JPH11104532A - 塗布用具 - Google Patents

塗布用具

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JPH11104532A
JPH11104532A JP28906297A JP28906297A JPH11104532A JP H11104532 A JPH11104532 A JP H11104532A JP 28906297 A JP28906297 A JP 28906297A JP 28906297 A JP28906297 A JP 28906297A JP H11104532 A JPH11104532 A JP H11104532A
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container
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Shigeru Hayakawa
早川  茂
Shigeo Iizuka
茂雄 飯塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少量の内容液を限られた範囲に効率的に塗布
することができる塗布用具を提供すること。 【解決手段】 容器の口筒部に塗布部材を取着した塗布
用具であって、前記塗布部材が、バルブヘッドを露出す
るよう取り付けられたスリットバルブを具備しており、
スリットバルブは、外側表面を球面状の凹面とし、中央
部にスリットを形成したオリフィス形成壁とオリスィス
形成壁の周縁に連設されたバルブ周壁とからなるバルブ
ヘッドを備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗布用具、とくに
スリットバルブを用いた塗布部材を容器口筒部に取着し
た薬液あるいは化粧液の塗布用具に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】用液の塗布用具とし
て、容器の口部に注出部材を取着し、容器の胴部を押圧
して一定量の内容液を注出し、所要個所に噴射塗布する
ようにした塗布用具は従来より周知である。しかしなが
ら、従来の塗布用具では、容器胴部の押圧は手操作によ
るため、押圧量を加減して適量の内容液を注出すること
は困難であり、内容液が必要以上に多くなるという問題
点があった。また、少量の内容液を注出することができ
ないという問題点があった。
【0003】そのため、従来の塗布用具を毛髪用の液塗
布具に用いた場合には、余分の内容液によって毛髪を汚
したり、毛髪がべたついたりするという問題があった。
また、皮膚用薬液の塗布に用いる場合には、適量の薬液
を少範囲の患部に塗布することはできないという問題が
あった。
【0004】本発明は、上記の問題点を解決することを
技術的課題とし、少量の内容液を限られた範囲に効率的
に塗布することができる塗布用具を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の技術的
課題を達成するため、塗布用具として、容器の口筒部に
塗布部材を取着した塗布用具であって、前記塗布部材
が、バルブヘッドを露出するよう取り付けられたスリッ
トバルブを具備しており、スリットバルブは、外側表面
を球面状の凹面とし、中央部にスリットを形成したオリ
フィス形成壁とオリスィス形成壁の周縁に連設されたバ
ルブ周壁とからなるバルブヘッドを備えていることを特
徴とする構成を採用する。前記スリットバルブは、容器
の口筒部に嵌着される中栓に保持筒を介して取り付けら
れる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1において、Aは容
器、Bは容器に取着された塗布部材、Cはキャップであ
る。容器Aは、口筒部1と胴部2、底部3とからなり、
合成樹脂によって合成されている。口筒部1の外周に
は、ネジ4が刻設されており、上端には、突出環5が設
けられ、その下方は、嵌合溝6となっている。容器Aに
は、内容液として、毛髪用あるいは皮膚用薬液、化粧料
などが収納される。
【0007】図2に示すように、塗布部材Bは、中栓7
と保持筒8、両者によって挟持されたスリットバルブ9
とからなっている。中栓7は、上端にフランジ10を設
けた嵌合筒11を有しており、嵌合筒11の中間部外周
には、環状の突出板12が設けられ、該突出板12の周
縁から嵌合筒13が垂設されており、嵌合筒13下端に
は内方に突出する膨出環14が設けられている。前記保
持筒8は、頂壁15と側筒壁16とを有しており、頂壁
15には、スリットバルブ9を嵌挿する開口17が設け
られ、側筒壁16の下端には、内方に突出する膨出環1
8が設けられている。前記中栓7、保持筒8は、いずれ
も合成樹脂によって成型されている。
【0008】スリットバルブ9は、側筒壁20とオリフ
ィス形成壁21とからなっており、シリコンゴム、エラ
ストマーまたは軟質の合成樹脂によって成型されてい
る。側筒壁20の中間部にはフランジ22が設けられて
おり、側筒壁20の上部は放物面状のバルブ周壁23と
なっており、オリフィス形成壁21とともにバルブヘッ
ド24を形成している。オリフィス形成壁21の表面
は、球面状の凹面25となっており、その周縁26は、
バルブ周壁23に連続されている。オリフィス形成壁2
1の中央部には、スリット27が切り込まれ、フラップ
28が形成されており、フラップ28の開閉によってオ
リフィスが形成されるようになっている。
【0009】図1に示すように、キャップCは、頂壁3
0と側筒壁31とからなっており、合成樹脂によって成
型されている。頂壁30下面中央には、突出部32が設
けられ、その周辺は、閉蓋時にオリフィス形成壁21の
周縁26を押圧する押圧面33となっており、押圧面3
3を囲んで下端面に膨出環34を設けた密封リング35
が垂設されている。側筒壁31の内周下方部には、容器
Aの口筒部1に設けられたネジ4に螺合するネジ36が
刻設されている。
【0010】次に、塗布用具の形成について説明する
と、スリットバルブ9の側筒壁20を中栓7の嵌合筒1
1内に嵌挿して、フランジ22を中栓7上端のフランジ
10に接合させ、次いで、保持筒8を被せて、保持筒8
の膨出環18を中栓7のフランジ10下面に係合させる
と、スリットバルブ9を組み込んだ塗布部材Bを得るこ
とができる。次いで、塗布部材Bの中栓7を容器Aの口
筒部1内周に嵌挿させ、嵌合筒13の膨出環14を容器
Aの口筒部1の突出環5の下面に嵌合させることによっ
て、容器Aへの取付が行われ塗布用具が完成される。
【0011】次に、本塗布用具の使用態様と作用効果に
ついて説明する。使用にあたって、キャップCを取り外
し、スリットバルブ9を所要個所に押しあて、塗布用具
を押しつけると、図3に示すようにスリットバルブ9の
バルブ周壁23が膨らむよう変形されて、オリフィス形
成壁21がその外側表面の曲率半径を小さくするよう湾
曲して、スリット27が開かれ、オリフィスが形成され
る。 そして塗布用具の押しつけに応じて内圧が高めら
れ、オリフィス形成壁21と塗布面との間に形成される
空間内に、内容液が押出されることになる。
【0012】塗布用具の押しつけを解くと、バルブ周壁
23が復元し、スリット27が閉じるように作用する。
その際、容器内は減圧状態となり、オリフィス形成壁2
1の凹面25内の内容液を引き戻すように作用し、塗布
面aに付着した内容液を残して部分的に吸収される。塗
布用具を塗布面aから離すと、スリット27を通じて内
圧が大気圧と同一になるまで空気が導入され、同一にな
るとスリット27が閉じられる。塗布用具を塗布面から
瞬時的に離すと、凹面25内の内容液の大部分が塗布面
に残され、空気が導入されることになる。したがって、
極く少量の内容液を塗布することができ、多くともオリ
フィス形成壁21の凹面25の容積以上の内容液は吐出
されないのである。
【0013】使用後にキャップCを被嵌すると、キャッ
プCの押圧面33によってオリフィス形成壁21の周縁
26を押え、スリットバルブ9の妄動を阻止し、密封リ
ング35によって気密が保たれるので液洩れが防止され
る。
【0014】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
から、次の効果を奏する。塗布部材にスリットバルブを
用いたことによって、少範囲の塗布面に適量の内容液を
塗布することができるようになった。そのため、毛髪用
に薬液、化粧料を塗布する場合には、余分な内容液で毛
髪を汚すことなく、また、皮膚面に薬液を塗布する場合
にも、患部に適量の薬液を適用することができるように
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明塗布用具の一部断面正面図である。
【図2】塗布部材を示す図で、(a)は平面図、(b)
は一部断面正面図である。
【図3】塗布時のスリットバルブの説明図で、(a)は
塗布用具の押しつけ時、(b)は離脱時の説明図であ
る。
【符号の説明】
A 容器 B 塗布部材 C キャップ 1 口筒部 7 中栓 8 保持筒 9 スリットバルブ 20 側筒壁 21 オリフィス形成壁 23 バルブ周壁 24 バルブヘッド 25 凹面 26 周縁 27 スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の口筒部に塗布部材を取着した塗布
    用具であって、 前記塗布部材が、バルブヘッドを露出するよう取り付け
    られたスリットバルブを具備しており、スリットバルブ
    は、外側表面を球面状の凹面とし、中央部にスリットを
    形成したオリフィス形成壁とオリスィス形成壁の周縁に
    連設されたバルブ周壁とからなるバルブヘッドを備えて
    いることを特徴とする塗布用具。
  2. 【請求項2】 容器の口筒部に塗布部材を取着した塗布
    用具であって、 前記塗布部材が、容器の口筒部に嵌着される中栓と、該
    中栓に保持筒を介してバルブヘッドを露出するよう取り
    付けられたスリットバルブとを具備しており、スリット
    バルブは、外側表面を球面状の凹面とし、中央部にスリ
    ットを形成したオリフィス形成壁とオリスィス形成壁の
    周縁に連設されたバルブ周壁とからなるバルブヘッドを
    備えていることを特徴とする塗布用具。
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