JPH11104618A - 有害物質含有汚染水の処理方法及び装置 - Google Patents

有害物質含有汚染水の処理方法及び装置

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JPH11104618A
JPH11104618A JP9266341A JP26634197A JPH11104618A JP H11104618 A JPH11104618 A JP H11104618A JP 9266341 A JP9266341 A JP 9266341A JP 26634197 A JP26634197 A JP 26634197A JP H11104618 A JPH11104618 A JP H11104618A
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昭典 安武
Hiroyuki Tsutaya
博之 蔦谷
Nariyuki Tomonaga
成之 朝長
Ko Wada
香 和田
Tokuichi Mineo
徳一 峰尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性の高い酸化剤であるオゾンを使用して
COD成分などの有害物質を含有する汚染水を効率よく
処理することができる汚染水処理方法及びそのための装
置を提供すること。 【解決手段】 有害物質を含有する汚染水にオゾンを添
加、混合した後、オゾンを吸着し、かつ有害物質を吸着
する高シリカ吸着剤を充填した吸着剤層を流過させるこ
とによって、汚染水中の有害物質をオゾンの作用により
無害化することを特徴とする有害物質含有汚染水の処理
方法、及びそのための装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種有害成分(CO
D成分などの有機系汚染物、悪臭成分、細菌類など)を
含有するプール用水や浴槽水などの汚染水の処理方法及
び装置、特にオゾンの作用による無害化の効率を向上さ
せた汚染水の処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】有害物質を含有する汚染水、例えば、C
OD成分を含有する排水処理における基本操作は、排水
に含まれる通常化学的酸素要求量(COD)で総称され
る酸化可能な成分を酸化剤と接触させて、酸化の最終形
態にまで高度に酸化して分解又は難溶解成分として凝集
させることが一般的である。このための酸化剤としては
最も安価かつ容易に入手可能な空気(これに含まれる酸
素)を排水に通気してCOD成分を酸化処理することが
行われている。この方法によりCOD成分のかなりの量
は酸化分解することができるが、どうしても溶存酸素に
よる酸化では不十分な成分が残る場合がある。このため
より強力な酸化剤である過酸化水素、次亜塩素酸ナトリ
ウム、オゾン等が用いられることとなるが、これらはか
なり高価でありかつ過酸化水素についてはその発ガン性
が指摘されており、次亜塩素酸ナトリウムについては有
機物との反応で副生するトリハロメタンの発ガン性が指
摘されている。オゾンについては酸化力においては次亜
塩素酸ナトリウムに劣り、また自己分解が進行すること
から現在のところその安全性については評価されるもの
の過酸化水素、次亜塩素酸ナトリウムからの変更は完全
にはなされていない。また、排水中にオゾンを添加して
COD成分の酸化分解を行う場合、液相中においてオゾ
ンはCOD成分以外の第3物質との衝突により、酸化分
解に寄与することなく分解する頻度が多くなるため、酸
化分解効率が低いという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来技術における問題点を解決し、安全性の高い酸化剤で
あるオゾンを使用してCOD成分などの有害物質を含有
する汚染水を効率よく処理することができる汚染水処理
方法及びそのための装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
する手段として次の(1)〜(7)の構成を有するもの
である。 (1)有害物質を含有する汚染水にオゾンを添加、混合
した後、オゾンを吸着し、かつ有害物質を吸着する高シ
リカ吸着剤を充填した吸着剤層を流過させることによっ
て、汚染水中の有害物質をオゾンの作用により無害化す
ることを特徴とする有害物質含有汚染水の処理方法。
【0005】(2)前記高シリカ吸着剤が高シリカペン
タシルゼオライト、脱アルミニウムフォージャサイト、
メソポーラスシリケート又はこれらのうちの2種以上の
混合物であることを特徴とする前記(1)の有害物質含
有汚染水の処理方法。
【0006】(3)前記吸着剤層において有害物質を無
害化したあとの処理水をオゾン分解剤と接触させて残留
するオゾンを分解し、後流へのオゾンのリークを防止す
ることを特徴とする前記(1)又は(2)の有害物質含
有汚染水の処理方法。
【0007】(4)オゾンを吸着し、かつ有害物質を吸
着する高シリカ吸着剤の吸着剤層を設けた吸着剤充填塔
と、該吸着剤充填塔に有害物質を含有する汚染水を供給
する供給管と、該供給管に接続され、汚染水中にオゾン
を添加するオゾン発生器と、前記吸着剤充填塔から処理
済みの処理水を排出する排出管とを備えてなることを特
徴とする有害物質含有汚染水の処理装置。
【0008】(5)前記高シリカ吸着剤が高シリカペン
タシルゼオライト、脱アルミニウムフォージャサイト、
メソポーラスシリケート又はこれらのうちの2種以上の
混合物であることを特徴とする前記(4)の有害物質含
有汚染水の処理装置。
【0009】(6)前記吸着剤充填塔の後流側に、リー
クするオゾンを分解するオゾン分解剤層が設けられてな
ることを特徴とする前記(4)又は(5)の有害物質含
有汚染水の処理装置。
【0010】(7)前記吸着剤充填塔のオゾン注入点の
前流側及び/又は後流側に、浮遊物を除去するためのろ
過材層が設けられてなることを特徴とする前記(4)〜
(6)のいずれかの有害物質含有汚染水の処理装置。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の方法は、プール用水や浴
槽水における油脂やタンパク質系の汚染物、家庭排水や
工場排水におけるCOD成分、大腸菌などの細菌類、悪
臭成分などの有害物質を含有する汚染水にオゾンを添
加、混合した後、吸着剤を充填した吸着剤層を流過させ
ることによって、オゾンの作用による無害化を高効率で
進行させるようにした点に特徴がある。なお、ここでい
う無害化には酸化反応による有機系汚染物や悪臭成分の
酸化分解、細菌類の殺菌などを含むものである。本発明
で使用する吸着剤は、オゾンを吸着し、かつ有害物質を
吸着するものでなければならない。このような吸着剤の
例としてシリカゲル、高シリカペンタシルゼオライト
(シリカライト又はSiO2 /Al2 3 比が高いZS
M−5)、脱アルミニウムフォージャサイト(超安定Y
型ゼオライト:USY)、及びメソポーラスシリケート
(MCM−41、FSM−16、テトラエトキシシラン
をシリカ源とする低温酸性合成メソポーラスシリケート
、又は低分子ケイ酸をシリカ源とする低温酸性合成メ
ソポーラスシリケートなど)などの高シリカ吸着剤を
挙げることができる。これらの高シリカ吸着剤のうちシ
リカゲルはオゾンや有害物質の吸着能力がやや低く、水
に対する耐性も低いが、他の高シリカペンタシルゼオラ
イト、脱アルミニウムフォージャサイト及びメソポーラ
スシリケートなどはいずれもオゾンの吸着能力が高く、
しかも吸着したオゾンの分解率が低く、かつ有害物質を
吸着する特性を有するほか、水に対する耐性があり、水
処理用に好適なものである。
【0012】前記高シリカ吸着剤のうち、高シリカペン
タシルゼオライトは、シリカ源としてケイ酸ナトリウム
やヒュームドシリカを使用し、有機テンプレートとして
テトラプロピルアンモニウムブロミドを使用して150
〜180℃程度で水熱合成を行って得られるSiO2
Al2 3 比10〜1000程度のペンタシルゼオライ
トである。脱アルミニウムフォージャサイトは、SiO
2 /Al2 3 比5程度のNa−Y型ゼオライトをアン
モニア水で処理することによりゼオライト骨格のAlの
大半を除去して得られたSiO2 /Al2 3 比10〜
400の超安定Y型ゼオライト(USY)である。
【0013】メソポーラスシリケートは10〜1000
オングストロームのメソ孔を有するシリカ系多孔質体で
あって、種々の製造方法があり、製造条件等によりSi
2/Al2 3 比10から実質的にSiO2 のみのも
のまで得られている。例えば、MCM−41はモービル
社により開発された温度140℃、pH13.5、シリ
カ源として水ガラス、ケイ酸ナトリウム、有機テンプレ
ートとしてカチオン系界面活性剤(炭素数8以上)を使
用して得られる比表面積1600m2 /g程度、SiO
2 /Al2 3 比1000程度のシリカ系多孔質体であ
る。FMS−16は同じく黒田、稲垣等により開発され
たカネマイトにカチオン系界面活性剤をインターカレー
ションして得られたMCM−41と類似の構造のSiO
2 /Al 2 3 比1000程度のシリカ系多孔質体であ
る。また、低温メソポーラスシリケートはstuck
y等により提唱された方法、すなわち、シリカ源として
テトラエトキシシラン(TEOS)を、有機テンプレー
トとしてカチオン系界面活性剤を使用して室温下にpH
1以下で合成するものであり、低温メソポーラスシリケ
ートは本発明者等が開発した方法、すなわち、シリカ
源として縮重合したシリカを含まないケイ酸を、有機テ
ンプレートとしてカチオン系界面活性剤を使用して室温
pH1以下で合成するものである。これらの低温メソポ
ーラスシリケートは製造条件等によりSiO2 /Al2
3 比10から実質的にSiO2 のみのものまで得るこ
とができる。
【0014】また、本発明者らの実験結果によれば、こ
れらの高シリカ吸着剤の中でもSiO2 /Al2 3
70以上の高シリカペンタシルゼオライト、SiO2
Al 2 3 比20以上の脱アルミニウムフォージャサイ
ト、SiO2 /Al2 3 比20以上のメソポーラスシ
リケートが、オゾン吸着能が高く、吸着したオゾンの分
解率も低いので好ましい吸着剤である。これらの中では
高シリカペンタシルゼオライトはオゾン分解率が若干高
い傾向にあり、オゾン吸着能及び分解率を勘案するとS
iO2 /Al2 3 比20以上のメソポーラスシリケー
トが最も良好な性能を示し、次いでSiO2 /Al2
3 比20以上の脱アルミニウムフォージャサイト、Si
2 /Al2 3 比70以上の高シリカペンタシルゼオ
ライトの順である。
【0015】SiO2 /Al2 3 比の異なる高シリカ
ペンタシルゼオライト、脱アルミニウムフォージャサイ
ト及びメソポーラスシリケートについて、SiO2 /A
23 比とオゾン分解率との関係を調べた結果を図7
に示す。分解率は、吸着剤80リットルを充填した充填
塔にオゾン10ppmを溶解した25℃の水を流過さ
せ、充填塔出口での流出水中のオゾン濃度(C1 pp
m)を測定し、次式により分解率を求めた。 分解率(%)=〔(10−C1 )/10〕×100 図7において、分解率が20%以下が実用的な範囲であ
り、高シリカペンタシルゼオライトではSiO2 /Al
2 3 比が約70以上、脱アルミニウムフォージャサイ
ト及びメソポーラスシリケート(低温メソポーラスシリ
ケート及び)ではSiO2 /Al2 3 比が約20
以上であればこの範囲に入り、さらに、高シリカペンタ
シルゼオライトではSiO2 /Al2 3 比が約200
以上、脱アルミニウムフォージャサイト及びメソポーラ
スシリケートではSiO2 /Al 2 3 比が約50以上
になれば、分解率は10%以下となり、特に好ましいこ
とがわかる。図中の主要なポイント(SiO2 /Al2
3 比:オゾン分解率)を示すと高シリカペンタシルゼ
オライトでは(15:90)、(20:50)、(10
0:12)、(1000:10)、脱アルミニウムフォ
ージャサイトでは(15:55)、(30:15)、
(100:8)、(400:8)、メソポーラスシリケ
ートでは(15:50)、(30:12)、(100:
6)、(1000:6)となっている。なお、図示して
いないが、SiO2 /Al2 3 比が約1000MCM
−41及びFSM−16の分解率は約6%、また、シリ
カゲルは分解率約60%であった。
【0016】これらの吸着剤はそれぞれ使用目的に応じ
て単独又は混合物の形で粒状、ラシヒリング状、ハニカ
ム状など任意の形状に成形して使用する。また、吸着剤
充填塔の被処理水入口側に高濃度オゾンの吸着性能の高
いメソポーラスシリケートを、処理済み水の出口側に低
濃度オゾンの吸着性能の高い脱アルミニウムフォージャ
サイトを充填した2層構造の吸着剤層としてオゾンの使
用効率を高めることもできる。
【0017】本発明においては、有害物質を含有する汚
染水にオゾンを添加、混合した後、前記吸着剤層を設け
た吸着剤充填塔を流過させ、吸着剤相中で酸化反応させ
有害物質の分解、殺菌などを行うようにする。これによ
って、単に有害物質を含有する汚染水中にオゾンを添加
して反応させる場合に比較してはるかに高効率で無害化
を進行させることができる。また、酸化反応による有害
物質の分解とともに殺菌も行われる。オゾンの添加量は
排水中の有害物質の種類、濃度等によって適宜設定すれ
ばよいが、通常の排水処理においては0.1〜10pp
m程度である。
【0018】汚染水中にオゾンを供給するためのオゾン
発生器(オゾナイザー)としてはそれ自体公知の無声放
電方式、紫外線ランプ方式、水電解方式などいずれの方
式のものでも適用できる。中でも水電解法は、特殊処理
したイオン交換膜を、カーボンとフッ素樹脂からなるガ
ス透過性電極(水素極)と二酸化鉛電極(オゾン極)で
挟み、オゾン極に原料水としてイオン交換水を供給して
電気分解し、オゾン極にオゾンと酸素を発生させ、水素
極に水素を発生させるものであって高濃度でクリーンな
オゾンガスが得られ、しかも発生するオゾンはガスの形
のほか、水処理に好適なオゾン水の形での供給も容易で
あり、本発明のような水処理に適用する場合に好適であ
る。
【0019】本発明は、本発明者等がオゾンの液相での
吸着試験を行う中で高シリカ系吸着剤(高シリカペンタ
シルゼオライト、脱アルミニウムフォージャサイト、メ
ソポーラスシリケート等)が、溶解オゾンを吸着し、し
かも共吸着したCOD成分(アルコール、ケトン、エス
テル、エーテル、アミン、メルカプタン等)や細菌、悪
臭成分等の有害物質をオゾンにより高効率で酸化し、オ
ゾンは酸素に変換させることを見出した結果に基づくも
のである。このように吸着剤を共存させることにより排
水中の有害物質の無害化、例えば、COD成分のオゾン
酸化が効率よく進行するのは、溶液中のオゾン無害化反
応が溶液中のオゾン濃度〔O3 aqとCOD成分濃度
〔COD〕aqの積〔O3 aq・〔COD〕aqに比例して
進行するが、吸着剤中では液相に比べて吸着剤相のオゾ
ン濃度〔O3 ads 及びCOD成分濃度〔COD〕ads
は10〜100倍程度に達することから、吸着剤中での
〔O 3 ads ・〔COD〕ads は液相中での10〜10
000倍に達することとなるためと考えられる。
【0020】また、液相においてはオゾンは有害物質以
外の第三物質との衝突により無害化に寄与することなく
分解する頻度が多くなり、その無害化効率はそれほど大
きなものとならない。一方、本発明のように吸着剤相中
でのオゾンによる有害物質の無害化においては、吸着剤
相にオゾン及び有害物質が選択的に吸着されることか
ら、第三物質との衝突によるオゾン分解の確率は大幅に
低減され、オゾンは有害物質の無害化のために効率的に
消費される。
【0021】本発明において、未反応オゾンの大半はシ
リカ系吸着剤に滞留するため後流へのリークはほとんど
ないが、わずかにリークするオゾンについては、オゾン
と接触してCO2 へと酸化する消耗型吸着剤である活性
炭やアルミナ系化合物などのオゾン分解剤を用いて完全
に分解することができる。すなわち、オゾン酸化処理を
行う吸着剤充填塔の排水出口部分に、リークするオゾン
を分解する分解剤層を設けることによって未反応のオゾ
ンを分解することができる。分解剤層は吸着剤充填塔の
出口部分の内側に設けてもよく、また、充填塔の外側に
別途設けてもよい。なお、リークオゾンの処理について
は従来から活性炭が用いられてきたが、従来のような液
相での有害物質の処理では反応が遅いことからリークオ
ゾン濃度も高く、このため活性炭のオゾンによる消耗も
かなり大きく、交換頻度の多さから経済性、保守性につ
いては改善のニーズが強かった。この点で本発明の方法
によれば、リークオゾン濃度が従来の1/10以下とな
ることから活性炭の使用頻度も従来の10倍程度と大幅
な延長が達成できる。
【0022】本発明の好ましい態様として、汚染水への
オゾン注入点の前流側及び/又は後流側に浮遊物を除去
するろ過材層を設ける態様がある。ろ過材層の設置位置
によってそれぞれ異なる効果が期待でき、設置位置は装
置の状況、汚染水の性状、ろ過材の材質などにより適宜
定めればよい。例えばオゾン注入点の前流側に設置すれ
ばオゾン分解物質の除去、吸着剤充填層への浮遊物の付
着量の減少などの効果があり、後流側に設置すれば、オ
ゾンの添加により油脂やタンパク質系のヘドロ状の物質
が縮重合、分解などにより凝集し、ろ過分離しやすい性
状に変化し、ろ過性が改良されるとともにろ過材等に付
着しても容易に剥離するようになり、ろ過及びろ過材の
洗浄が容易となるほか、清澄な処理水が得られる効果が
ある。また、オゾン注入点の前流側やオゾン分解剤層の
後流に設置する場合にはオゾンに耐える材質を選択する
必要がないという利点もある。
【0023】本発明の方法及び装置は有害物質の無害化
性能が高く、処理水中へのオゾンの流出のおそれもなく
安全であり、比較的簡単な設備でオゾンの有する有機物
分解、殺菌作用を十分に活用した高性能な有害物質を含
む汚染水の浄化システムを構築することができるもので
あって、プール用水や浴槽水の浄化、殺菌、各種排水の
COD低減、脱色、殺菌処理のほか、湖沼水の浄化(ア
オコなどの浄化)、雨水浄化など広範囲な応用が可能な
ものである。
【0024】次に図面を参照して本発明の実施態様を詳
細に説明する。図1に本発明における有害物質を含有す
る汚染水へのオゾン添加方法及びオゾンを添加した汚染
水の吸着剤充填塔への導入方法の1例を示す。図1
(a)において、有害物質を含有する汚染水1にエゼク
タ2においてオゾン発生器3からオゾンを添加し、スタ
ティックミキサ4で混合したのち、高シリカ吸着剤層5
を設けた吸着剤充填塔6の下方から供給して吸着剤層5
を通過させて有害物質を分解し、吸着剤充填塔6の上方
から処理水7として排出する。必要により吸着剤層5の
上部に活性炭などのオゾン分解剤層8を設けることによ
って、処理水7へのオゾンのリークを完全に防止するこ
とができる。図中の9はエアーベントである。また、エ
ゼクタ2とスタティックミキサ4の代わりに図1(b)
に示すカスケードポンプ10を設けてもよい。
【0025】次に本発明の方法及び装置をプール用水の
浄化に適用する場合の態様を説明する。図2は既設のプ
ールに適用する場合の1例を示す概略フロー図である。
通常のプールにおいては用水を抜き出し、砂ろ過槽を通
して浄化した後、塩素系殺菌剤を添加してプールに循環
させる方式が一般的である。図2のフローにおいては、
プール30から抜き出され、既設の砂ろ過槽31を通っ
て浮遊物を除去された用水の一部(図の例では約1割)
は、オゾン発生器32からオゾンを注入され、高シリカ
吸着剤層33と活性炭などのオゾン分解剤層34が設け
られた吸着剤充填塔35を通して浄化され、清浄水とし
てプール30に循環される。このフローによれば用水中
の有害物質はオゾンの酸化作用により分解除去されると
ともに殺菌も行われ、わずかに残存するオゾンも分解剤
により完全に分解され、プールへの循環水中にオゾンが
残存するおそれはない。しかも、現在広く行われている
塩素系殺菌剤のように循環水中に残存して悪臭などの不
快感をもたらすこともなく、快適なプール環境とするこ
とができる。
【0026】図3は既設のプールに適用する場合の第2
の例を示す概略フロー図である。図3の例では、プール
30から抜き出した用水にオゾン発生器32からオゾン
を注入し、既設の砂ろ過槽を改造し、高シリカ吸着剤層
33、ろ材層36及びオゾン分解剤層34の3層構造と
した吸着剤充填塔35に通して浄化するようにしてい
る。この場合はオゾン発生器の付設のほかは既設の砂ろ
過槽を改造するだけなので図2の例に比べてより安価と
なる。
【0027】図4は新設のプールに適用する場合の1例
を示す概略フロー図である。この場合はプール用水の循
環経路内に高シリカ吸着剤層33、オゾン分解剤層34
及びろ材層36を設け、高シリカ吸着剤層33の上流に
オゾン発生器32からオゾンを添加するようにすればよ
い。高シリカ吸着剤層33、オゾン分解剤層34及びろ
材層36はそれぞれ個別に設けてもよく、また、これら
のうちの二つ又は三つを同一容器内に設けてもよい。本
発明の方法をプール用水の処理に適用した場合、有機系
汚染物や悪臭成分の酸化分解に加えて、殺菌の効果があ
り、本発明者らの試験結果によれば、プール用水中の大
腸菌の数を1/100〜1/106 程度に減少させるこ
とができた。また、オゾンの添加による油脂やタンパク
質系の浮遊物の凝集効果により、用水の透明度が向上す
る効果があることがわかった。
【0028】図5は、本発明の方法及び装置を浴槽水の
浄化に適用する場合の1例を示す概略フロー図である。
図5の例では、浴槽40から抜き出された浴槽水にオゾ
ン発生器41からオゾンを注入し、高シリカ吸着剤層4
3と活性炭などのオゾン分解剤層44が設けられた吸着
剤反応器42を通して浄化し、カートリッジフィルタ4
5などのろ材層を通して浴槽に循環させるようにしてい
る。
【0029】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに具体的に説
明する。 (実施例1)図6は本発明を適用した排水処理試験装置
の概要を示すフロー図である。図6のフローに従って本
発明の方法による排水処理試験を行った。COD成分と
してエタノール5ppmを含有する工業排水10ton
/hを、排水口51から流路(供給管)52を通して高
シリカ多孔体充填塔(高シリカ吸着剤充填塔)53に排
水を供給するにあたり、流路52にオゾン発生器54か
らオゾン0.1kg/hを添加して充填塔53の入口で
オゾンと排水が完全に混合された状態になるようにし
た。充填塔53は直径30cm、高さ30cmの大きさ
であり、ここに80リットルの高シリカ吸着剤55が充
填されている。ここで、空塔速度は45m/h、SV値
は150h-1とした。オゾン無害化後の排水は流路(排
出管)56から流過するので採取ライン57から排水を
採取してCOD計測を行い本発明の有効性を検証した。
本発明の試験条件及び各種シリカ多孔質体のオゾン酸化
分解特性を出口COD成分濃度で評価した結果を表1に
示す。
【0030】
【表1】
【0031】本実施例において使用した高シリカ吸着剤
は次のとおりである。シリカゲルは市販品である。US
YはSiO2 /Al2 3 比5のNa−Y型ゼオライト
を250℃のアンモニア水蒸気と接触させてゼオライト
骨格のAlの大半を除去して得られたSiO2 /Al2
3 比70の超安定Y型ゼオライトである。シリカライ
トはシリカ源としてケイ酸ナトリウム、有機テンプレー
トとしてテトラプロピルアンモニウムブロミドを使用し
て180℃で水熱合成を行ったSiO2 /Al 2 3
400のペンタシルゼオライトである。また、MCM−
41は温度140℃、pH13.5、シリカ源として水
ガラス、ケイ酸ナトリウム、有機テンプレートとしてカ
チオン系界面活性剤(炭素数8以上)を使用して得られ
た比表面積1600m2 /gのシリカ系多孔質体であ
る。FMS−16はカネマイトにカチオン系界面活性剤
をインターカレーションして得られたMCM−41と類
似の構造のシリカ系多孔質体である。低温メソポーラス
シリケートはシリカ源としてテトラエトキシシラン
(TEOS)を、有機テンプレートとしてカチオン系界
面活性剤を使用して室温下にpH1以下で合成したもの
である。低温メソポーラスシリケートはシリカ源とし
て縮重合したシリカを含まないケイ酸を、有機テンプレ
ートとしてカチオン系界面活性剤を使用して室温pH1
以下で合成したものである。各々の吸着剤は1.6mm
φの球状体を充填した。なお、使用した各吸着剤の比表
面積は表2に示すとおりである。
【0032】
【表2】
【0033】表1の結果からわかるように、高シリカ多
孔質体5を充填しない条件(RUN0)ではエタノール
の分解率は40%程度に留まるのに対し、高シリカ多孔
質体5を充填した例ではシリカゲル(RUN2)で70
%、USY(RUN4)、シリカライト(RUN6)、
メソポーラスシリケート(MCM−41、FSM−1
6、低温メソポーラスシリケート、:RUN8、1
0、12、14)では85%以上の分解率を示した。
【0034】吸着剤の酸化分解効率が低温メソポーラス
シリケート、、MCM−41、シリカライト>US
Y>FSM−16>シリカゲルの順になったのはエタノ
ールを含有しない排水でのオゾンの分解率から示される
ように低温メソポーラスシリケート、、MCM−4
1、シリカライト>USY>FSM−16>シリカゲル
の順でオゾンが吸着剤に分解されることなく有効に吸着
されているためと考えられる。また、出口オゾン濃度は
低温メソポーラスシリケート、、MCM−41、シ
リカライト<USY<FSM−16<シリカゲルの順で
濃度が高くなり、濃度が低いものほど吸着剤相での反応
活性が高いものと考えられた。
【0035】(実施例2)実施例1において、低温メソ
ポーラスシリケートを使用した例においても出口で0.
15ppm程度のオゾンが検出された。オゾンの毒性に
ついては長時間の滞留で分解することから特定の規制が
あるわけではない。しかしオゾンの酸化性に配慮すると
処理後の残留オゾンは完全に分解することが望ましい。
このため、充填塔3の最下部に活性炭の1種である布状
に織ったACF(活性炭素繊維)を高さ5cm程充填し
た。この結果、出口流路6からはオゾンは全く検出され
なくなった。この吸着剤のオゾン分解はC+O3 →CO
2 +O2 の反応によるものであり、この程度の充填量で
半年間の連続使用に耐えることが確認された。なお、比
較のために吸着剤(低温メソポーラスシリケート)を充
填せずに直接布状ACFと未反応オゾンを接触させた場
合には約2週間で出口のオゾン濃度が上昇を始めた。こ
のことから吸着剤相での反応によりオゾンが有効に利用
され、オゾンの流過が従来の1/10以下となったため
リーク防止用の吸着剤の寿命が10倍程度長くなったこ
とがわかる。
【0036】
【発明の効果】本発明の方法によれば、有害物質を含有
する汚染水のオゾンによる処理において、オゾンを効率
よく吸着し、かつ有害物質を吸着する吸着剤を使用する
ことによりオゾンの有効利用率が向上し、高効率な有機
系汚染物や悪臭成分の酸化分解、殺菌などの無害化処理
が可能となる。また、オゾンの利用率が向上するため、
排出される処理済み排水へのリークオゾンの量も少な
く、さらに、活性炭などのオゾン分解剤層を設けること
によってオゾンのリークを完全に防止することができ
る。また、本発明の装置によれば、有害物質を含有する
汚染水のオゾンによる処理を効率よく行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における有害物質を含有する汚染水への
オゾン添加方法及びオゾンを添加した汚染水の吸着剤充
填塔への導入方法の1例を示す説明図。
【図2】本発明を既設のプールの用水浄化に適用する場
合の1例を示す概略フロー図。
【図3】本発明を既設のプールの用水浄化に適用する場
合の他の1例を示す概略フロー図。
【図4】本発明を新設のプールの用水浄化に適用する場
合の1例を示す概略フロー図。
【図5】本発明を浴槽水の浄化に適用する場合の1例を
示す概略フロー図。
【図6】実施例で使用した排水処理試験装置の概要を示
すフロー図。
【図7】高シリカ吸着剤のSiO2 /Al2 3 比とオ
ゾン分解率との関係を示すグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04H 4/12 E04H 3/20 B (72)発明者 朝長 成之 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 和田 香 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社相模原製作所内 (72)発明者 峰尾 徳一 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社相模原製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有害物質を含有する汚染水にオゾンを添
    加、混合した後、オゾンを吸着し、かつ有害物質を吸着
    する高シリカ吸着剤を充填した吸着剤層を流過させるこ
    とによって、汚染水中の有害物質をオゾンの作用により
    無害化することを特徴とする有害物質含有汚染水の処理
    方法。
  2. 【請求項2】 前記高シリカ吸着剤が高シリカペンタシ
    ルゼオライト、脱アルミニウムフォージャサイト、メソ
    ポーラスシリケート又はこれらのうちの2種以上の混合
    物であることを特徴とする請求項1に記載の有害物質含
    有汚染水の処理方法。
  3. 【請求項3】 前記吸着剤層において有害物質を無害化
    したあとの処理水をオゾン分解剤と接触させて残留する
    オゾンを分解し、後流へのオゾンのリークを防止するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の有害物質含有汚
    染水の処理方法。
  4. 【請求項4】 オゾンを吸着し、かつ有害物質を吸着す
    る高シリカ吸着剤の吸着剤層を設けた吸着剤充填塔と、
    該吸着剤充填塔に有害物質を含有する汚染水を供給する
    供給管と、該供給管に接続され、汚染水中にオゾンを添
    加するオゾン発生器と、前記吸着剤充填塔から処理済み
    の処理水を排出する排出管とを備えてなることを特徴と
    する有害物質含有汚染水の処理装置。
  5. 【請求項5】 前記高シリカ吸着剤が高シリカペンタシ
    ルゼオライト、脱アルミニウムフォージャサイト、メソ
    ポーラスシリケート又はこれらのうちの2種以上の混合
    物であることを特徴とする請求項4に記載の有害物質含
    有汚染水の処理装置。
  6. 【請求項6】 前記吸着剤充填塔の後流側に、リークす
    るオゾンを分解するオゾン分解剤層が設けられてなるこ
    とを特徴とする請求項4又は5に記載の有害物質含有汚
    染水の処理装置。
  7. 【請求項7】 前記吸着剤充填塔のオゾン注入点の前流
    側及び/又は後流側に、浮遊物を除去するためのろ過材
    層が設けられてなることを特徴とする請求項4〜6のい
    ずれか1項に記載の有害物質含有汚染水の処理装置。
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