JPH109866A - 回転式レーザビーム投光装置 - Google Patents
回転式レーザビーム投光装置Info
- Publication number
- JPH109866A JPH109866A JP8167222A JP16722296A JPH109866A JP H109866 A JPH109866 A JP H109866A JP 8167222 A JP8167222 A JP 8167222A JP 16722296 A JP16722296 A JP 16722296A JP H109866 A JPH109866 A JP H109866A
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- Japan
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- laser beam
- light
- projected
- reflected
- transparent glass
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多角形に構成した投光窓の頂点近傍方向
に投光された内面反射光（水平光とは限らない）が装置
外に投光されず、近距離での測量においても、誤差や誤
認が生じることのない回転式レーザービーム投光装置を
提供すること。 【解決手段】 複数の光透過板（４Ａ〜４Ｄ）で構成し
た多角形の頂点と、レーザビームを装置の外にスキャン
する回転部（３）との間に、前記多角形の対角線上に非
反射壁（６Ａ〜６Ｄ）を設けた。頂点近傍方向に投光さ
れた内面反射光（水平光とは限らない）は、非反射壁で
吸収され、装置の外には投光されない。その結果、正確
な測量作業をすることができる。
に投光された内面反射光（水平光とは限らない）が装置
外に投光されず、近距離での測量においても、誤差や誤
認が生じることのない回転式レーザービーム投光装置を
提供すること。 【解決手段】 複数の光透過板（４Ａ〜４Ｄ）で構成し
た多角形の頂点と、レーザビームを装置の外にスキャン
する回転部（３）との間に、前記多角形の対角線上に非
反射壁（６Ａ〜６Ｄ）を設けた。頂点近傍方向に投光さ
れた内面反射光（水平光とは限らない）は、非反射壁で
吸収され、装置の外には投光されない。その結果、正確
な測量作業をすることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】建築の水平、鉛直方向等の測設や
測量作業に用いる回転式レーザビーム投光装置に関する
ものである。
測量作業に用いる回転式レーザビーム投光装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は、従来の装置の斜視図である。図
４は、その投光窓１４の構造を示す平断面図である。図
３において、１３は、円周上の投光穴１３Ａからレーザ
ービームを水平方向（図３の紙面内）に投光すると共
に、回転中心Ｏ（図４参照）を中心として回転しレーザ
ービームを水平面内にスキャン投光する回転部である。
正方形に構成された４枚の透明ガラス板１４Ａ〜１４Ｄ
が前記回転部１３を囲むように設けられ、投光窓１４を
構成している。回転部１３を回転させてレーザビーム１
５を全周にわたってスキャン投光すると、レーザビーム
１５の殆どの光量が透明ガラス１４Ａ〜１４Ｄを透過し
て装置の外部に投光されるが、一部（通常は数％）の光
量は透明ガラス１４Ａ〜１４Ｄの内面で反射される。
４は、その投光窓１４の構造を示す平断面図である。図
３において、１３は、円周上の投光穴１３Ａからレーザ
ービームを水平方向（図３の紙面内）に投光すると共
に、回転中心Ｏ（図４参照）を中心として回転しレーザ
ービームを水平面内にスキャン投光する回転部である。
正方形に構成された４枚の透明ガラス板１４Ａ〜１４Ｄ
が前記回転部１３を囲むように設けられ、投光窓１４を
構成している。回転部１３を回転させてレーザビーム１
５を全周にわたってスキャン投光すると、レーザビーム
１５の殆どの光量が透明ガラス１４Ａ〜１４Ｄを透過し
て装置の外部に投光されるが、一部（通常は数％）の光
量は透明ガラス１４Ａ〜１４Ｄの内面で反射される。
【０００３】レーザービームの投光方向が０°のとき、
透明ガラス１４Ａの内面で反射したレーザビームは、１
８０°反対側に戻り回転部１３にあたる。投光方向が１
０°のとき、透明ガラス１４Ａの内面で反射したレーザ
ビームは、１７０°方向に戻り回転部１３に当たる。投
光方向が２５°のとき、透明ガラス１４Ａの内面で反射
したレーザビームは、１５５°方向に戻り透明ガラス１
４Ｂを透過して装置外に投光される。投光方向が６０°
のとき、透明ガラス１４Ｂの内面で反射したレーザビー
ムは、３００°方向に戻り透明ガラス１４Ａを透過して
装置外に投光される。
透明ガラス１４Ａの内面で反射したレーザビームは、１
８０°反対側に戻り回転部１３にあたる。投光方向が１
０°のとき、透明ガラス１４Ａの内面で反射したレーザ
ビームは、１７０°方向に戻り回転部１３に当たる。投
光方向が２５°のとき、透明ガラス１４Ａの内面で反射
したレーザビームは、１５５°方向に戻り透明ガラス１
４Ｂを透過して装置外に投光される。投光方向が６０°
のとき、透明ガラス１４Ｂの内面で反射したレーザビー
ムは、３００°方向に戻り透明ガラス１４Ａを透過して
装置外に投光される。
【０００４】このように、レーザービーム１５の投光方
向によっては、投光窓の透明ガラス１４Ａ〜Ｄの内面で
の反射光が装置の外部に投光される。しかも、一般に透
明ガラス１４Ａ〜Ｄは、レーザービーム１５のスキャン
平面に対して垂直でないので、装置外部に投光される反
射光は、透過光が構成する本来のスキャン平面から外れ
たものとなる。
向によっては、投光窓の透明ガラス１４Ａ〜Ｄの内面で
の反射光が装置の外部に投光される。しかも、一般に透
明ガラス１４Ａ〜Ｄは、レーザービーム１５のスキャン
平面に対して垂直でないので、装置外部に投光される反
射光は、透過光が構成する本来のスキャン平面から外れ
たものとなる。
【０００５】なお、投光窓１４で反射された後、回転部
１３にあたって反射された光は強度が大きく減衰されて
いるので、装置の外部に投光されたとしても実用上問題
はない。
１３にあたって反射された光は強度が大きく減衰されて
いるので、装置の外部に投光されたとしても実用上問題
はない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は、投光窓
の透明ガラスの内面で反射した光が装置外に投光される
ため、近距離での測量において、誤差や本来のスキャン
面から外れた光を正規の光と誤認した誤作業が生じると
いう欠点があった。本発明の目的は、投光窓の透明ガラ
スの内面で反射した光が装置外に投光されない回転式レ
ーザビーム投光装置を提案することにある。
の透明ガラスの内面で反射した光が装置外に投光される
ため、近距離での測量において、誤差や本来のスキャン
面から外れた光を正規の光と誤認した誤作業が生じると
いう欠点があった。本発明の目的は、投光窓の透明ガラ
スの内面で反射した光が装置外に投光されない回転式レ
ーザビーム投光装置を提案することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】このような問題点を解決
するため、所定の平面内にレーザビームを投光する回転
式レーザビーム投光装置において、複数の光透過板（４
Ａ〜４Ｄ）で構成した多角形の投光窓（４）とレーザビ
ームを装置の外にスキャン投光する回転部（３）との間
であって、前記多角形の頂点と前記回転部の回転中心
（Ｏ）とを結ぶ線上にレーザビームを反射しない非反射
壁（６Ａ〜６Ｄ）を設けた投光窓を有する回転式レーザ
ビーム投光装置とした。
するため、所定の平面内にレーザビームを投光する回転
式レーザビーム投光装置において、複数の光透過板（４
Ａ〜４Ｄ）で構成した多角形の投光窓（４）とレーザビ
ームを装置の外にスキャン投光する回転部（３）との間
であって、前記多角形の頂点と前記回転部の回転中心
（Ｏ）とを結ぶ線上にレーザビームを反射しない非反射
壁（６Ａ〜６Ｄ）を設けた投光窓を有する回転式レーザ
ビーム投光装置とした。
【０００８】光透過板で反射した光は非反射壁で吸収さ
れ、装置外に投光されない。
れ、装置外に投光されない。
【０００９】
【実施の形態】図１は、本発明の１実施形態の斜視図で
ある。図２は、その投光窓４の構造を示す平断面図であ
る。図１において、本体１の下部には本体１を水平に整
準する整準ネジ２が設けられている。本体１の上部には
レーザビーム５を本体１の外に水平面内でスキャンする
回転部３と、これを囲む正方形に配置された４枚の透明
ガラス板４Ａ〜４Ｄで構成される投射窓４が設けられて
いる。投射窓４の正方形の対角線上には、艶消し塗装し
た金属板６Ａ〜６Ｄからなる非反射壁が設けられてい
る。
ある。図２は、その投光窓４の構造を示す平断面図であ
る。図１において、本体１の下部には本体１を水平に整
準する整準ネジ２が設けられている。本体１の上部には
レーザビーム５を本体１の外に水平面内でスキャンする
回転部３と、これを囲む正方形に配置された４枚の透明
ガラス板４Ａ〜４Ｄで構成される投射窓４が設けられて
いる。投射窓４の正方形の対角線上には、艶消し塗装し
た金属板６Ａ〜６Ｄからなる非反射壁が設けられてい
る。
【００１０】所定の位置に据え付けられた回転式レーザ
ビーム投光装置は、本体１に備えた図示しない円形気泡
管を見ながら３本の整準ネジ２で整準される。そして、
回転部３を回転することによって、レーザビーム５が水
平面内で３６０°方向にスキャンされる。図２は、図１
の装置の投射窓４の構造図を示す横断面図である。図１
と同一部材には同一符号を付してある。図２において、
正方形を構成する４枚の透明ガラス板４Ａ〜４Ｄが回転
部３を囲んで設けられている。前記正方形の角と回転部
３の回転中心とを結ぶ線上、即ち前記正方形の対角線上
には、艶消し塗装した金属板６Ａ〜６Ｄからなる非反射
壁が設けられている。
ビーム投光装置は、本体１に備えた図示しない円形気泡
管を見ながら３本の整準ネジ２で整準される。そして、
回転部３を回転することによって、レーザビーム５が水
平面内で３６０°方向にスキャンされる。図２は、図１
の装置の投射窓４の構造図を示す横断面図である。図１
と同一部材には同一符号を付してある。図２において、
正方形を構成する４枚の透明ガラス板４Ａ〜４Ｄが回転
部３を囲んで設けられている。前記正方形の角と回転部
３の回転中心とを結ぶ線上、即ち前記正方形の対角線上
には、艶消し塗装した金属板６Ａ〜６Ｄからなる非反射
壁が設けられている。
【００１１】ここで、回転部３を回転中心Ｏを中心とし
て回転させて、レーザビーム５を水平面内で全周方向に
スキャン投光すると、レーザビーム光量の殆どは透明ガ
ラス板４Ａ〜４Ｄを透過して装置外に投光されるが、一
部（通常は数％）の光量は透明ガラス板４Ａ〜４Ｄの内
面で反射される。レーザービーム５の投光方向が０°の
とき、透明ガラス４Ａの内面で反射したレーザビーム５
は、１８０°反対側に戻り回転部３にあたる。投光方向
が１０°位置のとき、透明ガラス４Ａの内面で反射され
たレーザビームは、１７０°方向に戻り回転部３に当た
る。投光方向が２５°のとき、透明ガラス４Ａの内面で
反射されたレーザビームは、１５５°方向に戻り非反射
壁６の金属板６Ｂに当たる。投光方向が４０°のとき、
透明ガラス４Ａの内面で反射されたレーザビームは、１
４０°方向に戻り非反射壁６の金属板６Ｂに当たる。投
光方向が６０°のとき、透明ガラス４Ｂの内面で反射さ
れたレーザビームは、３００°方向に戻り非反射壁６の
金属板６Ｂに当たる。投光方向が８０°のとき、透明ガ
ラス４Ｂの内面で反射されたレーザビームは、２８０°
方向に戻り回転部３に当たる。投光方向が２００°のと
き、透明ガラス４Ｃの内面で反射されたレーザビーム
は、３４０°方向に戻り非反射壁６の金属板６Ｄに当た
る。投光方向が２５５°のとき、透明ガラス４Ｄの内面
で反射されたレーザビームは、１００°方向に戻り非反
射壁６の金属板６Ｄに当たる。
て回転させて、レーザビーム５を水平面内で全周方向に
スキャン投光すると、レーザビーム光量の殆どは透明ガ
ラス板４Ａ〜４Ｄを透過して装置外に投光されるが、一
部（通常は数％）の光量は透明ガラス板４Ａ〜４Ｄの内
面で反射される。レーザービーム５の投光方向が０°の
とき、透明ガラス４Ａの内面で反射したレーザビーム５
は、１８０°反対側に戻り回転部３にあたる。投光方向
が１０°位置のとき、透明ガラス４Ａの内面で反射され
たレーザビームは、１７０°方向に戻り回転部３に当た
る。投光方向が２５°のとき、透明ガラス４Ａの内面で
反射されたレーザビームは、１５５°方向に戻り非反射
壁６の金属板６Ｂに当たる。投光方向が４０°のとき、
透明ガラス４Ａの内面で反射されたレーザビームは、１
４０°方向に戻り非反射壁６の金属板６Ｂに当たる。投
光方向が６０°のとき、透明ガラス４Ｂの内面で反射さ
れたレーザビームは、３００°方向に戻り非反射壁６の
金属板６Ｂに当たる。投光方向が８０°のとき、透明ガ
ラス４Ｂの内面で反射されたレーザビームは、２８０°
方向に戻り回転部３に当たる。投光方向が２００°のと
き、透明ガラス４Ｃの内面で反射されたレーザビーム
は、３４０°方向に戻り非反射壁６の金属板６Ｄに当た
る。投光方向が２５５°のとき、透明ガラス４Ｄの内面
で反射されたレーザビームは、１００°方向に戻り非反
射壁６の金属板６Ｄに当たる。
【００１２】このようにして、レーザビーム５の投光方
向が何れの方向であっても、透明ガラス４Ａ〜Ｄの内面
での反射光は、回転部３又は非反射壁６に当たる。特
に、透明ガラス４Ａ〜Ｄで構成する正方形の４隅方向で
反射した光は、非反射壁６の金属板６Ａ〜６Ｄに当たり
吸収され、装置の外に投光されない。なお、投光窓４で
反射された後、回転部３にあたって、更に反射された光
は強度が大きく減衰されているので、装置の外部に投光
されたとしても実用上問題はない。
向が何れの方向であっても、透明ガラス４Ａ〜Ｄの内面
での反射光は、回転部３又は非反射壁６に当たる。特
に、透明ガラス４Ａ〜Ｄで構成する正方形の４隅方向で
反射した光は、非反射壁６の金属板６Ａ〜６Ｄに当たり
吸収され、装置の外に投光されない。なお、投光窓４で
反射された後、回転部３にあたって、更に反射された光
は強度が大きく減衰されているので、装置の外部に投光
されたとしても実用上問題はない。
【００１３】また、反射窓の構成は、正方形に限定され
ず、多角形に構成しても良い。
ず、多角形に構成しても良い。
【００１４】
【発明の効果】 この結果、光透過板の内面反射光に起
因する誤差、誤認の発生が防止され、正確な測量ができ
る。
因する誤差、誤認の発生が防止され、正確な測量ができ
る。
【図１】本発明の一実施形態の装置を示す斜視図。
【図２】図１の装置の投光窓の構造図。
【図３】従来の装置を示す斜視図。
【図４】図３の装置の投光窓の構造図。
１・・・・・・・・・・・本体 ２・・・・・・・・・・・整準ネジ ３・・・・・・・・・・・回転部 ４・・・・・・・・・・・投光窓 ４Ａ〜４Ｃ・・・・・・・透明ガラス（光透過板） ５・・・・・・・・・・・可視光レーザビーム ６Ａ〜６Ｄ・・・・・・・非反射壁の金属板（非反射
壁）
壁）
Claims (1)
- 【請求項１】 所定の平面内にレーザビームを投光する
回転式レーザビーム投光装置において、 複数の光透過板で構成した多角形の投光窓とレーザビー
ムを装置の外にスキャン投光する回転部との間であっ
て、前記多角形の頂点と前記回転部の回転中心とを結ぶ
線上にレーザビームを反射しない非反射壁を設けた投光
窓を有することを特徴とする回転式レーザビーム投光装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8167222A JPH109866A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 回転式レーザビーム投光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8167222A JPH109866A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 回転式レーザビーム投光装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH109866A true JPH109866A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15845714
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8167222A Pending JPH109866A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 回転式レーザビーム投光装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH109866A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019163988A (ja) * | 2018-03-19 | 2019-09-26 | 株式会社デンソーウェーブ | 走査型レーザレーダのレーザ光透過部材、及び走査型レーザレーダ |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP8167222A patent/JPH109866A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019163988A (ja) * | 2018-03-19 | 2019-09-26 | 株式会社デンソーウェーブ | 走査型レーザレーダのレーザ光透過部材、及び走査型レーザレーダ |
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