JPH11100A - ソーセージ等のリンク状の食品の製造装置 - Google Patents

ソーセージ等のリンク状の食品の製造装置

Info

Publication number
JPH11100A
JPH11100A JP16944097A JP16944097A JPH11100A JP H11100 A JPH11100 A JP H11100A JP 16944097 A JP16944097 A JP 16944097A JP 16944097 A JP16944097 A JP 16944097A JP H11100 A JPH11100 A JP H11100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link
casing
electric motor
shaft
pincher
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16944097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3736048B2 (ja
Inventor
Minoru Kasai
稔 笠井
Hideaki Arai
英昭 荒井
Katsuya Tanabe
勝也 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitec Co Ltd
Original Assignee
Hitec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitec Co Ltd filed Critical Hitec Co Ltd
Priority to JP16944097A priority Critical patent/JP3736048B2/ja
Publication of JPH11100A publication Critical patent/JPH11100A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3736048B2 publication Critical patent/JP3736048B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Meat And Fish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多様な種類及びサイズのケーシング並びに製
造する多様な種類及びサイズのソーセージ等のリンク状
の食品に即応し得ると共に、高精度、高速、高製品歩留
まりな製造を可能とする簡単な構成で保守の簡便なソー
セージ等のリンク状の食品の製造装置を提供すること。 【解決手段】 ソーセージの製造装置1は、充填管4
と、充填管4を進退させる進退手段7と、充填管4に原
料を供給する計量ポンプ8と、計量ポンプ8を駆動する
電動モータ9と、ケーシング3を回転させるチャック1
3と、充填管4及びチャック13を回転駆動させる電動
モータ14と、電動モータ14の出力転軸16の回転の
充填管4への伝達、非伝達を選択する選択手段17と、
ケーシング3を挟持してソーセージ2を形成し、ソーセ
ージ2を搬送するピンチャー18と、ピンチャー18を
駆動する電動モータ20と、ピンチャー18の位置を検
出するピンチャー位置検出手段22と、ピンチャー18
の移動量を検出するピンチャー移動量検出手段23とを
具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多様な種類及びサ
イズのケーシング並びに製造する多様な種類及びサイズ
のソーセージ等のリンク状の食品に即応し得るソーセー
ジ等のリンク状の食品の製造装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の製造装置とし
ては、特公平1−13329号公報及び特開平2−28
6036号公報等に記載されたものがあり、特公平1−
13329号公報に記載の製造装置は、計量ポンプの原
料吐出速度を可変とする装置と、リンク形成装置のリン
ク形成速度を可変とする装置との両者を設けて、人工ケ
ーシングからなるソーセージと天然腸ケーシングからな
るソーセージとの両方の高速製造を可能としたものであ
り、特開平2−286036号公報に記載の製造装置
は、人工ケーシングを主に対象とし、計量ポンプを駆動
する電動モータと、チャックを駆動する電動モータと、
リンク形成装置を駆動する電動モータとを個別に独立に
して設け、それぞれの電動モータによって駆動される計
量ポンプの計量ロータの回転速度、チャックの回転速
度、リンク形成装置のリンク形成速度のそれぞれを独立
して変更可能としたものであって、使用するケーシング
に最適な運転条件を簡単な操作で設定できるようにする
と共に、特公平1−13329号公報に記載の具体的な
製造装置における複雑な構成を簡素化し得たものであ
る。
【0003】ところで、特公平1−13329号公報に
具体的に記載の製造装置は、上述のように、計量ポン
プ、チャック、リンク形成装置及び充填管をそれぞれ駆
動する駆動装置の構造が比較的複雑であり、一方、特開
平2−286036号公報に具体的に記載の製造装置
は、主として、人工ケーシングのうちのセルローズケー
シングを対象とし、コラーゲンケーシング又は天然腸ケ
ーシングへの適応性にそれ程優れたものではない。
【0004】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、多様な種類及びサ
イズのケーシング並びに製造する多様な種類及びサイズ
のソーセージ等のリンク状の食品に即応し得ると共に、
高精度、高速、高製品歩留まりな製造を可能とする簡単
な構成で保守の簡便なソーセージ等のリンク状の食品の
製造装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のソーセージ等の
リンク状の食品の製造装置は、ソーセージ等のリンク状
の食品のための原料をケーシング内に充填すると共に当
該ケーシングを支持するための充填管と、この充填管に
原料を供給するための計量ポンプと、この計量ポンプを
駆動するための電動モータを有した計量ポンプ駆動手段
と、充填管により原料が充填され且つ回転されるケーシ
ングを挟持してリンク状の食品に形成すると共に形成さ
れたリンク状の食品を搬送するためのピンチャーを有し
たリンク形成手段と、このリンク形成手段を駆動するた
めの電動モータを有したリンク形成駆動手段と、リンク
形成手段のピンチャーの位置を検出するためのピンチャ
ー位置検出手段と、このピンチャー位置検出手段からの
検出信号に基づいて計量ポンプ駆動手段の起動を制御す
るための制御手段とを具備している。
【0006】上記のソーセージ等のリンク状の食品の製
造装置において、原料が充填されたケーシングを回転さ
せるために、当該原料が充填されたケーシングに摩擦的
に係合するための回転自在なチャックと、このチャック
を回転駆動させるための電動モータを有したケーシング
回転用駆動手段と具備しており、ここにおいて、ケーシ
ングを支持するための充填管は回転自在であり、ケーシ
ング回転用駆動手段は、その電動モータが両軸型モータ
からなり、両軸型モータの一方側の出力回転軸の回転を
チャックに伝達するための第一の伝達機構と、両軸型モ
ータの他方側の出力回転軸の回転を充填管に伝達するた
めの第二の伝達機構とを具備していてもよい。
【0007】また上記ソーセージ等のリンク状の食品の
製造装置において、原料が充填されたケーシングを回転
させるために、ケーシングを支持するための充填管は回
転自在であり、原料が未充填であるケーシングに係合す
るための回転自在な制動体と、この制動体及び充填管を
回転させるための電動モータを有したケーシング回転用
駆動手段とを具備しており、ここにおいて、ケーシング
回転用駆動手段は、その電動モータが両軸型モータから
なり、両軸型モータの一方側の出力回転軸の回転を制動
体に伝達するための第一の伝達機構と、両軸型モータの
他方側の出力回転軸の回転を充填管に伝達するための第
二の伝達機構とを具備していてもよい。
【0008】また本発明の上記ソーセージ等のリンク状
の食品の製造装置では、フックと、このフックが取り付
けられた無端体と、この無端体を走行駆動するための電
動モータを有した無端体駆動手段と、リンク形成手段か
ら送出されるリンク状の食品をフックに引っかけるべ
く、当該食品をフックに案内するための案内手段とを具
備した、リンク形成手段からのリンク状の食品をループ
に形成するためのループ形成手段と、フックの位置を検
出するためのフック位置検出手段とを更に具備してお
り、制御手段は、ピンチャー位置検出手段からの検出信
号に基づいて、走行するピンチャーを所定位置に停止さ
せるべく、リンク形成駆動手段の電動モータを制御する
と共に、フック位置検出手段からの検出信号に基づい
て、走行するフックを所定位置に停止させるべく、無端
体駆動手段の電動モータを制御するように、構成されて
いる。
【0009】ループ形成手段を具備するソーセージ等の
リンク状の食品の製造装置では、リンク形成手段のピン
チャーの移動量を検出するためのピンチャー移動量検出
手段を更に具備しており、制御手段は、ピンチャー移動
量検出手段からの検出信号に基づいて無端体駆動手段の
電動モータを制御するように構成されている。
【0010】上記のソーセージ等のリンク状の食品の製
造装置において、リンク形成手段は、ピンチャーが取り
付けられた一対の無端体と、この無端体が掛け渡された
一対の駆動ホイール及び一対の従動ホイールとを具備し
ており、リンク形成駆動手段の電動モータは、その出力
回転軸がリンク形成手段の一方の駆動ホイールの駆動軸
と同心となるように、配置されている。
【0011】更に本発明のソーセージ等のリンク状の食
品の製造装置は、ソーセージ等のリンク状の食品のため
の原料をケーシング内に充填すると共に当該ケーシング
を支持するための充填管と、この充填管に原料を供給す
るための計量ポンプと、この計量ポンプを駆動するため
の電動モータを有した計量ポンプ駆動手段と、充填管に
より原料が充填され且つ回転されるケーシングを挟持し
てリンク状の食品に形成すると共に形成されたリンク状
の食品を搬送するためのピンチャーを有したリンク形成
手段と、このリンク形成手段を駆動するための電動モー
タを有したリンク形成駆動手段と、リンク形成手段のピ
ンチャーの移動量を検出するためのピンチャー移動量検
出手段と、リンク形成手段からのリンク状の食品をルー
プに形成するためのループ形成手段と、ピンチャー移動
量検出手段からの検出信号に基づいてループ形成手段を
制御するための制御手段とを具備しており、ループ形成
手段は、フックと、このフックが取り付けられた無端体
と、この無端体を走行駆動するための電動モータを有し
た無端体駆動手段と、リンク形成手段から送出されるリ
ンク状の食品をフックに引っかけるべく、当該食品をフ
ックに案内するための案内手段とを具備しており、制御
手段は、無端体駆動手段の電動モータをピンチャー移動
量検出手段からの検出信号に基づいて制御するように構
成されており、リンク形成手段は、ピンチャーが取り付
けられた一対の無端体と、この無端体が掛け渡された一
対の駆動ホイール及び一対の従動ホイールとを具備して
おり、リンク形成駆動手段の電動モータは、その出力回
転軸がリンク形成手段の一方の駆動ホイールの駆動軸と
同心となるように、配置されている。
【0012】上記のソーセージ等のリンク状の食品の製
造装置において、原料が充填されたケーシングを回転さ
せるために、当該原料が充填されたケーシングに摩擦的
に係合するための回転自在なチャックと、このチャック
を回転駆動させるための電動モータを有したケーシング
回転用駆動手段とを更に具備しており、ここにおいて、
ケーシングを支持する充填管は回転自在であり、ケーシ
ング回転用駆動手段は、その電動モータが両軸型モータ
からなり、両軸型モータの一方側の出力回転軸の回転を
チャックに伝達するための第一の伝達機構と、両軸型モ
ータの他方側の出力回転軸の回転を充填管に伝達するた
めの第二の伝達機構とを具備していてもよい。
【0013】一方、上記のソーセージ等のリンク状の食
品の製造装置において、原料が充填されたケーシングを
回転させるために、ケーシングを支持する充填管は回転
自在であり、原料が未充填であるケーシングに係合する
ための回転自在な制動体と、この制動体及び充填管を回
転させるためのケーシング回転用駆動手段とを更に具備
しており、ここにおいて、ケーシング回転用駆動手段
は、その電動モータが両軸型モータからなり、両軸型モ
ータの一方側の出力回転軸の回転を制動体に伝達するた
めの第一の伝達機構と、両軸型モータの他方側の出力回
転軸の回転を充填管に伝達するための第二の伝達機構と
を具備していてもよい。
【0014】本発明では上記の各ソーセージ等のリンク
状の食品の製造装置において、計量ポンプ駆動手段、リ
ンク形成駆動手段及びケーシング回転用駆動手段のそれ
ぞれは、その電動モータの出力回転軸の回転を変速させ
るための変速手段を具備している。
【0015】また上記のソーセージ等のリンク状の食品
の製造装置の案内手段は、リンク形成手段からのリンク
状の食品を所定位置に案内するための固定シュートを具
備しており、ループ形成手段の無端体は、水平面内に配
された巻き掛け走行体からなる。
【0016】また上記のソーセージ等のリンク状の食品
の製造装置において、ループ形成手段は、無端体が掛け
渡された駆動ホイール及び従動ホイールと、従動ホイー
ルが回転自在に設けられたフレームと、このフレームに
水平方向に位置調整自在に取り付けられたハウジング
と、一方の駆動ホイールに固着された垂直駆動軸とを具
備しており、無端体駆動手段の電動モータは、その出力
回転軸が垂直駆動軸にハウジング内において連結され
て、ハウジング内に収容されており、ハウジングと当該
ハウジングを貫通して外部に伸びる垂直駆動軸との間に
は、シール部材が介在されている。
【0017】また、案内手段は、リンク形成手段からの
リンク状の食品を所定位置に案内するために、回転させ
られる放出口端を有した回転自在な案内体を具備してお
り、ループ形成手段の無端体は、垂直面内に配された巻
き掛け走行体からなる。
【0018】更に、案内手段は、リンク形成手段からの
リンク状の食品を所定位置に案内するために、揺動され
る放出口を有した揺動自在な案内体を具備しており、ル
ープ形成手段の無端体は、垂直面内に配された巻き掛け
走行体からなる。
【0019】また本発明のソーセージ等のリンク状の食
品の製造装置は、ソーセージ等のリンク状の食品のため
の原料をケーシング内に充填すると共に当該ケーシング
を支持するための回転自在な充填管と、この充填管に原
料を供給するための計量ポンプと、この計量ポンプを駆
動するための電動モータを有した計量ポンプ駆動手段
と、充填管により原料が充填され且つ回転されるケーシ
ングを挟持してリンク状の食品に形成すると共に形成さ
れたリンク状の食品を搬送するためのピンチャーを有し
たリンク形成手段と、このリンク形成手段を駆動するた
めの電動モータを有したリンク形成駆動手段と、ケーシ
ングに係合するための回転自在な制動体と、この制動体
及び充填管を回転駆動させるための電動モータを具備し
たケーシング回転用駆動手段と、このケーシング回転用
駆動手段の電動モータの出力転軸の回転の充填管への伝
達、非伝達を選択するための選択手段とを具備してお
り、リンク形成手段は、ピンチャーが取り付けられた一
対の無端体と、この無端体が掛け渡された一対の駆動ホ
イール及び一対の従動ホイールとを具備しており、リン
ク形成駆動手段の電動モータは、その出力回転軸がリン
ク形成手段の一方の駆動ホイールの駆動軸と同心となる
ように、配置されており、ケーシング回転用駆動手段
は、その電動モータが両軸型モータからなり、両軸型モ
ータの一方側の出力回転軸の回転を制動体に伝達するた
めの第一の伝達機構と、両軸型モータの他方側の出力回
転軸の回転を選択手段を介して充填管に伝達するための
第二の伝達機構とを具備している。
【0020】本ソーセージ等のリンク状の食品の製造装
置においては、リンク形成手段からのリンク状の食品を
ループに形成するためのループ形成手段と、リンク形成
手段のピンチャーの移動量を検出するためのピンチャー
移動量検出手段と、このピンチャー移動量検出手段から
の検出信号に基づいてリンク形成手段を制御する制御手
段とを更に具備しており、ループ形成手段は、フック
と、このフックが取り付けられた無端体と、この無端体
を走行駆動するための電動モータを有した無端体駆動手
段と、リンク形成手段から送出されるリンク状の食品を
フックに引っかけるべく、当該食品をフックに案内する
ための案内手段とを具備しており、制御手段は、ピンチ
ャー移動量検出手段からの検出信号に基づいて無端体駆
動手段の電動モータを制御するように構成されている。
【0021】本ソーセージ等のリンク状の食品の製造装
置においても、案内手段は、固定シュートを具備してお
り、ループ形成手段の無端体は、水平面内に配された巻
き掛け走行体からなる。
【0022】更に、ループ形成手段は、従動ホイールが
回転自在に設けられたフレームと、このフレームに水平
方向に位置調整自在に取り付けられたハウジングと、一
方の駆動ホイールに固着された垂直駆動軸とを具備して
おり、無端体駆動手段の電動モータは、その出力回転軸
が垂直駆動軸にハウジング内において連結されて、ハウ
ジング内に収容されており、ハウジングと当該ハウジン
グを貫通して外部に伸びる垂直駆動軸との間には、シー
ル部材が介在されている。
【0023】また更に、案内手段は、リンク形成手段か
らのリンク状の食品を所定位置に案内するために、回転
される放出口端を有した回転自在な案内体を具備してお
り、ループ形成手段の無端体は、垂直面内に配された巻
き掛け走行体からなる。
【0024】一方、他の案内手段は、リンク形成手段か
らのリンク状の食品を所定位置に案内するために、揺動
される放出口を有した揺動自在な案内体を具備してお
り、ループ形成手段の無端体は、垂直面内に配された巻
き掛け走行体からなる。
【0025】本発明のソーセージ等のリンク状の食品の
製造装置では、充填管、計量ポンプ、計量ポンプ駆動手
段、リンク形成手段、リンク形成駆動手段、制動体、ケ
ーシング回転用駆動手段及び選択手段が配されるフレー
ムを更に具備しており、計量ポンプ駆動手段、リンク形
成駆動手段及びケーシング回転用駆動手段のそれぞれ
は、その電動モータの出力回転軸の回転を変速させるた
めの変速手段を具備しており、フレームは、これら変速
手段を収容した箱を具備している。
【0026】また、本発明のソーセージ等のリンク状の
食品の製造装置では、計量ポンプ駆動手段は、その電動
モータの出力回転軸に固着された小径プーリと、計量ポ
ンプの駆動軸に固着された大径プーリと、小径及び大径
プーリ間に掛け渡された無端ベルトとを具備している。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明及び本発明の実施の
形態を、図に示す好ましい実施例に基づいて更に詳細に
説明する。なお、本発明はこれら実施例に何等限定され
ないのである。
【0028】
【実施例】図1から図11において、ソーセージ等のリ
ンク状の食品の製造装置、本例ではソーセージの製造装
置1は、ソーセージ2の原料38をケーシング3内に充
填すると共に縮められたケーシング3を支持するため
に、R1方向に回転自在であって且つA及びB方向に進
退自在に支持された充填管4と、充填管4の後端6に連
結されて充填管4をA及びB方向に進退させる進退手段
7と、充填管4に原料を計量して供給するための計量ポ
ンプ8と、計量ポンプ8を駆動するための電動モータ9
を有した計量ポンプ駆動手段10と、充填管4に支持さ
れた縮められたケーシング3の後端をA方向に押すケー
シング押し手段11と、縮められた未充填のケーシング
3を一個毎供給するケーシング供給手段12と、原料3
8が充填されたケーシング3をR1方向に回転させるた
めに、当該原料38が充填されたケーシング3に摩擦的
に係合するために回転自在に支持されたチャック13
と、充填管4及びチャック13を回転駆動させるための
両軸型モータからなる電動モータ14を有したケーシン
グ回転用駆動手段15と、電動モータ14の出力転軸1
6の回転の充填管4への伝達、非伝達を選択するための
選択手段17と、充填管4により原料38が充填され且
つR1方向に回転されるケーシング3を挟持してリンク
状の食品、すなわちソーセージ2に形成すると共に形成
されたソーセージ2をA方向に搬送するためのピンチャ
ー18を有したリンク形成手段19と、リンク形成手段
19を駆動するための電動モータ20を有したリンク形
成駆動手段21と、ピンチャー18の位置を検出するた
めのピンチャー位置検出手段22と、ピンチャー18の
移動量を検出するためのピンチャー移動量検出手段23
と、充填管4、計量ポンプ8及び上記の各手段が配され
るフレーム24と、フレーム24に設けられた箱25と
を具備している。
【0029】更にソーセージの製造装置1は、リンク形
成手段19からのソーセージ2をループに形成するため
のループ形成手段31と、ループ形成手段31のフック
32の位置を検出するためのフック位置検出手段33
と、ループ形成手段31のフレーム34に取り付けられ
て、使用するケーシングの種類、製造するソーセージの
リンク長、形成する一ループ当たりのリンク数等のパラ
メータを設定し得る操作パネル35と、箱25に配され
ており、ピンチャー位置検出手段22、ピンチャー移動
量検出手段23及びフック位置検出手段33からの検出
信号並びに操作パネル35の設定に基づいて、以下に述
べる制御を行うための制御手段36とを具備している。
【0030】充填管4は、計量ポンプ8から供給された
ソーセージ2の原料38をその吐出端39からケーシン
グ4内に充填する。
【0031】進退手段7は、フレーム24の上板部材4
0に設けられたハウジング41内に配された図示しない
空気圧シリンダ装置と、この空気圧シリンダ装置のピス
トンロッド42と充填管4の後端6とを、ピストンロッ
ド42に対して充填管4が回転し得るように連結するた
めのカップリング43とを具備しており、空気圧シリン
ダ装置の作動によるピストンロッド42のA及びB方向
の進退で同じく充填管4をA及びB方向に進退させる。
このような進退手段7は、特公平3−72251号公報
等に記載されて公知であるので、詳細な説明を省略す
る。
【0032】計量ポンプ8は、フレーム24の上板部材
40に設けられており、計量ポンプ8自体及び計量ポン
プ8から充填管4へのソーセージ2の原料の供給機構
は、上記特公平3−72251号公報等に記載されて公
知であるので、詳細な説明を省略する。
【0033】計量ポンプ駆動手段10は、フレーム24
に装着された電動モータ9に加えて、箱25内に配され
ており、電動モータ9の出力回転軸45の回転を変速さ
せるためのインバータからなる変速手段46と、電動モ
ータ9の出力回転軸45に固着された歯付きの小径プー
リ47と、計量ポンプ8の計量ロータ(図示せず)の駆
動軸48に装着された歯付きの大径プーリ49と、小径
及び大径プーリ48及び49間に掛け渡された歯付きの
無端ベルト50と、作動により大径プーリ49の回転を
駆動軸48に伝達するための電磁クラッチ51とを具備
している。計量ポンプ8の計量ロータの駆動軸48は、
フレーム24に固着された筒状のハウジング52内に回
転自在に支持されている。
【0034】計量ポンプ駆動手段10は、常時回転の電
動モータ9の出力回転軸45の回転を小径プーリ47及
び無端ベルト50を介して大径プーリ49に伝達し、こ
の伝達された大径プーリ49の回転を、制御手段36か
らの作動開始信号による電磁クラッチ51の作動で、駆
動軸48に伝達し、而して、計量ポンプ8の計量ロータ
を回転させて、計量ポンプ8からソーセージ2の原料を
充填管4に供給させるようにする。
【0035】なお、計量ポンプ駆動手段10では、制御
手段36からの速度可変信号で変速手段46を制御する
ことにより、計量ポンプ8からソーセージ2の原料の充
填管4への供給速度を変化させることができるようにな
っており、ケーシング3の径等に対応して当該ケーシン
グ3に所望にソーセージ2の原料を充填することができ
る。
【0036】ケーシング押し手段11は、ハウジング4
1内に配された図示しない空気圧シリンダ装置と、この
空気圧シリンダ装置のピストンロッド53の先端に取り
付けられて、充填管4が貫通する環状の押し部材54と
を具備しており、空気圧シリンダ装置の作動によるピス
トンロッド53の伸長で押し部材54をA方向に移動さ
せ、A方向に移動する押し部材54で充填管4に支持さ
れて縮められたケーシング3の後端を押して、充填管4
に対して縮められたケーシング3をA方向に移動させ
る。このようなケーシング押し手段11は、特公平3−
72251号公報等に記載されて公知であるので、詳細
な説明を省略する。
【0037】フレーム24の上板部材40に設けられた
ケーシング供給手段12は、縮められた未充填の多数の
ケーシング3を収容するためのホッパ55と、ホッパ5
5に収容されたケーシング3を一個毎に充填管4の進退
路に供給するための供給機構55Aとを具備しており、
充填管4がB方向に後退された際に、ホッパ55から一
個の縮められた未充填のケーシング3を充填管4の進退
路に供給する。このようなケーシング供給手段12もま
た、特公平3−72251号公報等に記載されて公知で
あるので、詳細な説明を省略する。
【0038】ケーシング回転用駆動手段15は、電動モ
ータ14に加えて、電動モータ14の出力回転軸16の
回転を変速させるためのインバータからなる変速手段6
2と、電動モータ14の一方側63の出力回転軸16の
回転をチャック13に伝達するための伝達機構64と、
電動モータ14の他方側65の出力回転軸16の回転を
選択手段17を介して充填管4に伝達するための伝達機
構66とを具備している。
【0039】電動モータ14は、取り付け部材67の下
面に固着されており、取り付け部材67は、フレーム2
4の上板部材40に一体的に形成された一対のブラケッ
ト68にヒンジ機構69を介して取り付けられていると
共に、フレーム24の上板部材40に一端が固着された
ねじ棒70と、フレーム24の上板部材40に一体的に
形成された一対のブラケット70aにヒンジ機構70b
を介して一端が連結されたねじ棒70cと、ねじ棒70
及び70cに螺着されたナット70dとを介してフレー
ム24の上板部材40に取り付けられており、これによ
り、電動モータ14は、フレーム24の上板部材40に
吊り下げ支持されている。そして、保守などにおいて、
下側の各ナット70dを各ねじ棒70及び70cから取
り外すことにより、フレーム24の上板部材40に吊り
下げ支持したままで、電動モータ14と共に取り付け部
材67をC方向に回動し得る。
【0040】伝達機構64は、一方側63の出力回転軸
16に固着された歯付きのプーリ71と、軸受72を介
してハウジング73に回転自在に支持された歯付きの中
空プーリ74と、プーリ71と74との間に掛け渡され
た歯付きの無端ベルト75とを具備している。
【0041】ハウジング73は、フレーム24の上板部
材40に支持されており、チャック13は、プーリ74
の回転と共に回転できるようにプーリ74に嵌着されて
おり、これにより、チャック13は、プーリ74及び軸
受72を介してハウジング73に回転自在に支持されて
いる。
【0042】伝達機構64は、電動モータ14の作動に
よるその出力回転軸16の回転で、プーリ71、無端ベ
ルト75及びプーリ74を介してチャック13をR1方
向に回転させる。
【0043】伝達機構66は、他方側65の出力回転軸
16にカップリング81を介して同心に連結されて、軸
受82に回転自在に支持された回転自在な水平軸83
と、水平軸83に回転自在に装着された歯付きのプーリ
84と、ハウジング85に回転自在に支持されて、軸対
称に配された一対の係合爪86を一体的に有した中空の
プーリ87と、プーリ87の一対の係合爪86に係合す
るように充填管4の後端6に取り付けられた係合ピン8
8と、プーリ84及び87間に掛け渡された歯付き無端
ベルト89とを具備している。
【0044】ハウジング85は、フレーム24の上板部
材40に取り付けられたハウジング本体91と、ハウジ
ング本体91の一方の面にねじ92により取り付けられ
たフランジ93と、同じくねじ94によりハウジング本
体91に取り付けられて、ハウジング本体91内の空間
95に水等が浸入するのを防止するシールカラー96と
を具備している。
【0045】プーリ87は、係合爪86が一体的に形成
された内筒部101と、外面に無端ベルト89と噛み合
う歯が形成された外筒部102と、内筒部101及び外
筒部102を連結する環状部103とを具備しており、
内筒部101の外面とフランジ93の筒部104とに間
にラジアル軸受としての一対の転がり軸受105が、環
状部103とハウジング本体91との間にスラスト軸受
としてのすべり軸受106がそれぞれ設けられており、
転がり軸受105及びすべり軸受106を介してプーリ
87は、ハウジング85に回転自在に支持されている。
【0046】なお、内筒部101の外面とフランジ93
の本体107との間及び内筒部101の外面とハウジン
グ本体91との間並びにシールカラー96の外面とハウ
ジング本体91との間にそれぞれシール部材108、1
09及び110が嵌着されている。内筒部101の外面
とフランジ93の筒部104とに間のラジアル軸受とし
ては、転がり軸受105に代えて、すべり軸受でもよ
い。
【0047】充填管4は、内筒部101の内面で規定さ
れる貫通孔115をA及びB方向に貫通して配されてお
り、ピストンロッド53は、シールカラー96の内面で
規定される貫通孔116を同じくA及びB方向に貫通し
て配されている。
【0048】選択手段17は、水平軸83に同心に配さ
れて、水平軸83とプーリ84との間に介在されたアー
マチュア121を具備した電磁クラッチ122からな
り、例えば、操作パネル35によりコラーゲンケーシン
グや天然腸ケーシングを使用することが指定されて、制
御手段36からのそれを指定する信号が供給されること
により作動されて、水平軸83の回転をプーリ84に伝
達し、これに代えて、操作パネル35によりセルローズ
ケーシングを使用することが指定されて、制御手段36
からのそれを指定する信号が供給されることにより非作
動にされて、水平軸83の回転をプーリ84に伝達しな
いようにする。電磁クラッチ122は公知のものであっ
て、その本体123は、取り付け部材67に一端が連結
された回り止め部材124により、水平軸83の回転と
共に回転しないように保持されており、水平軸83と常
時一体的に回転する回転体123Aは、本体123に回
転自在に装着されており、アーマチュア121はプーリ
84に固着したスプラインアダプタ123Bにその軸方
向に移動自在となるようにスプライン連結されている。
【0049】伝達機構66は、電磁クラッチ122が作
動される際には、電動モータ14の作動によるその出力
回転軸16の回転で、カップリング81、水平軸83、
アーマチュア121、プーリ84及び無端ベルト89を
介してプーリ87をR1方向に回転させ、充填管4がA
方向に移動されて係合爪86と係合ピン88とが係合さ
れると、この係合を介して充填管4を同じくR1方向に
回転させる。
【0050】充填管4のR1方向の回転により、充填管
4に接触して被着された未充填のケーシング3にR1方
向の回転が付与される結果、チャック13による原料3
8が充填されたケーシング3のR1方向の回転が補助さ
れ、而して、ケーシング3の破裂などの不都合を著しく
低減され得る。この効果は、破れやすい天然ケーシング
に特に好都合であるが、人工ケーシングでもきわめて都
合がよい。
【0051】ケーシング回転用駆動手段15では、制御
手段36からの速度可変信号で変速手段62を制御する
ことにより、電動モータ14の出力回転軸16の回転速
度を変化させることができるようになっており、したが
って、ケーシング3に所望の速度のR1方向の回転を付
与することができる。また、充填管4とチャック13と
のR1方向の回転速度が同一となるように、ケーシング
回転用駆動手段15を構成するほうが好ましいが、これ
らが異なるように、例えば充填管4の回転速度がチャッ
ク13の回転速度よりも遅くなるようにケーシング回転
用駆動手段15を構成してもよい。
【0052】リンク形成手段19は、ピンチャー18に
加えて、当該複数のピンチャー18がそれぞれ等間隔に
取り付けられた一対の無端体としての無端チェーン13
1及び132と、無端チェーン131及び132が掛け
渡されて、それぞれスプロケットホイールからなる一対
の駆動ホイール133及び134並びに一対の従動ホイ
ール135及び136(図17参照)と、無端チェーン
131及び132のそれぞれに等間隔に取り付けられた
多数のラグ137とを具備している。
【0053】各ピンチャー18は、V字状の切り欠き1
41を有しており、無端チェーン131及び132の互
いに対応する部位に取り付けられている。無端チェーン
131及び132のそれぞれに取り付けられた対応する
一対のピンチャー18は、無端チェーン131及び13
2のD及びE方向の走向により、原料38が充填された
ケーシング3を挟持してケーシング3に縮径を生じさ
せ、これによりケーシング3のR1方向の回転と協同し
て捻り部142(図17及び図18参照)を形成してソ
ーセージ2とすると共に、ソーセージ2をA方向に搬送
する。
【0054】リンク形成駆動手段21は、電動モータ2
0に加えて、電動モータ20の出力回転軸151の回転
を減速するための減速機152と、一方の駆動ホイール
133に連結された駆動軸153と、減速機152の出
力回転軸155の回転を駆動軸153に伝達するための
カップリング156と、駆動軸153に固着された歯車
(図示せず)と、他方の駆動ホイール134に連結され
た駆動軸157と、駆動軸157に固着されて、駆動軸
153に固着された歯車に噛み合う歯車(図示せず)
と、電動モータ20の出力回転軸151の回転を変速す
るための変速手段158とを具備している。
【0055】電動モータ20は、本例ではサーボモータ
からなる。電動モータ20に一体的に取り付けられた減
速機152は、そのフランジ165及びねじ167を介
してハウジング168に取り付けられている。作業用の
開口169が形成されたハウジング168は、ねじ17
0によりフレーム24の上板部材40に取り付けられて
いる。
【0056】駆動軸153及びカップリング156はハ
ウジング168内に配されており、駆動軸153は、ハ
ウジング168に嵌入された蓋172に一対の軸受17
3を介して回転自在に支持されている。駆動軸153と
蓋172との間には、環状のシール部材174が嵌装さ
れている。蓋172はネジ170Aによって上板部材4
0を介してハウジング168に固定されている。
【0057】駆動軸153に固着された前記の歯車と、
この歯車と噛み合って、駆動軸157に固着された前記
の歯車とは、フレーム24の上板部材40に支持された
ハウジング175内に収容されており、駆動軸157
は、当該ハウジング175に軸受(図示せず)を介して
回転自在に支持されている。
【0058】電動モータ20は、本例では、その出力回
転軸151が減速機152の出力回転軸155及び一方
の駆動ホイール133の駆動軸153と同心となるよう
に、配されている。電動モータ20が減速機152を有
する、いわゆるギャードモータの場合、本発明において
減速機152の出力軸155を電動モータの出力軸と呼
ぶものとする。
【0059】リンク形成駆動手段21は、電動モータ2
0の作動によるその出力回転軸151の回転により、減
速機152、カップリング156及び駆動軸153を介
して駆動ホイール133及び134を回転させ、而して
チェーン131をD方向に、チェーン132をE方向に
走行させて、チェーン131及び132に取り付けられ
たピンチャー18及びラグ137を同じくD及びE方向
に走行させる。
【0060】リンク形成駆動手段21では、制御手段3
6からの速度可変信号で変速手段158を制御すること
により、電動モータ20の出力回転軸151の回転を変
化させることができるようになっており、したがって、
チェーン131及び132を所望の速度でD及びE方向
に走行させることができ、従って原料38が充填された
ケーシング3のチャック13からの引き出し速度をソー
セージ2の製造速度との関連で所望に変化させることが
できる。
【0061】ピンチャー位置検出手段22は、ピンチャ
ー18の走行路上に設けられた光電センサ又は磁気セン
サ181を具備しており、光電センサ、近接センサ又は
磁気センサ181によりピンチャー18の所定位置への
到来を検出して、この検出信号を制御手段36に供給す
るようになっている。
【0062】ピンチャー移動量検出手段23は、本例で
は、電動モータ20に一体的に取り付けられたロータリ
エンコーダ182を具備しており、ロータリエンコーダ
182により電動モータ20の出力回転軸151の回転
を検出して、この検出信号を制御手段36に供給するよ
うになっている。なお、ピンチャー移動量検出手段23
としては、ロータリエンコーダ182に代えて、駆動軸
153に固着された歯付リング183と、歯付リング1
83の歯を検出するようにハウジング168に取り付け
られた近接センサ、光電センサ又は磁気センサ184と
を具備した検出器185でもって構成して、近接セン
サ、光電センサ又は磁気センサ184の検出信号を制御
手段36に供給するようにしてもよい。また、ロータリ
エンコーダ182の検出信号は、サーボモータである電
動モータ20のサーボ制御のために、変速手段158へ
の制御信号としても用いられる。
【0063】箱25は、フレーム24に装着されて密閉
されており、箱25内には、制御手段36、変速手段4
6、62及び158並びに後述の無端体駆動手段191
の電動モータ192の出力回転軸193の回転を変速さ
せるための変速手段194とが収容されている。
【0064】ループ形成手段31は、多数のフック32
に加えて、フック32が所定間隔毎に取り付けられた無
端体としての無端チェーン201と、無端チェーン20
1が掛け渡されて、それぞれスプロケットホイールから
なる駆動ホイール202及び従動ホイール203と、無
端チェーン201を走行駆動するための電動モータ19
2を有した無端体駆動手段191と、リンク形成手段1
9から送出されるソーセージ2をフック32に引っかけ
るべく、当該ソーセージ2をフック32に案内するため
の案内手段204と、フレーム34と、無端体駆動手段
191を収容するためのハウジング205とを具備して
いる。
【0065】フレーム34は、フレーム24に連結ロッ
ド210を介して連結されており、後端211で固定機
構212を介してハウジング205を支持している。ハ
ウジング205は、ハウジング本体215と、ハウジン
グ本体215の側面に一体的に固着された横部材216
を具備しており、固定機構212は、フレーム34の後
端211を一部取り囲んで配された締め付け部材218
と、締め付け部材218を横部材216に固定するボル
ト−ナット219と、一端がフレーム34に当接してお
り、締め付け部材218の鍔部220に螺合して貫通し
て配されたねじ部材221とを具備している。
【0066】固定機構212では、ボルト−ナット21
9の螺合状態を緩めて、ねじ部材221を回転すること
により、フレーム34の後端211に対するハウジング
本体215のA又はB方向の位置調整を行うことができ
るようになっており、而して、チェーン201に加える
張力を調整し得る。
【0067】巻き掛け走行体としての無端チェーン20
1は水平面内に配されており、従動ホイール203は、
当該従動ホイール203に固着された図示しない軸及び
この軸を回転自在に支持した軸受を介してフレーム34
に回転自在に支持されている。
【0068】無端体駆動手段191は、サーボモータか
らなる電動モータ192に加えて、電動モータ192に
一体的に取り付けられて電動モータ192の出力回転軸
193の回転を減速して出力するための減速機231
と、電動モータ192の出力回転軸193の回転を変速
させるための変速手段194とを具備している。
【0069】電動モータ192及び減速機231は、ハ
ウジング本体215内に収容されており、電動モータ1
92の出力回転軸193の回転を減速して出力する減速
機231の出力回転軸232Aに垂直駆動軸232が固
着されており、該垂直駆動軸232に駆動ホイール20
2が固着されている。ハウジング本体215内を密封す
るべく、ハウジング本体215と垂直駆動軸232との
間には、環状のシール部材233が嵌着されている。
【0070】このように本例のループ形成手段31は、
従動ホイール203が回転自在に設けられたフレーム3
4と、フレーム34に水平方向に位置調整自在に取り付
けられたハウジング205と、駆動ホイール202に固
着された垂直駆動軸232とを具備しており、無端体駆
動手段191の電動モータ192は、その出力回転軸1
93が減速機231に連結されて、減速機231ととも
にギャードモータを構成し、減速機231の出力軸23
1Aは垂直駆動軸232にハウジング205内において
連結されて、ハウジング205内に収容されており、ハ
ウジング205と当該ハウジング205を貫通して外部
に伸びる垂直駆動軸232との間には、シール部材23
3が介在されている。
【0071】無端体駆動手段191は、電動モータ19
2の作動によるその出力回転軸193の回転で、減速機
231の出力回転軸231Aを介して垂直駆動軸232
に固着した駆動ホイール202を回転させて、而して、
チェーン201をF方向に走行させて、同じくフック3
2をF方向に移動させる。
【0072】無端体駆動手段191では、制御手段36
からの速度可変信号で変速手段194を制御することに
より、電動モータ192の出力回転軸193の回転速度
を変化させることができるようになっており、したがっ
て、チェーン201を所望の速度でF方向に走行させる
ことができ、案内手段204からのソーセージ2の送出
速度との関連で所望のリンク数のソーセージループを形
成し得る。
【0073】なお、本例では、電動モータ192の出力
回転軸193の回転量を検出するロータリエンコーダ2
35が電動モータ192に一体的に取り付けられてお
り、ロータリエンコーダ235の検出信号は、サーボモ
ータである電動モータ192のサーボ制御のために、変
速手段194への制御信号として用いられる。
【0074】案内手段204は、本例では、リンク形成
手段19からのソーセージ2を所定位置に案内するた
め、すなわちリンク形成手段19からのソーセージ2を
所定リンク毎に、所定位置に到来した各フック32に引
っ掛けるようにするための固定シュート241を具備し
ている。このような固定シュート241の作用は、例え
ば特開平2−286036号公報に記載されて公知であ
るので、詳細な説明を省略する。
【0075】フック位置検出手段33は、フック32の
走行路の下に設けられた近接センサ、光電センサ又は磁
気センサ245を具備しており、近接センサ、光電セン
サ又は磁気センサ245によりフック32の所定位置へ
の到来を検出して、この検出信号を制御手段36に供給
するようになっている。
【0076】ループ形成手段31は、以上のようにし
て、リンク形成手段19からのソーセージ2を固定シュ
ート241により案内してフック32に引っ掛け、所定
リンク数の一ループがフック32に吊り下げられるよう
に、電動モータ192の作動によりチェーン201をF
方向に走行させて、フック取り付け間隔の一ピッチだけ
フック32をF方向に移動させ後、フック位置検出手段
33からの検出信号に基づいてチェーン201のF方向
の走行を停止させ、新たに所定位置に到来したフック3
2が起動して、リンク形成手段19から送出されて固定
シュート241により案内されて該固定シュート241
から送出されてきたソーセージ2を引っ掛け、これを次
々に繰り返して、一ケーシングについてのソーセージル
ープを形成する。
【0077】制御手段36は、プログラマブルコントロ
ラーからなり、ピンチャー位置検出手段22の光電セン
サ、近接センサ、又は磁気センサ181からの検出信号
及びピンチャー移動量検出手段23のロータリエンコー
ダ182又は検出器185からの検出信号に基づいて、
計量ポンプ駆動手段10の電磁クラッチ51の起動を制
御し、ピンチャー移動量検出手段23のロータリエンコ
ーダ182又は検出器185からの検出信号に基づいて
無端体駆動手段191の電動モータ192を制御し、フ
ック位置検出手段33の近接センサ、光電センサ又は磁
気センサ245からの検出信号に基づいて、フック32
を所定位置、すなわち待機位置に停止させるべく、無端
体駆動手段191の電動モータ192を制御すると共
に、必要により、ピンチャー位置検出手段22の光電セ
ンサ、近接センサ、又は磁気センサ181からの検出信
号に基づいてピンチャー18を所定位置、すなわち待機
位置(例えば図6の二点鎖線で示すピンチャー位置)に
停止させるべく、リンク形成駆動手段21の電動モータ
20を制御し、加えて、先に述べた動作及び更に以下に
述べる動作を行わせるように構成されている。
【0078】すなわち、装置の運転が開始されると、充
填管4がA方向に移動して、ケーシング3の支持を完了
すると、電動モータ9及び20の作動が開始される。こ
の時点では、電磁クラッチ51が非作動にされているた
め、電動モータ9の出力回転軸45の回転が計量ポンプ
8には伝達されないようになっている。一方、電動モー
タ20の作動によって、ピンチャー18が移動して光電
センサ、近接センサ又は磁気センサ181の検出位置に
到来すると、該センサ181からの検出信号が制御手段
36に送られる。すると、制御手段36はロータリエン
コーダ182又は検出器185からのリンク形成装置の
移動量に比例するパルス信号を計数しピンチャー18が
被検出位置から所定位置まで移動されたことを確認する
と、電動モータ9の出力回転軸45の回転を計量ポンプ
8に伝えるべく電磁クラッチ51を作動させて充填管4
の吐出端39からケーシング3内への原料38の充填を
開始させる。
【0079】充填管4の吐出端39からのケーシング3
内への原料38の充填により、先端部250がA方向に
移動されて、先端部250に続き且つ原料38が充填さ
れたケーシング3の部位がチャック13及び充填管4に
よりR1方向の回転を付与されて、対向する一対のチェ
ーン131及び132間のソーセージ搬送路にもたらせ
れると、対向する一対のチェーン131及び132の対
応する位置に取り付けられ、光電センサ、近接センサ、
又は磁気センサ181からの検出信号によりピンチャー
18検出位置を通過したことが確認された前記のピンチ
ャー18を含む一対のピンチャー18によりケーシング
3が挟持され縮径され、この縮径と、縮径された部位よ
りも上流側でのチャック13及び充填管4によるケーシ
ング3へのR1方向の回転の付与とにより、縮径された
部位に最初の捻り部142が形成されると共に、捻り部
142を挟持した一対のピンチャー18によりケーシン
グ3がA方向に搬送される。以下等間隔にチェーン13
1及び132のそれぞれの対応する位置に取り付けられ
た一対のピンチャー18により、原料38が充填された
ケーシング3が次々に挟持されて、原料38が充填され
たケーシング3に等間隔でもって捻り部142が形成さ
れて、ソーセージ2が形成される。制御手段36が具備
する計数手段が電磁クラッチ51に出力する起動指令時
期を調整することにより、先端部250から最初の捻り
部142までの長さを、1パルス(1ピッチ)毎に変更
できる。
【0080】以上のように、ピンチャー位置検出手段2
2の光電センサ、近接センサ、又は磁気センサ181か
らの検出信号及びピンチャー移動量検出手段23のロー
タリエンコーダ182又は検出器185からの検出信号
に基づいて、計量ポンプ駆動手段10の電磁クラッチ5
1の起動の時期を制御すれば、先端部250が対向する
一対のチェーン131及び132間のソーセージ搬送路
にもたらせれた後に、予め当該搬送路近傍に移動された
一対のピンチャー18により、原料38が充填されたケ
ーシング3を直ちに挟持してA方向に搬送するようにし
たり、あるいは先端部250から最初の捻り部迄の長さ
が1リンクの長さに相当する長さとなるようにすること
ができる。原料38が充填されたケーシング3を直ちに
挟持するように調整するならば、強度の弱い天然腸ケー
シングや、1リンク長さが非常に長いロングソーセージ
の製造においてケーシング3の破裂を防ぐことができ
る。1リンクの長さに相当させるならば、先端部250
からの充填ケーシングを製品として有効に用い得る。
【0081】一つのケーシング3に対する原料38の充
填が完了すると、制御手段36は、ケーシング押し手段
11の前進端を知らせる検出信号により電磁クラッチ5
1を非作動にして、電動モータ9の出力回転軸45の回
転の計量ポンプ8への伝達を停止する。次の新たなケー
シング3に対する充填管4の支持が完了すると、以後、
新たなケーシング3に対して上記の充填制御を繰り返
す。
【0082】一つのケーシング3に対する原料38の充
填完了で、電動モータ9の作動を停止させると共に、ピ
ンチャー位置検出手段22の光電センサ、近接センサ、
又は磁気センサ181からの検出信号で電動モータ20
の作動を停止させて、ピンチャー18を所定位置で停止
させるように、制御手段36を構成してもよい。所定位
置に停止したピンチャー18によって形成される捻り部
142が後述するフックに最初に引っかけられるように
するならば、ループ形成手段の制御を容易に構成でき
る。
【0083】なお、人工ケーシング等のように破裂し難
い機械的に強いケーシング3を用いる場合には、電磁ク
ラッチ122を非作動にして、充填管4を回転させない
ようにしてもよい。
【0084】制御手段36は更に、フック位置検出手段
33の近接センサ、光電センサ又は磁気センサ245か
らの検出信号によりフック32が所定位置、すなわち待
機位置に停止していることを確認すると共に、ピンチャ
ー18の位置を検出するセンサ181からの信号でピン
チャー18の位置を確認した後、ロータリエンコーダ1
82又は検出器185からの検出信号により、ピンチャ
ー18の移動量を計数し、最初の所定数のリンクをもっ
たソーセージ2がフック32に引っかけられるように無
端体駆動手段191の電動モータ192を作動させる。
【0085】電動モータ192の作動により、フック3
2が取り付け間隔の一ピッチ移動されて、固定シュート
241に近接するフック32に所定数のリンクをもった
ソーセージ2が引っ掛けられる。
【0086】フック32の一ピッチ移動をフック位置検
出手段33の近接センサ、光電センサ又は磁気センサ2
45からの検出信号により確認すると、制御手段36
は、電動モータ192の作動を停止させ、この停止後、
ロータリエンコーダ182や検出器185からの検出信
号により、次の所定数のリンクをもったソーセージ2が
固定シュート241が送出されたことを確認すると、無
端体駆動手段191の電動モータ192を再び作動さ
せ、以上を一つのケーシング3に対するループ形成が完
了するまで繰り返し、この完了後、フック位置検出手段
33の近接センサ、光電センサ又は磁気センサ245の
からの検出信号により電動モータ192の作動を停止さ
せ、一つのフック32を所定位置に停止させる。以後、
新たなケーシング3に対して上記のループ形成作業が繰
り返される。
【0087】以上のようにして、各フック32に所定数
のリンクをもったループ状に吊り下げられたソーセージ
2が形成されるが、ピンチャー移動量検出手段23のロ
ータリエンコーダ182又は検出器185からの検出信
号に基づいて無端体駆動手段191の電動モータ192
を制御することにより、各フック32に吊り下げられる
ソーセージ2のリンク数を一定とすることができ、ルー
プ径が一定の吊り下げられたソーセージ2を得ることが
でき、次の作業に極めて有利となる。
【0088】ところで前記では、ハウジング73内にチ
ャック13を回転自在に装着して、チャック13により
原料38が充填されたケーシング3を回転させるように
したが、これに代えて、図12に示すように、原料38
が未充填であり充填管4に被着されたケーシング3に係
合するための回転自在なリング状の制動体301を、筒
体302を具備するプーリ74に嵌着して、ケーシング
回転用駆動手段15により制動体301を充填管4と共
にR1方向に回転させるようにしてもよい。この場合、
制動体301は、主として、ケーシング3を充填管4に
押し付けると共にケーシング3にA方向の移動に対する
制動を与えるように機能するが、このように制動体30
1を回転させると、特にケーシング3としてコラーゲン
ケーシングや天然腸ケーシングを用いる場合には、ケー
シング33に所望の回転を付与し得て、ケーシング3の
破裂を好ましく回避し得る。
【0089】なお、図12に示す例の場合には、ケーシ
ング3への原料38の充填時、充填管4がハウジング7
3を貫通して配される結果、ハウジング73内での充填
管4の回転による振れを抑えるため、プーリ74に環状
の振れ防止部材303を嵌着するとよい。
【0090】また、選択手段17としては、制御手段3
6から指定されて動作する電磁クラッチ122に代え
て、図13、図14及び図15に示すような手動操作の
クラッチ機構311から構成してもよい。図13、図1
4及び図15に示すクラッチ機構311は、係合爪31
2を有して電動モータ14の一方側65の出力回転軸1
6に固着された円筒状の固定カップリング部材313
と、係合爪312に係合し得る係合爪314を有して、
回転により水平軸83を回転させると共に、水平軸83
に対してその軸方向に可動となるように水平軸83にス
プライン連結されて当該水平軸83に装着された円筒状
の可動カップリング部材315と、可動カップリング部
材315に軸受316を介して回転自在に装着された連
結リング317と、フレーム24の前面板部材318
に、筒状ハウジング319を介して回転自在に支持され
た軸部材320と、軸部材320に連結されて前面板部
材318の外側に操作可能に配された操作ノブ321
と、軸部材320に取り付けられており、両端にスリッ
ト322が形成されて、当該スリット322のそれぞれ
に、連結リング317に植設されたピン323が係合す
る二股部材324とを具備している。
【0091】クラッチ機構311は、操作ノブ321が
手動により一方の方向に回動されることにより、軸部材
320を介して二股部材324を一方の方向に回動さ
せ、二股部材324の一方の方向の回動で、ピン323
及び連結リング317を介して可動カップリング部材3
15を軸方向に関して一方の方向に移動させて、係合爪
314を係合爪312に係合し得るようにして、電動モ
ータ14の他方側65の出力回転軸16の回転を水平軸
83に伝達し得るようにする一方、操作ノブ321が手
動により他方の方向に回動されることにより、軸部材3
20を介して二股部材324を他方の方向に回動させ、
二股部材324の他方の方向の回動で、ピン323及び
連結リング317を介して可動カップリング部材315
を軸方向に関して他方の方向に移動させて、係合爪31
4を係合爪312に係合し得ないようにして、電動モー
タ14の他方側65の出力回転軸16の回転を水平軸8
3に伝達しないようにする。
【0092】なお、クラッチ機構311を用いる場合に
は、水平軸83の回転と共にそのまま回転するようにプ
ーリ84を水平軸83に固着して設ける。
【0093】更に、リンク形成駆動手段21及びピンチ
ャー移動量検出手段23を、前記の例に代えて、図16
に示すように構成してもよい。図16に示すリンク形成
駆動手段21は、電動モータ20に代えて、変速手段1
58としてインバータより速度制御される電動モータ3
31を具備しており、電動モータ331の出力回転軸3
32がカップリング333を介して駆動軸153に伝達
されるように、構成されている。本例の電動モータ33
1もまた、その出力回転軸332が、軸受173を介し
て蓋172及びハウジング168に両端部で回転自在に
支持された駆動軸153と同心となるように、ハウジン
グ168に取り付けられて配されている。本例の電動モ
ータ331を速度制御するインバータからなる変速手段
158もまた、箱25内に装着されている。
【0094】図16に示すピンチャー移動量検出手段2
3は、駆動軸153に固着された歯車341と、歯車3
41に噛み合って、軸342に固着された歯車343
と、ハウジング168に取り付けられており、軸342
を具備したロータリエンコーダ344とを具備してい
る。このようなピンチャー移動量検出手段23によるピ
ンチャー移動量検出信号も、前記と同様に、制御手段3
6に供給されて同様に用いることができる。
【0095】また前記では、案内手段204として、固
定シュート241を用い、ループ形成手段31の無端体
として、水平面内に配された巻き掛け走行体である無端
チェーン201を用いて構成したが、図17及び図18
に示すように、リンク形成手段19からのソーセージ2
を所定位置に案内するための案内手段204として、回
転される放出口端351を有しており、中心352を中
心としてR2方向に回転自在な案内体353を具備して
構成し、ループ形成手段31の無端体を、垂直面内に配
された巻き掛け走行体からなる無端チェーン354で構
成してもよい。
【0096】図17及び図18に示す案内手段204
は、筒状の案内体353に加えて、フレーム34に固
着、支持されたハウジング361と、案内体353が嵌
着されており、ハウジング361に軸受362を介して
中心352を中心としてR2方向に回転自在に支持され
た筒状の基部363と、リンク形成手段19からのソー
セージ2を最初に受け入れるように、ハウジング361
に固定、支持された筒状の導入部材364とを具備して
おり、基部363のR2方向の回転により案内体353
を同じくR2方向の回転させ、而して、放出口端351
を中心352を中心としてR2方向に回転させる。
【0097】また、図17及び図18に示すループ形成
手段31の無端体駆動手段191は、無端チェーン35
4のF方向の走行と同期して案内体353をR2方向の
回転させるようになっている。すなわち、図17及び図
18に示す無端体駆動手段191は、フレーム34に取
り付けられたハウジング371内に配されたサーボモー
タからなる電動モータ372と、電動モータ372の出
力回転軸373の回転速度を変化させる前記の変速手段
194と、ハウジング371内に配されて、電動モータ
372に一体的に取り付けられており、電動モータ37
2の出力回転軸373の回転を減速して出力回転軸37
4に伝達する減速機375と、減速機375の出力回転
軸374に固着されたスプロケットホイール376と、
フレーム34に取り付けられた減速機377と、減速機
377の入力回転軸378に固着されたスプロケットホ
イール379と、フレーム34に取り付けられたハウジ
ング361内に回転自在に支持されて、一端にねじ歯3
81を有した軸部材382と、軸部材382に固着され
たスプロケットホイール383と、フレーム34に回転
自在に取り付けられた転向用のスプロケットホイール3
84及び385と、スプロケットホイール376、37
9、383、384及び385に掛け回された無端チェ
ーン386と、ハウジング361内に配されており、ね
じ歯381に噛み合って基部363に固着された環状の
歯車387とを具備している。なお、本例では、減速機
377の出力回転軸391に駆動ホイール202が固着
されており、無端チェーン354は、駆動ホイール20
2と、図17及び図18には図示しないが、前記のフレ
ーム34に回転自在に支持された従動ホイール203と
の間に掛け渡されている。
【0098】図17及び図18に示す無端体駆動手段1
91は、電動モータ372の作動によるその出力回転軸
373の回転で、一方では、減速機375、スプロケッ
トホイール376、無端チェーン386、スプロケット
ホイール379、減速機377及び駆動ホイール202
を介して無端チェーン354をF方向に走行させ、而し
て、無端チェーン354に取り付けられたフック32を
同じくF方向に走行させ、他方では、減速機375、ス
プロケットホイール376、無端チェーン386、スプ
ロケットホイール383、軸部材382、ねじ歯38
1、歯車387及び基部363を介して案内体353を
R2方向の回転させる。
【0099】本例では、減速機377の減速比は、図1
8に示すようにフック32が無端チェーン354に駆動
ホイール202周りに関して90度間隔で取り付けらて
いるため、案内体353のR2方向の一回転当たりに駆
動ホイール202が90度回転するように、選定されて
いる。
【0100】前記と同様に、電動モータ372は、所定
個数毎のリンクからなるループが各フック32に次々に
吊り下げられるように、ピンチャー移動量検出手段23
からの検出信号に基づいて制御手段36によりその作動
が制御されるようになっている。ピンチャー移動量検出
手段23は近接センサ23又はロータリエンコーダ34
4を用い得る。
【0101】また、ピンチャー位置検出手段22として
は、図18に示すように、光ファイバー検出器399に
より構成してもよい。この場合はピンチャー移動量検出
手段23はロータリーエンコーダ344や検出器185
を用いると良い。
【0102】更にまた、案内手段204としては、リン
ク形成手段19からのソーセージ2を所定位置に案内す
るために、図19に示すように、水平方向Hに揺動させ
られる放出口401を有した揺動自在な案内体402を
具備して構成してもよく、本例でも、ループ形成手段3
1の無端体としての巻き掛け走行体からなる無端チェー
ン354は垂直面内に配されている。
【0103】図19に示す案内手段204は、案内体4
02に加えて、案内体402を水平方向Hに揺動自在に
支持して、リンク形成手段19からのソーセージ2を最
初に受け入れるように、フレーム34に固定された筒状
の導入部材405を具備している。
【0104】図19に示すループ形成手段31の無端体
駆動手段191は、無端チェーン354のF方向の走行
と同期して案内体402をH方向に揺動させるようにな
っている。すなわち、図19に示す無端体駆動手段19
1は、サーボモータからなる電動モータ411と、電動
モータ411の出力回転軸413の回転速度を変化させ
る前記の変速手段194と、減速機412と、電動モー
タ411の出力回転軸413及び減速機412の入力回
転軸414のそれぞれに固着された歯付プーリ415及
び416と、歯付プーリ415及び416間に掛け渡さ
れた歯付無端ベルト417と、減速機412の出力回転
軸418にカップリング419を介して連結された回転
自在な軸部材420と、減速機421と、軸部材420
及び減速機421の入力回転軸422のそれぞれに固着
された歯付プーリ423及び424と、歯付プーリ42
3及び424間に掛け渡された歯付無端ベルト425
と、導入部材405に一体的に形成された軸受426に
回転自在に支持された軸部材427と、軸部材420及
び427にそれぞれ連結されて、軸部材420の回転を
軸部材427に90度の往復回転として伝達するクラン
ク機構428と、軸部材427及び案内体402にそれ
ぞれ連結されて、軸部材427の90度の往復回転を案
内体402にH方向の水平揺動として伝達するアーム部
材429とを具備している。
【0105】図19に示す無端体駆動手段191は、電
動モータ411の作動によるその出力回転軸413の回
転で、一方では、減速機412、歯付プーリ423及び
424等を介して減速機421の出力回転軸441を回
転させて、而して出力回転軸441に固着された駆動ホ
イール202を回転させて、無端チェーン354をF方
向に走行させ、他方では、減速機412、クランク機構
428及びアーム部材429を介して案内体402をH
方向に水平揺動させる。
【0106】本例では、減速機421の減速比は、図1
9に示すようにフック32が無端チェーン354に駆動
ホイール202周りに関して90度間隔で取り付けらて
いるため、案内体402のH方向の90度揺動当たりに
駆動ホイール202が90度回転するように、選定され
ている。
【0107】本例でも前記と同様に、電動モータ411
は、所定個数毎のリンクからなるループが各フック32
に次々に吊り下げられるように、ピンチャー移動量検出
手段23からの検出信号に基づいて制御手段36により
その作動が制御されるようになっており、また、フック
位置検出手段33からの検出信号に基づいて制御手段3
6によりにフック32が所定位置から移動されて、そし
て所定位置に停止されるようになっている。
【0108】なお、フック位置検出手段33として、減
速機421の出力回転軸441に固着された方形のドッ
グ451と、ドッグ451の四つの角部を順次検出する
検出器452とを具備して構成してもよい。
【0109】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、リンク形
成手段のピンチャーの位置を検出するためのピンチャー
位置検出手段と、このピンチャー位置検出手段からの検
出信号に基づいて計量ポンプ駆動手段の起動を制御する
ための制御手段とを具備しているので、移動するピンチ
ャーが所定位置を通過する時点で、計量ポンプによる充
填を開始し得るので、換言すれば、充填ケーシングの先
端が所定位置に到達した時に、ピンチャーがケーシング
を挟持開始するように設定し得るので、常に、充填ケー
シングの先端から最初の捻り位置までの長さが略一定な
ソーセージを製造でき、製品の不良率を低減できる。そ
して、充填ケーシングの先端の直近位置に最初の捻り部
を形成できて、しかも、充填ケーシングを充填開始直後
にピンチャーにより引っ張ることができるので、強度の
弱い天然腸のケーシングを破裂なしに充填できる上に、
ピンチャー間隔の長いリンク形成手段を用いて長リンク
なソーセージを困難なしに容易に製造し得る。
【0110】また、ピンチャー位置検出手段からの検出
信号に基づいて、ピンチャーを所定位置に停止させるべ
く、リンク形成駆動手段の電動モータを制御すると共
に、フック位置検出手段からの検出信号に基づいて、フ
ックを所定位置に停止させるべく、無端体駆動手段の電
動モータを制御するように、制御手段を構成することに
より、次のケーシングへの充填において、リンク形成手
段とループ形成手段との同期、同調を維持し得、所望な
ループ形成を可能とし得る。
【0111】そして、リンク形成駆動手段の電動モータ
の出力回転軸を、リンク形成手段の一方の駆動ホイール
の駆動軸と同心となるように配置すると、リンク形成手
段の運動を高精度に制御し得る。
【0112】更に、無端体駆動手段の電動モータをピン
チャー移動量検出手段からの検出信号に基づいて制御す
るように制御手段を構成し、リンク形成駆動手段の電動
モータの出力回転軸をリンク形成手段の一方の駆動ホイ
ールの駆動軸と同心となるように配置することにより、
リンク形成手段の運動を高精度に制御し得る結果、確実
なループを形成することができる上に、しかも、ループ
のサイズ変更に即応し得る。
【0113】その上、ケーシング回転用駆動手段の電動
モータの出力軸の回転の充填管への伝達、非伝達を選択
するための選択手段を具備して構成し、リンク形成駆動
手段の電動モータの出力回転軸をリンク形成手段の一方
の駆動ホイールの駆動軸と同心となるように配置し、ケ
ーシング回転用駆動手段の電動モータを両軸型モータで
構成し、両軸型モータの一方側の出力回転軸の回転を回
転体に伝達するための第一の伝達機構と、両軸型モータ
の他方側の出力回転軸の回転を選択手段を介して充填管
に伝達するための第二の伝達機構とを具備して構成する
ことにより、リンク形成手段の運動を高精度に制御し
得、また、簡潔、省スペースのリンク形成駆動手段及び
ケーシング回転用駆動手段を提供することができ、加え
て、各モータに対応する変速手段によって、各モータを
個別に独立して変更可能としたので多様な種類及びサイ
ズのケーシング並びに製造する多様な種類及びサイズの
ソーセージ等のリンク状の食品に即応できる。
【0114】そして、ループ形成手段が、従動ホイール
を回転自在に支持したフレームと、このフレームに水平
方向に位置調整自在に取り付けられたハウジングと、一
方の駆動ホイールに固着された垂直駆動軸とを具備し、
無端体駆動手段の電動モータの出力回転軸が垂直駆動軸
にハウジング内において連結されて、当該無端体駆動手
段の電動モータがハウジング内に収容され、ハウジング
と当該ハウジングを貫通して外部に伸びる垂直駆動軸と
の間に、シール部材が介在されているようにすると、フ
ックが取り付けられた無端体の着脱作業が容易となり、
かつ洗浄に際して無端体駆動手段の電動モータを効果的
に保護し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一実施例の正面図である。
【図2】図1に示す例の平面図である。
【図3】図1に示す例の一部の正面図である。
【図4】図1に示す例の一部拡大正面説明図である。
【図5】図4に示す部位の側面説明図である。
【図6】図1に示す例の一部拡大平面説明図である。
【図7】図1に示す例の一部拡大正面説明図であるであ
る。
【図8】図7に示す部位の側面説明図である。
【図9】図1に示す例の一部拡大正面説明図である。
【図10】図1に示す例の一部拡大正面説明図である。
【図11】図10に示す部位の側面説明図である。
【図12】本発明の好ましい他の一実施例の一部の平面
図である。
【図13】本発明の好ましい更に他の一実施例の一部の
正面図である。
【図14】図13に示す例の部位の側面図である。
【図15】図13に示す例の部位の一部説明図である。
【図16】本発明の好ましい更に他の一実施例の一部の
説明図である。
【図17】本発明の好ましい更に他の一実施例の一部の
平面説明図である。
【図18】図17に示す例の正面説明図である。
【図19】本発明の好ましい更に他の一実施例の一部の
説明斜視図である。
【符号の説明】
1 ソーセージの製造装置 2 ソーセージ 3 ケーシング 4 充填管 8 計量ポンプ 9 電動モータ 10 計量ポンプ駆動手段 13 チャック 14 電動モータ 15 ケーシング回転用駆動手段 17 選択手段 18 ピンチャー 19 リンク形成手段 20 電動モータ 21 リンク形成駆動手段 22 ピンチャー位置検出手段 23 ピンチャー移動量検出手段 31 ループ形成手段 33 フック位置検出手段 36 制御手段

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソーセージ等のリンク状の食品のための
    原料をケーシング内に充填すると共に当該ケーシングを
    支持するための充填管と、この充填管に原料を供給する
    ための計量ポンプと、この計量ポンプを駆動するための
    電動モータを有した計量ポンプ駆動手段と、充填管によ
    り原料が充填され且つ回転されるケーシングを挟持して
    リンク状の食品に形成すると共に形成されたリンク状の
    食品を搬送するためのピンチャーを有したリンク形成手
    段と、このリンク形成手段を駆動するための電動モータ
    を有したリンク形成駆動手段と、リンク形成手段のピン
    チャーの位置を検出するためのピンチャー位置検出手段
    と、このピンチャー位置検出手段からの検出信号に基づ
    いて計量ポンプ駆動手段の起動を制御するための制御手
    段とを具備したソーセージ等のリンク状の食品の製造装
    置。
  2. 【請求項2】 原料が充填されたケーシングを回転させ
    るために、当該原料が充填されたケーシングに摩擦的に
    係合するための回転自在なチャックと、このチャックを
    回転駆動させるための電動モータを有したケーシング回
    転用駆動手段と具備している請求項1に記載のソーセー
    ジ等のリンク状の食品の製造装置。
  3. 【請求項3】 ケーシングを支持するための充填管は回
    転自在であり、ケーシング回転用駆動手段は、その電動
    モータが両軸型モータからなり、両軸型モータの一方側
    の出力回転軸の回転をチャックに伝達するための第一の
    伝達機構と、両軸型モータの他方側の出力回転軸の回転
    を充填管に伝達するための第二の伝達機構とを具備して
    いる請求項2に記載のソーセージ等のリンク状の食品の
    製造装置。
  4. 【請求項4】 原料が充填されたケーシングを回転させ
    るために、ケーシングを支持するための充填管は回転自
    在であり、原料が未充填であるケーシングに係合するた
    めの回転自在な制動体と、この制動体及び充填管を回転
    させるための電動モータを有したケーシング回転用駆動
    手段とを具備している請求項1に記載のソーセージ等の
    リンク状の食品の製造装置。
  5. 【請求項5】 ケーシング回転用駆動手段は、その電動
    モータが両軸型モータからなり、両軸型モータの一方側
    の出力回転軸の回転を制動体に伝達するための第一の伝
    達機構と、両軸型モータの他方側の出力回転軸の回転を
    充填管に伝達するための第二の伝達機構とを具備してい
    る請求項4に記載のソーセージ等のリンク状の食品の製
    造装置。
  6. 【請求項6】 計量ポンプ駆動手段、リンク形成駆動手
    段及びケーシング回転用駆動手段のそれぞれは、その電
    動モータの出力回転軸の回転を変速させるための変速手
    段を具備している請求項2から5のいずれか一項に記載
    のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置。
  7. 【請求項7】 フックと、このフックが取り付けられた
    無端体と、この無端体を走行駆動するための電動モータ
    を有した無端体駆動手段と、リンク形成手段から送出さ
    れるリンク状の食品をフックに引っかけるべく、当該食
    品をフックに案内するための案内手段とを具備した、リ
    ンク形成手段からのリンク状の食品をループに形成する
    ためのループ形成手段と、フックの位置を検出するため
    のフック位置検出手段とを更に具備しており、制御手段
    は、ピンチャー位置検出手段からの検出信号に基づい
    て、走行するピンチャーを所定位置に停止させるべく、
    リンク形成駆動手段の電動モータを制御すると共に、フ
    ック位置検出手段からの検出信号に基づいて、走行する
    フックを所定位置に停止させるべく、無端体駆動手段の
    電動モータを制御するように、構成されている請求項1
    から6のいずれか一項に記載のソーセージ等のリンク状
    の食品の製造装置。
  8. 【請求項8】 リンク形成手段のピンチャーの移動量を
    検出するためのピンチャー移動量検出手段を更に具備し
    ており、制御手段は、ピンチャー移動量検出手段からの
    検出信号に基づいて無端体駆動手段の電動モータを制御
    するように構成されている請求項7に記載のソーセージ
    等のリンク状の食品の製造装置。
  9. 【請求項9】 リンク形成手段は、ピンチャーが取り付
    けられた一対の無端体と、この無端体が掛け渡された一
    対の駆動ホイール及び一対の従動ホイールとを具備して
    おり、リンク形成駆動手段の電動モータは、その出力回
    転軸がリンク形成手段の一方の駆動ホイールの駆動軸と
    同心となるように、配置されている請求項1から8のい
    ずれか一項に記載のソーセージ等のリンク状の食品の製
    造装置。
  10. 【請求項10】 ソーセージ等のリンク状の食品のため
    の原料をケーシング内に充填すると共に当該ケーシング
    を支持するための充填管と、この充填管に原料を供給す
    るための計量ポンプと、この計量ポンプを駆動するため
    の電動モータを有した計量ポンプ駆動手段と、充填管に
    より原料が充填され且つ回転されるケーシングを挟持し
    てリンク状の食品に形成すると共に形成されたリンク状
    の食品を搬送するためのピンチャーを有したリンク形成
    手段と、このリンク形成手段を駆動するための電動モー
    タを有したリンク形成駆動手段と、リンク形成手段のピ
    ンチャーの移動量を検出するためのピンチャー移動量検
    出手段と、リンク形成手段からのリンク状の食品をルー
    プに形成するためのループ形成手段と、ピンチャー移動
    量検出手段からの検出信号に基づいてループ形成手段を
    制御するための制御手段とを具備しており、ループ形成
    手段は、フックと、このフックが取り付けられた無端体
    と、この無端体を走行駆動するための電動モータを有し
    た無端体駆動手段と、リンク形成手段から送出されるリ
    ンク状の食品をフックに引っかけるべく、当該食品をフ
    ックに案内するための案内手段とを具備しており、制御
    手段は、無端体駆動手段の電動モータをピンチャー移動
    量検出手段からの検出信号に基づいて制御するように構
    成されており、リンク形成手段は、ピンチャーが取り付
    けられた一対の無端体と、この無端体が掛け渡された一
    対の駆動ホイール及び一対の従動ホイールとを具備して
    おり、リンク形成駆動手段の電動モータは、その出力回
    転軸がリンク形成手段の一方の駆動ホイールの駆動軸と
    同心となるように、配置されているソーセージ等のリン
    ク状の食品の製造装置。
  11. 【請求項11】 原料が充填されたケーシングを回転さ
    せるために、当該原料が充填されたケーシングに摩擦的
    に係合するための回転自在なチャックと、このチャック
    を回転駆動させるための電動モータを有したケーシング
    回転用駆動手段とを更に具備している請求項10に記載
    のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置。
  12. 【請求項12】 ケーシングを支持する充填管は回転自
    在であり、ケーシング回転用駆動手段は、その電動モー
    タが両軸型モータからなり、両軸型モータの一方側の出
    力回転軸の回転をチャックに伝達するための第一の伝達
    機構と、両軸型モータの他方側の出力回転軸の回転を充
    填管に伝達するための第二の伝達機構とを具備している
    請求項11に記載のソーセージ等のリンク状の食品の製
    造装置。
  13. 【請求項13】 原料が充填されたケーシングを回転さ
    せるために、ケーシングを支持する充填管は回転自在で
    あり、原料が未充填であるケーシングに係合するための
    回転自在な制動体と、この制動体及び充填管を回転させ
    るためのケーシング回転用駆動手段とを更に具備してい
    る請求項10に記載のソーセージ等のリンク状の食品の
    製造装置。
  14. 【請求項14】 ケーシング回転用駆動手段は、その電
    動モータが両軸型モータからなり、両軸型モータの一方
    側の出力回転軸の回転を制動体に伝達するための第一の
    伝達機構と、両軸型モータの他方側の出力回転軸の回転
    を充填管に伝達するための第二の伝達機構とを具備して
    いる請求項13に記載のソーセージ等のリンク状の食品
    の製造装置。
  15. 【請求項15】 計量ポンプ駆動手段、リンク形成駆動
    手段及びケーシング回転用駆動手段のそれぞれは、その
    電動モータの出力回転軸の回転を変速させるための変速
    手段を具備している請求項11から14のいずれか一項
    に記載のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置。
  16. 【請求項16】 案内手段は、リンク形成手段からのリ
    ンク状の食品を所定位置に案内するための固定シュート
    を具備しており、ループ形成手段の無端体は、水平面内
    に配された巻き掛け走行体からなる請求項10から15
    のいずれか一項に記載のソーセージ等のリンク状の食品
    の製造装置。
  17. 【請求項17】 ループ形成手段は、無端体が掛け渡さ
    れた駆動ホイール及び従動ホイールと、従動ホイールが
    回転自在に設けられたフレームと、このフレームに水平
    方向に位置調整自在に取り付けられたハウジングと、駆
    動ホイールに固着された垂直駆動軸とを具備しており、
    無端体駆動手段の電動モータは、その出力回転軸が垂直
    駆動軸にハウジング内において連結されて、ハウジング
    内に収容されており、ハウジングと当該ハウジングを貫
    通して外部に伸びる垂直駆動軸との間には、シール部材
    が介在されている請求項10から16のいずれか一項に
    記載のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置。
  18. 【請求項18】 案内手段は、リンク形成手段からのリ
    ンク状の食品を所定位置に案内するために、回転させら
    れる放出口端を有した回転自在な案内体を具備してお
    り、ループ形成手段の無端体は、垂直面内に配された巻
    き掛け走行体からなる請求項10から15のいずれか一
    項に記載のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置。
  19. 【請求項19】 案内手段は、リンク形成手段からのリ
    ンク状の食品を所定位置に案内するために、揺動される
    放出口を有した揺動自在な案内体を具備しており、ルー
    プ形成手段の無端体は、垂直面内に配された巻き掛け走
    行体からなる請求項10から15のいずれか一項に記載
    のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置。
  20. 【請求項20】 ソーセージ等のリンク状の食品のため
    の原料をケーシング内に充填すると共に当該ケーシング
    を支持するための回転自在な充填管と、この充填管に原
    料を供給するための計量ポンプと、この計量ポンプを駆
    動するための電動モータを有した計量ポンプ駆動手段
    と、充填管により原料が充填され且つ回転されるケーシ
    ングを挟持してリンク状の食品に形成すると共に形成さ
    れたリンク状の食品を搬送するためのピンチャーを有し
    たリンク形成手段と、このリンク形成手段を駆動するた
    めの電動モータを有したリンク形成駆動手段と、ケーシ
    ングに係合するための回転自在な制動体と、この制動体
    及び充填管を回転駆動させるための電動モータを具備し
    たケーシング回転用駆動手段と、このケーシング回転用
    駆動手段の電動モータの出力転軸の回転の充填管への伝
    達、非伝達を選択するための選択手段とを具備してお
    り、リンク形成手段は、ピンチャーが取り付けられた一
    対の無端体と、この無端体が掛け渡された一対の駆動ホ
    イール及び一対の従動ホイールとを具備しており、リン
    ク形成駆動手段の電動モータは、その出力回転軸がリン
    ク形成手段の一方の駆動ホイールの駆動軸と同心となる
    ように、配置されており、ケーシング回転用駆動手段
    は、その電動モータが両軸型モータからなり、両軸型モ
    ータの一方側の出力回転軸の回転を制動体に伝達するた
    めの第一の伝達機構と、両軸型モータの他方側の出力回
    転軸の回転を選択手段を介して充填管に伝達するための
    第二の伝達機構とを具備したソーセージ等のリンク状の
    食品の製造装置。
  21. 【請求項21】 リンク形成手段からのリンク状の食品
    をループに形成するためのループ形成手段と、リンク形
    成手段のピンチャーの移動量を検出するためのピンチャ
    ー移動量検出手段と、このピンチャー移動量検出手段か
    らの検出信号に基づいてリンク形成手段を制御する制御
    手段とを更に具備しており、ループ形成手段は、フック
    と、このフックが取り付けられた無端体と、この無端体
    を走行駆動するための電動モータを有した無端体駆動手
    段と、リンク形成手段から送出されるリンク状の食品を
    フックに引っかけるべく、当該食品をフックに案内する
    ための案内手段とを具備しており、制御手段は、ピンチ
    ャー移動量検出手段からの検出信号に基づいて無端体駆
    動手段の電動モータを制御するように構成されている請
    求項20に記載のソーセージ等のリンク状の食品の製造
    装置。
  22. 【請求項22】 案内手段は、固定シュートを具備して
    おり、ループ形成手段の無端体は、水平面内に配された
    巻き掛け走行体からなる請求項20又は21に記載のソ
    ーセージ等のリンク状の食品の製造装置。
  23. 【請求項23】 ループ形成手段は、従動ホイールが回
    転自在に設けられたフレームと、このフレームに水平方
    向に位置調整自在に取り付けられたハウジングと、一方
    の駆動ホイールに固着された垂直駆動軸とを具備してお
    り、無端体駆動手段の電動モータは、その出力回転軸が
    垂直駆動軸にハウジング内において連結されて、ハウジ
    ング内に収容されており、ハウジングと当該ハウジング
    を貫通して外部に伸びる垂直駆動軸との間には、シール
    部材が介在されている請求項20から22のいずれか一
    項に記載のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置。
  24. 【請求項24】 案内手段は、リンク形成手段からのリ
    ンク状の食品を所定位置に案内するために、回転される
    放出口端を有した回転自在な案内体を具備しており、ル
    ープ形成手段の無端体は、垂直面内に配された巻き掛け
    走行体からなる請求項20又は21に記載のソーセージ
    等のリンク状の食品の製造装置。
  25. 【請求項25】 案内手段は、リンク形成手段からのリ
    ンク状の食品を所定位置に案内するために、揺動される
    放出口を有した揺動自在な案内体を具備しており、ルー
    プ形成手段の無端体は、垂直面内に配された巻き掛け走
    行体からなる請求項20又は21に記載のソーセージ等
    のリンク状の食品の製造装置。
  26. 【請求項26】 充填管、計量ポンプ、計量ポンプ駆動
    手段、リンク形成手段、リンク形成駆動手段、制動体、
    ケーシング回転用駆動手段及び選択手段が配されるフレ
    ームを更に具備しており、計量ポンプ駆動手段、リンク
    形成駆動手段及びケーシング回転用駆動手段のそれぞれ
    は、その電動モータの出力回転軸の回転を変速させるた
    めの変速手段を具備しており、フレームは、これら変速
    手段を収容した箱を具備している請求項20から25の
    いずれか一項に記載のソーセージ等のリンク状の食品の
    製造装置。
  27. 【請求項27】 計量ポンプ駆動手段は、その電動モー
    タの出力回転軸に固着された小径プーリと、計量ポンプ
    の駆動軸に装着された大径プーリと、小径及び大径プー
    リ間に掛け渡された無端ベルトとを具備している請求項
    1から26のいずれか一項に記載のソーセージ等のリン
    ク状の食品の製造装置。
JP16944097A 1997-06-10 1997-06-10 ソーセージ等のリンク状の食品の製造装置 Expired - Fee Related JP3736048B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16944097A JP3736048B2 (ja) 1997-06-10 1997-06-10 ソーセージ等のリンク状の食品の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16944097A JP3736048B2 (ja) 1997-06-10 1997-06-10 ソーセージ等のリンク状の食品の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11100A true JPH11100A (ja) 1999-01-06
JP3736048B2 JP3736048B2 (ja) 2006-01-18

Family

ID=15886652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16944097A Expired - Fee Related JP3736048B2 (ja) 1997-06-10 1997-06-10 ソーセージ等のリンク状の食品の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3736048B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6688959B2 (en) 2000-03-31 2004-02-10 Hitec Co., Ltd. Method and apparatus for manufacturing linked food products having twisted portions

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6688959B2 (en) 2000-03-31 2004-02-10 Hitec Co., Ltd. Method and apparatus for manufacturing linked food products having twisted portions

Also Published As

Publication number Publication date
JP3736048B2 (ja) 2006-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4112546A (en) Method of and apparatus for making link sausages
EP0498483B1 (en) Method and apparatus for suspending a chain of linked products
JP3477728B2 (ja) 連鎖状ソーセージ等の製造装置
US7666071B2 (en) Apparatus for manufacturing chains of linked food products such as sausages with twisted portions and having a plurality of stuffing tubes and method of manufacturing the same
WO1999053770A1 (fr) Procede et dispositif pour fabriquer un aliment tel qu'une saucisse en chaine
US6071186A (en) Device for suspending a chain of linked food products such as sausages, and apparatus for manufacturing a chain of such linked food products having the suspending device
US4021885A (en) Method of and apparatus for making link sausages
JP4132160B2 (ja) スパイラル式ストレッチ包装機
CN110641793B (zh) 一种物料自动拆袋装置
JP2000504228A (ja) ソーセージをじゅずつなぎにリンク止めするための方法及び装置
FI74924B (fi) Maskin foer matning av degiga meder i synnerhet korvmassa.
JPH11100A (ja) ソーセージ等のリンク状の食品の製造装置
CN201136969Y (zh) 分条经浆联合机张力同步自动控制装置
JP2010239975A (ja) ソーセージ等の捻り部を有したリンク状食品の製造方法及び装置
JP3723656B2 (ja) ソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方法及び装置
AU612066B2 (en) Encased product and method for encasing the same
JP3596544B2 (ja) 連鎖状ソーセージ等の製造装置
GB2064477A (en) Taped bag dispenser
JP3760472B2 (ja) 充填ケーシングを、捻り部を介して分割されたソーセージ等のリンク状製品にする装置
JP2807749B2 (ja) ソーセージ等の連鎖状製品の懸吊方法及びそのための装置
US9259010B2 (en) Automatic displacer clearance adjustment
CN108528877B (zh) 一种缝纫线线筒自动包装设备
JP2560110B2 (ja) 多軸ロータリー式巻取機
JP4601197B2 (ja) ソーセージ等の捻り部を有したリンク状食品の製造装置
CN220826703U (zh) 一种包材张力调节机构

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040405

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051017

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091104

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101104

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111104

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121104

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121104

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131104

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees