JPH11100076A - カートリッジ保持装置 - Google Patents

カートリッジ保持装置

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JPH11100076A
JPH11100076A JP9261223A JP26122397A JPH11100076A JP H11100076 A JPH11100076 A JP H11100076A JP 9261223 A JP9261223 A JP 9261223A JP 26122397 A JP26122397 A JP 26122397A JP H11100076 A JPH11100076 A JP H11100076A
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JP
Japan
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cartridge
adhesive
cartridge case
cap
case
Prior art date
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Application number
JP9261223A
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English (en)
Inventor
Hisanari Hori
尚功 堀
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH11100076A publication Critical patent/JPH11100076A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤用カートリッジを交換するための労力
の軽減と時間の短縮を図ることができる接着剤用カート
リッジ保持装置を提供する。 【解決手段】 キャップ部20をOリング22及びシー
ル部材30を介してワンタッチで、カートリッジケース
12に脱着できるようにしたため、接着剤用カートリッ
ジ52を交換するときは、キャップ部20をワンタッチ
でカートリッジケース12から取り外し、接着剤用カー
トリッジ52を交換したらキャップ部20を再び、ワン
タッチでカートリッジケース12に装着するだけよいの
で、従来のように2ヵ所のネジ結合部を取り外したりネ
ジ込んだりする必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着剤等の充填物
を内部に充填したカートリッジを中に収納して、そのカ
ートリッジの使用に際して用いるカートリッジ保持装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカートリッジ保持装置としては、
例えば図10に示すような接着剤用カートリッジ保持装
置70があった。同図に示す接着剤用カートリッジ保持
装置70において、ほぼ円筒状のカートリッジケース5
0内には接着剤用カートリッジ52が収納されており、
この接着剤用カートリッジ52は接着剤を内部に充填し
て販売されている市販品である。
【0003】カートリッジケース50の先端部(図中左
端部)には小径開口部54が形成されており、この小径
開口部54内には、接着剤用カートリッジ52の先端部
に形成された小径の開口先端部56が緩く嵌合してい
る。接着剤用カートリッジ52の開口先端部56の外周
部にはオスネジ部が形成されており、このオスネジ部
に、ノズル58の後端部の内周部に形成されたメスネジ
部がネジ結合することにより、接着剤用カートリッジ5
2の開口先端部56にノズル58の後端部が連結されて
いる。
【0004】カートリッジケース50の後端部(図中右
端部)の外周部にはオスネジ部が形成されており、この
オスネジ部に、後面キャップ60の筒部60aの内周部
に形成されたメスネジ部がネジ結合することにより、カ
ートリッジケース50の開放された後端部は後面キャッ
プ60の正面円板部60cにより閉止される。
【0005】またこのように互いにネジ結合された、カ
ートリッジケース50の後端部と、後面キャップ60の
正面円板部60cとの間には、弾性を有する円環状のシ
ール部材62が配置されている。後面キャップ60の正
面円板部60cの中心部には連通孔60bが開口してお
り、この連通孔60bの外側には、その軸孔が連通孔6
0bと連通するジョイントパイプ部材64が、後面キャ
ップ60の正面円板部60cに溶接により固定されてい
る。
【0006】ジョイントパイプ部材64にはエアーホー
ス66の一端部が連結されており、このエアーホース6
6の他端部は、図示しないコントローラーを介してコン
プレッサーのような図示しないエアー供給装置に連結さ
れている。そのコントローラーには図示しないフットス
イッチが接続されていて、このフットスイッチを足で操
作することにより、コントローラーはエアー供給装置か
らのエアーをエアーホース66を通って、連通孔60b
からカートリッジケース50内に供給するようになって
いる。
【0007】このような接着剤用カートリッジ保持装置
70を用いて、何かの部品を所定位置へ接着させる場合
は、ユーザーがその接着剤用カートリッジ保持装置70
を持って、ノズル58の先端部をその部品の接着面に接
近させて配置し、前記フットスイッチを足で操作すると
カートリッジケース50内にエアーが供給されることに
より、そのエアーの圧力で接着剤用カートリッジ52の
後端部が押圧され、その開口先端部56から接着剤が押
し出されてノズル58の先端部から接着剤が吐出し、接
着剤を前記接着面に塗布して前記部品を所定位置に接着
させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の接着剤用カートリッジ保持装置70において
は、接着剤用カートリッジ52を交換する場合は、ノズ
ル58と接着剤用カートリッジ52の開口先端部56と
の間のネジ結合、及び後面キャップ60とカートリッジ
ケース50の後端部との間のネジ結合を取り外すだけで
なく、接着剤用カートリッジ52の交換後にまたそれら
のネジ結合のためにネジの締め付け操作を行わなければ
ならないので、そのことが接着剤用カートリッジ52の
交換時の労力及び時間を増大させているという問題があ
った。
【0009】そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、カ
ートリッジを交換するための労力の軽減と時間の短縮を
図ることができるカートリッジ保持装置を提供すること
を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によるカートリッジ保持装置は、内部に充填
物を充填したカートリッジを収納可能な筒状に形成さ
れ、前記カートリッジの開口先端部と同じ側の先端部が
開口し、大部分が閉止された後端部にエアー導入口を有
するカートリッジケースと、前記カートリッジケースの
開口した先端部に、カートリッジケース内を気密可能な
第1シール材を介して、ワンタッチで開閉可能に脱着で
きるキャップ部と、前記カートリッジケースの後端部の
内側と、前記カートリッジの後端部の外側との間に配置
された弾性体と、前記キャップ部の内側中心部に設けら
れ、前記カートリッジの開口先端部に当接する第2シー
ル材を支持するシール支持部と、前記キャップ部、シー
ル支持部及び第2シール材の中心部を貫通して、前記カ
ートリッジの内部と前記カートリッジケースの外部のノ
ズル側とを連通する連通パイプ部材とを備えた構成とし
たものである。
【0011】このような構成のカートリッジ保持装置に
よれば、カートリッジケース内にカートリッジを収納
し、カートリッジケースの開口した先端部をキャップ部
によりワンタッチで閉止し、このとき第1シール材がカ
ートリッジケース内を気密にし、弾性体がカートリッジ
を押圧して、カートリッジの開口先端部が第2シール材
に当接し、カートリッジケースの後端部のエアー導入口
からカートリッジケース内にエアーを供給することによ
り、カートリッジはその後端部にさらに大きな圧力を受
けて、内部の充填物がその開口先端部から押し出されて
連通パイプ部材を通ってノズル側に流動し、ノズルの先
端部から前記充填物が吐出されるようになっている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて具体的に説明する。図1ないし図9
は、本発明によるカートリッジ保持装置の第1の実施の
形態に係る接着剤用カートリッジ保持装置10を説明す
るために参照する図である。
【0013】図1は、接着剤用カートリッジ保持装置1
0の概略構成を示す側面断面図である。同図において、
カートリッジケース12内には接着剤用カートリッジ5
2が収納されており、この接着剤用カートリッジ52に
は、接着剤が内部に充填された市販品、例えばシーラン
トカートリッジ(商品名、岩下エンジニアリング株式会
社製造・販売)のような市販品が用いられる。
【0014】カートリッジケース12は、図2に示すよ
うに、先端部(図中左端部)が開口されていると共に、
後端部(図中右端部)は大部分が閉止されていて一部に
エアー導入口14を有するような、ほぼ円筒状に形成さ
れている。
【0015】図1に示すように、接着剤用カートリッジ
52の後端部(図中右端部)の外側と、カートリッジケ
ース12の後端部の内側との間には、コイルスプリング
(弾性体)16が配置されており、さらに接着剤用カー
トリッジ52とコイルスプリング16との間には、接着
剤用カートリッジ52の断面と同じ位の大きさを有する
円板状の加圧板部材18が配置されている。
【0016】カートリッジケース12の先端部には、図
3に示すようなキャップ部20が、図1に示すようにO
リング(第1シール材)22を介して装着されている。
図3及び図4に示すように、キャップ部20の断面が半
径内方に折り曲げ形成された内側フランジ部24には、
3つの切欠き凹部24aが形成されていると共に、カー
トリッジケース12の先端部側の半径外方には、クシ形
板状の3つの係止凸部26が形成されている。
【0017】キャップ部20のカートリッジケース12
への装着時には、切欠き凹部24aと係止凸部26との
位置を合わせてから、キャップ部20の切欠き凹部24
aがカートリッジケース12の軸線と平行方向に進行し
て、カートリッジケース12の係止凸部26への嵌合を
経由して、係止凸部26を少し通過してから停止する。
【0018】その後、その状態から図4に示すように、
キャップ部20を30°〜45°位回動させることによ
り、キャップ部20の内側フランジ部24がカートリッ
ジケース12の係止凸部26に重なって、キャップ部2
0が容易に軸方向に抜けないように係止する。すなわ
ち、キャップ部20はカートリッジケース12の開口先
端部に、ワンタッチで装着することが可能となってい
る。
【0019】図3に示すように、キャップ部20の内側
中心部にはドーナッツ状の四角断面のシール支持部28
が設けられ、このシール支持部28は図1に示すよう
に、カートリッジケース12への装着時にその先端部上
に、シール支持部28と同じドーナッツ形状のシール部
材(第2シール材)30を支持し、このシール部材30
には接着剤用カートリッジ52の開口先端部56の先端
が当接するようになっている。
【0020】シール支持部28及びシール部材30の中
心孔には、接着剤用カートリッジ52の内部とカートリ
ッジケース12の外部との間を連通するよう、キャップ
部20の中心部を貫通して、接着剤用カートリッジ52
内の接着剤が外部に流出可能にするような、連通パイプ
部材32の一端部が設けられている。
【0021】図1に示すように、カートリッジケース1
2の外側に突出した連通パイプ部材32の他端部には、
接着剤が通るガイドチューブ34の一端部が連結され、
このガイドチューブ34の他端部には、先端に吐出口を
有するノズル36が設けられている。ノズル36の吐出
口を種々の形状に形成することにより、吐出される接着
剤の断面を種々の形状に形成することができる。
【0022】カートリッジケース12の後端部のエアー
導入口14は、その外側に突出するようカートリッジケ
ース12に溶接により固定されたジョイントパイプ部材
38の軸孔と連通しており、このジョイントパイプ部材
38には図5に示すように、コントローラー40から伸
びるエアーホース42が接続されている。また同図に示
すように、ガイドチューブ34のノズル36側近傍部に
は手元スイッチ44が設けられ、この手元スイッチ44
にはコントローラー40から伸びる配線46が接続され
ている。
【0023】一方、コントローラー40には、一端部に
交流100V用(家庭用)のコンセント用プラグが設け
られた、配線47の他端部が接続されると共に、一端部
がコンプレッサーのような図示しないエアー供給装置に
接続された、エアーホース43の他端部が接続されてい
る。
【0024】次に、このような接着剤用カートリッジ保
持装置10の組立方法について説明する。まず、図2に
示すようなカートリッジケース12の後端部内側に、図
6に示すように、コイルスプリング16及び加圧板部材
18を収納する。そして同図に示すように、カートリッ
ジケース12の先端部に形成されたOリング用凹部41
に、Oリング22を嵌着させる。
【0025】そして、図7に示すような接着剤用カート
リッジ52を、図6の状態のカートリッジケース12内
に、図8に示すように収納する。また、図3に示すよう
な、連通パイプ部材32を介してガイドチューブ34及
びノズル36が予め一体的に設けられたキャップ部20
の、シール支持部28の先端部上に、図9に示すように
シール部材30を置く。
【0026】このようなキャップ部20を、前述のよう
にワンタッチで、内側フランジ部24と係止凸部26と
の係合を介して、図8に示す状態のカートリッジケース
12の開口先端部に装着する。すると図1に示すよう
に、接着剤用カートリッジ52の開口先端部56の先端
がシール部材30に押圧されて、接着剤用カートリッジ
保持装置10が完成する。
【0027】このとき、キャップ部20と接着剤用カー
トリッジ52の開口先端部56との間がシール部材30
によりシールされると同時に、キャップ部20とカート
リッジケース12の間がOリング22によりシールされ
るので、カートリッジケース12内は気密に保持され
る。
【0028】次に、このような接着剤用カートリッジ保
持装置10の使用方法について説明する。ノズル36
を、所定位置に接着させたい部品の接着面に接近させて
おいて、図5の手元スイッチ44を指先で押圧操作する
ことにより、コントローラー40が動作して、エアーホ
ース42をエアーホース43と連通させる。すると、エ
アーホース43を通って前記エアー供給装置からコント
ローラー40まで送られてきたエアーが、エアーホース
42を通ってカートリッジケース12のエアー導入口1
4(図2参照)から、カートリッジケース12内に供給
される。
【0029】カートリッジケース12内の接着剤用カー
トリッジ52は、その後端部にエアーの圧力がかかる面
積(接着剤用カートリッジ52の断面積)の方が、その
先端部にエアーの圧力がかかる面積(接着剤用カートリ
ッジ52の断面積から開口先端部56の断面積を除いた
面積)より大きいので、接着剤用カートリッジ52の後
端部がエアーの圧力により加圧板部材18を介して均一
に押圧されて、接着剤用カートリッジ52の中身の接着
剤が開口先端部56から押し出されて、連通パイプ部材
32及びガイドチューブ34を通ってノズル36から吐
出されるので、その接着剤を前記部品の接着面に塗布す
ることができる。
【0030】このような本発明の、第1の実施の形態に
係る接着剤用カートリッジ保持装置10によれば、キャ
ップ部20をOリング22及びシール部材30を介して
ワンタッチで、カートリッジケース12に脱着できるよ
うにしたため、接着剤用カートリッジ52を交換すると
きは、キャップ部20をワンタッチでカートリッジケー
ス12から取り外し、接着剤用カートリッジ52を交換
したらキャップ部20を再び、ワンタッチでカートリッ
ジケース12に装着するだけよいので、従来のように2
ヵ所のネジ結合部を取り外したりネジ込んだりする必要
がないため、接着剤用カートリッジを交換するための労
力を軽減し、そのための時間を短縮することができる。
【0031】また、図10に示す従来の接着剤用カート
リッジ保持装置70においては、カートリッジケース5
0の後端部と後面キャップ60との間にシール部材62
が配置されているために、カートリッジケース50と後
面キャップ60との間をネジ結合するときに、かなり大
きな締付力でネジ込まないと、シール部材62による気
密効果を発揮させることができない。
【0032】これに対し、本発明の上記接着剤用カート
リッジ保持装置10によれば、キャップ部20をカート
リッジケース12に装着するときに、コイルスプリング
16を圧縮するように変形させることによりその弾性反
発力を蓄積すると共に、その反作用としてコイルスプリ
ング16の弾性反発力により、接着剤用カートリッジ5
2の開口先端部56をシール部材30に押圧して当接さ
せるよう構成されている。
【0033】そしてさらに、カートリッジケース12内
にエアーが供給されることにより、上述のように、接着
剤用カートリッジ52はシール部材30側に押圧される
ようなエアーの圧力を受けるので、Oリング22と共に
シール部材30によりカートリッジケース12内の気密
を確実に保持することができる。
【0034】このため、初期のコイルスプリング16の
弾性反発力は弱くても、最終的にはその弾性反発力にエ
アーの圧力も加わって、接着剤用カートリッジ52の開
口先端部56がシール部材30に強く押圧されるので、
カートリッジケース12の気密を確実に保持できる。こ
のため、キャップ部20のカートリッジケース12への
装着時にはそれほど大きな力は必要とされず、上記弱い
弾性反発力に打ち勝つ力があれば足りることになる。
【0035】また、前記従来の接着剤用カートリッジ保
持装置70においては、交換する接着剤用カートリッジ
52の長さにバラツキがあると、シール部材62が接着
剤用カートリッジ52の後端部に当って、シール部材6
2がカートリッジケース50と後面キャップ60との間
のシール機能を発揮できなくなるおそれがあった。
【0036】これに対し、本発明の接着剤用カートリッ
ジ保持装置10によれば、交換する接着剤用カートリッ
ジ52の長さにバラツキがあっても、コイルスプリング
16の変形量の許容範囲内で容易に吸収でき、シール部
材30やOリング22のシール機能には全く影響を与え
ることはない。
【0037】また、前記従来の接着剤用カートリッジ保
持装置70にあっては、接着剤用カートリッジ52をカ
ートリッジケース50の後端開口部から挿入するように
なっているため、接着剤用カートリッジ52の交換時
に、そのカートリッジの開口先端部からカートリッジケ
ース50の内側に接着剤が滴下して硬化して塊となり、
その塊の高さが高くなるとカートリッジケース50内に
接着剤用カートリッジ52を挿入できなくなるおそれが
あった。
【0038】これに対し、本発明の接着剤用カートリッ
ジ保持装置10においては、接着剤用カートリッジ52
の後端部をカートリッジケース12の開口先端部から挿
入するようになっているため、接着剤用カートリッジ5
2の交換時にその開口先端部56から、カートリッジケ
ース12の内側に接着剤が滴下することはないので、上
記従来のようにカートリッジケース12内に接着剤用カ
ートリッジ52を挿入できなくなるおそれは全くない。
【0039】また、本発明の接着剤用カートリッジ保持
装置10においては、接着剤用カートリッジ52とコイ
ルスプリング16との間に、接着剤用カートリッジ52
の断面と同じ位の大きさを有する円板状の加圧板部材1
8を配置したため、接着剤用カートリッジ52の後端面
を全面にわたって均一な圧力で加圧することができる。
【0040】また、本発明の接着剤用カートリッジ保持
装置10においては、接着剤用カートリッジ52の開口
先端部56の先端をシール部材30に当接させると共
に、連通パイプ部材32の一端部を開口先端部56の内
部に挿入する構成となっているので、従来のようなネジ
結合を用いる必要がないため、接着剤用カートリッジ5
2の開口先端部56の外周面にどのような形状のネジが
形成されていても、それには全く関係なく、接着剤用カ
ートリッジ52を接着剤用カートリッジ保持装置10に
使用することができる。
【0041】なお、前記実施の形態においては手元スイ
ッチ44を指で操作することにより、エアーをカートリ
ッジケース12内に供給するよう構成したが、手元スイ
ッチ44の代わりにフットスイッチをコントローラー4
0に接続させて、そのフットスイッチを足で操作するこ
とにより、エアーをカートリッジケース12内に供給す
るように構成してもよい。
【0042】また、前記実施の形態においては本発明の
カートリッジ保持装置を接着剤用カートリッジ保持装置
10に適用した場合について説明したが、本発明と同様
の効果を有することができるものであれば、接着剤用以
外のカートリッジを用いたカートリッジ保持装置であっ
ても本発明は適用することができる。
【0043】また、前記実施の形態においては連通パイ
プ部材32とノズル36の間にガイドチューブ34を設
けるように構成したが、ガイドチューブ34を設けない
で、ノズル36を直接連通パイプ部材32に接続するよ
うに構成してもよい。
【0044】また、前記実施の形態においてはシール支
持部28として四角断面のものを用いたが、シール部材
30を接着剤用カートリッジ52の開口先端部56に当
接できるように支持できるものであれば、シール支持部
は四角断面以外のものを用いてもよい。
【0045】また、前記実施の形態においてはOリング
22を予め、カートリッジケース12側のOリング用凹
部41に嵌着して設けるよう構成したが、Oリング22
は予めキャップ部20側に設けるように構成してもよ
い。
【0046】また、前記実施の形態においてはコントロ
ーラー40の電源として100Vの交流を用いたが、コ
ントローラー40の電源は100Vの交流に限定する必
要はなく、100V以外の電源、或いは直流の電源を用
いることもできる。
【0047】また、前記実施の形態においては弾性体に
コイルスプリング16を用いたが、ゴム材料やプラスチ
ック弾性材料のような、他のどのような材料又はどのよ
うな構造の弾性体を用いてもよい。またコイルスプリン
グ16は前記実施の形態のように1つだけでなく、複数
用いてもよい。
【0048】また、前記実施の形態においてはワンタッ
チ機構として、3つの切欠き凹部24aと3つの係止凸
部26を用いたものについて説明したが、それら各々は
2つでも、或いは4つ以上であってもよい。
【0049】さらに、前記実施の形態においてはキャッ
プ部20は、内側フランジ部24と係止凸部26の係合
によるワンタッチ機構を用いたが、ワンタッチ機構には
これ以外にも種々の構成のものが広く知られており、そ
れらのどのような構成のワンタッチ機構を用いてもよ
い。
【0050】以上、本発明の実施の形態について具体的
に述べてきたが、本発明は上記の実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の技術的思想に基づいて、その
他にも各種の変更が可能なものである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
キャップ部を第1,第2シール材を介してワンタッチ
で、カートリッジケースに脱着できるようにしたため、
カートリッジを交換するときは、キャップ部をワンタッ
チでカートリッジケースから取り外し、カートリッジを
交換したらキャップ部を再び、ワンタッチでカートリッ
ジケースに装着するだけよいので、従来のように2ヵ所
のネジ結合部を取り外したりネジ込んだりする必要がな
いため、カートリッジを交換するための労力を軽減し、
そのための時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカートリッジ保持装置の第1の実
施の形態に係る接着剤用カートリッジ保持装置10の概
略構成を示す側面断面図である。
【図2】図1におけるカートリッジケース12の概略構
成を示す側面断面図である。
【図3】連通パイプ部材32を介してガイドチューブ3
4及びノズル36を接続して設けたキャップ部20の概
略構成を示す側面断面図である。
【図4】図1におけるキャップ部20のIV−IV線矢
視図である。
【図5】接着剤用カートリッジ保持装置10と、コント
ローラー40、及び手元スイッチ44等との連結関係を
示す部品連結構成図である。
【図6】コイルスプリング16、加圧板部材18、及び
Oリング22を組み込んだカートリッジケース12の概
略構成を示す側面断面図である。
【図7】図1における接着剤用カートリッジ52の概略
構成を示す側面断面図である。
【図8】コイルスプリング16、加圧板部材18、Oリ
ング22、及び接着剤用カートリッジ52を組み込んだ
カートリッジケース12の概略構成を示す側面断面図で
ある。
【図9】図8に示すカートリッジケース12に装着する
前のキャップ部20の概略構成を示す側面断面図であ
る。
【図10】従来の接着剤用カートリッジ保持装置70の
概略構成を示す側面断面図である。
【符号の説明】
10…接着剤用カートリッジ保持装置、12…カートリ
ッジケース、14…エアー導入口、16…コイルスプリ
ング、18…加圧板部材、20…キャップ部、22…O
リング、24…内側フランジ部、24a…切欠き凹部、
26…係止凸部、28…シール支持部、30…シール部
材、32…連通パイプ部材、34…ガイドチューブ、3
6…ノズル、38…ジョイントパイプ部材、40…コン
トローラー、41…Oリング用凹部、42,43…エア
ーホース、44…手元スイッチ、46,47…配線、5
0…カートリッジケース、52…接着剤用カートリッ
ジ、54…小径開口部、56…開口先端部、58…ノズ
ル、60…後面キャップ、60a…筒部、60b…連通
孔、60c…正面円板部、62…シール部材、64…ジ
ョイントパイプ部材、66…エアーホース、70…接着
剤用カートリッジ保持装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に充填物を充填したカートリッジを
    収納可能な筒状に形成され、前記カートリッジの開口先
    端部と同じ側の先端部が開口し、大部分が閉止された後
    端部にエアー導入口を有するカートリッジケースと、 前記カートリッジケースの開口した先端部に、カートリ
    ッジケース内を気密可能な第1シール材を介して、ワン
    タッチで開閉可能に脱着できるキャップ部と、 前記カートリッジケースの後端部の内側と、前記カート
    リッジの後端部の外側との間に配置された弾性体と、 前記キャップ部の内側中心部に設けられ、前記カートリ
    ッジの開口先端部に当接する第2シール材を支持するシ
    ール支持部と、 前記キャップ部、シール支持部及び第2シール材の中心
    部を貫通して、前記カートリッジの内部と前記カートリ
    ッジケースの外部のノズル側とを連通する連通パイプ部
    材と、 を備えたことを特徴とするカートリッジ保持装置。
  2. 【請求項2】 前記カートリッジの後端部と前記弾性体
    との間に、前記カートリッジの断面と同じ位の大きさを
    有する加圧板部材が配置されたことを特徴とする請求項
    1に記載のカートリッジ保持装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011168914A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Brother Industries Ltd 布接着装置、及びカートリッジ

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JP2011168914A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Brother Industries Ltd 布接着装置、及びカートリッジ

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