JPH11109760A - 電子写真式印字装置 - Google Patents

電子写真式印字装置

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JPH11109760A
JPH11109760A JP9191720A JP19172097A JPH11109760A JP H11109760 A JPH11109760 A JP H11109760A JP 9191720 A JP9191720 A JP 9191720A JP 19172097 A JP19172097 A JP 19172097A JP H11109760 A JPH11109760 A JP H11109760A
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安洋 渋谷
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】均一な厚みの単票やカット紙ばかりで無く、中
央部に綴じ目を有する冊子の一行毎の逐次印字に於いて
も、汚れの無い高い印字品質で、小型で安価な電子写真
式印字装置を提供する。 【解決手段】感光ドラム9の印字転写表面位置を、通常
の冊子の搬送面より、適当量のオフセットを持たせて配
置する構成にしておき、印字時は、転写ローラ14Bを
閉じる事で、冊子表面を確実に感光ドラム表面に密着さ
せる事が可能で、且つ、印字時以外は、転写ローラを開
く(開放)する事で、冊子30と感光ドラムを接触させ
ずに搬送出来る様にし、更には、前記、感光ドラムの前
後に閉じた冊子の長さより短いピッチで、電気的な手段
に依り、開閉出来る様、構成した搬送ローラ27を設
け、印字処理以外時のみ(単なる搬送処理他)、前記、
搬送ローラを閉じる事で、開いた冊子ばかりで無く、閉
じた冊子も、感光ドラムに接触させる事無く、正逆、何
れの方向にも安定した搬送を可能ならしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字媒体に対し所
望の印字情報を印字する印字処理装置に関し、特に複数
の用紙を綴じた冊子(例えば、銀行で使用される通帳
等)に対する印字をノンインパクト方式に依って高品質
に印字する電子写真式印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冊子類等の印字装置に於いては、
ワイヤドットに代表される様なインパクト方式がその主
流を占めてきたが、更に、印字の処理速度を上げ、且
つ、高印字品質を可能にする為に、最近ではサーマル、
インクジェット、電子写真式印字処理装置としてのLB
P(Laser Beam Printer)等のノン
インパクト方式に依る印字装置が考え出されている。し
かし、現実には、このノンインパクト方式による印字装
置では、使用出来る印字媒体としては、単票やカット紙
等、単一厚みの紙葉に限られており、冊子類の印字装置
としては不安な要素も多く、技術的にも困難さを極めて
いる。
【0003】この種の関連装置としては、例えば、特開
平5−318856号公報記載の技術が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、取
扱い対象媒体としては、単票やカット紙等の均一な厚み
の紙葉のみで、且つ、印字データを一頁分纏めて一回の
みの印字処理を行うものに限られている。従って、従来
のノンインパクト方式による印字装置は、均一の厚みで
はない綴じ目を有する通帳等の冊子で、更に、この冊子
に一行或いは所定行毎の繰り返し印字が出来るような仕
様(例えば、冊子の1頁に24行の印字行がある場合で
1回の印字で1行印字する場合、24回の繰り返し印字
が必要となる)とはなっていなかった。
【0005】その為、従来のノンインパクト方式による
印字装置で冊子の印字を行うと、冊子の綴じ目による印
字のずれや、同一頁で所定行毎の繰り返し印字を複数回
行うことになるため(24行の印字行がある場合は最大
で24回の印字が必要)、感光ドラム表面の余分なトナ
ーが冊子の表面(既に印字済みの行等)に付着し、紙面
を汚してしまう等の問題点がある。
【0006】更に、上記従来の印字装置では一方向の搬
送しか想定しておらず、例えば通帳プリンタの機能の一
つとしての冊子の頁めくりや印字済行の検知等、印字処
理以外の付加機能の為に、冊子を印字の為の感光ドラム
を挟んで往復搬送出来る構成も採用されていなかった。
又、冊子を閉じた状態で搬送することに対しても全く考
慮もなされていなかった。
【0007】本発明の目的は、取扱い対象媒体として
は、単票や、カット紙等の均一な厚みの紙葉だけでな
く、綴じ目の有る冊子の一行毎の繰り返し印字に於いて
も、冊子の表面に汚れの無い、高品質な印字が出来、更
に通帳プリンタの機能としての感光ドラムをはさんでの
印字処理以外の冊子類の単なる正逆搬送動作に於いて
も、更には、閉じた状態の冊子や同サイズを含む単票の
搬送に於いても、信頼性の高い搬送性能の確保等が実現
出来る小型で簡便な電子写真式印字装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
感光ドラムと相接する転写ローラを必要時(印字時)に
電気的な手段に依り開閉したり、接する圧力を制御可能
に構成する。更に感光ドラムの印字転写表面位置を通常
の冊子の搬送面より適当量のオフセット(印字を行わな
い冊子の搬送で冊子の表面が感光ドラムに接触しないこ
とを補償し得る量)を持たせて配置する構成とする。
【0009】このように、感光ドラムの位置を媒体の通
常の搬送面より、一定量のオフセットを持って配置して
ある事から、印字が終了した時点から転写ローラを開
き、媒体と感光ドラムの接触は解除され、感光ドラム上
の余分なトナーに依る紙面の汚れは防止できる。
【0010】更には、感光ドラムの前後に閉じた冊子の
長さより短いピッチで電気的な手段に依り開閉出来るよ
う構成した搬送ローラを設けた構成とし、挿入口より搬
送されてくる印字媒体への印字処理の場合は、感光ドラ
ムの前後の搬送ローラを開いておき、感光ドラムに相対
する転写ローラを閉じて、前記媒体を感光ドラムに接触
させ、印字以外の単なる搬送処理の場合は、転写ローラ
を開き、感光ドラム前後の搬送ローラを閉じる事で達成
される。
【0011】このように、感光ドラム前後の搬送ローラ
を閉じた冊子の長さ以下のピッチで配置する事で、閉じ
た冊子の印字、搬送も問題無く、スムースで確実な安定
した搬送を実現できる。
【0012】次に、更なる装置の小型化、機構の簡素化
を目的とした構成が考え得る。即ち、前述の構成のう
ち、感光ドラムの後方にある搬送ローラを考慮しない構
成である。この場合、媒体上のトナーを定着させる定着
ローラと、感光ドラム直前の搬送ローラとを閉じた冊子
の長さ以下のピッチで配置する。従って、印字媒体への
印字処理の場合は、感光ドラム直前の搬送ローラと感光
ドラムに相対する転写ローラを閉じて媒体を感光ドラム
に接触させ、印字以外の単なる搬送処理の場合は、転写
ローラを開いて媒体と感光ドラムとの接触を無くし、搬
送ローラと定着ローラとの回転で、閉じた冊子や同サイ
ズの単票の搬送を行うことか可能となる。よって前述の
目的を実現しうる事は言うまでもない。
【0013】次に、本電子写真印字部で構成される通帳
プリンタの機能とは、主に、通帳の頁コード等を検知す
るイメージ読み取り部と、磁気ストライプの読み書きを
行うMS読み書き部と、印字部(本発明では電子写真式
を採用)と、通帳の頁をめくる頁めくり部とからなり、
以下、この配置構成について説明する。
【0014】印字処理対象媒体の一つである通帳を挿入
した場合、通帳の識別が最初に行なわなければならな
い。従って、通帳の識別の一般的な手段であるイメージ
読取り部やMS読み書き部を、挿入口の直後に設ける必
要がある。そして、その後に電子写真印字部としての転
写部を配置すると、転写部で通帳印字媒体上に転写され
た印字像、即ち、トナーはこの状態では固着しておら
ず、頁替え等、機械的外力が作用すると印字の消失の恐
れがある。従って、転写部の直後には、媒体上に転写さ
れたトナーを定着させる為の定着部の配置が必須で、そ
の後に、頁替え部を配置する必要がある。
【0015】更に、通帳プリンタの構成に於いて、装置
内部に挿入口を含む媒体の搬送路への繰り出し機構を持
った通帳、若しくは、単票のホッパ部を設ける事で、上
位指示により、前記媒体を自動的に繰出し、印字処理等
を行い、挿入口から顧客へ渡す事も可能となる。
【0016】これらの作用に依り、閉じた冊子の印字、
搬送が可能で、印字面以外の余分なトナーでの紙面の汚
れの無い、小型で高品質な電子写真式の印字装置とする
事が出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、冊子類等に於ける電子写真
式の印字装置について図面を用いて詳細に説明する。
【0018】図1は本発明に於ける電子写真式の印字装
置を冊子類等(以下、具体例として通帳を示す)を印字
する通帳プリンタ1に適用した一実施形態を示してお
り、以下、その通帳プリンタ1の内部構造及び動作につ
いて説明する。
【0019】通帳プリンタ1は、通常、利用者が通帳3
0の記帳等の場合に使用する印字装置であり、2は利用
者が通帳30を通帳プリンタに通帳30を挿入する際に
使用する挿入口を示す。続いて、印字装置の奥方向(図
面では左側)に向かって、通帳30が挿入された事を検
知するセンサ3A、そして、通帳30を搬送する搬送ロ
ーラ4A、更に、センサ3B、搬送ローラ4Bが設けて
ある。更に奥に向かってセンサ3C、このセンサ3Cに
依る通帳30の検知に依ってその位置を知りその位置か
ら通帳30に印刷されている頁マークや印字行等を読み
取るイメージ読取り部5、通帳30に実装されているマ
グネチックストライプ(略してMSという)の情報の読
み書きを行うMS読み書き部6が設置されている。続く
搬送ローラ27は後方の印字部へ通帳30を搬送する手
段であり、後述する様に印字部との間隔が短い程通帳3
0を精度良く印字部へ導く事が出来る。
【0020】搬送ローラ27の後方には、通帳30を検
知するセンサ3Dがあり、更に後方には電子写真式の印
字を行なう印字部として転写部8と定着部18が設置さ
れている。
【0021】最初に転写部8について説明する。転写部
8は、通帳30に直接接触して電子写真式の印字を行な
う感光ドラム9を中心に、各機能がその感光ドラム9の
周囲に円周状に配列している。この感光ドラム9は通常
の通帳30の搬送面26より、LP(多少、通帳30が
搬送中に上下に振動しても、通帳30が感光ドラム9の
表面に接触しない程度の距離をいう)のオフセット値を
与えて配置されている。そして、この感光ドラム9の上
方には、感光ドラム9を一様な電位に帯電させる為の帯
電器10と、通帳30に印字する印字像を感光ドラム9
上に造る為の露光器11、そして、感光ドラム9の表面
の電荷の印字像を通常目に見える可視像とする為のトナ
ー部(現像器ともいう)7と、トナー部7からのトナー
を感光ドラム9に付着させる為の付着部12が設置され
ている。
【0022】転写部8内の搬送路26の下方には、感光
ドラム9の表面にあるトナーに依る印字像を通帳30に
転写する時に、下方から押し付ける為の転写ローラ(プ
レッシャローラ)14Bが有り、感光ドラム9の後方
(図面の左側)には、通帳30への転写終了後、感光ド
ラム9上に残ったトナーを排除、回収する為のローラク
リーナ13が設けてある。
【0023】更に、感光ドラム9をはさんで前後に、通
帳30の閉じた長さLR(通帳30を開いた長さLSの
1/2に相当)以下のピッチでローラの開閉を自在に制
御出来る様、構成した搬送ローラ28A、28B、及
び、これに相対する、プレッシャローラ29A、29B
が設けてられている。尚、これらのローラの開閉は後述
するように通帳30の印字処理か又は単なる搬送処理か
によって判断され制御される。また、これらのローラ2
8A、28B、29A、29Bを簡単に感光ドラム9、
又は転写部8前後の搬送手段ともいう。
【0024】次に、定着部18について説明する。定着
部18は、転写部8に依って印字された通帳30のトナ
ーに依る印字像を紙面(通帳30の印字面)に定着する
部分でそれ自身で発熱、加熱する事に依ってトナー(印
字像)を通帳30に定着させる為の定着ローラ19と、
この定着ローラ19と相接し、通帳30の印字を定着さ
せる時や通帳30を搬送する時に、下方から押し付ける
プレッシャローラ14Cが設けてある。また、転写部9
と定着部18の間には、センサ3Eが設置されており、
通帳の位置を検知しており、この情報に依り、プレッシ
ャローラ14A〜14C、29A、29B等の開閉(押
し付け)動作が制御される。
【0025】一方、定着部18の後方には、通帳30の
頁替え動作を行う為の、頁替えローラ20と頁替えレバ
ー21が有り、更に、奥に向かって、通帳30の搬送を
検知する為のセンサ3F、通帳30を搬送する搬送ロー
ラ4Cが設置され、その直後に通帳30を回収する為の
回収BOX22と、通帳30の残留を検知するの為のセ
ンサ3Gが設けてある。
【0026】ところで、通帳プリンタ1の機能配置に於
いて、転写部8の直後に定着部18を配置し、その後に
頁替え部を配置する事で、転写部8で媒体上に転写され
た印字像であるトナー像が、頁替え等、機械的外力で、
消失される事を未然に防止している。
【0027】このように頁替えローラ20を含む頁替え
部(頁めくり部とも言う)は、図示するように装置の挿
入口2から見て定着部18の後方に配置している。なぜ
なら、転写部8で通帳30に転写された印字像は、その
転写部8と定着部18との間で搬送されているとき、印
字像が定着されていない。このタイミングで外力、例え
ば頁めくり等が行われてしまうと、転写部8で綺麗に転
写された印字像であっても、その後、頁めくり等の作用
により、ずれや汚れ、又は消失等を発生することとな
る。また、頁替えローラ20の表面に転写された印字像
が付着してしまい、結果として、他の通帳も汚してしま
うことにも成る。
【0028】よって、図1のように、頁替え部を転写部
8及び定着部18からなる電子写真印字部の後方に配置
しているため、頁替え部で頁めくりが行われるときで
も、印字像は既に定着部18で定着されており、前述の
ような問題点は生じることなく、高品質の印字を保つ効
果がある。
【0029】また、図面には示さないが、頁替え部を転
写部8の前に配置しても良い。なぜなら、印字像の定着
を含めた印字処理後に頁替え部で頁めくりを行うよう制
御すればいいためである。このとき、転写部が装置の奥
側に配置されることとなるため、装置の後ろ側を開ける
だけでトナーの交換が出来るという新たな効果が生まれ
る。また、高い温度で加熱する定着部も奥側に設けるこ
とで安全も確保できる。
【0030】次に、通帳プリンタ1の前部、及び、後部
には、新規通帳30、又は、未印字の単票を貯留してい
るホッパA40、ホッパB41が設けられており、それ
ぞれのホッパは、媒体を繰出す為のピックアップローラ
42、複数枚の繰出しを阻止し、一枚づつ繰出す為のフ
ィードローラ43、ゲートローラ44が有り、それぞれ
の繰出された媒体が本体の搬送路に合流する為の搬送路
で構成されている。新規通帳や単票を印字する際も同様
に、電子写真印字部(図1では転写部8及び定着部1
8)で印字される。
【0031】その他、本発明の印字装置である通帳プリ
ンタ1には、搬送ローラ4A〜4C、27他、全搬送ロ
ーラの駆動を受け持つ搬送モータ24、通帳プリンタ1
の装置全体の制御を行う制御部23と、その制御部23
の他、各機能に電源を供給する電源25が設けてある。
【0032】つぎに、通帳プリンタ1の装置全体の制御
ブロックを図2に示す。図1と同様の機能を有するブロ
ックは同一の符号を付している。
【0033】通帳プリンタ1は、通帳の搬送を補助する
搬送駆動部24、通帳の頁マーク等を読み取るイメージ
読取り部5、通帳に貼付されたMSの情報を読み書きす
るMS読み書き部6、媒体へ印字像を転写する転写部8
と定着部18とからなる電子写真印字部51、通帳の頁
をめくる頁替え部20とからなり、さらに、これら各機
能の制御(コントロール)をする制御部23とから構成
されている。また、この制御部23は、ホスト/上位の
制御部50と通信網を介して接続しており、ホスト50
からのデータを受け付けたり、送信したりして、通信を
行うこともある。なお、電子写真印字部51は、図1に
示した帯電部10や露光部11等が備わっている。
【0034】ここで、本発明の一実施形態として挙げた
電子写真式の印字方式について、図1及び図2を使用し
て詳細に説明する。電子写真式の印字方式とは、ノンイ
ンパクト印字方式の一つで、ワイヤドットインパクト印
字方式に比べ、印字処理が格段に早く、更に、静かで、
高品質の印字処理を可能にするものである。
【0035】転写部8に於いて光の光伝導現象を利用
し、帯電器10に依り感光ドラム9を一様な電位に帯電
させ、次に、露光器11に依り感光ドラム9上に静電的
な電荷の像(静電潜像ともいう)、即ち、印字情報の像
を形成し、その形成した感光ドラム9と逆の極性を持つ
帯電微粒子(トナーともいう)をトナー部7と付着部1
2に依り、静電力でその静電潜像に付着させ、可視像化
する。可視像となった印字情報は、プレッシャローラ1
4B(転写ローラともいう)の作用に依りトナーと逆極
性の電荷を通帳30に与える事で、感光ドラム9と通帳
30の接触に依りトナーが通帳30の表面(印字面)に
転写する。前述したように転写した後は、印字像(トナ
ー像)が通帳30にふりかかった状態である。
【0036】続いて、定着部18に於いて熱を発生する
様に構成した定着ローラ19と通帳30とが接触し、通
帳30の印刷表面のトナーに熱を与える事で所望の画像
(前述の印字情報)を通帳30の印刷表面に定着、固着
させ、印字を実現するものである。
【0037】図3は、本発明の通帳プリンタ1に於いて
使用される通帳30を示したものであり、図面から明ら
かな様に上下開きの通帳30である。前述した様に、こ
の通帳30に電子写真印字部51(転写部と定着部に相
当)に依り電子写真式の印字を行なう。通帳プリンタ1
の搬送方向に対し、この通帳30の上下方向の長さをこ
こではLSとする。この通帳30の長さLSの1/2付
近には、通帳30の各頁を閉じる為の綴じ部31を有し
ている。
【0038】このような通帳30は頁毎に複数行(例え
ば24行)の印字ができるようになっており、通帳プリ
ンタ1で印字される際、印字情報に基づき所定行(例え
ば1行のみやまとめて3行等)の印字がされる。電子写
真印字部51による印字範囲は、図3の通帳30の四角
の枠で囲った部分で、通常、枠以外への印字は行わな
い。
【0039】図4は、図1及び図2に於ける転写部8及
び定着部18からなる電子写真印字部の内部構造を詳細
に示しており、図3の上下開き通帳30を印字処理中の
詳細図を示している。
【0040】図面からも明らかな様に通帳30は搬送路
26上に有る。
【0041】通帳30が図面の右から左側(装置的には
手前から奥側)への搬送方向に移動しながら印字処理が
される場合(所定行の印字処理)、感光ドラム9の前後
の搬送ローラ28A、28Bに対するプレッシャローラ
29A、29Bは開き、転写部8内に設置された円筒上
の感光ドラム9は、図面に示す中心Aを支点に矢印のX
方向に向かって回転すると共に、プレッシャローラ14
B(転写ローラ)が閉じて、感光ドラム9表面に通帳3
0を押し付ける事で、通帳30の印字面に接触して印字
情報の像を通帳30表面に転写する。
【0042】一方、定着部18内に設置された円筒上の
定着ローラ19は、図面に示す中心Bを支点に矢印のX
方向に向かって回転すると共に、プレッシャローラ14
Cが閉じて、定着ローラ19表面が通帳30に接触し、
熱に依り前述の印字情報を通帳30に定着する。
【0043】更に、図面から明らかな様に、感光ドラム
9と定着ローラ19、感光ドラム9の前後の搬送ローラ
28Aと28B、のそれぞれの距離がLR以下という配
置関係で設置されているため、閉じた通帳30(但し、
図示しないが通帳の長さは、LR=1/2LS相当にな
る)を図1に示した挿入口2より利用者等に返すように
Y方向の逆回転、逆搬送をする。これにより、閉じた通
帳30の搬送を助ける搬送手段としての働きが有る為
に、専用の他の搬送ローラ等を設置する必要が無く、通
帳プリンタ1の小型化にもつながる。
【0044】ここで、感光ドラム9、及び、感光ドラム
9の前後の搬送ローラ28A、28B、プレッシャロー
ラ29A、29Bの設置に依る構造について説明する。
【0045】図面に示したLPは、感光ドラム9の通常
の通帳30の搬送面26からのオフセット量であり、プ
レッシャローラ15Bを開いた状態では、通帳30の紙
面(印字面)が感光ドラム9の表面に接触する事無く、
搬送が実現出来る事を保証する距離である。このオフセ
ット量は、同時に、綴じた通帳が搬送される場合も、そ
の通帳の表面に接しない値である。これは通帳プリンタ
に特有の構成である。というのも、通帳の搬送方向は、
従来のレーザープリンタのように、一方向の搬送のみな
らず、通帳を利用者へ返却しなければならず、図4の左
から右側への搬送、即ち、逆搬送が必要となる。このと
き、開いた通帳の返却のみではなく、綴じた通帳の返却
も必要となる。
【0046】仮に、LPのオフセット量が十分でない
と、綴じた通帳を返却する際、感光ドラム9と綴じた通
帳の表面とが接触し、感光ドラム9に残るかぶりトナー
の影響で通帳の表面が汚れてしまう場合がある。したが
って、図4に示すように、LPのオフセット量は、綴じ
た通帳が搬送路26を搬送されている間でも、感光ドラ
ム9と綴じた通帳の接触がない距離が必要となる。
【0047】図示したLRについて説明すると、感光ド
ラム9の前後の搬送ローラ28A、28B、及び、プレ
ッシャローラ29A、29Bは、感光ドラム9をはさん
で、閉じた通帳30の搬送を実現する為、通帳30の開
いた長さLSの半分(LRに相当)以下のピッチで設置
されている。
【0048】又、転写部8と定着部18の間には、セン
サ3Eが設置されており、通帳30を検知する事に依っ
て、後述するプレッシャローラ14A〜14Cの開閉制
御を行ない、通帳30の綴じ部31の段差をかわす事に
より、通帳30を高い性能に依り搬送する事が可能とな
る。即ち、従来の技術の例えばレーザープリンタの技術
を、本発明の通帳プリンタに適用しただけでは、通帳3
0の綴じ部31が定着ローラ19とプレッシャローラ1
4Cの位置を通過する時、通帳30の厚みの変化によっ
て通帳30の搬送速度が変化し、感光ドラム9から通帳
30へ印字情報の像の転写を行なっている場合は、像が
歪んで、転写される事になっていた。
【0049】従って本発明の印字装置においては、通帳
30の綴じ部31が該当するローラを通過する時、それ
ぞれのローラを開いてその段差をかわす事で、搬送速度
変動のない安定した搬送を実現する。これにより転写時
の像の歪みという問題点が解消される。
【0050】次に、通帳30で本発明の通帳プリンタ1
に於ける印字及び搬送中の動作について、図5〜図6
(c)を使用して、説明する。
【0051】前述したように本発明の印字装置は、所定
の印字範囲(24行印字できる通帳面のうち、3行目か
ら5行目に印字する場合等)において感光ドラムと通帳
の印字面を接触させることにあり、例えば、感光ドラム
に転写ローラを閉じて冊子を接触させて印字させるで従
来技術の印字装置の問題点を解消することが可能とな
る。
【0052】この場合の印字範囲とは、実際の印字行に
対して、転写ローラを電気的に動作させて、接触させる
為、動作時間が必要で、その時間等を考慮して、若干増
やした実際の印字行の転写ローラの接触を保証し得る範
囲に設定できる事は言うまでもない。但し、説明の都合
上、以下の説明では、データ的な印字範囲と接触による
印字範囲とを同一にして説明する。
【0053】このどの位置に印字するかの情報は既に述
べた冊子の磁気ストライプ情報、イメージ読取り部で入
手する方法、更には図2に示した上位のホストより与え
られる方法等がある。
【0054】図5は図3に示す通帳30を横から見た図
で、L1に示した範囲は印字がされない部分(既に印字
済み等)を示し、L2に示した範囲は印字が行われる部
分(3行目から5行目に印字する場合等)をそれぞれ示
している。
【0055】最初に図6(a)に図示するように、通帳
30が搬送されてくると、印字がされない範囲L1の
間、感光ドラム9の下方に位置するプレッシャローラ1
4Bが開き、感光ドラム9の前に位置するプレッシャロ
ーラ29A、29Bが閉じて回転することにより通帳3
0は搬送される。従って、感光ドラム9と通帳30とは
接触することがないので、感光ドラム9に付着している
余分なトナー等がL1の範囲へ付着することはない。
【0056】転写部8と定着部18との間にあるプレッ
シャローラ28B、29Bは、この印字処理中は開いた
ままである。これは、感光ドラム9で転写された印字像
がプレッシャローラ28B、29Bに付着し、最終的に
通帳30にそのトナーが付いて汚くなることを防ぐため
である。プレッシャローラ28B、29Bが閉じるとき
は、通帳30を単純に搬送するときである。
【0057】続いて図6(b)により通帳30への印字
処理について説明する。
【0058】図4に於いても説明した様に通帳30が右
方から左に向かって搬送されつつ印字される場合、図5
に示した印字される範囲L2の間、通帳30は、プレッ
シャローラ14Bが閉じられ、プレッシャローラ29
A、29Bが開いている事で、感光ドラム9に押し付け
られると共に、プレッシャローラ14Bで挟持され、印
字が行われる。
【0059】ここで、通帳30をセンサ3Dが検知する
と、図1に示す制御部23にその検知情報を送出し、受
け取った制御部23は通帳30の所定の位置に印字すべ
き情報を送出すべきタイミングを算出し、露光器を介し
て感光ドラム9に伝え、通帳30へトナーによる転写が
される。一方、通帳30への印字(L1からL2へ)に
対応する各プレッシャーローラの開閉制御も制御部23
からの情報に基づき制御される。
【0060】図6(a)(b)からもわかるように、転
写部8の前に配置されたプレッシャローラ28A、29
Aは、開閉動作が行われる。図6(a)では閉じ、図6
(b)では開いているのは、通帳30の綴じ部31の段
差を回避するためである。即ち、印字処理中の間、全
て、プレッシャローラが閉じた状態で通帳30を搬送し
てしまうと、通帳30の綴じ部31の段差の影響が転写
部8の印字像の転写に出てしまい、印字像がずれる等の
問題が発生するため、前述のようにプレッシャローラ2
8A、29Aは段差を回避して開く。
【0061】続いて、図6(c)に図示するように、所
定の印字処理が終ると(L2の印字処理が終了)、所定
のタイミングで制御部23はプレッシャローラ14Bの
開制御を行う。同時に、感光ドラム9前のプレッシャロ
ーラ28A、29Aを閉じる事で、搬送は継続し、前述
したように、感光ドラム9と通帳30の接触は無くな
り、感光ドラム9の余分なトナーに依る紙面の汚れの無
い高品質の印字、及び、精度の良い安定した搬送が可能
になる。
【0062】一方、閉じた通帳の搬送は、感光ドラム9
をはさんで配置してある、搬送ローラ28A、28B、
及び、プレッシャローラ29A、29Bとの距離を図3
で説明した開いた通帳30の1/2以下(つまり、L
R、1/2LS)の距離に設けて配置する事で達せられ
る。印字処理以外の、単なる搬送時に於いては、感光ド
ラム9に相対するプレッシャローラ14Bが開いていて
も、搬送ローラ28A、28Bに相対する、プレッシャ
ローラ29A、29Bが閉じられている事で、閉じた長
さの通帳30に於いても、安定に、確実な搬送が実現出
来る。
【0063】次に、本発明の他の一実施形態の例とし
て、図7を用いて説明する。
【0064】図7は、図4同様、転写部8及び定着部1
8からなる印字部の内部構造を示しており、図4で説明
した実施形態よりも、更に、小型化を狙った構成を示し
ている。なお、前述してきた各機能と同一の機能につい
ては同一の符号を付し、転写部8や定着部18、LPの
オフセット量、印字処理等の説明は既に説明したとおり
なので、省略する。
【0065】図面からも明らかな様に、本実施形態の特
徴は、図4で説明した感光ドラム9を含む転写部8の前
後のプレッシャローラ28A、28B、29A、29B
がないことにあり、そのため更なる小型化が可能とな
る。
【0066】そのため、転写部8の前に配置された搬送
ローラ27と定着部18内の定着ローラ19との距離は
LRに設定されている。このLRの距離は前述したよう
に、通帳30の長さの1/2以下に設定されているた
め、通帳30が開いていても、閉じていても、搬送ロー
ラ27及び定着ローラ19の回転により搬送可能とな
る。
【0067】このように搬送ローラ27及び定着ローラ
19自体が、閉じた通帳の搬送を助ける搬送手段として
の働きが有る為に、専用の他の搬送ローラ等を設置する
必要が無く、通帳プリンタ1の小型化にもつながる。
【0068】ここで、感光ドラム9の直前の搬送ローラ
27、定着ローラ19、および、それに相対するプレッ
シャローラ14A、14cの設置に依る構造について説
明すると、印字処理間は、各々のプレッシャローラ14
A、14cは、開動作を行う。
【0069】これは、通帳30の綴じ部31が定着ロー
ラ19とプレッシャローラ14Cの位置を通過する時、
通帳30の厚みの変化によって通帳30の搬送速度が変
化し、感光ドラム9から通帳30へ印字情報の像の転写
を行なっている場合は、像が歪んで、転写される事にな
るためである。従って本発明の印字装置においては、通
帳30の綴じ部31が該当するローラを通過する時、そ
れぞれのローラを開いてその段差をかわす事で、搬送速
度変動のない安定した搬送を実現する。これにより転写
時の像の歪みという問題点が解消される。
【0070】続いて、図7で説明した印字装置の印字及
び搬送中の動作について、図8(a)〜図8(c)を基
に説明する。
【0071】印字の方法は既に述べたとおりで、所定の
印字範囲(24行印字できる通帳面のうち、3行目から
5行目に印字する場合等)において感光ドラムと通帳の
印字面を接触させることで可能となる。
【0072】最初に図8(a)に図示するように、通帳
30が搬送されてくると、印字がされない範囲L1の
間、感光ドラム9の下方に位置するプレッシャローラ1
4Bが開き、感光ドラム9の直前に位置するプレッシャ
ローラ14Aが閉じて回転することにより通帳30は搬
送される。従って、感光ドラム9と通帳30とは接触す
ることがないので、感光ドラム9に付着している余分な
トナー等がL1の範囲へ付着することはない。
【0073】続いて図8(b)により通帳30への印字
処理について説明する。
【0074】通帳30が右方から左に向かって搬送され
つつ印字される場合、印字される範囲L2の間、プレッ
シャローラ14Bが閉じられている事で、通帳30が感
光ドラム9に押し付けられて印字が行われる。
【0075】通帳30をセンサ3Dが検知すると、図1
及び図2に示す制御部23にその検知情報を送出し、制
御部23の制御により通帳30へトナーによる転写がさ
れる。各プレッシャーローラの開閉制御、例えば、プレ
ッシャローラ14Aの開動作も制御部23からの情報に
基づいている。このプレッシャローラ14Aの開動作は
前述したとおり、通帳30の綴じ部31を回避するため
である。
【0076】図8(c)のように、所定の印字処理が終
ると(L2の印字処理が終了)、所定のタイミングで制
御部23はプレッシャローラ(転写ローラ)14Bの開
制御を行う。同時に、感光ドラム9直前のプレッシャロ
ーラ14A、および、定着ローラ19のプレッシャロー
ラ14Cが閉じている事で、搬送は継続し、感光ドラム
9と通帳30の接触は無くなり、感光ドラム9の余分な
トナー(かぶりトナーとも言う)に依る紙面の汚れの無
い高品質の印字、及び、精度の良い安定した搬送が可能
になる。
【0077】一方、印字処理のない単なる通帳の搬送
は、感光ドラム9をはさんで配置してある、搬送ローラ
27、定着ローラ19、及び、そのプレッシャローラ1
4A、14Cの閉動作と回転により可能となる。前述し
たように、閉じた通帳も搬送できるように、搬送ローラ
27と定着ローラ19との距離は閉じた通帳以下に設定
されて、配置している。
【0078】図9は、通帳30の搬送機能も有する感光
ドラム9の下方に配置された、プレッシャローラ14B
及び定着ローラ19の下方に配置されたプレッシャロー
ラ14C、更には、搬送ローラ27の下方に配置された
プレッシャローラ14A、搬送ローラ28Aの下方に配
置されたプレッシャローラ29A、搬送ローラ28Bの
下方に配置されたプレッシャローラ29B等、各プレッ
シャローラについての構成を示した図である。但し、こ
れらの相対する搬送ローラ類は、搬送機能、開閉制御機
能に関しては、ほぼ同一構成でカバーできる事から、代
表して、感光ドラム9とプレッシャローラ14Bの関係
のみについて、詳細にその一実施例につき説明する。
【0079】感光ドラム9の一端には、ギア32Aが有
り、そのギア32Aと係合するギア32B、そして、こ
のギア32Bの中心を支点33とすると、この支点33
より「くの字型」にリンク15Bが設けてある。更に、
このリンク15B上には、前述のギア32Bと係合し、
且つ、プレッシャローラ14Bに駆動力を伝えるギア3
2Dが、設けてある。
【0080】又、リンク15Bの終端には、プレッシャ
ローラ14Bを適度な圧力で感光ドラム9に圧接する為
のスプリング16Bが、そして、プレッシャローラ14
Bの開閉を制御する為のソレノイド17Bが設けてあ
る。このソレノイド17Bが、f方向に引かれると、リ
ンク15Bが支点33を中心にa方向に引かれ、感光ド
ラム9とプレッシャローラ14Bの開閉制御が可能とな
る。又、感光ドラム9に駆動を行なうモータを付加する
事で、各ギア32A〜Dの回転に依り、プレッシャロー
ラ14Bが回転するので、少ない工数で構成する事が可
能となり、装置の小型化、及び、静かな通帳プリンタ1
を実現するという効果が生まれる。
【0081】次に、利用者が、本発明の通帳プリンタ1
に、通帳30を挿入口2から挿入した場合の取引処理に
ついて、図7の制御フローに従い、前述の図面の各機能
を用いて詳細に説明する。
【0082】まず、挿入口2から吸入された通帳30は
(ステップ101)、センサ3Aにて検知され、搬送モ
ータ24に依り駆動された搬送ローラ4A、搬送ローラ
4Bの順に、通帳プリンタ1の装置奥に向かって搬送さ
れる。
【0083】次に、イメージ読取り部(IMR)5が搬
送中の通帳30の開いた頁の頁情報や、印字行情報を取
り込む(ステップ102)。そして、MS読み書き取り
部(MSU)6は、通帳30のマグネチックストライプ
(MS)情報のうち、例えば、口座番号等の処理に必要
な情報の読み取りを行う(ステップ103)。その後、
上位ホストと交信し(ステップ104)、取引処理すべ
き通帳かどうかの照合、及び、取引処理に必要な情報、
例えば、通帳に印字する内容、印字する頁、更新すべき
マグネチックストライプ上の情報等の受取りを行い、問
題が無ければ、印字処理や頁替え等の処理を行う(ステ
ップ105〜109)。尚、印字処理(ステップ10
5)については、以下にその手順を詳細に説明する。
【0084】前述してきた様に、通帳30の印字処理前
に、転写部8内にある帯電器10に依り、感光ドラム9
を一様に帯電させ、露光器11で所望の印字情報を感光
ドラム9上に、静電潜像として形成する。次に、トナー
BOX部7及びトナー付着部12に依り、トナーを前述
の静電潜像に付着させ、可視像に変える。
【0085】実際に通帳30に印字処理する場合(ステ
ップ110)は、搬送されて来た通帳30の先端が感光
ドラム9に到達すると、その紙面に、感光ドラム9の接
触とプレッシャローラ14Bの作用に依り、前述のトナ
ーの可視像を転写し、その通帳30を次の、定着部18
へ搬送する。一方、通帳30に感光ドラム9の印字情報
を転写し終ると、即ち、印字が終了すると(ステップ1
11)、感光ドラム9の下方に配置されたプレッシャロ
ーラ14Bを開き(ステップ112)、プレッシャロー
ラの閉じ動作が行われる(ステップ113)。
【0086】他方、定着部18では、予め、通帳30の
搬送を想定し、トナーの紙面への定着に適正な温度迄、
定着ローラ19を加熱しておき、定着ローラ19とプレ
ッシャローラ14Cの作用に依り、通帳30を挟持して
搬送する事で、印字情報を示すトナーを紙面に熱で定着
させる。
【0087】頁替えが必要な場合(ステップ106)、
例えば、記帳すべきデータが10行あり、通帳の残り行
が3行ある場合、3行分転写、定着し終わった後、頁替
え部20で頁替え処理が行われ(ステップ107)、残
り7行分の印字処理が行われる(ステップ105)。
【0088】通帳プリンタ1による所定の処理が終わる
と、MS読み書き部6により通帳30のMSへデータが
書き込まれ(ステップ108)、挿入口2より利用者へ
返却する(ステップ109)。
【0089】ところで、利用者の通帳30への記帳処理
が終了していないにもかかわらず、通帳30に印字可能
な頁がなくなった等の理由で、新規通帳の発行が必要と
なった場合の取引処理について、図11の制御フローに
従い詳細に説明する。
【0090】まず、新規通帳が必要と判明した時点、即
ち旧通帳の印字スペースが無くなったと判断された時点
で、ホッパA部40、若しくは、ホッパB部41の何れ
かの、(以下、ホッパA部40での処理として説明す
る。)ピックアップローラ42を駆動し、フィードロー
ラ43と、ゲートローラ44の作用にて、新規通帳45
の一冊のみを搬送路26へ繰出す(ステップ201)。
【0091】搬送路へ繰出された新規通帳30は、図1
のセンサ3Cにて検知され、搬送モータ24に依り駆動
された搬送ローラ27により、通帳プリンタ1の装置奥
に向かって搬送され、通帳30の表紙印字を行う(ステ
ップ202)。
【0092】ここでの表紙への印字処理は、前述してき
た通帳30の中紙の印字と同様であり、転写ローラ14
Bの開閉動作により、かぶりトナーの付かない高品質の
印字が可能となる。
【0093】ホッパに収納された新規通帳は装置の小型
化を目的として、閉じた状態で収納されている。そのた
め、表示印字がされた後は、次に、頁替え部20に搬送
し、通帳30の表紙、及び、印字開始頁迄の頁捲りを行
う(ステップ203)。
【0094】更に、イメージ読取り部(IMR)5に搬
送し、通帳30の開いた頁の頁情報や、印字行情報を取
り込み、未印字である事の確認を行う(ステップ20
4)。
【0095】そして、MS読み書き部(MSU)6で
は、通帳30のマグネチックストライプ(MS)情報を
読んで、通帳30の向きが正しいか、或いはMS内に情
報が何も書き込まれていないか等の判定も行われる(ス
テップ205)。尚、このMS読取り処理は、表紙印字
処理前の通帳30の繰出し処理直後に実施する方法もあ
る。
【0096】その後、上位ホストと交信し(ステップ2
06)、取引処理に必要な情報、例えば、通帳に印字す
る内容、印字する頁、更新すべきマグネチックストライ
プ上の情報等の受取りを行い、問題が無ければ、印字処
理や頁替え等の処理を行う(ステップ207〜20
9)。
【0097】このように、新規通帳の処理は、図10で
説明した、IMR、MSの処理とは、多少異なるため、
ステップの符号は一致していない。但し、印字処理等の
符号は図10と一致させており、その説明も割愛する。
【0098】なお、新規通帳の返却の方法は種々あり、
例えば、新規通帳を返却した後旧通帳を返却する場合、
或いは、旧通帳と新規通帳とを重ねて利用者へ返却する
方法等がある。
【0099】次に、利用者へ単票を使用して取引の明細
や他の各種情報を伝達する場合の単票の発行取引処理に
ついて、図12の制御フローを用いて詳細に説明する。
【0100】単票は図1で説明したホッパA部40、若
しくは、ホッパB部41の何れかに収納されており、ピ
ックアップローラ42の駆動と、フィードローラ43
と、ゲートローラ44の作用により、単票が繰り出され
る(ステップ301)。
【0101】繰出された単票は、搬送ローラ27等によ
り通帳プリンタ1の装置奥に向かって搬送される。その
後、上位ホストと交信し(ステップ302)、取引処理
に必要な情報、例えば、単票に印字する内容等、の情報
等の受取りを行い、問題が無ければ、印字処理を処理を
行う(ステップ105)。この印字処理についても前述
と同様のため、説明を省略する。
【0102】その後、所定の印字処理が行われた後、搬
送ローラの逆回転により単票の排出がされ、利用者に放
出する。
【0103】ところで、通帳30の搬送に於いて、感光
ドラム9のプレッシャローラ14B及び定着ローラ19
のプレッシャローラ14C、搬送ローラ27のプレッシ
ャローラ14A、搬送ローラ28Aのプレッシャローラ
29A、搬送ローラ28Bのプレッシャローラ29Bは
それぞれ、両側駆動されており、確実で安定した搬送力
を通帳30に付与出来る。
【0104】又、図9の説明に於いて、前述した感光ド
ラム9及び定着ローラ19、搬送ローラ27、28A、
28Bのプレッシャローラ14A〜14B、29A、2
9Bは図1及び図2の制御部23の制御に依って、開閉
自在な構成、構造になっており、それぞれのローラの必
要に応じ(感光ドラム9のプレッシャローラ14B及び
定着ローラ19のプレッシャローラ14C、搬送ローラ
27のプレッシャローラ14A、搬送ローラ28Aのプ
レッシャローラ29A、搬送ローラ28Bのプレッシャ
ローラ29Bのローラの開閉については、全く同一の動
作なので、ここでは、感光ドラム9のプレッシャローラ
14Bで代表して述べる)、ソレノイド17Bを吸引す
る事で、リンク15Bが支点33を中心に回転し、プレ
ッシャローラ14Bは、感光ドラム9に対し、スキマが
出来る方向(e方向)に開く。この時、プレッシャロー
ラ14Bの回転駆動力は、開閉動作に拘らず、ギア32
A、ギア32B、ギア32C、ギア32D間のギアピッ
チが変動しない為、常に安定した駆動力を伝える事が出
来る。
【0105】一方、通帳30の印字処理が終了したら、
ソレノイド17BをOFFする事で、スプリング16B
の復旧力でプレッシャローラ14Bは閉じる。同様に、
ソレノイド17Cを吸引する事で、プレッシャローラ1
4Cは開き、ソレノイド17CをOFFする事で、閉じ
る。以上のプレッシャローラの動作に依り、通帳30
は、印字処理中も、単なる搬送処理中に於いても、安定
したスムースな搬送、及び、印字をも行う事が出来る。
ところで、通帳30に転写出来ず、感光ドラム9上に残
留したトナーは、転写部8のローラクリーナ13で排
除、回収される。
【0106】この様に、プレッシャローラを介しての搬
送駆動に依り、感光ドラム9、及び、定着ローラ19の
回転駆動される一実施例について述べたが、感光ドラム
9、及び、定着ローラ19の駆動系を、前述のリンクを
介さないで、独立の駆動に依って回転可能にした構成を
とっても、本発明は、実施されうる。又、プレッシャロ
ーラを固定にして、搬送ローラ27や定着ローラ19等
自身が上下に開閉する構成をとっても可能である事は、
確実な印字、搬送が可能なことは明らかである。
【0107】最終的な通帳プリンタ1の処理について、
簡単に説明すると、通帳30の一頁分の印字が終了し、
改頁が必要になった場合は、図1に示す、頁替えローラ
20と頁替えレバー21で構成される頁替え部で改頁を
行い、更に、印字処理等を継続する。通帳30への全印
字処理が終了した場合は、必要に応じ、イメージ読み取
り部5での印字済行の確認や、MS読み書き取り部6で
の、通帳30のマグネチックストライプ(MS)の情報
の更新を行い、挿入口2より、利用者へ通帳30を返却
する等の処理を行う。
【0108】更には、ホッパA40、或は、ホッパB4
1に貯えられている新規通帳、若しくは、単票を自動的
に繰出し、新規通帳の場合は、前記の様な印字処理の
他、MS読み書き部6でのマグネチックストライプ(M
S)の情報の書込み、イメージ読み取り部5での印字済
行の確認、必要の応じ頁替え部で改頁を行い、挿入口2
より利用者へ新規通帳を発行する事も出来、単票の場合
は、印字処理のみを行い、挿入口2より利用者へ発行処
理を行う。
【0109】このように、新規通帳、単票の印字処理
は、基本的に、図10で説明した印字処理とほぼ同じで
あるが、若干違う構成がある。それは、転写部8の前に
配置された搬送ローラ(図4では搬送ローラ28A、図
7では搬送ローラ27)の開閉制御が必要ないことであ
る。というのも、開いた通帳30の中紙印字の場合は前
述したように、綴じ部31の段差に影響されて感光ドラ
ム9からの転写がずれてしまうことがあるため、搬送ロ
ーラは綴じ部を回避するよう開閉制御が行われる。しか
しながら、新規通帳への表紙印字や単票への印字は、こ
の綴じ部のような段差がないため、一定して搬送ローラ
を閉じた状態でも問題は生じない。つまり逆に言うと簡
単なシーケンスにより印字処理が可能となる。
【0110】次に、本発明の印字装置の他の一実施形態
について図13を用いて説明する。
【0111】印字媒体は印字処理する場合のみならず、
単に搬送する場合がある。これは通帳プリンタのような
通帳の返却、即ち、1つの搬送路に対して順方向、逆方
向の搬送が必要なため出てくる特異の構成である。この
単なる搬送時に例えば閉じた通帳が感光ドラム9に接触
しないよう(かぶりトナーによる汚れ防止)、LPとい
うオフセット量が必要なことは前にも述べた(図1の説
明等参照)。
【0112】図13に示す本実施形態は、このオフセッ
ト量が必要ない構成を示しており、感光ドラム9と通帳
30の搬送路との間に、出入り自在に制御されるシャッ
タ(シャッタとは、感光ドラムと、印字媒体である搬送
路中の冊子の接触を遮る手段であり、冊子の幅全域に連
続した板状のものや、間欠的に配置されたバー状等、形
状的には、種々想定され得る)を設ける手段を開示した
ものである。なお、図示していないがシャッタの移動
は、ソレノイド、モータ等の電気的手段により補助され
ている。
【0113】通帳30が図面の右から左側への搬送方向
に移動ながら印字処理がされると、転写部8内に設置さ
れた円筒上の感光ドラム9は、図面に示す中心Aを支点
に矢印のX方向に向かって回転すると共に、図示されて
はいない電気的アクチュエータにより、シャッタ60を
点線の状態(退避状態)に保ち、一方、プレッシャロー
ラ14Bは閉じて、感光ドラム9表面に通帳30を押し
付ける事で通帳30の印字面に接触し、印字情報の像を
通帳30表面に転写する。
【0114】印字以外の単なる通帳30他の搬送状態に
は、同じく電気的アクチュエータにより、シャッタ60
は実線の状態(感光ドラム遮蔽状態)に保たれ、且つ、
プレッシャローラ14Bが開いた状態となる。
【0115】従って、通帳30は、シャッタ60に接触
しても、感光ドラム9表面に接触する事なく、通帳30
は、正逆(図示、左右方向)いずれの方向にも、安定し
て搬送する事が可能となり、感光ドラム9によるかぶり
トナーの防止も図れる。本発明のシャッタ60の設置の
目的は、印字以外の搬送状態に於いて、感光ドラム9と
通帳30の接触を防止する事にあるが、前述の感光ドラ
ム9のオフセット配置に比べ、機構部品が増えるが、物
理的な部材での遮蔽効果という点でみると、確実で、信
頼性が高い手段である。
【0116】以上説明してきた様に、本発明の通帳プリ
ンタ1は、電子写真式の印字装置であり、通帳30に限
らず、単票やカット紙等の均一な厚みの印字媒体に対し
ても高品質な印字処理が可能な事はいうまでもない。
【0117】この様に、中央部に綴じ目31の有る冊子
の印字に於いても、所定の印字行だけ感光ドラムを接触
するようにしたため、印字の必要のない既印字行、或い
は未印字行だが印字の必要のない行へトナーが付着する
ことはない。また、転写部前の搬送ローラを開くように
構成したため、転写部による転写のずれも生じない。ま
た、転写部前後の搬送ローラ間の距離又は転写部前の搬
送ローラと定着ローラとの間の距離を開いた通帳の1/
2以下に配置したため閉じた通帳も搬送可能となる。こ
のように、感光ドラム9に依る余分なトナーに起因する
紙面の汚れの無い、高品質の印字を実現出来、小型で安
価な電子写真式の印字処理装置を提供する事が可能とな
る。
【0118】
【発明の効果】以上、簡単な機構で均一な厚みの単票や
カット紙ばかりでなく、途中に綴じ目の有る通帳等の冊
子に於いても、更に、一行毎の繰返し印字(逐次印字)
に於いても、紙面の汚れの無い、極めて高い品質の印字
が実現可能となり、又、感光ドラムをはさんでの正逆両
方向への安定した確実な搬送が可能で、小型で安価な電
子写真式印字装置を実現する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく電子写真式冊子の印字装置の一
例である通帳プリンタ全体を示す構造図を示す。
【図2】図1に示す通帳プリンタ1全体の制御ブロック
図を示す。
【図3】図1の通帳プリンタで使用される印字媒体のう
ち、一実施例である上下開き通帳を示す図である。
【図4】図1の印字部である転写部及びその周辺を拡大
した詳細構成図を示す。
【図5】通帳の印字範囲を示す図である。
【図6】図1の通帳プリンタ内において綴じ目を有する
通帳が搬送動作中の動作説明図を示す。
【図7】他の一実施形態を示す通帳プリンタの印字部で
ある転写部及びその周辺を拡大した詳細構成図を示す。
【図8】他の一実施形態の通帳プリンタ内において綴じ
目を有する通帳が搬送動作中の動作説明図を示す。
【図9】装置の感光体ドラム、転写ローラ及び搬送ロー
ラの駆動系統図を示す。
【図10】装置の動作制御方法を示すフローチャートを
示す。
【図11】装置の、内蔵する通帳ホッパからの新規通帳
の発行(繰出し)、取引処理における、動作制御方法を
示すフローチャートを示す。
【図12】装置の、内蔵する単票ホッパからの単票の発
行(繰出し)、取引処理における、動作制御方法を示す
フローチャートを示す。
【図13】更に、他の一実施形態を示す通帳プリンタの
印字部である転写部及びその周辺を拡大した詳細構成図
を示す。
【符号の説明】 1−通帳プリンタ、2−挿入口、3A〜3G−センサ、
4A〜4C−搬送ローラ、5−イメージ読取り部、6−
MS読み書き取り部、7−トナ−BOX部、8−転写
部、9−感光ドラム、10−帯電器、11−露光器、1
2−トナー付着部、13−ローラクリーナ、14A〜1
4C−プレッシャローラ、15A〜15C−リンク、1
6A〜16C−スプリング、17A〜17C−ソレノイ
ド、18−定着部、19−定着ローラ、20−頁替えロ
ーラ、21−頁替えレバー、22−回収BOX、23−
制御部、24−搬送モータ、25−電源、26−搬送
路、27−搬送ローラ、28A〜28B−搬送ローラ、
29A〜29B−プレッシャローラ、30−通帳、31
−綴じ部、32A〜32D−ギア、33−支点 40−ホッパA部、41−ホッパB部、42−ピックア
ップローラ、43−フィードローラ、44−ゲートロー
ラ、45−新規通帳、又は、単票 46−ガイドA、47−ガイドB、48−ガイドC、4
9−ガイドD、50−ホスト、51−電子写真印字部、
60−シャッタガイド

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーを形成する感光ドラムにより印字媒
    体へ印字情報を転写する転写部と、転写された前記印字
    情報を定着ローラにより定着する定着部とを有し、前記
    印字媒体への印字を可能にする電子写真式印字装置であ
    って、前記感光ドラムの前後にそれぞれ位置し、該印字
    媒体に対して開閉可能なプレッシャローラを有すること
    を特徴とする電子写真式印字装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電子写真式印字装置におい
    て、それぞれの前記プレッシャローラ間の距離を前記印
    字媒体の1/2以下に設定して配置したことを特徴とす
    る電子写真式印字装置。
  3. 【請求項3】トナーを形成する感光ドラムにより冊子へ
    行毎に印字情報を転写する転写部と、転写された前記印
    字情報を定着ローラにより定着する定着部と、前記感光
    ドラムの下方に位置し、開閉可能な転写ローラと、前記
    感光ドラムの前後に位置し、前記冊子への挟持を開閉自
    由に可能にする第1のローラと第2のローラとを有する
    電子写真式印字装置であって、前記冊子へ所定行の範囲
    で前記印字情報を転写する場合、前記転写ローラが閉じ
    て前記感光ドラムと前記冊子とを接触し、且つ、前記第
    1のローラと前記第2のローラとの少なくとも一方が開
    いて前記冊子との挟持を解除することを特徴とする電子
    写真式印字装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の電子写真式印字装置
    において、前記プレッシャローラは、前記印字情報を前
    記印字媒体の所定の印字範囲へ転写しない場合は該印字
    媒体を挟み、前記印字情報を所定の印字範囲へ転写する
    場合は該印字媒体を挟まないように開閉可能であること
    を特徴とする電子写真式印字装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の電子写真式印字装置におい
    て、前記第1のローラと前記第2のローラとの間の距離
    を前記冊子の1/2以下に設定して配置したことを特徴
    とする電子写真式印字装置。
  6. 【請求項6】印字媒体を挿入する挿入口と、該印字媒体
    を読み取るイメージ読み取り部と、該印字媒体に付され
    た情報を読み取る情報読み取り部と、該印字媒体に印字
    する印字部とを有する印字装置において、前記印字部
    は、該印字媒体へ印字情報を転写する転写部と、転写さ
    れた該印字情報を定着する定着部とから成り、前記印字
    装置は、更に、前記印字媒体の頁をめくる改頁手段を有
    することを特徴とする通帳プリンタ装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の通帳プリンタ装置におい
    て、前記改頁手段は、前記挿入口から見て、前記定着部
    との奥側に設置したことを特徴とする通帳プリンタ装
    置。
  8. 【請求項8】請求項6記載の通帳プリンタ装置におい
    て、前記印字部による前記印字媒体への印字が終了して
    もなお印字情報がある場合、前記印字部から前記改頁手
    段に前記印字媒体を送り、前記改頁手段により前記印字
    媒体の頁をめくり、前記転写部により前記印字媒体に対
    する印字情報を転写することを特徴とする通帳プリンタ
    装置。
  9. 【請求項9】請求項7記載の通帳プリンタ装置におい
    て、前記印字部による前記印字媒体への印字が終了して
    もなお印字情報がある場合、前記印字部から前記改頁手
    段に前記印字媒体を送り、前記改頁手段により前記印字
    媒体の頁をめくり、前記転写部により前記印字媒体に対
    する印字情報を転写することを特徴とする通帳プリンタ
    装置。
  10. 【請求項10】請求項6記載の通帳プリンタ装置におい
    て、前記印字部の前後に前記印字媒体の1/2以下の距
    離で該印字媒体を挟むプレッシャローラを配置したこと
    を特徴とする通帳プリンタ装置。
  11. 【請求項11】請求項6記載の通帳プリンタ装置におい
    て、前記印字部の前後に前記印字媒体に対して開閉可能
    なプレッシャローラを配置したことを特徴とする通帳プ
    リンタ装置。
  12. 【請求項12】印字面に複数の印字行を有する冊子類を
    受け入れ、その冊子類に各行ごとに所定の印字情報を印
    字する印字装置であって、前記冊子類の開いた頁から頁
    情報を検出する検出部と、該冊子類に記録された口座情
    報を読み取る読み取り部と、該冊子類に前記印字情報を
    印字する印字部と、該冊子類の頁をめくる頁めくり部と
    を具備し、前記印字部は、該冊子類へ前記印字情報を転
    写する転写部と、転写された該印字情報を定着する定着
    部とから成り、該転写部は、該冊子類の各行ごとに該印
    字情報を転写することを特徴とする通帳プリンタ装置。
  13. 【請求項13】冊子類の行に対して所望の印字情報を印
    字する印字部を有する印字装置において、該印字部は前
    記冊子類への印字を前記印字情報に基づき転写する転写
    部を少なくとも有し、更に、該転写部が前記冊子類の行
    のうち既に印字されている行に対しては接触せず、未だ
    印字されず前記印字情報に対応した行に対して接触して
    転写することを可能にする制御手段を有することを特徴
    とする通帳プリンタ装置。
  14. 【請求項14】トナーを形成する感光ドラムにより印字
    媒体へ印字情報を転写する転写部と、転写された前記印
    字情報を定着ローラにより定着する定着部とを有し、冊
    子状に形成された前記印字媒体への印字を可能にする電
    子写真式印字装置であって、既に印字されている既印字
    範囲と未だ印字されていない未印字範囲とから成る該印
    字媒体が前記転写部に送られてきたとき、前記感光ドラ
    ムは、開かれた該印字媒体のうち前記既印字範囲上では
    接触せず、開かれた該印字媒体のうち前記未印字範囲上
    で接触して印字情報を転写することを特徴とする電子写
    真式印字装置。
  15. 【請求項15】感光ドラムにより冊子状の冊子類へ印字
    情報を転写する転写部と、転写された前記印字情報を定
    着ローラにより定着する定着部とを有し、前記冊子類へ
    の印字を可能にする電子写真式印字装置であって、該冊
    子類を前記転写部へ搬送する手段と、該搬送手段により
    該冊子類を該転写部の下方へ通過させ前記印字情報を転
    写する場合、前記感光ドラムと前記冊子類を接触させる
    手段と、前記搬送手段が前記印字情報を転写する場合と
    逆方向に前記冊子類を搬送する場合、前記感光ドラムと
    前記冊子類とを非接触にする手段とを有することを特徴
    とする電子写真式印字装置。
  16. 【請求項16】冊子状で各頁が複数行から形成された冊
    子類に所望のデータを各行ごとに印字する印字装置にお
    いて、該冊子類への印字を各行ごとに転写する転写部を
    有し、該転写部の前後に、冊子類に付された磁気ストラ
    イプの情報を読み取る磁気読み取り部と、該冊子類の頁
    をめくる頁めくり部とを具備したことを特徴とする電子
    写真式印字装置。
  17. 【請求項17】トナーを形成する感光ドラムにより印字
    媒体へ印字情報を転写する転写部と、転写された前記印
    字情報を定着ローラにより定着する定着部とを有し、前
    記印字媒体への印字を可能にする電子写真式印字装置で
    あって、前記感光ドラムの前後にそれぞれ位置し、該印
    字媒体を搬送する際、正逆両方向回転可能なプレッシャ
    ローラを有することを特徴とする電子写真式印字装置。
  18. 【請求項18】感光ドラムにより印字媒体へ印字情報を
    転写する転写部と、転写された前記印字情報を定着ロー
    ラにより定着する定着部と、前記感光ドラムの下方に位
    置し、開閉可能な転写ローラを有する電子写真式印字装
    置であって、前記転写部の前側に印字媒体を搬送する搬
    送ローラを有し、該搬送ローラと前記定着ローラとの距
    離を印字媒体の1/2以下に設定して配置したことを特
    徴とする電子写真印字装置。
  19. 【請求項19】感光ドラムにより印字媒体へ印字情報を
    転写する転写部と、転写された前記印字情報を定着ロー
    ラにより定着する定着部と、前記感光ドラムの下方に位
    置し、開閉可能な転写ローラを有する電子写真式印字装
    置であって、前記感光ドラムと印字媒体の間に出入り自
    在で、該感光ドラムと印字媒体との接触を防ぐ部材を設
    けたことを特徴とする電子写真式印字装置。
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