JPH11102027A - 決められた向きのスライドの投写機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 １組のスライドのうちどの特定のスライドが
誤った向きとされているかを容易に決定しうる投写機及
びその構成要素を提供することを目的とする。 【解決手段】 フィルムスライド投写機はレール表面が
カルーセル中の各フィルムスライド表面と接触するよう
相補的にカルーセルと係合するレールを有する。誤った
向きのフィルムはそのことを示すためその一部がカルー
セルの各スロットの外側へ露出するようレールの表面に
よって動かされる。所定の正しい向きを有するフィルム
スライドは各スロットに完全に含まれる。各フィルムス
ライドの所定の正しい向きはレールと係合しうる切截部
により決定される。或いはカルーセルはその上に配置さ
れた誤った向きのフィルムスライドがそのことを示すよ
う夫々の一部が各開口を通って延びるよう壁部から突出
する矩形断面の円柱状要素によってスロットを形成する
壁部を有しうる。或いはスライドの向きを決定しフィル
ムスライドからの画像の発生を制御するプロセッサと共
にフィルムスライド上の磁性材料を検出することにより
検出信号を発生する磁気ヘッドが使用されうる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本願は、本出願人の係属中の
１９９７年１２月２５日出願の特願平９−３５８３８２
（Richard Bauer, Dale McIntyre, Daniel Pagano, Dav
id Patton 及びEdward Weissberger出願の「METHOD AND
APPARATUS FOR PREPARING PHOTOGRAPHICFILM UNITS HA
VING IMAGE FRAME ASSOCIATED ENCODED INFORMATION」
なる名称の米国特許出願第０８／７７５，６７７号）、
１９９７年１２月１９日出願の特願平９−３５１１９９
（ Dale McIntyre, Daniel Pagano, David Patton 及び
Edward Weissberger出願の「FILM SLIDES HAVING ENCOD
ED DATA AND METHODS FOR PREPARING FILM SLIDES 」な
る名称の米国特許出願第０８／７７５，３２６号）、１
９９７年１２月２５日出願の特願平９−３５８３８３
（ Dale McIntyre, Daniel Pagano, David Patton 及び
Edward Weissberger出願の「FILM SLIDES HAVINGDATA W
INDOW」なる名称の米国特許出願第０８／７７５，８１
４号）、１９９７年１２月１９日出願の特願平９−３５
１１９６（ Dale McIntyre, Daniel Pagano, David Pat
ton 及びEdward Weissberger出願の「ORIENTING PROJEC
TOR 」なる名称の米国特許出願第０８／７７５，３２１
号）、１９９７年１２月１９日出願の特願平９−３５１
１９７（ Dale McIntyre, Daniel Pagano, David Patto
n 及びEdward Weissberger出願の「FORMATTING PROJECT
OR」なる名称の米国特許出願第０８／７７５，８１６
号）、１９９７年１２月１９日出願の特願平９−３５１
１９８（ Dale McIntyre, Daniel Pagano, David Patto
n 及びEdward Weissberger出願の「ANNOTATION DISPLAY
ING PROJECTOR 」なる名称の米国特許出願第０８／７７
５，８４７号）、 Daniel Pagano, David Patton, Dale
McIntyre 及びEdward Weissberger出願の「FILM SLIDE
AND FILM EXTRACTOR 」なる名称の米国特許出願、Davi
d Patton, Daniel Pagano, Dale McIntyre及びEdward W
eissberger出願の「FILM ORIENTING SLIDE MOUNTER AND
METHOD 」なる名称の米国特許出願、David Patton, Da
niel Pagano, Dale McIntyre及びEdward Weissberger出
願の「FILM SEGMENT PRINTING SYSTEM AND METHOD 」な
る名称の米国特許出願第０８／８９７，１７１号、 Dal
e McIntyre, Daniel Pagano, David Patton 及びEdward
Weissberger出願の「SLIDE WITH MAGNETIC MARKS THAT
CAN BE READ BY MULTIPLE HEADS」なる名称の米国特許
出願第０８／８９６，８４４号に関連する。

【０００２】本発明は概してスライド投写機の分野に関
し、更に特定的にはフィルムスライド投写機及び決めら
れた向きのスライドの上記投写機に関する。

【０００３】

【従来の技術】回転可能な回転ラック（カルーセル）の
如きスライドトレイは投写機の受容領域への連続的な及
び／又は制御された装填のためにフィルムスライドを装
填し保持するために使用される。受容領域では、光源及
び任意にレンズは受容されたスライドのフィルムセグメ
ントから画像を生成するために使用される。典型的なス
ライドは多数の軸に対して対称であり、これによりフィ
ルムスライドをスライドのスライドマウントに取り付け
ることが容易である。しかしながらそのような対称的な
構成は、投写機が誤った向きのスライドから画像を形成
することでスライドが誤った向きにされたことがわかる
まで正しい向きから１つ以上の軸に対してスライドがひ
っくり返されていることが容易に検出可能ではないた
め、スライドを誤った向きにさせることもまた容易にす
る。そのようなスライド及び画像の誤った向きは例えば
そのような画像を大勢の聴衆に対して示している場合に
不都合であり及び／又は当惑を与えうる。

【０００４】スライドトレイ中のスライドの向きを修正
する装置が既知である。例えば米国特許第５，２６５，
７２６号は、トレイカバーがスライドトレイ上に正しく
はめられていない場合に、操作者が正しい向きでない少
なくとも１つのスライドがあることを決定することを可
能にするレールを有するトレイカバーを記載する。続い
て特定の誤った向きのスライドは、トレイカバーを取り
外し、スライドを正しい向きにするようスライドトレイ
の中のスライドを目で観察すること、次に更なるスライ
ドが誤った向きとされていないか否かを決定するために
トレイカバーを再び固定しようとすることによって決定
されうる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】１組のスライドのうち
のどの特定のスライドが誤った向きとされているかを容
易に決定する投写機及びその構成要素が必要とされる。

【０００６】

【課題を解決するための手段】ここで誤った向きのスラ
イドの検出はスライドと投写機の部分との間の接触面の
使用によって改善されうることが認識される。誤った向
きのスライドは相補的に環状のレールに係合せず、また
投影のために投写機の中に受入れられる前に操作者によ
って容易に検出可能であるよう、スライドカルーセル中
の空洞部及びスライドの切截部に係合するための略環状
のレールが使用されうる。更に、回動式の作動装置レバ
ーを使用することにより、そのような誤った向きのスラ
イドを投影のために投写機の中に受入れる前に検出する
ことが容易となる。

【０００７】他の実施例は、誤った向きのスライドを検
出し正しい向きのスライドを受入れる部分に分割され、
投影のために投写機の中に受容されるよう除去アームが
正しい向きのスライドをスロットの部分から取り除くこ
とを可能にするカルーセルの中のスロットを提供する。
更なる実施例は、スライドが投影される前にスライドが
正しい向きであるか、誤った向きであるかを決定するた
めに使用される各スライド上の磁性材料からデータを読
み取るための投写機の中の磁気ヘッドを使用する。誤っ
た向きのスライドはスライドのカルーセルから、同時に
投写機から排除され排出されうる。

【０００８】

【発明の実施の形態】本発明の特徴及び利点は、以下の
本発明の望ましい実施例の詳述及び添付の図面を参照す
ることにより容易に明らかであり、理解されるべきであ
る。図１に示されるように同様又は同一の要素、段階及
び特性を示す共通の参照番号を有する図面の特定的な細
部を参照するに、本発明はスライド投写機１０及びスラ
イド１２の正しい向き及び表示を確実にする所定の決め
られた向きのための特性を有するスライド１２に向けら
れる。

【０００９】スライド投写機１０は筐体１４と、カルー
セル１６と基部１８とを含む。筐体１４は、スライド１
２を受容し、光源及びレンズ（図１に図示せず）を使用
してスライドから画像を生成するための従来の技術で既
知の構成要素を含む。カルーセル１６は、各スライド１
２がカルーセル１６の回転と共に受容領域の上方に配置
されると、スライド１２がローラ２０の下方の筐体１４
の内部の受容領域及び光源からの光の路の中に配置され
るために、少なくとも１つのローラ２０と係合するよう
重力によって落下することによって筐体１４の中に受容
されるように複数のスライド１２を格納する。

【００１０】受容されたスライド１２を受容領域から排
出するために、スライド押出モータ２２はスライド１２
をカルーセル１６へ摺動可能に係合させ持ち上げるよう
スライド押出レバー２４を作動させる。カルーセル１６
は次にスライド１２を受容領域の上方の位置から遠ざけ
て移動させるよう回転する。他のスロットの中の他のス
ライドは次にスライドからの画像を表示するために筐体
１４の中へ落下するよう受容領域の上方に配置される。

【００１１】カルーセル１６は環状形状とされ、筐体１
４の上に取り付けられた円形又は環状の基部１８の上に
摺動可能に取り付けられる。従来の技術で既知であり、
図２０中、基部１８として示されるように、基部１８は
スライド１２がカルーセル１６から筐体１４の内部の受
容領域へ渡されることを可能にするようローラ２０の上
方、及び受容領域の上方に配置される受容スロット２８
を含む。

【００１２】カルーセル１６はカルーセル１６の上部及
び下部において開口する複数のスロット３０を含む。ス
ロット３０はその中に少なくとも１つのスライドが配置
されるような寸法とされる。結果として、カルーセル１
６は複数のスライド１２を保持するよう適合される。カ
ルーセル１６はスライドの挿入、掃除、格納、転移及び
移動等のために基部１８上に取り外し可能に取り付けら
れうる。基部１８はまた筐体１４の上に取り外し可能に
取り付けられうる。カルーセル１６と連結されるとき、
基部１８は受容スロット２８の上方の単一のスロットを
除き、複数のスロット３０の夫々の下部端を有効に閉じ
る。このように、複数のスライドはカルーセル１６及び
基部１８の組み合わせの中に保持されうる。

【００１３】筐体１４はスライド押出モータ２２及びそ
の上のカルーセル１６を中央開口３２に対して回転させ
るカルーセルモータ（図１には図示せず）を制御するプ
ロセッサ２６を含む。プロセッサ２６は、例えば入力装
置（図１には図示せず）を通じた操作者による入力に応
答するための所定のソフトウェア及び／又はファームウ
ェアを実行するための、「モトローラ社」より入手可能
なＭＣ６８ＨＣ０５マイクロ制御器といった市販のマイ
クロプロセッサ及び／又はマイクロ制御器でありうる。

【００１４】従来の技術で既知の方法によって使用者に
よって作動される手持ち式スイッチといった入力装置か
らの回転入力信号に応じて、プロセッサ２６は上述のよ
うに単一のスライド１２が受容されるようカルーセルモ
ータにカルーセル１６を回転させるための制御信号を発
生する。入力装置からの排出入力信号に応じて、プロセ
ッサ２６は上述のように現在のスライド１２が受容領域
から排出されるようスライド押出モータ２２にスライド
押出レバー２４を回動させるよう制御する。

【００１５】筐体１４はまた少なくとも１つのローラ２
０の少なくとも１つの車軸３４に対する回転を制御する
ローラモータ（図１には図示せず）を含みうる。プロセ
ッサ２６は、カルーセル１６の上方のスロットからのス
ライド１２の受容の速度を制御する及び／又は筐体１４
からのスライド１２の排出の速度を制御するために、ロ
ーラモータを制御する制御信号を発生しうる。

【００１６】本発明によるスライド投写機１０はまた、
後述されるようにプロセッサ２６によって使用される所
定のデータを記憶するメモリ３６と、出力を発生するた
めの出力装置３８とを含みうる。メモリ３６及び出力装
置３８は筐体１４の中に配置され、プロセッサ２６に接
続されうる。本発明によるスライド投写機１０はまた、
他のスライドを受容スロット２８及び受容領域の上方に
配置するためにカルーセル１６を回転させる準備の際に
排出されたスライドをカルーセル１６中の夫々のスロッ
トの中へ案内する作動装置レバー４０を含む。作動装置
レバー４０はプロセッサ２６に接続され及びプロセッサ
２６によって制御される作動モータ４４の動作に応じて
ピン４２に対して回動することが可能である。

【００１７】本発明によるスライド投写機１０は投写の
ために受容領域中に受容されている各スライド１２が所
定の正しい位置にあることを確実にする所定の又は決め
られた向きのための特性を含む。例えば、向きのための
特性は受容されたスライド１２から投写される画像が裏
向き及び／又は上下逆さ向きでない、即ち画像は少なく
とも１つの軸の回りに回転されていないことを確実にす
る。そのような正しい向きは使用者が聴衆に対して画像
を誤って表示することによって不都合となること及び／
又は当惑させられることを最小化する。

【００１８】図１に示される第１の実施例では、本発明
によるスライド投写機１０はカルーセル１６のスロット
３０を形成する夫々の壁部４８中に複数の空洞部４６を
含む。複数の空洞部４６はカルーセル１６の下方周囲部
に対して略環状の空洞を形成する。本発明によるスライ
ド投写機１０はまた複数の空洞部４６に対して摺動可能
に係合して嵌められるレール５０を含む。即ちカルーセ
ル１６が基部１８に取り付けられるとき、複数の空洞部
４６の夫々は摺動可能に係合してレール５０の夫々の部
分の上に配置される。従って、カルーセル５０が回転さ
れるとき、複数の空洞部４６の夫々の下方の縁はレール
５０上で摺動する。

【００１９】レール５０は基部１８に取り付けられ得
る。或いはレール５０は複数の空洞部４６の夫々の下方
の縁と基部１８との間に配置される別々の独立した構成
要素であり得る。レール５０は、受容されたスライド１
２の通過を可能にするよう基部１８の受容スロット２８
の上に配置される隙間を形成する切截部を除き、略環状
である。図２の切截図に示されるように、レール５０は
一対の端部５２及び５４を含み、これらの一対の端部の
間には作動装置レバー４０の第１の端５６が配置され
る。従って一対の端部５２及び５４は図１に示されるよ
うに作動装置レバー４０の第１の端５６が下向きに回動
されたときスライド１２が通過する切截部を形成する。

【００２０】図３に示される他の実施例では、レール５
０の夫々の端部５２及び５４は一対のチャネル部５８及
び６０のうちの１つに略隣接する。一対のチャネル部５
８及び６０は、図１に示されるように作動装置レバー４
０の第１の端が下向きに回動されるときにスライド１２
が通過するチャネルを形成する。チャネル部５８及び６
０は受容スロット２８の対向する側に基部１８に取り付
けられ得る。

【００２１】図１乃至３に示されるように、レール５
０、チャネル部５８及び６０、各空洞部４６及び作動装
置レバー４０の第１の端５６は略矩形の断面を有する。
レール５０、チャネル部５８及び６０、各空洞部４６及
び作動装置レバー４０の第１の端５６は、そのような実
施例はレール５０、チャネル部５８及び６０、各空洞部
４６及び作動装置レバー４０の第１の端５６の断面が各
空洞部４６の形状に対して略相補的であり、各空洞部４
６が略均一な形状を有するとすれば、三角形の断面、円
形又は湾曲した断面等を有する他の実施例を実施するこ
とができる。レール５０、チャネル部５８及び６０、各
空洞部４６及び作動装置レバー４０の第１の端５６のそ
のような相補的な係合はそれらの間にカルーセル１６の
略邪魔されない回転を可能にする摺動可能な係合を可能
にする。

【００２２】図４乃至６は、図１に示されるカルーセル
１６の平面図を示す。図１の線４−４に沿った平面図で
ある図４に示されるように、レール５０は基部１８の上
に配置され、スロット３０の壁部４８の空洞部４６（図
４には図示せず）を通って延在する。レール５０はカル
ーセル１６の内側の周囲表面６２及び／又は外側の周囲
表面６４と略全く同じ湾曲を有する。レール５０は例え
ば外側の周囲表面６４から略一定の距離６８に離間され
た略一定の幅６６を有する。レール５０の配置が各空洞
部４６、及び任意の例えば外側の周囲表面６４に対する
チャネル部５８及び６０の位置に略整合するかぎり、レ
ールは内側の周囲表面６２及び外側の周囲表面６４に対
して任意の位置に配置されえ、また周囲表面６２及び６
４のいずれかに衝合しうることが理解される。或いは空
洞部４６はレール５０がカルーセル１６の環状スロット
３０の内部からカルーセル１６の外側へ延びるよう外側
の周囲表面６４において開口しうる。従って、レール５
０は回転の間にカルーセル１６を含むための周囲の案内
路として外側の周囲表面６４の外側に隆起された部分を
有しうる。

【００２３】図１の線５−５に沿った平面図である図５
に示されるように、レール５０は、レール５０の端部５
２及び５４を受容スロット２８の中に部分的に任意に延
伸させて、スロット３０の壁部４８を通って延在する。
図５及び６中、受容スロット２８の上方のカルーセル１
６の外側の周囲表面６４の部分７０は破線によって示さ
れており、部分７０の下方の空間は作動装置レバー４０
の侵入及び配置を可能にしている。作動装置レバー４０
は図５では第１の端５６が下方に回動されるような向き
にされるが、これは図５には図示されていない。作動装
置レバー４０はベースユニット７２上に取り付けられた
ピン４２に対して回動し、ベースユニット７２の少なく
とも１つは作動装置レバー４０を回動させるよう作動モ
ータ４４に接続されている。ピン４２のうちの少なくと
も１つに取り付けられたホイールを有するねじ係合とい
った従来の技術で既知の他の回動機構が使用されうるこ
とが理解される。

【００２４】従って、カルーセル１６が受容スロット２
８の上でスライド１２を回転させるにつれ、第１の端５
６の下向きに回動する位置及びレールの端部５２及び５
４は、スライド１２を受容スロット２８の中へ下向きに
通過をさせる障害物のない開口を形成する。図１の線５
−５に沿った他の平面図である作動装置レバー４０の第
１の端５６が上向きに回動された図６に示されるよう
に、作動装置レバー４０は第１の縁７４がレール５０の
端部５２及び５４の内側の縁７６と略連続するようその
第１の端５６を受容スロット２８の中へ延伸させる。更
に、第１の端５６の上面はレール５０の端部５２及び５
４の上面と略連続する。従って、スロット３０及びスラ
イド１２を受容スロット２８の上方に配置するようカル
ーセル１６のスライド１２を有するスロット３０を回転
させる際に、スライド１２は受容スロット２８の上方に
配置されるがレール５０の少なくとも１つの端部５２及
び５４から作動装置レバー４０の第１の端５６へ移動す
る。スライド１２は次に第１の端５６の上に配置され、
図１に示されるように作動装置レバー４０が第１の端５
６を下向きに回動させるまで受容スロット２８を通過し
ない。

【００２５】或いは、作動装置レバー４０は、スライド
が通過することを可能にするため図５に示されるように
受容スロット２８が妨害されていないよう、通常は第１
の端５６を下向きに回動させる。作動装置レバー４０は
次に、カルーセル１６の続く回転のために図１０に示さ
れるように排出されたスライドをレール５０と整列させ
るために、図９に示されるようにスライドが排出された
ときに第１の端５６を回動させうる。

【００２６】図７に示されるように第１の実施例では、
本発明によるスライド投写機１０はレール５０によって
実施される決められた向きのための特性を含み、この特
性は夫々のスロットに挿入されたスライドがスライド投
写機１０の正しい動作のための決められた向きにあるか
否かを決定する。そのスライドマウント上の所定の位置
に所定の切截部８０を有するスライドは、本発明による
スライド投写機１０の本発明によるレール５０によって
本発明によるカルーセル１６の中で正しい向きにされう
る。図７に示される誤った向きのスライド７８が所定の
切截部８０がレール５０に係合しないでスロットに配置
される場合、誤った向きのスライド７８の少なくとも１
つの縁又は表面８２によって誤った向きのスライド７８
がスロットの中に実質的に配置されることが防止され
る。

【００２７】例えば、誤った向きのスライド７８は、操
作者及び／又はカルーセル１６の中にスライドを装填す
る人物に対して誤った向きのスライド７８が所定の正し
い向きに配置されていないことを容易に示すカルーセル
１６から外に延びる部分８４を有しうる。操作者は、誤
った向きのスライド７８をスロットから取り除き、誤っ
た向きのスライド７８及びその切截部８０が正しい向き
とされるまで誤った向きのスライド７８を少なくとも１
つの対称軸に対してひっくり返すことによって誤った向
きのスライド７８の向きを修正しうる。即ち、誤った向
きのスライド７８は切截部８０が略相補的な形状でレー
ル５０と係合するような向きとされる。図７に示される
図式的な実施例では、レール５０はカルーセル１６の外
側の周囲表面６４に略隣接する。

【００２８】スロット３０がカルーセル６０の中で半径
方向の向きとされる他の実施例では、レール５０はスロ
ットの半径方向の長さに沿った任意の位置、例えば中央
に配置されるか、又はカルーセル１６の内側の周囲表面
６２に略隣接して配置されうる。そのような他の実施例
では、作動装置レバー４０は例えば、スロット３０中の
スライドがカルーセル１６の回転の間に第１の端５６上
に移動することを可能にするようレール５０と共に略連
続的な表面を設けるような形状とされうることが理解さ
れる。スロット３０の中のレール５０の位置によって決
定される作動装置レバー４０及びレール５０の上記の形
状は、スライドがレール５０から作動装置レバー４０の
第１の端５６まで摺動可能に移動され、続いてカルーセ
ル１６の回転の間にレール５０へ戻ることを可能にす
る。

【００２９】本発明によるカルーセル１６の中で使用さ
れるスライドは、その切截部がレール５０と係合するこ
とによってスロットの中の夫々のスライドを所定の向き
とさせるようスライドマウント上の所定の位置に配置さ
れるよう構成されるべきである。スライドの所定の向き
は、スライドがスライド投写機１０の内部の受容領域に
入り、光が当てられたとき、スライドから画像が正しい
向きで生成されることを可能にするような向きである。

【００３０】プロセッサ２６は、インジケータ、ディス
プレイ又は音声スピーカといった出力装置３８による投
写機の操作者に対するＯＫメッセージといった状態メッ
セージを発生及び出力するためにメモリ３６に記憶され
たデータを使用しうる。例えば、出力装置３８はスライ
ドの向きの状態を示すために点灯される異なる色の発光
ダイオード（ＬＥＤ）を含みうる。赤のＬＥＤは投写機
１０によって誤った向きのスライドが検出された場合に
点灯されえ、緑のＬＥＤはスライドが正しい向きである
と検出される場合に点灯されうる。更にメモリ３６は、
液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）上に表示するために所定の
テキストに対応するデータを記憶すること、又はスピー
カを通じて向きの状態を通知する予め録音された音声メ
ッセージに対応するデータを記憶することができる。

【００３１】誤った向きのスライド７８の部分８４のス
ロットの延長部のほかに、又はこれと組み合わせて、ス
ライド７８が誤った向きであることを示すために他の装
置又は要素が使用されうる。例えば、操作者に対してス
ライドが向きを変えられるべきであることを示すため
に、スライドの縁及び表面上、及びスロット３０の壁部
４８の上方の端の上の書き込まれた印及び／又は色符号
が使用されうる。「上」の面、「下」の面及び対向する
側方の面を有するスライドでは、夫々のスライドの側方
の面はカルーセル１６の内側の周囲表面６２及び外側の
周囲表面６４の赤及び緑のインジケータと夫々一致する
よう、例えば赤及び緑に色づけされうる。

【００３２】更に、切截部８０といった切截部又はノッ
チを有するスライド１２及び７８では、正しい向きによ
って電源（図１には図示せず）からのエネルギーの流れ
を与えるために電気及び／又は磁気回路を閉じられるよ
う、スライド１２及び７８の少なくとも１つの表面は導
電性及び／又は磁性であり、レール５０及び／又は基部
１８もまた導電性及び／又は磁性でありうる。そのよう
な閉じられた回路は次にプロセッサ２６によって処理さ
れる信号を発生するよう適当な電気的又は磁気的なセン
サ（図１には図示せず）によって検出されうる。スライ
ド７８の誤った向きによって閉じられていない回路が与
えられ、これは投写機の操作者への状態メッセージとし
て出力される誤った向きを示すメッセージを発生させる
ようセンサによって検出される。

【００３３】スライドの切截部とレール５０及び基部１
８に対するスライドの表面との接触を検出するために、
圧力又は近接センサといった他の誤った向きのためのセ
ンサが使用されうる。正しい向きは、スライドと基部１
８及びレール５０との間により多くの接触表面領域及び
／又は圧力を有することによって特徴付けられ、一方誤
った向きはより少ない接触表面領域及び／又は圧力を有
することによって特徴付けられ、そのような相違はプロ
セッサ２６及び出力装置３８を使用して適当な状態メッ
セージを発生する適当なセンサによって検出される。

【００３４】図８乃至１０を参照するに、図１に示され
る正しい向きのスライド１２が受容され、そこから画像
が生成された後、スライド１２はプロセッサ２６によっ
て発生される排出制御コマンドに応じてスライド押出モ
ータ２２の作動によって排出される。図８に示されるよ
うに、スライド押出モータ２２は、スライド１２を上向
きに、受容スロット２８及びローラ２０を通して押し出
すためにスライド１２の下面８６を係合端８８と係合さ
せるようスライド押出レバー２４を回動させる。１つの
実施例では、係合端８８はスライド１２の持ち上げの間
に下面８６と摺動可能に係合するよう丸くされうる。或
いは、係合端８８は平坦な表面を有するか、スライド１
２を持ち上げる間に下面８６に沿って転がるよう車軸に
取り付けられたローラを有するか、下面に接触し同じ高
さに配置され、同じ高さの接触を維持するようスライド
押出レバー２４の端に対して回動する平坦な面を有する
か、減少された摩擦接触のために「テフロン」といった
ポリテトラフルオロエチレンをベースとする材料によっ
て覆われうるか、又は他の形態が可能である。

【００３５】１つの実施例ではローラ２０は受動的であ
りうる。即ちローラ２０は単にスライド１２の受容スロ
ット２８を通るのに充分な案内路を設けるだけである。
他の実施例ではローラ２０は能動的であり、プロセッサ
２６からの制御信号によって制御されるローラモータ
（図１には図示せず）はスライド１２を下向きに下げる
ため、又はスライド１２を上向きに持ち上げるためにロ
ーラ２０を車軸３４の回りに回転させる。

【００３６】図１０に示されるように、一度スライド１
２が受容スロット２８の上でカルーセル１６の中のスロ
ットの中へ持ち上げられると、作動装置レバー４０は上
述のように第１の端５６がスライド１２の切截部８０に
係合するよう回動し、それによりカルーセル１６は持ち
上げられたスライド１２と共に回転しうる。或いは作動
装置レバー４０はスライド１２が持ち上げられると同時
に回動するようタイミングが取られ、それにより第１の
端５６は徐々にスライド１２の切截部８０と係合し、ス
ライド１２がカルーセル１６の中に完全に配置されたと
きに切截部８０と完全に係合する。作動装置レバー４０
の回動のタイミングはタイミング回路を実施する、又は
タイミング回路に接続されるプロセッサ２６によって制
御されうる。

【００３７】本発明によるスライド投写機１０は、排出
されたスライドを受容スロットから遠ざけて回転させる
間に排出されたスライドをカルーセル１６の中に保持さ
せることを助ける作動装置レバー４０と共に、向きのた
めの特性を与えるようスロット３０の壁部４８の中の空
洞部４６を通過する略連続的な環状のレール５０を使用
する。図１１乃至１５に示される他の実施例では、本発
明によるスライド投写機１０はレール５０、空洞部４６
及び作動装置レバー４０といった構成要素を使用しな
い。図１１乃至１５では、カルーセル１６の各スロット
は第１の壁部９２及び第２の壁部９４といった硬い壁部
を有するスロット９０として実施されうる。矩形の断面
を有する柱状のブロック９６は第１の壁部９２に取り付
けられ、図１２に示されるように部分的に、完全ではな
くスロット９０中に延びる。スロット９０の下部は開口
しているが、スロット９０の上部は開口した部分９８及
び覆われた部分１００を有し、開口した部分９８はスラ
イド１０２がブロック９６上に支持されるようスロット
９０の中に配置されることを可能にするための開口又は
入口である。

【００３８】スライド１０２が所定の向きでスロット９
０の中に装填されれば、スライド１０２の切截部８０は
スロット９０の中でその上に支持されるよう相補的な形
状で係合する。しかしながら、図７に示されるスライド
と同様に、開口した部分９８の中に装填されたときにス
ライド１０２が誤った向きにされる場合、スライド１０
２の切截部８０はブロック９６に係合せず、従ってスラ
イド１０２はスロット９０の開口した部分９８の外へ延
び、これは操作者に対して誤った向きであることを示
す。図１１及び１４に示されるようにブロック９６とし
て平行六面体ユニットが示されているのに対して、平行
六面体ユニットの代わりに凸状の断面を有する柱状構造
といった突出する要素又は表面が使用されうる。そのよ
うな要素９６の上面は、スライド１０２の切截部８０が
相応に相補的な表面又は充分に相補的な表面を有するか
ぎり、平坦であるか、三角形又は六角形の多面状である
か、又は湾曲されうる。例えば、三角形又は半円形の要
素９６に対してはスライド１０２の六角形の切截部８０
は充分に相補的である。

【００３９】カバー部１００はスライド１０２がブロッ
ク９６とスロット９０の第２の壁部９４との間の開いた
空間の中のスロット９０の中に配置されることを防ぐ。
図１２は図１１の平面図であり、図１２は図１の線４−
４に沿った他の実施例のスロット９０を示す。図１２の
破線１０６はスライド１０２がスロット９０の中に装填
されるようブロック９６と係合するような、カバー部１
００の縁を示す。従って、第１の壁部９２から測定され
るスロット９０の中へ延びるブロック９６の長さ１０８
は、開口した部分９８の幅１１０よりも長いが、スロッ
ト９０の幅１１２よりも短い。幅１１０と幅１１２との
差であるカバー部１００の幅１１４はまた、スロット９
０が受容スロット２８の上に配置されるときスライド１
０２が通るための開いた空間１０４がブロック９６と第
２の壁部９４との間の入口を形成するようスライド１０
２の幅よりも長いようにされる。

【００４０】スロットが受容スロット２８の上に配置さ
れ、スライド１０２がブロック９６に係合していると
き、本発明によるスライド投写機１０は図１３乃至１５
に示されるようにその延在するアームの間に形成される
中央スロット１１８を有する除去アーム１１６を含む。
中央スロット１１８の幅１２０は概してスライド１０２
の幅１１２よりも大きい。除去アーム１１６は先細の端
１２２及び１２４を有し、図１４及び１５に示されるよ
うにスライド１０２をブロック９６から取り除くために
除去アーム１１６が筐体１４から上向きに受容スロット
２８を通して持ち上げられるとき、先細の端のうちの１
つ１２２は第１の壁部９２とスライド１０２との間を移
動することが可能にされる。

【００４１】図１５は図１４のスロット９０の平面図で
あり、図１の線５−５に沿って他の実施例のスロット９
０を示し、スライド１０２を有するスロットは少なくと
も受容スロット２８の上に配置された開いた空間１０４
を有する。図１４及び１５は夫々図１１及び１２のスロ
ット９０の逆の角度から見た図であり、カルーセル１６
の回転の後のスロット９０の向きを変えられた図を示
す。

【００４２】先細の端１２２をスライド１０２と第１の
壁部９２との間にして、除去アーム１１６の第１の壁部
９２から遠ざかる動きは先細の端１２２によってスライ
ド１０２を移動させ、スライド１０２が開いた空間１０
４を通って受容スロット２８へ進むことを可能にするよ
うブロック９６の切截部をブロック９６から切り離させ
る。除去アーム１１６は次にスライド１０２を受容領域
の中へ下向きに移動させるか、又はスライド１０２が受
容領域の中へ落下する及び／又はローラ２０に係合する
ことを可能にするようスライド１０２を切り離しうる。

【００４３】スライド１０２を排出するために、除去ア
ーム１１６は切截部８０の少なくとも一部がブロック９
６の上方の表面の上に配置されるよう、スライド１０２
の下部に係合し、スライド１０２を開いた空間１０４を
通して上向きに持ち上げる。除去アーム１１６の第１の
壁部９２へ向かう動きにより、先細の端１２４はスライ
ド１０２をブロック９６の上へ移動させる。スライド１
０２の切截部８０は、カルーセル１６の回転の間にスラ
イド１０２をスロット９０の中に戻すよう、図１４に示
されるように相補的にブロック９６と係合しうる。

【００４４】本発明の所定の向きのための特性を有する
投写機の他の実施例では、図１６に示される本発明によ
る投写機１２６は従来の技術と同様、筐体１４の上に取
り付けられた基部１８の上で回転するカルーセル１２８
を含む。上記他の投写機１２６の中で使用されるべきス
ライド１３０はスライド１３０のスライドマウント上の
所定の位置に配置された少なくとも１つの磁性材料１３
２を含む。磁気ヘッド１３４は上記他の投写機１２６の
中でスライド１３０の路に略隣接して配置される。図１
７及び１８に示されるようにスライド１３０が投写機１
２６の受容領域の中へ落下するとき、磁性材料１３２は
磁気ヘッド１３４によって検出されうる。

【００４５】磁性材料１３２が実際に磁気ヘッド１３４
によって検出される場合、磁気ヘッド１３４はスライド
１３０が受容領域の中で正しい向きにされていることを
示す検出信号を発生しうる。検出信号はプロセッサ２６
によって受信され、処理され、次に上述のようにインジ
ケータ、ディスプレイ及び／又は音声スピーカといった
出力装置３８によって出力されるよう、メモリ３６に記
憶されたデータを使用して適当な状態メッセージを発生
しうる。プロセッサ２６は次に、本発明による投写機１
２６に光源を使用して正しい向きのスライド１３０によ
って画像を生成させるための適当な投影制御信号を発生
する。スライド１３０は次に上述のようにスライド押出
レバー２４によって排出されうる。

【００４６】スライド１３０が磁気ヘッド１３４を通過
するとき、磁気ヘッド１３４が全く磁性材料を検出しな
ければ、検出の欠除によりスライド１３０が誤った向き
であることが示される。磁気ヘッド１３４は次に適当な
検出信号を発生するか、又は磁性材料の検出の欠除を反
映して全く信号を発生しない。そのような検出信号又は
検出信号の欠除はプロセッサ２６によって処理され、こ
のプロセッサ２６は次に本発明による投写機１２６が誤
った向きのスライド１３０から画像を生成させることを
防ぐことによって応答する。プロセッサ２６は次に出力
装置３８によって出力されるようメモリ３６の中に記憶
されたデータを使用して適当な誤った向きを示す状態メ
ッセージを発生させる。

【００４７】受容領域に配置されているがそこから画像
が生成されることを防止された誤った向きのスライド１
３０を有するとき、プロセッサ２６は次にスライド押出
レバー２４を使用してスライド１３０を排出するようス
ライド押出モータ２２を作動する。このようにして、ス
ライド１３０は本発明による投写機１２６によって磁気
的に処理され、正しい向きのスライドは受け入れられ、
そこから画像が発生され、誤った向きのスライドは排除
され、そこから画像は発生されない。

【００４８】ここに参照として組み入れられ、共通に譲
受される Dale McIntyre, Daniel Pagano, David Patto
n 及びEdward Weissberger出願の「SLIDE WITH MAGNETI
C MARKS THAT CAN BE READ BY MULTIPLE HEADS」なる名
称の米国特許出願第０８／８９６，８４４号に記載され
るように、磁性材料の１つ以上の領域はスライド１３０
上に配置されうる。従って、磁性材料の領域は、磁気ヘ
ッド１３４がそこから符号化されたデータを読み出すと
きにスライドの向きが正しいか、誤っているかを示す符
号化されたデータを記憶しうる。多数の磁性材料の領域
を有するそのようなスライドが受容領域の中に受容さ
れ、磁気ヘッド１３４によって読み出される場合、１つ
の領域のみが磁気ヘッド１３４がデータをスライド１３
０から正しい向きで読み出していることを示すデータを
有する。スライド１３０上の他の磁性材料は磁気ヘッド
１３４に対してスライド１３０が誤った向きにされてい
ることを示すデータを記憶しうる。

【００４９】そのような符号化されたデータに応じて、
プロセッサ２６はスライドが正しい向きにされているか
否かを決定し、次にスライドを受け入れるか又は排除す
る。スライドが受け入れられれば、プロセッサ２６は上
述のように受け入れられたスライド上の画像を処理す
る。磁気ヘッド１３４及びスライド上の磁性材料の領域
の使用は、図１６に示されるように図１に示されるスラ
イド投写機１０と組み合わせて実施されうる。スライド
上の磁性材料の検出は、上述のレール５０及び作動装置
レバー４０と共に使用されうる。例えば、非規格寸法の
スライドは高さが足りず、従って切截部が欠除し、従っ
てカルーセル１６から延びる図７の部分８４といった部
分を有さないことがある。従って、そのような非規格及
びノッチされていないスライドはレール５０を使用する
にもかかわらず図１のスライド投写機１０の中に受け入
れられ得る。スライド上に配置される磁性材料及びこの
磁性材料の欠除は、受容領域の中に受容されたスライド
の向きの冗長な検査として使用されうる。このように、
始めはレール５０の使用によって排除されていない誤っ
た向きのスライドはやはり磁気ヘッド１３４及びそれに
接続されるプロセッサ２６を使用することによって誤っ
た向きの画像を生成させることを防止される。

【００５０】他の実施例では、図１６の本発明による投
写機１２６は、磁性材料１３２によって誤った向きであ
ると決定された誤った向きのスライドをカルーセル１２
８から排出するために、図１に図示され、説明される作
動装置レバー４０及び作動モータ４４を含みうる。図１
９に示されるように、磁性領域を有し、切截領域を有さ
ないスライドを使用することによって、操作者が排除さ
れたスライド１３８を取り除き、向きを変えることを可
能にするために、作動装置レバー４０の第１の端５６の
回動動作は排除されたスライド１３８の一部１３６をカ
ルーセル１３８中のスロットの上に持ち上げるために使
用されうる。或いは、スライドが正しい向きか否かにか
かわらず、作動装置レバー４０はカルーセル１２８から
任意のスライドを排出するための付加的な動作特性とし
て使用されうる。カルーセル１２８からのそのような排
出は、上述のように作動モータ４４を制御するためにプ
ロセッサ２６によって処理される排出スライド信号を入
力する入力装置を使用する操作者によって任意に制御さ
れうる。

【００５１】他の実施例では、図１に示される本発明に
よるスライド投写機１０又は図１６に示される本発明に
よる投写機１２６の両方は、図２０に示されるように基
部１８の下側の磁性材料の領域１４２を検出するための
第２の磁気ヘッド１４０を含みうる。領域１４２の配置
が筐体１４の上部から突出する検出部を有する第２の磁
気ヘッド１４０の位置に対して相補的であるかぎり、領
域１４２は基部１８の下側の任意の場所に配置されう
る。即ち、基部１８が筐体１４の上に取り付けられると
き、領域１４２はそれを読み取るための第２の磁気ヘッ
ド１４０に略隣接して配置される。領域１４２は表示さ
れた複数のスライドを識別するデータ、例えば操作者に
よって符号化された発表物のタイトルを記憶しうる。第
２の磁気ヘッド１４０はその中のデータを読み出し、プ
ロセッサ２６は出力装置３８を使用して又は上述の他の
出力技術を使用して、ディスプレイ上のテキストメッセ
ージといった適当なメッセージを発生する。

【００５２】従って基部１８にカルーセル１６又はカル
ーセル１２８を取り付けた後、操作者は複数のスライド
の性質又はタイトルを通知され、スライドを受け入れる
又は排除するか、又は一連のスライドのカルーセルの向
きを変えうる。例えば、操作者は特定のシーケンスで夫
々の基部を有する一連のスライドのカルーセルを有しう
る。夫々の基部上の識別磁性領域１４２は一連のカルー
セルを維持するために使用されうる。

【００５３】本発明による向きスライド投写機及びスラ
イドは特に望ましい実施例を参照してここに説明された
が、本発明の範囲及び精神を逸脱することなく形状及び
細部の様々な修正がなされうることは理解されるべきで
ある。本発明はある望ましい実施例を特に参照して詳述
されたが、本発明の範囲及び精神を逸脱することなく変
更及び修正がなされうることは理解されるべきである。

【図面の簡単な説明】

【図１】スライド投写機の斜視切截図を示す図である。

【図２】作動装置レバーと係合するレールの部品が分離
されて示される斜視図を示す図である。

【図３】作動装置レバーと係合するレールの部品が分離
されて示される斜視図を示す図である。

【図４】図１の線４−４に沿ったカルーセルの一部分の
断面図を示す図である。

【図５】図１の線５−５に沿ったカルーセルの一部分の
他の実施例の断面図を示す図である。

【図６】図１の線５−５に沿ったカルーセルの一部分の
他の実施例の断面図を示す図である。

【図７】スロットの中の誤った向きのスライドの斜視切
截図を示す図である。

【図８】正しい向きのスライドが連続的にカルーセルの
中へ排出されて戻されるところを示す斜視切截図を示す
図である。

【図９】正しい向きのスライドが連続的にカルーセルの
中へ排出されて戻されるところを示す斜視切截図を示す
図である。

【図１０】正しい向きのスライドが連続的にカルーセル
の中へ排出されて戻されるところを示す斜視切截図を示
す図である。

【図１１】スライドを位置決めするためのスロットの他
の実施例の斜視断面図を示す図である。

【図１２】図１のスロットの平面図を示す図である。

【図１３】除去アームの側面図を示す図である。

【図１４】カルーセルの回転後の図１１のスロットの斜
視断面図を示す図である。

【図１５】図１４のスロットの平面図である。

【図１６】スライドの向きを決定するために磁性材料及
び磁気ヘッドを使用する投写機の他の実施例の斜視切截
図を示す図である。

【図１７】磁性材料が磁気ヘッドによって受容され、読
み出されているスライドの斜視断面図を示す図である。

【図１８】磁性材料が磁気ヘッドによって受容され、読
み出されているスライドの斜視断面図を示す図である。

【図１９】磁性材料がカルーセルから排出されているス
ライドの斜視断面図を示す図である。

【図２０】識別データを符号化する磁性材料の部分を有
する底部の下から見た平面図を示す図である。

【符号の説明】

１０ スライド投写機 １２ スライド １４ 筐体 １６ カルーセル １８ 基部 ２０ ローラ ２２ スライド押出モータ ２４ スライド押出レバー ２６ プロセッサ ２８ 受容スロット ３０ カルーセルのスロット ３２ 中央開口 ３４ ローラの車軸 ３６ メモリ ３８ 出力装置 ４０ 作動装置レバー ４２ ピン ４４ 作動モータ ４６ スロット壁部の空洞部 ４８ スロットの壁部 ５０ レール ５２，５４ レールの端部 ５６ 作動装置レバーの第１の端 ５８，６０ チャネル部 ６２ カルーセルの内側の周囲表面 ６４ カルーセルの外側の周囲表面 ７０ 外側の周囲表面の一部 ７２ ベースユニット ７４ 第１の端の第１の縁 ７６ レールの端の内側の縁 ７８ 誤った向きのスライド ８０ 切截部 ８２ スライドの縁又は表面 ８４ スロットから外へ延びる部分 ８６ スライドの下面 ８８ スライド押出レバーの係合端 ９０ 他のスロット ９２ スロットの第１の壁部 ９４ スロットの第２の壁部 ９６ 矩形の断面を有する円柱状のブロック ９８ 開口した部分 １００ カバー部 １０２ スライド １０４ 開いた空間 １１６ 除去アーム １１８ 中央スロット １２２，１２４ 先細の端 １２６ 磁性特徴を使用する他の投写機 １２８ カルーセル １３０ 磁性材料を有するスライド １３２ 磁性材料 １３４ 第１の磁気ヘッド １３６ 隆起部 １３８ 除去されたスライド １４０ 第２の磁気ヘッド １４２ 基部の下側の磁性材料

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイル フレデリック マッキンタイア アメリカ合衆国，ニューヨーク 14472, ホネオイ・フォールズ，チーズ・ファクト リ・ロード 630 (72)発明者 エドワード ワイスバーガー アメリカ合衆国，ニューヨーク 14534, ピッツフォード，ウールストン・ロード 354

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 軸の回りに回転可能な可動スライドホル
   ダのスロットの中に格納されたフィルムスライドから画
   像を生成するフィルムスライド投写機であって、 筐体と、 環状溝及び受容スロットを有する非回転基部と、 上記受容スロットに受容されたスライドが誤った向きで
   あるか否かを示す検出信号を発生する手段と、 上記検出信号に応答し、上記受容されたフィルムスライ
   ドが所定の正しい向きであるか否かを決定し、上記受容
   されたフィルムスライドの向きの決定と同時に上記受容
   されたフィルムスライドからの画像の生成を制御するプ
   ロセッサとからなり、 上記可動スライドホルダは、上記受容スロットの上方の
   各フィルムスライドが画像を生成するために投影光源の
   近傍に配置されるよう、上記各フィルムスライドを上記
   受容スロットを通して移動させるよう上記環状溝の中で
   摺動するよう動く、フィルムスライド投写機。
2. 【請求項２】 軸の回りに回転可能な可動スライドホル
   ダのスロットの中に格納されたフィルムスライドから画
   像を生成するフィルムスライド投写機であって、 筐体と、 環状溝及び受容スロットを有する非回転基部と、 上記受容スロットに受容されたフィルムスライドの上に
   磁性材料の領域が存在するか否かを示す検出信号を発生
   する第１の磁気ヘッドと、 上記検出信号に応答し、上記受容されたフィルムスライ
   ドが所定の正しい向きであるか否かを決定し、上記受容
   されたフィルムスライドの向きの決定と同時に上記受容
   されたフィルムスライドからの画像の生成を制御するプ
   ロセッサとからなり、 上記可動スライドホルダは、上記受容スロットの上方の
   各フィルムスライドが画像を生成するために投影光源の
   近傍に配置されるよう、上記各フィルムスライドを上記
   受容スロットを通して移動させるよう上記環状溝の中で
   摺動するよう動く、フィルムスライド投写機。
3. 【請求項３】 上記受容されたフィルムスライドの向き
   の決定時の上記プロセッサからの出力信号に応答し、対
   応する向き状態メッセージを発生し出力する出力装置
   と、 受信されたスライドが誤った向きであると決定されると
   同時に上記プロセッサによって発生される排出制御信号
   に応答し、上記可動スライドホルダの空のスロットに戻
   すために上記誤った向きの受容されたフィルムスライド
   を排出するスライド押出レバーと、 上記プロセッサからの制御信号に応答し、上記排出され
   たフィルムスライドが誤った向きであることを示すため
   に上記排出されたフィルムスライドの一部を露出させる
   よう上記排出されたスライドを上記可動スライドホルダ
   の外へ持ち上げる作動装置レバーと、 上記基部の上に配置される磁性材料の領域に応答し、デ
   ータ信号を発生する第２の磁気ヘッドとを更に有し、 上記出力装置は、上記受容されたフィルムスライドの向
   きを示すテキストメッセージを表示するディスプレイか
   又は点灯又は非点灯によって上記受容されたフィルムス
   ライドの向きを示す少なくとも１つのインジケータ灯で
   あるか、又は上記受容されたフィルムスライドの向きを
   示す音声メッセージを発生するスピーカであり、 上記データ信号に応答する上記プロセッサは、上記基部
   の下側に配置される上記磁性材料の領域に対応する上記
   可動スライドホルダの中の上記フィルムスライドに関連
   する識別メッセージを上記出力装置によって発生させ、 上記第２の磁気ヘッドは上記磁性材料の領域から符号化
   された識別データを読み出すよう上記磁性材料の領域に
   略隣接して配置されるべき検出表面を有する、請求項２
   記載のフィルムスライド投写機。