JPH11109411A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH11109411A
JPH11109411A JP26897197A JP26897197A JPH11109411A JP H11109411 A JPH11109411 A JP H11109411A JP 26897197 A JP26897197 A JP 26897197A JP 26897197 A JP26897197 A JP 26897197A JP H11109411 A JPH11109411 A JP H11109411A
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JP
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arrangement region
transistor
transparent substrate
liquid crystal
region
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JP26897197A
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Masayuki Furukawa
雅行 古河
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の透明基板上に設けられた駆動回路は、
ここの配線や電極が縦横斜めと蜘蛛の巣状に設けられ、
平坦化膜との接着性から膜剥がれを発生する問題があっ
た。 【解決手段】 第1の透明基板14のドライバー回路1
6、17、18に形成されたトランジスタは、矩形の配
置領域10に形成し、配線105、105に対して斜め
に配置し、空きスペースOSを形成する。そして露出さ
れたSi窒化膜との接着性を利用して膜剥がれを防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
するものであり、特に駆動回路も含めTFTで作り込ま
れた液晶表示装置に於いて、シール材が主因となる駆動
回路のトランジスタ劣化を防止し、且つシール材の密着
性を向上する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、液晶表示装置は、低消費電力、薄
型軽量、高精細な画像等が着目され、TFTを採用した
液晶表示装置が盛んに研究されている。特に、a−S
i、ポリSiが中心であるが、移動度、開口率、プロセ
ス工程数等の観点からポリSiが着目され、実用化され
ている。
【0003】例えば図5は、液晶表示装置の概略平面図
であり、左右に複数本延在されている配線がゲートライ
ン10であり、上下に複数本延在されている配線がドレ
インライン11である。そして前記ゲートラインと前記
ドレインラインによりマトリックス状に交点が構成さ
れ、ここにそれぞれ表示電極12、この表示電極12と
電気的に接続されたTFT13が対と成って表示領域を
構成している。
【0004】一方、これらが形成されるガラス基板14
の一側辺には、端子15が群となって配置され、この端
子群15・・・と表示領域との間には、液晶表示装置を
駆動する駆動回路、ここではドレインドライバー17が
形成され、対向する側辺にはプリチャージドライバー1
6が形成されている。更に、左右の側辺には、ゲートド
ライバー18が形成されている。
【0005】そしてゲートドライバ18には、垂直クロ
ック信号と垂直スタート信号が入力される配線19、2
0が、ドレインドライバー17には、水平クロック信
号、水平スタート信号およびビデオ信号が入力される配
線21、22、23が、プリチャージドライバー16に
は、プリチャージ信号およびゲートコントロール信号が
入力される配線24、25が、基板14の周囲を延在し
て端子15と接続されている。
【0006】ここでドライバーに接続される配線、およ
びこれと接続する端子は他にもあるが、ここでは省略し
ている。これらの構成でなるドレインドライバー17と
配線19、20、22、23の境界を拡大すると、図7
のような構成となる。符号30は、シール材であり、一
点鎖線で示された四角形は、1つまたはそれ以上の数の
トランジスが四角形の固まりで形成された領域31であ
り、この領域31は、図面では省略したが左右、上方に
リピート形成されている。
【0007】続いて表示領域内の一画素の断面図を図6
で説明する。第1の透明基板として無アルカリガラス5
0が採用され、この上には、トランジスタのゲート51
およびこれと一体のゲートラインが形成され、また同一
材料の補助容量電極52が形成されている。ここでは耐
食性と抵抗値が考慮され、Crが採用され、この上の膜
切れが考慮されてテーパー構造が採用されている。
【0008】また全面には、プラズマCVDによりSi
酸化膜53とSi窒化膜54が形成され、トランジスタ
領域と補助容量領域に延在されるようにパターニングさ
れたポリSi55が設けられている。ここでポリSiに
は不純物Pが導入され、低濃度N−型のソース・ドレイ
ン領域57、58、高濃度N+型のコンタクト領域5
9、60が形成されている。またトランジスタのチャン
ネル領域56は、この不純物を阻止するために、Si酸
化膜のマスク61が設けられている。
【0009】ここで補助容量は、補助容量電極52まで
延在されているポリSiのN+型のコンタクト領域6
0、Crからなる補助容量電極52および絶縁層53、
54で構成されている。更には、全面にプラズマCVD
法によりSi酸化膜62、Si窒化膜63が被覆され、
コンタクト領域59の一部が開口されてコンタクト孔が
形成され、Alのドレイン電極64が設けられている。
また全面には、今までの構成で成る凹凸を埋める平坦化
膜65が設けられ、コンタクト領域60の一部が露出さ
れたコンタクト孔を介してITOから成る表示電極66
が設けられている。
【0010】また図5に於けるドライバー回路16、1
7、18(つまり図7のトランジスの配置領域31)
は、図6の構成要素を活用し、例えばボトムゲートトラ
ンジスタ、配線および電極等から構成されている。前記
ボトムゲートトランジスタと画素に形成されているトラ
ンジスタは、ほぼ同一工程でなり、配線19〜25、ト
ランジスタ配置領域31内の配線は、ドレイン電極64
のAl電極で形成されている。また配線同士の交差部分
には、下層のゲートのCrが活用されて形成されてい
る。またこれらを絶縁するのは、ゲート51と半導体層
との間に形成される絶縁層53、54、半導体層の上に
形成される絶縁層62、63が主に使用される。従って
ドライバー回路が形成された最上面には、これらで成る
凹凸を埋めるために前記平坦化膜65が塗布され、硬化
されている。
【0011】一方、第2の透明基板70の上には、IT
Oからなる対向電極67が設けられている。またここで
はカラー表示のため、R・G・Bのカラーフィルター6
8が表示電極66に対応した領域に設けられると共にそ
の周囲には遮光膜69が設けられている。また必要によ
っては、凹凸を平坦化するために対向電極67が設けら
れる前に設けられても良い。
【0012】以上の構成を有した透明基板50、70に
は、配向膜71、72が設けられ、この透明基板が対向
配置される。その後、この間に液晶を封入するため、シ
ール材30が設けられ、このシール材の一部で成る注入
孔を介して液晶が注入され、シール材端部に封止材が塗
布されて液晶表示装置として完了される。
【0013】図7は、図5に於けるシール材30の位置
を説明するものであり、二点鎖線で示す領域がシール材
30である。また図7のトランジスタの配置領域31を
拡大したものが、図8である。実線がAl配線40、符
号41は、配線でもあり、トランジスタのソース電極ま
たはドレイン電極でもある。また二点鎖線で示すもの
は、ゲート電極42およびこれを延在させて成る配線4
3である。更に、一点鎖線で示す領域には、半導体層で
あるポリSi44が設けられている。
【0014】つまり一番下の一点鎖線のゲート42の上
に絶縁層を介して、半導体層44が設けられ、絶縁層を
介してゲートの両側になる位置にAl電極41が設けら
れている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】この構成に於いて、図
7を見ると判るように、シール材30は、ドライバー回
路16、17、18(即ちトランジスタ配置領域31)
と重畳している。ここの断面を考えると、図6のTFT
のようにドライバー回路のトランジスタも形成され、S
i窒化膜63と同一材料の絶縁層が覆われた後、ドレイ
ン電極材料のAlにより形成されたドライバトランジス
タのソース電極、ドレイン電極、前記トランジスタ配置
領域内の配線および配線19〜23が形成され、更にそ
の上には平坦化膜65が形成されている。
【0016】ところがSi窒化膜と平坦化膜であるアク
リル樹脂との接着性は良好であるが、アクリル樹脂とA
lの接着性はこれと比べると悪い。またアクリル樹脂と
シール材は、同じ高分子材料であるため接着性が良好で
ある。そのためAl配線やAl電極が縦横斜めとまるで
蜘蛛の巣のように非常に密に形成されたドライバー回路
の上にシール材30があると、シール材の硬化時に発生
する収縮により、シール材とアクリル樹脂の接着性が良
好であることから、アクリル樹脂とAl配線、アクリル
樹脂とAl電極との界面が剥がれてしまい、その結果A
lに歪みや断線を発生させ、結局トランジスタの劣化、
シール材の密着性不良等の不良につながる問題があっ
た。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題に
鑑みてなされ、第1に、駆動回路を、複数のトランジス
タで構成し、この1つのトランジスタまたは複数のトラ
ンジスタを、矩形の配置領域に形成し、この配置領域
を、この配置領域の両側に平行に設けられた2本の第2
の配線に対して斜めに設け、斜めにすることで発生する
三角状の空きスペース上にシール材を設ける事で解決す
るものである。
【0018】第2に、配置領域の長手方向に櫛歯状に設
けられたゲート電極と、前記櫛歯状のゲート電極の両側
に、このゲート電極よりも上層に形成されるAlより成
るソース電極およびドレイン電極とを有することで解決
するものである。図3を見れば明らかなように、両側に
平行で配置されたAlの第2の配線に対して斜めにトラ
ンジスタの配置領域(一点鎖線で示した矩形領域)を配
置すると、第2の配線とトランジスタの配置領域との間
に空きスペースOSが発生する。ここはAl電極が無く
Si窒化膜が露出された領域であり、ここと平坦化膜と
の密着性が向上する。
【0019】従ってこの部分に、シール材を設ければ、
ここのSi窒化膜と平坦化膜の接着性でAlの剥離を防
止することができる。第3に、斜め配置した配置領域は
トランジスタの配置領域であるので、後述のレーザーア
ニールに於いて、ラインビームの出力が変化した事によ
るトランジスタの劣化を抑制できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。まず従来例でも説明したが、図5を参照
して平面的な配置について再度説明する。左右に複数本
延在されている配線がCrより成るゲートライン10で
あり、上下に複数本延在されている配線がAlより成る
ドレインライン11である。そして2種のライン10、
11によりマトリックス状に交点が構成され、ここにそ
れぞれITOより成る表示電極12、この表示電極12
と電気的に接続されたTFT13が対と成って表示領域
を構成している。
【0021】一方、これらが形成されるガラス基板14
の一側辺には、端子15が群となって配置され、この端
子群15・・・と表示領域との間には、液晶表示装置を
駆動するドライバー回路、ここではドレインドライバー
17が形成され、対向する側辺にはプリチャージドライ
バー16が形成されている。更に、左右の側辺には、ゲ
ートドライバー18が形成されている。ただしドレイン
ドライバーとプリチャージドライバーの位置を交換して
も良いし、ゲートドライバーを一方の側辺にまとめて形
成しても良い。
【0022】そしてゲートドライバ18には、垂直クロ
ック信号と垂直スタート信号が入力されるAl配線1
9、20が、ドレインドライバー17には、水平クロッ
ク信号、水平スタート信号およびビデオ信号が入力され
るAl配線21、22、23が、プリチャージドライバ
ー16には、プリチャージ信号およびゲートコントロー
ル信号が入力されるAl配線24、25が、基板14の
周囲を回りながら端子15と接続されている。ここで配
線、これと接続する端子は、一部しか図示していない。
実際は、電源端子等更に数多くある。
【0023】続いて、画素部分の断面構造を図6で説明
する。第1の透明基板として無アルカリガラス50が採
用され、この上には、トランジスタのゲート51および
これと一体のゲートライン10が形成され、また同一材
料の補助容量電極52が形成されている。ここでは耐食
性と抵抗値が考慮され、Crが採用され、この上の膜切
れが考慮されてテーパー構造が採用されている。
【0024】また全面には、プラズマCVDによりSi
酸化膜53とSi窒化膜54が形成され、トランジスタ
領域と補助容量領域に延在されるようにパターニングさ
れたポリSi55が設けられている。ここでポリSiに
は不純物Pが導入され、低濃度N−型のソース・ドレイ
ン領域57、58、高濃度N+型のコンタクト領域5
9、60が形成されている。またトランジスタのチャン
ネル領域56は、この不純物を阻止するために、Si酸
化膜のマスク61が設けられている。
【0025】ここで補助容量は、補助容量電極52まで
延在されているポリSiのN+型のコンタクト領域6
0、Crからなる補助容量電極52および絶縁層53、
54で構成されている。更には、全面にプラズマCVD
法によりSi酸化膜62、Si窒化膜63が被覆され、
コンタクト領域59の一部が開口されてコンタクト孔が
形成され、Alのドレイン電極64が設けられている。
また全面には、今までの構成で成る凹凸を埋めるアクリ
ル系樹脂より成る平坦化膜65が設けられ、コンタクト
領域60の一部が露出されたコンタクト孔を介してIT
Oから成る表示電極66が設けられている。
【0026】また図5に於けるドライバー回路16、1
7、18は、図6の構成要素を活用し、例えばボトムゲ
ートトランジスタ、配線および電極等から構成されてい
る。前記ボトムゲートトランジスタと画素に形成されて
いるトランジスタは、ほぼ同一工程でなり、配線および
ドライバー回路のトランジスタのソース・ドレイン電極
は、画素部のドレイン電極64のAl電極と同一工程で
形成されている。また配線同士の交差部分には、ゲート
のCrが活用されて形成されている。またこれらを絶縁
するのは、ゲート51と半導体層との間に形成される絶
縁層53、54、半導体層の上に形成される絶縁層6
2、63が主に使用される。
【0027】従ってドライバー回路が形成された最上面
には、これらの凹凸を埋める前記平坦化膜65が塗布さ
れ、硬化されている。一方、第2の透明基板70の上に
は、ITOからなる対向電極67が設けられている。ま
たここではカラー表示のため、R・G・Bのカラーフィ
ルター68が表示電極66に対応した領域に設けられる
と共にその周囲には遮光膜69が設けられている。また
必要によっては、凹凸を平坦化するために対向電極67
が設けられる前に平坦化膜が設けられても良い。
【0028】以上の構成を有した第1の透明基板50お
よび第2の透明基板70には、配向膜71、72が設け
られ、この透明基板が対向配置され、この間に液晶を封
入するためのシール材が設けられ、このシール材の一部
で成る注入孔を介して液晶が注入され液晶表示装置とし
て完了される。ここで特徴とするところは、図1や図4
に示すように、一点鎖線で示すトランジスタの配置領域
100〜103である。
【0029】つまり図1では、トランジスタの配置領域
100に於いて、または配線104、105に対して、
斜めになるようにトランジスタ配置領域101を配置す
ることにその特徴がある。図1は、図5の○で囲んだ部
分を示しており、左側の配線は、図5で示す配線19、
20、22、23を示す。
【0030】本来Alの剥離を考慮したなら、配線19
の左側であるAl配線のない部分にシール材を配置すれ
ばよいのだが、配線19の左側にシール材配置用のスペ
ースを余分に設けなくては成らない。すると、基板サイ
ズが大きくなり、結局重量も増加することになる。従っ
て基板サイズをできる限り有効活用するためには、シー
ル材はどうしても配線19、20、22、23上やトラ
ンジスタの配置領域100、101上に配置せざるを得
ない。
【0031】従って、トランジスタの配置領域101を
斜め配置することにより空きスペースOSを形成し、こ
こで平坦化膜と露出するSi窒化膜の密着性を向上さ
せ、Alの剥離を抑制している。図1の斜め配置を模式
的に示したものが図3であり、これを具体的に示したも
のが図2である。図3では、一点鎖線で示すものがトラ
ンジスタの配置領域101であり、この中には点線で示
す櫛歯状のゲート電極および配線が示されている。また
実線で示すものがトランジスタのソース電極、ドレイン
電極およびこれらを接続する配線であり、配置領域の両
側にある配線は、ソース電極、ドレイン電極と電気的に
接続された配線104、105で、例えば電源ラインV
DDやVssである。
【0032】図3を更に拡大すると図2のようになり、
Al配線105に対して斜めと成る2点鎖線で示したC
rより成るゲート電極110および配線111が先ず基
板に形成されている。この上には、図6で示す絶縁層5
3、54が被覆され、1点鎖線で示す半導体層112が
形成されている。この半導体層は、ゲートが中央に位置
するように配置されている。更に図6の絶縁層62、6
3が被覆され、ソース電極またはドレイン電極となるA
l電極113、これらをつなぐAl配線114が設けら
れている。つまりトランジスタのは位置領域が四角形で
あるため、斜め配置することで空きスペースOSが発生
し、比較的広いSi窒化膜が露出されるため、平坦化膜
との接着性が向上し、密着性が向上する分、この近傍で
形成されるAlを平坦化膜で抑えることができ剥離を防
止できる。
【0033】また図1に戻れば、特に、配線19、2
0、22、23が液晶表示装置の側辺と平行して配置さ
れてあり、この配線の両サイドには、あたかもSi窒化
膜が接着剤として露出されている。つまり、平坦化膜が
この上に形成されると、Si窒化膜との接着性がよいこ
とから、Al配線の両サイドおよび配置領域のAlがこ
の接着面で押さえるように形成される。従ってこの領域
も助けとなり、シール材30が塗布されてもAl配線や
電極の剥離が防止される。
【0034】更にトランジスタの配置領域101が斜め
であることによる更なる効果を説明する。つまりトラン
ジスタの配置領域100は、図5の基板の下側辺に対し
て垂直に延在されている。また基板の左右の側辺に対し
ても垂直な方向にトランジスタの配置領域が形成されて
いる。一方、ポリSiは、a−Siを付着した後、レー
ザーでアニールしてポリSiに変換する。仮に図7で矢
印の方向に横長に延ばしたレーザー光をパルス状に照射
し、上下方にスキャンしてゆくとする。これを図8に当
てはめると、横長の光は図示した矢印の方向となる。も
しこの横長のレーザパルスの強度が満足されない強度で
あると、トランジスタのチャネル領域が分断される。分
断されずとも、トランジスタ特性が変化する。特に、映
像信号を扱うトランジスタ配置領域に形成されるトラン
ジスタの特性に変化が生じると、画像に大きな影響を与
える。
【0035】レーザのラインビームの幅は、約600μ
mで、約30μmのピッチでスキャンしてゆく。従って
600μmの幅を20回スキャンしている。しかし電流
の流れの向きに対して垂直の方向にラインビームが当た
るので、ラインビームの出力が満足のゆかない値で照射
されると、トランジスタ全体の特性に影響を与える。
【0036】ところが、図1のように斜め配置のトラン
ジスタ配置領域を映像信号を扱う部分とすれば、矢印の
ようにラインビームが照射されても、トランジスタ配置
領域101のトランジスタのチャネル領域は、斜めに照
射され、このトランジスタの特性劣化は抑制できる。図
2で見れば、矢印のようにラインビームが照射され、下
方にスキャンされていく。従ってラインビームとトラン
ジスタのチャネル領域は、斜めとなるので、チャネルを
分断する方向にはパルス照射されず、個々のトランジス
タの特性劣化は最小限にとどめられる。
【0037】続いて図4を説明する。これも駆動回路が
形成される領域に於いて、Al配線間に空きスペースO
Sを設けているものである。ここではAl配線104と
105′の間隔を広げ、ここに露出するSi窒化膜で平
坦化膜との接着性を向上させている。また図面では示し
ていないが、トランジスタ配置領域103と配線104
の間隔を広げても良い。
【0038】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、第1
に、駆動回路を、複数のトランジスタで構成し、この1
つのトランジスタまたは複数のトランジスタを、矩形の
配置領域に形成し、この配置領域を、この配置領域の両
側に平行に設けられた2本のAl配線に対して斜めに設
け、斜めにすることで発生する三角状の空きスペース上
にシール材を設ける事で、露出されるSi窒化膜と平坦
化膜の接着性が向上し、Al電極やAl配線の剥離を防
止できる。
【0039】また斜めに配置されたトランジスタの配置
領域を映像信号を扱う領域として活用すると、横長のレ
ーザパルスに対して斜めとなるため、ここの斜めに配置
された部分のトランジスタの劣化を抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置に於いてシール材が塗布
される部分を説明した平面図である。
【図2】トランジスタの配置領域を具体的に示した図で
ある。
【図3】図2を模式的に示した図である。
【図4】本発明の液晶表示装置に於いてシール材が塗布
される部分を説明した平面図である。
【図5】液晶表示装置を説明する平面図である。
【図6】液晶表示装置の画素部の断面図である。
【図7】従来の液晶表示装置に於いてシール材が塗布さ
れる部分を説明した平面図である。
【図8】図7のトランジスタ配置領域を具体的に示した
図である。
【符号の説明】
14 第1透明基板 16 プリチャージドライバー 17 ドレインドライバー 18 ゲートドライバー 19〜25 配線 30 シール材 100、101 トランジスタの配置領域 OS 空きスペース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/336 H01L 29/78 616K 617K

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の透明基板と、前記第1の透明基板
    に設けられ、TFTおよびこれと接続する表示電極を複
    数集めて成る表示領域と、前記第1の透明基板の一側辺
    に形成された複数の端子と、前記複数の端子と電気的に
    接続され、前記第1の透明基板上に設けられた駆動回路
    と、前記端子と前記駆動回路とを電気的に接続する第1
    の配線と、第2の透明基板と、前記第2の透明基板に設
    けられた対向電極と、前記第1の透明基板および第2の
    透明基板に設けられた配向膜と、前記第1の透明基板と
    前記第2の透明基板との間にシール材を介して封入され
    た液晶とを有する液晶表示装置に於いて、 前記駆動回路は、複数のトランジスタで構成され、この
    1つのトランジスタまたは複数のトランジスタは、矩形
    の配置領域に形成され、この配置領域は、この配置領域
    の両側に平行に設けられた2本の第2の配線に対して斜
    めに設けられ、斜めにすることで発生する三角状の空き
    スペース上にシール材が設けられた事を特徴とする液晶
    表示装置。
  2. 【請求項2】 前記配置領域の長手方向に櫛歯状に設け
    られたゲート電極と、前記櫛歯状のゲート電極の両側
    に、このゲート電極よりも上層に形成されるAlより成
    るソース電極およびドレイン電極とを有する請求項1記
    載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記配置領域のトランジスタは、映像信
    号が入力される請求項1または請求項2記載の液晶表示
    装置。
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JP (1) JPH11109411A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011009730A (ja) * 2009-05-28 2011-01-13 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 薄膜トランジスタ及びその作製方法、表示装置及びその作製方法、並びに電子機器
US8081286B2 (en) 2005-06-30 2011-12-20 Lg Display Co., Ltd. Liquid crystal display device having first column spacer corresponds to a TFT and a second column spacer corresponds to a storage capacitor

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JP2011009730A (ja) * 2009-05-28 2011-01-13 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 薄膜トランジスタ及びその作製方法、表示装置及びその作製方法、並びに電子機器

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