JPH11100810A - 舗装面吹付け装置 - Google Patents
舗装面吹付け装置Info
- Publication number
- JPH11100810A JPH11100810A JP26331397A JP26331397A JPH11100810A JP H11100810 A JPH11100810 A JP H11100810A JP 26331397 A JP26331397 A JP 26331397A JP 26331397 A JP26331397 A JP 26331397A JP H11100810 A JPH11100810 A JP H11100810A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- heating
- spray gun
- viscosity
- emulsion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小規模路面施工、工場内ライン施工等に大規
模な装置や車輌を用いることなく高粘度塗料の塗布や乳
剤散布を可能にする。 【解決手段】 台車上に液体加圧装置を設け、その液体
加圧装置によって液体充填容器中の液体を吹付けガンか
ら塗布する舗装面吹付け装置において、前記液体充填容
器7を収容かつ加温可能な加温装置9を前記台車上に設
け、該加温装置の加温により液体を無希釈のまま粘度を
下げて流動性を高め、吹付けガンから塗布するようにし
た舗装面吹付け装置である。
模な装置や車輌を用いることなく高粘度塗料の塗布や乳
剤散布を可能にする。 【解決手段】 台車上に液体加圧装置を設け、その液体
加圧装置によって液体充填容器中の液体を吹付けガンか
ら塗布する舗装面吹付け装置において、前記液体充填容
器7を収容かつ加温可能な加温装置9を前記台車上に設
け、該加温装置の加温により液体を無希釈のまま粘度を
下げて流動性を高め、吹付けガンから塗布するようにし
た舗装面吹付け装置である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アスファルト舗装
の乳剤散布やペイント式ライン施工時に用いる舗装面吹
付け装置に関する。
の乳剤散布やペイント式ライン施工時に用いる舗装面吹
付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高速道路における区画線表示は、高速ホ
ット厚膜工法と呼ばれる予め70〜80℃に加温した塗料を
エアー方式またはエアーレス方式により吹付けガンから
塗布する。高速ホット厚膜工法とすることの主な理由は
速乾性を高めて道路通行止め規制の解放を早めることに
ある。そのための従来の施工装置は施工能力が線引き長
で標示して1日当り20〜30Kmであり、積載のための車
輌も必要とするため、1Km程度の小規模施工には過剰
設備となり経済的効果に欠ける。1Km程度以下の小規
模施工に使用する装置としては、汎用のスプレー式塗工
装置、すなわち、エアー方式(加圧されたボンベ中の空
気によって液体を吹付けガンからスプレー塗工を行
う)、エアーレス方式(吹付ける液体を加圧して噴射させ
る)や、あるいはラッカースプレー(液体収容容器そのも
のに噴射口と加圧ガスを有する)の噴射口を下向きに逆
に装填した簡易な台車式のものしかなかった。
ット厚膜工法と呼ばれる予め70〜80℃に加温した塗料を
エアー方式またはエアーレス方式により吹付けガンから
塗布する。高速ホット厚膜工法とすることの主な理由は
速乾性を高めて道路通行止め規制の解放を早めることに
ある。そのための従来の施工装置は施工能力が線引き長
で標示して1日当り20〜30Kmであり、積載のための車
輌も必要とするため、1Km程度の小規模施工には過剰
設備となり経済的効果に欠ける。1Km程度以下の小規
模施工に使用する装置としては、汎用のスプレー式塗工
装置、すなわち、エアー方式(加圧されたボンベ中の空
気によって液体を吹付けガンからスプレー塗工を行
う)、エアーレス方式(吹付ける液体を加圧して噴射させ
る)や、あるいはラッカースプレー(液体収容容器そのも
のに噴射口と加圧ガスを有する)の噴射口を下向きに逆
に装填した簡易な台車式のものしかなかった。
【0003】また、新しく舗装をしたり、古い舗装を補
修する場合にアスファルトと水のエマルジョンである乳
剤を用いる。例えば新しく舗装する場合では砕石を敷き
固めた上に乳剤を撒き、浸透させて乾燥させ、その上の
アスファルト合材と接着させる。古い舗装の補修の場合
は、古い舗装と新しい舗装のジョイント部分を隠した
り、段差をなくすために乳剤を塗り、その上に焼砂を撒
き、水を蒸発させてアスファルトと砂を接着させる。そ
のための乳剤散布機においても、乳剤特有の粘性の為、
外気温の低い冬期にはプロパンガスバーナーで加温しな
がら散布することを余儀無くされている。
修する場合にアスファルトと水のエマルジョンである乳
剤を用いる。例えば新しく舗装する場合では砕石を敷き
固めた上に乳剤を撒き、浸透させて乾燥させ、その上の
アスファルト合材と接着させる。古い舗装の補修の場合
は、古い舗装と新しい舗装のジョイント部分を隠した
り、段差をなくすために乳剤を塗り、その上に焼砂を撒
き、水を蒸発させてアスファルトと砂を接着させる。そ
のための乳剤散布機においても、乳剤特有の粘性の為、
外気温の低い冬期にはプロパンガスバーナーで加温しな
がら散布することを余儀無くされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車輪を設けた台車上に
液体加圧装置を設け、その液体加圧装置によって液体充
填容器中の液体を吹付けガンから塗布する施工装置は、
車軸の回転を原動力とするため、特に液体の粘度が上が
ると圧力不足を生じ完全な塗布ができない難点があっ
た。また、前記エア方式及びエアレス方式の場合、装置
がモータもしくはエンジンを必要としており、メンテナ
ンスを要するし、簡易な構造ではないため高価である。
後者のラッカースプレー方式の場合、ラッカースプレー
の内容量が価格の割には少ないため、コスト高となり、
経済性に欠けるものであった。
液体加圧装置を設け、その液体加圧装置によって液体充
填容器中の液体を吹付けガンから塗布する施工装置は、
車軸の回転を原動力とするため、特に液体の粘度が上が
ると圧力不足を生じ完全な塗布ができない難点があっ
た。また、前記エア方式及びエアレス方式の場合、装置
がモータもしくはエンジンを必要としており、メンテナ
ンスを要するし、簡易な構造ではないため高価である。
後者のラッカースプレー方式の場合、ラッカースプレー
の内容量が価格の割には少ないため、コスト高となり、
経済性に欠けるものであった。
【0005】乳剤を用いる舗装工事においては、乳剤散
布機を用いることができないときには、ガムテープを所
定の幅に貼り、手作業でブラシ等を用いて乳剤を塗って
いるが、乳剤の量は不均等な厚さとなり、また施工距離
の長い工事となると重労働となっていた。作業時間も長
く要すため、交通規制の解放が遅くなっていた。
布機を用いることができないときには、ガムテープを所
定の幅に貼り、手作業でブラシ等を用いて乳剤を塗って
いるが、乳剤の量は不均等な厚さとなり、また施工距離
の長い工事となると重労働となっていた。作業時間も長
く要すため、交通規制の解放が遅くなっていた。
【0006】そこで本発明者等は、車軸の回転を原動力
とし液体充填容器中の液体を吹付けガンから塗布する簡
易な施工装置に検討を加えて、同装置により従来施工が
困難であった粘度の比較的高い液体を用いた場合でも塗
布が可能な施工装置を提供しようとするものである。特
に、小規模路面施工、工場内ライン施工等に大規模な装
置や車輌を用いることなく高粘度塗料の塗布や乳剤散布
を可能にしようとするものである。
とし液体充填容器中の液体を吹付けガンから塗布する簡
易な施工装置に検討を加えて、同装置により従来施工が
困難であった粘度の比較的高い液体を用いた場合でも塗
布が可能な施工装置を提供しようとするものである。特
に、小規模路面施工、工場内ライン施工等に大規模な装
置や車輌を用いることなく高粘度塗料の塗布や乳剤散布
を可能にしようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を本発明者等
は、台車上に液体加圧装置を設け、その液体加圧装置に
よって液体充填容器中の液体を吹付けガンから塗布する
舗装面吹付け装置において、前記液体充填容器を収容か
つ加温可能な加温装置を台車上に設け、該加温装置の加
温により液体を無希釈のまま粘度を下げて流動性を高
め、吹付けガンから塗布するようにしたのである。ここ
にいう液体とは塗料、乳剤、プライマーなどをいう。
は、台車上に液体加圧装置を設け、その液体加圧装置に
よって液体充填容器中の液体を吹付けガンから塗布する
舗装面吹付け装置において、前記液体充填容器を収容か
つ加温可能な加温装置を台車上に設け、該加温装置の加
温により液体を無希釈のまま粘度を下げて流動性を高
め、吹付けガンから塗布するようにしたのである。ここ
にいう液体とは塗料、乳剤、プライマーなどをいう。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に本発明の舗装面吹付け装置
を示す。同装置は、車輪2を設けた台車1上に液体加圧
装置(ポンプ)3を設けている。液体加圧装置3は、車輪
2と共に回転する車軸4の回転を原動力とするために後
輪の車軸4へチェン5,6によって連結されている。台
車後方のハンドル12を押すことによって、前進して車軸
4が回転すると、液体加圧装置3によって液体(塗料)充
填容器7中の液体を液体送りパイプ8で送り、吹付けガ
ン(図示を省略)から路面へ塗布することができる。この
ような舗装面吹付け装置において、前記液体充填容器7
を収容し、かつ、加温可能な加温装置9を台車1上に設
けている。加温装置9は水を加温媒体とし、加温槽10を
下方から台車1上に設けたLPGバーナー11によって加
温するようになっている。加温によって液体充填容器7
中の液体の粘度を下げて流動性を高め、吹付けガンから
塗布する。
を示す。同装置は、車輪2を設けた台車1上に液体加圧
装置(ポンプ)3を設けている。液体加圧装置3は、車輪
2と共に回転する車軸4の回転を原動力とするために後
輪の車軸4へチェン5,6によって連結されている。台
車後方のハンドル12を押すことによって、前進して車軸
4が回転すると、液体加圧装置3によって液体(塗料)充
填容器7中の液体を液体送りパイプ8で送り、吹付けガ
ン(図示を省略)から路面へ塗布することができる。この
ような舗装面吹付け装置において、前記液体充填容器7
を収容し、かつ、加温可能な加温装置9を台車1上に設
けている。加温装置9は水を加温媒体とし、加温槽10を
下方から台車1上に設けたLPGバーナー11によって加
温するようになっている。加温によって液体充填容器7
中の液体の粘度を下げて流動性を高め、吹付けガンから
塗布する。
【0009】図2に塗料の粘度−温度曲線を示す。図中
×印で示す塗料はJIS K5665 2種に属する常温では粘度
が高くて(KU90以上)、簡易な液体加圧装置による吹付け
ができない路面標示用塗料である。しかし、本発明の舗
装面吹付け装置によると塗料を70〜80℃に加温すること
ができるので粘度KUを70〜60に下げることができる。そ
こで、液体加圧装置が6Kgf/cm2程度の低圧力でも完全
な塗布が可能である。なお、図2中△印で示す塗料はJI
S K5665 1種に属する常温で吹付け可能なタイプのもの
で、参考として図示した。
×印で示す塗料はJIS K5665 2種に属する常温では粘度
が高くて(KU90以上)、簡易な液体加圧装置による吹付け
ができない路面標示用塗料である。しかし、本発明の舗
装面吹付け装置によると塗料を70〜80℃に加温すること
ができるので粘度KUを70〜60に下げることができる。そ
こで、液体加圧装置が6Kgf/cm2程度の低圧力でも完全
な塗布が可能である。なお、図2中△印で示す塗料はJI
S K5665 1種に属する常温で吹付け可能なタイプのもの
で、参考として図示した。
【0010】
【発明の効果】本発明によって線引長1Km程度以下の
小規模路面施工、工場内ライン施工等に大規模な装置や
車輌を用いることなく高粘度塗料の塗布や乳剤散布を可
能にした。このことにより、施工コストを下げることが
可能となった。
小規模路面施工、工場内ライン施工等に大規模な装置や
車輌を用いることなく高粘度塗料の塗布や乳剤散布を可
能にした。このことにより、施工コストを下げることが
可能となった。
【図1】本発明の舗装面吹付け装置の加熱槽を破断した
側面図である。
側面図である。
【図2】塗料の粘度−温度曲線である。
1 台車 2 車輪 3 液体加圧装置 4 車軸 5 チェン 6 チェン 7 液体充填容器 8 液体送りパイプ 9 加温装置 10 加温槽 11 バーナー 12 ハンドル
Claims (1)
- 【請求項1】 台車上に液体加圧装置を設け、その液体
加圧装置によって液体充填容器中の液体を吹付けガンか
ら塗布する舗装面吹付け装置において、前記液体充填容
器を収容かつ加温可能な加温装置を前記台車上に設け、
該加温装置の加温により液体を無希釈のまま粘度を下げ
て流動性を高め、吹付けガンから塗布するようにした舗
装面吹付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26331397A JPH11100810A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 舗装面吹付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26331397A JPH11100810A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 舗装面吹付け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11100810A true JPH11100810A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17387750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26331397A Pending JPH11100810A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 舗装面吹付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11100810A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007113184A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Tokyo Hoso Kogyo | アスファルト舗装面の補修方法。 |
JP2013142257A (ja) * | 2012-01-11 | 2013-07-22 | Sanko Kikaku Kk | 溶融装置、及び、路面標示施工方法 |
CN103498411A (zh) * | 2013-10-22 | 2014-01-08 | 孙杰 | 一种公路交通线自动喷画装置 |
KR20160061574A (ko) * | 2014-11-22 | 2016-06-01 | (주)대신테크 | 롤러형 간의 차선 도색기 |
CN108837978A (zh) * | 2018-06-20 | 2018-11-20 | 北京东方雨虹防水工程有限公司 | 涂料喷涂及卷材展铺设备 |
-
1997
- 1997-09-29 JP JP26331397A patent/JPH11100810A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007113184A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Tokyo Hoso Kogyo | アスファルト舗装面の補修方法。 |
JP2013142257A (ja) * | 2012-01-11 | 2013-07-22 | Sanko Kikaku Kk | 溶融装置、及び、路面標示施工方法 |
CN103498411A (zh) * | 2013-10-22 | 2014-01-08 | 孙杰 | 一种公路交通线自动喷画装置 |
KR20160061574A (ko) * | 2014-11-22 | 2016-06-01 | (주)대신테크 | 롤러형 간의 차선 도색기 |
CN108837978A (zh) * | 2018-06-20 | 2018-11-20 | 北京东方雨虹防水工程有限公司 | 涂料喷涂及卷材展铺设备 |
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