JPH11110032A - 燃焼機器の検査装置 - Google Patents

燃焼機器の検査装置

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JPH11110032A
JPH11110032A JP28296797A JP28296797A JPH11110032A JP H11110032 A JPH11110032 A JP H11110032A JP 28296797 A JP28296797 A JP 28296797A JP 28296797 A JP28296797 A JP 28296797A JP H11110032 A JPH11110032 A JP H11110032A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスや水を燃焼機器に供給しなくとも容易
に、かつ、正確に燃焼機器の検査を行える検査装置を提
供する。 【解決手段】 フローセンサ6などの各種センサのセン
サ信号に基づき、シーケンスプログラムに従って燃焼運
転制御を行う燃焼機器41に信号接続される検査装置4
0であって、前記各種センサの模疑負荷信号を出力する
模疑負荷信号出力手段30を設ける。模疑運転制御部3
3により、模疑負荷信号出力手段30を模疑運転シーケ
ンスプログラムに従い、燃焼機器41のシーケンスプロ
グラムに対応させて動作させ、模疑負荷信号を模疑負荷
に対応する燃焼機器41のセンサ信号の入力部に信号接
続部31を介して入力し、この模疑負荷信号によって燃
焼機器41をシーケンスプログラムに従い運転動作さ
せ、その動作信号を検査判断部34で取り込んで燃焼機
器41の構成要素の検査判断を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器や風呂釜等
の燃焼機器の検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4には一般的に知られている燃焼機器
のモデル例が示されている。同図の(a)は、能力切り
換え式の給湯器を示すもので、給水管1から入水する水
はバーナ2の燃焼火力でもって、給湯熱交換器3を通る
ときに加熱されて湯にされ、この湯は、給湯管4を通し
て台所等の所望の給湯場所に導かれるものである。
【0003】制御装置5はフローセンサ6から入水信号
を受けたときに、すなわち、図5のステップ201で、
給湯管4の先端側に設けられている図示されていない給
湯栓が開かれ、ステップ202で、フローセンサ6の流
量が作動流量となったときに、ステップ203で、燃焼
ファン7を回転し、ガス供給通路19の電磁弁8と比例
弁10と、能力切り換え弁11a,11bの少なくとも
一方を開けて、イグナイタ電極12をオン駆動して点着
火を行い、図5のステップ204で、フレームロッド電
極13で炎を検知した以降に、ステップ205で、出湯
温度センサ15で検出される出湯温度がリモコン14で
設定される設定温度となるように給湯運転を制御する。
【0004】この給湯運転の制御に際し、制御装置5に
は、予め、給湯燃焼の最小燃焼時の燃焼熱量(最小燃焼
熱量)と最大燃焼時の燃焼熱量(最大燃焼熱量)とが与
えられており、制御装置5は、前記最小燃焼熱量に対応
する比例弁開弁駆動電流から最大燃焼熱量に対応する比
例弁開弁駆動電流までの範囲内で比例弁10の開弁駆動
電流の大きさを調節することにより、比例弁10の開弁
量を制御する。また、このとき、制御装置5は、燃焼フ
ァン7の回転制御を行って、燃焼ファン7からバーナ2
への供給空気量を制御し、これらの制御により、安定し
た設定温度の湯が給湯熱交換器3から給湯管4を経て、
所望の給湯場所に供給されるようにしている。
【0005】また、制御装置5は、要求熱量に応じ、能
力切り換え弁11a,11bを切り換え制御する。すな
わち、要求熱量が小さいときは能力切り換え弁11aの
みを開けてバーナ2のA面の1面燃焼を行い、要求熱量
が大きいときにはさらに能力切り換え弁11bを開けて
A面とB面の多面燃焼を行う。なお、図中9は燃焼ファ
ン7のファン回転検出センサ、16は入水温度センサ、
17は水量を調整する水量制御弁を示している。
【0006】図4の(b)は風呂釜を示すもので、前記
同図の(a)に示す給湯器と同一の名称部分には同一符
号を付してある。この種の風呂釜は、リモコン14等
で、追い焚き運転が指令されると、制御装置5は、追い
焚き循環管路18の循環ポンプ20を回転させて、浴槽
21内の湯水を追い焚き循環管路18を介して循環させ
る。流水スイッチ22が湯水の流れを検知したときに、
制御装置5は燃焼ファン7を回転し、電磁弁8を開き、
点着火によりバーナ2を燃焼させて追い焚き熱交換器2
3を通る循環湯水を加熱して浴槽21内の湯水の追い焚
きを行う。そして、風呂温度センサ24で検出される風
呂温度がリモコン14によって設定される風呂設定温度
に達したときに追い焚き運転を停止する。
【0007】図4の(c)は追い焚き機能を備えた複合
給湯器を示すもので、給湯熱交換器3側では同図の
(a)に示すものと同様の動作を行って給湯運転を行
い、また、追い焚き熱交換器23側では同図の(b)に
示す風呂釜と同様な動作を行って浴槽21内の湯水の追
い焚きを行う。この給湯と追い焚きの運転は制御装置5
によって行われるが、この制御装置5は、電磁弁等の注
湯弁25を開けることにより、給湯熱交換器3側で作り
出した湯を追い焚き循環管路18を介して浴槽21内に
落とし込んで湯張りを行う機能を備えており、圧力セン
サ等を用いた水位センサ26により湯張りの水位がリモ
コン14等で設定される設定水位に達したときに注湯弁
25が閉じられて湯張りの停止が行われ、次に循環ポン
プ20を起動して追い焚き運転が行われるものである。
【0008】また、この種の複合給湯器においては、通
常、前記追い焚き後に、所定時間(例えば4時間)の
間、保温モードによる風呂温度の保温動作が行われ
る。、例えば、30分間隔毎に循環ポンプ20が短時間
起動されて浴槽湯水の循環が行われ、風呂温度センサ2
4により浴槽湯水の温度が検出される。この風呂温度セ
ンサ24の検出温度が予め与えた許容範囲を越えて低く
なったときには、風呂側のバーナ2の燃焼により追い焚
きが行われて浴槽湯水が風呂設定温度に高められる。こ
のように、保温モードの期間内は、浴槽湯温は、常時、
浴槽21への入浴可能状態に保たれる。
【0009】上記のような燃焼機器の検査を行う場合、
従来は、例えば燃焼機器の給水管1を水の配管に接続し
たり、ガス供給通路19をガスの配管に接続したりし
て、実際に燃焼機器に水やガスを供給し、燃焼機器を動
作させて、その動作状態をモニタ装置等によってリアル
タイムに表示させることにより行われていた。そして、
この燃焼機器の動作状態を検査員等がモニタ装置等を見
ることや直接目視によって燃焼機器の構成要素の検査判
断を行っていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、実際に燃焼機器を動作させて検査を行うために
は、水やガス等が必要であり、かつ、水やガスの配管を
燃焼機器に接続しなければならないために、検査が非常
に面倒であるといった問題があった。また、燃焼機器を
シーケンスプログラムに従って動作させた際、例えばフ
ローセンサ6が故障していると、図5において、ステッ
プ202でフローセンサ6が作動流量以上になったか否
かを判断したときに、いつまでたってもフローセンサ6
が作動流量以上とならないために、燃焼機器の動作が先
に進まず、エラーとなってしまい、ステップ203以降
の動作に用いられる構成要素の故障判断を行うことがで
きないといった問題もあった。
【0011】本発明は上記従来の問題を解決するために
なされたものであり、その目的は、水やガス等を用いな
くても、燃焼機器の構成要素を必要に応じて全て再現性
よく正確に、かつ、容易に検査をすることができる燃焼
機器の検査装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成をもって課題を解決するた
めの手段としている。すなわち、本第1の発明は、燃焼
運転を制御する運転制御部を備え、機器の動作状態を検
出する各種センサのセンサ信号に基づきシーケンスプロ
グラムに従って燃焼運転の制御が行われる方式の燃焼機
器に信号接続される燃焼機器の検査装置であって、該検
査装置は燃焼機器の動作状態を検出する各種センサの模
疑負荷信号を出力する模疑負荷信号出力手段と、該模疑
負荷信号出力手段を燃焼機器のシーケンスプログラムに
対応させて動作させるための模疑負荷シーケンスプログ
ラムを有する模疑運転制御部と、検査のための検査指令
を出力する検査指令出力部と、前記模疑負荷信号を模疑
負荷に対応する燃焼機器のセンサ信号の入力部に信号接
続する信号接続部とを有する構成をもって課題を解決す
るための手段としている。
【0013】また、本第2の発明は、上記本第1の発明
の構成に加え、燃焼機器の動作信号を取り込んで燃焼機
器の構成要素の検査判断を行う検査判断部を有する構成
をもって課題を解決する手段としている。
【0014】上記構成の本発明において、模疑運転制御
部は、模疑負荷信号出力手段を燃焼機器のシーケンスプ
ログラムに対応させて動作させるための模疑運転シーケ
ンスプログラムを有しており、模疑運転シーケンスプロ
グラムに従い模疑負荷信号出力手段が動作させられる
と、燃焼機器の動作状態を検出する各種センサの模疑負
荷信号が模疑負荷信号出力手段から出力される。そし
て、この模疑負荷信号は、信号接続部により、模疑負荷
に対応する燃焼機器のセンサ信号の入力部に信号接続さ
れる。
【0015】そうすると、燃焼機器の運転制御部は、模
疑負荷信号に基づきシーケンスプログラムに従って機器
の燃焼運転制御を行うことになり、したがって、水やガ
ス等がなくても検査装置の模疑運転制御部の制御によっ
て自動的に燃焼機器の燃焼運転制御が行われる。
【0016】また、本実施形態例においては、模擬負荷
信号出力手段からの模擬負荷信号によって燃焼機器のシ
ーケンスプログラムに従った運転制御が行われるため
に、たとえ燃焼機器の構成要素に故障が生じていても、
ダミーの模擬負荷信号を燃焼機器に加えることによって
燃焼機器のシーケンスプログラムに従った運転制御が続
行して行われることになり、燃焼機器のシーケンスプロ
グラムに従った運転動作を最初から最後まで行うことが
可能となる。
【0017】そして、本発明において、検査判断部等に
よって、燃焼機器の動作信号を取り込んで燃焼機器の構
成要素の検査判断を行うことにより、燃焼機器の検査判
断も自動的に行われることになり、容易に、かつ、正確
に再現性よく燃焼機器の検査を行うことが可能となり、
上記課題が解決される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重
複説明は省略する。本実施形態例の燃焼機器の検査装置
は、例えば図4に示したような様々な燃焼機器の検査装
置として適用されるものであり、図1には、本実施形態
例の燃焼機器の検査装置の制御構成が、燃焼機器41と
接続状態でブロック図により示されている。同図に示す
ように、本実施形態例の検査装置40は、制御データメ
モリ35、運転制御部36を備えた燃焼機器41に信号
接続される検査装置であり、模疑負荷信号出力手段3
0、信号接続部31、検査指令出力部32、模疑運転制
御部33、検査判断部34を有して構成されている。
【0019】燃焼機器41の制御データメモリ35と運
転制御部36は、制御装置5に設けられており、運転制
御部36は、シーケンスプログラムに従い、制御データ
メモリ35に格納されているデータを呼び出して燃焼機
器41の運転制御を行う。制御データメモリ35には、
フローセンサ6やフレームロッド電極13や入水温度セ
ンサ16等の、燃焼機器の動作状態を検出する各種セン
サの取り込みデータ等、運転制御を行うために必要なデ
ータが格納されている。
【0020】なお、燃焼機器41の制御装置5は、図2
に示すCPU(Central ProcessingUnit)49によって
形成され、検査装置40の検査指令出力部32、模疑運
転制御部33、検査判断部34はCPU48に設けられ
ており、CPU48は信号接続部50を介してCPU4
9に信号接続されている。
【0021】検査装置40の模疑負荷信号出力手段30
は、燃焼機器41の動作状態を検出する前記各種センサ
(例えばフローセンサ6やフレームロッド電極13等)
の模疑負荷信号を出力するものである。模疑負荷信号出
力手段30は、具体的には、例えば図2に示すような、
発振器37やリレー38、可変抵抗器39等を有して構
成されており、例えば、発振器37によって、燃焼機器
41のフローセンサ6が作動流量になったときにフロー
センサ6から出力される周波数と同じ値の周波数信号を
発振することにより、フローセンサ6の模疑負荷信号を
出力する。
【0022】検査指令出力部32は、検査装置40に設
けられている図示されていない検査開始スイッチ等がオ
ンされたときに、このオン信号をうけて、検査のための
検査指令を出力し、模疑運転制御部33に加える。
【0023】模疑運転制御部33は、模疑運転シーケン
スプログラムを有している。この模疑運転シーケンスプ
ログラムは、模疑負荷信号出力手段30を燃焼機器41
のシーケンスプログラムに対応させて動作させるための
プログラムであり、模疑運転制御部33は、検査指令出
力部32からの検査指令を受けて、この模疑運転シーケ
ンスプログラムに従い、模疑負荷信号出力手段30を燃
焼機器41のシーケンスプログラムに対応させて動作さ
せる。
【0024】信号接続部31は、模疑負荷信号出力手段
30から出力される模疑負荷信号を模疑負荷に対応する
燃焼機器41のセンサ信号の入力部に信号接続するもの
である。具体的には、図2に示すように、信号接続部3
1により、検査装置40の発振器37が燃焼機器41の
フローセンサ6の端子43に接続され、検査装置40の
リレー38が燃焼機器41のフレームロッド電極13の
端子14に接続され、検査装置40の可変抵抗器39が
燃焼機器41の入水温度センサ16の端子45にそれぞ
れ信号接続される。
【0025】検査判断部34は、燃焼機器41の動作信
号を取り込んで、燃焼機器41の構成要素の検査判断を
行うものである。検査判断部34は、燃焼機器41の制
御データメモリ35から、例えば燃焼機器41の各種セ
ンサの取り込みデータを取り込み、この取り込みデータ
を予め与えられている検査判断情報と比較する等して燃
焼機器41の構成要素の検査判断を行う。
【0026】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、次に本実施形態例の検査装置40を用いた燃焼機器
41の検査動作について、図3に示すフローチャートに
基づいて説明する。まず、図3のステップ101で、検
査装置40に設けられている検査開始スイッチをオンす
ると、ステップ102で、検査指令出力部32から検査
指令が出力され、この検査指令が模疑運転制御部33に
加えられる。そうすると、模疑運転制御部33は、模疑
運転シーケンスプログラムに従い、ステップ103で、
燃焼機器41のフローセンサ6の作動流量に対応する模
疑負荷信号としての模疑フローセンサ作動流量の出力を
行う。この模疑フローセンサ作動流量の出力は、具体的
には、フローセンサ6の検出信号が燃焼機器41の作動
流量に達したときの周波数信号を発振器37から出力す
ることにより行われる。
【0027】そうすると、この周波数信号は、信号接続
部31を介して燃焼機器41のフローセンサ6の端子4
3に入力されて、CPU49内の制御データメモリ35
に加えられる。そして、図3のステップ203で、図5
のステップ203と同様に、燃焼機器41の運転制御部
36により、燃焼ファン7の回転、電磁弁8と比例弁1
0と、能力切り換え弁11a,11bの少なくとも一方
の開弁とイグナイタ電極12のオン駆動とが行われる。
【0028】次に、これらの、燃焼ファン7の回転信号
や電磁弁8、比例弁10、能力切り換え弁11a,11
bの開弁信号やイグナイタ電極12のオン信号は制御デ
ータメモリ35に取り込まれ、さらに、検査装置40の
模疑運転制御部33と検査判断部34とに取り込まれ
る。そして、図3のズテップ104で、模疑運転制御部
33にはイグナイタ電極12がオンしたか否かの判断を
行い、イグナイタ電極12がオンしたと判断したときに
は、ステップ105で、燃焼機器41のフレームロッド
電極13のオン信号に対応する模疑負荷信号としての模
疑フレームロッド電極オン信号を出力する。この模擬フ
レームロッド電極オン信号は、具体的には、リレー38
のオン信号として出力され、信号接続部31を介して燃
焼機器41のフレームロッド電極13の端子44に入力
され、CPU49の制御データメモリ35に格納され
る。
【0029】そうすると、図3のステップ205で、燃
焼機器41の運転制御部36により、図5のステップ2
05と同様の給湯運転制御、すなわち、比例弁10の開
弁量制御や燃焼ファン7の回転制御等の運転制御が行わ
れる。
【0030】なお、前記図3のステップ104で、イグ
ナイタ電極12のオン信号が確認されなかったときに、
例えば検査判断部34によって、イグナイタ電極12の
オン信号が確認されない状態が予め定められた基準時間
以上か否かを判断し、基準時間以上となったときにイグ
ナイタ電極12の故障と判断することにより、イグナイ
タ電極12の検査判断を行う。
【0031】また、検査判断部34は、図3のステップ
203での運転制御部36による運転制御の後、燃焼フ
ァン7の回転信号を制御データメモリ35から取り込
み、ステップ203で、燃焼機器41が燃焼ファン7を
回転させたにも拘わらず、燃焼ファン7の回転信号が検
出されないときには燃焼ファン7の故障であると判断す
る。さらに、検査判断部34は、図3のステップ203
での運転制御部36の運転制御により、電磁弁8や比例
弁10、能力切り換え弁11a,11bを開弁したにも
拘わらず、電磁弁8、比例弁10、能力切り換え弁11
a,11bの開弁信号が検出されないときには、各弁の
故障と判断する。
【0032】このように、検査判断部34により、燃焼
機器41の制御データメモリ35の取り込みデータが取
り込まれ、燃焼機器41のシーケンスプログラムや検査
装置40の模疑運転シーケンスプログラムに対応させて
燃焼機器41の構成要素の故障判断等が行われる。
【0033】また、燃焼機器の故障判断動作は、以下の
ようにしても行われる。すなわち、図3のステップ20
5で、燃焼機器41の運転制御部36によって給湯運転
制御が行われているときに、模疑負荷信号出力手段30
から入水温度センサ16の模疑負荷信号として、低い入
水温に対応する信号を信号接続部31を介して入水温度
センサ16の端子45に入力する。そうすると、この信
号は制御データメモリ35に取り込まれ、燃焼機器41
の運転制御部36は、制御データメモリに取り込まれた
低い入水温のデータを取り込み、給湯温度がリモコンの
給湯設定温度になるように給湯運転制御を行うために、
比例弁10の開度を大きくし、燃焼ファン7の回転数を
上げる方向に制御を行うはずである。
【0034】そこで、検査装置40の検査判断部34に
よって、比例弁10の開度(開弁量)の信号を燃焼機器
41の制御データメモリ35を介して取り込み、さら
に、燃焼ファン7の回転数の信号を制御データメモリ3
5を介して取り込んで、比例弁10の開弁量および燃焼
ファン7の回転数が大きくなる方向に制御されているか
否かを判断し、大きく制御されていないときには、比例
弁10や燃焼ファン7の故障であると判断する。
【0035】このように、本実施形態例においては、模
疑運転制御部33によって、模疑運転シーケンスプログ
ラムに従い、燃焼機器41の各種センサの模疑負荷信号
を模疑負荷信号出力手段30から出力して燃焼機器41
の各種センサの信号入力部に加え、この模疑負荷信号に
基づいて行われる運転制御部36の制御による燃焼機器
41の動作状態を模疑運転制御部33に取り込むことに
よって、模疑運転シーケンスプログラムにしたがった模
疑運転動作が自在に行われるとともに、燃焼機器41の
動作状態を検査判断部34で取り込むことにより、燃焼
機器41の構成要素の検査判断が自動的に行われる。
【0036】本実施形態例によれば、上記のように、模
疑運転制御部33によって模疑運転シーケンスプログラ
ムに従って模疑負荷信号出力手段30を動作させ、模疑
負荷信号出力手段から出力される模疑負荷信号によって
燃焼機器41をシーケンスプログラムに従って動作させ
ることができるために、水やガス等がなくとも燃焼機器
41の制御動作をシーケンスプログラム従って行わせる
ことができる。
【0037】そして、模疑負荷信号出力手段30からの
模疑負荷信号によって行われる燃焼機器41の動作状態
を検査判断部34で取り込むことにより、燃焼機器41
の故障判断等のセンサ信号が入力されてから出力される
過程で変化していないか、どう変化しているかの判断等
の検査判断を非常に容易に、かつ正確に行うことができ
る。
【0038】さらに、従来のように、燃焼機器41に実
際に水やガスを供給して燃焼機器を動作させる場合に
は、燃焼機器41の構成要素に故障があったときには、
シーケンスプログラムの途中で燃焼機器41の動作が停
止してしまうため、それ以降のシーケンスプログラムに
従った燃焼機器41の動作に用いられる構成要素の故障
判断等を行うことはできないが、本実施形態例によれ
ば、模疑負荷信号出力手段30からの模疑負荷信号によ
って燃焼機器41のシーケンスプログラムに従った運転
制御を行わせるために、たとえ燃焼機器41の構成要素
に故障が生じていても、ダミーの模疑負荷信号を燃焼機
器41に加えることによって燃焼機器41のシーケンス
プログラムに従った運転制御を続行して行うことができ
る。
【0039】そのため、燃焼機器41のシーケンスプロ
グラムに従った運転動作を最初から最後まで行わせて運
転制御に用いられる燃焼機器41の構成要素の検査判断
を滞りなくすべて確実に行うことができる。
【0040】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、
上記実施形態例では、検査判断部34を検査装置40に
設けたが、検査判断部34を検査装置40に設ける代わ
りに、例えば検査装置40に有線や無線を利用して信号
接続されるサービスステーションのホストコンピュータ
等に設けてもよい。
【0041】このように、検査判断部34を検査装置4
0の外部に設けた場合も、検査装置40と検査判断部3
4とを信号接続することにより、上記実施形態例と同様
の効果を奏することができる。ただし、検査判断部34
を検査装置40に設けることにより、燃焼機器41の故
障判断等の検査判断をより一層迅速に行うことが可能と
なり、故障に対する対処等を迅速に行うことができる。
【0042】また、上記実施形態例では、図4の(a)
に示した給湯器における給湯動作を模疑運転制御部33
の模疑運転シーケンスプログラムに従って行わせる例に
ついて説明し、イグナイタ電極12、電磁弁8、比例弁
10、能力切り換え弁11a,11b、燃焼ファン7の
故障判断を行う例について説明したが、本発明の検査装
置は、例えば図4に示した燃焼機器41をはじめ、様々
な燃焼機器41の運転制御動作を、模疑運転シーケンス
プログラムを用いて燃焼機器41のシーケンスプログラ
ムに対応させて行うことができるものであり、それによ
り、燃焼機器41に設けられている様々な構成要素の検
査判断を行うことができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、燃焼機器のシーケンス
プログラムに対応させて模疑運転シーケンスプログラム
に従い模疑負荷信号出力手段を動作させ、それにより、
燃焼機器の動作状態を検出する各種センサの模疑負荷信
号を模疑負荷に対応する燃焼機器のセンサ信号の入力部
に加えるものであるから、実際に燃焼機器に水やガス等
を供給しなくとも燃焼機器の運転制御動作を行わせるこ
とができる。そのため、検査装置と燃焼機器の運転制御
部との信号のやり取りによって、水やガス等がなくとも
容易に、かつ、確実に燃焼機器の構成要素の検査判断を
行えるようにできる。
【0044】また、燃焼機器に実際に水やガスを供給し
て燃焼機器を動作させる場合には、燃焼機器の構成要素
に故障があったときには、シーケンスプログラムの途中
で燃焼機器の動作が停止してしまうため、それ以降のシ
ーケンスプログラムに従った燃焼機器の動作に用いられ
る構成要素の故障判断等を行うことはできないが、本発
明によれば、模擬負荷信号出力手段からの模擬負荷信号
によって燃焼機器のシーケンスプログラムに従った運転
制御を行わせるために、たとえ燃焼機器の構成要素に故
障が生じていても、ダミーの模擬負荷信号を燃焼機器に
加えることによって燃焼機器のシーケンスプログラムに
従った運転制御を続行して行うことができる。そのた
め、燃焼機器のシーケンスプログラムに従った運転動作
を最初から最後まで行わせて運転制御に用いられる燃焼
機器の構成要素の検査判断を滞りなく全て確実に行うこ
とができる。
【0045】また、燃焼機器の動作信号を取り込んで燃
焼機器の構成要素の検査判断を行う検査判断部を有する
本発明によれば、燃焼機器の検査判断をより一層迅速に
行うことが可能となり、燃焼機器の故障等に対する対処
も迅速に行えるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃焼機器の検査装置の一実施形態
例の制御構成を燃焼機器に接続状態で示すブロック図で
ある。
【図2】上記実施形態例の回路構成を燃焼機器と接続状
態で示す要部構成図である。
【図3】上記実施形態例の検査装置を用いた模疑運転動
作を示すフローチャートである。
【図4】燃焼機器のモデル例を示す説明図である。
【図5】燃焼機器の給湯運転動作の一例を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
30 模疑負荷信号出力手段 31 信号接続部 32 検査指令出力部 33 模疑運転制御部 34 検査判断部 36 運転制御部 40 検査装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 究 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼運転を制御する運転制御部を備え、
    機器の動作状態を検出する各種センサのセンサ信号に基
    づきシーケンスプログラムに従って燃焼運転の制御が行
    われる方式の燃焼機器に信号接続される燃焼機器の検査
    装置であって、該検査装置は燃焼機器の動作状態を検出
    する各種センサの模疑負荷信号を出力する模疑負荷信号
    出力手段と、該模疑負荷信号出力手段を燃焼機器のシー
    ケンスプログラムに対応させて動作させるための模疑負
    荷シーケンスプログラムを有する模疑運転制御部と、検
    査のための検査指令を出力する検査指令出力部と、前記
    模疑負荷信号を模疑負荷に対応する燃焼機器のセンサ信
    号の入力部に信号接続する信号接続部とを有することを
    特徴とする検査装置。
  2. 【請求項2】 燃焼機器の動作信号を取り込んで燃焼機
    器の構成要素の検査判断を行う検査判断部を有すること
    を特徴とする請求項1記載の燃焼機器の検査装置。
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