JP3736048B2 - ソーセージ等のリンク状の食品の製造装置 - Google Patents

ソーセージ等のリンク状の食品の製造装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多様な種類及びサイズのケーシング並びに製造する多様な種類及びサイズのソーセージ等のリンク状の食品に即応し得るソーセージ等のリンク状の食品の製造装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
この種の製造装置としては、特公平1−13329号公報及び特開平2−286036号公報等に記載されたものがあり、特公平1−13329号公報に記載の製造装置は、計量ポンプの原料吐出速度を可変とする装置と、リンク形成装置のリンク形成速度を可変とする装置との両者を設けて、人工ケーシングからなるソーセージと天然腸ケーシングからなるソーセージとの両方の高速製造を可能としたものであり、特開平2−286036号公報に記載の製造装置は、人工ケーシングを主に対象とし、計量ポンプを駆動する電動モータと、チャックを駆動する電動モータと、リンク形成装置を駆動する電動モータとを個別に独立にして設け、それぞれの電動モータによって駆動される計量ポンプの計量ロータの回転速度、チャックの回転速度、リンク形成装置のリンク形成速度のそれぞれを独立して変更可能としたものであって、使用するケーシングに最適な運転条件を簡単な操作で設定できるようにすると共に、特公平1−13329号公報に記載の具体的な製造装置における複雑な構成を簡素化し得たものである。
【0003】
ところで、特公平1−13329号公報に具体的に記載の製造装置は、上述のように、計量ポンプ、チャック、リンク形成装置及び充填管をそれぞれ駆動する駆動装置の構造が比較的複雑であり、一方、特開平2−286036号公報に具体的に記載の製造装置は、主として、人工ケーシングのうちのセルローズケーシングを対象とし、コラーゲンケーシング又は天然腸ケーシングへの適応性にそれ程優れたものではない。
【0004】
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、多様な種類及びサイズのケーシング並びに製造する多様な種類及びサイズのソーセージ等のリンク状の食品に即応し得ると共に、高精度、高速、高製品歩留まりな製造を可能とする簡単な構成で保守の簡便なソーセージ等のリンク状の食品の製造装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置は、ソーセージ等のリンク状の食品のための原料をケーシング内に充填すると共に当該ケーシングを支持するための充填管と、この充填管に原料を供給するための計量ポンプと、この計量ポンプを駆動するための電動モータを有した計量ポンプ駆動手段と、充填管により原料が充填され且つ回転されるケーシングを挟持してリンク状の食品に形成すると共に形成されたリンク状の食品を搬送するためのピンチャーを有したリンク形成手段と、このリンク形成手段を駆動するための電動モータを有したリンク形成駆動手段と、リンク形成手段のピンチャーの位置を検出するためのピンチャー位置検出手段と、このピンチャー位置検出手段からの検出信号に基づいて計量ポンプ駆動手段の起動を制御するための制御手段とを具備している。
【0006】
上記のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置において、原料が充填されたケーシングを回転させるために、当該原料が充填されたケーシングに摩擦的に係合するための回転自在なチャックと、このチャックを回転駆動させるための電動モータを有したケーシング回転用駆動手段と具備しており、ここにおいて、ケーシングを支持するための充填管は回転自在であり、ケーシング回転用駆動手段は、その電動モータが両軸型モータからなり、両軸型モータの一方側の出力回転軸の回転をチャックに伝達するための第一の伝達機構と、両軸型モータの他方側の出力回転軸の回転を充填管に伝達するための第二の伝達機構とを具備していてもよい。
【0007】
また上記ソーセージ等のリンク状の食品の製造装置において、原料が充填されたケーシングを回転させるために、ケーシングを支持するための充填管は回転自在であり、原料が未充填であるケーシングに係合するための回転自在な制動体と、この制動体及び充填管を回転させるための電動モータを有したケーシング回転用駆動手段とを具備しており、ここにおいて、ケーシング回転用駆動手段は、その電動モータが両軸型モータからなり、両軸型モータの一方側の出力回転軸の回転を制動体に伝達するための第一の伝達機構と、両軸型モータの他方側の出力回転軸の回転を充填管に伝達するための第二の伝達機構とを具備していてもよい。
【0008】
また本発明の上記ソーセージ等のリンク状の食品の製造装置では、フックと、このフックが取り付けられた無端体と、この無端体を走行駆動するための電動モータを有した無端体駆動手段と、リンク形成手段から送出されるリンク状の食品をフックに引っかけるべく、当該食品をフックに案内するための案内手段とを具備した、リンク形成手段からのリンク状の食品をループに形成するためのループ形成手段と、フックの位置を検出するためのフック位置検出手段とを更に具備しており、制御手段は、ピンチャー位置検出手段からの検出信号に基づいて、走行するピンチャーを所定位置に停止させるべく、リンク形成駆動手段の電動モータを制御すると共に、フック位置検出手段からの検出信号に基づいて、走行するフックを所定位置に停止させるべく、無端体駆動手段の電動モータを制御するように、構成されている。
【0009】
ループ形成手段を具備するソーセージ等のリンク状の食品の製造装置では、リンク形成手段のピンチャーの移動量を検出するためのピンチャー移動量検出手段を更に具備しており、制御手段は、ピンチャー移動量検出手段からの検出信号に基づいて無端体駆動手段の電動モータを制御するように構成されている。
【0010】
上記のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置において、リンク形成手段は、ピンチャーが取り付けられた一対の無端体と、この無端体が掛け渡された一対の駆動ホイール及び一対の従動ホイールとを具備しており、リンク形成駆動手段の電動モータは、その出力回転軸がリンク形成手段の一方の駆動ホイールの駆動軸と同心となるように、配置されている。
【0011】
更に本発明のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置は、ソーセージ等のリンク状の食品のための原料をケーシング内に充填すると共に当該ケーシングを支持するための充填管と、この充填管に原料を供給するための計量ポンプと、この計量ポンプを駆動するための電動モータを有した計量ポンプ駆動手段と、充填管により原料が充填され且つ回転されるケーシングを挟持してリンク状の食品に形成すると共に形成されたリンク状の食品を搬送するためのピンチャーを有したリンク形成手段と、このリンク形成手段を駆動するための電動モータを有したリンク形成駆動手段と、リンク形成手段のピンチャーの移動量を検出するためのピンチャー移動量検出手段と、リンク形成手段からのリンク状の食品をループに形成するためのループ形成手段と、ピンチャー移動量検出手段からの検出信号に基づいてループ形成手段を制御するための制御手段とを具備しており、ループ形成手段は、フックと、このフックが取り付けられた無端体と、この無端体を走行駆動するための電動モータを有した無端体駆動手段と、リンク形成手段から送出されるリンク状の食品をフックに引っかけるべく、当該食品をフックに案内するための案内手段とを具備しており、制御手段は、無端体駆動手段の電動モータをピンチャー移動量検出手段からの検出信号に基づいて制御するように構成されており、リンク形成手段は、ピンチャーが取り付けられた一対の無端体と、この無端体が掛け渡された一対の駆動ホイール及び一対の従動ホイールとを具備しており、リンク形成駆動手段の電動モータは、その出力回転軸がリンク形成手段の一方の駆動ホイールの駆動軸と同心となるように、配置されている。
【0012】
上記のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置において、原料が充填されたケーシングを回転させるために、当該原料が充填されたケーシングに摩擦的に係合するための回転自在なチャックと、このチャックを回転駆動させるための電動モータを有したケーシング回転用駆動手段とを更に具備しており、ここにおいて、ケーシングを支持する充填管は回転自在であり、ケーシング回転用駆動手段は、その電動モータが両軸型モータからなり、両軸型モータの一方側の出力回転軸の回転をチャックに伝達するための第一の伝達機構と、両軸型モータの他方側の出力回転軸の回転を充填管に伝達するための第二の伝達機構とを具備していてもよい。
【0013】
一方、上記のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置において、原料が充填されたケーシングを回転させるために、ケーシングを支持する充填管は回転自在であり、原料が未充填であるケーシングに係合するための回転自在な制動体と、この制動体及び充填管を回転させるためのケーシング回転用駆動手段とを更に具備しており、ここにおいて、ケーシング回転用駆動手段は、その電動モータが両軸型モータからなり、両軸型モータの一方側の出力回転軸の回転を制動体に伝達するための第一の伝達機構と、両軸型モータの他方側の出力回転軸の回転を充填管に伝達するための第二の伝達機構とを具備していてもよい。
【0014】
本発明では上記の各ソーセージ等のリンク状の食品の製造装置において、計量ポンプ駆動手段、リンク形成駆動手段及びケーシング回転用駆動手段のそれぞれは、その電動モータの出力回転軸の回転を変速させるための変速手段を具備している。
【0015】
また上記のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置の案内手段は、リンク形成手段からのリンク状の食品を所定位置に案内するための固定シュートを具備しており、ループ形成手段の無端体は、水平面内に配された巻き掛け走行体からなる。
【0016】
また上記のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置において、ループ形成手段は、無端体が掛け渡された駆動ホイール及び従動ホイールと、従動ホイールが回転自在に設けられたフレームと、このフレームに水平方向に位置調整自在に取り付けられたハウジングと、一方の駆動ホイールに固着された垂直駆動軸とを具備しており、無端体駆動手段の電動モータは、その出力回転軸が垂直駆動軸にハウジング内において連結されて、ハウジング内に収容されており、ハウジングと当該ハウジングを貫通して外部に伸びる垂直駆動軸との間には、シール部材が介在されている。
【0017】
また、案内手段は、リンク形成手段からのリンク状の食品を所定位置に案内するために、回転させられる放出口端を有した回転自在な案内体を具備しており、ループ形成手段の無端体は、垂直面内に配された巻き掛け走行体からなる。
【0018】
更に、案内手段は、リンク形成手段からのリンク状の食品を所定位置に案内するために、揺動される放出口を有した揺動自在な案内体を具備しており、ループ形成手段の無端体は、垂直面内に配された巻き掛け走行体からなる。
【0019】
また本発明のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置は、ソーセージ等のリンク状の食品のための原料をケーシング内に充填すると共に当該ケーシングを支持するための回転自在な充填管と、この充填管に原料を供給するための計量ポンプと、この計量ポンプを駆動するための電動モータを有した計量ポンプ駆動手段と、充填管により原料が充填され且つ回転されるケーシングを挟持してリンク状の食品に形成すると共に形成されたリンク状の食品を搬送するためのピンチャーを有したリンク形成手段と、このリンク形成手段を駆動するための電動モータを有したリンク形成駆動手段と、ケーシングに係合するための回転自在な制動体と、この制動体及び充填管を回転駆動させるための電動モータを具備したケーシング回転用駆動手段と、このケーシング回転用駆動手段の電動モータの出力転軸の回転の充填管への伝達、非伝達を選択するための選択手段とを具備しており、リンク形成手段は、ピンチャーが取り付けられた一対の無端体と、この無端体が掛け渡された一対の駆動ホイール及び一対の従動ホイールとを具備しており、リンク形成駆動手段の電動モータは、その出力回転軸がリンク形成手段の一方の駆動ホイールの駆動軸と同心となるように、配置されており、ケーシング回転用駆動手段は、その電動モータが両軸型モータからなり、両軸型モータの一方側の出力回転軸の回転を制動体に伝達するための第一の伝達機構と、両軸型モータの他方側の出力回転軸の回転を選択手段を介して充填管に伝達するための第二の伝達機構とを具備している。
【0020】
本ソーセージ等のリンク状の食品の製造装置においては、リンク形成手段からのリンク状の食品をループに形成するためのループ形成手段と、リンク形成手段のピンチャーの移動量を検出するためのピンチャー移動量検出手段と、このピンチャー移動量検出手段からの検出信号に基づいてリンク形成手段を制御する制御手段とを更に具備しており、ループ形成手段は、フックと、このフックが取り付けられた無端体と、この無端体を走行駆動するための電動モータを有した無端体駆動手段と、リンク形成手段から送出されるリンク状の食品をフックに引っかけるべく、当該食品をフックに案内するための案内手段とを具備しており、制御手段は、ピンチャー移動量検出手段からの検出信号に基づいて無端体駆動手段の電動モータを制御するように構成されている。
【0021】
本ソーセージ等のリンク状の食品の製造装置においても、案内手段は、固定シュートを具備しており、ループ形成手段の無端体は、水平面内に配された巻き掛け走行体からなる。
【0022】
更に、ループ形成手段は、従動ホイールが回転自在に設けられたフレームと、このフレームに水平方向に位置調整自在に取り付けられたハウジングと、一方の駆動ホイールに固着された垂直駆動軸とを具備しており、無端体駆動手段の電動モータは、その出力回転軸が垂直駆動軸にハウジング内において連結されて、ハウジング内に収容されており、ハウジングと当該ハウジングを貫通して外部に伸びる垂直駆動軸との間には、シール部材が介在されている。
【0023】
また更に、案内手段は、リンク形成手段からのリンク状の食品を所定位置に案内するために、回転される放出口端を有した回転自在な案内体を具備しており、ループ形成手段の無端体は、垂直面内に配された巻き掛け走行体からなる。
【0024】
一方、他の案内手段は、リンク形成手段からのリンク状の食品を所定位置に案内するために、揺動される放出口を有した揺動自在な案内体を具備しており、ループ形成手段の無端体は、垂直面内に配された巻き掛け走行体からなる。
【0025】
本発明のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置では、充填管、計量ポンプ、計量ポンプ駆動手段、リンク形成手段、リンク形成駆動手段、制動体、ケーシング回転用駆動手段及び選択手段が配されるフレームを更に具備しており、計量ポンプ駆動手段、リンク形成駆動手段及びケーシング回転用駆動手段のそれぞれは、その電動モータの出力回転軸の回転を変速させるための変速手段を具備しており、フレームは、これら変速手段を収容した箱を具備している。
【0026】
また、本発明のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置では、計量ポンプ駆動手段は、その電動モータの出力回転軸に固着された小径プーリと、計量ポンプの駆動軸に固着された大径プーリと、小径及び大径プーリ間に掛け渡された無端ベルトとを具備している。
【0027】
【発明の実施の形態】
次に、本発明及び本発明の実施の形態を、図に示す好ましい実施例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施例に何等限定されないのである。
【0028】
【実施例】
図1から図11において、ソーセージ等のリンク状の食品の製造装置、本例ではソーセージの製造装置1は、ソーセージ2の原料38をケーシング3内に充填すると共に縮められたケーシング3を支持するために、R1方向に回転自在であって且つA及びB方向に進退自在に支持された充填管4と、充填管4の後端6に連結されて充填管4をA及びB方向に進退させる進退手段7と、充填管4に原料を計量して供給するための計量ポンプ8と、計量ポンプ8を駆動するための電動モータ9を有した計量ポンプ駆動手段10と、充填管4に支持された縮められたケーシング3の後端をA方向に押すケーシング押し手段11と、縮められた未充填のケーシング3を一個毎供給するケーシング供給手段12と、原料38が充填されたケーシング3をR1方向に回転させるために、当該原料38が充填されたケーシング3に摩擦的に係合するために回転自在に支持されたチャック13と、充填管4及びチャック13を回転駆動させるための両軸型モータからなる電動モータ14を有したケーシング回転用駆動手段15と、電動モータ14の出力転軸16の回転の充填管4への伝達、非伝達を選択するための選択手段17と、充填管4により原料38が充填され且つR1方向に回転されるケーシング3を挟持してリンク状の食品、すなわちソーセージ2に形成すると共に形成されたソーセージ2をA方向に搬送するためのピンチャー18を有したリンク形成手段19と、リンク形成手段19を駆動するための電動モータ20を有したリンク形成駆動手段21と、ピンチャー18の位置を検出するためのピンチャー位置検出手段22と、ピンチャー18の移動量を検出するためのピンチャー移動量検出手段23と、充填管4、計量ポンプ8及び上記の各手段が配されるフレーム24と、フレーム24に設けられた箱25とを具備している。
【0029】
更にソーセージの製造装置1は、リンク形成手段19からのソーセージ2をループに形成するためのループ形成手段31と、ループ形成手段31のフック32の位置を検出するためのフック位置検出手段33と、ループ形成手段31のフレーム34に取り付けられて、使用するケーシングの種類、製造するソーセージのリンク長、形成する一ループ当たりのリンク数等のパラメータを設定し得る操作パネル35と、箱25に配されており、ピンチャー位置検出手段22、ピンチャー移動量検出手段23及びフック位置検出手段33からの検出信号並びに操作パネル35の設定に基づいて、以下に述べる制御を行うための制御手段36とを具備している。
【0030】
充填管4は、計量ポンプ8から供給されたソーセージ2の原料38をその吐出端39からケーシング4内に充填する。
【0031】
進退手段7は、フレーム24の上板部材40に設けられたハウジング41内に配された図示しない空気圧シリンダ装置と、この空気圧シリンダ装置のピストンロッド42と充填管4の後端6とを、ピストンロッド42に対して充填管4が回転し得るように連結するためのカップリング43とを具備しており、空気圧シリンダ装置の作動によるピストンロッド42のA及びB方向の進退で同じく充填管4をA及びB方向に進退させる。このような進退手段7は、特公平3−72251号公報等に記載されて公知であるので、詳細な説明を省略する。
【0032】
計量ポンプ8は、フレーム24の上板部材40に設けられており、計量ポンプ8自体及び計量ポンプ8から充填管4へのソーセージ2の原料の供給機構は、上記特公平3−72251号公報等に記載されて公知であるので、詳細な説明を省略する。
【0033】
計量ポンプ駆動手段10は、フレーム24に装着された電動モータ9に加えて、箱25内に配されており、電動モータ9の出力回転軸45の回転を変速させるためのインバータからなる変速手段46と、電動モータ9の出力回転軸45に固着された歯付きの小径プーリ47と、計量ポンプ8の計量ロータ(図示せず)の駆動軸48に装着された歯付きの大径プーリ49と、小径及び大径プーリ48及び49間に掛け渡された歯付きの無端ベルト50と、作動により大径プーリ49の回転を駆動軸48に伝達するための電磁クラッチ51とを具備している。計量ポンプ8の計量ロータの駆動軸48は、フレーム24に固着された筒状のハウジング52内に回転自在に支持されている。
【0034】
計量ポンプ駆動手段10は、常時回転の電動モータ9の出力回転軸45の回転を小径プーリ47及び無端ベルト50を介して大径プーリ49に伝達し、この伝達された大径プーリ49の回転を、制御手段36からの作動開始信号による電磁クラッチ51の作動で、駆動軸48に伝達し、而して、計量ポンプ8の計量ロータを回転させて、計量ポンプ8からソーセージ2の原料を充填管4に供給させるようにする。
【0035】
なお、計量ポンプ駆動手段10では、制御手段36からの速度可変信号で変速手段46を制御することにより、計量ポンプ8からソーセージ2の原料の充填管4への供給速度を変化させることができるようになっており、ケーシング3の径等に対応して当該ケーシング3に所望にソーセージ2の原料を充填することができる。
【0036】
ケーシング押し手段11は、ハウジング41内に配された図示しない空気圧シリンダ装置と、この空気圧シリンダ装置のピストンロッド53の先端に取り付けられて、充填管4が貫通する環状の押し部材54とを具備しており、空気圧シリンダ装置の作動によるピストンロッド53の伸長で押し部材54をA方向に移動させ、A方向に移動する押し部材54で充填管4に支持されて縮められたケーシング3の後端を押して、充填管4に対して縮められたケーシング3をA方向に移動させる。このようなケーシング押し手段11は、特公平3−72251号公報等に記載されて公知であるので、詳細な説明を省略する。
【0037】
フレーム24の上板部材40に設けられたケーシング供給手段12は、縮められた未充填の多数のケーシング3を収容するためのホッパ55と、ホッパ55に収容されたケーシング3を一個毎に充填管4の進退路に供給するための供給機構55Aとを具備しており、充填管4がB方向に後退された際に、ホッパ55から一個の縮められた未充填のケーシング3を充填管4の進退路に供給する。このようなケーシング供給手段12もまた、特公平3−72251号公報等に記載されて公知であるので、詳細な説明を省略する。
【0038】
ケーシング回転用駆動手段15は、電動モータ14に加えて、電動モータ14の出力回転軸16の回転を変速させるためのインバータからなる変速手段62と、電動モータ14の一方側63の出力回転軸16の回転をチャック13に伝達するための伝達機構64と、電動モータ14の他方側65の出力回転軸16の回転を選択手段17を介して充填管4に伝達するための伝達機構66とを具備している。
【0039】
電動モータ14は、取り付け部材67の下面に固着されており、取り付け部材67は、フレーム24の上板部材40に一体的に形成された一対のブラケット68にヒンジ機構69を介して取り付けられていると共に、フレーム24の上板部材40に一端が固着されたねじ棒70と、フレーム24の上板部材40に一体的に形成された一対のブラケット70aにヒンジ機構70bを介して一端が連結されたねじ棒70cと、ねじ棒70及び70cに螺着されたナット70dとを介してフレーム24の上板部材40に取り付けられており、これにより、電動モータ14は、フレーム24の上板部材40に吊り下げ支持されている。そして、保守などにおいて、下側の各ナット70dを各ねじ棒70及び70cから取り外すことにより、フレーム24の上板部材40に吊り下げ支持したままで、電動モータ14と共に取り付け部材67をC方向に回動し得る。
【0040】
伝達機構64は、一方側63の出力回転軸16に固着された歯付きのプーリ71と、軸受72を介してハウジング73に回転自在に支持された歯付きの中空プーリ74と、プーリ71と74との間に掛け渡された歯付きの無端ベルト75とを具備している。
【0041】
ハウジング73は、フレーム24の上板部材40に支持されており、チャック13は、プーリ74の回転と共に回転できるようにプーリ74に嵌着されており、これにより、チャック13は、プーリ74及び軸受72を介してハウジング73に回転自在に支持されている。
【0042】
伝達機構64は、電動モータ14の作動によるその出力回転軸16の回転で、プーリ71、無端ベルト75及びプーリ74を介してチャック13をR1方向に回転させる。
【0043】
伝達機構66は、他方側65の出力回転軸16にカップリング81を介して同心に連結されて、軸受82に回転自在に支持された回転自在な水平軸83と、水平軸83に回転自在に装着された歯付きのプーリ84と、ハウジング85に回転自在に支持されて、軸対称に配された一対の係合爪86を一体的に有した中空のプーリ87と、プーリ87の一対の係合爪86に係合するように充填管4の後端6に取り付けられた係合ピン88と、プーリ84及び87間に掛け渡された歯付き無端ベルト89とを具備している。
【0044】
ハウジング85は、フレーム24の上板部材40に取り付けられたハウジング本体91と、ハウジング本体91の一方の面にねじ92により取り付けられたフランジ93と、同じくねじ94によりハウジング本体91に取り付けられて、ハウジング本体91内の空間95に水等が浸入するのを防止するシールカラー96とを具備している。
【0045】
プーリ87は、係合爪86が一体的に形成された内筒部101と、外面に無端ベルト89と噛み合う歯が形成された外筒部102と、内筒部101及び外筒部102を連結する環状部103とを具備しており、内筒部101の外面とフランジ93の筒部104とに間にラジアル軸受としての一対の転がり軸受105が、環状部103とハウジング本体91との間にスラスト軸受としてのすべり軸受106がそれぞれ設けられており、転がり軸受105及びすべり軸受106を介してプーリ87は、ハウジング85に回転自在に支持されている。
【0046】
なお、内筒部101の外面とフランジ93の本体107との間及び内筒部101の外面とハウジング本体91との間並びにシールカラー96の外面とハウジング本体91との間にそれぞれシール部材108、109及び110が嵌着されている。内筒部101の外面とフランジ93の筒部104とに間のラジアル軸受としては、転がり軸受105に代えて、すべり軸受でもよい。
【0047】
充填管4は、内筒部101の内面で規定される貫通孔115をA及びB方向に貫通して配されており、ピストンロッド53は、シールカラー96の内面で規定される貫通孔116を同じくA及びB方向に貫通して配されている。
【0048】
選択手段17は、水平軸83に同心に配されて、水平軸83とプーリ84との間に介在されたアーマチュア121を具備した電磁クラッチ122からなり、例えば、操作パネル35によりコラーゲンケーシングや天然腸ケーシングを使用することが指定されて、制御手段36からのそれを指定する信号が供給されることにより作動されて、水平軸83の回転をプーリ84に伝達し、これに代えて、操作パネル35によりセルローズケーシングを使用することが指定されて、制御手段36からのそれを指定する信号が供給されることにより非作動にされて、水平軸83の回転をプーリ84に伝達しないようにする。電磁クラッチ122は公知のものであって、その本体123は、取り付け部材67に一端が連結された回り止め部材124により、水平軸83の回転と共に回転しないように保持されており、水平軸83と常時一体的に回転する回転体123Aは、本体123に回転自在に装着されており、アーマチュア121はプーリ84に固着したスプラインアダプタ123Bにその軸方向に移動自在となるようにスプライン連結されている。
【0049】
伝達機構66は、電磁クラッチ122が作動される際には、電動モータ14の作動によるその出力回転軸16の回転で、カップリング81、水平軸83、アーマチュア121、プーリ84及び無端ベルト89を介してプーリ87をR1方向に回転させ、充填管4がA方向に移動されて係合爪86と係合ピン88とが係合されると、この係合を介して充填管4を同じくR1方向に回転させる。
【0050】
充填管4のR1方向の回転により、充填管4に接触して被着された未充填のケーシング3にR1方向の回転が付与される結果、チャック13による原料38が充填されたケーシング3のR1方向の回転が補助され、而して、ケーシング3の破裂などの不都合を著しく低減され得る。この効果は、破れやすい天然ケーシングに特に好都合であるが、人工ケーシングでもきわめて都合がよい。
【0051】
ケーシング回転用駆動手段15では、制御手段36からの速度可変信号で変速手段62を制御することにより、電動モータ14の出力回転軸16の回転速度を変化させることができるようになっており、したがって、ケーシング3に所望の速度のR1方向の回転を付与することができる。また、充填管4とチャック13とのR1方向の回転速度が同一となるように、ケーシング回転用駆動手段15を構成するほうが好ましいが、これらが異なるように、例えば充填管4の回転速度がチャック13の回転速度よりも遅くなるようにケーシング回転用駆動手段15を構成してもよい。
【0052】
リンク形成手段19は、ピンチャー18に加えて、当該複数のピンチャー18がそれぞれ等間隔に取り付けられた一対の無端体としての無端チェーン131及び132と、無端チェーン131及び132が掛け渡されて、それぞれスプロケットホイールからなる一対の駆動ホイール133及び134並びに一対の従動ホイール135及び136(図17参照)と、無端チェーン131及び132のそれぞれに等間隔に取り付けられた多数のラグ137とを具備している。
【0053】
各ピンチャー18は、V字状の切り欠き141を有しており、無端チェーン131及び132の互いに対応する部位に取り付けられている。無端チェーン131及び132のそれぞれに取り付けられた対応する一対のピンチャー18は、無端チェーン131及び132のD及びE方向の走向により、原料38が充填されたケーシング3を挟持してケーシング3に縮径を生じさせ、これによりケーシング3のR1方向の回転と協同して捻り部142(図17及び図18参照)を形成してソーセージ2とすると共に、ソーセージ2をA方向に搬送する。
【0054】
リンク形成駆動手段21は、電動モータ20に加えて、電動モータ20の出力回転軸151の回転を減速するための減速機152と、一方の駆動ホイール133に連結された駆動軸153と、減速機152の出力回転軸155の回転を駆動軸153に伝達するためのカップリング156と、駆動軸153に固着された歯車(図示せず)と、他方の駆動ホイール134に連結された駆動軸157と、駆動軸157に固着されて、駆動軸153に固着された歯車に噛み合う歯車(図示せず)と、電動モータ20の出力回転軸151の回転を変速するための変速手段158とを具備している。
【0055】
電動モータ20は、本例ではサーボモータからなる。電動モータ20に一体的に取り付けられた減速機152は、そのフランジ165及びねじ167を介してハウジング168に取り付けられている。作業用の開口169が形成されたハウジング168は、ねじ170によりフレーム24の上板部材40に取り付けられている。
【0056】
駆動軸153及びカップリング156はハウジング168内に配されており、駆動軸153は、ハウジング168に嵌入された蓋172に一対の軸受173を介して回転自在に支持されている。駆動軸153と蓋172との間には、環状のシール部材174が嵌装されている。蓋172はネジ170Aによって上板部材40を介してハウジング168に固定されている。
【0057】
駆動軸153に固着された前記の歯車と、この歯車と噛み合って、駆動軸157に固着された前記の歯車とは、フレーム24の上板部材40に支持されたハウジング175内に収容されており、駆動軸157は、当該ハウジング175に軸受(図示せず)を介して回転自在に支持されている。
【0058】
電動モータ20は、本例では、その出力回転軸151が減速機152の出力回転軸155及び一方の駆動ホイール133の駆動軸153と同心となるように、配されている。電動モータ20が減速機152を有する、いわゆるギャードモータの場合、本発明において減速機152の出力軸155を電動モータの出力軸と呼ぶものとする。
【0059】
リンク形成駆動手段21は、電動モータ20の作動によるその出力回転軸151の回転により、減速機152、カップリング156及び駆動軸153を介して駆動ホイール133及び134を回転させ、而してチェーン131をD方向に、チェーン132をE方向に走行させて、チェーン131及び132に取り付けられたピンチャー18及びラグ137を同じくD及びE方向に走行させる。
【0060】
リンク形成駆動手段21では、制御手段36からの速度可変信号で変速手段158を制御することにより、電動モータ20の出力回転軸151の回転を変化させることができるようになっており、したがって、チェーン131及び132を所望の速度でD及びE方向に走行させることができ、従って原料38が充填されたケーシング3のチャック13からの引き出し速度をソーセージ2の製造速度との関連で所望に変化させることができる。
【0061】
ピンチャー位置検出手段22は、ピンチャー18の走行路上に設けられた光電センサ又は磁気センサ181を具備しており、光電センサ、近接センサ又は磁気センサ181によりピンチャー18の所定位置への到来を検出して、この検出信号を制御手段36に供給するようになっている。
【0062】
ピンチャー移動量検出手段23は、本例では、電動モータ20に一体的に取り付けられたロータリエンコーダ182を具備しており、ロータリエンコーダ182により電動モータ20の出力回転軸151の回転を検出して、この検出信号を制御手段36に供給するようになっている。なお、ピンチャー移動量検出手段23としては、ロータリエンコーダ182に代えて、駆動軸153に固着された歯付リング183と、歯付リング183の歯を検出するようにハウジング168に取り付けられた近接センサ、光電センサ又は磁気センサ184とを具備した検出器185でもって構成して、近接センサ、光電センサ又は磁気センサ184の検出信号を制御手段36に供給するようにしてもよい。また、ロータリエンコーダ182の検出信号は、サーボモータである電動モータ20のサーボ制御のために、変速手段158への制御信号としても用いられる。
【0063】
箱25は、フレーム24に装着されて密閉されており、箱25内には、制御手段36、変速手段46、62及び158並びに後述の無端体駆動手段191の電動モータ192の出力回転軸193の回転を変速させるための変速手段194とが収容されている。
【0064】
ループ形成手段31は、多数のフック32に加えて、フック32が所定間隔毎に取り付けられた無端体としての無端チェーン201と、無端チェーン201が掛け渡されて、それぞれスプロケットホイールからなる駆動ホイール202及び従動ホイール203と、無端チェーン201を走行駆動するための電動モータ192を有した無端体駆動手段191と、リンク形成手段19から送出されるソーセージ2をフック32に引っかけるべく、当該ソーセージ2をフック32に案内するための案内手段204と、フレーム34と、無端体駆動手段191を収容するためのハウジング205とを具備している。
【0065】
フレーム34は、フレーム24に連結ロッド210を介して連結されており、後端211で固定機構212を介してハウジング205を支持している。ハウジング205は、ハウジング本体215と、ハウジング本体215の側面に一体的に固着された横部材216を具備しており、固定機構212は、フレーム34の後端211を一部取り囲んで配された締め付け部材218と、締め付け部材218を横部材216に固定するボルト−ナット219と、一端がフレーム34に当接しており、締め付け部材218の鍔部220に螺合して貫通して配されたねじ部材221とを具備している。
【0066】
固定機構212では、ボルト−ナット219の螺合状態を緩めて、ねじ部材221を回転することにより、フレーム34の後端211に対するハウジング本体215のA又はB方向の位置調整を行うことができるようになっており、而して、チェーン201に加える張力を調整し得る。
【0067】
巻き掛け走行体としての無端チェーン201は水平面内に配されており、従動ホイール203は、当該従動ホイール203に固着された図示しない軸及びこの軸を回転自在に支持した軸受を介してフレーム34に回転自在に支持されている。
【0068】
無端体駆動手段191は、サーボモータからなる電動モータ192に加えて、電動モータ192に一体的に取り付けられて電動モータ192の出力回転軸193の回転を減速して出力するための減速機231と、電動モータ192の出力回転軸193の回転を変速させるための変速手段194とを具備している。
【0069】
電動モータ192及び減速機231は、ハウジング本体215内に収容されており、電動モータ192の出力回転軸193の回転を減速して出力する減速機231の出力回転軸232Aに垂直駆動軸232が固着されており、該垂直駆動軸232に駆動ホイール202が固着されている。ハウジング本体215内を密封するべく、ハウジング本体215と垂直駆動軸232との間には、環状のシール部材233が嵌着されている。
【0070】
このように本例のループ形成手段31は、従動ホイール203が回転自在に設けられたフレーム34と、フレーム34に水平方向に位置調整自在に取り付けられたハウジング205と、駆動ホイール202に固着された垂直駆動軸232とを具備しており、無端体駆動手段191の電動モータ192は、その出力回転軸193が減速機231に連結されて、減速機231とともにギャードモータを構成し、減速機231の出力軸231Aは垂直駆動軸232にハウジング205内において連結されて、ハウジング205内に収容されており、ハウジング205と当該ハウジング205を貫通して外部に伸びる垂直駆動軸232との間には、シール部材233が介在されている。
【0071】
無端体駆動手段191は、電動モータ192の作動によるその出力回転軸193の回転で、減速機231の出力回転軸231Aを介して垂直駆動軸232に固着した駆動ホイール202を回転させて、而して、チェーン201をF方向に走行させて、同じくフック32をF方向に移動させる。
【0072】
無端体駆動手段191では、制御手段36からの速度可変信号で変速手段194を制御することにより、電動モータ192の出力回転軸193の回転速度を変化させることができるようになっており、したがって、チェーン201を所望の速度でF方向に走行させることができ、案内手段204からのソーセージ2の送出速度との関連で所望のリンク数のソーセージループを形成し得る。
【0073】
なお、本例では、電動モータ192の出力回転軸193の回転量を検出するロータリエンコーダ235が電動モータ192に一体的に取り付けられており、ロータリエンコーダ235の検出信号は、サーボモータである電動モータ192のサーボ制御のために、変速手段194への制御信号として用いられる。
【0074】
案内手段204は、本例では、リンク形成手段19からのソーセージ2を所定位置に案内するため、すなわちリンク形成手段19からのソーセージ2を所定リンク毎に、所定位置に到来した各フック32に引っ掛けるようにするための固定シュート241を具備している。このような固定シュート241の作用は、例えば特開平2−286036号公報に記載されて公知であるので、詳細な説明を省略する。
【0075】
フック位置検出手段33は、フック32の走行路の下に設けられた近接センサ、光電センサ又は磁気センサ245を具備しており、近接センサ、光電センサ又は磁気センサ245によりフック32の所定位置への到来を検出して、この検出信号を制御手段36に供給するようになっている。
【0076】
ループ形成手段31は、以上のようにして、リンク形成手段19からのソーセージ2を固定シュート241により案内してフック32に引っ掛け、所定リンク数の一ループがフック32に吊り下げられるように、電動モータ192の作動によりチェーン201をF方向に走行させて、フック取り付け間隔の一ピッチだけフック32をF方向に移動させ後、フック位置検出手段33からの検出信号に基づいてチェーン201のF方向の走行を停止させ、新たに所定位置に到来したフック32が起動して、リンク形成手段19から送出されて固定シュート241により案内されて該固定シュート241から送出されてきたソーセージ2を引っ掛け、これを次々に繰り返して、一ケーシングについてのソーセージループを形成する。
【0077】
制御手段36は、プログラマブルコントロラーからなり、ピンチャー位置検出手段22の光電センサ、近接センサ、又は磁気センサ181からの検出信号及びピンチャー移動量検出手段23のロータリエンコーダ182又は検出器185からの検出信号に基づいて、計量ポンプ駆動手段10の電磁クラッチ51の起動を制御し、ピンチャー移動量検出手段23のロータリエンコーダ182又は検出器185からの検出信号に基づいて無端体駆動手段191の電動モータ192を制御し、フック位置検出手段33の近接センサ、光電センサ又は磁気センサ245からの検出信号に基づいて、フック32を所定位置、すなわち待機位置に停止させるべく、無端体駆動手段191の電動モータ192を制御すると共に、必要により、ピンチャー位置検出手段22の光電センサ、近接センサ、又は磁気センサ181からの検出信号に基づいてピンチャー18を所定位置、すなわち待機位置(例えば図6の二点鎖線で示すピンチャー位置)に停止させるべく、リンク形成駆動手段21の電動モータ20を制御し、加えて、先に述べた動作及び更に以下に述べる動作を行わせるように構成されている。
【0078】
すなわち、装置の運転が開始されると、充填管4がA方向に移動して、ケーシング3の支持を完了すると、電動モータ9及び20の作動が開始される。この時点では、電磁クラッチ51が非作動にされているため、電動モータ9の出力回転軸45の回転が計量ポンプ8には伝達されないようになっている。一方、電動モータ20の作動によって、ピンチャー18が移動して光電センサ、近接センサ又は磁気センサ181の検出位置に到来すると、該センサ181からの検出信号が制御手段36に送られる。すると、制御手段36はロータリエンコーダ182又は検出器185からのリンク形成装置の移動量に比例するパルス信号を計数しピンチャー18が被検出位置から所定位置まで移動されたことを確認すると、電動モータ9の出力回転軸45の回転を計量ポンプ8に伝えるべく電磁クラッチ51を作動させて充填管4の吐出端39からケーシング3内への原料38の充填を開始させる。
【0079】
充填管4の吐出端39からのケーシング3内への原料38の充填により、先端部250がA方向に移動されて、先端部250に続き且つ原料38が充填されたケーシング3の部位がチャック13及び充填管4によりR1方向の回転を付与されて、対向する一対のチェーン131及び132間のソーセージ搬送路にもたらせれると、対向する一対のチェーン131及び132の対応する位置に取り付けられ、光電センサ、近接センサ、又は磁気センサ181からの検出信号によりピンチャー18検出位置を通過したことが確認された前記のピンチャー18を含む一対のピンチャー18によりケーシング3が挟持され縮径され、この縮径と、縮径された部位よりも上流側でのチャック13及び充填管4によるケーシング3へのR1方向の回転の付与とにより、縮径された部位に最初の捻り部142が形成されると共に、捻り部142を挟持した一対のピンチャー18によりケーシング3がA方向に搬送される。以下等間隔にチェーン131及び132のそれぞれの対応する位置に取り付けられた一対のピンチャー18により、原料38が充填されたケーシング3が次々に挟持されて、原料38が充填されたケーシング3に等間隔でもって捻り部142が形成されて、ソーセージ2が形成される。制御手段36が具備する計数手段が電磁クラッチ51に出力する起動指令時期を調整することにより、先端部250から最初の捻り部142までの長さを、1パルス(1ピッチ)毎に変更できる。
【0080】
以上のように、ピンチャー位置検出手段22の光電センサ、近接センサ、又は磁気センサ181からの検出信号及びピンチャー移動量検出手段23のロータリエンコーダ182又は検出器185からの検出信号に基づいて、計量ポンプ駆動手段10の電磁クラッチ51の起動の時期を制御すれば、先端部250が対向する一対のチェーン131及び132間のソーセージ搬送路にもたらせれた後に、予め当該搬送路近傍に移動された一対のピンチャー18により、原料38が充填されたケーシング3を直ちに挟持してA方向に搬送するようにしたり、あるいは先端部250から最初の捻り部迄の長さが1リンクの長さに相当する長さとなるようにすることができる。原料38が充填されたケーシング3を直ちに挟持するように調整するならば、強度の弱い天然腸ケーシングや、1リンク長さが非常に長いロングソーセージの製造においてケーシング3の破裂を防ぐことができる。1リンクの長さに相当させるならば、先端部250からの充填ケーシングを製品として有効に用い得る。
【0081】
一つのケーシング3に対する原料38の充填が完了すると、制御手段36は、ケーシング押し手段11の前進端を知らせる検出信号により電磁クラッチ51を非作動にして、電動モータ9の出力回転軸45の回転の計量ポンプ8への伝達を停止する。次の新たなケーシング3に対する充填管4の支持が完了すると、以後、新たなケーシング3に対して上記の充填制御を繰り返す。
【0082】
一つのケーシング3に対する原料38の充填完了で、電動モータ9の作動を停止させると共に、ピンチャー位置検出手段22の光電センサ、近接センサ、又は磁気センサ181からの検出信号で電動モータ20の作動を停止させて、ピンチャー18を所定位置で停止させるように、制御手段36を構成してもよい。所定位置に停止したピンチャー18によって形成される捻り部142が後述するフックに最初に引っかけられるようにするならば、ループ形成手段の制御を容易に構成できる。
【0083】
なお、人工ケーシング等のように破裂し難い機械的に強いケーシング3を用いる場合には、電磁クラッチ122を非作動にして、充填管4を回転させないようにしてもよい。
【0084】
制御手段36は更に、フック位置検出手段33の近接センサ、光電センサ又は磁気センサ245からの検出信号によりフック32が所定位置、すなわち待機位置に停止していることを確認すると共に、ピンチャー18の位置を検出するセンサ181からの信号でピンチャー18の位置を確認した後、ロータリエンコーダ182又は検出器185からの検出信号により、ピンチャー18の移動量を計数し、最初の所定数のリンクをもったソーセージ2がフック32に引っかけられるように無端体駆動手段191の電動モータ192を作動させる。
【0085】
電動モータ192の作動により、フック32が取り付け間隔の一ピッチ移動されて、固定シュート241に近接するフック32に所定数のリンクをもったソーセージ2が引っ掛けられる。
【0086】
フック32の一ピッチ移動をフック位置検出手段33の近接センサ、光電センサ又は磁気センサ245からの検出信号により確認すると、制御手段36は、電動モータ192の作動を停止させ、この停止後、ロータリエンコーダ182や検出器185からの検出信号により、次の所定数のリンクをもったソーセージ2が固定シュート241が送出されたことを確認すると、無端体駆動手段191の電動モータ192を再び作動させ、以上を一つのケーシング3に対するループ形成が完了するまで繰り返し、この完了後、フック位置検出手段33の近接センサ、光電センサ又は磁気センサ245のからの検出信号により電動モータ192の作動を停止させ、一つのフック32を所定位置に停止させる。以後、新たなケーシング3に対して上記のループ形成作業が繰り返される。
【0087】
以上のようにして、各フック32に所定数のリンクをもったループ状に吊り下げられたソーセージ2が形成されるが、ピンチャー移動量検出手段23のロータリエンコーダ182又は検出器185からの検出信号に基づいて無端体駆動手段191の電動モータ192を制御することにより、各フック32に吊り下げられるソーセージ2のリンク数を一定とすることができ、ループ径が一定の吊り下げられたソーセージ2を得ることができ、次の作業に極めて有利となる。
【0088】
ところで前記では、ハウジング73内にチャック13を回転自在に装着して、チャック13により原料38が充填されたケーシング3を回転させるようにしたが、これに代えて、図12に示すように、原料38が未充填であり充填管4に被着されたケーシング3に係合するための回転自在なリング状の制動体301を、筒体302を具備するプーリ74に嵌着して、ケーシング回転用駆動手段15により制動体301を充填管4と共にR1方向に回転させるようにしてもよい。この場合、制動体301は、主として、ケーシング3を充填管4に押し付けると共にケーシング3にA方向の移動に対する制動を与えるように機能するが、このように制動体301を回転させると、特にケーシング3としてコラーゲンケーシングや天然腸ケーシングを用いる場合には、ケーシング33に所望の回転を付与し得て、ケーシング3の破裂を好ましく回避し得る。
【0089】
なお、図12に示す例の場合には、ケーシング3への原料38の充填時、充填管4がハウジング73を貫通して配される結果、ハウジング73内での充填管4の回転による振れを抑えるため、プーリ74に環状の振れ防止部材303を嵌着するとよい。
【0090】
また、選択手段17としては、制御手段36から指定されて動作する電磁クラッチ122に代えて、図13、図14及び図15に示すような手動操作のクラッチ機構311から構成してもよい。図13、図14及び図15に示すクラッチ機構311は、係合爪312を有して電動モータ14の一方側65の出力回転軸16に固着された円筒状の固定カップリング部材313と、係合爪312に係合し得る係合爪314を有して、回転により水平軸83を回転させると共に、水平軸83に対してその軸方向に可動となるように水平軸83にスプライン連結されて当該水平軸83に装着された円筒状の可動カップリング部材315と、可動カップリング部材315に軸受316を介して回転自在に装着された連結リング317と、フレーム24の前面板部材318に、筒状ハウジング319を介して回転自在に支持された軸部材320と、軸部材320に連結されて前面板部材318の外側に操作可能に配された操作ノブ321と、軸部材320に取り付けられており、両端にスリット322が形成されて、当該スリット322のそれぞれに、連結リング317に植設されたピン323が係合する二股部材324とを具備している。
【0091】
クラッチ機構311は、操作ノブ321が手動により一方の方向に回動されることにより、軸部材320を介して二股部材324を一方の方向に回動させ、二股部材324の一方の方向の回動で、ピン323及び連結リング317を介して可動カップリング部材315を軸方向に関して一方の方向に移動させて、係合爪314を係合爪312に係合し得るようにして、電動モータ14の他方側65の出力回転軸16の回転を水平軸83に伝達し得るようにする一方、操作ノブ321が手動により他方の方向に回動されることにより、軸部材320を介して二股部材324を他方の方向に回動させ、二股部材324の他方の方向の回動で、ピン323及び連結リング317を介して可動カップリング部材315を軸方向に関して他方の方向に移動させて、係合爪314を係合爪312に係合し得ないようにして、電動モータ14の他方側65の出力回転軸16の回転を水平軸83に伝達しないようにする。
【0092】
なお、クラッチ機構311を用いる場合には、水平軸83の回転と共にそのまま回転するようにプーリ84を水平軸83に固着して設ける。
【0093】
更に、リンク形成駆動手段21及びピンチャー移動量検出手段23を、前記の例に代えて、図16に示すように構成してもよい。図16に示すリンク形成駆動手段21は、電動モータ20に代えて、変速手段158としてインバータより速度制御される電動モータ331を具備しており、電動モータ331の出力回転軸332がカップリング333を介して駆動軸153に伝達されるように、構成されている。本例の電動モータ331もまた、その出力回転軸332が、軸受173を介して蓋172及びハウジング168に両端部で回転自在に支持された駆動軸153と同心となるように、ハウジング168に取り付けられて配されている。本例の電動モータ331を速度制御するインバータからなる変速手段158もまた、箱25内に装着されている。
【0094】
図16に示すピンチャー移動量検出手段23は、駆動軸153に固着された歯車341と、歯車341に噛み合って、軸342に固着された歯車343と、ハウジング168に取り付けられており、軸342を具備したロータリエンコーダ344とを具備している。このようなピンチャー移動量検出手段23によるピンチャー移動量検出信号も、前記と同様に、制御手段36に供給されて同様に用いることができる。
【0095】
また前記では、案内手段204として、固定シュート241を用い、ループ形成手段31の無端体として、水平面内に配された巻き掛け走行体である無端チェーン201を用いて構成したが、図17及び図18に示すように、リンク形成手段19からのソーセージ2を所定位置に案内するための案内手段204として、回転される放出口端351を有しており、中心352を中心としてR2方向に回転自在な案内体353を具備して構成し、ループ形成手段31の無端体を、垂直面内に配された巻き掛け走行体からなる無端チェーン354で構成してもよい。
【0096】
図17及び図18に示す案内手段204は、筒状の案内体353に加えて、フレーム34に固着、支持されたハウジング361と、案内体353が嵌着されており、ハウジング361に軸受362を介して中心352を中心としてR2方向に回転自在に支持された筒状の基部363と、リンク形成手段19からのソーセージ2を最初に受け入れるように、ハウジング361に固定、支持された筒状の導入部材364とを具備しており、基部363のR2方向の回転により案内体353を同じくR2方向の回転させ、而して、放出口端351を中心352を中心としてR2方向に回転させる。
【0097】
また、図17及び図18に示すループ形成手段31の無端体駆動手段191は、無端チェーン354のF方向の走行と同期して案内体353をR2方向の回転させるようになっている。すなわち、図17及び図18に示す無端体駆動手段191は、フレーム34に取り付けられたハウジング371内に配されたサーボモータからなる電動モータ372と、電動モータ372の出力回転軸373の回転速度を変化させる前記の変速手段194と、ハウジング371内に配されて、電動モータ372に一体的に取り付けられており、電動モータ372の出力回転軸373の回転を減速して出力回転軸374に伝達する減速機375と、減速機375の出力回転軸374に固着されたスプロケットホイール376と、フレーム34に取り付けられた減速機377と、減速機377の入力回転軸378に固着されたスプロケットホイール379と、フレーム34に取り付けられたハウジング361内に回転自在に支持されて、一端にねじ歯381を有した軸部材382と、軸部材382に固着されたスプロケットホイール383と、フレーム34に回転自在に取り付けられた転向用のスプロケットホイール384及び385と、スプロケットホイール376、379、383、384及び385に掛け回された無端チェーン386と、ハウジング361内に配されており、ねじ歯381に噛み合って基部363に固着された環状の歯車387とを具備している。なお、本例では、減速機377の出力回転軸391に駆動ホイール202が固着されており、無端チェーン354は、駆動ホイール202と、図17及び図18には図示しないが、前記のフレーム34に回転自在に支持された従動ホイール203との間に掛け渡されている。
【0098】
図17及び図18に示す無端体駆動手段191は、電動モータ372の作動によるその出力回転軸373の回転で、一方では、減速機375、スプロケットホイール376、無端チェーン386、スプロケットホイール379、減速機377及び駆動ホイール202を介して無端チェーン354をF方向に走行させ、而して、無端チェーン354に取り付けられたフック32を同じくF方向に走行させ、他方では、減速機375、スプロケットホイール376、無端チェーン386、スプロケットホイール383、軸部材382、ねじ歯381、歯車387及び基部363を介して案内体353をR2方向の回転させる。
【0099】
本例では、減速機377の減速比は、図18に示すようにフック32が無端チェーン354に駆動ホイール202周りに関して90度間隔で取り付けらているため、案内体353のR2方向の一回転当たりに駆動ホイール202が90度回転するように、選定されている。
【0100】
前記と同様に、電動モータ372は、所定個数毎のリンクからなるループが各フック32に次々に吊り下げられるように、ピンチャー移動量検出手段23からの検出信号に基づいて制御手段36によりその作動が制御されるようになっている。ピンチャー移動量検出手段23は近接センサ23又はロータリエンコーダ344を用い得る。
【0101】
また、ピンチャー位置検出手段22としては、図18に示すように、光ファイバー検出器399により構成してもよい。この場合はピンチャー移動量検出手段23はロータリーエンコーダ344や検出器185を用いると良い。
【0102】
更にまた、案内手段204としては、リンク形成手段19からのソーセージ2を所定位置に案内するために、図19に示すように、水平方向Hに揺動させられる放出口401を有した揺動自在な案内体402を具備して構成してもよく、本例でも、ループ形成手段31の無端体としての巻き掛け走行体からなる無端チェーン354は垂直面内に配されている。
【0103】
図19に示す案内手段204は、案内体402に加えて、案内体402を水平方向Hに揺動自在に支持して、リンク形成手段19からのソーセージ2を最初に受け入れるように、フレーム34に固定された筒状の導入部材405を具備している。
【0104】
図19に示すループ形成手段31の無端体駆動手段191は、無端チェーン354のF方向の走行と同期して案内体402をH方向に揺動させるようになっている。すなわち、図19に示す無端体駆動手段191は、サーボモータからなる電動モータ411と、電動モータ411の出力回転軸413の回転速度を変化させる前記の変速手段194と、減速機412と、電動モータ411の出力回転軸413及び減速機412の入力回転軸414のそれぞれに固着された歯付プーリ415及び416と、歯付プーリ415及び416間に掛け渡された歯付無端ベルト417と、減速機412の出力回転軸418にカップリング419を介して連結された回転自在な軸部材420と、減速機421と、軸部材420及び減速機421の入力回転軸422のそれぞれに固着された歯付プーリ423及び424と、歯付プーリ423及び424間に掛け渡された歯付無端ベルト425と、導入部材405に一体的に形成された軸受426に回転自在に支持された軸部材427と、軸部材420及び427にそれぞれ連結されて、軸部材420の回転を軸部材427に90度の往復回転として伝達するクランク機構428と、軸部材427及び案内体402にそれぞれ連結されて、軸部材427の90度の往復回転を案内体402にH方向の水平揺動として伝達するアーム部材429とを具備している。
【0105】
図19に示す無端体駆動手段191は、電動モータ411の作動によるその出力回転軸413の回転で、一方では、減速機412、歯付プーリ423及び424等を介して減速機421の出力回転軸441を回転させて、而して出力回転軸441に固着された駆動ホイール202を回転させて、無端チェーン354をF方向に走行させ、他方では、減速機412、クランク機構428及びアーム部材429を介して案内体402をH方向に水平揺動させる。
【0106】
本例では、減速機421の減速比は、図19に示すようにフック32が無端チェーン354に駆動ホイール202周りに関して90度間隔で取り付けらているため、案内体402のH方向の90度揺動当たりに駆動ホイール202が90度回転するように、選定されている。
【0107】
本例でも前記と同様に、電動モータ411は、所定個数毎のリンクからなるループが各フック32に次々に吊り下げられるように、ピンチャー移動量検出手段23からの検出信号に基づいて制御手段36によりその作動が制御されるようになっており、また、フック位置検出手段33からの検出信号に基づいて制御手段36によりにフック32が所定位置から移動されて、そして所定位置に停止されるようになっている。
【0108】
なお、フック位置検出手段33として、減速機421の出力回転軸441に固着された方形のドッグ451と、ドッグ451の四つの角部を順次検出する検出器452とを具備して構成してもよい。
【0109】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、リンク形成手段のピンチャーの位置を検出するためのピンチャー位置検出手段と、このピンチャー位置検出手段からの検出信号に基づいて計量ポンプ駆動手段の起動を制御するための制御手段とを具備しているので、移動するピンチャーが所定位置を通過する時点で、計量ポンプによる充填を開始し得るので、換言すれば、充填ケーシングの先端が所定位置に到達した時に、ピンチャーがケーシングを挟持開始するように設定し得るので、常に、充填ケーシングの先端から最初の捻り位置までの長さが略一定なソーセージを製造でき、製品の不良率を低減できる。そして、充填ケーシングの先端の直近位置に最初の捻り部を形成できて、しかも、充填ケーシングを充填開始直後にピンチャーにより引っ張ることができるので、強度の弱い天然腸のケーシングを破裂なしに充填できる上に、ピンチャー間隔の長いリンク形成手段を用いて長リンクなソーセージを困難なしに容易に製造し得る。
【0110】
また、ピンチャー位置検出手段からの検出信号に基づいて、ピンチャーを所定位置に停止させるべく、リンク形成駆動手段の電動モータを制御すると共に、フック位置検出手段からの検出信号に基づいて、フックを所定位置に停止させるべく、無端体駆動手段の電動モータを制御するように、制御手段を構成することにより、次のケーシングへの充填において、リンク形成手段とループ形成手段との同期、同調を維持し得、所望なループ形成を可能とし得る。
【0111】
そして、リンク形成駆動手段の電動モータの出力回転軸を、リンク形成手段の一方の駆動ホイールの駆動軸と同心となるように配置すると、リンク形成手段の運動を高精度に制御し得る。
【0112】
更に、無端体駆動手段の電動モータをピンチャー移動量検出手段からの検出信号に基づいて制御するように制御手段を構成し、リンク形成駆動手段の電動モータの出力回転軸をリンク形成手段の一方の駆動ホイールの駆動軸と同心となるように配置することにより、リンク形成手段の運動を高精度に制御し得る結果、確実なループを形成することができる上に、しかも、ループのサイズ変更に即応し得る。
【0113】
その上、ケーシング回転用駆動手段の電動モータの出力軸の回転の充填管への伝達、非伝達を選択するための選択手段を具備して構成し、リンク形成駆動手段の電動モータの出力回転軸をリンク形成手段の一方の駆動ホイールの駆動軸と同心となるように配置し、ケーシング回転用駆動手段の電動モータを両軸型モータで構成し、両軸型モータの一方側の出力回転軸の回転を回転体に伝達するための第一の伝達機構と、両軸型モータの他方側の出力回転軸の回転を選択手段を介して充填管に伝達するための第二の伝達機構とを具備して構成することにより、リンク形成手段の運動を高精度に制御し得、また、簡潔、省スペースのリンク形成駆動手段及びケーシング回転用駆動手段を提供することができ、加えて、各モータに対応する変速手段によって、各モータを個別に独立して変更可能としたので多様な種類及びサイズのケーシング並びに製造する多様な種類及びサイズのソーセージ等のリンク状の食品に即応できる。
【0114】
そして、ループ形成手段が、従動ホイールを回転自在に支持したフレームと、このフレームに水平方向に位置調整自在に取り付けられたハウジングと、一方の駆動ホイールに固着された垂直駆動軸とを具備し、無端体駆動手段の電動モータの出力回転軸が垂直駆動軸にハウジング内において連結されて、当該無端体駆動手段の電動モータがハウジング内に収容され、ハウジングと当該ハウジングを貫通して外部に伸びる垂直駆動軸との間に、シール部材が介在されているようにすると、フックが取り付けられた無端体の着脱作業が容易となり、かつ洗浄に際して無端体駆動手段の電動モータを効果的に保護し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一実施例の正面図である。
【図2】図1に示す例の平面図である。
【図3】図1に示す例の一部の正面図である。
【図4】図1に示す例の一部拡大正面説明図である。
【図5】図4に示す部位の側面説明図である。
【図6】図1に示す例の一部拡大平面説明図である。
【図7】図1に示す例の一部拡大正面説明図であるである。
【図8】図7に示す部位の側面説明図である。
【図9】図1に示す例の一部拡大正面説明図である。
【図10】図1に示す例の一部拡大正面説明図である。
【図11】図10に示す部位の側面説明図である。
【図12】本発明の好ましい他の一実施例の一部の平面図である。
【図13】本発明の好ましい更に他の一実施例の一部の正面図である。
【図14】図13に示す例の部位の側面図である。
【図15】図13に示す例の部位の一部説明図である。
【図16】本発明の好ましい更に他の一実施例の一部の説明図である。
【図17】本発明の好ましい更に他の一実施例の一部の平面説明図である。
【図18】図17に示す例の正面説明図である。
【図19】本発明の好ましい更に他の一実施例の一部の説明斜視図である。
【符号の説明】
1 ソーセージの製造装置
2 ソーセージ
3 ケーシング
4 充填管
8 計量ポンプ
9 電動モータ
10 計量ポンプ駆動手段
13 チャック
14 電動モータ
15 ケーシング回転用駆動手段
17 選択手段
18 ピンチャー
19 リンク形成手段
20 電動モータ
21 リンク形成駆動手段
22 ピンチャー位置検出手段
23 ピンチャー移動量検出手段
31 ループ形成手段
33 フック位置検出手段
36 制御手段

Claims (12)

  1. ソーセージ等のリンク状の食品のための原料をケーシング内に充填すると共に当該ケーシングを支持するための充填管と、この充填管に原料を供給するための計量ポンプと、この計量ポンプを駆動するための電動モータを有した計量ポンプ駆動手段と、充填管により原料が充填され且つ回転されるケーシングを挟持してリンク状の食品に形成すると共に形成されたリンク状の食品を搬送するためのピンチャーを有したリンク形成手段と、このリンク形成手段を駆動するための電動モータを有したリンク形成駆動手段と、リンク形成手段のピンチャーの位置を検出するためのピンチャー位置検出手段と、このピンチャー位置検出手段からの検出信号に基づいて計量ポンプ駆動手段の起動を制御するための制御手段とを具備したソーセージ等のリンク状の食品の製造装置
  2. 原料が充填されたケーシングを回転させるために、当該原料が充填されたケーシングに摩擦的に係合するための回転自在なチャックと、このチャックを回転駆動させるための電動モータを有したケーシング回転用駆動手段とを具備しており、ケーシングを支持するための充填管は回転自在であり、ケーシング回転用駆動手段は、その電動モータが両軸型モータからなり、両軸型モータの一方側の出力回転軸の回転をチャックに伝達するための第一の伝達機構と、両軸型モータの他方側の出力回転軸の回転を充填管に伝達するための第二の伝達機構とを具備している請求項に記載のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置
  3. 原料が充填されたケーシングを回転させるために、ケーシングを支持するための充填管は回転自在であり、原料が未充填であるケーシングに係合するための回転自在な制動体と、この制動体及び充填管を回転させるための電動モータを有したケーシング回転用駆動手段とを具備しており、ケーシング回転用駆動手段は、その電動モータが両軸型モータからなり、両軸型モータの一方側の出力回転軸の回転を制動体に伝達するための第一の伝達機構と、両軸型モータの他方側の出力回転軸の回転を充填管に伝達するための第二の伝達機構とを具備している請求項に記載のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置
  4. フックと、このフックが取り付けられた無端体と、この無端体を走行駆動するための電動モータを有した無端体駆動手段と、リンク形成手段から送出されるリンク状の食品をフックに引っかけるべく、当該食品をフックに案内するための案内手段とを具備した、リンク形成手段からのリンク状の食品をループに形成するためのループ形成手段と、フックの位置を検出するためのフック位置検出手段とを更に具備しており、制御手段は、ピンチャー位置検出手段からの検出信号に基づいて、走行するピンチャーを所定位置に停止させるべく、リンク形成駆動手段の電動モータを制御すると共に、フック位置検出手段からの検出信号に基づいて、走行するフックを所定位置に停止させるべく、無端体駆動手段の電動モータを制御するように、構成されている請求項1からのいずれか一項に記載のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置。
  5. リンク形成手段のピンチャーの移動量を検出するためのピンチャー移動量検出手段を更に具備しており、制御手段は、ピンチャー移動量検出手段からの検出信号に基づいて無端体駆動手段の電動モータを制御するように構成されている請求項に記載のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置
  6. ソーセージ等のリンク状の食品のための原料をケーシング内に充填すると共に当該ケーシングを支持するための充填管と、この充填管に原料を供給するための計量ポンプと、この計量ポンプを駆動するための電動モータを有した計量ポンプ駆動手段と、充填管により原料が充填され且つ回転されるケーシングを挟持してリンク状の食品に形成すると共に形成されたリンク状の食品を搬送するためのピンチャーを有したリンク形成手段と、このリンク形成手段を駆動するための電動モータを有したリンク形成駆動手段と、リンク形成手段のピンチャーの移動量を検出するためのピンチャー移動量検出手段と、リンク形成手段からのリンク状の食品をループに形成するためのループ形成手段と、ピンチャー移動量検出手段からの検出信号に基づいてループ形成手段を制御するための制御手段と、原料が充填されたケーシングを回転させるために、当該原料が充填されたケーシ ングに摩擦的に係合するための回転自在なチャックと、このチャックを回転駆動させるための電動モータを有したケーシング回転用駆動手段とを具備しており、ループ形成手段は、フックと、このフックが取り付けられた無端体と、この無端体を走行駆動するための電動モータを有した無端体駆動手段と、リンク形成手段から送出されるリンク状の食品をフックに引っかけるべく、当該食品をフックに案内するための案内手段とを具備しており、制御手段は、無端体駆動手段の電動モータをピンチャー移動量検出手段からの検出信号に基づいて制御するように構成されており、リンク形成手段は、ピンチャーが取り付けられた一対の無端体と、この無端体が掛け渡された一対の駆動ホイール及び一対の従動ホイールとを具備しており、リンク形成駆動手段の電動モータは、その出力回転軸がリンク形成手段の一方の駆動ホイールの駆動軸と同心となるように、配置されており、ケーシングを支持する充填管は回転自在であり、ケーシング回転用駆動手段は、その電動モータが両軸型モータからなり、両軸型モータの一方側の出力回転軸の回転をチャックに伝達するための第一の伝達機構と、両軸型モータの他方側の出力回転軸の回転を充填管に伝達するための第二の伝達機構とを具備しているソーセージ等のリンク状の食品の製造装置
  7. ソーセージ等のリンク状の食品のための原料をケーシング内に充填すると共に当該ケーシングを支持するための充填管と、この充填管に原料を供給するための計量ポンプと、この計量ポンプを駆動するための電動モータを有した計量ポンプ駆動手段と、充填管により原料が充填され且つ回転されるケーシングを挟持してリンク状の食品に形成すると共に形成されたリンク状の食品を搬送するためのピンチャーを有したリンク形成手段と、このリンク形成手段を駆動するための電動モータを有したリンク形成駆動手段と、リンク形成手段のピンチャーの移動量を検出するためのピンチャー移動量検出手段と、リンク形成手段からのリンク状の食品をループに形成するためのループ形成手段と、ピンチャー移動量検出手段からの検出信号に基づいてループ形成手段を制御するための制御手段とを具備しており、ループ形成手段は、フックと、このフックが取り付けられた無端体と、この無端体を走行駆動するための電動モータを有した無端体駆動手段と、リンク形成手段から送出されるリンク状の食品をフックに引っかけるべく、当該食品をフックに案内するための案内手段とを具備しており、制御手段は、無端体駆動手段の電動モータをピンチャー移動量検出手段からの検出信号に基づいて制御するように構成されており、リンク形成手段は、ピンチャーが取り付けられた一対の無端体と、この無端体が掛け渡された一対の駆動ホイール及び一対の従動ホイールとを具備しており、リンク形成駆動手段の電動モータは、その出力回転軸がリンク形成手段の一方の駆動ホイールの駆動軸と同心となるように、配置されており、原料が充填されたケーシングを回転させるために、ケーシングを支持する充填管は回転自在であり、原料が未充填であるケーシングに係合するための回転自在な制動体と、この制動体及び充填管を回転させるためのケーシング回転用駆動手段とを更に具備しており、ケーシング回転用駆動手段は、その電動モータが両軸型モータからなり、両軸型モータの一方側の出力回転軸の回転を制動体に伝達するための第一の伝達機構と、両軸型モータの他方側の出力回転軸の回転を充填管に伝達するための第二の伝達機構とを具備しているソーセージ等のリンク状の食品の製造装置
  8. ソーセージ等のリンク状の食品のための原料をケーシング内に充填すると共に当該ケーシングを支持するための充填管と、この充填管に原料を供給するための計量ポンプと、この計量ポンプを駆動するための電動モータを有した計量ポンプ駆動手段と、充填管により原料が充填され且つ回転されるケーシングを挟持してリンク状の食品に形成すると共に形成されたリンク状の食品を搬送するためのピンチャーを有したリンク形成手段と、このリンク形成手段を駆動するための電動モータを有したリンク形成駆動手段と、リンク形成手段のピンチャーの移動量を検出するためのピンチャー移動量検出手段と、リンク形成手段からのリンク状の食品をループに形成するためのループ形成手段と、ピンチャー移動量検出手段からの検出信号に基づいてループ形成手段を制御するための制御手段とを具備しており、ループ形成手段は、フックと、このフックが取り付けられた無端体と、この無端体を走行駆動するための電動モータを有した無端体駆動手段と、リンク形成手段から送出されるリンク状の食品をフックに引っかけるべく、当該食品をフックに案 内するための案内手段と、無端体が掛け渡された駆動ホイール及び従動ホイールと、従動ホイールが回転自在に設けられたフレームと、このフレームに水平方向に位置調整自在に取り付けられたハウジングと、駆動ホイールに固着された垂直駆動軸とを具備しており、制御手段は、無端体駆動手段の電動モータをピンチャー移動量検出手段からの検出信号に基づいて制御するように構成されており、リンク形成手段は、ピンチャーが取り付けられた一対の無端体と、この無端体が掛け渡された一対の駆動ホイール及び一対の従動ホイールとを具備しており、リンク形成駆動手段の電動モータは、その出力回転軸がリンク形成手段の一方の駆動ホイールの駆動軸と同心となるように、配置されており、無端体駆動手段の電動モータは、その出力回転軸が垂直駆動軸にハウジング内において連結されて、ハウジング内に収容されており、ハウジングと当該ハウジングを貫通して外部に伸びる垂直駆動軸との間には、シール部材が介在されているソーセージ等のリンク状の食品の製造装置
  9. ソーセージ等のリンク状の食品のための原料をケーシング内に充填すると共に当該ケーシングを支持するための回転自在な充填管と、この充填管に原料を供給するための計量ポンプと、この計量ポンプを駆動するための電動モータを有した計量ポンプ駆動手段と、充填管により原料が充填され且つ回転されるケーシングを挟持してリンク状の食品に形成すると共に形成されたリンク状の食品を搬送するためのピンチャーを有したリンク形成手段と、このリンク形成手段を駆動するための電動モータを有したリンク形成駆動手段と、ケーシングに係合するための回転自在な制動体と、この制動体及び充填管を回転駆動させるための電動モータを具備したケーシング回転用駆動手段と、このケーシング回転用駆動手段の電動モータの出力転軸の回転の充填管への伝達、非伝達を選択するための選択手段とを具備しており、リンク形成手段は、ピンチャーが取り付けられた一対の無端体と、この無端体が掛け渡された一対の駆動ホイール及び一対の従動ホイールとを具備しており、リンク形成駆動手段の電動モータは、その出力回転軸がリンク形成手段の一方の駆動ホイールの駆動軸と同心となるように、配置されており、ケーシング回転用駆動手段は、その電動モータが両軸型モータからなり、両軸型モータの一方側の出力回転軸の回転を制動体に伝達するための第一の伝達機構と、両軸型モータの他方側の出力回転軸の回転を選択手段を介して充填管に伝達するための第二の伝達機構とを具備したソーセージ等のリンク状の食品の製造装置。
  10. リンク形成手段からのリンク状の食品をループに形成するためのループ形成手段と、リンク形成手段のピンチャーの移動量を検出するためのピンチャー移動量検出手段と、このピンチャー移動量検出手段からの検出信号に基づいてリンク形成手段を制御する制御手段とを更に具備しており、ループ形成手段は、フックと、このフックが取り付けられた無端体と、この無端体を走行駆動するための電動モータを有した無端体駆動手段と、リンク形成手段から送出されるリンク状の食品をフックに引っかけるべく、当該食品をフックに案内するための案内手段とを具備しており、制御手段は、ピンチャー移動量検出手段からの検出信号に基づいて無端体駆動手段の電動モータを制御するように構成されている請求項に記載のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置
  11. ループ形成手段は、従動ホイールが回転自在に設けられたフレームと、このフレームに水平方向に位置調整自在に取り付けられたハウジングと、一方の駆動ホイールに固着された垂直駆動軸とを具備しており、無端体駆動手段の電動モータは、その出力回転軸が垂直駆動軸にハウジング内において連結されて、ハウジング内に収容されており、ハウジングと当該ハウジングを貫通して外部に伸びる垂直駆動軸との間には、シール部材が介在されている請求項9又は10に記載のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置
  12. 充填管、計量ポンプ、計量ポンプ駆動手段、リンク形成手段、リンク形成駆動手段、制動体、ケーシング回転用駆動手段及び選択手段が配されるフレームを更に具備しており、計量ポンプ駆動手段、リンク形成駆動手段及びケーシング回転用駆動手段のそれぞれは、その電動モータの出力回転軸の回転を変速させるための変速手段を具備しており、フレームは、これら変速手段を収容した箱を具備している請求項9から11のいずれか一項に記載のソーセージ等のリンク状の食品の製造装置
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