JPH1098766A - 携帯型無線通信機を建物の内部エリアでは有線システムとして利用する方法およびそのための伝送設備 - Google Patents

携帯型無線通信機を建物の内部エリアでは有線システムとして利用する方法およびそのための伝送設備

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Publication number
JPH1098766A
JPH1098766A JP8251884A JP25188496A JPH1098766A JP H1098766 A JPH1098766 A JP H1098766A JP 8251884 A JP8251884 A JP 8251884A JP 25188496 A JP25188496 A JP 25188496A JP H1098766 A JPH1098766 A JP H1098766A
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JP
Japan
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building
antenna
communication device
wireless communication
radio communication
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Application number
JP8251884A
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English (en)
Inventor
Takeharu Kinoshita
丈晴 木下
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
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Publication of JPH1098766A publication Critical patent/JPH1098766A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周辺の精密電子制御機器を誤動作させるよう
な電波を出さずに携帯電話やPHSなどを建物内部で利
用できるようにする。 【解決手段】 アンテナ8を一体的に備えた携帯型無線
通信機7を建物1内で使用するにあたり、携帯型無線通
信機7のアンテナ8に導波カプラ6を結合し、その導波
カプラ6と建物1の外部に設置した屋外アンテナ2とを
伝送線路3、4、5で結合することで、携帯型無線通信
機を建物の内部エリアでは有線システムとして利用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話やPH
Sなどの携帯型無線通信機を建物の内部エリアでは有線
システムとして利用する方法とそのための伝送設備に関
し、とくに、携帯型無線通信機から放出される電波が建
物内の精密電子制御機器を誤動作させることを防ぐ技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】よく知られているように、携帯電話やP
HS(登録商標)を病院で使用すると、電話機から出た
電波の影響で、そばにある医療用の精密電子制御機器を
誤動作させることがある。そのため、このような誤動作
のおそれのある場所では携帯電話やPHSの使用が禁止
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】病院内を自由に動けな
い入院患者にとって、病室内で携帯電話やPHSを使っ
て外部の人と話ができるのは大いに便利であり、たいへ
んな喜びにつながる。これが前記の理由で禁止されるの
は何とか避けたいのであるが、よい対策がないので携帯
電話やPHSの使用禁止エリアが設定されるのも仕方が
なかった。
【0004】この発明は前述した従来の問題点に鑑みな
されたもので、その目的は、周辺の精密電子制御機器を
誤動作させるような電波を出さずに携帯電話やPHSな
どを建物内部で利用できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明では、ア
ンテナを一体的に備えた携帯型無線通信機を建物内で使
用するにあたり、携帯型無線通信機の前記アンテナに導
波カプラを結合し、その導波カプラと前記建物の外部に
設置した屋外アンテナとを伝送線路で結合することで、
携帯型無線通信機を建物の内部エリアでは有線システム
として利用することとした。ここで、携帯型無線通信機
の本体が充分に電磁シールドされていない場合は、携帯
型無線通信機の本体をシールドカバーで覆うことが望ま
しい。
【0006】またこの発明の伝送設備としては、前記の
利用方法を実施するために、前記建物の外部に前記屋外
アンテナを設置し、この屋外アンテナにつながる前記伝
送線路を前記建物内部に適宜に配線するとともに、前記
伝送線路の要所要所に前記導波カプラの付いた端末ケー
ブルを接続するための接続口を設ける。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態の概要を図
1に示している。この例では、建物1の屋上に屋外アン
テナ2を設置している。屋外アンテナ2には伝送線路と
しての幹線ケーブル3が接続されている。幹線ケーブル
3は同軸ケーブルなどの通信用シールド線からなり、建
物1の内部に引き込まれて必要箇所に適宜に分岐配線さ
れている。また、幹線ケーブル3の要所要所にはモジュ
ラージャック4が接続されており、各モジュラージャッ
ク4は建物1の内部の例えば病室のベッドのそばの壁面
に配設されている。
【0008】モジュラージャック4には端末ケーブル5
が着脱自在に接続される。端末ケーブル5はフレキシブ
ルな短い伝送線路であり、その一端にモジュラージャッ
ク4に適合するプラグが接続されており、他端には前述
の導波カプラ6が接続されている。
【0009】周知のように携帯電話機7にはアンテナ8
が一体的に付属している。通常はアンテナ8は伸縮式に
なっている。この発明においては、建物1の内部で携帯
電話機7を使用する場合には、端末ケーブル5の導波カ
プラ6を携帯電話機7のアンテナ8に被せるように結合
し、その端末ケーブル5をモジュラージャック4に接続
する。導波カプラ6をアンテナ7に正しく装着すること
で、アンテナ7と端末ケーブル5とがインピーダンス整
合して電磁結合し、アンテナ7からの送信電波が導波カ
プラ6を介して端末ケーブル5に伝送され、さらに幹線
ケーブル3から屋外アンテナ2に伝送され、屋外アンテ
ナ2から空間に放射される。また同時に、携帯電話中継
機からの電波が屋外アンテナ2で受信され、幹線ケーブ
ル3→端末ケーブル5→導波カプラ6→アンテナ8→携
帯電話機7の受信回路へと伝送される。
【0010】このように本発明においては、携帯電話機
7から屋外アンテナ2までの建物1の内部エリアでは有
線システムとなり、屋外アンテナ2を通じて携帯電話中
継網と無線で送受信することになる。ここで重要なこと
は、携帯電話機7(とくにアンテナ8)から周辺への漏
洩電波を極力少なくすることである。それにはアンテナ
8と導波カプラ6との電磁結合を充分に密にし、アンテ
ナ8からの送波エネルギーを高能率に導波カプラ6そし
て端末ケーブル5へと伝搬させるようにする。そうすれ
ば、携帯電話機7の周辺にはほとんど送信電波は漏れ
ず、周囲に医療用などの精密電子制御機器があっても、
その動作に悪影響を及ぼすことはない。
【0011】なお、携帯電話機7の周辺への漏洩電波を
充分に低減できない場合は、携帯電話機7をすっぽりと
シールドカバーで覆えばよい。シールドカバーとして
は、プラスチック成形品のハードケースに種々の電磁シ
ールド材を施したものや、布のような柔軟な電磁シール
ド材料により作製した袋状のものなど、いろいろな形態
を採れる。携帯電話機7をシールドカバーで覆う場合
は、携帯電話機7のキーボタンの操作性や通話の音声伝
達性能などの実用上の使い勝手を低下させないように工
夫する。
【0012】
【発明の効果】この発明では、アンテナを一体的に備え
た携帯型無線通信機を建物内で使用するにあたり、携帯
型無線通信機の前記アンテナに導波カプラを結合し、そ
の導波カプラと前記建物の外部に設置した屋外アンテナ
とを伝送線路で結合することで、携帯型無線通信機を建
物の内部エリアでは有線システムとして利用するので、
屋外アンテナを通じて外部と無線で交信できるにもかか
わらず、携帯型無線通信機から周辺へ漏洩する電波はご
く微弱になり、通信機の周辺に外来電磁波に弱い精密電
子制御機器などがあっても、これを誤動作させるおそれ
はなくなる。したがって、病院などにおいても携帯電話
やPHSなどの無線通信機の使用を制限するエリアをご
く少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の要点を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 建物 2 屋外アンテナ 3 幹線ケーブル 4 モジュラージャック 5 端末ケーブル 6 導波カプラ 7 携帯電話機 8 アンテナ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナを一体的に備えた携帯型無線通
    信機を建物内で使用するにあたり、携帯型無線通信機の
    前記アンテナに導波カプラを結合し、その導波カプラと
    前記建物の外部に設置した屋外アンテナとを伝送線路で
    結合することを特徴とする携帯型無線通信機を建物の内
    部エリアでは有線システムとして利用する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記携帯型無線通信
    機をシールドカバーで覆うことを特徴とする携帯型無線
    通信機を建物の内部エリアでは有線システムとして利用
    する方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の方法を実施す
    るために、前記建物の外部に前記屋外アンテナを設置
    し、この屋外アンテナにつながる前記伝送線路を前記建
    物内部に適宜に配線するとともに、前記伝送線路の要所
    要所に前記導波カプラの付いた端末ケーブルを接続する
    ための接続口を設けたことを特徴とする携帯型無線通信
    機を建物の内部エリアでは有線システムとして利用する
    ための伝送設備。
JP8251884A 1996-09-24 1996-09-24 携帯型無線通信機を建物の内部エリアでは有線システムとして利用する方法およびそのための伝送設備 Pending JPH1098766A (ja)

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JP (1) JPH1098766A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000067496A1 (en) * 1999-04-29 2000-11-09 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Radio communication system
JP2012144931A (ja) * 2011-01-14 2012-08-02 Nippon Cable Co Ltd 立体駐車装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000067496A1 (en) * 1999-04-29 2000-11-09 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Radio communication system
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