JPH11104601A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

生ゴミ処理装置

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JPH11104601A
JPH11104601A JP26594997A JP26594997A JPH11104601A JP H11104601 A JPH11104601 A JP H11104601A JP 26594997 A JP26594997 A JP 26594997A JP 26594997 A JP26594997 A JP 26594997A JP H11104601 A JPH11104601 A JP H11104601A
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JP
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solid
liquid
tank
garbage
air lift
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JP26594997A
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English (en)
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Norimasa Sakamoto
憲正 坂本
Toshihiro Tamura
敏裕 田村
Jun Yoshida
潤 吉田
Yoshihiro Tanimoto
好広 谷本
Keiichi Fujimoto
恵一 藤本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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  • Fertilizers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固液分離装置及びコンポスト装置の小型化を
図ることができるとともに、良好な固液分離を実現する
ことのできる生ゴミ処理装置を提供する。 【解決手段】 生ゴミ処理装置Dは、ディスポーザ1、
固液分離装置2、コンポスト装置3、流量調整槽4、処
理槽5を備えてなる。生ゴミはディスポーザ1に投入さ
れて粉砕された後に台所廃水とともにすべて、流量調整
槽4へ入れられる。そして、時間の経過とともに、流量
調整槽4で沈殿物と懸濁物と液体分とに分かれる。沈殿
物は、エアリフト管6を通して液体分とともに固液分離
装置2に送られて固液分離される。分離された固体分は
コンポスト装置3に投入される。分離された液体分は再
び流量調整槽4に戻される。このような、流量調整槽4
と固液分離装置2との間における循環が、制御部に記憶
された回数だけ繰り返される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生ゴミ処理装置に関
し、さらに詳しくは、一般家庭や料理店などの台所から
出る生ゴミをディスポーザを使って粉砕した後に台所廃
水とともに固液分離装置に通して固体と液体とを分離し
て処理する生ゴミ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の生ゴミ処理装置として
は、台所から出る生ゴミを粉砕するためのディスポーザ
と、このディスポーザにより粉砕された生ゴミと台所廃
水との混合物を固体分と液体分とに固液分離するための
固液分離装置と、この固液分離装置により分離された固
体分を堆肥にするためのコンポスト装置と、固液分離装
置により分離された液体分を一旦溜めるための流量調整
槽と、この流量調整槽を出た液体分に生物処理を施して
処理水及び汚泥を得るための処理槽とを備えてなるもの
が知られている。
【0003】このような生ゴミ処理装置にあっては、デ
ィスポーザにより粉砕された生ゴミと台所廃水との混合
物は直接、固液分離装置に入れられる。次いで、この固
液分離装置により分離された固体分がコンポストに、液
体分が流量調整槽に送られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般家庭における、デ
ィスポーザにより粉砕された生ゴミと台所廃水との混合
物の量は、平均して約150〜200リットル/日であ
ると言われている。このように前記混合物の量が多いた
め、従来の生ゴミ処理装置の固液分離装置でこれを1度
で受け入れて処理しようとすると、同装置が大きくなっ
てしまうだけでなく、固体分を受け入れるコンポスト装
置も大きくなってしまうという問題があった。
【0005】また、固液分離が充分に行われずに、含水
率の高い固体分がコンポスト装置に送られることにな
り、固体分処理効率が低下するという問題があった。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、その課題は、固液分離装置及びコンポス
ト装置の小型化を図ることができるとともに、良好な固
液分離を実現することのできる生ゴミ処理装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、台所か
ら出る生ゴミを粉砕するためのディスポーザと、このデ
ィスポーザにより粉砕された生ゴミと台所廃水との混合
物を固体分と液体分とに固液分離するための固液分離装
置と、この固液分離装置により分離された固体分を堆肥
にするためのコンポスト装置と、ディスポーザから出た
前記混合物及び固液分離装置により分離された液体分を
一旦溜めるための流量調整槽と、この流量調整槽を出た
液体分に生物処理を施して処理水及び汚泥を得るための
処理槽とを備えてなり、前記混合物が、まず流量調整槽
に入れられ、次いで流量調整槽から固液分離装置に複数
回入れられて同装置で複数回に分けて固液分離されるよ
うに構成されていることを特徴とする生ゴミ処理装置が
提供される。
【0008】ディスポーザにより粉砕された生ゴミと台
所廃水との混合物は、まず流量調整槽に入れて溜められ
る。この混合物は、流量調整槽で沈殿物と懸濁物と液体
分とに分けられ、次いで汲み上げられるなどして固液分
離装置に移される。固液分離装置で分離された固体分は
コンポスト装置に入り、液体分は再び流量調整槽に戻さ
れる。
【0009】次に、流量調整槽における混合物は再び固
液分離装置に移されて、同様に処理される。このよう
な、流量調整槽と固液分離装置との間における循環が数
回繰り返される。これにより、固液分離装置に1回当た
り入る前記混合物の量を従来よりも減らすことが可能に
なる。
【0010】本発明に係る生ゴミ処理装置は、前記混合
物を流量調整槽から固液分離装置に導入するための導入
手段と、この導入手段及び固液分離装置にその作動を指
示するための制御部とをさらに備えているのがいっそう
好ましい。
【0011】ここで、導入手段としては例えば、流量調
整槽から固液分離装置にかけて配されたエアリフト管
と、このエアリフト管に駆動用空気を供給するブロアと
からなるエアリフトポンプが用いられる。この導入手段
及び固液分離装置にその作動を指示するための制御部を
備えている場合には、流量調整槽と固液分離装置との間
における前記循環を自動的に行うことが可能になる。
【0012】本発明に係る生ゴミ処理装置は、処理槽に
堆積した汚泥を流量調整槽へ返送するための汚泥返送手
段をさらに備えているのがいっそう好ましい。
【0013】ここで、汚泥返送手段としては例えば、流
量調整槽から固液分離装置にかけて配されたエアリフト
管と、このエアリフト管に駆動用空気を供給するブロア
とからなるエアリフトポンプが用いられる。このような
汚泥返送手段を備えていると、処理槽の汚泥の大部分は
流量調整槽及び固液分離装置を経てコンポスト装置に入
るので、処理槽に汚泥引き抜き装置を取り付ける必要が
なくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1つの実施の形態
を図面に基づいて説明する。なお、これによって本発明
が限定されるものではない。
【0015】図1において、生ゴミ処理装置Dは、ディ
スポーザ1と、固液分離装置2と、コンポスト装置3
と、流量調整槽4と、処理槽5とを備えてなる。
【0016】ディスポーザ1は、台所から出る生ゴミが
投入されてスイッチがONにされると、その生ゴミを粉
砕する。固液分離装置2は、ディスポーザ1により粉砕
された生ゴミと台所廃水との混合物を固体分と液体分と
に固液分離する。コンポスト装置3は、固液分離装置2
により分離された固体分を堆肥にする。流量調整槽4
は、ディスポーザ1から出た前記混合物及び固液分離装
置2により分離された液体分を一旦溜める。処理槽5
は、流量調整槽4を出た液体分に生物処理を施して処理
水及び汚泥を得る。
【0017】流量調整槽4から固液分離装置2にかけ
て、導入手段の一部であるエアリフト管6が配され、槽
外にはエアリフト管6に駆動用空気を供給する、導入手
段の一部であるブロア7が配されている。また、処理槽
5から流量調整槽4にかけて、汚泥返送手段の一部であ
るエアリフト管8が配され、槽外にはエアリフト管8に
駆動用空気を供給するブロア9が配されている。さら
に、流量調整槽4から処理槽5にかけて、流量調整槽4
の液体分を処理槽5に移送するためのエアリフト管10
が配され、槽外にはエアリフト管10に駆動用空気を供
給するブロア11が配されている。
【0018】処理槽5には担体が入れられており、この
担体に付着した好気性微生物により、流量調整槽4から
処理槽5に移送されてきた液体分に好気性廃水処理を行
う。図1における槽外のブロア12は、処理槽5に好気
性廃水処理を行うための曝気を施すためのものである。
【0019】固液分離装置2は、図2に拡大して示すよ
うに、スリット式のものであり、湾曲した櫛型の分離刃
21と、この分離刃21の上方に配された長方形状の回
転翼22と、この回転翼22を駆動するためのモータ2
3とを備えてなる。
【0020】この生ゴミ処理装置Dは制御部(図示略)
を備えている。この制御部は、エアリフト管6に空気を
供給するためのブロア7にその作動を指示するととも
に、回転翼22を駆動するためのモータ23にその回転
を指示する。
【0021】次に、この生ゴミ処理装置Dにおける生ゴ
ミ処理の過程について説明する。
【0022】台所から出る生ゴミはディスポーザ1に投
入される。ディスポーザ1のスイッチがONにされる
と、その生ゴミは粉砕された後に台所廃水とともにすべ
て、流量調整槽4へ入れられる。
【0023】流量調整槽4へ入れられた、粉砕生ゴミと
台所廃水との混合物は、時間の経過とともに、流量調整
槽4で沈殿物と懸濁物と液体分とに分かれる。このうち
の沈殿物は、制御部の指示に基づいてエアリフト管6を
通して液体分とともに汲み上げられ、固液分離装置2に
送られる。そして、制御部の指示に基づいて回転する回
転翼22と分離刃21とにより固体分と液体分とに固液
分離される。
【0024】固液分離装置2で分離された固体分はコン
ポスト装置3に投入される。これと同時に、コンポスト
装置3が制御部の指示に基づいて作動する。一方、固液
分離装置2で分離された液体分は、再び流量調整槽4に
戻される。
【0025】そして、流量調整槽4に生じた沈殿物は、
同様にして固液分離装置2に送られて同様に固液分離さ
れる。このような、流量調整槽4と固液分離装置2との
間における循環が、あらかじめ制御部に記憶された回数
だけ、数回繰り返される。なお、固液分離装置2に1回
当たり入る沈殿物の量は約10リットル/日であり、こ
れは従来の約15〜20分の1に相当する。
【0026】流量調整槽4上部の液体分は、制御部の指
示に基づいてエアリフト管10を通して汲み上げられ、
処理槽5に移送される。
【0027】処理槽5では、ブロア12による曝気が施
されおり、移送されてきた液体分は好気性微生物による
生物処理を施されて処理水及び汚泥になる。処理水は担
体流出防止用のスリット24を通って、流出口25から
処理槽5の外へ流出する。汚泥は処理槽5の底部に堆積
する。堆積した汚泥はエアリフト管8を通して流量調整
槽4に返送される。流量調整槽4に返送された汚泥の大
部分は固液分離装置2を経てコンポスト装置3に入る。
【0028】この生ゴミ処理装置Dにあっては、流量調
整槽4と固液分離装置2との間における前記循環が数回
繰り返されるので、固液分離装置2に1回当たり入る前
記混合物の量を従来よりも減らすことが可能になり、固
液分離装置2及びコンポスト装置3の小型化を図ること
ができるとともに、良好な固液分離を実現することがで
きる。
【0029】生ゴミ処理装置Dにあってはまた、前記混
合物を流量調整槽4から固液分離装置2に導入するため
の導入手段−エアリフト管6及びブロア7−と、導入手
段及び固液分離装置2にその作動を指示するための制御
部とを備えているので、流量調整槽4と固液分離装置2
との間における前記循環を簡単な構成によりかつ自動的
に行うことが可能になる。
【0030】生ゴミ処理装置Dにあってはさらに、処理
槽5に堆積した汚泥を流量調整槽4へ返送するための汚
泥返送手段−エアリフト管8及びブロア9−を備えてお
り、処理槽5の汚泥の大部分は流量調整槽4及び固液分
離装置2を経てコンポスト装置3に入るので、処理槽5
に汚泥引き抜き装置を取り付ける必要がなくなる。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ディスポ
ーザと、このディスポーザにより粉砕された生ゴミと台
所廃水との混合物を固体分と液体分とに固液分離するた
めの固液分離装置と、コンポスト装置と、ディスポーザ
から出た前記混合物及び固液分離装置により分離された
液体分を一旦溜めるための流量調整槽と、この流量調整
槽を出た液体分に生物処理を施して処理水及び汚泥を得
るための処理槽とを備えてなり、前記混合物が、まず流
量調整槽に入れられ、次いで流量調整槽から固液分離装
置に複数回入れられて同装置で複数回に分けて固液分離
されるように構成されている。したがって、固液分離装
置に1回当たり入る前記混合物の量を従来よりも減らす
ことが可能になり、固液分離装置及びコンポスト装置の
小型化を図ることができるとともに、良好な固液分離を
実現することができる。
【0032】請求項2記載の発明によれば、前記混合物
を流量調整槽から固液分離装置に導入するための導入手
段と、この導入手段及び固液分離装置にその作動を指示
するための制御部とをさらに備えている。したがって、
請求項1記載の発明が奏する前記効果に加えて、流量調
整槽と固液分離装置との間における前記混合物の循環を
簡単な構成によりかつ自動的に行うことが可能になる。
【0033】請求項3の発明によれば、導入手段が、流
量調整槽から固液分離装置にかけて配されたエアリフト
管と、このエアリフト管に駆動用空気を供給するブロア
とからなるエアリフトポンプである。したがって、請求
項1記載の発明が奏する前記効果を簡単な構成により確
保することができる。
【0034】請求項4の発明によれば、処理槽に堆積し
た汚泥を流量調整槽へ返送するための汚泥返送手段をさ
らに備えている。したがって、処理槽の汚泥の大部分は
流量調整槽及び固液分離装置を経てコンポスト装置に入
るので、処理槽に汚泥引き抜き装置を取り付ける必要が
なくなる。
【0035】請求項5の発明によれば、汚泥返送手段
が、処理槽から流量調整槽にかけて配されたエアリフト
管と、このエアリフト管に駆動用空気を供給するブロア
とからなるエアリフトポンプである。したがって、請求
項1〜3のいずれか1つに記載の発明が奏する前記効果
を簡単な構成により確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態に係る生ゴミ処理装
置の概略構成説明図である。
【図2】図1の生ゴミ処理装置における一部の構成部材
の斜視図である。
【符号の説明】
1 ディスポーザ 2 固液分離装置 3 コンポスト装置 4 流量調整槽 5 処理槽 6 エアリフト管(導入手段) 7 ブロア(導入手段) 8 エアリフト管(汚泥返送手段) 9 ブロア(汚泥返送手段) 10 エアリフト管 11 ブロア 12 ブロア 21 分離刃 22 回転翼 23 モータ 24 スリット 25 流出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷本 好広 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 藤本 恵一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台所から出る生ゴミを粉砕するためのデ
    ィスポーザと、このディスポーザにより粉砕された生ゴ
    ミと台所廃水との混合物を固体分と液体分とに固液分離
    するための固液分離装置と、この固液分離装置により分
    離された固体分を堆肥にするためのコンポスト装置と、
    ディスポーザから出た前記混合物及び固液分離装置によ
    り分離された液体分を一旦溜めるための流量調整槽と、
    この流量調整槽を出た液体分に生物処理を施して処理水
    及び汚泥を得るための処理槽とを備えてなり、 前記混合物が、まず流量調整槽に入れられ、次いで流量
    調整槽から固液分離装置に複数回入れられて同装置で複
    数回に分けて固液分離されるように構成されていること
    を特徴とする生ゴミ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記混合物を流量調整槽から固液分離装
    置に導入するための導入手段と、この導入手段及び固液
    分離装置にその作動を指示するための制御部とをさらに
    備えている請求項1記載の生ゴミ処理装置。
  3. 【請求項3】 導入手段が、流量調整槽から固液分離装
    置にかけて配されたエアリフト管と、このエアリフト管
    に駆動用空気を供給するブロアとからなるエアリフトポ
    ンプである請求項2記載の生ゴミ処理装置。
  4. 【請求項4】 処理槽に堆積した汚泥を流量調整槽へ返
    送するための汚泥返送手段をさらに備えている請求項1
    〜3のいずれか1つに記載の生ゴミ処理装置。
  5. 【請求項5】 汚泥返送手段が、処理槽から流量調整槽
    にかけて配されたエアリフト管と、このエアリフト管に
    駆動用空気を供給するブロアとからなるエアリフトポン
    プである請求項4記載の生ゴミ処理装置。
JP26594997A 1997-09-30 1997-09-30 生ゴミ処理装置 Pending JPH11104601A (ja)

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