JPH11107335A - 共用給水管の更新方法 - Google Patents

共用給水管の更新方法

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JPH11107335A
JPH11107335A JP28628597A JP28628597A JPH11107335A JP H11107335 A JPH11107335 A JP H11107335A JP 28628597 A JP28628597 A JP 28628597A JP 28628597 A JP28628597 A JP 28628597A JP H11107335 A JPH11107335 A JP H11107335A
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Michihiro Koike
道弘 小池
Keizo Hachiya
恵三 蜂屋
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Haseko Corp
Hasegawa Komuten Co Ltd
Haseko Community Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共用給水管を更新する際の工期の短縮及び各
住戸の断水回数及び断水時間を減少させる。 【解決手段】 既存の共用給水管(旧管)25の使用継
続のまま更新するための共用給水管(新管)5を付設
し、新管には新しく設置した圧力ポンプ2を接続し、旧
管25を残したまま圧力ポンプに接続された新管5によ
る給水に切り替えるようにしたものである。従来採用し
ていた仮設管の付設及び撤去作業が不要となり、給水の
切替えによる断水も旧管から新管への切替え時のみとな
り、住居人の生活上の不便を減少させることができる。
圧力ポンプ方式の場合にもこれに準じた要領で更新可能
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集合住宅における共
用給水管、殊に給水立て管を更新するために行ういわゆ
る共用給水管の更新方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】集合住宅の給水方法の代表的なものとし
ては、高架水槽方式及び圧力ポンプ方式などがある。高
架水槽方式は、図2に示すように、建物の屋上のペント
ハウス(PH)などに水槽(高架水槽)24を設け、こ
こから各フロアー(F1,F2…)の各住戸に給水する
方式である。この方式では、公共水道本管より集合住宅
敷地内の受水槽21に取り込んだ水道水を、2台の揚水
ポンプ22,22を用い、揚水管路23を介して建物の
屋上のペントハウス(PH)などに設けてある水槽(高
架水槽)24に揚水している。この高架水槽24に蓄え
られた水は,導水管25aを介して縦系列の共用給水立
て管25に導かれ、水自体の重力によって高い水圧と
し、この水圧で各住戸ごとに給水が行われている。
【0003】これに対し圧力ポンプ方式は、図3に示す
ように、公共水道本管より集合住宅敷地内の受水槽31
に取り込んだ水道水を圧力ポンプ32,32によって加
圧した水を高圧管路33から縦系列の各共用給水立て管
35に圧送し、調整された圧力で各住戸に給水する方式
である。
【0004】ところで、これらの給水に用いられる共用
給水立て管は経年変化によって老朽化し、腐食などによ
る赤水の発生や管路抵抗の増加による給水性能の低下等
をもたらし、場合によっては漏水などの事故と繋がるこ
とがある。このため、設置から15〜25年の経過によ
って配管の改修が必要となっている。
【0005】ここで既述した高架水槽方式の場合を例と
して共用給水立て管の更新方法について説明する。初め
に縦系列の共用給水立て管(以下「本管」という)に隣
接して仮設給水立て管(以下「仮設管」という)を配設
する。次に給水を仮設管に切り替えて各住戸に給水可能
とする。このような仮設管による給水可能状態の下で更
新の対象となる本管(以下「旧管」という)を撤去す
る。次に旧管を撤去した後に新しい本管(以下「新管」
という)を設置し、各住戸への給水を仮設管から新管に
切り替える。最後に仮設管を撤去することで給水立て管
の更新作業が完了する。
【0006】圧力ポンプ方式の場合についても同様の工
程によって共用給水立て管の更新が行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来方式では断水回数
が多くかつ断水時間も長くなっている問題がある。これ
を例えば高架水槽方式の場合を例にして詳説すると、第
1回目の断水が仮設管を高架水槽に接続する際に発生す
る。つまり、本管(旧管)の給水を止めて、高架水槽内
の水道水を除去した後、仮設管を高架水槽に接続するこ
とになるので、ー時的に全住戸が断水することとなる。
第2回目の断水は仮設管から各住戸に給水する際に起こ
る。これは各住戸への給水管を旧管から仮設管に接続す
るために生じるものであり、一時的に本管の系列ごとに
断水する。第3回目の断水は旧管を新管に更新し、仮設
管から新管に切り替える際に系列ごとに断水する。
【0008】このように断水回数が多いために住居者に
不便を生じさせ、また、仮設管を用いるので、仮設管の
設置・撤去作業などのために作業工期が長くなり、それ
だけ断水時間も長くなり、そして工事費も高くなる問題
がある。なお、圧力ポンプ方式の場合には高架水槽の更
新はないとしても、旧管の撤去及び仮設管の設置・撤去
については、同様の問題が生じ得る。
【0009】そこで本発明の目的は、共用給水立て管の
更新の際に各住戸に対する断水回数を減少及び断水時間
を短縮させるとともに、配管更新のための作業工期の短
縮化を図ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は従前から使用中の共用給水用立て管(旧
管)を使用したまま、更新用の共用給水立て管(新管)
を系列ごとに配設し、この新管に新たに設置した圧力ポ
ンプを接続して、各住戸への給水を新管に切り替えるよ
うにしてある。仮設管を使わなくてすむので、仮設管の
付設・撤去に要する手間が不要となり、それに対応して
断水も旧管から本官への切替え時だけとなるため、断水
回数を減少させるとともに断水時間を短縮することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。ここでは高架水槽方式の場
合の給水更新方法について説明する(図2参照)。この
方式では通常、受水槽21に隣接してポンプ室が設けら
れ(図示略)、ポンプ室内には2台の揚水ポンプ22,
22が設置されている。受水槽21からの配管は、ポン
プ室内の2台の揚水ポンプ22,22から揚水管路23
を経由して高架水槽24に接続されている。高架水槽2
4には、2台の揚水ポンプにより受水槽から交互に水道
水が供給可能としてある。これにより1台の揚水ポンプ
が故障しても他の1台で高架水槽24へ水を供給可能で
ある。
【0012】また、受水槽21内は、通常は2つの水槽
に仕切られており、それぞれの水槽に揚水ポンプの給水
管が接続されているので、受水槽内の清掃やメンテナン
スを一方の水槽と他方の水槽とを交互に行うことによっ
て清掃時であっても常に給水が可能としてある。
【0013】本発明における給水立て管更新の手順は、
上記した高架水槽方式の特徴を利用して行うもので、図
2に示すような高架水槽方式における給水設備を、実質
的に図3に示すような圧力ポンプ方式の給水設備として
更新するものである。
【0014】本発明の給水立て管の更新は、上記の特徴
を利用して次のような手順で行われる。図1は給水立て
管の更新の中間時点における配管及び給水設備の配置関
係を示しており、新旧両管はいずれも実在するものであ
るが、ここでは両者を区別して示すために、高架水槽方
式の旧管25を実線で示し、新たに更新した圧力ポンプ
方式による新管5を破線で示してある。
【0015】上記した給水立て管及び給水設置の更新は
以下の要領で行われる。 (1)1台の揚水ポンプ22(ここでは図2の右側のポ
ンプ)を撤去し、新しいポンプ2に変える。ここで設置
する新しいポンプ2は揚水ポンプではなく圧力ポンプと
する。圧力ポンプとしては、設置が容易かつスペースの
占拠率の減少を図る意味で複数台の圧力ポンプ2a,2
aを一体にユニット化した圧力ポンプユニットを採用す
ることが望ましい。 (2)受水槽21と圧力ポンプユニット2の間の配管2
bを新しいものに更新する。 (3)新しく設置された圧力ポンプユニット2と建物の
間に埋設管3を敷設し、建物下部のピット内まで配管
し、ピット内に横引配管を行うとともに共用給水立て管
の系列に従って分岐部を形成する。 (4)共用給水立て管5の系列にあるパイプスペース内
に新しい共用給水立て管5を配管し、ピット内に配管し
た横引管の分岐部に継手(図示略)を介して接続する。
所定の点検及びその他の作業完了後、圧力ポンプを始動
して給水できる状態とする。 (5)高架水槽24より配管されている共用給水立て管
(旧管)25の給水を系列ごとに遮断し、その系列ごと
に各住戸への配管を新しい共用給水立て管(新管)5に
接続し、系列ごとに給水の切替えを行う。切替え戸数に
よっては一斉に切り替えるようにしてもよい。 (6)残された揚水ポンプ22を撤去し、圧力ポンプユ
ニット2によって給水可能な状態を作る。また、不要と
なった高架水槽24も撤去する。
【0016】こうして圧力ポンプユニットによる交互給
水を可能とし、不要となった高架水槽方式で用いていた
共用給水立て管(旧管)はそのまま残置しておく。
【0017】なお、更新用の新管としてはステンレス材
を用いれば以後は建物等の朽廃まで耐用可能となるの
で、次の配管の更新の心配をする必要がなくなる。
【0018】以上の説明は、高架水槽方式の共用給水立
て管を更新する要領についてのものであるが、圧力ポン
プ方式の場合についても同様の要領で更新することが可
能である。すなわち、図3において圧力ポンプ32を新
しいものに順次更新するとともに、旧管35に隣接して
新管を配設し(図示せず)、各系列ごとに新管による給
水へ切り替えるようにすればよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、従来技術のような仮設
管を使用しないので、仮設管の付設及び撤去のための作
業が不要となるため、配管更新の工期を短縮可能とな
る。これに加えて、旧管も撤去せずにそのまま残置する
ようにするため、その撤去作業も減らせるので工期の著
しい短縮化を実現できる。
【0020】また、共用給水立て管の更新の際の断水回
数も旧管から新管への切替え時の1回だけですみかつ各
住戸ごとに切り替えるようにすれば断水時間を短くする
ことができるため、住居人の不便さを著しく軽減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】共用給水立て管の更新中の状態を示す配管図で
る。
【図2】高架水槽方式の例を示す配管図である。
【図3】圧力ポンプ方式の例を示す配管図である。
【符号の説明】
2 圧力ポンプ 5 給水管(新管) 21 受水槽 22 揚水ポンプ 24 高架水槽 25,35 給水管(旧管)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受水槽から揚水ポンプで高架水槽に揚水
    した水を、または圧力ポンプによって加圧された水を、
    集合住宅の各住戸に供給可能に付設されている共用給水
    管を更新する共用給水管の更新方法であり、 既存の共用給水管(以下「旧管」という)の使用継続中
    に更新するための共用給水管(以下「新管」という)に
    並設し、上記新管に新しく設置された圧力ポンプを接続
    し、上記旧管を残したまま上記新管による給水に切り替
    えることを特徴とする共用給水管の更新方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、2台の上記揚水ポン
    プが設置してある場合に、初めに一方の揚水ポンプを撤
    去した後のスペースに複数台の上記圧力ポンプを設置
    し、上記圧力ポンプに接続された上記新管による給水に
    切り替えることを特徴とする共用給水管の更新方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009179980A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 複数層建築物における給水用縦管メンテナンス方法
JP2012002482A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Toshiba Plant Systems & Services Corp 地下変電所変電設備冷却システム取替方法
JP5665244B1 (ja) * 2014-07-30 2015-02-04 有限会社 コスモテクニカル 仮設受水槽

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