JPH11102073A - 半導体装置ならびに液晶表示装置の製造方法および液晶表示装置 - Google Patents

半導体装置ならびに液晶表示装置の製造方法および液晶表示装置

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JPH11102073A
JPH11102073A JP9263252A JP26325297A JPH11102073A JP H11102073 A JPH11102073 A JP H11102073A JP 9263252 A JP9263252 A JP 9263252A JP 26325297 A JP26325297 A JP 26325297A JP H11102073 A JPH11102073 A JP H11102073A
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liquid crystal
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active matrix
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Genshirou Kawachi
玄士朗 河内
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高性能な周辺駆動回路を具備した回路内蔵液晶
表示装置を実現する。 【解決手段】画像表示部TFTマトリックス部を一括露
光法により、周辺駆動回路部を縮小投影を用いたステッ
プアンドリピート露光法により形成することにより、同
一基板上に微細度が大きく異なる領域を一回のホトリソ
グラフィ工程で形成することにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
液晶表示装置の製造方法に係り、特に大面積に微細なパ
ターンを形成することが必要な高精細液晶表示装置の製
造に好適な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】OA機器等の画像情報,文字情報の表示
装置として、薄膜トランジスタ(以下TFTと記す)を
用いたアクティブマトリックス方式の液晶表示装置が知
られている。従来この種の液晶表示装置においては低コ
スト化と並んで高精細化,高画質化が重要な課題であ
る。これらの課題を解決するためにはキーデバイスであ
るTFTの性能向上が欠かせない。高性能なTFTを安
価なガラス基板上に形成するに際して、例えば、アイイ
ーイーイー、トランザクション オン エレクトロン
デバイシス(IEEE Transaction on Electron Devices)
1989年,第36巻,351頁から359頁に記載さ
れているように、TFTアクティブマトリックスを駆動
する周辺駆動回路をもTFTで構成し、同一基板上に集
積してコストを低減することが試みられている。より高
機能の周辺駆動回路をガラス基板上に集積できれば外部
に実装する回路構成や実装工程を簡単化できるので実装
コストの大幅な削減が期待できる。高機能の回路を構成
するためには、より高性能なTFTが必要とされる。特
に、現在周辺駆動回路集積型の表示装置用のTFTとし
て多結晶シリコン(以下poly−Siと記す)膜上に形成
したpoly−SiTFTが、期待されている。駆動回路を
高機能化して付加価値を高めるためには、回路性能の向
上が必須である。
【0003】このため、poly−SiTFTにおいてはキ
ャリア移動度の向上、しきい電圧(Vth)の低減が重要
な技術課題である。また、よく知られているようにトラ
ンジスタの駆動電流はチャネル長Lに反比例することか
ら、TFTのチャネル長の縮小が回路性能向上のために
は欠かせない。また、液晶表示装置モジュールのコンパ
クト化のためには、表示領域周辺の所謂額縁と呼ばれる
部分の面積縮小が必要であり、このためにも駆動回路の
内蔵化はより望ましいものである。また、内蔵駆動回路
の占める面積はできる限り小さいことが上記の目的のた
めには望まれる。このため、駆動回路のTFTはチャネ
ル長Lだけでなくチャネル幅Wも小さくしてTFTの集
積度を上げることが必要である。したがって、駆動回路
部ではTFTを構成する半導体や配線パターンには微細
な加工が必要となる。
【0004】一方、画像表示部は、面積が駆動回路に比
較して大きく、駆動回路ほどの微細加工は必要とされな
い。むしろ大面積にわたる均一なパターン加工が重要で
あり、歩留まりを確保するためには加工精度が許す限り
大きくすることが望まれる。さらに画素を構成する液晶
をアクティブ駆動するTFT(以下画素TFTと記す)
には、液晶を駆動できる大きさの電圧が印加されるため
ソース,ドレイン耐圧を確保する必要があることや、リ
ーク電流をできるだけ小さくする必要があることなどか
ら、チャネル長Lは駆動回路TFTより大きい方が望ま
しい。
【0005】以上のように、内蔵駆動回路部と画像表示
部では要求される加工精度が異なっており、これらを従
来の単一の露光工程でパターン形成することは困難であ
った。このような、加工精度のミスマッチングを解決す
るために、特開平3−259123号には、周辺回路部と表示
部のパターン形成に異なった露光方法を用いる方法が開
示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、周
辺回路部を一括露光方式により露光し、表示部をステッ
プアンドリピート方式で露光することにより、表示部の
加工精度を回路部より微細にするものである。しかしな
がら、この方法は、明らかに、既に述べた課題を解決す
ることとは逆の方向であり、現実的ではない。
【0007】回路部の加工精度を上げるためには、周辺
回路部,表示部両方をステップアンドリピート方式で露
光すればよいが、このような方法で露光面積の大きな表
示部全域を露光すると、露光工程に要する時間が長くな
り、生産性を低下させてしまう。
【0008】本発明の目的は、このような問題を解決
し、同一基板上に加工精度の大きく異なる複数のパター
ンを生産性を低下させることなく形成できる製造方法を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、以下の手段を講ずる。
【0010】(1)基板上に形成された複数の走査電極
と、前記走査電極に交差するように形成された複数の信
号電極と、前記複数の走査電極および信号電極に接続さ
れマトリックス状に形成された複数の薄膜トランジスタ
と、前記薄膜トランジスタの各々に接続された画素駆動
電極とからなるTFTアクティブマトリックスと、前記
基板上に形成された複数の薄膜トランジスタおよび配線
からなる駆動回路および制御回路とを具備した周辺回路
内蔵型アクティブマトリックス基板と、前記アクティブ
マトリックス基板に対向する対向基板と、前記対向基板
と前記周辺回路内蔵型アクティブマトリックス基板とに
挟持された液晶組成物から構成され、前記画素駆動電極
により前記液晶組成物を駆動する機能を有する液晶表示
装置の製造方法において、前記TFTアクティブマトリ
ックスを構成する走査電極,信号電極,画素駆動電極お
よび薄膜トランジスタを構成する部材のパターンと、前
記駆動回路および制御回路を構成する薄膜トランジスタ
および配線を構成する部材のパターンを一回の写真蝕刻
工程で形成する際に、前記TFTアクティブマトリック
ス部分と、前記駆動回路および制御回路部分のレジスト
パターンを縮尺の異なる投影露光法により形成すること
を特徴とする液晶表示装置の製造方法を採用した。
【0011】さらに具体的には (2)前記TFTアクティブマトリックス部分のホトレ
ジストパターンは、縮尺比1:1の投影露光法を用いた
一括露光により、前記駆動回路および制御回路部分のレ
ジストパターンは縮尺比n:1(n>1)の縮小投影露
光法を用いたステップアンドリピート露光法により夫々
形成することを特徴とする液晶表示装置の製造方法を採
用した。
【0012】また、このような製造方法を実施するため
に適した液晶表示装置の構成として、 (3)基板上に形成された複数の走査電極と、前記走査
電極に交差するように形成された複数の信号電極と、前
記複数の走査電極および信号電極に接続されマトリック
ス状に形成された複数の薄膜トランジスタと、前記薄膜
トランジスタの各々に接続された画素駆動電極とからな
るTFTアクティブマトリックスと、前記基板上に形成
された複数の薄膜トランジスタおよび配線からなる駆動
回路および制御回路とを具備した周辺回路内蔵型アクテ
ィブマトリックス基板と、前記アクティブマトリックス
基板に対向する対向基板と、前記対向基板と前記周辺回
路内蔵型アクティブマトリックス基板とに挟持された液
晶組成物から構成され、前記画素駆動電極により前記液
晶組成物を駆動する機能を有する液晶表示装置におい
て、前記駆動回路または制御回路は複数の回路ブロック
の繰り返しと、前記複数の回路ブロック間を接続する接
続配線とから構成した。
【0013】このような構成を有する液晶表示装置の製
造過程において (4)駆動回路または制御回路を構成する複数の回路ブ
ロックを縮尺比n:1(n>1)の縮小投影露光法を用
いたステップアンドリピート露光法により形成し、駆動
回路または制御回路を構成する複数の回路ブロックを接
続する接続配線および前記TFTアクティブマトリック
ス部分は、縮尺比1:1の投影露光法を用いた一括露光
により形成することを特徴とする液晶表示装置の製造方
法を採用した。
【0014】以上のように、露光面積が広いが高い微細
度が要求されないTFTアクティブマトリックス部分は
縮尺比1:1の一括露光法で露光し、微細加工が必要と
される駆動回路および制御回路部には縮小露光法を用い
て、要求される加工精度に応じて同一基板内で露光方法
を使いわけることにより、同一基板上に加工精度の大き
く異なる複数のパターンを生産性を低下させることなく
形成できる。また、同一の露光工程内で、上記の方法を
実施することにより、一回の写真蝕刻工程に関わる露光
工程以外のレジスト膜塗布,レジスト現像,エッチン
グ,レジスト剥離といった工程が一回だけでよいので、
生産性の低下がない。
【0015】さらに、ステップアンドリピート法で一回
の露光面積より大きな駆動回路パターンを露光する際に
は各ステップ間の繋ぎ目が特に問題となる。すなわち繋
ぎの部分は2重露光されることになるので、ポジレジス
トを用いた場合には加工線幅が細くなり易く断線不良が
発生する可能性がある。そこで、駆動回路や制御回路等
の繰り返しパターンで構成されかつ微細加工が必要であ
る部分は適当な大きさの回路ブロックに分割し、さら
に、各回路ブロック間を接続配線で繋ぐような構成とし
て、各回路ブロックをステップアンドリピート法による
縮小露光で、接続配線を一括露光法で形成する。
【0016】このようにすることにより、ステップアン
ドリピート露光の各露光エリアを重ねることなくパター
ンを構成できるので上記のような問題は発生しない。一
括露光で形成される接続配線と回路ブロックの繋ぎめが
2重露光されることになるが、この部分を十分線幅の大
きな配線としておくことにより線幅減少による断線を防
止できる。
【0017】本発明のその他の特徴は以下の実施の形態
により明らかになるであろう。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかるアク
ティブマトリックス基板の製造方法を、以下図1〜図6
を用いて説明する。
【0019】ガラス基板1上に例えば、配線電極を構成
するCr膜10をスパッタリング法により100nm堆
積する(図1)。
【0020】次にCr膜10上にホトレジストPRをス
ピン塗布法により、1.5μm 塗布する。ホトレジスト
としてはポジ型レジストを用いる(図2)。
【0021】次に、縮尺率1:1のホトマスク100お
よび縮小光学系を通して紫外光UVLを照射する投影露光
法により、基板上のホトレジストPRの所定部分に、画
像表示部となるTFTアクティブマトリックス部の配線
パターンを焼き付ける(図3)。引き続いて、縮尺率5:
1のホトマスク101を用いた縮小投影露光法により、
基板上のホトレジストPRの所定部分に、周辺駆動回路
となる部分の配線パターンを焼き付ける(図4)。
【0022】次に、基板をKOHからなる現像液で処理
して、未露光の部分のホトレジストを除去して所定のホ
トレジストパターンを形成する(図5)。尚、図5では
便宜上レジストパターンは露光領域全体にわたる矩形パ
ターンとして図示したが実際は、レジストパターンは例
えば、図10〜図12に示すような微細な形状である。
最後に、基板を例えば硝酸第2セリウムアンモニウム溶
液で処理し、上記レジストパターンをマスクとして、C
r膜10を所定のパターンにエッチングする。さらに、
不要となったホトレジストパターンを所定のレジスト除
去溶液で除去することにより、周辺回路内蔵型アクティ
ブマトリックス基板の配線パターンを得る(図6)。
【0023】上記の説明では、配線電極となるCr膜を
被エッチング膜として説明したが、同様な露光,現像工
程を半導体膜や絶縁膜に対しても適用し、所定の溶液ま
たはエッチングガスに曝すことにより所定のパターンを
形成する工程を複数回繰り返すことにより周辺回路内蔵
型アクティブマトリックス基板を形成する。
【0024】上記の工程により製造した周辺回路内蔵型
アクティブマトリックス基板全体の模式図を図7に示
す。
【0025】ガラス基板1上に、TFTが縦横にアレイ
状に並び走査配線11群および信号配線12群に接続さ
れて構成されたTFTマトリックス部AMXと、上記T
FTマトリックス部AMX周辺に配置された複数の映像
信号回路ブロック50および複数の走査信号回路ブロッ
ク51と、上記複数の映像信号回路ブロック50、また
は走査信号回路ブロック51と上記TFTマトリックス
部AMXの走査配線11群および信号配線12群を接続
する、あるいは隣り合う映像信号回路ブロック50、ま
たは走査信号回路ブロック51間を接続する接続配線部
54と、上記映像信号回路ブロック50、または走査信
号回路ブロック51に必要な電気信号等を供給する外部
配線電極群53と、上記外部配線電極群53に接続さ
れ、基板外部から制御信号や電源電圧等を供給するため
の外部接続端子群15とにより構成される。
【0026】上記周辺回路内蔵型アクティブマトリック
ス基板内に形成されているTFTの断面模式図を図8に
示す。図中左側はTFTマトリックス部AMXに形成さ
れているTFTの断面図を、図中央および右側はそれぞ
れ、映像信号回路ブロック50、または走査信号回路ブ
ロック51内に形成されたN型およびP型のTFTの断
面図を示している。
【0027】TFTはいずれもガラス基板上に形成され
たpoly−Si膜30と、poly−Si膜30上にSiO2
からなるゲート絶縁膜21を介して形成されたNbから
なるゲート電極11および111と、N型TFTにおい
て、poly−Si膜30と同一面に形成され、poly−Si
膜30に接する5×1019(cm-2)以下のn型不純物が
導入されたn- 型poly−Si層311と、前記n- 型po
ly−Si層に接する、1×1020(cm-2)以上のn型不
純物が導入されたn+ 型poly−Si層31と、P型TF
Tにおいて、poly−Si膜30と同一面に形成され、po
ly−Si膜30に接する、1×1020(cm-2)以上のp
型不純物が導入されたp+ 型poly−Si層32と、前記
+ 型poly−Si層31あるいはp+ 型poly−Si層3
2に接続されたソース電極12,121およびドレイン
電極13,131と、前記ソース電極12,121およ
びドレイン電極13,131とゲート電極11,111
を分離するための層間絶縁膜22と、基板全体を被覆す
るように形成された保護絶縁膜23とから構成される。
また、TFTマトリックス部のTFT(図左側)のドレ
イン電極13には、保護絶縁膜23に開口したスルーホ
ールを介して透明導電膜からなる画素駆動電極が接続さ
れている。
【0028】図10は、図7に示した周辺回路内蔵型ア
クティブマトリックス基板の領域A1に対応する部分の
一括露光用のマスクパターンを示す。ここでは例として
図8のソース,ドレイン電極を形成するためのマスクを
示してある。これは図3中のホトマスク100にあたる
ものである。図中上部はTFTマトリックス部、下部は
走査信号回路ブロック間を接続するための接続配線群5
4および外部配線電極群53の一部である。
【0029】図11は、走査信号回路ブロックのソー
ス,ドレイン電極パターンを形成する縮小投影露光のた
めのマスクパターンであり、図4中のホトマスク101
に対応する。図10のパターンを焼き付けた後に引き続
いて図11のマスクにより走査信号回路を露光し、現像
工程を経て得られたレジストパターンを図12に示す。
本発明の第1の特徴として、TFTマトリックス部のT
FT(図左側)のゲート長Lg1は5μmであるのに対
し、映像信号回路ブロック50、または走査信号回路ブ
ロック51内に形成されたN型およびP型のTFT(図
中央および右側)のゲート長は0.8μm と小さいこと
である。駆動回路部に使用するTFTのゲート長をこの
ように微細にすることにより、回路の動作速度を向上で
きるので、より高精細の画像表示が可能となる。
【0030】一方、TFTマトリックス部のTFTのゲ
ート長を大きくすることにより、TFTのソース,ドレ
イン耐圧を確保し、かつ低いリーク電流が得られるので
高いコントラスト比の画像表示が実現できる。図1〜図
6に述べた本発明の製造方法を各々のTFTの形成に適
用することにより、微細な駆動回路TFTと比較的ゲー
ト長の大きなマトリックス部のTFTを同時に同一基板
上に均一に形成できる。また、本発明では、一回の写真
蝕食刻工程内で微細度が高くないマトリックス部のパタ
ーンを一括露光とし、微細度が高い周辺回路部のパター
ンをステップアンドリピートにより縮小露光法により、
微細度が大きく異なるTFT群のパターンを同時に効率
よく形成することが可能となる。
【0031】また、周辺回路を、回路ブロックに分割し
各回路ブロック間を微細度の高くない接続配線により接
続する構成とする。また、そのような、回路のパターン
を形成するに際して、各回路ブロックを縮小投影露光法
により形成し、前記の接続配線をTFTマトリックス部
と同時に一括露光法により形成することにより、ステッ
プアンドリピート露光工程での露光エリアの重なり部の
過剰露光によるパターン幅縮小による配線の断線を防止
することができる。
【0032】図9は、本発明に係る液晶表示装置の断面
模式図を示す。液晶層506を基準に下部のガラス基板
1上には、走査信号電極11と映像信号電極12とがマ
トリックス状に形成され、その交点近傍に形成されたT
FTを介してITOよりなる画素電極14を駆動する。
液晶層506を挾んで対向する対向ガラス基板508上
にはITOよりなる対向電極510、及びカラーフィル
ター507,カラーフィルター保護膜511,遮光用ブ
ラックマトリックスパターンを形成する遮光膜512が
形成されている。偏光板505はそれぞれ一対のガラス
基板1,508の外側の表面に形成されている。
【0033】液晶層506は液晶分子の向きを設定する
下部配向膜ORI1と、上部配向膜ORI2の間に封入
され、シール材(図示せず)によってシールされてい
る。下部配向膜ORI1は、ガラス基板1側の保護膜2
3の上部に形成される。対向ガラス基板508の内側の
表面には、遮光膜512,カラーフィルター507,カ
ラーフィルター保護膜511,対向電極510および上
部配向膜ORI2が順次積層して設けられている。
【0034】この液晶表示装置はガラス基板1側と対向
ガラス基板508側の層を別々に形成し、その後上下ガ
ラス基板1,508を重ね合わせ、両者間に液晶506
を封入することによって組立られる。バックライトBL
からの光の透過を画素電極14部分で調節することによ
りTFT駆動型のカラー液晶表示装置が構成される。
【0035】液晶層506を駆動するアクティブマトリ
ックス基板として、以上に述べたものを用いることによ
り、高性能な駆動回路をガラス基板上に集積することが
可能となるので、高精細,高画質の液晶表示装置を実現
できる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、要求され
る加工精度に応じて同一基板内で露光方法を使いわける
ことにより、同一基板上に加工精度の大きく異なる複数
のパターンを生産性を低下させることなく形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる液晶表示装置の製
造工程を示す斜視図。
【図2】本発明の実施の形態にかかる液晶表示装置の製
造工程を示す斜視図。
【図3】本発明の実施の形態にかかる液晶表示装置の製
造工程を示す斜視図。
【図4】本発明の実施の形態にかかる液晶表示装置の製
造工程を示す斜視図。
【図5】本発明の実施の形態にかかる液晶表示装置の製
造工程を示す斜視図。
【図6】本発明の実施の形態にかかる液晶表示装置の製
造工程を示す斜視図。
【図7】本発明の実施の形態にかかる周辺回路内蔵型T
FTマトリックス基板全体の模式図。
【図8】本発明の実施の形態にかかる周辺回路内蔵型ア
クティブマトリックス基板内に形成されているTFTの
断面模式図。
【図9】本発明の実施の形態にかかる周辺回路内蔵型液
晶表示装置の断面模式図。
【図10】本発明の実施の形態にかかる液晶表示装置の
製造工程に用いられる一括露光のためのマスクパター
ン。
【図11】本発明の実施の形態にかかる液晶表示装置の
製造工程に用いられる縮小投影露光のためのマスクパタ
ーン。
【図12】本発明の実施の形態にかかる液晶表示装置の
製造工程により形成されたレジストパターン。
【符号の説明】
1…ガラス基板、10…Cr膜、11…走査配線、12
…信号配線、13…ドレイン電極、14…画素電極、1
5…外部接続端子群、21…層間絶縁膜、23…保護絶
縁膜、30…poly−Si膜、31…n+ 型poly−Si
層、32…p+ 型poly−Si層、PR…ホトレジスト、
UVL…紫外光、50…映像信号回路ブロック、51…
走査信号回路ブロック、AMX…TFTマトリックス、
53…外部配線電極群、54…接続配線部、100,1
01…ホトマスク、111…ゲート配線、121…ソー
ス電極、131…ドレイン電極、311…n- 型poly−
Si層、Lg1…TFTマトリックス部のTFTのゲー
ト長、Lg2…映像信号回路および走査信号回路ブロッ
クのTFTのゲート長、505…偏光板、506…液晶
層、508…対向ガラス基板、507…カラーフィルタ
ー、510…対向電極、511…カラーフィルター保護
膜、512…遮光膜、ORI1,ORI2…配向膜、B
L…バックライト。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成された薄膜上にホトレジスト
    を形成する工程と、前記ホトレジストを所定のホトマス
    クを用いて露光する工程と、前記露光されたホトレジス
    トを現像し所定のホトレジストのパターンを形成する工
    程とからなる写真蝕刻工程を少なくとも一回含む半導体
    装置の製造方法において、一回の露光工程内で、基板上
    の異なる領域を、縮尺比の異なる投影露光により露光す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】基板上に形成された複数の走査電極と、前
    記走査電極に交差するように形成された複数の信号電極
    と、前記複数の走査電極および信号電極に接続されマト
    リックス状に形成された複数の薄膜トランジスタと、前
    記薄膜トランジスタの各々に接続された画素駆動電極と
    からなるTFTアクティブマトリックスと、前記基板上
    に形成された複数の薄膜トランジスタおよび配線からな
    る駆動回路および制御回路とを具備した周辺回路内蔵型
    アクティブマトリックス基板と、前記アクティブマトリ
    ックス基板に対向する対向基板と、前記対向基板と前記
    周辺回路内蔵型アクティブマトリックス基板とに挟持さ
    れた液晶組成物から構成され、前記画素駆動電極により
    前記液晶組成物を駆動する機能を有する液晶表示装置の
    製造方法において、前記TFTアクティブマトリックス
    を構成する走査電極,信号電極,画素駆動電極および薄
    膜トランジスタを構成する部材のパターンと、前記駆動
    回路および制御回路を構成する薄膜トランジスタおよび
    配線を構成する部材のパターンを一回の写真蝕刻工程で
    形成する際に、前記TFTアクティブマトリックス部分
    と、前記駆動回路および制御回路部分のレジストパター
    ンを縮尺の異なる投影露光法により形成することを特徴
    とする液晶表示装置の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項第2項記載の液晶表示装置の製造方
    法において、前記TFTアクティブマトリックス部分の
    ホトレジストパターンは、縮尺比1:1の投影露光法を
    用いた一括露光により、前記駆動回路および制御回路部
    分のレジストパターンは縮尺比n:1(n>1)の縮小
    投影露光法を用いたステップアンドリピート露光法によ
    り夫々形成することを特徴とする液晶表示装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】基板上に形成された複数の走査電極と、前
    記走査電極に交差するように形成された複数の信号電極
    と、前記複数の走査電極および信号電極に接続されマト
    リックス状に形成された複数の薄膜トランジスタと、前
    記薄膜トランジスタの各々に接続された画素駆動電極と
    からなるTFTアクティブマトリックスと、前記基板上
    に形成された複数の薄膜トランジスタおよび配線からな
    る駆動回路および制御回路とを具備した周辺回路内蔵型
    アクティブマトリックス基板と、前記アクティブマトリ
    ックス基板に対向する対向基板と、前記対向基板と前記
    周辺回路内蔵型アクティブマトリックス基板とに挟持さ
    れた液晶組成物から構成され、前記画素駆動電極により
    前記液晶組成物を駆動する機能を有する液晶表示装置に
    おいて、前記駆動回路または制御回路は複数の回路ブロ
    ックの繰り返しと、前記複数の回路ブロック間を接続す
    る接続配線とから構成されることを特徴とする液晶表示
    装置。
  5. 【請求項5】請求項第2項記載の液晶表示装置の製造方
    法において、請求項第4項記載の駆動回路または制御回
    路を構成する複数の回路ブロックを縮尺比n:1(n>
    1)の縮小投影露光法を用いたステップアンドリピート
    露光法により形成し、請求項第4項記載の駆動回路また
    は制御回路を構成する複数の回路ブロックを接続する接
    続配線および前記TFTアクティブマトリックス部分
    は、縮尺比1:1の投影露光法を用いた一括露光により
    形成することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005018074A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Samsung Electronics Co Ltd 露光方法及びこれを用いる液晶表示装置用薄膜トランジスタ基板の製造方法
JP2014074904A (ja) * 2012-09-17 2014-04-24 Citizen Finetech Miyota Co Ltd 液晶表示装置及びその製造方法

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