧に変換して出力する直流化回路
と、前記スイッチング素子のスイッチング周波数で発振
する発振器と、該発振器により発振される信号の振幅を
前記直流化回路の直流出力により制御する振幅制御回路
と、該振幅制御回路の出力により前記スイッチング素子
をスイッチングするドライバ回路とで構成した。
【0015】本発明の第3の態様によれば、直流電源装
置のAC/DC回路を、外部から供給される交流電圧を
降圧するダウントランスと、該ダウントランスの2次側
から切替えタップにより取り出される出力電圧を整流し
平滑する整流・平滑化回路と、該整流・平滑化回路の出
力電圧を降下し直流化する直流化回路と、該直流化回路
の出力電圧と本電源装置から出力すべき所望の直流電圧
値に関連して定められた基準値とを比較するコンパレー
タと、前記整流・平滑化回路の出力電圧が前記所望の直
流出力電圧値の許容範囲から外れたとき前記コンパレー
タの出力に基づいて前記ダウントランスの2次側タップ
を切り替えるタップ切替手段とで構成した。
【0016】本発明の第4の態様によれば、直流電源装
置のDC/DC回路を、外部の直流電源から供給される
直流電圧をスイッチングするスイッチング素子と、該ス
イッチング素子によりスイッチングされた電圧を昇圧す
る昇圧トランスと、該昇圧トランスの2次側出力電圧を
整流し平滑する整流・平滑化回路と、該整流・平滑化回
路の出力電圧を降下し直流化する直流化回路と、前記ス
イッチング素子のスイッチング周波数で発振する三角波
信号を発生する三角波発生器と、前記直流化回路の出力
と前記三角波信号とにより前記スイッチング素子の導通
時間を制御する導通時間制御回路と、該導通時間制御回
路の出力により前記スイッチング素子をスイッチングす
るドライバ回路とで構成した。
【0017】本発明の第5の態様によれば、(1)外部
から供給される交流電圧を降圧するダウントランスと、
該ダウントランスの2次側から切替えタップにより取り
出される出力電圧を整流し平滑する整流・平滑化回路
と、前記ダウントランスの出力電圧を降圧する第1のト
ランスと、該第1のトランスの出力電圧を直流電圧に変
換して出力する直流化回路と、該直流化回路の出力電圧
と本電源装置から出力すべき所望の直流電圧値に関連し
て定められた基準値とを比較するコンパレータと、前記
ダウントランスの2次側出力電圧が前記所望の直流出力
電圧値を発生するのに必要な電圧値以下に低下したとき
前記コンパレータからの出力に応じて前記ダウントラン
スの2次側タップを高圧側のタップに切替えるタップ切
替手段とを有するAC/DC回路と、(2)外部の直流
電源から供給される直流電圧をスイッチングするスイッ
チング素子と、該スイッチング素子によりスイッチング
された電圧を昇圧する昇圧トランスと、該昇圧トランス
の2次側出力電圧を整流し平滑する整流・平滑化回路
と、前記昇圧トランスの2次側出力電圧を降圧するトラ
ンスと、該トランスの出力電圧を直流電圧に変換して出
力する直流化回路と、前記スイッチング素子のスイッチ
ング周波数で発振する発振器と、該発振器により発振さ
れる信号の振幅を前記直流化回路の直流出力により制御
する振幅制御回路と、該振幅制御回路の出力により前記
スイッチング素子をスイッチングするドライバ回路とを
有するDC/DC回路とで簡易安定化直流電源装置を構
成した。
【0018】本発明の第6の態様によれば、(1)外部
から供給される交流電圧を降圧するダウントランスと、
該ダウントランスの2次側から切替えタップにより取り
出される出力電圧を整流し平滑する整流・平滑化回路
と、該整流・平滑化回路の出力電圧を降下し直流化する
直流化回路と、該直流化回路の出力電圧と本電源装置か
ら出力すべき所望の直流電圧値に関連して定められた基
準値とを比較するコンパレータと、前記整流・平滑化回
路の出力電圧が前記所望の直流出力電圧値の許容範囲か
ら外れたとき前記コンパレータの出力に基づいて前記ダ
ウントランスの2次側タップを切り替えるタップ切替手
段とを有するAC/DC回路と、(2)外部の直流電源
から供給される直流電圧をスイッチングするスイッチン
グ素子と、該スイッチング素子によりスイッチングされ
た電圧を昇圧する昇圧トランスと、該昇圧トランスの2
次側出力電圧を整流し平滑する整流・平滑化回路と、該
整流・平滑化回路の出力電圧を降下し直流化する直流化
回路と、前記スイッチング素子のスイッチング周波数で
発振する三角波信号を発生する三角波発生器と、前記直
流化回路の出力と前記三角波信号とにより前記スイッチ
ング素子の導通時間を制御する導通時間制御回路と、該
導通時間制御回路の出力により前記スイッチング素子を
スイッチングするドライバ回路とを有するDC/DC回
路とで簡易安定化直流電源装置を構成した。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に基づいて説明
する。
【0020】図1は本発明による簡易安定化直流電源装
置の基本回路構成を示す。この簡易安定化直流電源装置
は、商用電源または自家発電設備から供給されるAC2
10VをDC100Vに変換するAC/DC回路10
と、エンジン始動系用に設けられたバッテリまたは自家
発電設備から供給されるDC24VをDC100Vに昇
圧するDC/DC回路20と、容量が12V、7Ah、
最大供給電流が20A、端子電圧が12Vのバッテリを
8個直列に接続したバッテリユニット40とにより構成
されている。DC/DC回路20は、DC24VをAC
電圧に変換するDC/AC回路20aと、AC電圧をD
C100Vに昇圧するAC/DC回路20bとで構成さ
れている。この簡易安定化直流電源装置の出力電圧は制
御保護系の負荷に給電される。
【0021】バッテリユニット40はメンテナンス用ス
イッチ41およびダイオード42を介して制御保護系に
接続されているとともに、AC/DC回路10およびD
C/DC回路20が正常に動作しているときは充電抵抗
43を介して規定の電圧まで充電されている。 (1)第1の実施の形態 上記簡易安定化直流電源装置の第1の実施の形態につい
て説明する。
【0022】図2は図1に示したAC/DC回路10の
一実施例である。AC/DC回路10−1において、1
1は容量が1KVAで、1次側に印加されるAC210
VをAC85Vに降圧するダウントランスであり、2次
側に85V用タップのほかに75用Vタップが設けられ
ている。これら両タップは後述する電磁開閉器19の接
点Sにより切り替えられる。12は全波整流器、13は
容量が4000μFの平滑コンデンサ、14はダウント
ランス11の整流前の2次側電圧(約AC100V)
(以下「観測電圧」という)をその後の電子回路での処
理に適したAC10V程度に降下させる小型トランス、
15は小型トランス14の2次側AC電圧を直流に変換
するAC/DC回路、16は時定数が5〜10秒の遅延
を利用して観測電圧の急激な変動には応答しないローパ
スフィルタ(LPF)、17はローパスフィルタ16か
らの電圧と可変切替え判定電圧VR1とを比較するヒス
テリシス特性を有するコンパレータであり、ローパスフ
ィルタ16からの電圧が切替え判定電圧VR1より所定
値以上下回ったときだけ信号を出力する。18はコンパ
レータ17から出力があったときタップ切替信号を出力
するドライバ、19はドライバ18から切替信号が出力
すると励磁されて接点Sを75V用タップから85V用
タップに切り替える電磁開閉器である。なお、電磁開閉
器19の接点は常時は75V用タップに接触している。
図2において、破線で囲んだ回路部分はプリント基板上
に構成される。
【0023】図3は図1に示した第1の実施の形態のD
C/DC回路20−1の一実施例である。DC/DC回
路20−1において、21はスイッチングによりDC2
4VをAC電圧に変換する大型のスイッチングトランジ
スタ、22はAC電圧を約100Vに昇圧する昇圧トラ
ンス、23は大電力用の高速ダイオードで構成された全
波整流器、24は平滑用コンデンサ、25aは、昇圧ト
ランス22の2次側方形波電圧(約AC100V)(以
下「観測電圧」という)をその後の電子回路での処理に
適したAC10V程度に降下させる小型トランス、26
は小型トランス25aの2次側AC電圧を直流に変換す
るAC/DC回路、27は時定数が2秒程度の遅延を利
用して観測電圧の急激な変動には応答させないローパス
フィルタ(LPF)、28は、商用電源系統または自家
発電設備が正常で上述したAC/DC回路10が正常に
作動しているときは次に述べる振幅制御回路29の動作
を停止する待機指令を出力し、逆にAC/DC回路10
が正常に作動しないときは振幅制御回路29を作動可能
状態にする動作指令を出力する待機指示回路である。
【0024】振幅制御回路29はFET構成の電子ボリ
ュームであり、その抵抗値が観測電圧により異なり、出
力の振幅が変化する。制御入力に対する出力振幅が全域
にわたり直線にはならないので、直線とみなせる領域を
利用している。30は発振周波数がたとえば20KHz
のスイッチング信号を発振する発振器、31は6倍の増
幅度を有し、ドライバコイル25bを駆動するドライ
バ、ドライバコイル25bは大型のスイッチングトラン
ジスタ21をスイッチングする。図3において、破線で
囲んだ回路部分はプリント基板上に構成される。
【0025】バッテリユニット40は 端子電圧が12
V、容量が7Ahのバッテリを8個直列に接続したもの
で、最大供給電流が20A、10A放電時の有効持続時
間が5分である。図1において、41はスイッチ、42
は充電抵抗である。
【0026】次に、上記第1の実施の形態の簡易型安定
化直流電源装置の動作を説明する。まずAC/DC回路
10−1の動作について説明すると、商用電源または自
家発電設備から供給されるAC210Vはダウントラン
ス11により変圧されて2次側にAC85VおよびAC
75Vが出力される。電磁開閉器19の接点Sは通常7
5V用タップに接触するように付勢されているので、全
波整流器23にはAC75Vが供給される。全波整流さ
れ、平滑コンデンサ24で平滑化された直流電圧(約9
6V〜106V)は制御保護系に供給され正常な運転が
行われる。
【0027】運転中に制御保護系の負荷が増加してダウ
ントランス11の1次側への供給電圧AC210Vが低
下すると、その2次側出力(観測電圧)も低下するの
で、小型トランス14の2次側出力が低下する。その結
果、AC/DC回路15の出力DC電圧が低下する。ロ
ーパスフィルタ16で一層直流化された観測電圧はコン
パレータ17において予め設定されている切替え判定電
圧VR1と比較され、VR1より所定値以上低い場合は
コンパレータ17からタップ切替え指令が出力する。こ
の指令を受けるとドライバ18からタップ切替信号が出
力し、その結果、電磁開閉器19が付勢され、接点Sが
それまでの75V用タップから85V用タップに切り替
えられる(タップアップ)。これにより全波整流器12
にそれまでより高いAC85Vが印加され、整流平滑さ
れて、増加した制御保護系の負荷に約100Vの直流電
圧が供給される。
【0028】逆に制御保護系の負荷が減少して供給電圧
が約106V以上に増加すると、小型トランス14によ
り監視されている観測電圧がAD/DC回路15で降圧
され、ローパスフィルタ16を介してコンパレータ17
において切替え判定電圧VR1と比較される。その結
果、コンパレータ17からの出力が停止する。そのため
ドライバ18による電磁開閉器19の付勢がなくなり、
その接点Sは本来の75V用タップに戻され(タップダ
ウン)、制御保護系負荷にはそれまでより低い整流、平
滑された約100VのDC電圧が供給される。
【0029】図4は制御保護系の負荷が変動した場合
に、ダウントランス11の2次側のタップが75Vと8
5Vとの間でヒステリシス特性を以て切り替わることを
示しており、図示した例は観測電圧が上限106V、下
限96Vで切り替わるようにした例である。
【0030】次にDC/DC回路20−1の動作につい
て説明する。
【0031】上で述べたAC/DC回路10−1が正常
に動作しているときは、待機指示回路28から振幅制御
回路29に待機指令が出力されて振幅制御回路29は非
動作状態になる。一方、AC/DC回路10−1が正常
に動作していないときは、待機指示回路28から動作指
令が出力される。発振器30は20KHz のスイッチン
グ周波数で発振しており、ドライバ31を介してドライ
バコイル25bによりスイッチングトランジスタ21を
スイッチングする。その結果、バッテリから供給される
DC24Vが昇圧トランジスタ22により約100Vに
昇圧され、全波整流器23と平滑コンデンサ24で整
流、平滑されて制御保護系の負荷に供給される。
【0032】さて観測電圧として、昇圧トランス22の
2次側方形波電圧が小型トランス25aにより約10V
まで降圧され、AC/DC回路26により直流に変換さ
れ、時定数5秒程度のローパスフィルタ27により急激
な変動を受けないようにして振幅制御回路29に与えら
れる。振幅制御回路29では、ローパスフィルタ27か
らの観測電圧に応じて電子ボリュームを制御し、発振器
30から入力されるスイッチング信号の振幅を制御す
る。すなわち観測電圧が低下したときは振幅を大きく
し、観測電圧が増加したときは振幅を小さくする制御が
行われる。周波数は20KHz で一定であるが、振幅が
観測電圧に応じて変えられたッスイッチング信号がドラ
イバ31を介してドライバコイル25bに供給され、増
幅されて大型のトランジスタ21をスイッチングする。
その結果、観測電圧が低いときはDC24Vバッテリか
ら昇圧トランス22に供給される電流が増し、観測電圧
が高いときは供給電流が減って全波整流器23および平
滑コンデンサ24を介して制御保護系の負荷に供給され
る電圧が常に約100Vに維持される。この回路におい
ては、ドライバコイル25bは電子回路側(図におい
て、破線で囲んだ部分)と、スイッチングトランジスタ
21および昇圧トランス22によるスイッチング側とを
電気的に分離する機能がある。
【0033】ところで上記の第1の実施の形態におい
て、AC/DC回路10−1のダウントランスのタップ
の切替えをもう少しきめ細かく行う回路構成を図5に示
す。
【0034】図5は図2に示したAC/DC回路10−
1の破線部分を一部変更したものであり、具体的には対
象域抽出回路100aと基準電源101aとを設けたも
のである。その他の回路構成部品は図3に示したものと
同じであるので説明は省略する。この回路構成において
は、たとえばAC/DC回路の基準出力DC電圧100
Vに対応する電圧として1.5Vを定め、基準電源10
1aにより−1.5Vを発生させ、対象域抽出回路10
0aに入力させる。
【0035】いま図2に示すように、AC/DC回路1
0−1のダウントランス11の2次側電圧すなわち観測
電圧を小型トランス14で降圧し、AC/DC回路15
によりDC電圧に変換し、さらにローパスフィルタ16
で直流化して対象域抽出回路100aに入力させ、内部
で基準電源101aからの電圧−1.5Vと加算する。
このようにすれば、観測電圧が100Vからずれている
場合、そのずれ分のみを−1.5Vとの差分として対象
域抽出回路100aから出力させることができるので、
わずかなずれも取り出すことができ、コンパレータ17
の切替え判定電圧VR1をそれなりに設定すれば、ダウ
ントランス11の75Vタップと85Vタップとをきめ
細く切替えることができる。
【0036】図6も図5と同様の趣旨で、上記の第1の
実施の形態におけるDC/DC回路20−1のスイッチ
ングトランジスタ21のスイッチング動作をもう少しき
め細かく行う回路構成を示す。
【0037】図6は図3に示したDC/DC回路20−
1の破線部分を一部変更したものであり、具体的には対
象域抽出回路100bと、基準電源101bとを設けた
ものである。その他の回路構成部品は図3に示したもの
と同じであるので説明は省略する。
【0038】対象域抽出回路100bは図5における対
象域抽出回路100aと同じであり、また基準電源10
1bは図5における基準電源101aと同じである。す
なわち昇圧トランス22の2次側のDC電圧すなわち観
測電圧DC100Vに対して予め−1.5Vを定め、こ
の電圧を基準電源101bにより発生させて対象域抽出
回路100bに入力させておき、一方ローパスフィルタ
27から直流化した観測電圧を対象域抽出回路100b
に入力し、対象域抽出回路100bの内部で基準電源1
01bからの電圧−1.5Vと加算する。このようにす
れば、観測電圧がDC100Vからずれていれば、その
ずれ分のみを−1.5Vとの差分として対象域抽出回路
100bから出力させることができるので、わずかなず
れのみを取り出すことができる。このようにして得られ
た差分に基づいて振幅制御回路29では発振器20から
の発振波形を制御するので、スイッチングトランジジス
タ21の電流、したがって昇圧トランス22の2次側D
C電圧をきめ細かく制御することができる。
【0039】なお、待機指示回路28は図3に示した第
1の実施の形態のDC/DC回路20−1の一実施例に
設けられたものと同じであり、商用電源系統または自家
発電設備が正常で上述したAC/DC回路10が正常に
作動しているときは基準電源101bの動作を停止する
待機指令を出力し、逆にAC/DC回路10が正常に作
動しないときは基準電源101bを作動可能状態にする
動作指令を出力する。 (2)第2の実施の形態次に本発明による簡易安定化直
流電源装置の第2の実施の形態について説明する。
【0040】図7は第2の実施の形態のAC/DC回路
10の一実施例を示す。図示したAC/DC回路10−
2中上述した第1の実施の形態におけるAC/DC回路
10−1(図2)と同じ参照数字は同じ構成部分を示し
ており、その説明は省略する。この実施例は次の点を除
き第1の実施の形態におけるAC/DC回路10−1と
同じである。
【0041】AC/DC回路10−1においてはダウ
ントランス11の2次側出力AC電圧を観測電圧として
いるのに対して、整流・平滑後のDC電圧を観測電圧と
している。
【0042】その関係で、観測電圧をその後の電子回
路での処理に適したDC電圧(約5V)に降下させるた
めに直流降圧回路15aが設けられている。
【0043】ヒステリシスコンパレータ17aには、
上限値(UL)設定用および下限値(LL)用のボリュ
ームが設けられかつ実負荷をかけずに調整ができる。
【0044】ダウントランス11に1.5KVA、平
滑コンデンサに8200μFを用いた。
【0045】図中破線で囲んだ部分がプリント基板上に
構成される。
【0046】このAC/DC回路10−2の回路動作は
上述した第1の実施の形態におけるAC/DC回路10
−1の回路動作とほとんど同じである。ただヒステリシ
スコンパレータ17aにおいて上限値(UL)と下限値
(LL)が設定されているので、ダウントランス11の
2次側のタップを切り替える電圧を設定することができ
る。
【0047】図8は、ダウントランス11に1.5KV
A、平滑コンデンサに8200μFを用いた場合のAC
/DC回路10−2による重負荷時の出力電圧を示す。
【0048】次に図9は第2の実施の形態のDC/DC
回路20の一実施例である。
【0049】図示したDC/DC回路20−2中上述し
た第1の実施の形態におけるDC/DC回路20−1
(図3)と同じ参照数字は同じ構成部分を示しており、
その説明は省略する。この実施例は次の点を除き第1の
実施の形態におけるDC/DC回路20−1と同じであ
る。
【0050】DC/DC回路20−1においてはダウ
ントランス21の2次側出力AC電圧を観測電圧として
いるのに対して、整流・平滑後のDC電圧を観測電圧と
している。
【0051】その関係で、観測電圧をその後の電子回
路での処理に適したDC電圧(約5V)に降下させるた
めに直流降圧回路26aが設けられている。
【0052】三角波発生器32が設けられている。
【0053】昇圧トランス22の駆動時間を制御する
導通時間制御回路33が設けられている。この導通時間
制御回路33はコンパレータで構成されている。図中破
線で囲んだ部分がプリント基板上に構成される。
【0054】このDC/DC回路20−2の回路動作を
説明すると、整流・平滑後の観測電圧が直流降圧回路2
6aにより降圧され、ローパスフィルタ27を介して導
通時間制御回路33に入力される。一方、三角波発生器
32により発生された三角波電圧(たとえば55HZ
5V)が導通時間制御回路33に印加される。導通時間
制御回路33に入力される観測電圧と三角波電圧のレベ
ルを図10(a)に示すように重なるように調整してお
くことにより、同図(b)に示すような方形波(ON波
形)を出力させることができ、ドライバ31に与えられ
る。図10(a)からわかるように、観測電圧が低いと
きは方形波の幅は広くなり、観測電圧が高くなるにつれ
て方形波の幅が次第に狭くなる。その結果、ドライバ3
1により駆動されるスイッチングトランジスタ21の動
作時間は観測電圧が低いときは長くなるので昇圧トラン
ス22の2次側電圧が高くなり、観測電圧は高くなる。
観測電圧が増加して許容範囲を越えると、ON波形が出
力しなくなるので、スイッチングトランジスタ22はオ
フし、昇圧動作が停止し、その結果観測電圧は次第に下
がり、上述した動作を繰り返す。
【0055】軽負荷時には出力電圧が上がり過ぎ、重負
荷時には出力電圧が下がり過ぎるという昇圧トランス2
2の特性を考慮して三角波発生器32が発生する波形を
図11に示すような特殊な波形にするのが好ましい。こ
の波形の各部の勾配は三角波発生器32の回路部品の値
を考慮して後述する回路で発生させるが、このような波
形の三角波電圧を用いることにより、軽負荷時にはON
波形の幅を一層狭く、重負荷時にはON波形の幅を一層
広くすることができ、負荷特性を改善することができ
る。
【0056】図12はこのような特殊な波形の三角波電
圧を発生するための回路の一例であり、オペアンプOP
と、抵抗R1、R2、R3、R4と、ツェナーダイオー
ドZD1、ZD2、ZD3、ZD4とにより構成された
ものである。両方向に接続した1組のツェナーダイオー
ド(たとえばZD1とZD2)のツェナー電圧3.3V
とダイオードの電圧降下分0.7Vとの和4.0Vに変
曲点があり、1組のツェナーダイオードにかかる電圧が
4Vを越すと導通し、4Vの電圧降下を有し、図11に
一例を示すような波形の三角波電圧を発生することがで
きる。
【0057】以上が第2の実施の形態であるが、この形
態においても、第1の実施の形態と同様に観測電圧に対
して対象域抽出回路を設けることにより、きめ細かな制
御が可能になることは言うまでもない。
【0058】図13(a)は上記第1の実施の形態にお
けるAC/DC回路10−1(図2)の出力電圧を、ま
た(b)は上記第2の実施の形態におけるAC/DC回
路10−2(図7)の出力電圧を、それぞれ負荷電流1
0Aと15Aについて測定した結果を示すものである。
両者を比較すると、第2の実施の形態の方が第1の実施
の形態よりも脈動分の小さいDC出力電圧が得られるこ
とがわかる。
【0059】なお、図1に示したバッテリユニット40
と直列に図14に示すような充放電回路50を介して制
御保護系に接続してもよい。充電回路は充電抵抗43と
ダイオード44とから成り、放電回路はサイリスタ45
とそのゲート・アノード間にメンテナンス7用スイッチ
41を介して接続された放電抵抗46とから成る。放電
抵抗46の抵抗値を調整することによりサイリスタ45
の導通電圧を設定することができるので、バッテリユニ
ット40の放電開始電圧を設定することができる。その
結果、負荷の変動などによりAC/DC回路10または
DC/DC回路20の出力電圧が低下したときのバッテ
リユニット40からの無駄な放電電流がなくなり、バッ
テリユニットを有効に利用することができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
容易に入手できる標準部品を用いて容積および重量が従
来の数分の1以下の簡易なしかも負荷変動に対する出力
電圧変動も許容される範囲内に納まる安価な直流電源装
置を製造することができる。したがって、従来用いられ
ていたような高価なDC電圧安定化回路を用いずに、タ
ップ切り替えと簡易な安定化回路により電圧変動を許容
範囲内に抑えて大幅なコストの低減を図った直流電源装
置を提供することができる。商用電源と自家発電設備と
の系統連系運転への適用において、自家発電設備のエン
ジン起動用のバッテリを昇圧することによりDC100
Vを生成するバックアップラインが実現できる。本発明
による簡易安定化直流電源装置を内蔵することにより、
電源盤または制御盤が小型化できるので、設置スペース
が小さくてすみ、一か所に何台分かを設置してもスペー
ス上問題にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による簡易安定化直流電源装置の基本回
路構成を示す。
【図2】本発明による簡易安定化直流電源装置のAC/
DC回路の一実施の形態の回路を示す。
【図3】本発明による簡易安定化直流電源装置のDC/
DC回路の一実施の形態の回路を示す。
【図4】負荷が変動した場合のダウントランスの2次側
タップの切り替えを示す。
【図5】図2に示したAC/DC回路を一部変形した回
路を示す。
【図6】図3に示したDC/DC回路を一部変形した回
路を示す。
【図7】本発明による簡易安定化直流電源装置のAC/
DC回路の他の実施の形態の回路を示す。
【図8】異なる容量のダウントランスおよび平滑コンデ
ンサを用いた場合の重負荷時における出力電圧を示す。
【図9】本発明による簡易安定化直流電源装置のDC/
DC回路の他の実施の形態の回路を示す。
【図10】(a)導通時間制御回路による導通制御信号
の発生を説明する図、(b)は導通制御信号の波形を示
す。
【図11】三角波発生器により発生される三角波電圧の
波形の一例を示す。
【図12】特殊な三角波電圧を発生する三角波発生器の
回路構成の一例である。
【図13】(a)は本発明の簡易安定化直流電源装置の
AC/DC回路の第1の実施の形態における出力電圧、
(b)は第2の実施の形態における出力電圧を異なる負
荷電流に対して示す。
【図14】バッテリ回路の充電回路および放電回路を示
す。
【図15】従来提案された系統連系用の直流電源装置の
回路図である。
【符号の説明】
10、10−1、10−2 AC/DC回路 11 ダウントランス 12 全波整流器 15、26 直流化回路 16、27 ローパスフィルタ 17、17a コンパレータ 18、31 ドライバ 19 電磁開閉器 20、20−1、20−1 DC/DC回路 28 待機指示回路 29 振幅制御回路 30 発振器 40 バッテリ 50 バッテリ回路 100a 対象域抽出回路 101b 基準電源

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から供給される交流電圧を降圧する
    ダウントランスと、 該ダウントランスの2次側から切替えタップにより取り
    出される出力電圧を整流し平滑する整流・平滑化回路
    と、 前記ダウントランスの出力電圧を降圧するトランスと、 該第1のトランスの出力電圧を直流電圧に変換して出力
    する直流化回路と、 該直流化回路の出力電圧と本電源装置から出力すべき所
    望の直流電圧値に関連して定められた基準値とを比較す
    るコンパレータと、 前記ダウントランスの2次側出力電圧が前記所望の直流
    出力電圧値を発生するのに必要な電圧値以下に低下した
    とき前記コンパレータからの出力に応じて前記ダウント
    ランスの2次側タップを高圧側のタップに切替えるタッ
    プ切替手段とを有するAC/DC回路を備えたことを特
    徴とする簡易安定化直流電源装置。
  2. 【請求項2】 外部から供給される交流電圧を降圧する
    ダウントランスと、 該ダウントランスの2次側から切替えタップにより取り
    出される出力電圧を整流し平滑する整流・平滑化回路
    と、 前記ダウントランスの出力電圧を降圧するトランスと、 該第1のトランスの出力電圧を直流電圧に変換して出力
    する直流化回路と、 前記ダウントランスの2次側出力電圧と本電源装置から
    出力すべき所望の直流電圧値との差電圧に相当する電圧
    値を拡大して出力する対象域抽出回路と、 該対象域抽出回路の出力電圧値と本電源装置から出力す
    べき所望の直流電圧値に関連して定められた基準値とを
    比較するコンパレータと、 前記ダウントランスの2次側出力電圧が前記所望の直流
    出力電圧値を発生するのに必要な電圧値以下に低下した
    とき前記コンパレータからの出力に応じて前記ダウント
    ランスの2次側タップを高圧側のタップに切替えるタッ
    プ切替手段とを有するAC/DC回路を備えたことを特
    徴とする簡易安定化直流電源装置。
  3. 【請求項3】 外部の直流電源から供給される直流電圧
    をスイッチングするスイッチング素子と、 該スイッチング素子によりスイッチングされた電圧を昇
    圧する昇圧トランスと、 該昇圧トランスの2次側出力電圧を整流し平滑する整流
    ・平滑化回路と、 前記昇圧トランスの2次側出力電圧を降圧するトランス
    と、 該トランスの出力電圧を直流電圧に変換して出力する直
    流化回路と、 前記スイッチング素子のスイッチング周波数で発振する
    発振器と、 該発振器により発振される信号の振幅を前記直流化回路
    の直流出力により制御する振幅制御回路と、 該振幅制御回路の出力により前記スイッチング素子をス
    イッチングするドライバ回路とを有するDC/DC回路
    を備えたことを特徴とする簡易安定化直流電源装置。
  4. 【請求項4】 外部の直流電源から供給される直流電圧
    をスイッチングするスイッチング素子と、 該スイッチング素子によりスイッチングされた電圧を昇
    圧する昇圧トランスと、 該昇圧トランスの2次側出力電圧を整流し平滑する整流
    ・平滑化回路と、 前記昇圧トランスの2次側出力電圧を降圧するトランス
    と、 該トランスの出力電圧を直流電圧に変換して出力する直
    流化回路と、 前記昇圧トランスの2次側出力電圧と本電源装置から出
    力すべき所望の直流電圧値との差電圧に相当する電圧値
    を拡大して出力する対象域抽出回路と、 前記スイッチング素子のスイッチング周波数で発振する
    発振器と、 該発振器により発振される信号の振幅を前記対象域抽出
    回路の出力により制御する振幅制御回路と、 該振幅制御回路の出力により前記スイッチング素子をス
    イッチングするドライバ回路とを有するDC/DC回路
    を備えたことを特徴とする簡易安定化直流電源装置。
  5. 【請求項5】 外部から供給される交流電圧を降圧する
    ダウントランスと、 該ダウントランスの2次側から切替えタップにより取り
    出される出力電圧を整流し平滑する整流・平滑化回路
    と、 該整流・平滑化回路の出力電圧を降下し直流化する直流
    化回路と、 該直流化回路の出力電圧と本電源装置から出力すべき所
    望の直流電圧値に関連して定められた基準値とを比較す
    るコンパレータと、 前記整流・平滑化回路の出力電圧が前記所望の直流出力
    電圧値の許容範囲から外れたとき前記コンパレータの出
    力に基づいて前記ダウントランスの2次側タップを切り
    替えるタップ切替手段とを有するAC/DC回路を備え
    たことを特徴とする簡易安定化直流電源装置。
  6. 【請求項6】外部から供給される交流電圧を降圧するダ
    ウントランスと、該ダウントランスの2次側から切替え
    タップにより取り出される出力電圧を整流し平滑する整
    流・平滑化回路と、 該整流・平滑化回路の出力電圧を降下し直流化する直流
    化回路と、 前記整流・平滑化回路の出力電圧と本電源装置から出力
    すべき所望の直流電圧値との差電圧に相当する電圧値を
    拡大して出力する対象域抽出回路と、 該対象域抽出回路の出力電圧値と本電源装置から出力す
    べき所望の直流電圧値に関連して定められた基準値とを
    比較するコンパレータと、 前記整流・平滑化回路の出力電圧が前記所望の直流出力
    電圧値の許容範囲から外れたとき前記コンパレータの出
    力に基づいて前記ダウントランスの2次側タップを切り
    替えるタップ切替手段とを有するAC/DC回路を備え
    たことを特徴とする簡易安定化直流電源装置。
  7. 【請求項7】外部の直流電源から供給される直流電圧を
    スイッチングするスイッチング素子と、 該スイッチング素子によりスイッチングされた電圧を昇
    圧する昇圧トランスと、 該昇圧トランスの2次側出力電圧を整流し平滑する整流
    ・平滑化回路と、 該整流・平滑化回路の出力電圧を降下し直流化する直流
    化回路と、 前記スイッチング素子のスイッチング周波数で発振する
    三角波信号を発生する三角波発生器と、 前記直流化回路の出力と前記三角波信号とにより前記ス
    イッチング素子の導通時間を制御する導通時間制御回路
    と、 該導通時間制御回路の出力により前記スイッチング素子
    をスイッチングするドライバ回路とを有するDC/DC
    回路を備えたことを特徴とする簡易安定化直流電源装
    置。
  8. 【請求項8】前記三角波信号は中央部が先鋭な形状の波
    形を有する請求項7に記載の簡易安定化直流電源装置。
  9. 【請求項9】 (1)外部から供給される交流電圧を
    降圧するダウントランスと、該ダウントランスの2次側
    から切替えタップにより取り出される出力電圧を整流し
    平滑する整流・平滑化回路と、前記ダウントランスの出
    力電圧を降圧する第1のトランスと、該第1のトランス
    の出力電圧を直流電圧に変換して出力する直流化回路
    と、該直流化回路の出力電圧と本電源装置から出力すべ
    き所望の直流電圧値に関連して定められた基準値とを比
    較するコンパレータと、前記ダウントランスの2次側出
    力電圧が前記所望の直流出力電圧値を発生するのに必要
    な電圧値以下に低下したとき前記コンパレータからの出
    力に応じて前記ダウントランスの2次側タップを高圧側
    のタップに切替えるタップ切替手段とを有するAC/D
    C回路と、(2)外部の直流電源から供給される直流電
    圧をスイッチングするスイッチング素子と、該スイッチ
    ング素子によりスイッチングされた電圧を昇圧する昇圧
    トランスと、該昇圧トランスの2次側出力電圧を整流し
    平滑する整流・平滑化回路と、前記昇圧トランスの2次
    側出力電圧を降圧するトランスと、該トランスの出力電
    圧を直流電圧に変換して出力する直流化回路と、前記ス
    イッチング素子のスイッチング周波数で発振する発振器
    と、該発振器により発振される信号の振幅を前記直流化
    回路の直流出力により制御する振幅制御回路と、該振幅
    制御回路の出力により前記スイッチング素子をスイッチ
    ングするドライバ回路とを有するDC/DC回路とを備
    えたことを特徴とする簡易安定化直流電源装置。
  10. 【請求項10】前記整流・平滑化回路の整流回路がサイ
    リスタのブリッジ回路で構成された請求項1ないし9に
    記載の簡易安定化直流電源装置。
  11. 【請求項11】(1)外部から供給される交流電圧を降
    圧するダウントランスと、該ダウントランスの2次側か
    ら切替えタップにより取り出される出力電圧を整流し平
    滑する整流・平滑化回路と、該整流・平滑化回路の出力
    電圧を降下し直流化する直流化回路と、該直流化回路の
    出力電圧と本電源装置から出力すべき所望の直流電圧値
    に関連して定められた基準値とを比較するコンパレータ
    と、前記整流・平滑化回路の出力電圧が前記所望の直流
    出力電圧値の許容範囲から外れたとき前記コンパレータ
    の出力に基づいて前記ダウントランスの2次側タップを
    切り替えるタップ切替手段とを有するAC/DC回路
    と、(2)外部の直流電源から供給される直流電圧をス
    イッチングするスイッチング素子と、該スイッチング素
    子によりスイッチングされた電圧を昇圧する昇圧トラン
    スと、該昇圧トランスの2次側出力電圧を整流し平滑す
    る整流・平滑化回路と、該整流・平滑化回路の出力電圧
    を降下し直流化する直流化回路と、前記スイッチング素
    子のスイッチング周波数で発振する三角波信号を発生す
    る三角波発生器と、前記直流化回路の出力と前記三角波
    信号とにより前記スイッチング素子の導通時間を制御す
    る導通時間制御回路と、該導通時間制御回路の出力によ
    り前記スイッチング素子をスイッチングするドライバ回
    路とを有するDC/DC回路を備えたことを特徴とする
    簡易安定化直流電源装置。
  12. 【請求項12】(1)外部から供給される交流電圧を降
    圧するダウントランスと、該ダウントランスの2次側か
    ら切替えタップにより取り出される出力電圧を整流し平
    滑する整流・平滑化回路と、前記ダウントランスの出力
    電圧を降圧する第1のトランスと、該第1のトランスの
    出力電圧を直流電圧に変換して出力する直流化回路と、
    前記ダウントランスの2次側出力電圧と本電源装置から
    出力すべき所望の直流電圧値との差電圧に相当する電圧
    値を拡大して出力する対象域抽出回路と、該対象域抽出
    回路の出力電圧値と本電源装置から出力すべき所望の直
    流電圧値に関連して定められた基準値とを比較するコン
    パレータと、前記ダウントランスの2次側出力電圧が前
    記所望の直流出力電圧値を発生するのに必要な電圧値以
    下に低下したとき前記コンパレータからの出力に応じて
    前記ダウントランスの2次側タップを高圧側のタップに
    切替えるタップ切替手段とを有するAC/DC回路と、
    (2)前記所望の直流電圧値に近い電圧値になるように
    接続された複数個のバッテリからなるバッテリユニット
    と、該バッテリユニットと直列に接続された充電回路と
    放電回路との並列回路とからなるバッテリ回路とを備え
    たことを特徴とする簡易安定化直流電源装置。
  13. 【請求項13】 前記所望の直流電圧値に近い電圧値に
    なるように接続された複数個のバッテリからなるバッテ
    リユニットと、該バッテリユニットと直列に接続された
    充電回路と放電回路との並列回路とからなるバッテリ充
    放電回路をさらに備えた請求項10または11に記載の
    簡易安定化直流電源装置。
  14. 【請求項14】 前記三角波発生器が、互いに逆方向の
    2つのツェナーダイオードと抵抗とを並列に接続してな
    る第1の並列回路と、オペアンプと抵抗と互いに逆方向
    の2つのツェナーダイオードとを並列に接続してなる第
    2の並列回路とを直列に接続してなる請求項8に記載の
    簡易安定化直流電源装置。
  15. 【請求項15】 前記DC/DC回路が、外部の交流電
    源からの給電が正常であるとき前記振幅制御回路の動作
    を停止する待機指示回路をさらに有することを特徴とす
    る請求項3または4に記載の簡易安定化直流電源装置。
  16. 【請求項16】 前記DC/DC回路が、外部の交流電
    源からの給電が正常であるとき前記導通時間制御回路の
    動作を停止する待機指示回路をさらに有することを特徴
    とする請求項7または8に記載の簡易安定化直流電源装
    置。
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