JPH01165412A - ホットプレス装置における熱板冷却装置 - Google Patents

ホットプレス装置における熱板冷却装置

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JPH01165412A
JPH01165412A JP32443787A JP32443787A JPH01165412A JP H01165412 A JPH01165412 A JP H01165412A JP 32443787 A JP32443787 A JP 32443787A JP 32443787 A JP32443787 A JP 32443787A JP H01165412 A JPH01165412 A JP H01165412A
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pipe
cooling water
hot plate
compressed air
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Toshio Yamauchi
敏男 山内
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Meiki Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、ホットプレス装置の熱板冷却装置に係り、詳
しくは熱板をその加熱状態から所定の徐冷温度まで徐々
に冷却してから、冷却水にて冷却温度まで冷却するよう
にした熱板冷却装置に関するものである。
(従来技術) プリント配線板等の積層成形品をホットプレス成形する
ためのホットプレス装置において、熱板をその加熱状態
から所定の冷却温度まで冷却するに際して、熱板に設け
られた冷却水通路に、先ず、冷却水を霧状に混入せしめ
た圧縮空気を流通させて、熱板をその加熱状態から所定
の徐冷温度まで徐々に冷却し、その後、その冷却水通路
に冷却水を流通せしめて、熱板を冷却温度まで冷却させ
るようにすることが従来から提案されている。熱板をこ
のようにして冷却すれば、均質で歪のない、品質の良好
な成形品を得ることができるのであり、また熱板に損傷
や歪が生じることを良好に防止することができるのであ
る。
(問題点) しかしながら、ホットプレス装置の熱板を上述のように
して冷却する従来の熱板冷却装置は、何れも、霧状の冷
却水を圧縮空気中に安定的且つ効果的に混入させること
ができず、熱板の冷却水入口側部分の冷却速度に比べて
出口側部分の冷却速度が極端に遅くなって、熱板を必ず
しも均等に徐冷することができず、また熱板の冷却水出
口側部分の冷却所要時間が著しく長くなって、実用性に
劣るといった問題があった。
(解決手段) ここにおいて、本発明は、このような事情に基づいて為
されたものであり、その要旨とするところは、熱板に設
けられた冷却水通路に、冷却水が霧状に混入せしめられ
た圧縮空気を流通せしめて、該熱板をその加熱状態から
所定の徐冷温度まで徐冷してから、該冷却水通路に冷却
水を流通せしめて、該熱板を所定の冷却温度まで冷却す
るようにした、ホットプレス装置における熱板冷却装置
を、(a)入口側分配管を介して前記熱板の冷却水通路
に連通せしめられて、該熱板の冷却水通路に前記圧縮空
気および冷却水を導く、垂直方向に配設された入口側集
合管と、(b)出口側分配管を介して前記熱板の冷却水
通路に連通せしめられて、該熱板の冷却水通路から排出
される前記圧縮空気および冷却水を排出口に導く、垂直
方向に配設された出口側集合管と、(C)前記入口側集
合管に前記冷却水を供給するための第一の冷却水供給管
と、(d)所定量の冷却水を貯溜可能な、前記入口側集
合管の下方に配置された密閉貯水タンクと、(e)該密
閉貯水タンクに冷却水を供給するための第二の冷却水供
給管と、(f)吸水口が該密閉貯水タンク内の冷却水中
に浸漬された冷却水の吸上管と、所定の圧縮空気供給源
に接続された圧縮空気の送出管とが同心的に配設された
二重管構造を有し、該送出管から圧縮空気を噴き出させ
ることにより、該吸上管にて該密閉貯水タンク内の冷却
水を吸い上げて、該圧縮空気内に該冷却水を霧状に混入
せしめ、上方に開口する噴出口からかかる霧状の冷却水
が混入せしめられた圧縮空気を噴出せしめる噴霧機構と
、(g’)下端部において該噴霧機構の噴出口に連結さ
れる一方、上端部において前記入口側集合管の下端部に
連結されて、該噴霧機構の噴出口から噴出される圧縮空
気を該入口側集合管に導入せしめる、該噴霧機構の噴出
口よりも断面積の大きい垂直連結管と、(h)該垂直連
結管と前記密閉貯水タンクの上部空間とを連通せしめる
連通管とを、含むように構成したことにある。
(作用・効果) このような熱板冷却装置によれば、第一の冷却水供給管
からの冷却水の供給を停止した状態で、噴霧機構を構成
する送出管から圧縮空気を噴き出させることにより、入
口側集合管、ひいては熱板に設けられた冷却水通路に、
冷却水が霧状に混入せしめられた圧縮空気を流通せしめ
ることができるのであり、これにより、熱板をその加熱
状態から所定の徐冷温度まで徐々に冷却することができ
るのである。また、かかる圧縮空気の流通による徐冷後
において、圧縮空気の噴出しを停止させて、第一の冷却
水供給管から入口側集合管内に冷却水を供給させるよう
にすれば、上記圧縮空気に代えてかかる冷却水を熱板の
冷却水通路に流通させて、熱板を上記徐冷温度から予め
設定された冷却温度まで速やかに冷却することができる
のである。
ところで、このような熱板冷却装置では、熱板の冷却水
通路内へ圧縮空気を流通せしめると、圧縮空気中の霧状
の冷却水が蒸発してその体積が著しく膨張すると共に、
その圧縮空気自体も加熱されて体積膨張し、その結果、
噴出機構の吸上管を通じて貯水タンク内の冷却水にバッ
クプレッシャーが作用せしめられることとなる。従って
、仮に、貯水タンクが大気に開放されている場合には、
そのバックプレッシャーによって貯水タンク内の冷却水
が大気に開放された液面側に吹き上げて、圧縮空気内へ
冷却水を噴霧させることができるなくなるが、本発明で
は、貯水タンクが大気に対して密閉された密閉貯水タン
クとされていると共に、入口側集合管と噴霧機構の噴出
口とを連結する垂直連結管とその密閉貯水タンクの上部
空間が連通管を通じて連通せしめられて、バックプレッ
シャーが密閉貯水タンク内の冷却水液面に対して均等に
作用せしめられるようになっていることから、そめよう
な冷却水の吹上げが良好に回避され、圧縮空気内に冷却
水が安定して且つ効果的に噴霧されることとなる。
つまり、前述のように、送出管から圧縮空気を噴き出さ
せることにより、入口側集合管、ひいては熱板の冷却水
通路に、霧状の冷却水が含まれた圧縮空気を安定して流
通させることができるのであり、従って、熱板をその加
熱状態から徐冷温度まで安定して徐冷することができる
のである。
また、このような熱板冷却装置では、圧縮空気の流通に
よる熱板の徐冷時において、入口側集合管の底壁部に冷
却水等が残留していると、かかる残留冷却水が圧縮空気
中に大粒の水滴となって混入して、その水滴が冷却水通
路の入口部を急冷させるため、熱板を均等に徐冷するこ
とができなくなるが、本発明では、噴霧機構の上向きの
噴出口と入口側集合管の下端部とが垂直連結管にて連結
されていると共に、その噴出口よりも断面積の大きい垂
直連結管の下端部が連通管を介して密閉貯水タンクに接
続されていることから、入口側集合管の底壁部に冷却水
等が残留することが良好に回避されるのであり、従って
その残留冷却水等が圧縮空気に巻き込まれて、大粒の水
滴となって熱板の冷却水通路に運ばれることが良好に回
避されるのである。そしてそれ故、そのような水滴によ
って熱板の冷却水通路の入口部が急冷せしめられること
が良好に防止されて、熱板が極めて均等に徐冷せしめら
れるのであり、その結果、均質で歪のない、良好な品質
の成形品が得られると共に、熱板に損傷や歪が生じるq
とが良好に防止されることとなるのである。
このように、本発明に従う熱板冷却装置によれば、第一
の冷却水供給管からの冷却水の供給を停止した状態で、
噴出機構の吹出口から圧縮空気を噴き出させることによ
り、熱板の冷却水通路に霧状の冷却水を含んだ圧縮空気
を常に安定して流通せしめて、熱板をその加熱状態から
所定の徐冷温度まで均等に、しかも短い時間で安定して
徐冷することができるのであり、熱板に損傷や歪を生じ
ることなく、品質の優れた成形品を製造することができ
るのである。そして、本発明の熱板冷却装置は、上述の
ように、熱板をその加熱状態から所定の徐冷温度まで短
い所要時間で均等に、しかも安定して徐冷できることか
ら、実用性にも極めて優れているのである。
(実施例) 以下、本発明をより一層具体的に明らかにするために、
その幾つかの実施例を図面に基づいて、詳細に説明する
先ず、第1図および第2図には、本発明に従うホットプ
レス装置の熱板冷却装置の一例が概略的に示されている
。そこにおいて、10.10は、プリント配線板等の積
層成形品を成形するためのホットプレス装置の熱板であ
って、固定盤に対する可動m(共に図示せず)の圧締作
動に基づいて相互に圧締せしめられるようになっている
。また、12.14は、それぞれ、入口側集合管および
出口側集合管であって、熱板10を挟んで対向する状態
で、鉛直方向に延びるように配設されている。
熱板10には、冷却水流通路16が形成されており、こ
の冷却水通路16には、それぞれ、一つの入口側分配管
18および二つの出口側分配管20を介して前記入口側
集合管12および出口側集合管14が接続されている。
そして、後述の圧縮空気および冷却水が、入口側集合管
12および各対応する入口側分配管18を通じてそれぞ
れの熱板10の冷却水通路16に導かれるようになって
いると共に、かかる冷却水通路16内に導入された圧縮
空気および冷却水が、各対応する出口側分配管20.2
0および出口側集合管14を通じて排出口に導かれるよ
うになっている。
ここで、熱板10に形成された冷却水通路16は、熱板
10の対向する辺に沿って平行に形成された入口側集合
通路22および出口側集合通路24と、それら集合通路
22.24を連通せしめる状態で、それら集合通路22
.24と直交するように、互いに平行に形成された複数
の連通通路26とから成っており、人口側集合通路22
の中央部に対して前記入口側分配管18が接続されてい
ると共に、出口側集合通路24の両端部に対して前記出
口側分配管20.20が接続されている。
そして、入口側分配管18を通じて冷却水通路16に導
入された圧縮空気および冷却水が、それぞれ、入口側集
合通路22から各連通通路26を通じて出口側集合通路
24に導かれ、この出口側集合通路24から出口側分配
管20.20を通じて排出せしめられるようになってい
る。そして、ここでは、かかる冷却水通路16の各連通
通路26から排出される圧縮空気および冷却水を排出口
に導く出口側集合通路24.出口側分配管20,20お
よび出口側集合管14の各断面積が、それぞれ、それら
連通通路26に圧縮空気および冷却水を導く入口側集合
通路22.入口側分配管18および人口側集合管12の
各断面積の2倍以上の大きさに設定されている。
なお、各集合管12.14と熱板10の冷却水通路16
を接続する各分配管18.20は、各対応する熱板10
の昇降作動を許容する構造とされている。また、出口側
集合管14には、圧縮空気および冷却水を前記排出口に
導く排出管27が、その上下端部に設けられている。
ところで、入口側集合管12の下方には、大気に対して
シールされた、所定量の冷却水を貯溜可能な密閉貯水タ
ンク28が配設されており、この密閉貯水タンク28内
の冷却水中に下端部の吸水口30を浸漬せしめられた状
態で、冷却水の水面よりも上方に位置する上端部に絞り
部32を備えた吸上管34が垂直方向に配設されている
。そして、この吸上管34の絞り部32から延び出させ
られた延長管36が密閉貯水タンク28の上壁を貫通し
て上方へ突出せしめられており、前記入口側集合管12
の下端部から該集合管12と同軸的に垂下された、該延
長管36よりも大径の垂直連結管38の下端部に、同心
的に連結せしめられている。
一方、上記吸上管34内には、密閉貯水タンク28の底
壁を貫通して、該吸上管34との間で環状の吸水通路4
0を形成する状態で、図示しない圧縮空気供給源に接続
された圧縮空気の送出管42が同心的に突入せしめられ
ている。そして、その送出管42の先端部が先細り形状
のノズル44とされて、前記吸上管34の絞り部32に
突入せしめられており、これにより、噴霧機構としての
エゼクタ機構46が構成されている。
すなわち、送出管42のノズル44を通じて圧縮空気を
吹き出させると、吸上管34と送出管42との間の吸水
通路40を通じて冷却水が吸い上げられて、ノズル44
から吹き出された圧縮空気中に該冷却水が霧状に混入せ
しめられるようになっているのであり、この霧状の冷却
水が混入せしめられた圧縮空気が、噴出口としての延長
管36を通じて垂直連結管38内に噴き出され、この垂
直連結管38を通じて前記入口側集合管12に、さらに
は、各入口側分配管18を通じてそれぞれの熱板lOの
冷却水通路16に導入せしめられるようになっているの
である。
なお、送出管42上には、減圧弁48および開閉機能を
備えた流量制御弁50が設けられており、それら減圧弁
48および流量制御弁50の調整により、送出管42か
ら噴き出される圧縮空気の圧力および流量、ひいては圧
縮空気中に混入せしめられる霧状の冷却水量が調整でき
るようになっている。また、送出管42上には、圧縮空
気供給源側への冷却水の侵入を阻止するためのチエツク
弁52が配設されている。
ここにおいて、密閉貯水タンク28と垂直連結管38と
の間には、垂直連結管38の下部空間と密閉貯水タンク
28内の上部空間とを連通せしめる状態で、連通管54
が配設されている。この連通管54は、垂直連結管38
の下端部から所定の角度をもって斜め下方に延び出させ
られた傾斜管56と、この傾斜管56の中間部から垂下
された垂直管58とからなっている。そして、ここでは
、かかる連通管54を構成する傾斜管56の先端部に対
して、逆流防止用のチエツク弁60および開閉弁62を
介して冷却水供給管64が連結されており、かかる冷却
水供給管64から傾斜管56および垂直管58を通じて
密閉貯水タンク28内に冷却水を補給できるようになっ
ていると共に、傾斜管56および垂直連結管38を介し
て人口側集合管12、ひいては各熱板10の冷却水通路
16に冷却水を供給できるようになっている。このこと
から明らかなように、本実施例では、かかる冷却水供給
管64が第一の冷却水供給管と第二の冷却水供給管とを
兼ねているのである。
なお、密閉貯水タンク28内には、第1図に示されてい
るように、該密閉貯水タンク28内の冷却水の水位を検
出するための液面位置検出手段としての水位計66が配
設されていると共に、満水位位置よりも少し下方の上限
水位位置に開口して、排出管68が接続されている。そ
して、ここでは、かかる排出管68に設けられた開閉弁
70と前記冷却水供給管64の開閉弁62とがかかる水
位計66の検出信号に基づいて開閉制御されるようにな
っており、これにより、霧状の冷却水を含む圧縮空気に
よる熱板10の徐冷冷却時において、冷却水の水位が、
上記予め設定された上限水位と前記吸上管34の吸水口
30よりも若干高い下限水位との間の範囲内に維持せし
められるようになっている。なお、後述の説明から明ら
かになるように、徐冷冷却開始時においては、冷却水が
上記上限水位まで貯溜されることとなる。
次に、本実施例装置の作動を説明する。
すなわち、各熱板10間での被加工物の加熱工程が完了
して、熱板10の冷却指令が出されると、冷却水供給管
64の開閉弁62が閉じられた状態に保持されたまま、
送出管42上の流量制御弁50が開かれ、圧縮空気供給
源からの圧縮空気が送出管42のノズル44から噴出せ
しめられる。
このようにすれば、密閉貯水タンク28内の冷却水が該
ノズル44から噴出された圧縮空気中に霧状に混入せし
められるのであり、その霧状の冷却水を含んだ圧縮空気
が、エゼクタ機構46の噴出口である延長管36から垂
直連結管38に噴出され、さらには入口側集合管12お
よび各入口側分配管18を経て各熱板10の冷却水通路
16に導入せしめられて、熱板10が、その霧状の冷却
水を含んだ圧縮空気によって、加熱工程完了後の高温状
態からゆっくりと冷却されるのである。
そして、ここでは、エゼクタ機構46から圧縮空気が噴
出せしめられる垂直連結管38の下部空間と密閉貯水タ
ンク28の上部空間とが、連通管54を通じて連通せし
められていることから、熱板10の冷却水通路16で水
分の蒸発と圧縮空気の加熱膨張とによって惹起されるバ
ックプレッシャーの作用下にも拘わらず、上記霧状の冷
却水が混入せしめられた圧縮空気がエゼクタ機構46か
ら安定して噴出せしめられるのであり、従って、熱板1
0が所定の速度で安定して徐冷せしめられるのである。
また、ここでは、人口側集合管12の下端部に垂直連結
管38が連結され、入口側集合管12の底壁部に冷却水
等が残留することが良好に防止されていることから、熱
板10の冷却水通路16に大粒の水滴が運ばれることが
良好に防止されるのであり、従ってそのような大粒の水
滴によって熱板10の冷却水通路16の入口側部分が急
冷されることが良好に防止されて、熱板10が極めて均
等に徐冷されることとなるのである。また、ここで、圧
縮空気中に粒の大きい水滴が混入することがあっても、
かかる水滴はその重量によって垂直連結管38内に落下
し、その下端部から連結管54を通じて密閉貯水タンク
28内に戻されることとなるため、熱板10の冷却水通
路16には粒の小さい霧状の冷却水のみが運ばれること
となるのであり、従ってこれによっても熱板10が均等
に冷却されることとなるのである。
さらに、ここでは、前述のように、熱板10の冷却水通
路16が、入口側集合通路22、出口側集合通路24お
よびそれらを連通ずる複数の連通通路26から構成され
ている一方、圧縮空気が入口側集合通路22の中央部に
接続された入口側分配管18から冷却水通路16に導入
せしめられるようになっていると共に、出口側集合通路
24の両端部に接続された二つの出口側分配管20.2
0から出口側集合管14に排出されるようになっており
、且つ熱板10の冷却水通路16の連通通路26に圧縮
空気を導入する入口側集合管12、入口側分配管18お
よび冷却水通路16の入口側集合通路22の各断面積が
、それぞれ、その連通通路26から圧縮空気を排出する
出口側集合通路24、出口側分配管20.20および出
口側集合管14の各断面積の半分以下の大きさに設定さ
れていることから、かかる冷却水通路16からの圧縮空
気の排出が極めて良好に行なわれるのであり、従って前
記バックプレッシャーが小さく抑制されて、これによっ
ても噴霧機構としてのエゼクタ機構46が安定して機能
せしめられて、安定した徐冷機能が得られるのである。
また、ここでは、第2図に示されているように、冷却水
通路16の各連通通路26を通じて流通せしめられる圧
縮空気および冷却水の流通通路の長さ:  (x+y+
z)が、各連通通路26について一定であることから、
これによっても熱板10を均等に徐冷することができる
のであり、また、入口側集合通路22と出口側集合通路
24とが最短距離で接続されているため、冷却水入口側
と出口側の冷却時間遅れが僅少で済み、入口側部分と出
口側部分の温度差が僅少で済んで、徐冷期間が大幅に短
縮され得るのである。
なお、各熱板10の徐冷速度は、送出管42上に設けら
れた減圧弁48および流量制御弁50の調整に基づいて
、調整せしめられることとなる。
また、かかる圧縮空気による熱板10の徐冷操作下にお
いて、密閉貯水タンク2B内の冷却水量が減少して、冷
却水の水位が予め設定された下限位置に達すると、その
ことが水位計66で検出されて冷却水供給管64の開閉
弁62が開かれ、かかる冷却水供給管64から連通管5
4の傾斜管56および垂直管58を通じて密閉貯水タン
ク28内に冷却水が供給されて、その冷却水の水位が予
め設定された上限水位に達するまで、冷却水が補給せし
められることとなる。
上記霧状の冷却水を含んだ圧縮空気による徐冷操作によ
り、熱板lOの温度が予め設定された徐冷温度まで冷却
されると、そのことが図示しない温度センサによって検
出されて、送出管50上の流量制御弁50が閉じられ、
送出管50からの圧縮空気の噴き出しが停止される一方
、冷却水供給管64上の開閉弁62が開かれる。そして
、これにより、冷却水が連通管54の傾斜管56を通じ
て垂直連結管38に、さらには入口側集合管12および
各入口側分配管18を経て各熱板10の冷却水通路16
に導入されて、各熱板10が上記徐冷温度から所定の冷
却温度まで速やかに冷却せしめられる。
なお、かかる冷却水による冷却操作が完了すると、各集
合管12,14.各分配管18,20゜各熱板工0の冷
却水通路16等から、密閉貯水タンク28の排出管68
および出口側集合管14の排出管27.27を通じて冷
却水が排出される。
そして、これにより、密閉タンク28内の冷却水の水位
が予め設定された上限水位に設定される。
ここでは、第1図に仮想線で示すように、°入口側集合
管12の上部或いは中間部に対して圧縮空気の吹出管を
接続し、かかる冷却水の排出時において、その吹出管5
3から入口側集合管12内に圧縮空気を吹き出させて、
冷却通路16内の冷却水を外部に完全に排出させるよう
にすることもできる。
また、各熱板10は、入口側集合管I2に加熱蒸気が供
給され、その加熱蒸気が各入口側分配管18を通じて熱
板10の冷却水通路16に流通せしめられることにより
、或いは熱板10に配設される電熱ヒータにより、加熱
されることとなる。
ここで、熱板10を蒸気によって加熱する場合には、第
1図に仮想線で示されているように、入口側集合管12
に蒸気供給管55を設ける一方、出口側集合管14の上
部排出管27に開閉弁57を、また下部排出管27に開
閉弁59を介してスチームトラップ61を、更に密閉貯
水タンク28に開閉弁63を介してスチートラップ65
を、それぞれ設ける。また、熱板10を電熱ヒータで加
熱する場合には、熱板10内に電熱ヒータを装入する。
以上説明したように、本実施例の熱板冷却装置を用いれ
ば、被加工物の圧締操作後において、送出管42から圧
縮空気を噴き出させることにより、各熱板IOをその加
熱状態(加熱温度)から予め設定された徐冷温度まで常
に安定して、しかも短い所要時間で均等に、更には少な
い量の圧縮空気および冷却水で効果的に熱板10を徐冷
することができるのであり、従って熱板10に損傷や歪
を生じることを良好に回避しつつ、均質で歪のない、品
質に優れた成形品を安定して、しかも優れた成形効率で
成形することができるのである。そしてそれ故、実用機
に対して、本実施例の熱板冷却装置を好適に採用するこ
とができるのである。
なお、本実施例では、前述のように、水位計66の検出
結果に基づいて、密閉貯水タンク28内の冷却水の水位
が予め設定された範囲内に自動的に維持されるようにな
っているため、密閉貯水タンク28として容量の小さい
ものを採用できるといった利点がある。
次に、本発明の別の実施例を第3図に基づいて説明する
。なお、本実施例は、前記実施例とは、噴出機構として
のエゼクタ機構46の構成が異なるだけであり、他の構
成は前記実施例と略同様であるため、ここでは、そのエ
ゼクタ機構46についてのみ、詳述する。
すなわち、第3図に示す熱板冷却装置では、圧縮空気の
送出管42が密閉貯水タンク28の上方に延び出す状態
で配設されており、その先細り形状とされた圧縮空気噴
出ロア2が、密閉貯水タンク28の上方において上向き
に開口する状態で設けられている。そして、この送出管
72の圧縮空気噴出ロア2から前記実施例と同様の延長
管36が延び出させられている。
一方、冷却水の吸上管34は送出管42よりも小径の管
構造とされており、その上端部が、密閉貯水タンク28
の上壁および送出管42を貫通して、送出管42の圧縮
空気噴出ロア2内に突入せしめられている。そして、こ
れにより、該吸上管34の上部開口と送出管42の圧縮
空気噴出ロア2との間に環状の絞り部74が形成されて
、エゼクタ機構46が構成されている。
このような構造のエゼクタ機構46を採用しても、送出
管42から圧縮空気を噴き出させることにより、各熱板
10の冷却水通路16に対して、霧状の冷却水を含む圧
縮空気を安定して流通せしめることができるのであり、
従って前記実施例と同様に、各熱板10をその加熱状態
から安定して、しかも短い時間で均等に徐冷することが
できるのである。
以上、本発明の二、三の実施例を説明したが、これらは
文字通りの例示であり、本発明が、それらの具体例に何
等限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内に
おいて、種々なる変更、修正、改良等を施した態様で実
施できることは、言うまでもないところである。
例えば、前記実施例では、連通管54の傾斜管56に接
続された冷却水供給管64が、入口側集合管12に冷却
水を供給する第一の冷却水供給管と密閉貯水タンク28
に冷却水を補給する第二の冷却水供給管を兼ねていたが
、第一の冷却水供給管および第二の冷却水供給管は、そ
れぞれ、入口側集合管12および密閉貯水タンク28に
それぞれ直接配管させるようにすることも可能である。
また、入口側集合管12内の冷却水を排出するための排
出管も、密閉貯水タンク28に配設された排出管68と
は別途に設けることが可能である。
さらに、前記実施例における送出管42上の流量制御弁
50に代えて、単なる開閉弁を採用することも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従う熱板冷却装置の一例を概略的に
示す説明図であり、第2図は、第1図における熱板の冷
却水通路の構造を示す説明断面図である。第3図は、本
発明の別の実施例の要部を概略的に示す説明図である。 10;熱板      12:入口側集合管14:出口
側集合管  16:冷却水通路18−入口側分配管  
20:出口側分配管22:入口側集合通路 24:出口
側集合通路26:連通通路    28:密閉貯水タン
ク34:吸上管     36:延長管(噴出口)38
:垂直連結管   42:送出管 46:エゼクタ機構(噴霧機構) 54:連通管     56:傾斜管 58:垂直管     64:冷却水供給管66:水位
計(液面位置検出手段) 68:排出管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱板に設けられた冷却水通路に、冷却水が霧状に
    混入せしめられた圧縮空気を流通せしめて、該熱板をそ
    の加熱状態から所定の徐冷温度まで徐冷してから、該冷
    却水通路に冷却水を流通せしめて、該熱板を所定の冷却
    温度まで冷却するようにした、ホットプレス装置におけ
    る熱板冷却装置であって、 入口側分配管を介して前記熱板の冷却水通路に連通せし
    められて、該熱板の冷却水通路に前記圧縮空気および冷
    却水を導く、垂直方向に配設された入口側集合管と、 出口側分配管を介して前記熱板の冷却水通路に連通せし
    められて、該熱板の冷却水通路から排出される前記圧縮
    空気および冷却水を排出口に導く、垂直方向に配設され
    た出口側集合管と、前記入口側集合管に前記冷却水を供
    給するための第一の冷却水供給管と、 所定量の冷却水を貯溜可能な、前記入口側集合管の下方
    に配置された密閉貯水タンクと、該密閉貯水タンクに冷
    却水を供給するための第二の冷却水供給管と、 吸水口が該密閉貯水タンク内の冷却水中に浸漬された冷
    却水の吸上管と、所定の圧縮空気供給源に接続された圧
    縮空気の送出管とが同心的に配設された二重管構造を有
    し、該送出管から圧縮空気を噴き出させることにより、
    該吸上管にて該密閉貯水タンク内の冷却水を吸い上げて
    、該圧縮空気内に該冷却水を霧状に混入せしめ、上方に
    開口する噴出口からかかる霧状の冷却水が混入せしめら
    れた圧縮空気を噴出せしめる噴霧機構と、 下端部において、該噴霧機構の噴出口に連結される一方
    、上端部において前記入口側集合管の下端部に連結され
    て、該噴霧機構の噴出口から噴出される圧縮空気を該入
    口側集合管に導入せしめる、該噴霧機構の噴出口よりも
    断面積の大きい垂直連結管と、 該垂直連結管と前記密閉貯水タンクの上部空間とを連通
    せしめる連通管とを、 含むことを特徴とするホットプレス装置における熱板冷
    却装置。
  2. (2)前記連通管が、前記垂直連結管の下端から下方に
    傾斜して延び出させられた傾斜管と、該傾斜管の中間部
    から下方に垂下された垂直管とから構成されていると共
    に、該傾斜管の先端部に冷却水供給管が接続せしめられ
    ており、該冷却水供給管が前記第一の冷却水供給管およ
    び第二の冷却水供給管を成している特許請求の範囲第1
    項記載の熱板冷却装置。
  3. (3)前記密閉貯水タンクが、液面位置検出手段および
    排水管を備えており、該液面位置検出手段の検出信号に
    基づいて該排水管および前記第二の冷却水供給管がそれ
    ぞれ開閉制御されることにより、該密閉貯水タンク内の
    冷却水の液面レベルが予め設定された所定の範囲内に維
    持せしめられるようになっている特許請求の範囲第1項
    または第2項記載の熱板冷却装置。
  4. (4)前記熱板の冷却水通路が、該熱板の対向する辺に
    沿って互いに平行に設けられた入口側集合通路および出
    口側集合通路、並びにそれら入口側集合通路および出口
    側集合通路を相互に連通せしめる、それら集合通路と互
    いに直交するように設けられた複数の連通通路とから構
    成されている一方、該冷却水通路が、該入口側集合通路
    の中央部に接続された一つの入口側分配管を通じて前記
    入口側集合管に連通せしめられていると共に、該出口側
    集合通路の両端部に接続された二つの出口側分配管を通
    じて前記出口側集合管に連通せしめられており、且つ、
    該出口側集合通路、該二つの出口側分配管および該出口
    側集合管の各断面積が、それぞれ、該入口側集合通路、
    該入口側分配管および該入口側集合管の断面積の2倍以
    上の大きさに設定されている特許請求の範囲第1項乃至
    第3項の何れかに記載の熱板冷却装置。
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JP2007083402A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Meiki Co Ltd プレス装置およびプレス成形方法
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