JPH1110900A - 記録装置及び該記録装置の制御方法 - Google Patents

記録装置及び該記録装置の制御方法

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JPH1110900A
JPH1110900A JP9163030A JP16303097A JPH1110900A JP H1110900 A JPH1110900 A JP H1110900A JP 9163030 A JP9163030 A JP 9163030A JP 16303097 A JP16303097 A JP 16303097A JP H1110900 A JPH1110900 A JP H1110900A
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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
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    • B41J2/17566Ink level or ink residue control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
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    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/1652Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドにインクを供給するインク収容手
段へのインクの補給タイミングを制御することで、記録
ヘッドの回復動作を効率的に実行でき、ひいては無駄な
インクの消費と時間を削減することができる記録装置及
び該記録装置の制御方法を提供する。 【解決手段】 複数のインクカートリッジにそれぞれ収
容されているインクの残量を検知し、インクの残量がな
いインクカートリッジが検知された場合、該インクカー
トリッジ以外でインクの残量が所定量以下のインクカー
トリッジがあるか否かを判定する。判定の結果、インク
の残量が所定量以下のインクカートリッジがある場合、
インクの残量がないインクカートリッジ及び該インクの
残量が所定量以下のインクカートリッジへインクを補給
するよう表示部2を用いて報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを吐出する
ことにより記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、該記録
ヘッドへ供給するインクを収容する複数の収容手段を備
える記録装置及び該記録装置の制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般的に、被記録媒体(以下、記録シー
トともいう)の搬送方向(以下、副走査方向と呼ぶ)に
対して略垂直な方向(以下、主走査方向と呼ぶ)に走査
するシリアルスキャン方式を採るシリアルタイプの記録
装置(シリアルプリンタ)においては、被記録媒体が所
定の記録位置にセットされた後、被記録媒体上を記録手
段である記録ヘッドを搭載したキャリッジが移動しなが
ら記録することにより、被記録媒体に画像が主走査方向
に記録される。そして、1主走査分の記録が終了する
と、所定量の紙送り(ピッチ搬送)が搬送方向に行われ
る。その後、再び、停止した被記録媒体に対して、次の
行の画像の記録が主走査方向に行われる。そして、上述
の動作が繰り返し行われることにより、被記録媒体全体
の記録が行われる。
【0003】種々の方式の記録装置の中で、記録手段で
ある記録ヘッドから被記録媒体にインクが吐出されるこ
とによって記録が行われるインクジェット式の記録装置
(インクジェット記録装置)は、以下に記載するような
利点があり注目されている。 (1)記録手段のコンパクト化が容易である。 (2)高精細な画像を高速で記録することができる。
【0004】(3)普通紙に対する特別の処理を必要と
せずに記録することができる。 (4)ランニングコストが安い。 (5)ノンインパクト方式であるため騒音が少ない。 (6)多色のインクを使用してカラー画像を記録するこ
とが容易である。 また、被記録媒体の搬送方向(副走査方向)に対し、略
垂直な方向(主走査方向)に多数のインク吐出口を配列
したラインタイプの記録ヘッドを使用したライン型のイ
ンクジェット式の記録装置では、記録の一層の高速化が
可能である。
【0005】更にまた、インク吐出方向を略鉛直下向き
とすることで、重力によりインクの飛翔軌道が曲げられ
ることがなく被記録媒体へのインクの着弾精度を良好に
することができ、一層の高精細記録が可能である。上述
したインクジェット式の記録装置の中でも、インク吐出
エネルギー発生素子の駆動によって発生する熱エネルギ
ーを利用してインクを吐出するインクジェット式の記録
手段(記録ヘッド)は、エッチング、蒸発、スパッタリ
ングなどの半導体製造プロセスを経て、基板上に成膜さ
れた電気熱変換体、電極、液路壁、天板などを形成して
いる。そして、この形成により、高い密度の液路配置
(インク吐出口の配置)を有するものを容易に製造する
ことができ、一層のコンパクト化を図ることができる。
また、IC技術やマイクロ加工技術の長所を活用するこ
とにより、記録手段の長尺化や面状化(二次元化)が容
易であり、記録手段のフルマルチ化および高密度化実装
も容易である。
【0006】また、インクジェット式の記録装置におい
ては、記録ヘッドとして一般に微細なインク吐出口を配
列したものが用いられる。そのため、記録ヘッドのイン
ク吐出部に紙粉やゴミ等の異物が付着したり、あるいは
吐出部分のインクが嵌装して増粘または固着すると、イ
ンク吐出口に目詰まりが発生して吐出不良(不吐出を含
む)を起こすことがある。また、新品の記録ヘッドにイ
ンクを供給するインクカートリッジや、インクカートリ
ッジと記録ヘッドから構成される記録ヘッドカートリッ
ジを初めて使用する時は、記録ヘッドのインク吐出口か
らインクカートリッジまでのインク流路の状態が確実に
正常化されているとは限らない。そこで、目詰まりを防
止したりインク流路を正常化するために、記録ヘッドの
インク吐出部(インク吐出口形成面)に付着した異物を
除去するためのクリーニング手段や記録ヘッドのインク
吐出口やインク流路の正常化を図るための回復手段が設
けられている。
【0007】このクリーニング手段としては、主に可撓
性のワイパー(ワイピング部材)で記録ヘッドのインク
吐出口形成面を拭き取り清掃する機構が採用されてい
る。また回復手段の一形態として、記録ヘッドのインク
吐出口形成面を覆うことが可能なキャップと、このキャ
ップに連通し給引力を作用させるポンプを設けたものが
知られている。この構成は、インク吐出口内のインク吐
出エネルギー発生素子を駆動することによって全インク
吐出口からキャップに向かってインクを吐出(以下、予
備吐出ともいう)させたり、あるいは、キャップによっ
てインク吐出口形成面を覆った状態で、給引力を作用さ
せてインク吐出口より吸引を行うことによりインクを強
制排出させて、インクと共にインク吐出不良要因を除去
せんとするものである。また、そのインク吐出不良要因
の発生を押えるために、非記録時にホームポジションに
おいてキャップが記録ヘッドのインク吐出口を覆うよう
に構成し制御されている。
【0008】また、上述のインクジェット式の記録装置
においては、インクカートリッジの交換時期を使用者に
適切に報知するために、インクカートリッジ内のインク
の残量を検知するインク残量検知手段と該インク残量や
インクカートリッジの交換時期を報知する報知手段を有
している。ここで、上述の従来のインクジェット式の記
録装置における記録ヘッドカートリッジと回復手段であ
るキャップの概略構成について、図15を用いて説明す
る。また、図15に示すような記録ヘッドとキャップを
用いることで、カラー化と記録ヘッドのコンパクト化を
実現している。
【0009】図15は従来の記録ヘッドカートリッジと
キャップの概略構成を示す図である。図15において、
11が記録ヘッドカートリッジであり、20がキャップ
である。記録ヘッドカートリッジ11は、黒(Bk)、
シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の複数
種類のインクを吐出可能である。そして、その複数種類
のインクを吐出するためのインク吐出口(11c=B
k、11d=C、11e=M、11f=Y)は同一のイ
ンク吐出口形成面6hに形成されている。各々のインク
は黒(Bk)インクカートリッジ12とカラー(Y、
M、Cの3色一体)インクカートリッジ13の2つのイ
ンクカートリッジ(図2参照)からインクが供給される
構成となっている。また、キャップ20は一つであり、
回復動作を実行する時は、キャップ20が記録ヘッドカ
ートリッジ11のインク吐出口形成面6hに当接する。
そして、キャップ20に接続されたポンプ(図15には
不図示)によって、インク吐出口形成面6hに形成され
ている各インク吐出口が同時に吸引される。
【0010】次に、上述の従来のインクジェット式の記
録装置におけるインクカートリッジ交換の手順につい
て、図16〜図18のフローチャートを用いて説明す
る。図16〜図18は従来のインクカートリッジ交換の
手順を示すフローチャートである。まず、製品を購入
後、電源を投入し待機状態とする(ステップS20
1)。そして、記録ヘッドカートリッジ11をキャリッ
ジ6(図2参照)にセットする。更に、記録ヘッドカー
トリッジ11に新品の黒(Bk)インクカートリッジ1
2とカラー(Y、M、C3色一体)インクカートリッジ
13をセットする(ステップS202)。インクジェッ
ト式の記録装置内に設けられたBk、Y、M、C各々の
インク残量カウンタV(Bk)、V(Y)、V(M)、
V(C)(いずれも不図示)のカウント値を各々Max
値に設定する(ステップS203)。
【0011】記録ヘッドを正常化するための回復動作を
実行し、回復動作の吸引や予備吐出によって消費された
インク量を各々のインクについて算出する。これは、ポ
ンプ25(図2参照)の吸引能力と吐出インク1滴当り
のインク量及び予備吐出発数より算出する。ここで、回
復動作によるBk、Y、M、C各々のインクの消費量を
それぞれV(Bk)1 、V(Y)1 、V(M)1 、V
(C)1 とする(ステップS204)。
【0012】各々のインクの消費量を、各々のインクに
対応するインク残量カウンタV(Bk)、V(Y)、V
(M)、V(C)のカウント値から差引くことにより、
インク残量カウンタV(Bk)、V(Y)、V(M)、
V(C)のカウント値を更新する(ステップS20
5)。各々のインクのインクに関し、インク残量カウン
タV(Bk)、V(Y)、V(M)、V(C)のカウン
ト値が0以下になったかどうか判断する(ステップS2
06)。ここで、Bk、Y、M、Cのいずれかのインク
のインク残量カウンタが0以下になっていればステップ
S114へ行く。
【0013】そして、Bkのインク残量カウンタV(B
k)のカウント値が0以下になっていれば、黒(Bk)
インクカートリッジ12を交換するようにメッセージを
提示する。また、Y、M、Cのインクのいずれかのイン
ク残量カウンタV(Y)、V(M)、V(C)のカウン
ト値が0以下になっていれば、カラーインクカートリッ
ジ13を交換するようにメッセージを提示する。また、
Bkのインク残量カウンタV(Bk)のカウント値が0
以下となり、かつY、M、Cのインクのいずれかのイン
ク残量カウンタV(Y)、V(M)、V(C)のカウン
ト値が0以下となっていれば、黒(Bk)インクカート
リッジ12とカラーインクカートリッジ13の両方を交
換するようにメッセージを提示する。(ステップS20
7)。そして、ステップS216へ進む。
【0014】一方、ステップS206で、Bk、Y、
M、Cのインク残量カウンタV(Bk)、V(Y)、V
(M)、V(C)のカウント値が、全て0より大きけれ
ば待機状態となり、記録指令を待つ(ステップS20
8)。記録指令が来て(ステップS209)、記録シー
ト1頁分の記録を実行した後(ステップS210)、記
録によって消費したインク量を各々のインクについて算
出する。これはインク1滴当りのインク量と記録で吐出
した各々のインクの吐出数によって算出することができ
る。ここで、記録によるBk、Y、M、C各々のインク
の消費量をそれぞれV(Bk)2 、V(Y)2 、V
(M)2 、V(C)2 とする(ステップS211)。
【0015】記録シート1頁分の記録終了後、各々のイ
ンクのインク残量カウンタV(Bk)、V(Y)、V
(M)、V(C)のカウント値から記録によって消費し
たインク量を差し引いて各々のインクのインク残量カウ
ンタV(Bk)、V(Y)、V(M)、V(C)のカウ
ント値を更新する(ステップS212)。各々のインク
に関しインク残量カウンタV(Bk)、V(Y)、V
(M)、V(C)のカウント値が0以下になったかどう
か判断する(ステップS213)。ここで、Bk、Y、
M、Cのいずれかのインクのインク残量カウンタが0以
下になっていればステップS114へ行く。
【0016】そして、Bkのインク残量カウンタV(B
k)のカウント値が0以下になっていれば、黒(Bk)
インクカートリッジ12を交換するようにメッセージを
提示する。また、Y、M、Cのインクのいずれかのイン
ク残量カウンタV(Y)、V(M)、V(C)のカウン
ト値が0以下になっていれば、カラーインクカートリッ
ジ13を交換するようにメッセージを提示する。また、
Bkのインク残量カウンタV(Bk)のカウント値が0
以下となり、かつY、M、Cのインクのいずれかのイン
ク残量カウンタV(Y)、V(M)、V(C)のカウン
ト値が0以下となっていれば、黒(Bk)インクカート
リッジ12とカラーインクカートリッジ13の両方を交
換するようにメッセージを提示する。(ステップS21
4)。そして、ステップS216へ進む。
【0017】一方、ステップS213で、Bk、Y、
M、Cのインク残量カウンタV(Bk)、V(Y)、V
(M)、V(C)のカウント値が、全て0より大きけれ
ば待機状態となり、記録指令を待つ(ステップS21
5)。また、ステップS207及びステップS214終
了後、ステップS216へ行き、インク残量カウンタの
カウント値が0になったインクカートリッジを交換す
る。そして、交換したインクカートリッジに相当するイ
ンク残量カウンタのカウント値にMax値を書き込む
(ステップS217)。交換されたインクカートリッジ
のインク流路を正常化するために回復動作を実行し、回
復動作で消費されたインク量を算出する(ステップS2
18)。各々のインク残量カウンタV(Bk)、V
(Y)、V(M)、V(C)のカウント値から回復動作
で消費されたインク量を差し引いて各々のインク残量カ
ウンタV(Bk)、V(Y)、V(M)、V(C)のカ
ウント値を更新する(ステップS219)。
【0018】各々のインクに関しインク残量カウンタV
(Bk)、V(Y)、V(M)、V(C)のカウント値
が0以下になったかどうか判断する(ステップS22
0)。ここで、Bk、Y、M、Cのいずれかのインクの
インク残量カウンタが0以下になっていればステップS
114へ行く。そして、Bkのインク残量カウンタV
(Bk)のカウント値が0以下になっていれば、黒(B
k)インクカートリッジ12を交換するようにメッセー
ジを提示する。また、Y、M、Cのインクのいずれかの
インク残量カウンタV(Y)、V(M)、V(C)のカ
ウント値が0以下になっていれば、カラーインクカート
リッジ13を交換するようにメッセージを提示する。ま
た、Bkのインク残量カウンタV(Bk)のカウント値
が0以下となり、かつY、M、Cのインクのいずれかの
インク残量カウンタV(Y)、V(M)、V(C)のカ
ウント値が0以下となっていれば、黒(Bk)インクカ
ートリッジ12とカラーインクカートリッジ13の両方
を交換するようにメッセージを提示する。(ステップS
221)。そして、ステップS216へ進む。
【0019】一方、ステップS220で、 Bk、Y、
M、Cのインク残量カウンタV(Bk)、V(Y)、V
(M)、V(C)のカウント値が、全て0より大きけれ
ば待機状態となり、記録指令を待つ(ステップS22
2)。ここで、上述のフローチャートのステップS20
6、またはステップS213、またはステップS220
において、例えば、カラーインクカートリッジのY、
M、Cの少なくともいずれか一つのインク残量カウンタ
V(Y)、V(M)、V(C)のカウント値、またはB
kのインク残量カウンタV(Bk)のカウント値が0以
下で、かつインク残量カウンタのカウント値が0以下に
なっていないインクカートリッジのインク残量カウンタ
のカウント値が回復動作で使用されるインク量(Bk:
V(Bk)1 、Y:V(Y)1 、M:V(M)1 、C:
V(C)1)より小さい場合、ステップS216でイン
ク残量カウンタのカウント値が0になったインクカート
リッジを交換し、ステップS217でインクカートリッ
ジを交換したインクのインク残量カウンタをMax値に
セットする。続いて、ステップS218で回復動作を実
行し回復動作で使用されたインク量を算出し、ステップ
S219で各々のインク残量カウンタを更新する。その
後、ステップS220でインク残量カウンタのカウント
値を判断すると、インクカートリッジを交換していない
インクのインク残量カウンタのカウント値が0以下とな
る。そして、ステップS221へ行きインクカートリッ
ジ交換メッセージが提示され、再びステップS216〜
ステップS220を実行した後、ステップS222で記
録指令が来るまで待機する。このように、インク残量に
よっては、記録動作を行うことなく2種類のインクカー
トリッジの交換を連続して順次行う場合が発生する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかながら、上記従来
のインクジェット式の記録装置において、図16〜図1
8に示したようなインクカートリッジの交換の手順を行
うと、以下のような問題が発生していた。 (1)インクカートリッジが交換された後は、必ず回復
動作を実行する手順となっているので、上述のように2
種類のインクカートリッジが連続して順次交換されるよ
うな場合は、最初に交換されたインクカートリッジは、
記録動作を実行する前に連続して回復動作が実行されて
しまうことになり、インクを無駄に消費してしまってい
た。 (2)また、回復動作が連続して実行されることにより
時間が無駄となってしまっていた。
【0021】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、記録ヘッドにインクを供給するインク収容手
段へのインクの補給タイミングを制御することで、記録
ヘッドの回復動作を効率的に実行でき、ひいては無駄な
インクの消費と時間を削減することができる記録装置及
び該記録装置の制御方法を提供することを目的としてい
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による記録装置は以下の構成を備える。即
ち、インクを吐出することにより記録媒体に記録を行う
記録ヘッドと、該記録ヘッドへ供給するインクを収容す
る複数の収容手段を備える記録装置であって、前記複数
の収容手段にそれぞれ収容されているインクの残量を検
知する検知手段と、前記検知手段によってインクの残量
がない収容手段が検知された場合、該収容手段以外でイ
ンクの残量が所定量以下の収容手段があるか否かを判定
する判定手段と、前記判定手段による判定の結果、イン
クの残量が所定量以下の収容手段がある場合、前記イン
クの残量がない収容手段及び該インクの残量が所定量以
下の収容手段へインクを補給するよう報知する報知手段
とを備える。
【0023】また、好ましくは、前記複数の収容手段に
収容されているインクを用いて、前記記録ヘッドの吐出
状態を正常に回復する回復手段とを更に備える。また、
好ましくは、前記所定量は、前記回復手段による回復動
作で用いられるインクの量である。
【0024】また、好ましくは、前記所定量は、前記複
数の収容手段へ同時にインクを補給する場合と、別々に
補給する場合にかかるコストの損益分岐点を示すインク
量である。また、好ましくは、前記複数の収容手段それ
ぞれは、前記記録装置より着脱自在である。
【0025】また、好ましくは、前記複数の収容手段は
前記記録ヘッドと一体で構成されている。また、好まし
くは、前記記録ヘッドは、インクを吐出して記録を行う
インクジェット記録ヘッドである。また、好ましくは、
前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用してインクを吐
出する記録ヘッドであって、インクに与える熱エネルギ
ーを発生するための熱エネルギー変換体を備えている。
【0026】上記の目的を達成するための本発明による
記録装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、イン
クを吐出することにより記録媒体に記録を行う記録ヘッ
ドと、該記録ヘッドへ供給するインクを収容する複数の
収容手段を備える記録装置の制御方法であって、前記複
数の収容手段にそれぞれ収容されているインクの残量を
検知する検知工程と、前記検知工程によってインクの残
量がない収容手段が検知された場合、該収容手段以外で
インクの残量が所定量以下の収容手段があるか否かを判
定する判定工程と、前記判定工程による判定の結果、イ
ンクの残量が所定量以下の収容手段がある場合、前記イ
ンクの残量がない収容手段及び該インクの残量が所定量
以下の収容手段へインクを補給するよう報知する報知工
程とを備える。
【0027】また、好ましくは、前記複数の収容手段に
収容されているインクを用いて、前記記録ヘッドの吐出
状態を正常に回復する回復工程とを更に備える。また、
好ましくは、前記所定量は、前記回復工程による回復動
作で用いられるインクの量である。
【0028】また、好ましくは、前記所定量は、前記複
数の収容手段へ同時にインクを補給する場合と、別々に
補給する場合にかかるコストの損益分岐点を示すインク
量である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を詳細に説明する。 <実施形態1>図1は本発明に係る実施形態1の記録装
置を備えたワードプロセッサの構成を示す斜視図であ
る。
【0030】まず、装置全体について説明すると、この
装置は図1に示すように、情報を入力するためのキーボ
ード1と、入力情報等を表示するためのLCDからなる
表示部2と、入力情報を記憶するためのフロッピーディ
スクドライバ4、そして入力情報を被記録媒体5に記録
するための記録装置3とからなる。この装置は、キーボ
ード1により文字情報を入力すると、その入力情報が表
示部2に表示される。また、この情報を出力するために
は記録装置3に被記録媒体(以下、記録シートともい
う)5をセットし、キーボード1に具備される記録開始
キー(不図示)を押すと記録装置3が駆動して、セット
した被記録媒体5に入力情報を記録するものである。
【0031】次に、実施形態1のインクジェット式の記
録装置3の詳細な構成について、図2を用いて説明す
る。、図2は本発明に係る実施形態1の記録装置の構成
を示す図である。図2において、6はキャリッジであ
り、ガイド軸7に支持されている。キャリッジ6は、キ
ャリッジ駆動モータ8とプーリ9間に張設されたキャリ
ッジ駆動ベルト10にキャリッジ6の一部が固定されて
おり、キャリッジ駆動モータ8の回転に応じガイド軸7
に沿ってA方向に往復移動可能である。
【0032】11は下向きにインク吐出口(図2には不
図示)が形成され、キャリッジ6に着脱自在に搭載され
た記録ヘッドカートリッジである。記録ヘッドカートリ
ッジ11は、Bk(黒)、Y(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)の4色のインクを記録シート5に吐
出することでカラー記録することが可能である。尚、記
録ヘッドカートリッジ11の構成の詳細については後述
する。12はBk(黒)インクが充填されたBk(黒)
インクカートリッジであり、記録ヘッドカートリッジ1
1に着脱自在に搭載されると共に記録ヘッドカートリッ
ジ11にインクを供給する。13はY(イエロー)、M
(マゼンタ)、C(シアン)の3色のインクが充填され
一体に構成されたカラーインクカートリッジであり、記
録ヘッドカートリッジ11に着脱自在に搭載されると共
に記録ヘッドカートリッジ11にインクを供給する。記
録ヘッドカートリッジ11は、フレキシブル基板14に
より、コントロール基板(不図示)と電気的に接続され
ている。
【0033】15は搬送ローラであり、ギア列等の駆動
力伝達機構16を介して記録シート搬送モータ(不図
示)と接続している。17はピンチローラホルダ18上
に回動自在に支持されたピンチローラである。ピンチロ
ーラ17は、不図示の付勢部材により搬送ローラ15に
付勢されている。19は排紙ローラであり、駆動力伝達
ギヤ列20を介して搬送ローラ15と接続されている。
排紙ローラ19は、不図示の付勢部材により拍車21に
付勢されている。
【0034】記録シート5は、22と23の上下二つの
ガイド部材により形成された記録シート給紙口から挿入
され、搬送ローラ15とピンチローラ17間及び排紙ロ
ーラ19と拍車21間に挟持され、記録シート搬送モー
タの回転に応じ搬送ローラ15及び排紙ローラ19が回
転することでB方向に搬送される。ここで、記録装置3
における記録動作について、簡単に説明する。
【0035】まず、記録シート5は、その先端が搬送ロ
ーラ15とピンチローラ17のニップ部に当接するまで
給紙口から挿入される。その後、記録シート搬送モータ
が駆動され搬送ローラ15が回転することにより、記録
シート5が記録ヘッドカートリッジ11と対向した記録
位置に搬送される。そして、キャリッジ6がガイド軸7
に沿って移動しながら一走査分の記録を実行する。一走
査の記録が終了した後、記録シート5が次の記録位置ま
で搬送され、再びキャリッジ6がガイド軸7に沿って移
動しながら次の一走査を記録する。以上を繰り返すこと
により記録を実行する。
【0036】再び、記録装置3の詳細な構成について説
明していく。また、記録ヘッドカートリッジ11の詳細
な構成についても並行して説明する。24はキャップで
あり、クラッチ機構(不図示)を介し記録シート搬送モ
ータから駆動力を得ることでC方向に移動可能に、記録
シート5の通過する領域外に配置されている。また、キ
ャップ24は、記録ヘッドカートリッジ11の回復動作
をするためのポンプ25及びポンプ25により吸引され
た記録に適さなくなったインクを廃棄する廃インクタン
ク(不図示)と直列に連通されている。
【0037】ここで、実施形態1の記録ヘッドカートリ
ッジ11の詳細な構成について、図3を用いて説明す
る。ここでは、特に、記録ヘッドカートリッジ11の下
側から見た斜視図を図3に示す。図3は実施形態1の記
録ヘッドカートリッジの詳細な構成を示す斜視図であ
る。
【0038】11aは記録ヘッドであり、記録シート5
と対向する面11bでかつキャップ24が当接するイン
ク吐出部11hにBk(黒)インクを吐出するノズル列
11c、シアン(C)インクを吐出するノズル列11
d、マゼンタ(M)インクを吐出するノズル列11e、
イエロー(Y)インクを吐出するノズル列11fが直線
状に並んで配置されている。11gは、フレキシブル基
板14と電気的に接続するための基板である。
【0039】再び、記録装置3の詳細な構成について、
図2と図3を用いて説明していく。キャップ24による
インク吐出部11hのカバー動作(キャップ動作)は、
キャリッジ6に搭載された記録ヘッドカートリッジ11
のインク吐出口11c、11d、11e、11fをキャ
ップ24と対向する位置(キャッピング位置)へ移動さ
せ、キャップ24と記録ヘッドカートリッジ11のイン
ク吐出部(吐出口形成面)11hを当接させることによ
って行われる。また、回復動作はカバー動作の後、ポン
プ25を駆動してインク吐出口11c〜11fからイン
クを吸引することによって行われる。よって、回復動作
を実行するとBk、Y、M、Cのインクが同時に吸引さ
れ消費される。
【0040】26はワイパーであり、キャリッジ6の動
きと連動して記録ヘッドカートリッジ11のインク吐出
部11hに当接・離間可能に構成されている。ワイパー
26が、記録ヘッドカートリッジ11のインク吐出部1
1hに当接したままキャリッジ6が移動することによっ
てインク吐出部11hについたゴミ等の汚れを拭き取り
清掃(ワイピング)することができる。27は記録シー
トの有無を検知する紙センサーである。
【0041】次に、実施形態1の記録装置3を駆動する
ための駆動制御する制御回路について、図4を用いて説
明する。図4は実施形態1の制御回路の構成を示すブロ
ック図である。尚、このブロック図では、各ブロックの
接続関係のみを示しており、詳細なコントロールライン
は省略してある。また、破線で囲まれた部分がCPUユ
ニットである。
【0042】CPU40は中央演算処理装置であり、後
述のROM41やフロッピーディスクドライバー(FD
D)4等からプログラムや各種データを読み出し、必要
な演算や処理を行い、各種の制御を行うものである。R
OM41は読み出し専用メモリーであり、CPU40が
動作するための各種プログラムや文字コード、ドットパ
ターン(キャラクタジェネレータ:CG)等の記録に必
要な各種データを格納している。
【0043】RAM42はリードライトメモリーであ
り、CPU40が命令中のデータや演算結果を一時蓄え
ておくワーキングエリア、キーボード1、インターフェ
イス部44あるいはフロッピーディスクドライバー4等
から入力された各種データを格納しておくバッファエリ
ア、文書を保存しておくテキストエリア等からなってい
る。また、CPUユニットは記録ヘッドドライバー4
5、モータドライバー46及び検出部47を介して記録
装置3と接続されている。
【0044】記録ヘッドドライバー45はCPU40の
制御により、記録装置3に搭載されている記録ヘッドカ
ートリッジ11を駆動し、モータドライバー46はCP
U40の制御によってキャリッジ駆動モータ8、記録シ
ート搬送モータ(不図示)等を駆動する。検出部47は
記録装置3に設けられたキャリッジ6の位置を検出する
キャリッジセンサー(不図示)、あるいは記録シート5
の有無を検出する紙センサー27等から検出情報をCP
U40に伝達する。
【0045】電源48は、記録ヘッドカートリッジ11
の駆動用電源VH 、キャリッジ駆動モータ8、記録シー
ト搬送モータ等の駆動用電源VM 、フロッピーディスク
ドライバー4の駆動用電源VFDD 、並びにその他のロジ
ック回路用電源VCCを供給し制御する。また、コントロ
ーラ43はCPU40の制御により記録ヘッドカートリ
ッジ11が記録に用いる記録データの転送を行ったり、
駆動用電源VH の電圧電流を変化させたり、各種の制御
を行う。
【0046】CPUユニットには、キーボードコネクタ
(KBC)49を介して記録や編集等に必要な各種デー
タを入力するキーボード1が接続されている。また、C
PUユニットにはLCDコネクタ(LCDC)50を介
してキーボード1より入力されたデータや各種情報を表
示するためのLCDで構成した表示部2が接続されてい
る。尚、この表示部2はLCDの代わりにCRT等の他
のディスプレイで構成してもよい。更にCPUユニット
には、フロッピーディスクドライバーコネクタ(FDD
C)51を介してフロッピーディスクドライバー4が接
続されている。尚、フロッピーディスクの代わりにハー
ドディスクあるいあは外部RAM等の記憶媒体を接続す
るようにしてもよい。
【0047】CPUユニットは、インタフェースコネク
タ(IFC)52を介して外部制御装置による記録装置
3の制御や外部機器との通信を行うためのRS232C
53、セントロニクス54、モデム55等のインタフェ
ースを接続することも可能である。次に、実施形態1の
インクジェット式の記録装置3におけるインクカートリ
ッジ交換の手順について、図5〜図8のフローチャート
を用いて説明する。
【0048】図5〜図8は実施形態1のインクカートリ
ッジ交換の手順を示すフローチャートである。まず、製
品を購入後、電源を投入し待機状態とする(ステップS
101)。そして、記録ヘッドカートリッジ11をキャ
リッジ6にセットする。更に、記録ヘッドカートリッジ
11に新品の黒(Bk)インクカートリッジ12とカラ
ー(Y、M、C3色一体)インクカートリッジ13をセ
ットする(ステップS102)。インクジェット式の記
録装置内に設けられたBk、Y、M、C各々のインク残
量カウンタV(Bk)、V(Y)、V(M)、V(C)
(いずれも不図示)のカウント値を各々Max値に設定
する(ステップS103)。このMax値は、各々のイ
ンクカートリッジに充填される各々のインクの充填量の
バラツキの最小値以下の値である。よって、インク残量
カウンタのカウント値が0よりも大きい時にインクがな
くなることはない。
【0049】記録ヘッド11aを正常化するための回復
動作を実行し、回復動作の吸引や予備吐出によって消費
されたインク量を各々のインクについて算出する。これ
は、ポンプ25の吸引能力と吐出インク1滴当りのイン
ク量及び予備吐出発数より算出する。ここで、回復動作
によるBk、Y、M、C各々のインクの消費量をそれぞ
れV(Bk)1 、V(Y)1 、V(M)1 、V(C)1
とする(ステップS104)。
【0050】各々のインクの消費量を、各々のインクに
対応するインク残量カウンタV(Bk)、V(Y)、V
(M)、V(C)のカウント値から差引くことにより、
インク残量カウンタV(Bk)、V(Y)、V(M)、
V(C)のカウント値を更新する(ステップS10
5)。各々のインクに関し、インク残量カウンタV(B
k)、V(Y)、V(M)、V(C)のカウント値が0
以下になったかどうか判断する(ステップS106)。
ここで、Bk、Y、M、Cのいずれかのインクのインク
残量カウンタのカウント値が0以下になっていれば、ス
テップS114へ行く。一方、 Bk、Y、M、Cのイ
ンク残量カウンタV(Bk)、V(Y)、V(M)、V
(C)のカウント値が、全て0より大きければ待機状態
となり、記録指令を待つ(ステップS107)。
【0051】記録指令が来て(ステップS108)、記
録シート1頁分の記録を実行した後(ステップS10
9)、記録によって消費したインク量を各々のインクに
ついて算出する。これはインク1滴当りのインク量と記
録で吐出した各々のインクの吐出数によって算出するこ
とができる。ここで、記録によるBk、Y、M、C各々
のインクの消費量をそれぞれV(Bk)2 、V(Y)2
、V(M)2 、V(C)2とする(ステップS11
0)。
【0052】記録シート1頁分の記録終了後、各々のイ
ンクのインク残量カウンタV(Bk)、V(Y)、V
(M)、V(C)のカウント値から記録によって消費し
たインク量を差し引いて各々のインクのインク残量カウ
ンタV(Bk)、V(Y)、V(M)、V(C)のカウ
ント値を更新する(ステップS111)。各々のインク
に関し、インク残量カウンタV(Bk)、V(Y)、V
(M)、V(C)のカウント値が0以下になったかどう
か判断する(ステップS112)。ここで、Bk、Y、
M、Cのいずれかのインクのインク残量カウンタのカウ
ント値が0以下になっていれば、ステップS114へ行
く(ステップS112)。一方、Bk、Y、M、Cのイ
ンク残量カウンタV(Bk)、V(Y)、V(M)、V
(C)のカウント値が、全て0より大きければ待機状態
となり、記録指令を待つ(ステップS113)。
【0053】また、ステップS106及びステップS1
12で、Bk、Y、M、Cのいずれかのインクのインク
残量カウンタのカウント値が0以下であった場合、ステ
ップS114へ行き、インク残量カウンタのカウント値
が0になっていないインクが充填されたインクカートリ
ッジのインク残量カウンタのカウント値を回復動作で消
費されるインク量と比較する。
【0054】インク残量カウンタのカウント値が回復動
作で消費されるインク量よりも大きければ、インク残量
が0以下になったインクが充填されたインクカートリッ
ジのみを交換するようにメッセージを表示部2に提示す
る。例えば、Bkのインク残量が0以下になった場合
は、「Bkインクが無くなりました。Bkインクカート
リッジを交換して下さい。」等のように表示部2に提示
される(ステップS115)。インク残量カウンタのカ
ウント値が回復動作で消費されるインク量以下であれ
ば、両方のインクカートリッジを交換するようにメッセ
ージを表示部2に提示する(ステップS116)。その
後、交換するようにメッセージが提示されたインクカー
トリッジを交換する(ステップS117)。そして、交
換したインクカートリッジに相当するインク残量カウン
タのカウント値にMax値を書き込む(ステップS11
8)。交換されたインクカートリッジのインク流路を正
常化するために回復動作を実行し、回復動作で消費され
たインク量を算出する(ステップS119)。各々のイ
ンク残量カウンタV(Bk)、V(Y)、V(M)、V
(C)のカウント値から回復動作で消費されたインク量
を差し引いて各々のインク残量カウンタV(Bk)、V
(Y)、V(M)、V(C)のカウント値を更新する
(ステップS120)。
【0055】この時、Bk、Y、M、Cの各々のインク
のインク残量カウンタV(Bk)、V(Y)、V
(M)、V(C)のカウント値は確実に0よりも大きい
ので待機して、記録指令が来るのを待つ(ステップS1
21)。以上説明したように、実施形態1によれば、従
来のように、2種類のインクカートリッジが続いて交換
されることがないように、各インクカートリッジのそれ
ぞれのインク残量に応じて、インクカートリッジを同時
に交換するようにメッセージを提示するので、インクカ
ートリッジを連続して順次交換することを防止できる。
その結果、インクや時間の無駄な消費をなくすことがで
きる。
【0056】<実施形態2>実施形態2では、実施形態
1の記録装置3に以下、図9、図10に示す記録ヘッド
カートリッジを搭載した場合におけるインクカートリッ
ジの交換の手順について説明する。尚、実施形態2にお
ける記録装置は、搭載する記録カートリッジ以外は同様
の構成を持つものとし、詳細な説明は省略する。
【0057】実施形態2の記録ヘッドカートリッジ10
1の詳細な構成について、図9、図10を用いて説明す
る。まず、記録ヘッドカートリッジ101の上側から見
た斜視図を図9に示す。図9は実施形態1の記録ヘッド
カートリッジの詳細な構成を示す斜視図である。
【0058】記録ヘッドカートリッジ101には、濃度
の濃い黒インクが充填された濃黒インクカートリッジ1
02と淡い黒インクが充填された淡黒インクカートリッ
ジ103が着脱自在に搭載され、記録ヘッドカートリッ
ジ101にそれぞれインクを供給する。次に、記録ヘッ
ドカートリッジ101の下側から見た斜視図を図10に
示す。
【0059】図10は実施形態2の記録ヘッドカートリ
ッジの詳細な構成を示す斜視図である。101aは記録
ヘッドであり、記録シート5と対向する面101bでか
つキャップ24が当接するインク吐出部101fに濃黒
インクを吐出するノズル列101cと淡黒インクを吐出
するノズル列101dが記録ヘッドカートリッジ101
の走査方向にほぼ垂直にそれぞれ平行に並んで配置され
ている。101eは、フレキシブル基板14と電気的に
接続するための基板である。
【0060】実施形態2では、標準文書を記録する場合
を想定し、複数のインクカートリッジを同時に交換する
場合と、別々に交換する場合の損益分岐点を求める。そ
して、求めた損益分岐点に基づいて、複数のインクカー
トリッジを同時に交換するか、または別々に交換するか
の判断を行う。尚、標準文書の記録とは、各々のインク
が各々のインクカートリッジのインク容量のMax値に
対し同一比率で消費されるテキストまたはグラフィック
等の記録である。また、インクは各々のインク容量に対
する比率が同一であれば同一コストである。
【0061】ここで、実施形態2における、回復動作を
実行した時の各々のインクカートリッジのインクの消費
量をそれぞれ 濃黒インクカートリッジ:V(濃黒)1 淡黒インクカートリッジ:V(淡黒)1 とする。また、単位インク量当たりのコストを 濃黒インクカートリッジ:T(濃黒)1 淡黒インクカートリッジ:T(淡黒)1 とする。
【0062】上記条件において、濃黒インクのインク残
量が0になった時、淡黒インクのインク残量をXとする
と両方のインクカートリッジを同時に交換する場合とそ
れぞれ別々に交換する場合のコストの損益分岐点は、以
下により求められる。両方同時に交換する時にかかるコ
ストは、 T(濃黒)1・ V(濃黒)1 + T(淡黒)1・(V
(淡黒)1 +X) 別々に2つを交換する時にかかるコストは、 2( T(濃黒)1・V(濃黒)1 + T(淡黒)1・V
(淡黒)1 ) である。
【0063】そして、両方同時に交換した方が、別々に
交換するよりも低コストとなる条件は、 T(濃黒)1・ V(濃黒)1 + T(淡黒)1・(V
(淡黒)1 +X)≦ 2( T(濃黒)1・V(濃黒)1
+ T(淡黒)1・V(淡黒)1 ) より、 X ≦ ( T(濃黒)1/ T(淡黒)1)・V(濃黒)
1 +V(淡黒)1 である。
【0064】よって損益分岐点は、 X = ( T(濃黒)1/ T(淡黒)1)・V(濃黒)
1 +V(淡黒)1 である。次に、実施形態2のインクジェット式の記録装
置3におけるインクカートリッジ交換の手順について、
図11〜図14のフローチャートを用いて説明する。
【0065】図11〜図14は実施形態2のインクカー
トリッジ交換の手順を示すフローチャートである。ま
ず、製品を購入後、電源を投入し待機状態とする(ステ
ップS301)。そして、記録ヘッドカートリッジ10
1をキャリッジ6にセットする。更に、記録ヘッドカー
トリッジ101に新品の濃黒インクカートリッジ102
と淡黒インクカートリッジ103をセットする(ステッ
プS302)。濃黒、淡黒各々のインク残量カウンタV
(濃黒)、V(淡黒)のカウント値を各々Max値に設
定する(ステップS303)。このMax値は、各々の
インクカートリッジに充填される各々のインクの充填量
のバラツキの最小値以下の値である。よって、インク残
量カウンタV(濃黒)、V(淡黒)のカウント値が0よ
りも大きい時にインクがなくなることはない。
【0066】記録ヘッド101aを正常化するための回
復動作を実行し、回復動作の吸引や予備吐出によって消
費されたインク量を各々のインクについて算出する。こ
れは、ポンプ25の吸引能力と吐出インク1滴当りのイ
ンク量及び予備吐出発数より算出する。ここで、回復動
作による濃黒、淡黒各々のインクの消費量をそれぞれV
(濃黒)1 、V(淡黒)1 とする(ステップS30
4)。
【0067】各々のインクの消費量を、各々のインクに
対応するインク残量カウンタV(濃黒)、V(淡黒)の
カウント値から差引くことによりインク残量カウンタV
(濃黒)、V(淡黒)のカウント値を更新する(ステッ
プS305)。各々のインクに関し、インク残量カウン
タV(濃黒)、V(淡黒)のカウント値が0以下になっ
たかどうか判断する(ステップS306)。ここで、濃
黒、淡黒いずれかのインクのインク残量カウンタV(濃
黒)、V(淡黒)のカウント値が0以下になっていれ
ば、ステップS314へ行く。一方、濃黒、淡黒のイン
ク残量カウンタV(濃黒)、V(淡黒)のカウント値
が、共に0より大きければ待機状態となり記録指令を待
つ(ステップS307)。
【0068】記録指令が来て(ステップS308)、記
録シート1頁分の記録を実行した後(ステップS30
9)、記録によって消費したインク量を各々のインクに
ついて算出する。これはインク1滴当りのインク量と記
録で吐出した各々のインクの吐出数によって算出するこ
とができる。ここで、記録による濃黒、淡黒各々のイン
クの消費量をそれぞれV(濃黒)2 、V(淡黒)2 とす
る(ステップS310)。
【0069】記録シート1頁分の記録終了後、各々のイ
ンクのインク残量カウンタV(濃黒)、V(淡黒)のカ
ウント値から記録によって消費したインク量を差し引い
て各々のインクのインク残量カウンタV(濃黒)、V
(淡黒)のカウント値を更新する(ステップS31
1)。各々のインクに関し、インク残量カウンタV(濃
黒)、V(淡黒)のカウント値が0以下になったかどう
か判断する(ステップS312)。ここで、濃黒、淡黒
のいずれかのインクのインク残量カウンタV(濃黒)、
V(淡黒)のカウント値が0以下になっていれば、ステ
ップS314へ行く(ステップS312)。一方、濃
黒、淡黒のインク残量カウンタV(濃黒)、V(淡黒)
のカウント値が共に0より大きければ待機状態となり、
記録指令を待つ(ステップS313)。
【0070】また、ステップS306及びステップS3
12で、濃黒、淡黒のいずれかのインクのインク残量カ
ウンタV(濃黒)、V(淡黒)のカウント値が0以下で
あった場合、ステップS314へ行き、インク残量カウ
ンタV(濃黒)、V(淡黒)のカウント値が0になって
いないインクが充填されたインクカートリッジのインク
残量カウンタのカウント値を損益分岐点を示すインク量
と比較する。
【0071】インク残量カウンタのカウント値が損益分
岐点を示すインク量よりも大きければ、インク残量が0
以下になったインクが充填されたインクカートリッジの
みを交換するようにメッセージを表示部2に提示する。
例えば、濃黒インク残量が0以下になった場合は、「濃
黒インクが無くなりました。濃黒インクカートリッジを
交換して下さい。」等のように表示部2に提示される
(ステップS315)。
【0072】一方、インク残量カウンタのカウント値が
損益分岐点を示すインク量以下であれば、両方のインク
カートリッジを交換するようにメッセージを表示部2に
提示する(ステップS316)。その後、交換するよう
にメッセージが提示されたインクカートリッジを交換す
る(ステップS317)。そして、交換したインクカー
トリッジに相当するインク残量カウンタのカウント値に
Max値を書き込む(ステップS318)。交換された
インクカートリッジのインク流路を正常化するために回
復動作を実行し、回復動作で消費されたインク量を算出
する(ステップS319)。各々のインク残量カウンタ
V(濃黒)、V(淡黒)のカウント値から回復動作で消
費されたインク量を差し引いて各々のインク残量カウン
タV(濃黒)、V(淡黒)のカウント値を更新する(ス
テップS320)。
【0073】この時、濃黒、淡黒の各々のインクのイン
ク残量カウンタV(濃黒)、V(淡黒)のカウント値は
確実に0よりも大きいので待機して記録指令が来るのを
待つ(ステップS321)。以上説明したように、実施
形態2によれば、複数のインクカートリッジに収容され
るそれぞれのインクの単位インク量当たりのコストに基
づいて、インクカートリッジの交換方法における損益分
岐点を求め、その損益分岐点に基づいてインクカートリ
ッジの交換をする旨の報知をユーザに対し実行する。こ
れにより、ユーザは、最もコストパフォーマンスの良い
インクカートリッジの交換を実行することができる。
【0074】尚、実施形態2における所定の条件は、標
準文書の記録やインクのコストパフォーマンス等で想定
される条件に限定するものではなく、使用する記録装置
の記録系毎に市場調査等のデータを基に最適の条件を設
定すればよい。本発明は、上記実施形態1、2でそれぞ
れ説明した記録ヘッドカートリッジを搭載した記録装置
に限定されるものではない。例えば、インクを貯留する
複数のインクカートリッジとそのインクカートリッジか
ら供給されるインクを吐出する記録ヘッドを有し、記録
ヘッドを正常化する回復動作時に、各々のインクを吐出
する記録ヘッドを別々に回復するのではなく、複数のイ
ンクカートリッジから供給されるインクを吐出する複数
の記録ヘッドを同時に回復するインクジェット記録装置
であれば同様の効果が得られる。
【0075】よって、上記実施形態1、2では、黒(B
k)とカラー(Y、M、C一体)のインクカートリッジ
について述べたが、Y、M、C各々別体のインクカート
リッジであっても構わない。また、カラーインクではな
く濃淡インク等の種類の異なるインクであっても構わな
い。更に、インクに限らず記録ヘッドから吐出され記録
シート面上でインクと反応し、記録の堅牢性を向上させ
る記録補助剤等であっても構わない。
【0076】上記実施形態1、2では、交換可能なイン
クカートリッジによりインクを供給する構成について述
べたが、それに限る必要はない。例えば、インクヘッド
カートリッジと一体に形成されたインク供給部にスポイ
ト等のインク充填手段を用いてインクを供給する構成で
あっても構わない。上記実施形態1、2では、シリアル
タイプの記録装置に関して述べたが、それに限るもので
はない。例えば、ラインタイプの記録装置であっても構
わない。
【0077】また、上記実施形態1、2では、記録装置
が搭載されたワードプロセッサについて述べたがワード
プロセッサに限るものではなく、プリンタ単体やFA
X、複写機等のインクジェット記録装置を利用した機械
であっても構わない。更に、上記実施形態1、2では、
インク残量を検出する手段としてインクカートリッジ交
換時を基準とし、各々の動作で使用したインク量を算出
し、基準値から順次差し引くことによって求める方法で
あったがそれに限るものではない。例えば、インクの残
量が連続的に検出できる方法であれば構わない。
【0078】上記実施形態1、2では、ユーザーへの報
知手段として表示器を用いたが、それに限るものではな
い。例えば、ブザーの回数や周波数の違い等によって報
知してもよく、また、LED等を使用しても構わない。
本実施の形態は、特にインクジェット記録方式の中で
も、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギー
として熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換
体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーによりイン
クの状態変化を生起させる方式を用いれば、記録の高密
度化、高精細化が達成できる。
【0079】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状にすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0080】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。記録ヘ
ッドの構成としては、上述の各明細書に開示されている
ような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用面が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成としても良い。
【0081】更に、記録装置が記録できる最大記録媒体
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドとしては、上述した明細書に開示されているような
複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす
構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでもよい。加えて、装置本体に装着される
ことで、装置本体との電気的な接続や装置本体からのイ
ンクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録
ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインクタン
クが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用い
てもよい。
【0082】また、本実施の形態の記録装置の構成とし
て設けられる、記録ヘッドの記録動作を一層安定させる
ために、予備的な補助手段等を付加することは好まし
い。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対する加
圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別
の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱
手段等がある。更に、記録とは別の吐出を行う予備吐出
モードを備えることも安定した記録を行うために有効で
ある。
【0083】更に、記録装置の記録モードとしては黒色
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも
良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフル
カラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもでき
る。以上説明したように、本実施の形態においては、イ
ンクが液体であることを前提として説明しているが、室
温やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化
もしくは液化するものを用いても良く、あるいはインク
ジェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以
下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出
範囲にあるように温度制御するものが一般的であるか
ら、使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであ
ればよい。
【0084】加えて、熱エネルギーによる昇温をインク
の固形状態から液体状態への状態変化のエネルギーとし
て使用せしめることで積極的に防止するため、またはイ
ンクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し加熱によ
って液化するインクを用いても良い。いずれにしても熱
エネルギーの記録信号に応じた付与によってインクが液
化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒体に到達
する時点では既に固化し始めるもの等のような、熱エネ
ルギーの付与によって初めて液化する性質のインクを使
用する場合も本発明は適用可能である。このような場
合、インクは特開昭54−56847号公報あるいは特
開昭60−71260号公報に記載されるような、多孔
質シート凹部または貫通孔に液状または固形物として保
持された状態で、電気熱変換体に対して対向するような
形態としてもよい。本発明においては、上述した各イン
クに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実
行するものである。
【0085】更に加えて、本発明に係る記録装置の形態
としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端
末として一体または別体に設けられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、更には送受信機能を有する
ファクシミリ装置の形態を取るものであっても良い。
尚、本発明は、複数の機器(例えば、ホストコンピュー
タ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構
成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装
置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)に適用して
もよい。
【0086】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0087】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディ
スク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、
CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモ
リカード、ROMなどを用いることができる。
【0088】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能
が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録ヘッドにインクを供給するインク収容手段へのイン
クの補給タイミングを制御することで、記録ヘッドの回
復動作を効率的に実行でき、ひいては無駄なインクの消
費と時間を削減することができる記録装置及び該記録装
置の制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態1の記録装置を備えたワ
ードプロセッサの構成を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る実施形態1の記録装置の構成を示
す図である。
【図3】実施形態1の記録ヘッドカートリッジの詳細な
構成を示す斜視図である。
【図4】実施形態1の制御回路の構成を示すブロック図
である。
【図5】実施形態1のインクカートリッジ交換の手順を
示すフローチャートである。
【図6】実施形態1のインクカートリッジ交換の手順を
示すフローチャートである。
【図7】実施形態1のインクカートリッジ交換の手順を
示すフローチャートである。
【図8】実施形態1のインクカートリッジ交換の手順を
示すフローチャートである。
【図9】実施形態2の記録ヘッドカートリッジの詳細な
構成を示す斜視図である。
【図10】実施形態2の記録ヘッドカートリッジの詳細
な構成を示す斜視図である。
【図11】実施形態2のインクカートリッジ交換の手順
を示すフローチャートである。
【図12】実施形態2のインクカートリッジ交換の手順
を示すフローチャートである。
【図13】実施形態2のインクカートリッジ交換の手順
を示すフローチャートである。
【図14】実施形態2のインクカートリッジ交換の手順
を示すフローチャートである。
【図15】従来の記録装置の記録ヘッドカートリッジと
キャップの概略構成を示す説明図である。
【図16】従来のインクカートリッジ交換の手順を示す
フローチャートである。
【図17】従来のインクカートリッジ交換の手順を示す
フローチャートである。
【図18】従来のインクカートリッジ交換の手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 キーボード 2 表示部 3 記録装置 4 フロッピーディスクドライバー 5 記録シート 6 キャリッジ 11、101 記録ヘッドカートリッジ 12 黒(Bk)インクカートリッジ 12 カラーインクカートリッジ 24 キャップ 25 ポンプ 26 ワイパー 102 濃黒インクカートリッジ 103 淡黒インクカートリッジ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出することにより記録媒体に
    記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドへ供給するイン
    クを収容する複数の収容手段を備える記録装置であっ
    て、 前記複数の収容手段にそれぞれ収容されているインクの
    残量を検知する検知手段と、 前記検知手段によってインクの残量がない収容手段が検
    知された場合、該収容手段以外でインクの残量が所定量
    以下の収容手段があるか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段による判定の結果、インクの残量が所定量
    以下の収容手段がある場合、前記インクの残量がない収
    容手段及び該インクの残量が所定量以下の収容手段へイ
    ンクを補給するよう報知する報知手段とを備えることを
    特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の収容手段に収容されているイ
    ンクを用いて、前記記録ヘッドの吐出状態を正常に回復
    する回復手段とを更に備えることを特徴とする請求項1
    に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記所定量は、前記回復手段による回復
    動作で用いられるインクの量であることを特徴とする請
    求項2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記所定量は、前記複数の収容手段へ同
    時にインクを補給する場合と、別々に補給する場合にか
    かるコストの損益分岐点を示すインク量であることを特
    徴とする請求項1に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の収容手段それぞれは、前記記
    録装置より着脱自在であることを特徴とする請求項1に
    記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の収容手段は前記記録ヘッドと
    一体で構成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項1に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  9. 【請求項9】 インクを吐出することにより記録媒体に
    記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドへ供給するイン
    クを収容する複数の収容手段を備える記録装置の制御方
    法であって、 前記複数の収容手段にそれぞれ収容されているインクの
    残量を検知する検知工程と、 前記検知工程によってインクの残量がない収容手段が検
    知された場合、該収容手段以外でインクの残量が所定量
    以下の収容手段があるか否かを判定する判定工程と、 前記判定工程による判定の結果、インクの残量が所定量
    以下の収容手段がある場合、前記インクの残量がない収
    容手段及び該インクの残量が所定量以下の収容手段へイ
    ンクを補給するよう報知する報知工程とを備えることを
    特徴とする記録装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記複数の収容手段に収容されている
    インクを用いて、前記記録ヘッドの吐出状態を正常に回
    復する回復工程とを更に備えることを特徴とする請求項
    9に記載の記録装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記所定量は、前記回復工程による回
    復動作で用いられるインクの量であることを特徴とする
    請求項10に記載の記録装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記所定量は、前記複数の収容手段へ
    同時にインクを補給する場合と、別々に補給する場合に
    かかるコストの損益分岐点を示すインク量であることを
    特徴とする請求項9に記載の記録装置の制御方法。
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