JP2000221034A - レーザ測量装置 - Google Patents

レーザ測量装置

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JP2000221034A
JP2000221034A JP11023394A JP2339499A JP2000221034A JP 2000221034 A JP2000221034 A JP 2000221034A JP 11023394 A JP11023394 A JP 11023394A JP 2339499 A JP2339499 A JP 2339499A JP 2000221034 A JP2000221034 A JP 2000221034A
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JP
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laser
laser beam
horizontal plane
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container
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JP11023394A
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Eiichi Ito
栄一 伊藤
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 整準のための光軸調整構造を簡単にすること
ができ、しかも低消費電力にて使用可能なレーザ測量装
置を、提供する。 【解決手段】 レーザ光源からのレーザビームのための
入射窓10a,出射窓10bを備えた封入容器10に、
液体状金属12及びこれに不溶な透明液体11を封入し
て水平面形成装置5を構成する。レーザビームは、液体
状金属12と透明液体11の境界(水平面13)によっ
て反射され、出射窓10bから出射し、反射手段6によ
って反射され、ビームエキスパンダ7によってそのビー
ム径を拡大された後、回転するペンタプリズム16に入
射され、プレーンビームを形成する。装置が傾いて設置
された場合でも、水平面形成装置5とビームエキスパン
ダ7により、光軸調整が行われ、プレーンビームは常に
水平となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームによ
る基準線を所定の面に対して水平方向又は垂直方向に投
射するレーザ測量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、土木、建築などの分野では、
水平線や垂直線の墨出しを行うためのレーザ測量装置
(いわゆるレーザプレーナ)が使用されている。このレ
ーザ装置は、レーザビームを出射する投光部を回転させ
てこのレーザビームを周方向に走査し、レーザビームの
軌跡によって壁面などの被投射面に垂直又は水平方向の
基準線を投射するものである。
【0003】図8は、従来のレーザ測量装置の構成を示
す断面図である。この図8は、水平方向へのレーザビー
ム走査を行うためにレーザ測量装置を鉛直方向に立てた
状態を示している。ハウジング81内に納められた鏡筒
82内には、レーザ測量装置の中心軸に沿ってその全体
を貫通する中空のレーザビーム光路82bと、このレー
ザビーム光路82bから直角に分岐した中空のレーザビ
ーム光路82aとが形成されている。レーザビーム光路
82a内には、その端面側からレーザダイオード83,
アナモプリズム84が固定されている。そして、レーザ
ビーム光路82a及び82bの交点には、直角プリズム
85が固定されている。
【0004】レーザビーム光路82b内には、図8にお
いて直角プリズム85から上方に向かって、前群レンズ
86及び後群レンズ87が固定されている。鏡筒82の
上端部には、ペンタプリズム89が納められた略円筒状
の回転投光部88が、レーザビーム光路82bに直交す
る面内で回転自在に固定されている。この回転投光部8
8の上端面及び側方には、それぞれ開口部が形成されて
いる。
【0005】このような構成のレーザ測量装置におい
て、レーザビーム光路82a端面に固定されたレーザダ
イオード83からレーザビームL10が出射されると、そ
のレーザビームL10は直角プリズム85において回転投
光部88側に90°反射され、前群レンズ86及び後群
レンズ87を透過してペンタプリズム89に入射する。
ペンタプリズム89に入射したレーザビームは、第1反
射面89a及び該第1反射面89aに対して45°傾い
た第2反射面89bによって順次反射され、光入射面8
9dと直角をなす光出射面89cから、レーザビームL
11として出射する。
【0006】また、第1反射面89aには部分反射膜が
形成されているので、一部のレーザビームL12がこの第
1反射面89a上に固定された楔形プリズム90を透過
して、回転投光部88上端面の開口部から出射する。そ
して、回転投光部88がレーザビーム光路82bに直交
する面内で回転することにより、レーザビームL11は、
回転投光部88の回転軸を中心に回転する。従って、こ
の回転軸に直交する基準平面がレーザビームL11により
形成される。また、回転投光部88の上端から出射する
レーザビームL12は、天井などに測量基準点などを示す
ための基準スポットを形成する。
【0007】このように、レーザ測量装置から出射され
たレーザビームL11は、壁面などに基準平面を形成する
ため、正確に水平に出射される必要がある。同様に、天
井などに基準スポットを形成するレーザビームL12も正
確に鉛直に出射される必要がある。よって、レーザ測量
装置の使用時には、レーザビームL11が正確に水平方向
に出射されるように、整準作業を行う必要がある。
【0008】以下、レーザビームL11が正確に水平に出
射されるための整準機構を説明する。鏡筒82の上部側
には、半球面形状を有する膨出部91が形成されてお
り、ハウジング81内に形成されたスリバチ状の隔壁の
中央に穿たれた摺動孔81a内に、当接した状態で保持
されている。鏡筒82のハウジング81に対する保持
は、この部分の接触によってのみなされているので、摺
動孔81a内で膨出部91の半球面部分を回転させるこ
とにより、鏡筒82全体をあらゆる方向に傾動させるこ
とができる。
【0009】なお、図8の紙面内での回転方向をX方向
とし、図面中鉛直方向に沿って紙面に直交する面内での
回転方向をY方向とすると、ハウジング81の隔壁に
は、X方向及びY方向を夫々向いた2本のスリットが、
摺動孔81aから放射状に、形成されている。そして、
膨出部91の上方からは、X方向及びY方向に向けてそ
れぞれ延びた2本の駆動アーム96が突出形成されてい
る(図8ではX方向の駆動アーム96のみを示す)。こ
れら駆動アーム96がそれぞれスリットに挿し込まれる
ことにより、鏡筒82の軸回りの回転が規制されてい
る。
【0010】また、ハウジング81内には、レベル調整
用モータ92により駆動されて回転するスクリュー93
が設けられている。このスクリュー93には、ハウジン
グ81に対する相対回転を規制されたナット94が螺合
しており、該ナット94はスクリュー93の回転に伴っ
て上下動する。ナット94の外面には、作動ピン95が
突出形成されており、この作動ピン95には駆動アーム
96と連通するピン97が接触している。なお、鏡筒8
2は、スプリング98によって図の時計方向に回転付勢
されているので、ピン97は常に作動ピン95に接触し
た状態で追随動作する。これにより、膨出部91のX方
向の回転が規制されている。
【0011】さらに、鏡筒82内において直角プリズム
85の下方には、鏡筒82のX方向の傾きを検出するX
方向のチルトセンサ99が固定されている。このチルト
センサ99によって検知された傾きに応じて、図示せぬ
制御回路が、レベル調整用モータ92の回転制御を行
う。これにより、スクリュー93が回転してナット94
が上下動し、作動ピン95及びピン97を介してリンク
された膨出部91が、X方向に回転する。
【0012】なお、X方向のチルトセンサ99の側方に
は、Y方向の傾きを検出するY方向のチルトセンサ10
0が固定されている。また、図示しないが、ハウジング
81内には、チルトセンサ100によって検出されるY
方向の傾きの大きさに応じて膨出部91のY方向の回転
を規制するための機構も、X方向と同様に設けられてい
る。このようにして、鏡筒82が常に鉛直方向を向くよ
うに、即ち、レーザビームL11が常に水平に出射されて
正確な基準面を形成できるように、調整される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のレーザ測量装置では、レーザビームL11を水平
に出射させるための整準作業は、レベル調整用モータ9
2やスクリュー93,ナット94などを用いて鏡筒82
を傾けることにより行われている。このため、レーザ測
量装置の構造が複雑になってしまうという問題があっ
た。また、チルトセンサ99,100やレベル調整用モ
ータ92を使用するために、消費電力が大きいという問
題があった。
【0014】そこで、整準のための構造を簡単にするこ
とができ、しかも低消費電力にて使用可能なレーザ測量
装置を提供することを、本発明の課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によるレーザ測量
装置は、上記課題を解決するために、以下のような構成
を採用した。
【0016】即ち、請求項1記載のレーザ測量装置は、
レーザ光源と、常に水平を保ちながら前記レーザ光源か
らのレーザビームを反射させる水平面を備えた水平面形
成手段と、前記レーザ光源に対して固定されて設定され
た所定の軸が鉛直を向いた場合、前記水平面形成手段の
水平面によって反射されたレーザビームを、鉛直方向に
反射させる反射手段と、該反射手段によって反射された
レーザビームのビーム径を拡大するビームエキスパンダ
と、該ビームエキスパンダから出射したレーザビーム
を、90°偏向する直角偏向手段と、該直角偏向手段を
回転させることにより、この直角偏向手段によって偏向
されたレーザビームの出射方向を一定平面内で回転させ
る回転手段とを有することを特徴とする。
【0017】なお、水平面形成手段は、レーザビームを
反射する水平面を形成できるものであればよい。例え
ば、その水平面として液面を用いることとしてもよく、
複数の液体の境界面を用いることとしてもよい。また、
錘やジャイロによってミラーやプリズムの反射面を、常
に水平に保持する構成としてもよい。レーザ光源は、半
導体レーザでもよいし、気体レーザあるいは固体レーザ
としてもよい。
【0018】請求項2記載のレーザ測量装置は、前記水
平面形成手段が、液体と、その液面が水平面となるよう
に当該液体を収容する容器とを有することで、特定した
ものである。
【0019】請求項3記載のレーザ測量装置は、前記水
平面形成手段が、前記液体よりも比重の小さい透明液体
を、さらに前記容器に収容して成ることで、特定したも
のである。
【0020】請求項4記載のレーザ測量装置は、前記水
平面形成手段の容器が、レーザ光源から出射されたレー
ザビームを入射させる入射窓と、前記水平面によって反
射されたレーザビームを出射させる出射窓とを具備する
とともに、前記液体を密閉封入する封入容器であること
で、特定したものである。
【0021】請求項5記載のレーザ測量装置は、前記水
平面形成手段が、その封入容器内に、前記両液体を空気
が残らないように封入して成ることで、特定したもので
ある。
【0022】請求項6記載のレーザ測量装置は、前記ビ
ームエキスパンダが、前記透明液体の屈折率をNとし
て、前記反射手段側から順に焦点距離の比が1対2Nと
なる2枚の正レンズを、両者の光軸を一致させるととも
に、両者の焦点位置を一致させるように、配設して成る
ことで、特定したものである。
【0023】このように構成されると、装置が傾斜して
ビームエキスパンダの中心軸が、鉛直軸に対して、ある
角度(Δθ)回転した状態になったとしても、水平面形
成手段の液体状金属と透明液体との境界は、重力の作用
により常に水平面となる。従って、レーザ光源から出射
されたレーザビームは鉛直軸を基準にΔθ回転して入射
し、前記水平面で反射されることにより、−Δθ回転す
ることになるが、装置自体がΔθ傾斜しているので、装
置を基準にすると、−2・Δθ回転することになる。そ
して、レーザビームは、透明液体から出射する時に屈折
するので、装置を基準として−2NΔθ回転することに
なる。
【0024】その出射されたレーザビームは、反射手段
によって反射されることにより、2NΔθ回転した状態
でビームエキスパンダに入射し、そのビーム径が2N倍
に拡大され、装置に対して−Δθ回転した状態で出射さ
れる。従って、装置がΔθ回転した場合に、ビームエキ
スパンダから出射されるレーザビームは、−Δθ回転す
ることとなる。即ち、その出射ビーム軸は常に鉛直を向
くわけである。このレーザビームが直角偏向手段に入射
して、90°偏向されることにより、水平なレーザビー
ムとして出射する。回転手段によって、その直角偏向手
段が回転することにより、該直角偏向手段から出射され
るレーザビームは水平面内で回転し、プレーンビームを
形成することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
一実施形態を説明する。 <レーザ測量装置の構成>本発明の一実施形態であるレ
ーザ測量装置は、測点(測定が行われる地点)に固定さ
れる本体部1と、本体部1に対して所定の回転軸を中心
に回転する回転投光部2とから、構成される。
【0026】図1は、本体部1から筐体その他のフレー
ム構造を省略して示す構造図である。図1のうち、レー
ザダイオード3,コリメータレンズ4,水平面形成装置
5,ミラー6,ビームエキスパンダ7,モータ8,及び
ピニオンギア9は、本体部1に含まれている。なお、こ
の図1では、レーザ測量装置を、そのビームエキスパン
ダ7の光軸LMが鉛直を向くように設置した場合を示し
ている。
【0027】レーザ光源としてのレーザダイオード3
は、図示せぬ駆動回路によって駆動電流を供給される
と、レーザビームを出射する。このレーザビームは、コ
リメータレンズ4によって平行ビームに変換され、後で
詳しく説明される水平面形成装置5の封入容器10に形
成された透明な入射窓10aから入射して、透明液体1
1を透過し、この透明液体11と液体状金属12との境
界面である水平面13によって反射され、封入容器10
に形成された透明な出射窓10bから出射する。この出
射窓10bから出射したレーザビームは、反射手段とし
てのミラー6によって反射され、後で詳しく説明される
ように第1の正レンズ14及び第2の正レンズ15から
成るビームエキスパンダ7によってそのビーム径を拡大
され、図1における上方へ出射する。
【0028】なお、水平面形成装置5及びビームエキス
パンダ7は、光軸調整機能を有するが、これについても
後において詳述する。また、回転投光部2は、本体部1
の図示せぬ筐体に対して、ビームエキスパンダ7の光軸
Mを中心として回転自在に据え付けられている。この
回転投光部2は、ビームエキスパンダ7を通過したレー
ザビームが貫通する円筒状の円筒部2aと、この円筒部
2aの先端(図1における上側の端)に連通する箱型の
プリズム収容部2bとから、構成されている。
【0029】このプリズム収容部2b内には、互いに4
5°の角度をなす一対の内面反射面16a,16bと、
互いに90°の角度をなす入射面16c及び出射面16
dを有するペンタプリズム16が、収容されている。こ
のペンタプリズム16は、直角偏向手段として機能す
る。円筒部2aを貫通したレーザビームは、このプリズ
ム収容部2b内において、ペンタプリズム16の入射面
16cからその内部に入射すると、一対の反射面16
a,16bによって順次反射されることにより、入射時
点でのビーム軸の方向に対して正確に90°の方向に向
けられ、出射面16dから出射される。
【0030】なお、ペンタプリズムの上部側の反射面1
6aを部分反射面としておくことにより、該反射面16
aに接するように配設された図示せぬ楔形プリズムを介
してレーザビームの一部を上方へ透過させることもでき
る。また、プリズム収容部2b壁面には、ペンタプリズ
ム16の出射面16dに対向した部分と、上部中央部分
に、レーザビーム出射のための図示せぬ切り欠きを設け
てある。
【0031】一方、円筒部2bの基端には、この円筒部
2bと同軸の環状ギア17が、嵌合固定されている。こ
の環状ギア17には、モータ8の駆動軸先端に固着され
たピニオンギア9が噛合している。このモータ8が回転
することにより、両ギア9,17を介して回転投光部2
は回転駆動される。その結果、ペンタプリズム16も回
転するので、このペンタプリズム16から出射されたレ
ーザビームが同一平面内で走査され、プレーンビームを
形成する。ビームエキスパンダ7からペンタプリズム1
6へ鉛直にレーザビームが入射した場合には、ペンタプ
リズム10から出射したレーザビームは水平プレーンビ
ームを形成し、この水平プレーンビームが当たった壁面
上に、水平線を描く。即ち、これらモータ8,両ギア
9,11,及び回転投光部2は、回転手段として機能す
る。
【0032】次に、図2を参照して、前記水平面形成装
置5の構成について詳述する。この水平面形成装置5の
封入容器10は、その下部側が箱型となるように形成さ
れている。即ち、この箱状部分は、長方形状の底板と、
該底板の4辺と垂直に接合した4つの壁面とから成る。
その箱状の壁面の上端をなす4辺のうち、一対の相対向
する長辺から上部側へは等脚台形状の壁面が一体に延
び、他の一対の相対向する短辺からは長方形状の壁面
が、前記等脚台形の斜辺に合わせて屋根状に立て掛けた
ように形成されている。さらに、前記等脚台形状の壁面
及び長方形状の壁面の上端となる4辺は、長方形状の天
板により封止されている。その一対の長方形状の壁面の
一方には、平行平板状の透明部材により成る入射窓10
aが形成され、他方には、平行平板状の透明部材により
成る出射窓10bが形成されている。
【0033】封入容器10内には、水銀等の液体状金属
12、及びこの液体状金属12に不溶な(屈折率Nの)
透明液体11が、空気を残さないように予め封入されて
いる。液体状金属12は透明液体11よりも比重が大き
いので、封入容器10内で下側に位置し、その上側に透
明液体11が位置することになり、両者は境界面を形成
する。この境界面は重力の方向に垂直な面、即ち水平面
13となる。どのように封入容器10を傾けたとして
も、重力の作用によって水平面13が水平となること
は、いうまでもない。なお、液体状金属12は、封入容
器10下部の箱状部分の半ば程に収容される程度の量と
し、透明液体11は、その残りの空間を隙間なく充填す
る量を封入することとする。
【0034】封入容器10内では上側に透明液体11が
位置しているので、入射窓10a及び出射窓10bには
透明液体11が接している。なお、封入容器10内には
空気を残さないように両液体11,12を封入してある
ので、入射窓10a及び出射窓10bの内面は、空気に
触れることがなく、どのような場合にも曇ることがな
い。
【0035】このように構成された水平面形成装置5に
対し、レーザダイオード3から出射されてコリメータレ
ンズ4にて平行光に変換されたレーザビームは、入射窓
10aから入射して、透明液体11を透過する。そし
て、このレーザビームは、水平面13によってほぼ10
0%反射され、再び透明液体11を透過して出射窓10
bから出射する。
【0036】図2においてLM´として示すのは、封入
容器10の中心軸であり、この中心軸LM´は、常に図
1に示すビームエキスパンダ7の光軸LMと平行になっ
ている。この図2に示す如く、レーザ測量装置を、中心
軸LM´が鉛直を向くように設置した場合、入射窓10
aから入射するレーザビームのビーム軸L1と水平面1
3のなす角をαとすると、水平面13によって反射され
たレーザビームのビーム軸L2と水平面13のなす角は
−αとなる。ここで、ビーム軸L1は、常に入射窓10
aと直交するように設定されているので、レーザ測量装
置の傾きに関わらず、透明液体11に入射する際に屈曲
することはない。しかし、ビーム軸L2は、レーザ測量
装置を、中心軸LM´が鉛直を向くように設置した場合
にのみ、出射窓10bと直交する。従って、図2に示す
場合には、ビーム軸L2及び出射窓10bから出射され
たレーザビームのビーム軸L3が一致するが、装置を傾
けると、両ビーム軸L2,L3は一致しなくなる。
【0037】なお、入射レーザビームのビーム軸L
1は、封入容器10の中心軸LM´と水平面13の交点に
おいて反射屈曲される。即ち、コリメータレンズ4の光
軸,密閉容器10の中心軸LM´,及び水平面13は、
常に一点のみで交差する。
【0038】水平面形成装置5の出射窓10bから出射
したレーザビームは、図1に示すミラー6によって反射
され、ビームエキスパンダ7に入射する。以下、図3を
参照して、このビームエキスパンダ7の構成について説
明する。
【0039】ビームエキスパンダ7は、レーザビームの
入射側から順に、焦点距離の比が1:2N(Nは透明液
体の屈折率)となる2枚の正レンズ14,15を有す
る。即ち、図3における下側(図1のミラー6側)に位
置する第1の正レンズ14の焦点距離をf1とし、図3
における上側に位置する第2の正レンズ15の焦点距離
をf2とすると、f1:f2=1:2Nとなる。これ
ら、両レンズ14,15を、その光軸を一致させるとと
もに、焦点位置を一致させるように配置することによ
り、ビームエキスパンダ7を構成する。図3におけるP
は、第1の正レンズ14の焦点位置を示し、この焦点位
置Pは、第2の正レンズ15の焦点位置ともなってい
る。即ち、両レンズ14,15の焦点位置は一致してい
る。なお、第1の正レンズ14の主点14a、焦点位置
P、及び第2の正レンズ15の主点15aを結ぶ軸が、
ビームエキスパンダ7の光軸LMとなっている。
【0040】上記構成によるビームエキスパンダ7の第
1の正レンズ14に入射したレーザビームは、そのビー
ム径が2N倍に拡大されて第2の正レンズ15から出射
することになる。
【0041】<光軸調整機構>レーザ測量装置を測点に
設置して、その測点を中心に水平プレーンビームを形成
させるためには、図1に示したペンタプリズム16に、
レーザビームが鉛直に入射しなければならない。しかし
ながら実際には、機械軸、即ち図3に示すビームエキス
パンダ7の光軸LMが正確に鉛直を向くように装置を設
置することは困難である。従って、装置が傾いている場
合にも、ペンタプリズム16に入射するレーザビームが
鉛直となるように調整するための光軸調整機構が必要と
なる。前述の水平面形成装置5及びビームエキスパンダ
7は、この光軸調整機構として機能するものであり、以
下に詳述する。
【0042】装置全体が傾斜した状態で設置されると、
図4に示す如く、装置に固定されたビームエキスパンダ
7も同様に傾斜する。この図4では、ビームエキスパン
ダ7の光軸LMが、鉛直軸l0に対して図の時計方向にΔ
θ傾いた状態を示している。仮に、ビームエキスパンダ
7の光軸LMと平行なレーザビームが、このビームエキ
スパンダ7に入射したとすると、該ビームエキスパンダ
7から出射するレーザビームは、鉛直軸l0に対して図
4の時計方向にΔθ傾いたまま、図1に示すペンタプリ
ズム16に入射してしまう。これでは、ペンタプリズム
16から出射されるレーザビームを水平にすることはで
きない。
【0043】しかしながら、実際には、水平面形成装置
5の水平面13が常に水平に保たれるため、後述の如く
レーザビームのビーム軸は正しく調整される。図5は、
水平面形成装置5が装置の傾斜と同様に、図の時計方向
にΔθ傾斜した状態を示している。このように、封入容
器10が傾斜していても、内部に封入された透明液体1
1と液体状金属12の境界面は常に水平面13となる。
なお、比重の大きな液体状金属12を用い、さらに透明
液体11を、空気が残らないように封入しているため、
装置全体が固定された直後に、両液体11,12の境界
面は速やかに水平面13として安定する。
【0044】このように水平面形成装置5が傾斜してい
る場合、入射窓10aから入射するレーザビームのビー
ム軸L1と水平面13のなす角はα+Δθとなり、水平
面13によって反射されたレーザビームのビーム軸L2
とこの水平面13のなす角は−(α+Δθ)となる。
【0045】図5においてLWとして示すのは、出射窓
10bに直交する垂線であり、封入容器10の中心軸L
M´が鉛直を向いた時に、ビーム軸L2,L3は垂線LW
平行になる。しかし、図5では、中心軸LM´が時計方
向にΔθ傾斜しているので、ビーム軸L2と出射窓10
bの垂線LWとのなす角は、2Δθとなる。そして、透
明液体11からレーザビームが出射する時に、該レーザ
ビームは屈折し、そのビーム軸L3と出射窓10bの垂
線LWとのなす角は、−(Δθ1)となる。なお、この
Δθ1は、以下の式、 Nsin(2Δθ)=sin(Δθ1) を満たす。ここで、Δθ≒0,Δθ1≒0であるから、 N×2Δθ=Δθ1と近似できる。
【0046】従って、出射窓10bから出射するレーザ
ビームのビーム軸L3と水平面13のなす角は、 −{(α+Δθ)−2Δθ+Δθ1} =−(α+Δθ1−Δθ) =−(α+2NΔθ−Δθ) となる。さらに、水平面13は、封入容器10の中心軸
M´に直交する面LPに対して、−Δθ傾くことになる
ので、ビーム軸L3と直交面LPのなす角は、 −(α+2NΔθ) となる。すなわち、装置がΔθ傾くと、この装置を基準
としてビーム軸L3は、−2NΔθ傾くということであ
る。
【0047】そして、このビーム軸L3は、図6に示す
ように、ミラー6によって反射され、装置が傾斜してい
ない場合の光路から2NΔθ回転してビームエキスパン
ダ7に入射する。このビーム軸をL4として図示してい
る。以下、図7を参照して、ビームエキスパンダ7にお
ける光軸調整について説明する。
【0048】ビームエキスパンダ7の第1の正レンズ1
4へ、その光軸に対して角度2NΔθだけ傾いて入射し
たレーザビームL4は、集光点P´に集光する。ビーム
エキスパンダ7の光軸LMと、集光点P´との距離をa
とすると、 a=f1×tan(2NΔθ) となり、Δθ≒0であるので、 a=f1×2NΔθ ……… と近似することができる。
【0049】また、レンズ焦点距離の関係より、 f1:f2=1:2N ∴ f2=2Nf1 ………
【0050】そして、このように第1の正レンズ14に
より一旦集光されたレーザビームは、第2の正レンズ1
5により再度平行光に変換される。レンズ15から出射
されるレーザビームは、レンズ14による集光点P´
と、レンズ15の主点15aを結んだ直線と平行になる
ため、ビームエキスパンダ7の光軸LMと、レンズ15
から出射されるレーザビームのビーム軸L5のなす角を
−Δθ´とすると、 tan(−Δθ´)=−a/f2 となり、Δθ´≒0であるので、 −Δθ´=−a/f2 と近似できる。この式と、,とから、 −Δθ´=−f1×2NΔθ/(2Nf1)=−Δθ
【0051】従って、ビームエキスパンダ7から出射さ
れるレーザビームは、そのビーム軸L5が、ビームエキ
スパンダ7の光軸LMに対して−Δθだけ回転すること
になる。即ち、装置全体がΔθ傾いた時に、ビームエキ
スパンダ7からの出射ビームが−Δθ回転するのである
から、ビーム軸L5は、常に鉛直を向くように補正され
るわけである。
【0052】<実施形態の作用>以下、上記構成を有す
るレーザ測量装置の動作について説明する。オペレータ
は、測点上に図示せぬ三脚を用いてレーザ測量装置を固
定する。ビームエキスパンダ7の光軸LMは、必ずしも
正しく鉛直を向くとは限らない。即ち、鉛直軸l0とビ
ームエキスパンダ7の光軸LMのなす角Δθは、必ずし
も0とならない。
【0053】装置の設置作業中は、水平面形成装置5の
封入容器10内に封入された透明液体11及び液体状金
属12は揺動しているが、液体状金属12は比重が大き
く、さらに上側から透明液体11により押圧されている
ので、両液体11,12の境界面は、装置固定後速やか
に安定し、水平面13を形成する。
【0054】この状態で、オペレータが図示せぬ制御回
路に電源を投入すると、該制御回路からの駆動電流によ
ってレーザダイオード3が発振し、レーザビームを射出
する。このレーザビームは、コリメータレンズ4により
平行光にされた後に、水平面形成装置5の封入容器10
に形成された入射窓10aから、その水平面形成装置5
に入射する。そのレーザビームは、透明液体11を透過
して、液体状金属12との境界面である水平面13によ
って反射される。この反射されたレーザビームは、鉛直
軸l0を基準にすると、−Δθ回転したことになるが、
装置全体がΔθ回転しているので、装置の機械軸に平行
な封入容器中心軸LM´を基準にすると、−2・Δθ回
転したことになる。そして、その反射されたレーザビー
ムは透明液体11を透過した後、封入容器10の出射窓
10bから屈折して出射する。透明液体11の屈折率は
Nであるので、封入容器中心軸LM´を基準として、レ
ーザビームは−2NΔθ回転して、透明液体11及び出
射窓10bから出射する。
【0055】このレーザビームは、ミラー6によって反
射されることにより、ビーム軸の回転方向が逆になるの
で、ビームエキスパンダ7の光軸LMを基準として2N
Δθ回転した状態でこのビームエキスパンダ7に入射す
る。ビームエキスパンダ7の両レンズ14,15の焦点
距離の比が、ミラー6側から順に、1:2Nとなってい
るので、出射されるレーザビームのビーム径は2N倍と
なり、そのビーム軸L 5は、ビームエキスパンダ7の光
軸LMを基準にすると、−Δθ回転する。従って、ビー
ム軸L5は、鉛直を向くことになる。
【0056】ペンタプリズム16に鉛直に入射したレー
ザビームは、正確に90°偏向され、水平を向くことに
なる。また、そのペンタプリズム16に入射したレーザ
ビームの一部は、そのまま鉛直上方へ出射される。そし
て、回転投光部2が、ビームエキスパンダ7の光軸LM
を中心として回転することにより、回転投光部2内に格
納固定されたペンタプリズム16も回転し、水平方向に
出射されるレーザビームは水平面内で回転し、プレーン
ビームを形成する。また、鉛直上方へ出射されるレーザ
ビームは基準スポットを形成する。
【0057】
【発明の効果】以上のように構成した本発明のレーザ測
量装置によると、水平面形成装置及びビームエキスパン
ダによって光軸調整が可能であり、レーザ測量装置の構
造が簡素化する。また、光軸調整のための機構にモータ
やセンサ等の電気系を使用していないので、装置全体の
消費電力を低減させることができる。
【0058】さらに、水平面形成装置の封入容器内に、
空気が残らないように金属状液体と透明液体を封入した
ことにより、封入容器の入射窓及び反射窓は、常に曇る
ことがない。また、比重の大きな液体状金属を用い、そ
の上側から透明液体が押圧する構成としたので、両液体
の境界面は、装置固定後速やかに安定し、運用可能状態
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるレーザ測量装置の
概略構造図
【図2】 図1の水平面形成装置の構造図
【図3】 図1のビームエキスパンダの構成図
【図4】 装置傾斜時のビームエキスパンダを示す説明
【図5】 本発明の一実施形態による光軸調整の説明図
【図6】 本発明の一実施形態による光軸調整の説明図
【図7】 本発明の一実施形態による光軸調整の説明図
【図8】 従来のレーザ測量装置の構成を示す断面図
【符号の説明】
1 本体部 2 回転投光部 3 レーザダイオード 5 水平面形成装置 6 ミラー 7 ビームエキスパンダ 10 封入容器 10a 入射窓 10b 出射窓 11 透明液体 12 液体状金属 13 水平面 14 第1の正レンズ 15 第2の正レンズ 16 ペンタプリズム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光源と、 常に水平を保ちながら前記レーザ光源からのレーザビー
    ムを反射させる水平面を備えた水平面形成手段と、 前記レーザ光源に対して固定されて設定された所定の軸
    が鉛直を向いた場合、前記水平面形成手段の水平面によ
    って反射されたレーザビームを、鉛直方向に反射させる
    反射手段と、 該反射手段によって反射されたレーザビームのビーム径
    を拡大するビームエキスパンダと、 該ビームエキスパンダから出射したレーザビームを、9
    0°偏向する直角偏向手段と、 該直角偏向手段を回転させることにより、この直角偏向
    手段によって偏向されたレーザビームの出射方向を一定
    平面内で回転させる回転手段とを有することを特徴とす
    るレーザ測量装置。
  2. 【請求項2】前記水平面形成手段は、 液体と、 その液面が水平面となるように当該液体を収容する容器
    とを有することを特徴とする請求項1記載のレーザ測量
    装置。
  3. 【請求項3】前記水平面形成手段は、 前記液体よりも比重の小さい透明液体を、さらに前記容
    器に収容して成ることを特徴とする請求項2記載のレー
    ザ測量装置。
  4. 【請求項4】前記水平面形成手段の容器は、 レーザ光源から出射されたレーザビームを入射させる入
    射窓と、 前記水平面によって反射されたレーザビームを出射させ
    る出射窓とを具備するとともに、 前記液体を密閉封入する封入容器であることを特徴とす
    る請求項2又は請求項3記載のレーザ測量装置。
  5. 【請求項5】前記水平面形成手段は、 その容器が、 レーザ光源から出射されたレーザビームを入射させる入
    射窓と、 前記水平面によって反射されたレーザビームを出射させ
    る出射窓とを具備するとともに、 前記両液体を密閉封入する封入容器であり、 該封入容器内に、前記両液体を空気が残らないように封
    入して成ることを特徴とする請求項3記載のレーザ測量
    装置。
  6. 【請求項6】前記ビームエキスパンダは、 前記透明液体の屈折率をNとして、前記反射手段側から
    順に焦点距離の比が1対2Nとなる2枚の正レンズを、
    両者の光軸を一致させるとともに、両者の焦点位置を一
    致させるように、配設して成ることを特徴とする請求項
    3又は請求項5記載のレーザ測量装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116136394A (zh) * 2023-03-03 2023-05-19 杭州中测科技有限公司 一种集成点线双模式的激光测头装置及结构曲面测量方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116136394A (zh) * 2023-03-03 2023-05-19 杭州中测科技有限公司 一种集成点线双模式的激光测头装置及结构曲面测量方法
CN116136394B (zh) * 2023-03-03 2023-08-15 杭州中测科技有限公司 一种集成点线双模式的激光测头装置及结构曲面测量方法

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