JPH1099799A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JPH1099799A
JPH1099799A JP25655796A JP25655796A JPH1099799A JP H1099799 A JPH1099799 A JP H1099799A JP 25655796 A JP25655796 A JP 25655796A JP 25655796 A JP25655796 A JP 25655796A JP H1099799 A JPH1099799 A JP H1099799A
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JP
Japan
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nozzle body
cleaning
cleaned
washing
container
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JP25655796A
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Koichi Kubo
航一 久保
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SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は洗浄効果を高めることができるよ
うにした洗浄装置を提供することにある。 【解決手段】 被洗浄物を洗浄するための洗浄装置にお
いて、内部に上記被洗浄物が供給される洗浄容器1と、
この洗浄容器内に設けられ上記被洗浄物に向けて洗浄液
を噴射するノズル体15と、このノズル体と上記被洗浄
物の間隔を調整する制御機構16とを具備したことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はノズル体から噴射
される洗浄液によって洗浄容器内に供給された被洗浄物
を洗浄するための洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、自動車部品の製造過程では、
その部品にウレタン系やシリコン系の塗料を塗装する工
程がある。その工程で、上記部品の定められ部位にだけ
上記塗料を塗布するためには、その塗布部分に対応する
開口が形成されたマスク(被洗浄物)が用いられる。
【0003】マスクは繰り返して使用されることで、そ
の表面に塗料が堆積することが避けられない。塗料の堆
積量が多くなると、そのマスクを用いての塗装が良好に
行えなくなる。したがって、上記マスクは堆積した塗料
を除去するために定期的に洗浄するということが行われ
ている。
【0004】従来、マスクに付着した塗料は、有機系の
薬品を用いて溶融除去するということが行われていた。
しかしながら、薬液を用いて除去する場合、使用済みの
薬液はその有害性を取り除いてからでないと廃棄できな
いため、高価な廃棄設備が必要となる。その結果、コス
トアップを招くということがあったり、薬液が作業者に
有害な場合には作業環境が悪化するなどのことがある。
【0005】上記マスクを有害な有機系の薬液を用いず
に洗浄することが考えられている。その1つとして水道
水や環境や作業者にとって無害な無機系の薬液などの洗
浄液をノズル体から高圧で噴出して洗浄するということ
が考えられている。
【0006】しかしながら、マスクを高圧の洗浄液で洗
浄するだけではその洗浄度合に限界があり、しかもその
洗浄液の圧力を高くし過ぎるとマスクを損傷させたり、
配管系統に耐圧性能を持たさなければならないから、コ
ストアップを招くなどのことが生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は洗
浄効果を高めるために洗浄液として有害な薬液が用いら
れていたので、その廃液処理に高価な設備が必要となっ
たり、作業者に悪影響を及ぼすなどのことがあった。
【0008】洗浄液として有害な薬液に代わり水道水や
無害の薬液などの洗浄液を用いた場合、その洗浄液によ
って洗浄効果を高めることが難しい。そこで、洗浄効果
を高めるために、洗浄液の噴射圧力を高くすることが考
えられるが、その場合には被洗浄物を損傷させたり、配
管系統に耐圧性能を持たせなければならないためにコス
トアップを招くなどのことがあった。この発明の目的
は、特殊な薬液などの有害な洗浄液を用いずに、被洗浄
物を良好に洗浄することができるようにした洗浄装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、被洗
浄物を洗浄するための洗浄装置において、内部に上記被
洗浄物が供給される洗浄容器と、この洗浄容器内に設け
られ上記被洗浄物に向けて洗浄液を噴射するノズル体
と、このノズル体と上記被洗浄物の間隔を調整する制御
機構とを具備したことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、被洗浄物を洗浄するた
めの洗浄装置において、内部に上記被洗浄物が供給され
る洗浄容器と、この洗浄容器の上部に設けられ上記被洗
浄物の上部から洗浄液を噴射する上部ノズル体と、上記
洗浄容器の側部に設けられ上記被洗浄物の側部から洗浄
液を噴射する側部ノズル体と、上記洗浄容器の下部に設
けられ上記被洗浄物の下部から洗浄液を噴射する下部ノ
ズル体と、上記上部ノズル体と上記被洗浄物との間隔を
調整する制御機構とを具備したことを特徴とする。
【0011】請求項1と請求項2の発明によれば、被洗
浄物に対するノズル体の距離を可変とすることで、洗浄
液が被洗浄物に作用する力や方向を変えることができる
から、有害な薬液を用いたり、洗浄液の圧力を必要以上
に高くせずに、洗浄効果を高めることができる。請求項
2の発明によれば、被洗浄物にあらゆる方向から洗浄液
を噴射できるから、その洗浄効果を高めることができ
る。
【0012】
【発明の実施形態】以下、この発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。図1と図2に示すこの発明の洗浄
装置は箱型状に形成された洗浄容器1を有する。この洗
浄容器1の内部の高さ方向中途部には、平行に離間対向
した一対のガイドレ−ル2が長手方向に沿って架設され
ている。このガイドレ−ル2は、図3に示すように外側
辺が内側辺よりも高く形成された断面ほぼU字状をなし
ていて、その内部には所定間隔で複数のロ−ラ3が回転
自在に支持されている。
【0013】上記一対のガイドレ−ル2上にはたとえば
メッシュなどの透孔材料で皿状に形成され上面に被洗浄
物Wが載置されるキャリア4が移動自在に設けられてい
る。つまり、キャリア4は上記ロ−ラ3によって移動自
在に支持され、ガイドレ−ル2の外側辺によって洗浄容
器1の長手方向と直交する幅方向へ外れるのが阻止され
ている。
【0014】なお、上記被洗浄物Wはたとえば自動車部
品に部分的に塗装するためのマスクで、その開口部分以
外の外面、とくに上面側に多く付着した塗膜を除去する
ことが要求されている。
【0015】上記洗浄容器1の長手方向一端側と他端側
とにはそれぞれ2本の支軸5が回転自在かつ平行に支持
されている。長手方向の外側に位置する一対の支軸5の
軸方向中途部には第1のスプロケット6が嵌着され、内
側に位置する一対の支軸5の軸方向中途部には第1のス
プロケット6よりも小径な第2のスプロケット7が嵌着
されている。一対の第1のスプロケット6間にはチェ−
ン8が張設され、第2のスプロケット7は上記チェ−ン
8にテンションを与え、下方へたるむのを防止してい
る。このチェ−ン8には上記キャリア4に連結具10に
よって連結されている。
【0016】図2に示すように、上記洗浄容器1の長手
方向一端側の外側に位置する支軸5の一端部は、この洗
浄容器1の一側外面に設けられた第1の駆動源9によっ
て回転駆動されるようになっている。それによって、一
対の第1のスプロケット6間に張設されたチェ−ン8が
無端走行するから、その走行に上記キャリア4が連動す
るようになっている。
【0017】上記洗浄容器1の長手方向他端の側面には
開口部11が形成され、この開口部11は図示しないシ
リンダなどで駆動されるゲ−ト12によって開閉されよ
うになっている。上記開口部11を開放した状態で上記
キャリア4を図1に矢印で示す方向へ駆動して開口部1
1に接近させれば、このキャリア4に被洗浄物Wを着脱
できるようになっている。
【0018】上記洗浄容器1内の長手方向中央上部には
上部ノズル体15が制御機構16によって上下動および
回転自在に設けられている。この制御機構16は中空状
の可動軸17を有する。この可動軸17は図1と図4に
示すように上記洗浄容器1の天板1aに形成された通孔
18に挿通され、天板1aの内面と外面とに設けられた
一対の軸受19a、19bによって回転自在に設けられ
ている。
【0019】また、可動軸17にはその軸方向に沿って
キ−21が設けられ、このキ−21によって可動軸17
は上記軸受19a、19bに対して軸方向にスライド自
在となっている。
【0020】上記洗浄容器1内に突出した可動軸17の
下端には上記上部ノズル体15が設けられている。この
上部ノズル体15は一端を上記可動軸17に連結した3
本のパイプ15aからなり、各パイプ15aには複数の
ノズル口部15bが設けられてなる。
【0021】上記可動軸17の上端部には可動部材22
が連結されている。この可動部材22は矩形板状のスラ
イダ23と、このスライダ23に設けられた中空状の容
器部24とからなり、この容器部24の内部空間に上記
可動軸17の中空部が連通している。
【0022】上記容器部24には洗浄液の供給ホ−ス2
5が接続されている。この供給ホ−ス25から供給され
た洗浄液は上記容器部24から可動軸17の内部空間を
通って上部ノズル体15の各パイプ15aのノズル口部
15bから噴出するようになっている。洗浄液としては
水道水や無機系の薬液など廃棄時に処理を要しない無害
なものが用いられる。
【0023】上記可動部材22のスライダ23はスライ
ド部23aが突設され、このスライド部23aは上記洗
浄容器1の天板1aに立設されたガイド部材26のガイ
ド溝27にスライド自在に係合され、ねじ28によって
スライド自在な状態を損なうことなく保持されている。
【0024】上記ガイド部材26には、上記可動部材2
2の側方の上部に従動スプロケット31が回転自在に設
けられ、下部には第2の駆動源32によって回転駆動さ
れる駆動スプロケット33が設けられている。これら一
対のスプロケット31、33にはチェ−ン34が張設さ
れている。したがって、上記第2の駆動源32が作動し
てチェ−ン34が無端走行すると、その走行に可動部材
22が連動するから、この可動部材22に上端が連結さ
れた駆動軸17が上下動するようになっている。つま
り、可動軸17の下端に設けられた上部ノズル体15が
洗浄容器1内の上部で上下駆動される。この上下動のス
トロ−クは、たとえばリミットスイッチなどによって任
意に設定できる。つまり、被洗浄物Wの大きさに応じて
設定可能である。
【0025】なお、上記可動軸17の洗浄容器1内に位
置する下端部には上部従動スプロケット35が上記キ−
21に沿ってスライド自在かつ軸受19aの回転部分に
ねじ20によって固定されて設けられている。したがっ
て、上部従動スプロケット35は可動軸17とともに回
転するが、可動軸17の上下動には連動しないようにな
っている。
【0026】上記キャリア4の下方には下部ノズル体4
1が設けられている。この下部ノズル体41は中空状の
回転軸42を有し、この回転軸42は軸受部42aに上
記上部ノズル体15が取り付けられた可動軸17と軸線
を一致させて回転自在に支持されている。
【0027】上記回転軸42の上部には複数、たとえば
3本のパイプ材43が一端を連結して周方向に120度
間隔で放射状に設けられている。回転軸42には上記パ
イプ材43よりも下方に下部従動スプロケット44が設
けられている。
【0028】上記回転軸42の中空部には図示しない供
給ホ−スによって洗浄液が供給される。この洗浄液は上
記回転軸42およびパイプ材43を通り、各パイプ材4
3に設けられたノズル口部45からキャリア4に載置さ
れた被洗浄物Wに向かって噴射されるようになってい
る。
【0029】図1と図2に示すように、上部ノズル体1
5と下部ノズル体41との側方で、上記キャリア4の走
行に邪魔にならない部位には図示しない軸受部によって
上下端部が回転自在に支持された駆動軸46が軸線を垂
直にして回転自在に設けられている。この駆動軸46の
上部と下部にはそれぞれ上部駆動スプロケット47と下
部駆動スプロケット48が設けられている。また、駆動
軸46の上端は、洗浄容器1の天板1aの上面に設けら
れた第3の駆動源49によって回転駆動されるようにな
っている。
【0030】上記上部駆動スプロケット47と上部従動
スプロケット35とには上部チェ−ン51が張設され、
下部駆動スプロケット44と下部従動スプロケット48
には下部チェ−ン52が張設されている。
【0031】したがって、上記第3の駆動源49が作動
して駆動軸46が回転駆動されれば、上記上部チェ−ン
51と下部チェ−ン52を介して上部ノズル体15と下
部ノズル体41とがそれぞれ回転駆動されるようになっ
ている。つまり、第3の駆動源49によって上部ノズル
体15と下部ノズル体41との両方を回転駆動させるこ
とができるようになっている。
【0032】上記洗浄容器1内の幅方向両側にはそれぞ
れ側部ノズル体55が設けられている。この側部ノズル
体55は複数のノズル口部56を有するパイプ材57か
らなり、このパイプ材57はスライダ58に取り付けら
れている。このスライダ58には図示しない供給ホ−ス
が接続され、この供給ホ−スを介して上記パイプ材57
に洗浄液が供給されるようになっている。
【0033】上記スライダ58は上記洗浄容器1の内側
面に上下方向に沿い、かつ所定の間隔で平行に設けられ
た一対のガイド軸59にスライド自在に支持されてい
る。つまり、ガイド軸59は上下端が上記洗浄容器1の
側板1bの内面にブラケット61によって取り付けられ
ている。
【0034】上記側板1bの上記ガイド軸59の上端側
の部分には軸受62によって取付軸63が回転自在に支
持されている。この取付軸63の洗浄容器1内に突出し
た一端部には回転板64が取り付けられ、外部に突出し
た他端部には従動スプロケット65が取り付けられてい
る。
【0035】上記回転板64の外周部分にはリンク66
の一端が枢着されている。このリンク66の他端は上記
スライダ58に枢着されている。したがって、上記回転
板64が回転すれば、上記リンク66によって上記スラ
イダ58がガイド軸59に沿って上下動するようになっ
ている。
【0036】上記洗浄容器1の長手方向一端側の外面に
は上記側部ノズル体55に動力を伝達するための一対の
従動軸67が一端部を上記外面の幅方向端部に軸受68
により回転自在に支持されて設けられている。これら従
動軸67の他端部は上記外面の幅方向中央部分に設けら
れた変向機構71に取り付けられている。
【0037】上記変向機構71には上記従動軸67と軸
線を垂直に交差させた駆動軸72が設けられている。こ
の駆動軸72は上記洗浄容器1の長手方向一端側の上部
に設けられた第4の駆動源73によって回転駆動される
ようになっている。
【0038】上記偏向機構71は上記駆動軸72が回転
駆動されることで、その回転を上記従動軸67に伝達す
る。この従動軸67の一端部には駆動スプロケット74
が取り付けられ、この駆動スプロケット74と上記従動
スプロケット65とにはチェ−ン75が張設されてい
る。
【0039】したがって、上記第4の駆動源73が作動
すれば、駆動軸72の回転が従動軸67、駆動スプロケ
ット74、チェ−ン75および従動スプロケット65を
介して取付軸63に伝達されるから、この取付軸63に
取り付けられた回転板64が回転する。
【0040】回転板64が回転すれば、スライダ58が
上下方向に往復動するから、その動きに左右一対の側部
ノズル体55が連動する。つまり、一対の側部ノズル体
55からは、被洗浄物Wの両側の上下方向ほぼ全体にわ
たって洗浄液を噴射することができるようになってい
る。
【0041】なお、上記側部ノズル体55を駆動するた
めに洗浄容器1の外面に設けられた従動スプロケット6
5、従動軸67、チェ−ン75などはカバ−76によっ
て覆われている。
【0042】つぎに、上記構成の洗浄装置の作用につい
て説明する。被洗浄物Wをキャリア4に載置し、第1の
駆動源9を作動させてこのキャリア4をガイドレ−ル2
に沿って走行させ、図1に示すように洗浄容器1の長手
方向ほぼ中央部分に位置決めしたならば、第2乃至第4
の駆動源32、49、73を図示しない制御装置の操作
部を操作して作動させるとともに、上部ノズル体15、
下部ノズル体41および一対の側部ノズル体55に洗浄
液を供給する。
【0043】第2の駆動源32は正転と逆転を所定時間
ごとに繰り返す。それによって、可動軸17はガイド部
材26に沿って上下動するから、この上下動に上部ノズ
ル体15が連動する。つまり、上部ノズル体15は被洗
浄物Wの大きさ(高さ)によって予め定められた範囲で
上下動しながらこの被洗浄物Wに向けて洗浄液を噴射す
る。
【0044】上部ノズル体15が上下動することで、ノ
ズル口部15bから噴出する洗浄液が被洗浄物Wに作用
する力や角度が変化する。しかも、ノズル口部15bか
ら噴出する洗浄液は、このノズル口部15bの形状特性
によって所定の周波数で振動するから、上記ノズル口部
15bと被洗浄物Wとの間隔が変化することで、被洗浄
物Wには振動の節の部分が作用したり、腹の部分が作用
する。つまり、洗浄液が被洗浄物に作用する力が変化す
る。
【0045】このように、上部ノズル体15が上下動す
ることで、この上部ノズル体15から噴射される洗浄液
が被洗浄物Wに作用する力が変化するから、洗浄液の力
や方向が一定の場合に比べて洗浄作用を高めることがで
きる。そのため、従来では有害な薬液を用いなければ除
去できないような塗膜であっても、良好に洗浄除去する
ことができる。
【0046】つまり、上部ノズル体15から噴射される
洗浄液の圧力を大幅に高くしなくとも、被洗浄物に作用
する力や方向を変えることによって洗浄効果を高めるこ
とができる。
【0047】上記被洗浄物Wは上部ノズル体15だけで
なく、下部ノズル体41によって下面側も洗浄され、一
対の側部ノズル体55によって両側も洗浄される。その
ため、被洗浄物Wは表面のほぼ全体が洗浄されることに
なる。
【0048】上部ノズル体15と下部ノズル体41とは
第3の駆動源49によって回転駆動され、一対の側部ノ
ズル体55は第4の駆動源73によって上下駆動され
る。つまり、それぞれ2つのノズル体はそれぞれ1つの
駆動源によって駆動される構成であるから、その分、駆
動源の数を少なくすることができる。
【0049】この発明は上記一実施形態に限定されず、
種々変形可能である。たとえば、上部と下部のノズル体
に設けられるパイプの数は限定されず、4本以上あるい
は2本以下であってもよく、さらにパイプが複数の場
合、ノズル体の回転中心から各パイプに設けられるノズ
ル口部の距離を変えるようにしてもよく、そうすれば、
洗浄液を被洗浄物に対してより一層、均一に噴射するこ
とができる。
【0050】また、上部ノズル体の上下駆動は、連続的
あるいは間欠的のいずれであってもよく、要は種々の洗
浄条件に応じて設定すればよい。さらに、上部ノズル体
と被洗浄物との距離を、その被洗浄物の大きさなどによ
って最も洗浄効果の高い位置に設定し、その位置で固定
して洗浄するようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】請求項1と請求項2の発明によれば、被
洗浄物に対するノズル体の距離を可変とすることで、洗
浄液が被洗浄物に作用する力や方向を変えることができ
るから、洗浄液が被洗浄物に対して一定の力や方向で作
用していた従来に比べて洗浄効果を高めることができ
る。それによって、有害な薬液を用いたり、洗浄液の圧
力を必要以上に高くせずに、洗浄効果を高めることがで
きる。
【0052】請求項2の発明によれば、被洗浄物の上方
からだけでなく、下方や両側からも洗浄液を噴射できる
ようにしたので、被洗浄物の表面ほぼ全体にわたって洗
浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の洗浄容器の長手方向に
沿う縦断面図。
【図2】同じく洗浄容器の横断面図。
【図3】同じく洗浄容器の幅方向に沿う一部省略した縦
断面図。
【図4】同じく制御機構の一部省略した分解斜視図。
【符号の説明】
1…洗浄容器 15…上部ノズル体 16…制御機構 41…下部ノズル体 55…側部ノズル体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物を洗浄するための洗浄装置にお
    いて、 内部に上記被洗浄物が供給される洗浄容器と、 この洗浄容器内に設けられ上記被洗浄物に向けて洗浄液
    を噴射するノズル体と、 このノズル体と上記被洗浄物の間隔を調整する制御機構
    とを具備したことを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 被洗浄物を洗浄するための洗浄装置にお
    いて、 内部に上記被洗浄物が供給される洗浄容器と、 この洗浄容器の上部に設けられ上記被洗浄物の上部から
    洗浄液を噴射する上部ノズル体と、 上記洗浄容器の側部に設けられ上記被洗浄物の側部から
    洗浄液を噴射する側部ノズル体と、 上記洗浄容器の下部に設けられ上記被洗浄物の下部から
    洗浄液を噴射する下部ノズル体と、 上記上部ノズル体と上記被洗浄物との間隔を調整する制
    御機構とを具備したことを特徴とする洗浄装置。
JP25655796A 1996-09-27 1996-09-27 洗浄装置 Pending JPH1099799A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101352696B1 (ko) * 2012-06-07 2014-02-13 동아산기 주식회사 산업용 세척기
JP2017155284A (ja) * 2016-03-01 2017-09-07 株式会社五十鈴製作所 コイル状線材の洗浄用ノズル部材およびこれを備えるコイル状線材の洗浄装置

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