JPH11106102A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH11106102A
JPH11106102A JP27689797A JP27689797A JPH11106102A JP H11106102 A JPH11106102 A JP H11106102A JP 27689797 A JP27689797 A JP 27689797A JP 27689797 A JP27689797 A JP 27689797A JP H11106102 A JPH11106102 A JP H11106102A
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JP
Japan
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guide member
image recording
roll
recording apparatus
vertical
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Application number
JP27689797A
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English (en)
Inventor
Hideaki Okamoto
英明 岡本
Masatoshi Ichikatai
雅俊 一方井
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 設置した状態から動かすことなく複数のロー
ルの全てのジャム処理を可能とする。 【解決手段】 複数のロール状記録媒体12を搭載する
画像記録装置Aの一面に形成された解放可能な取り出し
面10と、取り出し面から取り出し可能なロールユニッ
ト7と、ロール状記録媒体から供給される記録シートの
搬送経路を形成する第一、第二、第三、第四ガイド部材
16・17・18・19と、取り出し面に対し奥側に位
置する第一ガイド部材及び第二ガイド部材を回動可能に
取り付ける第一回動手段と、第二ガイド部材に設けられ
第三ガイド部材を垂直方向に移動させる垂直方向解除手
段と、取り出し面に近接する第四ガイド部材と第三ガイ
ド部材とを回動可能に取り付ける第二回動手段とを有
し、ロールユニットを取り出した状態に於いて第一若し
くは第二回動手段または垂直方向解除手段を選択的に動
作可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録シートの供給手
段としてロール状記録媒体を用いる画像記録装置に関す
るものであって、特にサイズの大きなロール状記録媒体
を使用しジャム処理を容易とした画像記録装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】画像記録装置においては、画像を記録さ
れる紙等の記録シートを連続的に給送する必要がある。
その手段として所定のサイズに切断されたカットシート
を積載して分離給送する構成と、所定幅且つ任意の長さ
の帯状の記録シートを芯管に巻いたロール状記録媒体
(以下ロールシート)を画像記録時に所定の長さにて切
断する構成とがある。
【0003】上記ロールシートを使用する画像記録装置
はロールシートを1つ装備するものがほとんどであった
が、2つ装備するものもある。これらのロールシートが
A1、A0といった大きなサイズの場合には画像記録装
置の外形及び重量が大きく、一度設置したら移動するこ
とは困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した如くロールシ
ートのサイズが大きい場合には、記録装置の移動が困難
であるため、記録シートが紙詰まりを生じた場合にも記
録装置を設置した状態から動かさずに詰まった記録シー
トの除去作業(以下ジャム処理という)を行えるよう構
成する必要がある。
【0005】しかし特に2本のロールシートを記録装置
の横に並べて配置した記録装置においては、奥側のロー
ルシートの給送中に紙詰まりなどが発生した場合、手前
側のロールシート及びそのガイド部材が障害となって手
を入れにくく、ジャム処理に困難があるという問題を有
している。
【0006】本発明は、複数のロールシートを搭載する
記録装置に於いて、設置した状態から動かすことなく複
数のロールの全てのジャム処理を可能とした画像記録装
置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る画像記録装置は、二つのロール状記録媒
体を搭載し得る画像記録装置であって、前記記録装置の
少なくとも一面に形成された解放可能な取り出し面と、
前記ロール状記録媒体を搭載し前記取り出し面から取り
出し可能なロールユニットと、前記ロール状記録媒体か
ら供給される記録シートの搬送経路を形成する第一、第
二、第三、第四ガイド部材と、前記取り出し面に対し奥
側に位置する第一ガイド部材及び第二ガイド部材を回動
可能に取り付ける第一回動手段と、前記第二ガイド部材
に設けられ前記第三ガイド部材を略垂直方向に移動させ
る垂直方向解除手段と、前記取り出し面に近接する前記
第四ガイド部材と前記第三ガイド部材とを回動可能に取
り付ける第二回動手段とを有し、前記ロールユニットを
取り出した状態に於いて前記第一若しくは第二回動手段
または垂直方向解除手段を選択的に動作可能に構成した
ことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る画像記録装置を、イ
ンクジェットプリンタを例にとって図を参照して説明す
る。図1は第一実施形態に係る画像記録装置の全体斜視
図、図2はロールユニットの構成を示す側面図、図3は
ガイド部材の構成の説明図、図4は垂直方向解除手段の
第二の状態説明図、図5は第四ガイド部材の動作説明
図、図6は垂直方向解除手段の第三の状態説明図、図7
は第三及び第四ガイド部材の動作説明図、図8は第二ガ
イド部材の動作説明図である。
【0009】まず、本実施形態に係る画像記録装置Aの
全体の概略構成について説明する。画像記録装置Aは、
画像を記録する本体部1と、該本体部1を支持する2個
の脚部2と、本体部1の下方に取り付けられ排出された
記録シートをスタックするスタッカー3とから構成され
ている。
【0010】また本体部1の一方端には操作パネル4が
設けられ、該操作パネル4の下部に各色のインクを貯蔵
したメインタンク5が取り付けられている。また、本体
部1の前面には手差しにて記録シートPを供給する手差
し挿入口6が設けられており、また装置本体の下部前面
には巻き取られた記録シートPを供給するロールユニッ
ト7が配置されている。
【0011】ロールユニット7には二本のロール状記録
媒体(以下ロールシートという)12、13が格納されてい
る。ロールシート12、13はA1〜B0サイズ程度の幅の
ものが用いられ、ロールユニット7内に前後に配置され
ている。またロールユニット7の前面には下端を回動自
在に支持された取り出し面である扉10が取り付けられて
おり、バンド11によって破線10aまで開くよう構成され
ている。
【0012】画像記録装置Aは記録シートPが搬送され
る副走査方向yに対し、記録手段を搭載したキャリッジ
8を直交する主走査方向xに往復させながら画像記録を
行うものである。キャリッジ8には記録手段としてY
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブ
ラック)の各色のサブタンク8a、及び図示しない各色
の記録ヘッドが搭載されている。またキャリッジには図
示しないチューブによりメインタンク5に接続され、各
色のインクが供給される。
【0013】画像を記録されたロールシート12、13は図
示しないカッターにより所定の長さで切断され、排出口
9より排出されてスタッカー3に落下し、保持される。
【0014】図2に示すように、ロールユニット7内に
格納されたロールシート12、13の中央部は中空の芯管12
a、13aとなっており、これに図示しない軸部材を貫通
させてロールユニット7に回転自在且つ着脱可能に支持
されている。またロールユニット7のロールシート12、
13に対応する位置には給送ローラ対14、15が取り付けら
れている。給送ローラ対14、15はロールシート12、13の
最大幅よりも若干長い金属製の軸材であり、駆動ローラ
14a、15aは表面にゴムを被覆され、従動ローラ14b、
15bは樹脂が被覆されている。駆動ローラ14a、15aに
は図示しない電磁クラッチ、タイミングベルト、プー
リ、ギア等で構成される駆動系を介して駆動力が伝達さ
れる。
【0015】ロールユニット7は箱状に形成されて上面
が解放されており、両側面と本体側板23との間に図示し
ないスライドレールを有して破線7aに示す如く引き出
すことが可能となっている。このように引き出した状態
でロールシート12、13をロールユニット7に装着するこ
とが可能であり、シート端を給送ローラ対14、15に挟ん
でから本体部1内に収納する。
【0016】本体部1内には4枚のガイド部材、第一ガ
イド部材16、第二ガイド部材17、第三ガイド部材18、第
四ガイド部材19が設けられている。第一ガイド部材16と
第二ガイド部材17、第三ガイド部材18と第四ガイド部材
19はそれぞれ2mm程度の隙間を以て平行に配置され、下
端を給送ローラ対14、15に連続させることにより記録シ
ートの搬送経路を構成している。従って給送ローラ対1
4、15により給送された記録シートは破線にて示すよう
に第一ガイド部材16、第二ガイド部材17または第三ガイ
ド部材18、第四ガイド部材19の間を通過し、副走査ロー
ラ20及びガイドコロ21のニップに搬送される。
【0017】記録シート先端が副走査ローラ20に到達す
ると、給送ローラ対14、15は駆動力を切断されて、副走
査ローラ20とガイドコロ21による挟持搬送に従動する。
そして画像記録が終了した場合、またはロールシート1
2、13を交換する場合には副走査ローラ20が逆回転し、
記録シート先端を待機位置まで戻す。このようにしてロ
ールシート12、13より記録シートが供給され、画像が記
録される。
【0018】次に、各ガイド部材16、17、18、19の構成
について説明する。図3に示すように第一ガイド部材16
は両端部に屈曲部25a、25b、25cが形成され、下端部
に屈曲部26が形成されている。これら屈曲部25a〜25c
は本体側板23(図2参照)に固定され、屈曲部26は本体
背板22に取り付けられて固定されている。また本体背板
22にはステー部材24が取り付けられて、図示しない各種
装置を支持している。
【0019】第二ガイド部材17の両端には、上端及び下
端に第一ガイド部材16に向かって屈曲した屈曲部27a、
27bが形成され、中央に第一ガイド部材16と反対側に屈
曲した屈曲部28が形成されている。該屈曲部28は第一ガ
イド部材16の屈曲部25aよりも後述するリンク機構及び
解除レバー等を配置する分狭く、且つ搬送する記録シー
トの最大幅よりも若干大きい幅にて形成されている。ま
た屈曲部28には後述する第二解除手段である第二解除レ
バー50が取り付けられている。
【0020】屈曲部27bは下端にて屈曲部25に第一の回
動手段である段ビス29により軸支されており、これによ
り第二ガイド部材17は段ビス29を中心に回動可能に支持
されている。屈曲部27aが第一ガイド部材16に突き当た
ることにより、第一ガイド部材16と第二ガイド部材17と
は適切な間隔(2mm)を開けて配置される。また第二ガ
イド部材17は図示しない板バネによって第一ガイド部材
16に向かって付勢されている。なお第一ガイド部材16及
び第二ガイド部材17の下端は互いに離隔する方向に曲げ
られており、ロールシート13の先端が進入する際のガイ
ドの機能を果たしている。
【0021】第三ガイド部材18両端には、略中央に二つ
の屈曲部30a、30bが形成されており、更に下方には第
四ガイド部材19に向かって屈曲する屈曲部31が形成され
ている。第三ガイド部材18の屈曲部30a、30bは第二ガ
イド部材17の屈曲部27と同等の幅に形成されている。
【0022】また第四ガイド部材19の両端上方及び下方
には第三ガイド部材18に向かって屈曲する屈曲部33a、
33bが形成されており、略中央には反対側に屈曲する屈
曲部32が形成されている。屈曲部32は第三ガイド部材18
の屈曲部30a、30bの内側に収まる幅に形成されてい
る。
【0023】第三ガイド部材18の屈曲部31と第四ガイド
部材19の屈曲部38とを第二の回動手段である段ビス34に
て回動可能に軸支すると共に、屈曲部33aが第三ガイド
部材18に当接することにより両者の間隔を2mmに維持し
ている。また第三ガイド部材18及び第四ガイド部材19の
下端は互いに離隔する方向に曲げられており、ロールシ
ート12の先端が進入する際のガイドの機能を果たしてい
る。
【0024】第二ガイド部材17の屈曲部28と第三ガイド
部材18の屈曲部30a、30bとは、垂直方向解除手段にて
連結されている。垂直方向解除手段はリンク35〜37、及
び第一解除レバー39にて構成されている。リンク35、36
は第二ガイド部材17の屈曲部28と第三ガイド部材18の屈
曲部30a、30bとを連結し、またリンク35、36は略中央
にてリンク37にて連結されている。各連結部は軸38にて
回動可能に軸支されている。
【0025】また第二ガイド部材17の屈曲部28とリンク
37とは、第一解除レバー39にて連結されている。即ち第
一解除レバー39の一端を軸40にて第二ガイド部材17に回
動可能に軸支すると共に、リンク37に段ビス41にて回動
可能に連結されている。また軸40と段ビス41との間には
軸42が、段ビス41と第一解除レバー39先端との間には第
三保持部である軸43がカシメられており、ガイド部材側
に向かって突出している。
【0026】軸42に対応する位置には第一保持部である
L形の振動板44が取り付けられている。振動板44は第三
ガイド部材18側に突出するよう屈折しており、一端を屈
曲部27に段ビス45にて回動可能に取り付けると共に、他
端に凹部44aを有してコイルバネ等の弾性部材57により
第二ガイド部材17側に付勢されている。振動板44の内側
には凹部46a、46b、46cが形成され、軸42と係合可能
に構成されている。
【0027】これにより第一解除レバー39は上下に回動
可能であるとともに、軸42が凹部46a〜46cに係合する
ことにより段階的に停止することができる。通常時は軸
42が凹部46aに係合されており、ガイド部材16〜19は全
て固定されている。
【0028】次に、ジャム処理に際してガイド部材16〜
19を解除するための構成について説明する。軸42が凹部
46aに係合されている場合には、第一解除レバー39の軸
43が第四ガイド部材19の外側を支持しているため、第四
ガイド部材19が回動することができない。従って第四ガ
イド部材19の先端が副走査ローラ20に接触してこれを傷
つけるおそれはない。
【0029】ロールシート12から供給された記録シート
が第三ガイド部材18と第四ガイド部材19との間に詰まっ
た場合について、図2乃至図4を用いて説明する。画像
記録装置Aは紙詰まりを検知するとまず給送及び戻し動
作が停止し、画像記録装置Aの図示しない表示部にて操
作員に報知する。操作員が画像記録装置A前面の扉10を
図2の破線10aに示すように解放し、ロールユニット7
を破線7aに示すように画像記録装置Aから引き出す。
ロールシート12が詰まって動かない状態であっても、ロ
ールユニット7は引き出すことが可能である。
【0030】図3に示すようにロールユニット7を引き
出した状態で第一解除レバー39を下げると、軸42は凹部
46aからはずれて凹部46bに係合されて停止する。する
と第三ガイド部材18及び第四ガイド部材19はリンク35〜
37により回動し、図4に示すように下方へと移動して支
持される。
【0031】第三ガイド部材18及び第四ガイド部材19が
図4に実線にて示すごとく下降した場合に、軸43は第四
ガイド部材19に対して相対的に下降している。この第四
ガイド部材19の軸43に対応する位置には切り欠き47が形
成されており、軸43による規制から解除される。従って
第四ガイド部材19を矢印48a方向に引けば図示しない板
バネによる保持が解除され、図5に示す如く段ビス34を
中心に回動する。これにより第三ガイド部材18と第四ガ
イド部材19との間に詰まっていたロールシートのジャム
処理を行うことができる。なお第四ガイド部材19が下降
していることにより、回動させても副走査ローラ20に接
触することはない。
【0032】また第四ガイド部材19はねじりコイルバネ
等の弾性部材59にて第三ガイド部材18に付勢されてお
り、手を離すと矢印48b方向へと戻る構成となってい
る。従って第四ガイド部材19が軸43による規制を失って
も、第四ガイド部材19は第三ガイド部材18に平行に位置
している。
【0033】ジャム処理が終了すると第四ガイド部材19
を第三ガイド部材18と平行に戻して図示しない板バネに
より固定し、第一解除レバー39を上方へ回動させる。こ
れにより図3に示す如き通常の状態となり、ロールユニ
ット7を装着して画像記録を行うことができる。
【0034】なおロールユニット7を引き出していない
状態で第一解除レバー39を下げた場合には、19の下端が
駆動ローラ15aの軸部分若しくは図示しないロールユニ
ット7の凸部にぶつかるよう構成し、駆動ローラ15aの
ゴム部分を傷つけることが無いよう構成している。
【0035】また第四ガイド部材19と駆動ローラ15aの
軸部分若しくは図示しないロールユニット7の凸部との
距離49(図2参照)は、軸42が凹部46aから凹部46bへ
移行するよりも短い間隔に設定している。そして振動板
44が弾性部材により第二ガイド部材17側に付勢されてい
ることにより、ロールユニット7を装着したままで第一
解除レバー39を下げた場合には軸42は凹部46aへと戻る
こととなる。従ってロールユニット7を引き出す際に第
三ガイド部材18又は第四ガイド部材19と接触する場合は
ない。
【0036】ロールシート13から供給された記録シート
が第一ガイド部材16と第二ガイド部材17との間に詰まっ
た場合について、図6乃至図8を用いて説明する。上記
と同様にロールユニット7を引き出した状態で第一解除
レバー39を下げ、軸43を凹部46cに係合させる。
【0037】すると第三ガイド部材18及び第四ガイド部
材19はリンク35〜37により回動し、図6に示すように下
方へと移動して支持される。このとき軸43は第四ガイド
部材19の屈曲部32に当接してストッパーとして機能し、
第四ガイド部材19は回動不能となっている。
【0038】第二ガイド部材17の屈曲部27には軸51が通
されており、その両端に第二解除レバー50が取り付けら
れている。第二解除レバー50は鈎状に形成した先端50a
と第三ガイド部材18側に突出した把持部50bとから構成
されて略中央を軸51に回動可能に軸支され、コイルバネ
等の弾性部材58により矢印52方向に付勢されている。先
端50aは第一ガイド部材16に取り付けられた第二保持部
である軸53に係止され、これにより第二ガイド部材17、
第三ガイド部材18、第四ガイド部材19が第一ガイド部材
16から離れないよう構成されている。
【0039】また図7に示すように、第三ガイド部材18
及び第四ガイド部材19の上部両側には切り欠き18a、19
aが設けられている。図7(a)は軸42が凹部46aに係合し
ている場合を示し、この状態においては第二解除レバー
50は第三ガイド部材18及び第四ガイド部材19の裏側に位
置して操作することができない。図7(b)は軸42が凹部46
bに係合している場合を示し、この状態に於いても第二
解除レバー50を操作することはできない。
【0040】しかし図7(c)に示すように軸42が凹部46c
に係合し、第三ガイド部材18、第四ガイド部材19が下降
した状態に於いては、切り欠き18a、19aより第二解除
レバー50が露出する。そして把持部50bを操作して先端
50aと軸53との係合を解除することにより、第二ガイド
部材17、第三ガイド部材18、第四ガイド部材19を段ビス
29を中心として回動させることができる。本体側板23に
は図示しない凸部が設けられて第二ガイド部材17の回動
を停止させることができ、この状態で第一ガイド部材16
と第二ガイド部材17との間に詰まった記録シートを取り
除くことができる。
【0041】ジャム処理が終了するとガイド部材16〜19
を図6の実線にて示す位置まで戻し、第二解除レバー50
と軸53とを係合させる。そして第一解除レバー39を上方
に動かして軸42を凹部46aに係合させ、ロールユニット
7を挿入して画像記録を再開することができる。
【0042】上記の如く構成したことにより、二つのロ
ールシート12、13を装備した画像記録装置Aにおいて
も、一側面から各ガイド部材を選択的に回動させること
が可能であるため、設置した状態のままでジャム処理を
行うことが可能となった。また特にロールシート13の給
送及び戻し中に第一ガイド部材16と第二ガイド部材17と
の間に於いて紙詰まり等が発生した場合にも、第二〜第
四ガイド部材17〜19を一体に回動させることが可能であ
るため、作業に必要とする空間を確保することができ
る。
【0043】[第二実施形態]上記第一実施形態に於い
てはロールユニット7をスライドレールにて画像記録装
置Aの前方に引き出す構成として説明したが、本発明は
これに限定するものではなく、例えば下方に回動するよ
う構成しても良い。図9に示すのは本実施形態に係る画
像記録装置Bの概略断面図であって、上記第一の実施形
態と説明の重複する部分については同一の符号を付して
説明を省略する。
【0044】本実施形態にかかるロールユニット54に
は、上記ロールユニット7と同様給送ローラ対15、16が
取り付けられ、二つのロールシート12、13が装着され
る。ロールユニット54は一端に設けた支点55によって本
体側板23に回動可能に取り付けられている。このように
構成することによりジャム処理を行う際に画像記録装置
Bの前方を広く開けることができ、より作業が容易とな
る効果を有している。
【0045】[第三実施形態]また上記各実施形態にお
いてはロールユニット7、54に対しロールシート12、13
を等しい高さに配置して示したが、これらを異なる高さ
に装着してもよい。図10は本実施形態にかかる画像形成
装置Cの概略断面図であって、ロールユニット56におい
てはロールシート12をロールシート13よりも高い位置に
保持している。
【0046】上記の如く構成することにより、上記各実
施形態と同様設置した状態のままで一側面からジャム処
理を行うことが可能となり、また第一ガイド部材16と第
二ガイド部材17との間に於いて紙詰まり等が発生した場
合にも作業に必要とする空間を確保することができる。
【0047】
【発明の効果】上記の如く構成したことにより、本発明
に係る画像形成装置は、二本のロール状記録媒体を装備
した場合にも画像記録装置を設置した状態のままで一側
面からジャム処理を行うことが可能となり、作業効率が
大幅に向上する。またその際、記録シートの搬送経路を
形成するガイド部材が垂直方向解除手段により下方に移
動するために、副走査ローラを回避してこれを傷つける
ことはない。
【0048】また取り出し面に対し奥側のロール状記録
媒体が紙詰まりを発生した場合に於いても、第二〜第四
ガイド部材を第一ガイド部材から一体に解除して回動さ
せることが可能であるため、作業に必要とする空間を確
保することができる。
【0049】また垂直方向解除手段が第一保持部である
振動板の所定の位置に保持されている場合にのみ解除さ
れるよう構成したことにより、第四ガイド部材を解除し
たままで垂直方向解除手段を上方へ移動させることがで
きなくなり、第四ガイド部材が副走査ローラに接触する
場合はない。
【0050】またロールユニットを装着したままで垂直
方向解除手段を下げた場合には垂直方向解除手段が戻る
よう構成したことにより、ロールユニットを引き出す際
に第三、第四ガイド部材がこれと干渉する場合がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態に係る画像記録装置の全体斜視図
である。
【図2】ロールユニットの構成を示す側面図である。
【図3】ガイド部材の構成の説明図である。
【図4】垂直方向解除手段の第二の状態説明図である。
【図5】第四ガイド部材の動作説明図である。
【図6】垂直方向解除手段の第三の状態説明図である。
【図7】第三及び第四ガイド部材の動作説明図である。
【図8】第二ガイド部材の動作説明図である。
【図9】第二実施形態に係る画像記録装置の概略断面図
である。
【図10】第三実施形態にかかる画像形成装置の概略断面
図である。
【符号の説明】
A、B …画像記録装置 P …記録シート x …主走査方向 y …副走査方向 1 …本体部 2 …脚部 3 …スタッカー 4 …操作パネル 5 …メインタンク 6 …挿入口 7 …ロールユニット 7a …破線 8 …キャリッジ 8a …サブタンク 9 …排出口 10 …扉 10a …破線 11 …バンド 12、13 …ロールシート 12a、13a …芯管 14、15 …給送ローラ対 14a、15a …駆動ローラ 14b、15b …従動ローラ 16 …第一ガイド部材 17 …第二ガイド部材 18 …第三ガイド部材 18a、19a …切り欠き 19 …第四ガイド部材 20 …副走査ローラ 21 …ガイドコロ 22 …本体背板 23 …本体側板 25〜28 …屈曲部 29、34 …段ビス 30〜33 …屈曲部 35〜37 …リンク 38、40、42、43 …軸 39 …第一解除レバー 41、45 …段ビス 44 …振動板 46 …凹部 47 …切り欠き 48、52 …矢印 49 …距離 50 …第二解除レバー 50a …先端 50b …把持部 51、53 …軸 54、56 …ロールユニット 55 …支点 57、58、59 …弾性部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つのロール状記録媒体を搭載し得る画
    像記録装置であって、前記記録装置の少なくとも一面に
    形成された解放可能な取り出し面と、前記ロール状記録
    媒体を搭載し前記取り出し面から取り出し可能なロール
    ユニットと、前記ロール状記録媒体から供給される記録
    シートの搬送経路を形成する第一、第二、第三、第四ガ
    イド部材と、前記取り出し面に対し奥側に位置する第一
    ガイド部材及び第二ガイド部材を回動可能に取り付ける
    第一回動手段と、前記第二ガイド部材に設けられ前記第
    三ガイド部材を略垂直方向に移動させる垂直方向解除手
    段と、前記取り出し面に近接する前記第四ガイド部材と
    前記第三ガイド部材とを回動可能に取り付ける第二回動
    手段とを有し、 前記ロールユニットを取り出した状態に於いて前記第一
    若しくは第二回動手段または垂直方向解除手段を選択的
    に動作可能に構成したことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記第一回動手段は前記取り出し面に対
    し、前記垂直方向解除手段より奥側に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記第二ガイド部材には少なくとも3つ
    の位置にて前記垂直方向解除手段を保持する第一保持部
    とを有し、前記垂直方向解除手段を移動可能に構成する
    と共に、移動方向と反対方向に付勢して構成したことを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記第一ガイド部材に第二保持部を形成
    し、該第二保持部に係止する第二解除手段を前記第二ガ
    イド部材に回動可能に取り付けると共に、前記第二解除
    手段を前記第二保持部と係止する方向に付勢して構成し
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の画像記
    録装置。
  5. 【請求項5】 前記第二解除手段を前記垂直方向解除手
    段が前記第一保持部の所定の位置に保持されている場合
    にのみ操作し得るよう構成したことを特徴とする請求項
    4記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記垂直方向解除手段に第三保持部を設
    けて前記第四ガイド部材の回動を規制すると共に、前記
    垂直方向解除手段が前記第一保持部の所定の位置に保持
    されている場合にのみ前記第三保持部が解除されるよう
    構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の
    画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記第四ガイド部材を弾性部材により前
    記第三ガイド部材に向かって付勢して構成したことを特
    徴とする請求項1乃至請求項6記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記ロール状記録媒体の非接触面若しく
    は前記ロールユニットの筐体部分を前記ロール状記録媒
    体の記録面よりも前記第三又は第四ガイド部材の下端部
    に近接した距離に配置すると共に、前記距離を前記垂直
    方向解除手段がその位置を変更しうる距離よりも短く設
    定したことを特徴とする請求項3乃至請求項7記載の画
    像記録装置。
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