JPH109765A - オートクレーブ内に供給されたフィードストックを乾燥する方法及びその実施に用いるオートクレーブ - Google Patents

オートクレーブ内に供給されたフィードストックを乾燥する方法及びその実施に用いるオートクレーブ

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JPH109765A
JPH109765A JP9046498A JP4649897A JPH109765A JP H109765 A JPH109765 A JP H109765A JP 9046498 A JP9046498 A JP 9046498A JP 4649897 A JP4649897 A JP 4649897A JP H109765 A JPH109765 A JP H109765A
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autoclave
steam
feedstock
driving
drying
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JP9046498A
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Hermann Josef Dr Peifer
ヨーゼフ パイフェル ヘルマン
Johannes Weitzel
バイツェル ヨハネス
Hans Dr Minkenberg
ミンケンベルク ハンス
Franz Wosnitza
ボスニツア フランツ
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Sicowa Verfahrenstechnik fuer Baustoffe GmbH and Co KG
Hebel AG
Original Assignee
Sicowa Verfahrenstechnik fuer Baustoffe GmbH and Co KG
Hebel AG
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートクレーブに、比較的簡単な構成であり
ながら、頂部と底部での許容された温度差を維持しなが
ら、均一な乾燥のためにその熱交換機の最適な配置姿勢
や大きさを受入れるためのスペースを確保すること。 【解決手段】 オートクレーブから除去した水蒸気の一
部が、加圧されて駆動用の蒸気として内部チャンバ
(2)の横方向部位域又は底部域内に噴射され、その噴
射された駆動用の蒸気が周囲から水蒸気を巻き込んで吸
引して形成された混合蒸気を、フィードストック(5)
の下方部に限定的に指向付勢させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オートクレーブ
内に供給されたフィードストックを加圧蒸気で処理しな
がら乾燥する方法及びその実施に用いるオートクレーブ
に関する。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパ特許第0538756B1号
は、例えば、多孔質のコンクリート又は珪酸塩で形成さ
さた成形ブランク(blanks)のようなフィードス
トック(feedstock・供給材料)の加圧蒸気処
理(例えば、乾燥・養生)に使用するオートクレーブで
あって、オートクレーブジャケット内に画成されていて
実質的に水平なシリンダ状内部チャンバと、過熱蒸気を
発生させるのに供されるその熱交換器が前記内部チャン
バの横部位域に配置されると共に周辺に自由対流を惹起
する煙道を設けてある加熱手段とでなるものを教示して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在の
オートクレーブの場合は、頂部と底部での許容された温
度差を維持しながら、均一な乾燥のためにその熱交換器
の最適な配置姿勢や大きさを受入れるためのスペースは
必ずしも確保することができなかった。
【0004】而して、この発明は、比較的簡単な構成で
ありながら、フィードストックに対して実質的に均一な
熱供給ができるオートクレーブと、これを用いてフィー
ドストックの乾燥養生ができる方法を提供することを課
題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、オ
ートクレーブジャケット(1)によって画成されてい
て、実質的に水平で円管形シリンダ状の内部チャンバ
(2)でなるオートクレーブの中に、フィードストック
(5)を入れて加圧蒸気で処理して養生乾燥するため
に、実質的に等圧に保った状態でそこから水分の蒸発に
よって生じた水蒸気を除去しつつ蒸気を循環させてエネ
ルギを供給するようにした、オートクレーブ内に供給さ
れたフィードストック(5)を乾燥する方法において、
そのオートクレーブから除去した水蒸気の一部は、加圧
されて駆動用の蒸気として内部チャンバ(2)の横方向
部域又は底部域内に噴射され、その噴射された駆動用の
蒸気が周囲から水蒸気を巻き込み吸引して形成された混
合蒸気を、フィードストック(5)の下方部に限定して
指向付勢させることを特徴とする、オートクレーブ内に
供給されたフィードストック(5)を乾燥する方法を提
供する。
【0006】この方法では、加熱媒体からフィードスト
ックへの乾燥養生に必要なエネルギの移転は、過熱蒸気
の雰囲気での強制対流の方法によって確保されており、
その強制対流は、駆動用の蒸気コンプレッサに接続して
いる蒸気噴射器によって付勢されるものである。例え
ば、12バールの実質的に等圧乾燥帯では、水蒸気の一
部の流れは、オートクレーブから抽出されて蒸気噴射器
を作動させ、乾燥養生のためにオートクレーブ内で循環
する量と比較して、好適には、1:5から1:20の比
率で少なく、オートクレーブ内での強制循環に必要なエ
ネルギは低く抑えることができる。この蒸気の一部の流
れは、オートクレーブの内側又は外側に配置されている
駆動用の蒸気を加圧するコンプレッサ(例えばベーパブ
ロワ)の中で圧縮されることにより僅かに高い圧力レベ
ルとなる。この圧力レベルは、乾燥養生相で想定される
オートクレーブ内の圧力より100から900ミリバー
ル(mbar)だけ越えているが、循環している量に抽
出されたその一部の流れの比率からすれば比較的高いの
である。その圧力差によってこの駆動用の蒸気は噴射さ
れ、蒸気噴射器が内部チャンバの横部域に配置されてい
るので、駆動用の蒸気は横方向に均等に分配され、これ
によって、その駆動用の蒸気は、例えば、(秒速)70
から200m/sとかなりの高速流となるから、水蒸気
は周囲から巻き込み吸引されて搬送され、また、そこで
駆動用の蒸気と周りの水蒸気(取り込み蒸気流)で形成
された混合蒸気は、何倍も駆動用の蒸気流量よりも大き
くなって、一つの蒸気流としてフィードストックの下方
部に向けて限定的に付勢される。
【0007】駆動用の蒸気は、それぞれの噴射オリフィ
スを通じて実質的に縦下方に向かって噴出されてオート
クレーブの中に入るので、オートクレーブの床部域は所
望の温度に保つことができ、フィードストックを通じて
下から上に向かって蒸気が流れる。循環蒸気流比は自然
対流よりもかなり大きいので、最高過熱温度と、熱交換
器の導入側と排出側との間の温度伝播とは、乾燥養生の
能力は同じに保ちながらも降下する。これは、フィード
ストックにおける多くの層間にわたって均一な乾燥養生
を行なうと共に、頂部と床部とでの温度差を減少させ
る。
【0008】用いられた蒸気噴射器の他の効果として
は、第一に、それらがフィードストックの中心部に位置
することができて、それによって、オートクレーブの長
手軸に沿って大きく均一な乾燥養生ができることと、第
二に、ダクト系又は管系をあるいは(機械的又は温度的
な)駆動用の蒸気に用いるコンプレッサを通過しなけれ
ばならないのは、総循環蒸気流のうちのごく一部だけで
あることである。
【0009】オートクレーブ内の蒸気噴射器の装備とそ
の数は自由に選択できる。もし、その数が比較的少ない
のであれば、それらがジェットポンプタイプの設計のも
のであるか、特にデフューザであることで、一定の総流
量に対する前記噴射器ごとの流量は、そのの長さに対応
してより高くなり、而して、用いられる空間によって、
それらは傾斜させても水平な状態にでも配置することが
できるのである。これは、また入れ子状態にすることも
できる。
【0010】かかる方法とこれに用いるオートクレーブ
とは、特に、例えば、多孔質コンクリート又は発泡珪酸
塩でなる、多孔質で好適には無機フィードストックを乾
燥養生するのに適する。
【0011】而して、この発明の方法において、前記駆
動用の蒸気を、そのオートクレーブ内の等圧レベルより
約100から900mbar(ミリバール)程度越える
圧力まで加圧されるようにすることができる。
【0012】また、前記駆動用の蒸気は、約70から2
00m/s(秒速)で噴射されるようにすることもでき
る。更に、前記駆動用の蒸気のオートクレーブ内で循環
する体積比を、おおよそで1:5から1:20の範囲に
設定することもあり得る。
【0013】特に、この発明のオートクレーブは、フィ
ードストック(5)を入れて加圧蒸気で養生処理するた
めのものであって、オートクレーブジャケット(1)に
よって画成された実質的に水平で管形シリンダ状の内部
チャンバ(2)と、過熱蒸気生成の用に供される加熱手
段(8)とでで構成し、これを、オートクレーブ両側
に、それぞれ一つの蒸気噴射器が装備されていて、それ
らは、それぞれ、駆動用の蒸気のコンプレッサ(7)に
接続していて、実質的にそのオートクレーブ長さに沿っ
て延在している駆動用の蒸気ライン(10)を構成して
いると共に、ノズル状の噴射オリフィス(11)が設け
られており、前記駆動用の蒸気のコンプレッサ(7)は
その圧力が、また、前記蒸気噴射器は、前記ノズル状の
噴射オリフィス(11)から逃げる駆動用の蒸気が周囲
から水蒸気を巻き込み吸引して、そこで形成された混合
蒸気を前記フィードストック(5)の下方部に限定して
指向付勢させるようにした。
【0014】この場合、前記駆動用の蒸気のコンプレッ
サ(7)及び/又は前記加熱手段(8)を、オートクレ
ーブ外に配置することができる。また、この場合、前記
駆動用の蒸気のコンプレッサ(7)及び/又は前記加熱
手段(8)を、特に、オートクレーブ内で実質的にオー
トクレーブ全長に沿って延在させる。
【0015】そして、また、前記駆動用蒸気ライン(1
0)を前記内部チャンバ(2)の横部域に配置する態様
もあり得る。更に、前記蒸気噴射器を、前記加熱手段
(8)の上流に配置する態様もあり得る。
【0016】また、一つの態様として、前記蒸気噴射器
をジェットポンプタイプに設計してこれを前述のタイプ
のオートクレーブに実施することもあり得る。この場
合、前記蒸気噴射器が、中に少なくとも一つの噴射オリ
フィス(11)を有する開口を備えたインテークパイプ
(14)と、接続混合管(15)と、デフューザ(1
6)と、で構成されている態様とすることもあり得る。
【0017】また、これらの場合、前記噴出オリフィス
(1)が丸いかスリット状である、ような態様も好適で
ある。そして、また、これらの場合においては、前記蒸
気の排出器の噴出断面が、長さと幅において10以上の
比率を有しているようにすると好適である。
【0018】更に、これらの場合においては、前記蒸気
の噴出器には、往復運転のために、前記混合管(15)
側とデフューザ(16)側の両方に、噴射を駆動させる
ノズル状の噴射オリフィス(11,11’)を設けると
好適な態様となる。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態態は、添付
図面に従って、以下のように詳細に説明される。図1
は、蒸気循環システムの実施例を構成してなるオートク
レーブの説明的断面図であり、図2は、別の蒸気循環シ
ステムの実施例を構成してなるオートクレーブの説明的
断面図であり、図3は、更に別の蒸気循環システムの実
施例を構成してなるオートクレーブの説明的断面図であ
る。
【0020】図1によれば、オートクレーブは、実質的
に水平で円管形シリンダ状の内部チャンバ(2)を画成
しているオートクレーブジャケット(1)を具備してい
る。オートクレーブジャケット(1)は、その一端部が
皿状の端板で密閉してあり、また、その他端部は、フィ
ードストック(5)の挿給端部となっていてヒンジで開
閉する蓋板を装着してある。底部にはレール(3)が施
設されていて、それによって、前記蓋板が開かれたとき
に、フィードストック(5)を搭載したキャリッジ
(4)をオートクレーブに出入動作できるようになって
いる。
【0021】この装置では、オートクレーブの頂部域に
配置された蒸気排出ダクト(6)が設けられていて、こ
れが、蒸気の流れ方向によっては上流側にも下流側にも
なる蒸気を過熱するための加熱手段としての熱交換器
(8)を有する蒸気駆動用のコンプレッサ(7)に接続
しており、この設計によって、オートクレーブ内の実質
的に等圧なレベルより高く上昇させると共に、流通して
いる蒸気の過熱を行なう。後で駆動用の蒸気として供給
されることになる過熱と加圧を施された蒸気は、供給ラ
イン(9)を通じて、オートクレーブ中に循環する。そ
の供給ライン(9)は、T形片によって蒸気駆動用ライ
ン(10)に接続しており、この蒸気駆動用ライン(1
0)は、オートクレーブの長手方向に、その湾曲した横
部域において実質的にその長さにわたって延在すると共
に、蒸気を駆動するために実質的に下向きの噴射オリフ
ィス(11)が設けられることにより、蒸気噴射器を形
成している。かくして噴射された駆動用の蒸気は、周囲
からの水蒸気を巻き込み吸引し、そこでできた混合蒸気
をフィードストック(5)の下方部に向かって流動させ
る。
【0022】その噴射オリフィス(11)は、任意に適
当な形態とすることができるものであり、例えば、丸い
孔であったりオートクレーブの長手方向に延在するスリ
ットであったりしてもよい。
【0023】図2に集約して示すように、蒸気を過熱す
るための熱交換器(8)は、図1に示したものの代わり
に、それとは対照的に、駆動用の蒸気によって形成され
た取り入れ蒸気流と周りの水蒸気とが、フィードストッ
ク(5)に接触する前にその熱交換器(8)を流れるよ
うに配置することでオートクレーブの内部に設置しても
よい。この配置によれば、一つの熱交換器(8)は、そ
れぞれ、オートクレーブジャケット(1)の対応する横
部域において、実質的にオートクレーブ全長にわたって
延在する。
【0024】場合によっては、蒸気流がフィードストッ
ク(5)に短絡して接触するのを避けるために、オート
クレーブジャケット(1)の湾曲した横部域を、オート
クレーブジャケット(1)の上下方向内壁からある程度
の距離をおいたところを、バッフル(12)によって遮
蔽すると、蒸気流は、図2のように、強制対流する結果
として、フィードストック(5)を受容する内部チャン
バ(2)を通じて流動するので好適な実施例となる。
【0025】更にまた、蒸気噴射器としては、図2に示
すよう、ジェットポンプタイプに設計されたものがよい
のであり、これは、インテークパイプ(14)の中の中
心部に進入した状態で分岐管(13)のところに設定さ
れ且つ先端部がファンネル状に狭くなって開口している
ノズル状の蒸気駆動用オリフィス(11)が、下方向に
向かって混合管(15)と合流することで、蒸気排出側
に向かって広がっているデフューザ(拡散器)(16)
に連通している。もし、熱交換器(8)がオートクレー
ブ内に設置される場合には、そのデフューザ(16)
は、図2に示したように、熱交換器(8)を通って進出
するように構成するとよい。このようにジェットポンプ
タイプに設計された蒸気噴射器は、オートクレーブの長
さにわたって均等に、とりわけオートクレーブの長さに
わたって間隔を置かずに一列をなすように配置される。
【0026】もし、逆流往復運転が想定されるのであれ
ば、それは、更に別なノズル状の駆動用蒸気噴射オリフ
ィス(11’)によって達成できるのであるが、これ
は、図2に仮想線で示したように、供給ライン(9’)
に接続した分岐管(13’)の端部のところに配置され
てデフューザ(16)の中の中心に上方に向かって進入
した形となっている。このシステムでは、適当な煙道シ
ステムによって間欠的に切り換えることにより、フィー
ドストック(5)の中を縦方向に均一な温度分布とする
とができる。この構成では、インテークパイプ(14)
と、混合管(15)と、デフューザ(16)とは、少な
くとも、それらの軸心を通る平面を介して実質的に対称
な形状を有していることが望ましい。
【0027】蒸気噴射器の出口断面は、特に、長さと幅
との比が10より大であり、而して、それによって形成
される蒸気流は、もしそのような構成を採ったとすれ
ば、大きな二次平面的特質を有する。
【0028】別な態様として、インテークパイプ(1
4)と、混合管(15)と、デフューザ(16)とは、
一様に丸いか矩形の横断面を有する等径管で構成するこ
とができる。
【0029】図3によれば、ジェットポンプタイプに設
計された蒸気噴射器のインテーク,混合,デフューザの
部分は、オートクレーブの長手方向に延長してある部分
の単一箇所又は複数箇所を、オートクレーブの長手方向
にわたって配列された複数の又は全部の噴射オリフィス
(11)がインテーク部分に進入しているようにして形
成してもよい。この場合には、複数の実質的に縦の分岐
管(13)は、それぞれ、その最下部に水平な配給管
(17)を担持していて、その配給管(17)は、実質
的にオートクレーブの全長にわたって延在占拠している
と共に、それぞれが、間隔を開けて配置した複数の噴射
オリフィス(11)又は実質的にその配給管(17)の
長手方向に延在するスリット状の噴射オリフィス(1
1)を担持している。
【0030】実質的に均等な蒸気流の供給を達成するた
めに、蒸気噴射器を、駆動用の蒸気供給部と噴射オリフ
ィス(11)との間の制御弁を用いて個々的に制御でき
る。
【0031】
【発明の効果】この発明によれば、比較的簡単な構成で
ありながら、フィードストックに対して実質的に均一な
熱供給ができるオートクレーブと、これを用いてフィー
ドストックの乾燥養生ができる方法を提供することがで
きる。
【0032】また、この発明によれば、オートクレーブ
の中で頂部と底部での許容された温度差を維持しなが
ら、均一な乾燥のためにその熱交換器の最適な配置姿勢
や大きさを受入れるためのスペースが確保できる。
【0033】特に、蒸気流の強制対流は、確実に然るべ
き流路を通ってフィードストックを加熱乾燥させること
ができ、多孔質のフィードストックは迅速且つ確実に乾
燥養生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蒸気循環システムの実施例を構成してなるオー
トクレーブの説明的断面図
【図2】別の蒸気循環システムの実施例を構成してなる
オートクレーブの説明的断面図
【図3】更に別の蒸気循環システムの実施例を構成して
なるオートクレーブの説明的断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・オートクレーブジャケット 2・・・・・・・内部チャンバ 5・・・・・・・フィードストック 7・・・・・・・駆動用蒸気のコンプレッサ 8・・・・・・・加熱手段(熱交換器) 10・・・・・・駆動用蒸気ライン 11,11’・・噴射オリフィス 13,13’・・分岐管 14・・・・・・インテークパイプ 15・・・・・・混合管 16・・・・・・デフューザ 17・・・・・・配給管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルマン ヨーゼフ パイフェル ドイツ,アーヒェン D−52072,ノイプ フォルテ16 (72)発明者 ヨハネス バイツェル ドイツ,アーヒェン D−52072,ローレ ンスベルゲル ストラッセ 130 (72)発明者 ハンス ミンケンベルク ドイツ,アーヒェン D−52072,ホーエ ンベク 59 (72)発明者 フランツ ボスニツア ドイツ,アーヒェン D−52080,バルブ ルカ−ブリール−ストラッセ 34

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オートクレーブジャケット(1)によっ
    て画成されていて、実質的に水平で円管形シリンダ状の
    内部チャンバ(2)でなるオートクレーブの中に、フィ
    ードストック(5)を入れて加圧蒸気で処理して乾燥す
    るために、実質的に等圧に保った状態でそこから水分の
    蒸発によって生じた水蒸気を除去しつつ蒸気を循環させ
    てエネルギを供給するようにした、オートクレーブ内に
    供給されたフィードストック(5)を乾燥する方法にお
    いて、 そのオートクレーブから取り除いた水蒸気の一部は、加
    圧されて駆動用の蒸気として内部チャンバ(2)の横方
    向部域又は底部域内に噴射され、その噴射された駆動用
    の蒸気が周囲から水蒸気を巻き込み吸引して形成された
    混合蒸気を、フィードストック(5)の下方部に限定的
    に指向付勢させることを特徴とする、オートクレーブ内
    に供給されたフィードストック(5)を乾燥する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の、オートクレーブ内に
    供給されたフィードストック(5)を乾燥する方法にお
    いて、前記駆動用の蒸気は、そのオートクレーブ内の等
    圧レベルより約100から900mbar(ミリバー
    ル)程度越える圧力まで加圧されることを特徴とする、
    オートクレーブ内に供給されたフィードストック(5)
    を乾燥する方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の、オートクレー
    ブ内に供給されたフィードストック(5)を乾燥する方
    法において、前記駆動用の蒸気は、約70から200m
    /s(秒速)で噴射されることを特徴とする、オートク
    レーブ内に供給されたフィードストック(5)を乾燥す
    る方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から3の一に記載の、オートク
    レーブ内に供給されたフィードストック(5)を乾燥す
    る方法において、前記駆動用の蒸気のオートクレーブ内
    で循環する体積比は、おおよそで1:5から1:20の
    範囲に設定されていることを特徴とする、オートクレー
    ブ内に供給されたフィードストック(5)を乾燥する方
    法。
  5. 【請求項5】 フィードストック(5)を入れて加圧蒸
    気で処理するためのものであって、オートクレーブジャ
    ケット(1)によって画成された実質的に水平で管形シ
    リンダ状の内部チャンバ(2)と、過熱蒸気生成の用に
    供される加熱手段(8)とでなる、オートクレーブにお
    いて、 オートクレーブ両側に、それぞれ一つの蒸気噴射器が装
    備されていて、それらは、それぞれ、駆動用の蒸気のコ
    ンプレッサ(7)に接続していて、実質的にそのオート
    クレーブ長さに沿って延在している駆動用蒸気ライン
    (10)を構成していると共に、ノズル状の噴射オリフ
    ィス(11)が設けられており、前記駆動用の蒸気のコ
    ンプレッサ(7)はその圧力が、また、前記蒸気噴射器
    は、前記ノズル状の噴射オリフィス(11)から噴射さ
    れる駆動用の蒸気が周囲から水蒸気を巻き込み吸引し
    て、そこで形成された混合蒸気を前記フィードストック
    (5)の下方部に限定的に指向付勢させるようにした、
    オートクレーブ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のオートクレーブにおい
    て、前記駆動用の蒸気のコンプレッサ(7)及び/又は
    前記加熱手段(8)が、オートクレーブ外に配置されて
    いる、オートクレーブ。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のオートクレーブにおい
    て、前記駆動用蒸気のコンプレッサ(7)及び/又は前
    記加熱手段(8)が、特に、オートクレーブ内で実質的
    にオートクレーブ全長に沿って延在している、オートク
    レーブ。
  8. 【請求項8】 請求項5から7の一に記載のオートクレ
    ーブにおいて、前記駆動用蒸気ライン(10)が前記内
    部チャンバ(2)の横部域に配置されている、オートク
    レーブ。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載のオートクレーブ
    において、前記蒸気噴射器は、前記加熱手段(8)の上
    流に配置されている、オートクレーブ。
  10. 【請求項10】 請求項5から9の一に記載のオートク
    レーブにおいて、前記蒸気噴射器がジェットポンプタイ
    プに設計されている、オートクレーブ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のオートクレーブに
    おいて、前記蒸気噴射器が、中に少なくとも一つの噴射
    オリフィス(11)を有する開口を備えたインテークパ
    イプ(14)と、合流混合管(15)と、デフューザ
    (16)と、でなる、オートクレーブ。
  12. 【請求項12】 請求項5から11のいずれか一に記載
    のオートクレーブにおいて、前記噴射オリフィス(1)
    が丸いかスリット状である、オートクレーブ。
  13. 【請求項13】 請求項10から12のいずれか一に記
    載のオートクレーブにおいて、前記蒸気噴射器の噴射口
    断面は、長さと幅において10以上の比率を有してい
    る、オートクレーブ。
  14. 【請求項14】 請求項10から13のいずれか一に記
    載のオートクレーブにおいて、前記蒸気噴射器は、往復
    運転のために、前記合流混合管(15)側とデフューザ
    (16)側の両方に、駆動噴射を行なうためのノズル状
    の噴射オリフィス(11,11’)が設けられている、
    オートクレーブ。
JP9046498A 1996-03-08 1997-02-28 オートクレーブ内に供給されたフィードストックを乾燥する方法及びその実施に用いるオートクレーブ Pending JPH109765A (ja)

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EP0794000A3 (de) 1997-10-29
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CZ57297A3 (en) 1997-09-17
AU1492797A (en) 1997-09-11
DE59708850D1 (de) 2003-01-16
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TR199700127A2 (tr) 1997-09-21
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CA2198164A1 (en) 1997-09-08
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