JPH1099849A - おいしい水製造装置 - Google Patents

おいしい水製造装置

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JPH1099849A
JPH1099849A JP25323496A JP25323496A JPH1099849A JP H1099849 A JPH1099849 A JP H1099849A JP 25323496 A JP25323496 A JP 25323496A JP 25323496 A JP25323496 A JP 25323496A JP H1099849 A JPH1099849 A JP H1099849A
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JP
Japan
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water
carbon dioxide
drinking water
dioxide gas
pressure
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Pending
Application number
JP25323496A
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English (en)
Inventor
Tatsuhiro Kato
辰廣 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡便で、飲料水中に炭酸ガスを効率よ
く溶解させることができるおいしい水の製造装置の提
供。 【解決手段】 飲用水流路に配設された浄水手段10
と、その下流側に設置され飲用水流路に絞りを設けてそ
の増速水流による圧力降下により炭酸ガス供給源の弁体
を開放して炭酸ガスを添加する炭酸ガス添加手段13と
を有するおいしい水製造装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浄水手段で残留塩
素やトリハロメタン等を除去した飲用水に、炭酸ガスを
添加して飲用水中の遊離炭酸を増加させて給水するおい
しい水製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、水道水は水源の汚染によりカルキ
臭やカビ臭が年々ひどくなり、まずくなる一方である。
安全衛生面でもビルやマンションの高架水槽の微生物汚
染や赤水の発生をはじめ、石綿やトリハロメタン等の発
ガン性物質の飲料水への混入問題が指摘され、安全でお
いしい水に対する要求は日増しに高くなっており、浄水
器やミネラルウォーターが広く普及してきている。
【0003】おいしい水の成分としては厚生省のおいし
い水研究会が発表したおいしい水の要件に示されている
が、河川水やダム、湖沼等の貯水を原水として利用して
いる水道水は、遊離炭酸がおいしい水の要件の範囲であ
る3〜30ppmを下回るものが多い。一般に浄水器は
活性炭等の濾剤と中空糸膜を含むカートリッジを装着し
て構成されており、これに水道水等の飲用水を通水する
と残留塩素やトリハロメタン、細菌、濁度成分等は除去
されるが、遊離炭酸の増加はない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この解決手段として、
飲用水中に炭酸ガスを溶解させる浄水器(特開昭52−
14251号、特開平5−212388号、実開平1−
122833号)が提案されている。
【0005】これら浄水器における炭酸ガスの添加方法
としては、通水圧力を感知し炭酸ガス添加用のバルブや
弁体を開閉させる方法や、通水中の水圧や流量をセンサ
ーで感知して炭酸ガス添加用の電磁弁を開閉する等の方
法が用いられている。
【0006】しかし、通水時の水圧を感知しバルブや弁
体を開閉する方法は、圧力を感知するダイアフラムやス
プリング等が必要なため構造が複雑で大きな装置になっ
てしまう。また通水中の圧力や流量をセンサーで感知し
電磁弁を開閉する方法では、圧力センサーや流量センサ
ー、電磁弁を必要とし構造が複雑になってしまう。
【0007】また、炭酸ガスを溶解させる方法として
は、圧力容器中で溶解させる方法、加圧下で多孔性濾過
板を用いて溶解させる方法、散気管で水中に炭酸ガスを
気泡状で放出、溶解させる方法等が提案されている。
【0008】しかし、加圧容器中で溶解させる方法や加
圧下で多孔性濾過板で溶解させる方法は、耐圧性の容器
や設備を必要とし装置が大きくなってしまう。また、散
気管を用いる方法では、炭酸ガスの多くが空気中に放出
されてしまい炭酸ガスの一部しか有効に利用されず無駄
が多い。
【0009】本発明の目的は、簡便な構造の装置であっ
て、炭酸ガスを効率よく溶解させることができ、遊離炭
酸ガスを溶解したおいしい水を供給することのできる装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、受
水口から給水口へ至る飲用水流路に配設され飲用水を浄
化する浄水手段と、その下流側に設置され飲用水流路に
絞りを設けその増速水流による圧力降下により炭酸ガス
供給源の弁体を開放し、炭酸ガスを飲用水流路へ添加す
る炭酸ガス添加手段とを有してなるおいしい水製造装置
である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のおいしい水製造装置は、
受水口から給水口へ至るその飲用水流路に浄水手段が配
設されている。この浄水手段は、飲用水中の残留塩素、
トリハロメタン、重金属、細菌、濁度成分等を除去する
ために設置されるものであり、活性炭と中空糸膜とを含
むものとして構成すると、前述の物質が良好に除去され
るので好ましい。浄水手段に中空糸膜を用いると、細菌
や濁度成分が十分に除去されるため、飲用水流路下流で
の目詰り等が発生しないので、飲用水の動水圧の経時的
変動が最小限に抑制されるため、後述する炭酸ガス添加
手段からの炭酸ガスの溶解が安定して実施可能である。
【0012】中空糸膜としては、シリコーン系、ポリオ
レフィン系、ポリエステル系ポリアミド系、ポリスルフ
ォン系、セルロース系、ポリウレタン系等の高分子から
なる膜が挙げられる。また、形態としては、外径が10
〜5000μmの膜で、特に多孔質膜では空孔率が10
〜90%、孔径が0.001〜1μmの範囲にあること
が好ましい。
【0013】本発明のおいしい水製造装置には、炭酸ガ
ス添加手段が浄水手段の下流側に設置される。浄水手段
の下流側に設置するのは、浄水手段内の活性炭が飲用水
中に溶解した炭酸ガスを吸着してしまい、炭酸ガスが有
効に利用されないのを防止するためである。
【0014】炭酸ガス添加手段は、飲用水流路に絞りを
設け、この絞りによる増速水流によってその近傍部に発
生する圧力降下を駆動力として炭酸ガス添加源の弁体を
開放する。水流の停止時には降下圧力が元に戻ることに
より弁体は閉鎖する。飲用水流路の絞り機構としては、
オリフィスやノズル、ベンチュリ管が用いられるが、通
水による圧力損失の少ないノズルやベンチュリ管が好ま
しい。絞りを設けないと圧力降下の幅が小さく炭酸ガス
供給源の弁体の開閉をコントロールすることは困難であ
る。
【0015】増速水流によってその近傍部に発生する圧
力降下を弁体の開放に利用する具体的手段としては、図
1に示したように絞り機構部1に単に連通する圧力検知
孔2を設けてこれを弁体3が配設された弁体室4に連通
させてもよいし、あるいはアスピレーターのような、よ
り大きな圧力降下を発生させる機構部を設け、これを弁
体室4に接続させてもよい。
【0016】炭酸ガス供給源の弁体の開閉は、絞りによ
り発生した圧力降下により弁体を開く力と、弁体に接続
されたスプリング5等による閉じる力とを調整すること
により、炭酸ガスの添加が開始される通水流量を調整す
ることができる。
【0017】炭酸ガスは、飲用水流路中の絞りにより増
速されている部分、あるいはその上流側または下流側で
添加する。これにより炭酸ガスは非常に微細な気泡状で
添加され、飲用水中へ効率よく溶解する。
【0018】飲用水流路への炭酸ガスの供給は、図1の
ように圧力検知孔2を炭酸ガスの供給管として併用して
もよいし、図2のように、圧力検知孔2とは別に炭酸ガ
ス供給流路7を配設し、それを通して炭酸ガスを供給し
てもよい。
【0019】炭酸ガス供給源としては、高圧炭酸ガスボ
ンベに減圧装置を取り付け低圧にしたものが利用できる
他、化学反応で発生する炭酸ガスを使用することも可能
である。
【0020】炭酸ガス添加手段から給水口までの距離
は、飲用水が放水される給水口からの細菌の逆汚染を考
慮しできるだけ短くすることが好ましい。また、給水口
を抗菌作用のある物質を表面に塗布した物や内部に添加
した物で作製することにより逆汚染を防止することも有
効な方法である。
【0021】また、本発明のおいしい水製造装置におい
ては、給水口からの汚染や浄水手段以降の通水流路や貯
水タンクで発生した汚染を除去し、より安全な飲用水の
供給を行うために、給水口のすぐ上流に第2の浄水手段
を設けることもできる。この第2の浄水手段には、先の
浄水手段に用いたと同様な中空糸膜を配設することが好
ましい。
【0022】更に、第2の浄水手段に、難溶性ミネラル
成分含有物質を充填して、飲用水中にミネラル分を溶出
させて、よりおいしい水を製造することもできる。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。
【0024】図3は、本発明によるおいしい水製造装置
の一例を示す説明図であり、この例では、切替コック9
を本装置の受水口側に切り替えることにより、飲用水は
浄水手段10へ流入する。浄水手段では活性炭11によ
り飲用水中の残留塩素、トリハロメタン、カビ臭物質が
除去され、続いて中空糸膜12により細菌、濁度成分等
が除去される。
【0025】残留塩素、トリハロメタン、カビ臭物質、
細菌、濁度成分等が除去された飲用水は、続いて炭酸ガ
ス添加手段13に通水される。炭酸ガス添加手段13で
は高圧炭酸ガスボンベ14の炭酸ガスが減圧装置15で
減圧された後、流量調整装置16で一定流量に調整され
供給される。
【0026】この例では炭酸ガス添加手段13は、図1
に示すように構成されており、絞り機構部1に飲用水が
通水されると(矢印で表示)絞り機構部1に設けた圧力
検知孔2に圧力低下が発生し、これに接続された弁体室
4の圧力を下げる。弁体室4の圧力が下がると炭酸ガス
供給部6の炭酸ガス圧力により弁体3を押し下げ炭酸ガ
スが弁体室4に流入する。流入した炭酸ガスは弁体室4
に接続された圧力検知孔2から飲用水中に添加される。
【0027】このようにして炭酸ガスが添加された飲用
水は、安全でおいしい水として給水口17から給水され
る。
【0028】図4は、炭酸ガスが添加された飲用水が更
に第2の浄水手段18に通水され、中空糸膜19で先の
浄水手段以降で発生した細菌等の汚染を除去し、より安
全でおいしい水として給水口17から給水される。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、飲用水を浄水手段で濾
過した後、炭酸ガスを効率よく溶解させることができ、
遊離炭酸が増加したおいしい水を供給することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の炭酸ガス添加手段の一実施例を示す図
である。
【図2】本発明の炭酸ガス添加手段の一実施例を示す図
である。
【図3】本発明のおいしい水製造装置の一実施例を示す
図である。
【図4】本発明のおいしい水製造装置の他の実施例を示
す図である。
【符号の説明】
1 絞り機構部 2 圧力検知孔 3 弁体 4 弁体室 5 スプリング 6 炭酸ガス供給部 7 炭酸ガス供給流路 8 切換コック 9 受水口 10 浄水手段 11 活性炭 12 中空糸膜 13 炭酸ガス添加手段 14 高圧炭酸ガスボンベ 15 減圧装置 16 流量調整装置 17 給水口 18 第2の浄水手段 19 中空糸膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/68 540 C02F 1/68 540A 540D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受水口から給水口へ至る飲用水流路に配
    設され、飲用水を浄化する浄水手段と、その下流側に設
    置され飲用水流路に絞りを設けてその増速水流による圧
    力降下により炭酸ガス供給源の弁体を開放し、炭酸ガス
    を飲用水流路へ添加する炭酸ガス添加手段とを有してな
    るおいしい水製造装置。
  2. 【請求項2】 浄水手段が活性炭と中空糸膜とを含むこ
    とを特徴とする請求項1記載のおいしい水製造装置。
  3. 【請求項3】 炭酸ガス添加手段の下流に飲用水を浄化
    する第2の浄水手段が配設されたことを特徴とする請求
    項1または2記載のおいしい水製造装置。
  4. 【請求項4】 第2の浄水手段が中空糸膜を含むことを
    特徴とする請求項3記載のおいしい水製造装置。
  5. 【請求項5】 第2の浄水手段が難溶性ミネラル成分含
    有物質を含むことを特徴とする請求項3記載のおいしい
    水製造装置。
JP25323496A 1996-09-25 1996-09-25 おいしい水製造装置 Pending JPH1099849A (ja)

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JP25323496A JPH1099849A (ja) 1996-09-25 1996-09-25 おいしい水製造装置

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JP25323496A Pending JPH1099849A (ja) 1996-09-25 1996-09-25 おいしい水製造装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003071260A (ja) * 2001-06-22 2003-03-11 Ngk Insulators Ltd 炭酸水製造装置及びそれを備えた浄水器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003071260A (ja) * 2001-06-22 2003-03-11 Ngk Insulators Ltd 炭酸水製造装置及びそれを備えた浄水器

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