JPH111005A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JPH111005A
JPH111005A JP10099798A JP10099798A JPH111005A JP H111005 A JPH111005 A JP H111005A JP 10099798 A JP10099798 A JP 10099798A JP 10099798 A JP10099798 A JP 10099798A JP H111005 A JPH111005 A JP H111005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste ink
ink
recording head
ink tank
waste
Prior art date
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Pending
Application number
JP10099798A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Wada
はじめ 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH111005A publication Critical patent/JPH111005A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃インクタンクのインク吸収材を不要とし
て、記録装置の小型化とコストの引き下げを図ること。 【解決手段】 廃インクタンク本体20の開口を通気性
を有し、かつ遮液性を有するシート21により封止し、
メンテナンス液や廃インクの溶媒を蒸気としてシート2
1を通過させて大気に放散させて固形成分だけを収容す
る。廃インクタンク本体20が傾いた場合にはシート2
1により廃インクの流出を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は,記録ヘッドからキ
ャップ部材に排出されたインクを収容するインクジェッ
トプリンタの廃インクタンクに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、極めて細い
ノズル開口から、比較的粘度が高く、かつ乾燥の速いイ
ンクを吐出して記録媒体にドットを形成するため、ノズ
ル開口に目詰まりが生じやすい。このため、記録ヘッド
のノズル開口面にキャップ部材を当接し、ノズル開口に
負圧を作用させてノズル開口からインクを強制的に排出
する、いわゆる吐出回復操作を必要とする。また、使用
開始当初や、インクタンクを交換した場合には、記録ヘ
ッドのメンテナンス液や気泡を排除する目的で、大量の
インクを記録ヘッドから吸い出す、いわゆる充填操作を
必要とする。このようにして排出されたインクは、プリ
ンタ本体の函体に設けられ、内部にフエルト等のインク
吸収材を備えた廃インクタンクに収容されることにな
る。これにより、記録装置の移動等により廃インクタン
クが傾斜した場合にでも廃インクをインク吸収材の毛細
管力で保持して外部への流出を防止できるものの、イン
ク吸収材の切断加工、装填等の工数が必要となりコスト
アップを招くばかりでなく、インク吸収材の実質体積分
のインクを吸収することができず、廃インクタンクの容
量が大きくなり、プリンタが大型化する等の多くの問題
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたものであって,その目的とするとこ
ろはインク吸収材を不要として、大量の廃インクを収容
し、かつコストダウンを図ることができるインクジェッ
ト式記録装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、インクジェット式記録ヘッ
ドを備えた印刷機構、前記記録ヘッドを封止するキャッ
プ部材、及び該キャップ部材に連通して前記記録ヘッド
からインクを吸引する吸引ポンプを収容する函体に、上
面が開口された廃インクタンク本体を設けるともに、前
記開口を通気性を有し、かつ遮液性を有するシートによ
り封止して、前記吸引ポンプからの廃インクを前記廃イ
ンクタンク本体に収容するようにした。
【0005】
【作用】メンテナンス液や廃インクの溶媒は蒸気となっ
てシートを通過して大気に放散され、廃インクの顔料や
染料等の固形成分だけが残留し、また廃インクタンクが
傾けられた場合にあっては、シートにより外部への流出
が阻止される。
【0006】
【実施例】そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例を示すも
のであって、プリンタの函体1は、基板2により上部空
間と下部空間に分割されていて、上部空間には記録ヘッ
ド3及びインクカートリッジ4を搭載したキャリッジ5
や、これをプラテン6に沿って往復動させるモータ7等
から構成された印刷機構と、非印字時に記録ヘッド3の
ノズル開口を封止するキャップ部材8が配置されてい
る。
【0007】キャップ部材8は、図示しない流路を介し
て吸引ポンプ9の吸引口に接続され、インク充填時や吐
出能力回復時に吸引ポンプ9からの陰圧を受けるように
なっている。
【0008】一方、基板2の下方には、本発明が特徴と
する廃インクタンク10が設置され、吸引ポンプ9の吐
出口に接続するチューブ11の他端が接続されている。
【0009】なお、図中符号12は、記録ヘッド3に信
号を伝送するフレキシブルケーブルを、また符号13
は、駆動回路をそれぞれ示す。
【0010】図2は、上述の廃インクタンク10の一実
施例を示すものであって、上面が開口する廃インクタン
ク本体20の上面に、インク溶媒の蒸気を透過させ、か
つインク溶媒を阻止する材料からなるシート21、たと
えば4フッ化樹脂からなる気体透過性シートや、超高分
子量ポリエチレン樹脂の多孔質シート(日東電工社製
「燦ラップ」(登録商標))等を被せ、周縁を液密状態
となるように廃インクタンク本体20の上部周縁20a
に熱溶着や超音波溶着して構成されている。
【0011】シート21の上面には窓22a、22a、
‥‥を有する保護カバー22が設けられている。なお、
図中符号23は、吸引ポンプ9からのチューブ11との
接続口を示す。
【0012】この実施例において、記録ヘッド3を初め
て使用する場合や、また目詰まりを解消する場合には、
記録ヘッド3のノズル開口をキャップ部材8で封止して
吸引ポンプ9を作動させ、記録ヘッド3からインクを強
制的に吸い出す。
【0013】この操作により記録ヘッド3に工場出荷時
に充填されたメンテナンス液、気泡や、ノズル開口に付
着しているインクカスがインクとともにチューブ11を
経由して接続口23から廃インクタンク10に排出され
る。
【0014】廃インクタンク10に流れ込んだメンテナ
ンス液や廃インクは、図示しない電源ユニットやモータ
7の排熱を受けて加熱され、インク溶媒の気化が促進さ
れる。これにより、メンテナンス液や廃インクの溶媒は
蒸気となってシート21を通過して大気に放散され、廃
インクの顔料や染料等の固形成分だけが残留し、廃イン
ク全体の体積が極め少なくなる。
【0015】一方、プリンタの移動等により廃インクタ
ンク10が傾けられた場合にあっても、廃インクタンク
本体20を覆う遮液性のシート21により廃インクが外
部に流出するのを阻止できる。
【0016】なお、上述の実施例においては廃インクタ
ンク本体を別体の容器として構成したが、図3に示した
ようにプリンタの函体1の底部に環状の凸状体25を函
体1とともに射出成形等により形成して廃インクタンク
本体26を構成し、これの開口を気体透過性と遮液性と
を備えたシートで封止しても同様の作用を奏することは
明らかである。
【0017】この実施例によれば、廃インクタンクの底
面をプリンタンの函体1の底面と共用することができ
て、高さを低くして小型化やコストダウンを図ることが
できる。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように本発明において
は、インクジェット式記録ヘッドを備えた印刷機構、記
録ヘッドを封止するキャップ部材、及びキャップ部材に
連通して記録ヘッドからインクを吸引する吸引ポンプを
収容する函体に、上面が開口された廃インクタンク本体
を設けるともに、開口を通気性を有し、かつ遮液性を有
するシートにより封止して、吸引ポンプからの廃インク
を廃インクタンク本体に収容するようにしたので、メン
テナンス液や廃インクの内、溶媒を蒸気として大気に放
散させて顔料や染料等の固形成分だけを収容すればよ
く、したがってインク吸収材を不要として廃インクタン
クの容積を有効に利用して記録装置の函体の小型化を図
ることができる。
【0019】またインク吸収材の装填に関る材料費や、
工数を不要としてコストダウンを図ることができ、さら
には廃インクタンクが傾けられた場合にあっては、シー
トにより遮蔽できて廃インクの外部への流出を確実に阻
止することができ、その上、使用済みのインク吸収材の
処理が不要となるため、廃棄処分のコストを下げること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の廃インクタンクを備えたインクジェッ
ト式プリンタの一実施例を、函体の一部を破断して示す
図である。
【図2】図(イ)、(ロ)は、本発明の廃インクタンク
の一実施例を示す斜視図と断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を、函体の構造で示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 函体 2 基板 3 記録ヘッド 4 インクカートリッジ 5 キャリッジ 6 プラテン 7 モータ 8 キャップ部材 9 吸引ポンプ 10 廃インクタンク 11 チューブ 20 廃インクタンク本体 21 シート 22 保護カバー 22a、22a 窓

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット式記録ヘッドを備えた印
    刷機構、前記記録ヘッドを封止するキャップ部材、及び
    該キャップ部材に連通して前記記録ヘッドからインクを
    吸引する吸引ポンプを収容する函体に、上面が開口され
    た廃インクタンク本体を設けるともに、前記開口を通気
    性を有し、かつ遮液性を有するシートにより封止して、
    前記吸引ポンプからの廃インクを前記廃インクタンク本
    体に収容するインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記シートが超高分子量ポリエチレン樹
    脂、または4フッ化樹脂の多孔質材で構成されている請
    求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記廃インク本体が、前記函体と一体に
    構成されている請求項1に記載のインクジェット式記録
    装置。
  4. 【請求項4】 前記シートの上面に通気窓を備えた保護
    カバーが設けられている請求項1に記載のインクジェッ
    ト式記録装置。
JP10099798A 1997-04-16 1998-04-13 インクジェット式記録装置 Pending JPH111005A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10099798A JPH111005A (ja) 1997-04-16 1998-04-13 インクジェット式記録装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9947997 1997-04-16
JP9-99479 1997-04-16
JP10099798A JPH111005A (ja) 1997-04-16 1998-04-13 インクジェット式記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH111005A true JPH111005A (ja) 1999-01-06

Family

ID=26440612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10099798A Pending JPH111005A (ja) 1997-04-16 1998-04-13 インクジェット式記録装置

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JP (1) JPH111005A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7111923B2 (en) * 2003-12-16 2006-09-26 Pitney Bowes Inc. Inkjet printing system for containment and evaporation of waste ink
JP2009202522A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Seiko Epson Corp 廃液回収体及び液体噴射装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7111923B2 (en) * 2003-12-16 2006-09-26 Pitney Bowes Inc. Inkjet printing system for containment and evaporation of waste ink
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