JPH11109694A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置及び画像形成装置

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JPH11109694A
JPH11109694A JP9269728A JP26972897A JPH11109694A JP H11109694 A JPH11109694 A JP H11109694A JP 9269728 A JP9269728 A JP 9269728A JP 26972897 A JP26972897 A JP 26972897A JP H11109694 A JPH11109694 A JP H11109694A
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JP
Japan
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sheet
sided
double
intermediate tray
conveying
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Application number
JP9269728A
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English (en)
Inventor
Akihiro Kashiwabara
昭弘 柏原
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、シートサイズがLTR、A4、B
5等の比較的小サイズではスキップ制御を行い、シート
サイズがLTRよりもシート搬送方向の長さが大きい比
較的大サイズでは非スキップ制御を行うことでプロダク
ティビティを向上させたシート搬送装置及びこれを備え
た画像形成装置を提供することを可能にすることを目的
としている。 【解決手段】 小サイズのシートSでスキップ制御を行
う際には、サイド規制部材22を中間トレイ19に対するシ
ートSの搬入収容時及び再給送時共に閉じた位置に設定
し、スキップ制御を行わない大サイズのシートSの場合
には、サイド規制部材22を中間トレイ19に対してシート
Sの搬入収容時には開いた位置にし、シートSの再給送
時には閉じた位置に制御するように構成したことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に装備されるシート
搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置として、自動原稿循
環装置(RDF)を装備した両面複写機において、中間
トレイに一旦収容積載したシート束を下分離給送により
再給送する際にシートの中間トレイへの収容積載と、再
給送とを交互に行う構成の場合、中間トレイにシートを
受け入れる際には、シートの側端位置を規制するサイド
規制部材をシート搬送方向と直交する方向の長さ寸法よ
りも大きい位置に設定しておき、該中間トレイから下分
離再給送する際には、該サイド規制部材をシート搬送方
向と直交する方向の寸法に対応する位置に移動して再給
送されるシートの側端に当接させて該側端位置を規制し
てシートの斜行を防止していた。
【0003】ここで、特開平3−54578号公報に開
示された技術を用いて従来例の構成を具体的に説明す
る。図6は従来例の中間トレイとなる両面トレイ近傍の
構成を示す断面説明図、図7は原稿の給送とコピー動作
との関係を示す図、図8はサイド規制部材となるサイド
フェンスの開閉タイミングを示すタイミングチャートで
ある。図6及び図7に示すように、RDFモードでは両
面トレイ51には1枚おきに表面コピー済の用紙Sが入
り、また同時に1枚おきに両面トレイ51からの再給紙が
行われる。つまり、両面トレイ51に対する用紙S受け入
れと再給紙とが一定のタイミングで交互に行われる。
【0004】図7の上段[O]は原稿の給送動作を示
し、は原稿の1頁目がコンタクトガラス上に送られる
ことを示す。下段の[C]はコピー動作を行うことを示
し、は原稿の1頁目をコピーすることを示す。また、
の上のTは、コピーのための用紙Sが給紙トレイから
送られていることを示し、Dは両面トレイ51から再給紙
されていることを示す。
【0005】図6に示すように、図示しない給紙トレイ
から給送された用紙Sはトナー画像を定着した後、搬送
パス52を経由して両面トレイ51に入る。また、両面トレ
イ51から再給紙された用紙Sは搬送パス53を経由して裏
面にコピーした後、搬送パス52を再度経由して排紙トレ
イ54上に排出される。ここで、図7に示すように、原稿
の2周目と3周目では両面トレイ51において、用紙Sの
受け入れ(T)と再給紙(D)とが略交互に行われてい
る。
【0006】ここで問題になるのは、サイド規制部材と
なるサイドフェンスの動作であり、原稿1周目では両面
トレイ51にスタックされるだけであるからサイドフェン
スは一定の時間で開閉動作を行えば良く、また、4周目
では、再給紙するだけなのでサイドフェンスは閉位置で
固定すれば良い。
【0007】ところが、2、3周目では両面トレイ51に
用紙Sが入ってくる時はサイドフェンスを開閉し(以
下、「ショガー動作」という)、再給紙する時には必ず
閉位置で固定しなければならない。特に、再給紙時には
少なくとも図6に示す給紙ベルト55が回転して用紙Sを
グリップローラ56に送るまではサイドフェンスを閉位置
で固定しておかなければならない。
【0008】ところが、両面トレイ51に用紙Sが入って
くるタイミングと、再給紙のタイミングとの関係は用紙
Sのサイズによって異なるため、サイドフェンスのジョ
ガー動作制御は複雑になってしまう。そこで、例えば、
図8に示すように、サイドフェンスを開方向に一定時間
O (0.1sec)だけ動くと距離a移動し、閉方向にT
C (0.1sec)動くと元の閉位置に戻るように構成す
る。
【0009】原稿1周目では奇数頁の表面コピーが両面
トレイ51にスタックされるのみなのでサイドフェンスは
上記のジョガー動作を一定時間間隔で行っている。図8
において、「O」はサイドフェンスが開いていることを
示し、この時間TW1′=0.5sec であり、「C」はサ
イドフェンスが閉じていることを示し、この時間TW1
1.0sec となっている。
【0010】このように、両面トレイ51内に用紙Sをス
タックするだけの間は、サイドフェンスは約1.0sec
閉じた後は、約0.5sec 開き、その後はまた1.0se
c 閉じるように周期的に動作する。サイドフェンスが閉
じている時間を長くとっているのは、閉じた状態で用紙
Sが続いて送られてきてもエアナイフにより用紙Sを常
に少し浮き上がらせているため、スタック不良になる可
能性が少ないことが実験的に確かめられているからであ
る。
【0011】また、スタック時の1枚目の入紙に対して
は、サイドフェンスは必ず閉じた状態になっていなくて
はならず、両面トレイ51が空になったら直ちにサイドフ
ェンスは開位置に戻される(図8のTPE参照)。尚、T
O =0.1sec 、TC =0.1sec 、TW1=1.0sec
、TW1′=0.5sec は実験的に選択された値であ
る。
【0012】原稿2周目に入ると、偶数頁をコピーする
ために再給紙のためのトリガー信号Tigが発生する。こ
れは、制御系内部の信号で、これに従って1枚再給紙す
るためのものである。Tig信号がT1 で発生すると、一
定時間TW2後にサイドフェンスは閉動作を行う。これ
は、再給紙動作に備えてサイドフェンスを閉位置で固定
するためである。
【0013】T1 からTW3後に図示しない再給紙モータ
がTM だけ回転して給紙ベルト55を駆動し、両面トレイ
51内の用紙Sを1枚グリップローラ56まで給送する。用
紙Sがグリップローラ56に挟まれてしまえば、サイドフ
ェンスは開いてもスキューの虞れはないのでTW4後にサ
イドフェンスを開いて、新たに両面トレイ51に入ってく
る用紙Sを受け入れる。
【0014】その後、再給紙トリガー信号TigがT2
3 と発生した時の動作は上記と同様である。そして、
原稿4周目が終わって両面トレイ51内に収容された用紙
Sが全て再給紙されてしまうと、両面トレイ51内の用紙
Sの有無を検知する両面ペーパーエンドセンサ57の信号
が立ち上がり(図8のTPE参照)、この結果サイドフェ
ンスは次の入紙に備えて開位置に戻る。
【0015】以上のようにすれば、両面入紙と再給紙を
行っている交互給紙状態ではサイドフェンスの開閉は両
面再給紙タイミングに同期して行われ、再給紙時には必
ず閉位置にあって用紙Sを固定し、それ以外は開位置に
あって両面トレイ51に入ってくる用紙Sを受け入れ、こ
の動作を繰り返すことでスタック中の用紙Sの紙揃えも
行うようになっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】例えば、LTR(レタ
ー)サイズ紙85枚/分の処理能力を有する複写機を考
えた場合、プロダクティビィティ100%のRDFを使
用して流し読みを行った場合、1枚目の原稿コピー開始
から3枚目の原稿コピー開始までの時間は1.3sec 必
要になる。
【0017】しかしながら、前述の従来例では、通常サ
イドフェンスが開いている時間がT W1′=0.5sec 、
サイドフェンスが閉じている時間がTW1=1.0sec 必
要である。ここで、{TW1′+TW1=1.5sec }とな
るため、LTRサイズ紙85枚/分の処理能力を有する
複写機においては、両面トレイ51で交互に片面コピー済
の用紙Sを供給し、且つ収容された用紙Sを排出する上
述したスキップ制御が実現しない。
【0018】このため、サイドフェンスが開いている状
態で両面トレイ51に片面コピー済の用紙Sの供給が終了
してから該サイドフェンスを閉じて用紙Sを排出する非
スキップ制御を行わなければならない。非スキップ制御
は公知のように片面原稿/両面コピー時のプロダクティ
ビティ(処理能率)がスキップ制御のプロダクティビテ
ィより低いという欠点がある。
【0019】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、シートサイズがLTR、A
4、B5等の比較的小サイズでは上記スキップ制御を行
い、シートサイズがLTRよりもシート搬送方向の長さ
が大きい比較的大サイズでは非スキップ制御を行うこと
でプロダクティビティを向上させたシート搬送装置及び
これを備えた画像形成装置を提供せんとするものであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、シートを搬送して反転
し得る両面搬送手段と、前記両面搬送手段により搬送さ
れたシートを一時収容する中間トレイと、前記中間トレ
イに収容されたシートを再給送する再給送手段と、使用
されるシートのサイズが所定のサイズより小さい場合に
は前記両面搬送手段により前記中間トレイにシートを搬
入収容する動作と前記再給送手段により前記中間トレイ
に収容されたシートを再給送する動作とを交互に行うス
キップ制御を実施し、使用されるシートのサイズが所定
のサイズより大きい場合には前記スキップ制御を実施し
ない制御部とを有することを特徴とするシート搬送装置
である。
【0021】また、前記中間トレイに収容されたシート
のシート搬送方向の端部に当接してシート側端の位置を
規制するサイド規制部材を有し、前記スキップ制御を行
う時は前記サイド規制部材をシートのシート搬送方向と
直交する方向の長さに対応する第1の位置に設定し、前
記スキップ制御を行わない時は前記両面搬送手段により
前記中間トレイにシートを搬入収容する際に前記サイド
規制部材をシートのシート搬送方向と直交する方向の長
さよりも大きい第2の位置に設定し、前記再給送手段に
より前記中間トレイに収容されたシートを再給送する際
に前記サイド規制部材を前記第1の位置に設定するよう
に構成したことを特徴とする。
【0022】上記構成によれば、スキップ制御を行う比
較的小サイズのシートの場合は、シートの搬入収容時及
び再給送時共にサイド規制部材を中間トレイに対して閉
じた位置に制御し、スキップ制御を行わない比較的大サ
イズのシートの場合は、シートの搬入収容時にはサイド
規制部材を中間トレイに対して開いた位置にし、シート
の再給送時には閉じた位置に制御することでプロダクテ
ィビティを向上させることが出来る。
【0023】
【発明の実施の形態】図により本発明に係るシート搬送
装置及びこれを備えた画像形成装置の一例として複写機
に適用した場合の一実施形態を具体的に説明する。図1
は本発明に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の
構成を示す断面説明図、図2は本発明に係るシート搬送
装置の要部の構成を示す断面説明図、図3は本発明に係
るシート搬送装置の要部の構成を示す平面図、図4は図
2の要部拡大図、図5はカール除去手段の構成を示す図
である。
【0024】先ず、図1を参照して本発明に係るシート
搬送装置を備えた画像形成装置の全体構成について説明
する。1は複写機本体であり、その一側面部には紙や合
成樹脂等で構成される多量のシートSを積載収容した給
送デッキ2が装備されている。また、複写機本体1の下
部には所定量のシートSを積載収容した複数の給送カセ
ット3,4を着脱可能に装備している。
【0025】給送デッキ2及び給送カセット3,4の設
置箇所には、リタード分離方式の分離分離給送装置5,
6,7が装備されている。給送デッキ2及び給送カセッ
ト3,4内に積載されたシートSは夫々対応する分離給
送装置5,6,7によって選択的に給送され、先ず、一
旦停止しているレジストローラ対8のニップ部に突き当
てられて斜行状態が矯正される。
【0026】次に画像形成手段となる電子写真感光体ド
ラム9上に形成されたトナー画像とのタイミングをとっ
て回転するレジストローラ対8によって感光体ドラム9
と転写帯電器10との間に搬送され、転写帯電器10の作用
により感光体ドラム9からトナー画像がシートSに転写
されて画像形成が行われる。そして、シートSは搬送ベ
ルト11によって定着装置12に搬送され、熱及び圧力が印
加されて転写画像の定着処理がなされる。
【0027】本実施形態における複写機は、シートSに
両面複写を行う両面複写モードと多重複写を行う多重複
写モードを装備している。通常の複写モードの場合に
は、定着処理後のシートSは内排出ローラ対13及び外排
出ローラ対14によって搬送され、装置外に設けられた排
出トレイ15上に排出される。
【0028】また、両面複写モードの場合には、感光体
ドラム9及び転写帯電器10間を通過して画像形成が行わ
れたシートSは、搬送ベルト11を介して定着装置12に導
かれてトナー画像の定着が行われた後、内排出ローラ対
13、再給送パス17及びスイッチバックローラ対16によっ
てシートSを搬送して反転し得る両面搬送手段となる両
面搬送パス18を介して中間トレイ19上に搬入されて一時
的に収容される。
【0029】次に両面搬送パス18及び中間トレイ19の構
成の詳細について図2〜図4を用いて説明すると、先
ず、両面搬送パス18は中間トレイ19上に様々なサイズの
シートSを確実に積載収容するために使用されるシート
Sのサイズに応じて所定位置に設けられたシートSのシ
ート搬送方向の長さサイズにより適宜選択される複数の
排出口となるシート排出フラッパ20を回動させることに
より排出口が複数形成される。また、シート排出フラッ
パ20の回動によって形成される排出口に応じて中間中間
排出ローラ対34,35,36,37が夫々設けられている。
【0030】27は補助搬送ローラであって、中間トレイ
19に排出されたシートSをシート搬送方向下流側(以
下、単に「下流側」という)に設けられたシャッターガ
イド28に突き当てて長さ方向に整合するものである。
【0031】補助搬送ローラ27は支持アーム29の自由端
側に回転可能に支持されており、該支持アーム29はロー
ラ駆動入力部でもある軸30を中心に上下方向に回動可能
となっている。また、補助搬送ローラ27は図示しない駆
動手段によって駆動力を伝達され、図4の反時計回り方
向に回転駆動される。
【0032】また、補助搬送ローラ27のローラ軸33の下
側には、シート押えリンク31が配置されており、該シー
ト押えリンク31は上ガイド24の支持部24a,24bに回動
可能に支持されている左右の基端31a,31bを中心とし
て上下の方向に回動可能になっている。
【0033】そして、このシート押えリンク31の自由端
31c側は、自重によって支持アーム29のシートガイド29
a上に載置されている。自由端31cには滑りコロ32が回
転自在に設けられており、該自由端31cはこの滑りコロ
32を介してシートガイド29a上に当接している。尚、シ
ート押えリンク31は、ローラ軸33を支持する軸受33a,
33bの下方に位置している。
【0034】補助搬送ローラ27は、図4に示すように、
両面搬送パス18から中間トレイ19にシートSが排出収容
される際には、支持アーム29が図示しないコイルバネ等
により引っ張られて上方に回動することにより中間トレ
イ19の上部に退避している。この時のシート押えリンク
31の位置をポジション1とする。
【0035】また、シートSが中間トレイ19に排出収容
された後、図示しないソレノイド等によって支持アーム
29が下降して補助搬送ローラ27は、中間トレイ19に収容
積載されたシートS上に圧接される。この時のシート押
えリンク31の位置をポジション2とする。この時、シー
トSは先端部が中間トレイ19の下流側に設けられたシャ
ッターガイド28に突き当たるまで補助搬送ローラ27によ
って搬送され、次のシートSが中間トレイ19に排出収容
される前に再び上方に退避する。
【0036】また、中間トレイ19上へ排出収容されるシ
ートSの積載性を向上させるためにシート搬送方向と直
交する方向(以下、「シート幅方向」という。)に移動
して該中間トレイ19に収容されたシートSのシート幅方
向の側端に当接して該側端の位置を規制する一対のサイ
ド規制部材22が設けられており、該サイド規制部材22を
シート幅方向に往復移動させることによってシートSを
幅方向に整合するようになっている。
【0037】サイド規制部材22は使用されるシートSの
サイズに応じて該シートSのシート幅方向の長さに対応
する第1の位置と、該シートSのシート幅方向の長さよ
りも大きい第2の位置とに選択的に設定されるように構
成されており、本実施形態では、サイド規制部材22は、
使用されるシートSのサイズに応じて前記第1の位置に
設定されたままか、或いは中間トレイ19に排出収容され
るシートSが供給されている時は前記第2の位置に設定
され、その後、所定の時間が経過した後に前記第1の位
置に設定されるように構成されている。
【0038】ここで、原稿及びシートSのサイズがLT
R(レター)サイズ、A4サイズ、B5サイズ等の小サ
イズの場合、RDF(リサイクリック・ドキュメント・
フィーダ;自動原稿循環装置)38では、原稿露光ランプ
を固定点燈したまま、原稿をプラテンガラス上をプロセ
ススピードと同じスピードで搬送する流し読みをするこ
とにより画像露光する。
【0039】但し、露光は1枚おき、つまり奇数頁のみ
コピーして中間トレイ19に積載する。そして、原稿の2
周目のRDF給送時、奇数頁の露光時には1面目を給送
デッキ2または給送カセット3,4から給送し、偶数頁
の露光時には前回中間トレイ19に積載された奇数頁のコ
ピー済のシートSを再給送して両面コピーを形成する。
つまり、この時には給送デッキ2または給送カセット
3,4と、中間トレイ19との両方から1枚毎に交互に給
送する所謂スキップ制御を図示しない制御部により行
う。
【0040】ここで、LTR(レター)サイズで85枚
/分の処理能力を有する複写機で、流し読みを行うプロ
ダクティビティ100%のRDFで原稿がLTR(レタ
ー)サイズ、A4サイズ、B5サイズ等の小サイズの片
面原稿から同じくLTR(レター)サイズ、A4サイ
ズ、B5サイズ等の小サイズのシートSに両面コピーを
とるモードで上述のスキップ制御を行う場合には、両面
搬送パス18の排出ローラ対37から排出される。
【0041】この時のサイド規制部材22は間隔が{シー
トSの幅寸法+β(β=0〜1mm程度)}である第1の
位置に設定制御されている。この時、サイド規制部材22
の一部22aは小サイズ用の排出口に設けられた排出ロー
ラ対37の近傍に配置され、且つラッパ状に広がっている
ため、斜行したシートSでも確実にガイドして中間トレ
イ19に排出収容出来る。
【0042】即ち、図5に示すように、排出ローラ対37
の一方の圧接ローラ37bは両フランジ37cが設けられた
カール除去手段となるコシ付けローラであるため、シー
トSが両面搬送手段となる再給送パス17及び両面搬送パ
ス18の間で斜行して搬送されても該コシ付けローラによ
りシートSを所定の大きさの波状に形成してカールを除
去しつつ搬送し、サイド規制部材22によりシートSの側
端が規制されて斜行が矯正された後、中間トレイ19上に
排出収容されて積載される。
【0043】このカール除去手段となるコシ付けローラ
は、両面搬送パス18に設けられた前述のシートSのシー
ト搬送方向の長さサイズにより適宜選択される複数の排
出口に設けられた中間排出ローラ対34,35,36,37によ
り構成され、図6に中間排出ローラ対37の一例を示すよ
うに、送りローラ37aに対して両側にフランジ37cが設
けられた圧接ローラ37bが圧接して構成されている。
【0044】そして、送りローラ37aと圧接ローラ37b
との間をシートSが通過する際にシートSが所定の大き
さの波状に形成され、片面にコピーされたシートSがコ
ピー時及び定着時の熱でカールしても、該カールを除去
してシートSのジャムや斜行を防止するようになってい
る。
【0045】複数の排出口に設けられた中間排出ローラ
対34,35,36,37はシートSのシート搬送方向の長さサ
イズにより該シートSを夫々大きさの異なる波状に形成
してカールを除去し得るように圧接ローラとフランジの
直径の差等が適宜設定されている。
【0046】通常、片面にコピーされたシートSがコピ
ー時及び定着時の熱によるカールは、シートSが小サイ
ズより大サイズになるほどカール量は大きくなる。
【0047】また、カール修正量は、圧接ローラとフラ
ンジの直径の差が大きいほど効果がある。しかし、圧接
ローラとフランジの直径の差が大き過ぎると、逆にシー
トSにカールが残ってしまい、該カールが2面目の画像
転写不良や定着シワ等の不具合の原因となる虞がある。
【0048】大サイズのシートSは圧接ローラとフラン
ジの直径の差を大きくしてコシ付け量を大きくしても、
紙等で構成されるシートSの繊維方向とシート搬送方向
とが同じになるので上記のような不具合が発生すること
がない。
【0049】しかし、小サイズのシートSはシートの繊
維方向と、シート搬送方向とが直交するので上記した不
具合が生じる虞がある。このため、コシ付け量は小さい
方が望ましい。このことから、シートSのサイズにより
圧接ローラとフランジの直径の差が最適になるように構
成しなければならない。
【0050】以上のことに鑑み、本実施形態では、図2
の両面搬送パス18において、シートSがLTR(レタ
ー)、A4、B5等の小サイズである場合には、中間排
出ローラ対37から排出され、縦送り小サイズであるLT
R−R、A4−R、B5−R等は中間排出ローラ対36か
ら排出され、B4、LGL等のハーフサイズは中間排出
ローラ対35から排出され、大サイズは中間排出ローラ対
34から夫々排出される。
【0051】そして、中間排出ローラ対34,35,36,37
の夫々のコシ付け量を小サイズからC37,C36,C35,
C34とすると、{C37≦C36≦C35≦C34}となるよう
に構成されている。
【0052】レジャーサイズやA3サイズの所謂大サイ
ズ原稿の場合、RDF38では、原稿を1枚送り出したら
1回露出して、これを元の原稿トレイに戻す動作を最後
の原稿まで繰り返して一部のコピーを仕上げ、これをN
回行って最終的にN部のコピーを得る。
【0053】即ち、通常、大サイズ原稿の流し読みはR
DF38が大型化且つ装置が複雑化するので行わない。こ
のため、LTR(レター)サイズ85枚/分以上の高速
複写機では、ハーフサイズ及び大サイズ(LTRサイズ
より大きいサイズ)の片面原稿でハーフサイズ及び大サ
イズ(LTRサイズより大きいサイズ)のシートSに両
面コピーする際には、スキップ制御と非スキップ制御と
では、プロダクティビティが変わらない。このため、通
常、ジャムリカバリーが簡単な非スキップ制御を行って
いる。
【0054】シートSが大サイズの場合、シート搬送中
の斜行が小サイズよりも大きいため、サイド規制部材22
は両面搬送パス18から中間トレイ19にシートSが排出さ
れた瞬間は間隔が{シート幅+α(α=5〜10mm程
度)}となる第2の位置に開いた状態で待機し、シート
Sが中間トレイ19上に収容された後に間隔が{シート幅
+β(β=0〜1mm程度)}となる第1の位置に閉じる
往復移動を行ってシートSを幅方向に整合する。
【0055】また、中間トレイ19上に収容されたシート
Sを両面或いは多重複写するために再給送する際には、
サイド規制部材22はシートSの斜行防止のため、間隔を
{シート幅+β}となる第1の位置に閉じた状態で給送
動作を行い、シートガイドの役割も果たしている。
【0056】尚、サイド規制部材22の開閉のタイミング
は、両面搬送パス18の上流側に設けたシート検知センサ
でシートSの先端を検知してシート収容時間をタイマー
でカウントすることにより行う。
【0057】尚、図1において、23はサイド規制部材22
を駆動する駆動部、24は中間トレイ19の上ガイドであ
り、25は中間トレイ19よりシートSを再給送する再給送
手段となる再給送ローラ、26は分離搬送ローラ対であ
る。
【0058】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、シートのサイズが小サイズの片面原稿から両
面コピーをとる場合、スキップ制御を行い、この場合、
中間トレイのサイド規制部材をシート搬入収容時及びシ
ート再給送時共に、シートのシート搬送方向と直交する
方向の長さ寸法に対応する第1の位置に設定する。
【0059】そして、シートのサイズが大サイズの片面
原稿から両面コピーをとる場合にはスキップ制御を行わ
ず、シート収容積載時にはサイド規制部材をシートのシ
ート搬送方向と直交する方向の長さ寸法よりも大きい第
2の位置に設定して斜行したシートも中間トレイに収容
し、シート再給送時には前記第1の位置に設定して斜行
を防止することが出来る。
【0060】また、少なくとも小サイズの両面搬送手段
の排出口にはサイド規制部材の端部が近接して設けら
れ、且つシートサイズ毎の該両面搬送手段の排出口での
シートのコシ付けを最適にすることにより、高速複写機
において、片面原稿−両面コピー時のプロダクティビテ
ィを向上させることが出来、更に各シートに最適なシー
ト搬送をすることが出来るのでシートの斜行、ジャムが
低下し、両面時の画像転写抜けや両面時の定着シワ等の
ない画像形成装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るシート搬送装置を備えた画
像形成装置の構成を示す断面説明図である。
【図2】本発明に係るシート搬送装置の要部の構成を示
す断面説明図である。
【図3】本発明に係るシート搬送装置の要部の構成を示
す平面図である。
【図4】図2の要部拡大図である。
【図5】カール除去手段の構成を示す図である。
【図6】従来例を説明する図である。
【図7】従来例を説明する図である。
【図8】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1…複写機本体、2…給送デッキ、3,4…給送カセッ
ト、5,6,7…分離給送装置、8…レジストローラ
対、9…感光体ドラム、10…転写帯電器、11…搬送ベル
ト、12…定着装置、13…内排出ローラ対、14…外排出ロ
ーラ対、15…排出トレイ、16…スイッチバックローラ
対、17…再給送パス、18…両面搬送パス、19…中間トレ
イ、20…シート排出フラッパ、22…サイド規制部材、22
a…一部、23…駆動部、24…上ガイド、24a,24b…支
持部、25…再給送ローラ、26…分離搬送ローラ対、27…
補助搬送ローラ、28…シャッターガイド、29…支持アー
ム、29a…シートガイド、30…軸、31…シート押えリン
ク、31a,31b…基端、31c…自由端、32…滑りコロ、
33…ローラ軸、33a,33b…軸受、34,35,36,37…中
間排出ローラ対、37a…送りローラ、37b…圧接ロー
ラ、37c…フランジ、38…RDF、S…シート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを搬送して反転し得る両面搬送手
    段と、 前記両面搬送手段により搬送されたシートを一時収容す
    る中間トレイと、 前記中間トレイに収容されたシートを再給送する再給送
    手段と、 使用されるシートのサイズが所定のサイズより小さい場
    合には前記両面搬送手段により前記中間トレイにシート
    を搬入収容する動作と前記再給送手段により前記中間ト
    レイに収容されたシートを再給送する動作とを交互に行
    うスキップ制御を実施し、使用されるシートのサイズが
    所定のサイズより大きい場合には前記スキップ制御を実
    施しない制御部と、 を有することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記中間トレイに収容されたシートのシ
    ート搬送方向の端部に当接してシート側端の位置を規制
    するサイド規制部材を有し、 前記スキップ制御を行う時は前記サイド規制部材をシー
    トのシート搬送方向と直交する方向の長さに対応する第
    1の位置に設定し、 前記スキップ制御を行わない時は前記両面搬送手段によ
    り前記中間トレイにシートを搬入収容する際に前記サイ
    ド規制部材をシートのシート搬送方向と直交する方向の
    長さよりも大きい第2の位置に設定し、前記再給送手段
    により前記中間トレイに収容されたシートを再給送する
    際に前記サイド規制部材を前記第1の位置に設定するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1に記載のシート
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記両面搬送手段は、シートのシート搬
    送方向の長さサイズにより適宜選択される複数の排出口
    を有し、該複数の排出口には該シートのシート搬送方向
    の長さサイズにより該シートを夫々大きさの異なる波状
    に形成してカールを除去し得るカール除去手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシー
    ト搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記サイド規制部材が前記第1の位置に
    設定されるシートが排出される前記両面搬送手段の排出
    口と前記サイド規制部材の端部の少なくとも一部が近接
    して配置されたことを特徴とする請求項3に記載のシー
    ト搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のシ
    ート搬送装置と、 前記シート搬送装置により搬送されたシートに画像情報
    に応じて画像を形成する画像形成手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
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