JPH11101933A - 変換レンズ切替装置 - Google Patents

変換レンズ切替装置

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JPH11101933A
JPH11101933A JP26407797A JP26407797A JPH11101933A JP H11101933 A JPH11101933 A JP H11101933A JP 26407797 A JP26407797 A JP 26407797A JP 26407797 A JP26407797 A JP 26407797A JP H11101933 A JPH11101933 A JP H11101933A
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conversion
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2つの変換レンズを選択的に撮影光路中に挿脱
可能に構成し、特に、一方の変換レンズの使用時におい
て、他方の変換レンズの挿脱動作に前記使用中の変換レ
ンズの挿脱動作を追従させる。 【解決手段】レシオコンバータ切替レバー24の回動動
作は引張バネ74を介して扇形状歯車64に伝達され、
扇形状歯車64に噛合されたレシオコンバータ30が支
軸34を中心に使用位置Qと退避位置P2 の間で回動す
る。レシオコンバータ30が使用位置Qに在る時、エク
ステンダー切替レバー22によってエクステンダー28
の挿入操作を行うと、レシオコンバータ30はエクステ
ンダー28に押されて引張バネ74の付勢力に抗して退
避位置P2 へと移動する。従って、次に、エクステンダ
ー28の退避操作を行うと、引張バネ74の付勢力によ
ってレシオコンバータ30は使用位置Qに復帰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変換レンズ切替装置
に係り、特に、放送用テレビカメラ等に用いられ、倍率
の異なる2つの変換レンズを撮影光路中に選択的に挿脱
させるための変換レンズ切替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、放送用テレビカメラ等の分野で
は、アスペクト比4:3とアスペクト比16:9を選択
的に切り替えることができるカメラが実用化されてい
る。この種のスイッチャブル対応カメラでは、例えば、
撮像面に16:9のCCD素子が用いられ、アスペクト
比4:3に設定された場合には、CCD素子の左右の一
部領域を使用せず、中央部のアスペクト比4:3の領域
のみを使用するようになっている。従って、アスペクト
比4:3に設定した場合には画角が約20%狭くなり、
画面に写る映像は撮影レンズ本来の諸元を満たしたもの
でないという問題があった。
【0003】かかる課題に対し、撮影光路上に約0.8
倍程度の変換レンズ(レシオコンバータ)を挿脱させて
イメージサイズφを変更し、上記欠点を解消する方法も
知られている。このように2つの変換レンズを光軸上に
挿脱させる機構は、例えば、特開平8−171043号
公報に開示されている。同公報では、倍率の異なる2つ
の変換レンズが回動自在に支持されており、各レンズ
は、撮影光路外のそれぞれの退避位置から撮影光路中の
使用位置へ移動可能となっている。そして、各レンズを
個別に回動させるための操作部材として、レンズ装置ケ
ーシングの前後面に2つの操作レバーが設けられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
変換レンズの切替機構では、レシオコンバータ切替レバ
ーを操作してレシオコンバータを使用位置に挿入した状
態でエクステンダー切替レバーを操作してエクステンダ
ーの挿入動作を行うと、エクステンダーの回動動作によ
ってレシオコンバータは使用位置から押し出され、退避
位置へと移動するようになっている。ところが、その
後、エクステンダー切替レバーを操作して、エクステン
ダーを撮影光路上から離脱させても、レシオコンバータ
は退避位置に位置したままの状態となっている。従っ
て、レシオコンバータを使用位置に復帰させるには、再
びレシオコンバータ切替レバーを操作しなければなら
ず、切替操作が煩雑であるという欠点がある。
【0005】一方、かかる課題に対して、特開平8−1
84889号公報では、エクステンダーレンズとシュリ
ンカ(レシオコンバータに相当)とをクラッチを介して
連結し、操作部材の一操作でエクステンダーレンズとシ
ュリンカとの切替動作を同時に行うようにしている。し
かし、同公報に記載の如くクラッチを用いた構成は切替
機構が複雑であるという問題がある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、簡易な機構によって、倍率の異なる2つの変換
レンズのうちの何れか一方を選択的に挿脱することがで
き、特に、一方の変換レンズ(レシオコンバータ)の使
用時には、他方の変換レンズ(エクステンダー)の挿脱
動作に前記一方の(使用中の)変換レンズの挿脱動作を
追従させることができる変換レンズの切替装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、倍率の異なる2種類の変換レンズを選択操
作に応じて撮影光路中に挿脱させる変換レンズ切替装置
において、撮影光路外の第1の退避位置及び撮影光路中
の第1の使用位置間で回動自在に設けられた第1の変換
レンズと、前記第1の変換レンズを前記第1の退避位置
又は第1の使用位置に移動させるための操作を行う第1
の操作手段と、撮影光路外の第2の退避位置及び撮影光
路中の第2の使用位置間で回動自在に設けられ、前記第
1の変換レンズが第1の使用位置に向かう方向に移動さ
れたときに前記第1の変換レンズの枠部が当接するよう
に配置された第2の変換レンズと、前記第2の変換レン
ズを前記第2の退避位置又は第2の使用位置に移動させ
るための操作を行う第2の操作手段と、前記第2の変換
レンズの回動動作に連動して回動する連動部材と、前記
連動部材及び前記第2の操作手段を連結し前記連動部材
を回動方向に付勢する付勢手段であって、前記第2の操
作部材の操作方向に応じて付勢方向が反転するように配
設された付勢手段と、から成ることを特徴としている。
【0008】本発明によれば、第1及び第2の変換レン
ズが共に撮影光路から退避している状態(スルー状態)
では、第1の操作手段を操作することによって、第1の
変換レンズを撮影光路外の第1の退避位置と撮影光路中
の第1の使用位置との間で自由に移動可能であり、第1
の変換レンズだけを独立して挿脱することができる。同
様に、このスルー状態では、第2の操作手段を操作する
ことによって、第2の変換レンズを第2の退避位置と第
2の使用位置との間で自由に移動させることができ、第
2の変換レンズだけを独立して挿脱することができる。
【0009】その一方、第2の変換レンズが撮影光路中
の第2の使用位置に挿入されている時に、第1の操作手
段を操作して第1の変換レンズを撮影光路中に進出させ
ると、第1の変換レンズの枠部が第2の変換レンズに当
接し、第1の変換レンズの回動動作によって第2の変換
レンズは撮影光路上から押し出される。こうして、第2
の変換レンズは第2の退避位置に移動し、代わって第1
の変換レンズが撮影光路中の第1の使用位置に移動す
る。
【0010】このとき、第2の変換レンズは、連結部材
と第2の操作手段との間に設けられた付勢手段の付勢力
に抗して、第2の操作部材の操作位置(第2の変換レン
ズの挿入を設定する位置)とは逆の方向(第2の変換レ
ンズが退避する方向)に強制的に移動される。従って、
次に、第1の操作手段を操作して第1の変換レンズを撮
影光路から退避する方向に移動させると、付勢手段に蓄
えられた力が解放され、その付勢力によって第2の変換
レンズは撮影光路中の第2の使用位置に復帰する。
【0011】これにより、第2の変換レンズの使用時に
は、第1の変換レンズの挿脱動作に第2の変換レンズの
挿脱動作を追従させることができ、切替操作が容易にな
る。また、第1の変換レンズの挿入によって撮影光路か
ら強制的に押し出された第2の変換レンズを、第1の変
換レンズの退避動作とともに付勢手段の付勢力によって
元の撮影光路中の位置(第1の使用位置)に復帰させる
ようにしたので、クラッチ等が不要で簡単に構成するこ
とができる。
【0012】特に、第1の変換レンズと第2の変換レン
ズとを共通の軸に独立して回動自在に設けることによ
り、一層の省スペース化を図ることができる。本発明
は、2倍以上の拡大系レンズ(エクステンダー)と等倍
(1倍)未満の縮小系レンズ(レシオコンバータ)とを
選択的に切り替える変換レンズ切替装置に適用すること
が可能であり、有効撮像画面のアスペクト比を4:3と
16:9とに選択的に切り替えることができるテレビカ
メラに用いられるテレビレンズに組み込むと一層効果的
である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る変換レンズ切替装置の好ましい実施の形態について詳
説する。図1は、本発明の実施の形態に係る変換レンズ
切替装置を適用したテレビカメラ用ズームレンズ装置
(ENGレンズ)の外観平面図である。同図に示すテレ
ビカメラ用ズームレンズ装置1は、ENGカメラ等の放
送用テレビカメラに用いられるインナーフォーカス式ズ
ームレンズであり、レンズ本体2の前面にレンズフード
4が設けられるとともに、レンズ本体2の側部に駆動ユ
ニット6が取り付けられている。
【0014】レンズ本体2は、レンズ本体2の周面に
は、フォーカスギヤ8、ズームギヤ10及びアイリスギ
ヤ12が形成されており、各ギヤ8、10、12は駆動
ユニット6の対応する動力伝達系のギヤ(不図示)にそ
れぞれ噛合される。図1中符号14はフォーカスリン
グ、16はズームリング、17はズームシーソーコント
ロールレバー、18はVTRスイッチ、19はストラッ
プバンドである。
【0015】レンズ本体2の内部構成については、図示
されていないが、周知の如く、鏡胴内には、前方から順
に、固定フォーカスレンズ群、移動フォーカスレンズ
群、変倍レンズ系、補正レンズ系、アイリス、及びリレ
ーレンズ等が設けられ、その後方に、変換レンズ切替装
置に相当するエクステンダー部20が設けられている。
エクステンダー部20の後端面には、エクステンダー切
替レバー(第1の操作手段)22が設けられるとともに
(図2参照)、エクステンダー部20の前端面には、図
3に示したようにレシオコンバータ切替レバー(第2の
操作手段)24が設けられている。尚、図3ではレンズ
フード4は省略されている。
【0016】図4はエクステンダー部20の正面透視図
であり、図5はその断面図である。エクステンダー部2
0はケース体26を有し、このケース体26内には、例
えば、2倍のエクステンダー(第1の変換レンズに相
当)28と、約0.8倍のレシオコンバータ(第2の変
換レンズに相当)30が配置される。尚、エクステンダ
ー28やレシオコンバータ30はそれぞれ1枚又は複数
枚のレンズにより構成される。
【0017】エクステンダー28の枠体32は、支軸3
4に取り付けるための保持用リング32Aを有し(図5
参照)、このリング32Aを介してエクステンダー28
は支軸34に回動自在に支持されている。同様に、レシ
オコンバータ30の枠体36は、支軸34に取り付ける
ための保持用リング36Aを有し、このリング36Aを
介してレシオコンバータ30は支軸34に回動自在に支
持されている。
【0018】図4に示した位置P1 がエクステンダー2
8の退避位置(第1の退避位置)であり、位置P2 がレ
シオコンバータ30の退避位置(第2の退避位置)であ
る。そして、位置Qが撮影光路中の使用位置となる。ま
た、退避位置P1 でエクステンダー28を係止するため
にケース体26には図示せぬストッパが設けられてお
り、該ストッパにエクステンダー28の枠体32の縁部
が当接することによって、エクステンダー28が所定の
退避位置(P1)に位置決めされる。
【0019】同様に、退避位置P2 でレシオコンバータ
30を係止するためにケース体26には図示せぬストッ
パが設けられており、該ストッパにレシオコンバータ3
0の枠体36の縁部が当接することによって、レシオコ
ンバータ30が所定の退避位置(P2 )に位置決めされ
る。更に、エクステンダー28の枠体32にネジ螺合部
を有する取付部32Bが形成され、この取付部32Bに
ストッパ38が取り付けられる。他方、レシオコンバー
タ30の枠体36には前記ストッパ38の頭部が当接さ
れる平坦部(当接部)36Bが形成されている。エクス
テンダー28のストッパ38がレシオコンバータ30の
平坦部36Bに当たって係止されることによって、エク
ステンダー28及びレシオコンバータ30が所定の使用
位置Qに位置決めされる。
【0020】尚、ケース体26には、エクステンダー2
8及びレシオコンバータ30を位置決めする図示せぬス
トッパがネジ螺合部を介して設けられており、このスト
ッパのねじ込み量を調整することによってエクステンダ
ー28及びレシオコンバータ30の係止位置を調節でき
るようになっている。図5に示されているように、エク
ステンダー30の保持用リング32Aとレシオコンバー
タ30の保持用リング36Aは支軸34に互い違いに配
置されている。また、保持用リング32A、36Aに
は、ギヤ40、42が一体的に形成されている。
【0021】エクステンダー切替レバー22の軸44は
ケース体26に回動自在に支持されており、該軸44の
端部にはギヤ45が一体的に固設されている。そして、
該ギヤ45は保持用リング32Aのギヤ40に噛合され
るとともにギヤ46と噛合されている。ギヤ46はケー
ス体26に固設された軸48に回動自在に支持されてお
り、このギヤ46にはピン50が植設されている。
【0022】更に、ケース体26の所定の位置にもピン
52が固設されており、両ピン50、52間に引張バネ
54が渡されている。即ち、引張バネ54の一端は不動
に固定されたピン52に係合され、他端はギヤ46と共
に回動するピン50に係合されている。こうして、引張
バネ54によってギヤ46は周方向に付勢されるが、ギ
ヤ46の回動位置によって引張バネ54の支点位置が移
動し、その付勢方向が変わるようになっている。かかる
構成により、エクステンダー切替レバー22を回動操作
することにより、ギヤ45、40を介してエクステンダ
ー28を支軸34の回りに回動させることができる。
【0023】レシオコンバータ切替レバー24の軸58
は、ケース体26に回動自在に支持されており、該軸5
8の端部にはプレート部材60が一体的に設けられてい
る。そして、このプレート部材60にはピン62が植設
されている。一方、レシオコンバータ30の保持用リン
グ36Aに形成されたギヤ42には、扇形状歯車(連動
部材)64が噛合されている。この扇形状歯車64はプ
レート部材66に固設された軸68に回動自在に支持さ
れており、該プレート部材66はボルト70によってケ
ース体26に取り付けられている。
【0024】前記扇形状歯車64にはピン72が植設さ
れており、該ピン72とプレート部材60のピン62と
の間に引張バネ(付勢手段)74が渡されている。即
ち、引張バネ74の一端は扇形状歯車64のピン72に
係合され、他端はレシオコンバータ切替レバー24と一
体的に回動するピン62に係合されている。こうして、
引張バネ74によって扇形状歯車64は回動方向に付勢
されるが、レシオコンバータ切替レバー24の操作位置
や扇形状歯車64の回動位置によって引張バネ74の支
点位置が移動し、その付勢方向が変わるようになってい
る。
【0025】これにより、レシオコンバータ切替レバー
24を回動操作することにより、その回動動作が引張バ
ネ74を介して扇形状歯車64に伝達され、扇形状歯車
64を介してレシオコンバータ30を支軸34の回りに
回動させることができる。次に、上記の如く構成された
変換レンズ切替装置を備えたテレビカメラ用ズームレン
ズ装置の作用を説明する。
【0026】先ず、エクステンダー28単体の動作につ
いて述べる。図6に示すように、エクステンダー28が
退避位置P1 に存在するとき、ギヤ46は引張バネ54
によって図中時計回り方向に付勢されている。従って、
該ギヤ46と噛合するギヤ45には反時計回り方向の力
が加わり、ギヤ45と噛み合うエクステンダー28の枠
体32には時計回り方向の力が付与される。こうして、
エクステンダー28は図示せぬストッパに押し付けられ
て退避位置P1 に維持される。
【0027】この状態から、エクステンダー切替レバー
22を図6中時計回り方向に操作すると、図7に示した
ように、エクステンダー切替レバー22の軸44に固設
されたギヤ45が時計回り方向に回転する。この操作に
よって、ギヤ45と噛合するエクステンダー28の枠体
32は軸34を中心に反時計回転方向に回動し、エクス
テンダー28は使用位置Qに移動する。
【0028】また、ギヤ45と噛み合うギヤ46も反時
計回り方向に回転する。ギヤ46の回転によってピン5
0の位置が移動し、引張バネ54によるギヤ46の付勢
方向が変わる。即ち、ギヤ46は図7中反時計回り方向
に付勢され、エクステンダー28の枠体32には反時計
回り方向に力が付与される。こうして、エクステンダー
28のストッパ38がレシオコンバータ30の枠体36
の平坦部36Bに押し付けられてエクステンダー28が
使用位置Qに維持される。
【0029】図7に示した状態からエクステンダー切替
レバー22を反時計回り方向に操作して図6に示した退
避状態に戻すことができる。続いて、レシオコンバータ
の動作について説明する。アスペクト比を4:3又は1
6:9に切り替えることができるテレビカメラ(スイッ
チャブル対応カメラ)をアスペクト比16:9で使用す
る場合、16:9の有効画素領域(例えば、イメージサ
イズφ11)をそのまま使用することになる。この場合
は、図8に示したようにエクステンダー28とレシオコ
ンバータ30とを共にそれぞれの退避位置P1 、P2 に
位置させた状態(スルー状態)に設定する。
【0030】図8に示すように、レシオコンバータ切替
レバー24がレシオコンバータ・アウトの位置に設定さ
れてレシオコンバータ30が退避位置P2 にあるとき、
扇形状歯車64は引張バネ74によって図8中時計回り
方向に付勢されている。従って、扇形状歯車64と噛み
合うレシオコンバータ30の枠体36には反時計回り方
向の力が付与され、レシオコンバータ30は図示せぬス
トッパに押し付けられて退避位置P2 に維持される。
【0031】他方、アスペクト比4:3で使用する場
合、16:9の有効画素領域の中で、4:3の領域(イ
メージサイズφ9)のみを使用することになる。かかる
場合に、画角を広げてイメージサイズφ11のときと同
じ画像サイズを得るためのレシオコンバータ30を撮影
光路中に挿入する。即ち、図9に示したように、レシオ
コンバータ切替レバー24を時計回り方向に180度操
作してレシオコンバータ30を使用位置Qに位置させる
レシオコンバータ・インの位置に設定する。レシオコン
バータ切替レバー24を時計回り方向に操作すると、レ
シオコンバータ切替レバー24軸の58に固設されたプ
レート部材60が時計回り方向に回転し、引張バネ74
の一端を支持しているピン62の位置が移動する。
【0032】こうして、引張バネ74の支点が移動し、
引張バネ74による扇形状歯車64の付勢方向が変わ
る。即ち、扇形状歯車64は反時計回り方向に付勢さ
れ、扇形状歯車64は引張バネ74の付勢力によって反
時計回り方向に回動する。この扇形状歯車64の回動に
よって、レシオコンバータ30の枠体36は軸34を中
心に時計回り方向に回動し、レシオコンバータ30は使
用位置Qに移動する。そして、レシオコンバータ30の
平坦部36Bがエクステンダー28のストッパ38の頭
部に押し当てられ、レシオコンバータ30が使用位置Q
に維持される。
【0033】図9に示した状態(エクステンダー・アウ
ト、レシオコンバータ・イン)でエクステンダー切替レ
バー22を操作してエクステンダー挿入の操作を行う
と、図7で説明したようにエクステンダー28が使用位
置Qの方向に回動する。このとき、エクステンダー28
のストッパ38とレシオコンバータ30の平坦部36B
とは互いに接触しているので、エクステンダー28の挿
入動作によってレシオコンバータ30は使用位置Qから
撮影光路外へと押し出される(図10参照)。
【0034】そして、レシオコンバータ30は、レシオ
コンバータ切替レバー24の操作位置(レシオコンバー
タ・インの設定位置)とは逆の方向(レシオコンバータ
・アウトに相当する退避位置P2 )に強制的に移動さ
れ、扇形状歯車64は引張バネ74の付勢力に抗して図
10中時計回転方向に回動する。これにより、引張バネ
74の一端を支持したピン72が移動して引張バネ74
が引き伸ばされ、該引張バネ74にバネが縮む方向の力
が蓄えられる。こうして、レシオコンバータ30は退避
位置P2 に移動し、代わってエクステンダーが撮影光路
中の使用位置Qに進出する。
【0035】図10に示した状態で、次に、エクステン
ダー切替レバー22を操作してエクステンダー・アウト
に設定すると、その操作に応じてエクステンダー28は
撮影光路上から退避する(図11参照)。そして、エク
ステンダー28が使用位置Qから退避位置P1 へと移動
することによって、引張バネ74に蓄えられていた力に
よって扇形状歯車64が図11に示したように時計回り
方向に回動する。こうして、レシオコンバータ30は撮
影光路中の使用位置Qに復帰する。
【0036】これにより、レシオコンバータ30の使用
時には、エクステンダー28の挿脱動作にレシオコンバ
ータ30の挿脱動作を追従させることができ、レンズ切
替操作が容易になる。また、エクステンダー28の挿入
によって使用位置Qから強制的に押し出されたレシオコ
ンバータ30を、エクステンダー28の退避動作ととも
に引張バネ74の付勢力によって元の使用位置Qに復帰
させるようにしたので、クラッチ等の複雑な機構が不要
となる。
【0037】尚、図9に示した状態からレシオコンバー
タ切替レバー24を反時計回り方向に操作して図8に示
した退避状態に戻すこともできる。図12には、図8に
示した状態(スルー状態)からエクステンダー切替レバ
ー22を操作してエクステンダー28を使用位置Qに移
動させた場合の様子が示されている。スイッチャブル対
応カメラをアスペクト比16:9で使用する場合、又
は、アスペクト比4:3のスタンダードカメラを使用す
る場合には、通常は図8に示した状態(スルー状態)に
設定する。そして、エクステンダー28を使用するとき
には、図7で説明した如くエクステンダー切替レバー2
2を回動操作して、エクステンダー・インの設定位置に
合わせる。この操作によって、図12に示したようにエ
クステンダー28が使用位置Qに移動する。
【0038】また、エクステンダー28の使用を解除す
るときには、エクステンダー切替レバー22を逆方向に
回動操作して、エクステンダー・アウトの設定位置に合
わせる。この操作によって、図8に示すようにエクステ
ンダー28が退避位置P1 に移動し、スルー状態に戻
る。上記実施の形態では、2倍のエクステンダー28
と、約0.8倍のレシオコンバータ30とを切り替える
場合を例に説明したが、変換レンズの倍率は各種の倍率
とすることができる。
【0039】また、上記実施の形態では、本発明をテレ
ビカメラ用ズームレンズ装置に適用した場合を例に説明
したが、本発明は各種の撮影光学系に広く適用すること
が可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る変換レ
ンズ切替装置によれば、第1の変換レンズを挿脱操作す
る第1の操作手段と、第2の変換レンズを挿脱操作する
第2の操作手段とを設けたことで、各変換レンズを個別
に切替動作させることができる。特に、第2の変換レン
ズの回動動作に連動して回動する連動部材と第2の操作
手段との間を付勢手段で連結し、該付勢手段によって連
動部材を回動方向に付勢するとともに、第2の操作部材
の操作方向に応じてその付勢方向が変わるようにしたの
で、第1の変換レンズの挿入によって撮影光路から強制
的に押し出された第2の変換レンズを、第1の変換レン
ズの退避動作とともに付勢手段の付勢力によって元の撮
影光路中の使用位置(第1の使用位置)に復帰させるこ
とができる。
【0041】こうして、第2の変換レンズの使用時にお
いて、第1の変換レンズの挿脱動作に第2の変換レンズ
の挿脱動作を追従させることができ、レンズ切替操作が
容易になる。また、従来のようなクラッチ機構等が不要
で簡単に構成することができるという利点がある。更
に、第1の変換レンズと第2の変換レンズとを共通の軸
に独立して回動自在に設けることにより、一層の省スペ
ース化を図ることができる。
【0042】本発明は、2倍以上の拡大系レンズ(エク
ステンダー)と等倍(1倍)未満の縮小系レンズ(レシ
オコンバータ)とを選択的に切り替える変換レンズ切替
装置に適用することが可能であり、有効撮像画面のアス
ペクト比を4:3と16:9とに選択的に切り替えるこ
とができるテレビカメラに用いられるテレビレンズに組
み込むと一層効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る変換レンズ切替装置
を適用したテレビカメラ用ズームレンズ装置の外観平面
【図2】図1に示したテレビカメラ用ズームレンズ装置
の背面図
【図3】図1に示したテレビカメラ用ズームレンズ装置
の正面図
【図4】図1に示したエクステンダー部の正面透視図
【図5】エクステンダー部の断面図
【図6】エクステンダーの動作を説明する為に用いた要
部正面透視図
【図7】エクステンダーの動作を説明する為に用いた要
部正面透視図
【図8】本発明の実施の形態に係る変換レンズ切替装置
の作用を説明する為に用いた要部正面透視図
【図9】本発明の実施の形態に係る変換レンズ切替装置
の作用を説明する為に用いた要部正面透視図
【図10】本発明の実施の形態に係る変換レンズ切替装
置の作用を説明する為に用いた要部正面透視図
【図11】本発明の実施の形態に係る変換レンズ切替装
置の作用を説明する為に用いた要部正面透視図
【図12】本発明の実施の形態に係る変換レンズ切替装
置の作用を説明する為に用いた要部正面透視図
【符号の説明】
1…テレビカメラ用ズームレンズ装置 2…レンズ本体 6…駆動ユニット 20…エクステンダー部(変換レンズ切替装置) 22…エクステンダー切替レバー(第1の操作手段) 24…レシオコンバータ切替レバー(第2の操作手段) 28…エクステンダー(第1の変換レンズ) 30…レシオコンバータ(第2の変換レンズ) 32…エクステンダーの枠体 34…支軸 36…レシオコンバータの枠体 42…ギヤ 64…扇形状歯車(連動部材) 74…引張バネ(付勢手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 倍率の異なる2種類の変換レンズを選択
    操作に応じて撮影光路中に挿脱させる変換レンズ切替装
    置において、 撮影光路外の第1の退避位置及び撮影光路中の第1の使
    用位置間で回動自在に設けられた第1の変換レンズと、 前記第1の変換レンズを前記第1の退避位置又は第1の
    使用位置に移動させるための操作を行う第1の操作手段
    と、 撮影光路外の第2の退避位置及び撮影光路中の第2の使
    用位置間で回動自在に設けられ、前記第1の変換レンズ
    が第1の使用位置に向かう方向に移動されたときに前記
    第1の変換レンズの枠部が当接するように配置された第
    2の変換レンズと、 前記第2の変換レンズを前記第2の退避位置又は第2の
    使用位置に移動させるための操作を行う第2の操作手段
    と、 前記第2の変換レンズの回動動作に連動して回動する連
    動部材と、 前記連動部材及び前記第2の操作手段を連結し前記連動
    部材を回動方向に付勢する付勢手段であって、前記第2
    の操作部材の操作方向に応じて付勢方向が反転するよう
    に配設された付勢手段と、 から成ることを特徴とする変換レンズ切替装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の変換レンズと第2の変換レン
    ズとは共通の軸に回動自在に支持されていることを特徴
    とする請求項1の変換レンズ切替装置。
  3. 【請求項3】 前記連動部材は、ギヤを介して前記第2
    の変換レンズと連結され、 該連結部材に前記付勢手段に相当する引張バネの一端が
    固定されるとともに、前記第2の操作部材に前記引張バ
    ネの他端が固定されて構成されることを特徴とする請求
    項1の変換レンズ切替装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の変換レンズとして2倍以上の
    拡大系レンズが設けられ、前記第2の変換レンズとして
    等倍未満の縮小系レンズが設けられていることを特徴と
    する請求項1の変換レンズ切替装置。
  5. 【請求項5】 有効撮像画面のアスペクト比を4:3と
    16:9とに選択的に切り替えることができるテレビカ
    メラに適用可能なテレビレンズに採用されることを特徴
    とする請求項1の変換レンズ切替装置。
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