JPH11100861A - 建設機械のバッテリ取付構造 - Google Patents

建設機械のバッテリ取付構造

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JPH11100861A
JPH11100861A JP27941997A JP27941997A JPH11100861A JP H11100861 A JPH11100861 A JP H11100861A JP 27941997 A JP27941997 A JP 27941997A JP 27941997 A JP27941997 A JP 27941997A JP H11100861 A JPH11100861 A JP H11100861A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 重量物のバッテリが多数装着される建設機械
において、これらバッテリの据え付けや交換を容易に行
えるようにする。 【構成】 バッテリ28は旋回フレーム3aに設けた第
1の建屋20の運転室5に近い位置に、その上部に形成
したバッテリ収容部30にボルトを用いて着脱可能に装
着される。バッテリ28はバッテリコンテナ31に装着
されており、2個のバッテリコンテナ31が装着される
バッテリ収容部30は、第1の建屋20の天井フレーム
40に吊り下げ状態にして装着され、バッテリコンテナ
31にはクレーンのフックが係脱される金具37が取り
付けられて、バッテリコンテナ31バッテリ収容部30
から引き上げたり、引き下ろしたりすることにより、バ
ッテリ28の据え付け及び交換が可能となる。バッテリ
収容部30内のバッテリ28を保護するために、蓋体4
8が開閉可能に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
建設機械において、各種の電気機器に電源を供給するた
めのバッテリの上部旋回体への取付構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】建設機械の一例として油圧ショベルがあ
るが、油圧ショベルは左右一対の走行履帯を有する下部
走行体に上部旋回体を旋回可能に設置したものから構成
され、上部旋回体には運転室及びフロント作業機構が設
けられる。フロント作業機構は、例えば土砂の掘削を行
う掘削手段を備え、この掘削手段を操作することによっ
て、所要の作業を行えるようになっている。油圧ショベ
ルには、エンジン及び油圧ポンプが装備されており、車
両の走行駆動及び上部旋回体の旋回駆動を行うための油
圧モータ、掘削手段を駆動する油圧シリンダが設けられ
る。エンジンにより駆動される油圧ポンプは、これら油
圧モータや油圧シリンダに圧油を供給するためのもので
ある。
【0003】油圧ショベルの動作は、基本的には油圧駆
動式となっているが、電気機器や電子部品等も多数設置
される。特に、近年においては、マイクロコンピュータ
を用いた制御装置で機械の各部の作動を制御するように
なし、もって格別の熟練を要することなく、容易かつ効
率的に、しかも安全に機械を作動できるように構成され
るようになってきている。このために、センサ類等が各
所に設けられると共に、これらセンサ類からの信号に基
づいて作動する電磁弁等の作動手段を備えている。ま
た、前述した各部の作動状況は、運転室に設けたコンソ
ールに表示されるようにもなっている。さらに、運転室
内には照明器具や空調機器等の電気機器も設けられる。
以上のように電気機器や電子部品等を作動させるための
電源としてはバッテリが用いられる。従って、油圧ショ
ベルには1または複数のバッテリが搭載される。
【0004】バッテリを雨水等で汚損されるのを抑制
し、また岩石その他との衝突により損傷するのを防止す
る等のために、一般にバッテリは上部旋回体に設けら
れ、各種の機器類等を収容する建屋の内部に配置され
る。また、バッテリは油圧ジェネレータにより充電され
るものであり、この油圧ジェネレータは油圧ポンプで作
動するものであるから、建屋内のうちの油圧ポンプの近
傍に配置される。しかも、バッテリは定期的に、また故
障等が発生した時には随時に交換されるものである。従
って、バッテリは作業者等が容易に取り出したり、据え
付けたりすることができるようにするために、建屋のベ
ッドの上に直接または台座を設ける等して設置されるよ
うになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】油圧ショベルのうち、
大型のものにあっては、装備される電気機器や電子部品
の種類や数等も多いことから、大容量のバッテリを使用
し、かつその使用数も多くなる。しかも、大型の油圧シ
ョベルは鉱山の露天掘り用の機械等として使用される関
係から、故障時に直ちに交換することができない等の理
由から、搭載されるバッテリの数がさらに多く、例えば
6個のバッテリを装着したものもある。大容量のバッテ
リは当然その重量も大きいために、1個のバッテリでも
人手により運搬するのが困難である等、人手作業で複数
個のバッテリを据え付けたり、交換したりするのは著し
く面倒である。しかも、バッテリはまず上部旋回体に運
び揚げた上で、建屋内に持ち込んで所定の位置に設置す
る作業とが必要となり、特に大型の油圧ショベルではフ
ェンダは高い位置にあり、ラダーにより上り下りする必
要があることから、重量物であるバッテリをフェンダに
運び上げる作業は極めて困難である。以上のことから、
多数のバッテリを据え付けたり、交換したりするのは、
極めて長い時間と多大な労力が必要となるといった問題
点がある。
【0006】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、重量物で多数設けら
れるバッテリを容易に据えつけ及び交換できるようにし
た取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、運転室及び作業手段が装着され、か
つ機器類を収納した建屋を設けた上部旋回体を下部走行
体上に旋回可能に設置した建設機械に装備されるバッテ
リの取付構造であって、前記建屋の天井に蓋体により施
蓋可能な開口部を設け、この開口部内に複数のバッテリ
を着脱可能に組み込んだバッテリコンテナを1または複
数個装着し、このバッテリコンテナは開口部の上方から
挿脱可能な構成としたことをその特徴とするものであ
る。
【0008】ここで、運転室には、各種の電気機器や制
御装置等が集中的に配置されており、従って電力を最も
使用する箇所は運転室乃至その近傍である。また、運転
室の近傍には、制御盤やリレーボックスが設置され、バ
ッテリはこれら各部に電源を供給するものであるから、
配線の簡略化等の点からは、バッテリが装着される開口
部は建屋の天井のうち、運転室の後背部の位置に設ける
のが好ましい。また、バッテリを装着した部位の上部が
開放できるようになっているから、複数のバッテリを収
容させたままでバッテリコンテナをクレーンで吊り上げ
る等により据え付けたり、また交換したりすることがで
きる。このためには、バッテリコンテナの具体的な構成
としては、例えば、開口部の周囲の壁またはこの壁に取
り付けたブラケットにボルトで着脱可能に連結されるボ
ックスを有し、このボックスの上端を開口部させると共
に、このボックス内に複数のバッテリを固定的に保持す
るためのバッテリサポートを設け、さらにクレーンのフ
ックが係脱される金具を取り付ける構成とするのが好ま
しい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。まず、図1に建設機械の一例としての油圧
ショベルの全体構成を示す。図中において、1は左右の
走行履帯とフレームとから構成される下部走行体であっ
て、この下部走行体1には旋回装置2を介して上部旋回
体3が旋回可能に設置されている。上部旋回体3は、旋
回フレーム3aを有し、この旋回フレーム3aには、前
方側の中央部分にフロント作業機構4が設けられる。フ
ロント作業機構4は、例えば掘削手段等を構成するもの
であり、旋回フレーム3aに俯仰動作可能に連結したブ
ーム4aの先端にアーム4bを上下方向に回動可能に連
結することにより構成され、アーム4bの先端には土砂
を掘削するためのバケット4cが回動可能に連結され
る。また、このフロント作業機構4と並ぶようにして運
転室5が配置されている。運転室5内には操作レバーや
操作ペダル、さらにスイッチ類等が設けられており、オ
ペレータはこの運転室5内でこれらの操作手段を操作す
ることによって、機械の作動、即ち下部走行体1による
走行及び上部旋回体3の旋回、さらにフロント作業機構
4の作動等の制御を行うことができるようになってい
る。
【0010】図示した油圧ショベルは、数百トン以上の
大型のものであって、そのフロント作業機構4では、鉱
山における露天掘り用として、また山を切り崩す等とい
った大規模土木作業等として用いられることから、バケ
ット4cの容量も極めて大きく、従って各部の駆動を行
わせるために、エンジン及び油圧ポンプは2基設けられ
るようになっている。また、上部旋回体3は約2m乃至
それ以上の高所に位置している。
【0011】次に、上部旋回体3に設置される各種の機
器の配置を図2に示す。なお、ここで示した各機器の配
列はあくまで一例であって、設置される機器の数や種
類、さらにその配置については、これに限定されるもの
ではない。
【0012】図中において、10,10はエンジンを示
し、これら各エンジン10によりそれぞれ複数の油圧ポ
ンプ11が駆動されるようになっている。油圧ポンプ1
1から供給される圧油は高圧フィルタ12を介してコン
トロールバルブ13に供給される。コントロールバルブ
13は油圧モータや油圧シリンダからなる各油圧アクチ
ュエータに対する圧油の供給を制御するためのものであ
る。油圧アクチュエータからの戻り油はオイルクーラ1
4を経て作動油タンク15に還流することになる。ま
た、エンジン10,10に燃料を供給するための燃料タ
ンク16も設置されている。前述した各機器のうち、作
動油タンク15及び燃料タンク16は上部旋回体3の旋
回フレーム3a上に直接設置されるが、これら以外の機
器は複数に区画された建屋内に収納されるようになって
いる。ここで、上部旋回体3に設けられる建屋として
は、左右両側にエンジンルームを構成する第1,第2の
建屋20,21と、第2の建屋21の前方に位置し、オ
イルクーラ14等を収納する第3の建屋22とに区画さ
れている。一方、第1の建屋20の前方には運転室ベッ
ド23が設けられ、この運転室ベッド23は建屋とほぼ
同じ高さ位置にあり、運転室5は建屋より高い位置に設
置されている。
【0013】油圧ショベルには様々な電動機器や電気的
に作動するセンサ等が設けられ、またマイクロコンピュ
ータを備えた制御装置も設置される。そして、図1に示
したように、運転室ベッド23内には制御盤24が設け
られ、また運転室5に乗り降りするためのステップ25
の下部位置にはリレーボックス26が配置されている。
さらに、運転室5内には各部の作動状態等を表示するコ
ンソール27が設けられている。これらに電源を供給す
るために、上部旋回体3にはバッテリ28が装着されて
いる。このバッテリ28は第1の建屋20の位置に配置
されている。ここで、エンジン10及び油圧ポンプ11
を設けた第1,第2の建屋20,21では、エンジン1
0と油圧ポンプ11とを切り離すための隔壁17が設け
られるが、バッテリ28が設置されるのは、この隔壁1
7を境とした油圧ポンプ11が配置されている部位であ
る。而して、この第1の建屋20のこの部位の近傍には
運転室5,制御盤24及びリレーボックス26等の電気
的に作動する機器や部品が集中的に配置されている部位
に最も近い位置である。なお、バッテリ28を充電する
ための油圧ジェネレータ29は第3の建屋22に設置さ
れている。
【0014】さらに、上部旋回体3の旋回フレーム3a
には通路が設けられており、この通路としては、旋回フ
レーム3aの左右両側から張り出すように設けたフェン
ダ6を含むものである。また、フェンダ6にはラダー7
が付設されている。従って、オペレータはラダー7から
フェンダ6を経てステップ25を通り運転室5に乗り降
りできることになる。また、各建屋20〜23内の機器
の修理・点検等の作業を行う際には、フェンダ6からこ
れら各建屋20〜22内に入ることができるようになっ
ている。
【0015】前述したように、バッテリ28は第1の建
屋20における運転室5に近い位置に配置されている
が、この第1の建屋20の床面に配置されるのではな
く、第1の建屋20の上部にバッテリ収容部30を形成
して、このバッテリ収容部30に着脱可能に取り付けら
れるようになっている。そこで、図3乃至図5にバッテ
リ28のバッテリ収容部30への取付構造について説明
する。なお、図面では、バッテリ28は6個用い、3個
のバッテリを1組としてユニット化するように構成した
ものを示す。ただし、使用されるバッテリの数及びユニ
ットを構成するバッテリの個数については、これに限定
されるものではない。
【0016】ここで、図3から明らかなように、バッテ
リ収容部30はバッテリコンテナ31が2個設置できる
大きさのスペースを備えている。各バッテリコンテナ3
1には3個のバッテリ28が並べて収納されており、こ
のバッテリコンテナ31はその本体部として鋼板製のボ
ックス32を有し、このボックス32の上端部は開口し
ており、図4及び図5から明らかなように、長辺側(バ
ッテリ28の並び方向)を構成する一方の側板32aは
真直ぐ上方に延在されており、またこの側板32aに対
面する側板32bは上方に延在させた上で、途中で側板
32aから離間する方向に略90°曲折している。
【0017】バッテリ28は、ボックス32の底板32
c上に載置されて、このボックス32から引き上げるよ
うにして取り出すことができるようになっている。バッ
テリ28をボックス32内で固定するために、その左右
両側の上縁部に断面がL字状に曲折された長尺のバッテ
リサポート33が着脱可能に取り付けられており、バッ
テリ28はバッテリサポート33と底板32cとの間で
クランプするように位置決め固定される。このために、
底板32cの裏面側にそれぞれ側板32a,32bから
所定間隔だけ離れた位置にねじ座34,35が溶接等の
手段で固着して設けられている。また、バッテリサポー
ト33の水平面部の両端近傍位置にはボルト挿通孔33
aが穿設されており、ボルト36をこのボルト挿通孔3
3aに挿通させて、それぞれねじ座34,35に螺挿す
ることにより、バッテリサポート33をバッテリ28に
圧接クランプするようにして固定される。また、ボルト
36を取り外せば、ボックス32からバッテリ28を個
別的に取り出すことができることになる。
【0018】バッテリコンテナ31は、以上のようにし
て3個のバッテリ28を固定的に保持しているが、2個
のバッテリコンテナ31が設置されるバッテリ収容部3
0は、第1の建屋20の天井フレーム40に形成した開
口部で構成される。従って、バッテリコンテナ31はこ
の天井フレーム40から吊り下げ状態にして装着され、
従ってこの第1の建屋20の床面よりかなり高い位置に
固定されることになる。バッテリコンテナ31を固定的
に保持するために、その片側に支持プレート41が溶接
等により固着して設けられ、この支持プレート41は第
1の建屋20の空間内に延在されて、その下端部はL字
状に曲折された受け部41aとなっている。また、支持
プレート41を設けた位置とは反対側の壁には支持ブラ
ケット42が天井フレーム40に連設した垂直板40a
にボルト43により固定して設けられている。ここで、
支持ブラケット42は垂直部42aと水平部42bとか
らなるL字状に形成され、ボルト43で固定されるのは
垂直部42aであり、また水平部42bは内側に向けて
突出している。従って、バッテリコンテナ31は3個の
バッテリ28を装着した状態で、そのねじ座34を支持
プレート41の受け部41aに当接させると共に、側板
32bの曲折部を支持ブラケット42の水平部42bに
当接するように設置される。
【0019】バッテリコンテナ31におけるボックス3
2の側板32aは支持プレート41にボルト44で固定
されるようになっている。このために、支持プレート4
1の裏面側にはねじ座45が設けられる。また、側板3
2bの曲折部分は支持ブラケット42の水平部42aに
ボルト46で着脱可能に固定される。従って、バッテリ
28を3個装着したバッテリコンテナ31は、バッテリ
収容部30内において、支持プレート41の受け部41
aと支持ブラケット42の水平部42aとで支持され、
ボルト44,46で着脱可能に固定されるようになって
いる。ここで、ボルト44,46はそれぞれ4箇所設け
るようにしているが、バッテリ28の重量等に応じて適
宜数のボルトを装着する。
【0020】さらに、天井フレーム40の垂直板40a
とブラケット42の垂直部42bとの間には取付板47
が挾持されており、この取付板47の上端部は、天井フ
レーム40の上部において、バッテリ収容部30から離
間する方向に90°曲折させた取付部47aとなってい
る。天井フレーム40に形成したバッテリ収容部30を
施蓋する蓋体48が、この取付板47における取付部4
7aに蝶番49を介して開閉可能に連結されている。こ
の蓋体48を開くと、図3に示したように、バッテリ収
容部30に装着した2個のバッテリボックス31の上部
が完全に開放されて、上方から挿脱できるようになる。
また、図4に示したように、蓋体48を施蓋状態にした
時には、その先端部は支持プレート41の上端部に接合
されて、2個のバッテリボックス31の上部は完全に覆
われた状態なって、雨水や塵埃等が付着しないように保
持される。ここで、蓋体48を施蓋状態で固定するに
は、図示は省略するが、例えば支持プレート41にブラ
ケットを設けてこのブラケットにねじ止めするように構
成すれば良い。
【0021】バッテリコンテナ31はバッテリ28を装
着したままで、クレーン等の機械を用いて、天井フレー
ム40におけるバッテリ収容部30に据え付けたり、取
り外したりすることができるようになっている。このた
めに、クレーンのフックFを引っ掛けるための金具37
がバッテリコンテナ31のボックス32に設けられてい
る。金具37はフックFを通す透孔37aを設けた板体
から構成され、側板32aの垂直面と、側板32bの水
平面とのそれぞれ両端近傍位置に各2箇所固着して設け
られている。従って、側板32a,32bに4箇所設け
た金具37の通し孔37aにクレーンのフックFを係合
させることによって、バッテリコンテナ31は安定した
状態で昇降できるようになっており、これによって3個
のバッテリ28を同時に据え付けたり、取り外したりで
きるようになる。
【0022】このように、バッテリ28を3個を組とし
て収容したバッテリコンテナ31をクレーンで引き上げ
たり、引き下ろしたりすることによって、機械的手段で
バッテリ収容部30に据え付けたり取り外したりできる
ようにしているから、バッテリ28の据付及び交換作業
を極めて容易かつ円滑に行うことができ、これらの作業
に要する時間も大幅に短縮できる。しかも、バッテリ2
8は制御盤24やリレーボックス26に近接した位置に
配置されており、また電気的に作動する機器等が設置さ
れ、コンソール27を設けている運転室5にも極めて近
い位置に配置されているから、その間の配線の引き回し
が簡単になり、かつ配線の長さも短縮できる。
【0023】さらに、第1の建屋20内におけるバッテ
リ28を配置したスペース内には油圧ポンプ11が設置
されており、この油圧ポンプ11の吸い込み及び吐出配
管を含めた各種の配管が引き回されている。従って、こ
れらの配管の保守点検のために配管を分離すると、その
周囲の機器等を汚損するおそれがある。バッテリ28は
第1の建屋20の床面ではなく、天井フレーム40に設
けたバッテリ収容部30にほぼ吊り下げるように取り付
けられているから、バッテリ28は第1の建屋20から
所定の高さ位置に完全に浮き上がった状態になり、配管
の保守点検時にたとえ油漏れが生じたとしても、バッテ
リ28が汚損されるおそれはない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、建屋の
天井に蓋体により施蓋可能な開口部を設けて、この開口
部内に複数のバッテリを着脱可能に組み込んだバッテリ
コンテナを上方から挿脱可能に装着する構成としたの
で、重量物で多数設けられるバッテリをクレーン等の機
械力によって容易に据え付けたり交換したりすることが
できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】建設機械の一例としての油圧ショベルの外観図
である。
【図2】油圧ショベルの上部旋回体における各機器の配
置構成図である。
【図3】建屋の天井におけるバッテリの装着部を示す平
面図である。
【図4】図3のX−X断面図である。
【図5】バッテリコンテナの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 3 上部旋回
体 3a 旋回フレーム 20 第1の
建屋 28 バッテリ 30 バッテ
リ収容部 31 バッテリコンテナ 32 ボック
ス 32a,32b 側板 33 バッテ
リサポート 40 天井フレーム 40a 垂直
板 41 支持プレート 41a 受け
部 42 支持ブラケット 47 取付板 48 蓋体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転室及び作業手段が装着され、かつ機
    器類を収納した建屋を設けた上部旋回体を下部走行体上
    に旋回可能に設置した建設機械に装備されるバッテリの
    取付構造において、前記建屋の天井に蓋体により施蓋可
    能な開口部を設け、この開口部内に複数のバッテリを着
    脱可能に組み込んだバッテリコンテナを1または複数個
    装着し、このバッテリコンテナは開口部の上方から挿脱
    可能な構成としたことを特徴とする建設機械のバッテリ
    取付構造。
  2. 【請求項2】 前記開口部を前記建屋の天井のうち、前
    記運転室の後背部の位置に設ける構成としたことを特徴
    とする請求項1記載の建設機械のバッテリ取付構造。
  3. 【請求項3】 前記バッテリコンテナは前記開口部の周
    囲の壁またはこの壁に取り付けたブラケットにボルトで
    着脱可能に連結される上端が開口部したボックスと、こ
    のボックス内に複数のバッテリをそれぞれ固定的に保持
    するためのバッテリサポートとから構成され、また前記
    ボックスには、クレーンのフックが係脱される金具を取
    り付ける構成としたことを特徴とする請求項1記載の建
    設機械のバッテリ取付構造。
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JP2004098728A (ja) * 2002-09-05 2004-04-02 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業車両

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