JPH1096631A - 角速度検出装置 - Google Patents

角速度検出装置

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JPH1096631A
JPH1096631A JP8249822A JP24982296A JPH1096631A JP H1096631 A JPH1096631 A JP H1096631A JP 8249822 A JP8249822 A JP 8249822A JP 24982296 A JP24982296 A JP 24982296A JP H1096631 A JPH1096631 A JP H1096631A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 角速度検出感度及び精度を高くする。振動板
の角速度検出方向zの共振周波数を検出する。 【解決手段】振動板5をx方向に励振し、角速度が加わ
ったときの振動板5のz振動を、電極9a,9b/9の
静電容量を介して検出するマイクロジャイロ20と、振
動板を、電極9c/9に高圧パルスを1パルス加えるこ
とにより自由振動させて、この振動による電極9a,9
b/9の静電容量の振動を電圧振動に変換してこの振動
の同期検波により、自由振動の周波数すなわち振動板の
z方向の共振周波数を検出する。振動板5をz方向に駆
動するための電極9cを、容量検出用の電極9a,9b
とは別に備える(図4)。又は、z方向駆動用の電極9
を容量検出用の電極9と共用する(図7)。もしくは、
x方向励振を磁石61,62と導体線52で行ない、z
駆動を該磁石と導体コイル51で行ない、z振動を歪セ
ンサ53,54で検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動体をx方向に
振動駆動し、振動方向xと直交するy軸を中心とする回
転方向の角速度Ωにより現われる振動体の、振動方向x
および該軸yに直交する方向zの振動成分を検出するた
めのセンサを有する角速度センサに、該センサが発生す
る電気信号を角速度Ωを表わす角速度信号に変換する電
気回路装置を付加した角速度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の角速度センサの1つが、「COMB
DRIVE MICROMECHANICAL TUNING FORKGYRO」との名称で、
米国特許第5,349,855号明細書に開示されてお
り、もう1つが、「角速度センサ」との名称で、特開平
7−43166号公報に開示されている。いずれも半導
体加工プロセスを用いてシリコンを微細加工して得るマ
イクロジャイロである。
【0003】この種の角速度センサの振動板は、x,y
平面に平行な平板の両側端(y平行辺)に各1組、計2
組の櫛歯を有し、かつ、両終端(x平行辺)のそれぞれ
よりy方向に延びる支脚を有し、これらの支脚で支えら
れて宙吊りとなっており、x方向およびz方向に振動し
うる。振動板の第1および第2組の櫛歯と互に噛み合う
形で第1組および第2組の固定櫛歯が、振動板の櫛歯と
は非接触で微小ギャップを置いて、振動板の両側端の外
側にある。振動板と第1組および第2組の固定櫛歯との
間に、周波数fの交流高電圧を印加することにより、静
電吸引力により振動板が第1組および第2組の固定櫛歯
に交互に引かれて、x方向に周波数fで振動する。
【0004】振動板がx方向に振動しているとき、y軸
を中心とする回転の角速度Ωが振動板に加わると、コリ
オリ力が振動板に作用し、振動板が、x方向の振動にz
方向の振動が加わった楕円運動をする。すなわち振動板
にz方向の振動が現われる。z方向に微小ギャップを置
いて振動板と対向する電極の、振動板/電極間の静電容
量が、該z方向の振動により変動する。この変動の振幅
は振動板のz方向の振幅に略逆比例する。この静電容量
を電気信号レベル(アナログ電圧)すなわち容量検出信
号に変換することにより、振幅が振動板のz方向の振幅
に逆比例する電圧が得られ、この振幅が角速度Ωの値に
対応するので、容量検出信号を振動板の励振信号に同期
して位相検波することにより、角速度Ωの値に対応する
レベルの直流電圧が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】振動板の質量をm、振
動の振幅をa、周期をω、角速度をΩとすると、振動速
度vの最大値はaωであるから、コリオリ力Fcの最大
値Fcmaxは、 Fcmax=2mΩaω となる。コリオリ力Fcの大きさは、aおよびωに比例
するが、マイクロジャイロの場合ωの可変範囲は、マイ
クロジャイロの構造上限定されるため、振幅aを大きく
することにより、大きなコリオリ力Fcを発生させる。
そこで従来より、コリオリ力Fcを最も効率良く発生す
るために、振動板を、共振周波数(固有振動数)で振動
駆動するように、駆動電気回路を設計している。しかし
ながら、振動板の製作誤差により、共振周波数がばらつ
き、角速度センサ毎にレ−ザトリミングまたは駆動電気
回路を調整(チュ−ニング)する必要があるが、小型で
あるほど製作誤差又はばらつき(個体差)が大きいた
め、チュ−ニングが難かしい。また、x方向,y方向と
もに共振周波数で振動するので振動が不安定になり易く
共振周波数には経時変化があり、電源オンからの時間経
過あるいは長期的な使用開始からの使用経過による共振
周波数の変化には対処できない。
【0006】前記特開平7−43168号公報には、角
速度センサの振動板支持脚端に空隙を設けてそこに電極
を付加して、この電極に印加する電圧レベルにより空隙
値を調整して、設計周波数での励振で振動板の振幅が最
大となるように振動板の共振周波数を調整するが、この
調整幅は狭く、センサ個々の寸法のばらつきおよびそれ
に加えての角速度センサの経時的な振動特性の変化を十
分に吸収することができない。振動板の実際の共振周波
数は不明であるので、実際の共振周波数に合せて駆動電
気回路の励振駆動信号の周波数を調整することはできな
い。
【0007】本発明は、角速度検出感度及び精度を高く
することを第1の目的とし、振動板の角速度検出方向z
の共振周波数を検出しうる角速度検出装置を提供するこ
とを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の角速度検出装置
は、基台(1),該基台に、x方向およびz方向に振動可
能に支持された振動体(5),該振動体にx方向に振動す
る力を及ぼすための第1加振手段(7a〜7d,8a〜8d/52,6
1,62),前記振動体をz方向に駆動するための第2加振
手段(9c,9/51,61,62)、および、振動体のz方向の振動
に対応して振動する第1電気信号(31,32の入力)を発生
するための振動変換手段(9a,9b,9/53,54)、を含む角速
度センサ(20);指示された周波数(Df)の同期信号を発生
する同期信号発生手段(36,37);第1加振手段に、前記
同期信号に同期して第1駆動電圧を与える第1励振手段
(38〜41);第2加振手段に、振動体をz方向に駆動する
ための第2駆動電圧を与える第2励振手段(42〜45);第
1電気信号の、前記同期信号と実質上同一周波数のレベ
ル変化の振幅を表わす第2電気信号(GLf)を発生する振
幅検出手段(31〜34);および、第2励振手段を介して第
2加振手段に第2駆動電圧を与えて振動体をz方向に駆
動し、振動変換手段が発生する第1電気信号の周波数(R
F)を検索する手段(31〜34,35);を備える。なお、理解
を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する
実施例の対応要素の符号を、参考までに付記した。
【0009】これによれば、周波数検索手段(31〜34,3
5)により振動体(5)のz方向の共振周波数(RF)が検出さ
れる。この共振周波数(RF)の発生を同期信号発生手段(3
6,37)に指示すると、振動体(5)が該共振周波数(RF)でx
方向に振動する。このとき角速度Ωが加わると、振動体
(5)が該共振周波数(RF)でx方向およびz方向に振動す
る。すなわち楕円運動をする。このz方向の振動に対応
するレベル変化が第1電気信号(31,32の入力)に現わ
れ、振幅検出手段(31〜34)が発生する第2電気信号(GL
f)が、該z方向の振動の振幅すなわち角速度Ωに対応す
るレベルとなる。このz方向の振動は、振動体(5)のz
方向の共振周波数であるので、従来の、振動体の励振周
波数がz方向の共振周波数から外れている場合よりも、
角速度Ω値に対する振幅が大きい。すなわち角速度検出
感度が高く、第2電気信号(GLf)の角速度分解能すなわ
ち角速度検出精度が高い。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の後述の第1実施例(図1,
図4)では、角速度センサ(20)の振動変換手段は、振動体
に空隙を置いてz方向で対向する、振動体との間に静電
容量を形成する電極であって第1電気信号(31a,31bの入
力)のレベルは振動体(5)/電極(9a,9b)間の静電容量に
対応し、第2加振手段も振動体に空隙を置いてz方向で
対向する電極(9c)であって、振幅検出手段(31〜34)は電
極(9a,9b)に、第2励振手段(42〜45)は電極(9c)に接続
されている。すなわち、振動板(5)に対向する電極が、
振動板(5)のz方向変位を検出するための第1組電極(9
a,9b)と、振動板(5)をz方向に駆動するための第2組電
極(9c)に分かれている。
【0011】本発明の後述の第2実施例(図7)では、第
2加振手段と振動変換手段とは、同一の電極(9)であ
る。すなわち電極(9)が第2加振手段および振動変換手
段に兼用されている。これに伴って、電極(9)を振幅検
出手段(31〜34)と第2励振手段(42〜45)の一方に選択的
に接続する切換手段(46)が加わっている。周波数検索手
段(31〜34,35)は、第2励振手段(42〜45)を介して電極
(9)に第2駆動電圧(45の出力電圧)を与える間のみ、切
換手段(46)を介して電極(9)を第2励振手段(42〜45)に
接続する。
【0012】本発明の後述の第3実施例(図8〜10)で
は、角速度センサ(20)は電磁駆動のものであり、第1加
振手段は、振動体と一体のy方向に延びる導電体(52)お
よびこれにz方向の磁界を与える永久磁石(61,62)であ
り、第1励振手段(38〜41)は導電体(52)に交流電圧を印
加する。磁界により導電体(52)にはフレミングの左手の
法則に従がうx方向の交流(方向が反転する)推力が加
わり、振動板(5)がx方向に振動する。第2加振手段
は、振動体と一体であってz軸廻りに周回する導電体(5
1)と前記永久磁石(61,62)の組合せである。第2励振手
段(42〜45)が導電体(51)に第2駆動電圧を印加すると、
導電体(51)が振動板(5)の表面側をN極(又はS極)裏
面側をS極(又はN極)とする磁束を発生して、永久磁
石(61,62)に対して反発又は吸引されて導電体(51)が一
体の振動板(5)がz方向に移動する。第2駆動電圧の印
加が止まると、反発力又は吸引力が消えるので、振動板
(5)が原位置に復帰するように移動を始めて、z方向に
自由振動する。振動板(5)は、それをx方向およびz方
向に振動可に支持する支持梁(4a,4b)に連続しており、
この支持梁に、振動変換手段として歪センサ(53,54)が
固着されている。この歪センサ(53,54)が、振動板(5)の
z方向の変位量に対応するレベルの第1電気信号(図8の
32の入力)を発生する。
【0013】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0014】
【実施例】
−第1実施例− 図1に、本発明の第1実施例のマイクロジャイロ(角速
度センサ)20の内部構造を、蓋板8を削除して示し、
図2に該ジャイロ20の、図1のII−II線で破断した断
面を、図3にIII−III線で破断した断面を示す。
【0015】図1を参照すると、絶縁体のシリコン基板
1には、導電性とするための不純物を含むポリシリコン
の、振動板アンカ2a〜2dおよび駆動電極アンカ3a
〜3dが接合している。振動板アンカ2aおよび2b
に、y方向に延び同一直線上に位置する振動板支持梁4
aおよび4bが連続しており、同様に、振動板アンカ2
cおよび2dにy方向に延び同一直線上に位置する振動
板支持梁4cおよび4dが連続し、これらの支持梁4a
〜4dにx方向に延び、基板1の表面に実質上平行な振
動板5が連続している。振動板5に対向する基板1の表
面上に、静電容量検出用の電極9a,9bおよび振動板
5を高さ方向(z)に励振駆動するためのz駆動電極9
cがある。
【0016】振動板5のx方向の中央位置から左右(y
方向)に電極幹6aおよび6bが延び、電極幹6aから
前後(x方向)に、櫛歯状にy方向に等ピッチで分布す
る複数個の移動側電極すなわちx移動電極7aおよび7
cが突出し、同様に、電極幹6bから電極7bおよび7
dが突出している。
【0017】駆動電極アンカ3a〜3dのそれぞれに
は、電極幹6a,6bの櫛歯状のx移動電極7a〜7d
のそれぞれの歯間スロットに進入した、櫛歯状の固定側
電極すなわちx駆動電極8a〜8dがある。これらのx
駆動電極8a〜8dと、x移動電極7a〜7dとの間に
は微小ギャップがある。
【0018】上述の、支持梁4a〜4d,振動板5,電
極幹6a,6b,x移動電極7a〜7dおよびx駆動電
極8a〜8dは、基板1の表面から離れている。すなわ
ち基板1の表面に、ギャップを置いて対向している。こ
れらは、振動板アンカ2a〜2dおよび駆動電極アンカ
3a〜3dを、マイクロ加工技術の蒸着によりシリコン
基板1の表面上に形成するときに、振動板アンカ2a〜
2dあるいは駆動電極アンカ3a〜3dに、一体連続で
形成される。この形成過程の概要を次に説明する。
【0019】まず、すでに静電容量検出用の電極9a,
9bおよびz駆動電極9cがパタ−ニングされている基
板1の表面に、支持梁4a〜4d,振動板5,電極幹6
a,6b,移動側電極7a〜7dおよび固定側電極8a
〜8dの直下のギャップを形成するための第1犠牲層が
形成される。その後、アンカ2a〜2dおよびアンカ3
a〜3dの下面に相当する位置の第1犠牲層がエッチン
グにより除去される。そして、構造層が基板1の表面に
デポジット(堆積)され、次に、導電性とするための不
純物を含むシリコン蒸気の蒸着を基板表面全体に行った
後に、構造層のアンカ2a〜2dおよびアンカ3a〜3
dならびに支持梁4a〜4d,振動板5,電極幹6a,
6b,移動側電極7a〜7dおよび固定側電極8a〜8
dに相当する位置を除いてエッチングにより除去され
る。第1犠牲層が溶剤で除去されて、図1〜図3に示す
基板1内の各エレメントが現れる。
【0020】アンカ2a〜2d,3a〜3dおよび電極
9a〜9cのそれぞれは、基板上に電極と同時にパタ−
ニングされた配線により同一基板上の電気回路あるいは
リ−ド電極のそれぞれに接続されている。
【0021】図1を参照する。例えば、マイクロジャイ
ロ20の外部から、上述のリ−ド電極を介して、アンカ
3a,3b(x駆動電極8a,8b)とアンカ2a〜2
d(振動板5)との間に高電圧を印加すると、静電気力
により振動板5の電極幹6a,6bがアンカ3a,3b
に近づく方向に移動する。アンカ3c,3d(x駆動電
極8c,8d)とアンカ2a〜2d(振動板5)との間
に高電圧を印加すると、静電気力により振動板5の電極
幹6a,6bがアンカ3c,3dに近づく方向に移動す
る。これら2態様の電圧印加を交互に繰返すことによ
り、振動板2cがx方向に往復振動する。この振動中
に、振動板5にy軸廻りの角速度Ωが加わると、コリオ
リ力により、振動板5はy軸を中心としx−z平面に平
行な楕円振動、すなわち、x方向の往復振動にz方向の
往復振動が加わったものとなる。
【0022】角速度Ωが加わっていないときのx方向の
往復振動によっては、振動板5/電極9a,9b間の静
電容量は実質上変化しないが、角速度Ωが加わってz方
向の振動成分が発生すると、これにより振動板5/電極
9a,9b間の静電容量が振動し、この振動のレベルが
角速度Ωに対応する。したがって振動板5/電極9a,
9b間の静電容量の振動レベルを計測することにより角
速度Ωを算出することができる。
【0023】上述の楕円振動が振動板5の共振周波数に
合致するものであると、角速度Ωの変化に対する楕円振
動(のz方向振動成分)の振動レベルの変化が高い。す
なわち角速度Ωの分解能が高い。
【0024】図4に、上述のジャイロ20に接続した電
気回路の概要を示す。アンカ3a,3b(x駆動電極8
a,8b)には、高圧スイッチング回路40aの出力端
が接続され、アンカ3c,3d(x駆動電極8c,8
d)には、高圧スイッチング回路40bの出力端が接続
されている。静電容量検出用の電極9aおよび9bには
それぞれ、振動板5/電極9a間の静電容量および振動
板5/電極9b間の静電容量を検出し静電容量値を電圧
レベルで表わす容量検出信号を発生するC/V変換器3
1aおよび31bが接続されている。z駆動電極9cに
は、高圧スイッチング回路45の出力端が接続されてい
る。
【0025】D/Aコンバ−タ36が、マイクロコンピ
ュ−タ(以下CPUと称す)35が与える周波数指示デ
−タDfを、それが指示する周波数を表わすレベルのア
ナログ信号に変換して、電圧制御発振器(以下Vcoと
称す)37に与え、Vco37が、該アナログ信号のレ
ベルに対応した周波数すなわちデ−タDfが指定する周
波数Dfの、振幅が一定の正弦波を発生してパルス整形
回路38に与える。該回路38は、該正弦波の正半波の
間高レベルH、負半波の間低レベルLのデュ−ティが5
0%の矩形波パルスをアンドゲ−ト39および42に与
える。
【0026】角速度Ωを検出しそれを表わすデ−タを出
力する角速度検出モ−ドでは、CPU35が、信号Cを
低レベルLとしてアンドゲ−ト39をオンに、アンドゲ
−ト42をオフにする。
【0027】角速度検出モ−ドでは、パルス整形回路3
8が与える矩形波パルスをスイッチング回路40bおよ
びインバ−タ41に与え、インバ−タ41が、該矩形波
パルスを反転した(すなわち位相を180度ずらした)
矩形波パルスをスイッチング回路40aに与える。スイ
ッチング回路40aは、与えられる矩形波パルスが低レ
ベルLから高レベルHに立上ると、この立上りよりわず
かな遅延の後に、図示しない高圧電源の高圧電位Vhを
アンカ3a,3b(x駆動電極8a,8b)に印加(出
力)する。矩形波パルスが高レベルHから低レベルLに
切換わると即座に、高圧電位Vhを遮断して基準電位
(高圧電源回路のア−ス)Eをアンカ3a,3bに印加
する。スイッチング回路40bも40aと同様に動作す
るが、両回路に与えられる矩形波パルスに180度のず
れがあるので、アンカ3a,3bと3c,3dには、交
互に高圧電位Vhが印加され、これにより振動板5がx
方向に振動する。振動の周波数はDfである。
【0028】振動板5がこのように振動しているとき、
振動板5に角速度Ωが加わると、振動板5が周波数がD
fの楕円振動を生じ、そのz方向振動成分により、振動
板5/電極9a,9b間の静電容量が振動する。この振
動によりC/V変換器31a,31bの静電容量検出信
号(アナログ電圧)が同期して振動する。これらの検出
信号の和を表わすレベルの電圧を加算器32が発生して
同期検波器33に与える。同期検波器33には、Vco
が発生する正弦波が同期信号として与えられる。
【0029】同期検波器33は、加算器32が与える、
周波数がDfで、振幅が角速度Ωに対応する交流信号の
振幅を表わすアナログ信号を発生するものであり、この
アナログ信号が、角速度Ωの値に対応するレベルの角速
度信号である。同期検波器33の内部において、図示し
ない移相器が、Vcoが与える正弦波に、それに対する
C/V変換器31a,31bの容量検出信号の位相遅れ
(略90度)分の位相遅れを与える。図示しないミキサ
が、この位相遅れが与えられた同期信号に基づいて、C
/V変換器31a,31bの容量検出信号(加算器32
の出力)を同期検波して、容量検出信号の振幅に対応す
るレベルのアナログ電圧(直流電圧)を発生する。この
アナログ電圧をリセット(クリア)機能を有するロ−パ
スフィルタが平滑化する。ロ−パスフィルタを通ったア
ナログ電圧が、角速度信号である。
【0030】同期検波器33が出力する角速度信号は、
増幅器34で角速度Ωを表わすレベルに校正され、CP
U35のA/D変換ポ−トに印加される。CPU35
は、校正済の角速度信号GLfをデジタル変換して読込
み、角速度Ωを表わすデ−タDΩを出力する。
【0031】振動板5の共振周波数を検出する共振周波
数検出モ−ドでは、CPU35が、信号Cを高レベルH
としてアンドゲ−ト39をオフに、アンドゲ−ト42を
オンにする。
【0032】共振周波数検出モ−ドでは、アンドゲ−ト
39がオフであるので、スイッチング回路40aおよび
40bには駆動パルスが与えられず、それらの回路40
aおよび40bの出力は共通電位Eに留まり、振動板5
はx方向に振動駆動されない。しかし、Vcoは、CP
U35が指示する周波数Dfの正弦波を発生してパルス
整形回路38および同期検波器33に与えるので、アン
ドゲ−ト39,42には、角速度検出モ−ドのときと同
様に駆動パルスが与えられる。また、C/V変換器31
a,31b,加算器32,同期検波器33および増幅器
34は、角速度検出モ−ドのときと同様に動作し、振動
板5がz方向に振動すると、振幅に対応する信号(前述
の角速度検出信号GLf)がCPU35に与えられる。
【0033】CPU35がリセット信号B(パルス)を
出力すると、この信号により同期検波器33内のロ−パ
スフィルタがリセットされこれにより該フィルタ内の平
滑コンデンサのチャ−ジが放電する。同時に、フリップ
フロップ43がリセットされてそのQバ−(オ−バライ
ン付Q)出力が低レベルLから高レベルHに転ずる。C
PU35の出力Cが高レベルHであるので、パルス成形
回路38が発生したパルス(高レベルH)がアンドゲ−
ト42を通過してモノマルチバイブレ−タ44に至る
が、このパルスによりフリップフロップ43がセットさ
れて、そのQバ−出力がHからLに転じて、アンドゲ−
ト42がオフになる。これにより、CPU35がリセッ
トパルスBを出力してから、パルス整形回路38の出力
がHのときに、1パルスだけがモノマルチバイブレ−タ
44に加わる。モノマルチバイブレ−タ44は、該パル
スでトリガ−されて設定幅だけHの1パルスをスイッチ
ング回路45に出力する。
【0034】スイッチング回路45は、モノマルチバイ
ブレ−タ44が与えるパルス区間(H区間)の間、高電
位Vhをz駆動電極9cに出力し、該パルス区間を過ぎ
ると(Lに戻ると)、共通電位Eをz駆動電極9cに与
える。これにより、z駆動電極9cが1回だけ振動板5
を吸引する。振動板5はこれにより電極9cに強く吸引
されて、高さ方向zの、それに近づく方向に移動し、前
記パルス区間が経過すると吸引力が消えるので解放され
て戻り移動し、元位置を通過して更に電極9cから離れ
る方向に移動する。そして今度は元位置に戻る方向に反
転移動し、また元位置を通過して電極9cに近づく方向
に移動する。このように移動しているとき、振動板5に
は外力は加わらないので、振動板5はその共振周波数
(固有振動数)で減衰振動する。
【0035】同期検波器33には、Vcoから周波数D
fの同期信号が与えられているので、仮に、振動板5の
前記減衰振動の周波数(共振周波数)が周波数Dfに合
致していると、角速度検出信号GLfのレベルは高くな
る。不一致で両者間の位相ずれが大きいときには、同期
検波器33において、容量検出信号(加算器32の出
力)が同期信号(Vco37の出力)からずれているの
で、同期検波器33のミキサの出力が交流となり、ロ−
パスフィルタがこれを遮断するので、同期検波器33の
出力GLf(直流)のレベルは極く低い。又は実質上零
である。
【0036】前記減衰振動の周波数に対して同期信号の
周波数Dfが接近して行くにつれて、同期検波器33の
出力GLf(直流)のレベルが高くなる。したがって、
D/Aコンバ−タ36に与える周波数指示デ−タDf
を、前記減衰振動の周波数を含むある周波数範囲の下限
値を指定するものから、順次にdF分高いものに更新
し、更新のたびに1パルスのリセット信号Bを同期検波
器33およびフリップフロップ43に与えて振動板5を
一度だけ駆動して自由振動させ、この自由振動の数サイ
クル後程度のタイミングで角速度検出信号GLfをデジ
タルデ−タに変換して読込むことにより、振動板5の共
振周波数を判定することができる。すなわち、角速度検
出信号GLfがピ−ク値となったときの周波数指示デ−
タDfが表わす周波数Dfが、振動板5の共振周波数、
もしくは共振周波数に非常に近い値である。
【0037】より正確に共振周波数を決定したい場合に
は、ピ−ク値となったときの周波数指示デ−タDfが表
わす周波数Dfを中心にした狭い、第2の周波数範囲を
設定して、その下限値から、dFより小さい値分周波数
指示デ−タDf高いものに更新しながら、上述のピ−ク
値検出のための操作を行なえばよい。
【0038】CPU35は、アンドゲ−ト39,42
に、モ−ド指示信号C(L:角速度検出モ−ド/H:共
振周波数検出モ−ド)を与え、かつ、角速度検出モ−ド
を指定しているとき(C=L)には、所定周期で増幅器
34の角速度信号GLfをA/D変換して読込み、この
デジタルデ−タを、ホストCPU(図示せず)へのデ−
タ出力ポ−ト(パラレル出力ラッチ)にセットする。ホ
ストCPUはいつでもこのデ−タ(パラレル出力)を読
取ることができる。ホストCPUは、角速度デ−タの必
要/不要を示す信号A(A=L:角速度デ−タ必要/A
=H:角速度デ−タ不要)をCPU35に与え、CPU
35は、A=Lのときには、モ−ド指定信号CをL:角
速度検出モ−ドとして、所定周期で角速度デ−タDΩを
出力ラッチに更新ラッチする。A=Hのときには、モ−
ド指定信号CをH:共振周波数検出モ−ドにして、振動
板5の共振周波数(RF)を検出し、信号AがHからL
(角速度検出モ−ド)に切換わると、検出している共振
周波数(RF)を表わすデ−タDfをD/Aコンバ−タ
36に与える。
【0039】図5に、CPU35の動作の概要を示す。
電源が投入されるとCPU35は、その入,出力ポ−ト
を待機時の信号レベルに設定し、内部タイマ,カウン
タ,レジスタ(RAMの一領域に割宛て)等を初期化す
る(ステップ1)。なお、以下においてカッコ内には、
ステップという語を省略してステップNo.数字のみを
記す。
【0040】CPU35は次に、ホストCPUからの信
号Aのレベルをチェックして、それがHであると「共振
周波数Fr検出」(3)を実行し、Lであるときには
「角速度Ω算出」(4)を実行する。
【0041】図6に、「共振周波数Fr検出」(3)の
内容を示す。これに進むとCPU35は、アンドゲ−ト
39,42への出力信号CをHレベルにする(31)。
次に、励振パルス周波数の切換回数をカウントするため
のレジスタRCをクリアし(32)、ピ−ク値格納用の
レジスタRGLfのデ−タをクリアし(33)、励振周
波数レジスタRFに、設定最低値Fminを書込みレジス
タRFのデ−タDfをD/Aコンバ−タ36に出力する
(34)。そして、リセットパルスBを1パルス出力す
る(35)。Vcoが周波数がDf(レジスタRFのデ
−タが示す値)の、一定振幅の正弦波を発生し、その正
半波区間がHで負半波区間がLの矩形パルスをパルス整
形回路38が発生し、この一連のパルスがアンドゲ−ト
42,39に加わるが、信号CがHであるのでアンドゲ
−ト39はオフであり、スイッチング回路40a,40
bはスイッチング動作をせず、それらの出力は共通電位
Eに留まり、振動板5はx方向に励振されない。
【0042】ステップ35でリセットパルスBが出力さ
れると、フリップフロップ43がそれによってリセット
されてそのQバ−出力がLからHに転じ、そこでアンド
ゲ−ト42がオンとなり、そのときあるいはその直後
に、パルス整形回路38の出力がHになるとそれがアン
ドゲ−ト42を通してフリップフロップ43のセット入
力端Sおよびモノマルチバイブレ−タ44のトリガ入力
端に加わり、フリップフロップ43がセット状態となっ
てそのQバ−出力がHからLに転じ、これによりアンド
ゲ−ト42がオフとなる。モノマルチバイブレ−タ44
は、それに設定された時限の間Hのパルス(1パルス)
を発生し、そのH区間のみスイッチング回路45がz駆
動用の電極9cに高電圧Vhを印加する。
【0043】高電圧Vhが電極9cに加わったことによ
り振動板5が電極9cに強く引かれてそれに近付く。そ
して電圧Vhが消えると電極9cの吸引力が無くなるの
で、振動板5は電極9cから離れる方向に移動する。そ
の後自由振動により振動板5がその固有振動数(共振周
波数)で減衰振動する。振動板5のこの自由振動はz方
向であるので、その振動に対応したレベル変動が加算器
32の出力電圧すなわち容量検出信号に現われる。周波
数Dfの正弦波をVcoが発生しており、該正弦波が同
期検波器33に与えられているので、同期検波器33
は、周波数Dfで容量検出信号を検波する。自由振動の
周波数が周波数Dfと合致していると、同期検波器33
の出力信号すなわち角速度信号GLf(直流電圧)のレ
ベルは最高となり、周波数がずれているとずれが大きい
ほど角速度信号GLfのレベルは低い。
【0044】前述のようにリセットパルスBを出力する
とCPU35は、それから所定の遅れ時間の後に、角速
度信号GLfをデジタル変換して読込む(36)。該遅
れ時間は、同期検波器33内のロ−パスフィルタをリセ
ットパルスBでリセット(平滑コンデンサの電圧の放
電)してから、前述の振動板5のz方向の自由振動によ
る容量検出信号のレベル振動を同期検波することにより
ロ−パスフィルタの平滑コンデンサが自由振動対応のレ
ベルに実質上安定するに要する時間であり、これは細か
くは自由振動の周波数によって違いがあるが、前記遅れ
時間は、励振周波数Dfの走査範囲Fmin〜Fmin+PN
・dFの中心値の周波数に合せた値に定めている。
【0045】次にCPU35は、今回読込んだ角速度信
号GLfのレベルがレジスタRGLfのデ−タが示す値
(前回読込値)以上であるかをチェックする(37)。
その通りであると、レジスタRGLfに今回読込んだデ
−タGLfを書込み(38)、励振周波数レジスタRF
のデ−タ更新回数を1インクレメントして(39)、更
新回数が設定値PNに達した(上限値Fmin+PN・d
Fの励振周波数Dfを出力した)かをチェックして(4
0)、そうでない(まだ上限値Fmin+PN・dFより低
い)と、励振周波数レジスタRFのデ−タDfを、最小
単位dF分高い値に更新してそれをD/Aコンバ−タ3
6に出力する(41)。
【0046】そして、またリセットパルスBを発生して
(35)、それから所定の遅延時間の後に、角速度信号
GLfをデジタル変換して読込む(36)。励振周波数
DfのdF分の上昇により、励振周波数Dfが前回より
も振動板5のz方向の共振周波数に近づいているのであ
れば、位相検波器33の出力信号GLfのレベルが前回
よりも高くなる。CPU35は上述と同様にして、今回
読込んだデ−タGLfがレジスタRGLfのデ−タが示
す値以上であるかをチェックする(37)。その通りで
あると、レジスタRGLfに今回読込んだデ−タGLf
を書込み(38)、励振周波数Dfを更にdF分高い値
に更新する(39〜41)。このように、同期検波器3
3の出力信号レベルGLfが増加傾向であると、励振周
波数Dfを順次dFづつ高くする。
【0047】励振周波数Dfが振動板5のz方向共振周
波数に最も近い値になって、次に更に励振周波数Dfを
dF分小さくすると、同期検波器33の出力信号レベル
GLfが前回の読込値(レジスタRGLfの値:振動板
5の共振周波数に最も近い値)よりも低下する。
【0048】するとCPU35は、そこでメインル−チ
ン(図5のステップ2)に戻る。戻ったときにホストC
PUからの信号AがL(角速度検出モ−ド)に切換わっ
ていると、CPU35は、レジスタRFのデ−タ(共振
周波数)をD/Aコンバ−タ36に与えて信号CをL
(角速度検出のための振動板5のx方向励振)に切換え
るので、角速度検出は、振動板5を共振周波数で駆動し
た状態で行なわれることになる。すなわち、信号AがL
(角速度検出モ−ド)のときにCPU35はレジスタR
Fのデ−タ(前述の共振周波数Frの検出(3)で、共
振周波数デ−タとなっている)をA/Dコンバ−タ36
に出力し、モ−ド指示信号Cを低レベルLとする。これ
によりアンドゲ−ト39がオン、42がオフとなり、振
動板5が、共振周波数でx方向に励振される。
【0049】CPU35はその後、所定時間間隔で角速
度検出信号GLfをA/D変換して読込み、読込んだデ
−タを出力レジスタに書込んで、角速度デ−タ出力ポ−
ト(パラレル出力ポ−ト)の出力ラッチにセット(更新
ラッチ)する。すなわち、この出力更新を行なうごとに
CPU35はメインル−チン(図6のステップ2)に戻
るが、戻ったときにホストCPUからの信号Aがやはり
L(角速度検出モ−ド指定)であると、時間時間の経過
を待って、角速度検出信号GLfをA/D変換して読込
み、出力ラッチを更新するので、信号AがLである間
は、CPU35は、角速度信号GLfと出力ラッチの更
新を所定時間間隔で繰返し実行する。したがって、角速
度出力ポ−トには常時、最新に検出した角速度Ωを表わ
すデ−タDΩがセットされており、ホストCPUは任意
の時点に、最新の角速度デ−タDΩを読取ることができ
る。
【0050】ところで、前述の「共振周波数Frの検
出」(3)のステップ37でピ−ク値(共振周波数)を
検出してメインル−チンに戻ったときにホスCPUから
の信号AがやはりH(共振周波数検出モ−ド指定)であ
ると、また、上述の「共振周波数Fr検出」(3)を実
行する。したがって、信号Aが連続してHである間は、
CPU35は、「共振周波数Fr検出」(3)を繰返し
実行し、信号AがLに転ずるのを待つ、ということにな
る。これが電源投入直後の状態であると、該繰返しの実
行は、電源投入後のジャイロ20のウォ−ムアップ(こ
れは自己発熱のみならず、その外部の電気回路,電気装
置の放熱によっても生ずる)による振動板5の共振周波
数の変化に対応して、励振周波数Dfを、振動板5の最
新の共振周波数に合致するものに追従させる、というこ
とになる。
【0051】なお、CPU35は、共振周波数検出のた
めに、励振周波数(同期検波器33に与える同期信号)
を、設定範囲の下限値Fminから、順次にdF分高い値
に変更するが、逆にしてもよい。すなわち、設定範囲の
上限値Fmin+PN・dFから、順次にdF分低い値に
変更してもよい。
【0052】更には、設定範囲Fmin〜Fmin+PN・d
Fが広い場合には、dFを比較的に大きい値とし、ピ−
ク値となる周波数を検出すると、それを中心とする狭い
範囲を設定して、この範囲内で順次に小さい変更量dF
m分高い値又は低い値に変更して、より細かく共振周波
数を決定するのが好ましい。
【0053】−第2実施例− 図7に第2実施例の構成を示す。この第2実施例で用い
られるジャイロ20は、図1および図4に示す第1実施
例の電極9a,9bおよび9cを、一体連続にして一枚
の電極9としたものである。第2実施例のジャイロ20
のその他の構成は、第1実施例のジャイロ20と同じで
ある。
【0054】第2実施例では、電極9が一枚であり、こ
れを静電容量検出用と振動板5のz駆動用に共用するた
めに、切換回路46が追加され、この切換回路46で、
電極9をスイッチング回路45とC/Vコンバ−タ31
に選択的に接続するようにしている。第2実施例のCP
U35の制御動作は、前述の第1実施例のものと同じで
ある。第2実施例では、「共振周波数Fr検出」(3)
において、モノマルチバイブレ−タ44が1パルス(高
レベルH)を出力している間、切換回路46が該パルス
に応答して電極9にスイッチング回路45の出力端を接
続し、これにより該パルスに応答してスイッチング回路
45が出力する高電圧Vhが電極9に加わり、振動板5
が電極9に強く吸引される。この高電圧Vhが消えると
き、すなわちモノマルチバイブレ−タ44の出力がLに
戻るときに切換回路46が、電極9−C/V変換器間の
接続に戻り、振動板5の自由振動によるレベル変動がC
/V変換器31の出力信号すなわち容量検出信号に現わ
れる。
【0055】−第3実施例− 図8に第3実施例の構成を示す。この第3実施例のジャ
イロ20の全体の縦断面を図10に示し、その主要部の
外観を図9に示す。このジャイロ20は、振動板5に、
y方向に延びる導体線52と、振動板表面に沿って矩形
渦巻き状に分布する導体コイル51を形成し、振動板5
よりやや広い平面を有する2個の、シ−ト状の永久磁石
61,62を、振動板5を挟むように配設したものであ
る。
【0056】振動板5は、シリコン基板1のエッチング
により支持梁4a〜4dと共に形成されたものであり、
支持梁4a〜4dがシリコン基板1に一体連続で、振動
板5は支持梁4a〜4dに一体連続である。振動板5の
表面を絶縁体で被覆してから、金蒸着により導体線52
と導体コイル51を形成した後、更に絶縁体を被覆し、
そして支持梁4aと4bの、振動板5のz方向変位によ
り最も変形する部位に、歪に応じて抵抗値が変化する歪
抵抗材を蒸着して歪センサ53,54としている。 永
久磁石61および62は、図10に示すようにz方向に
磁化しており、それぞれ上蓋および下板に固着されてお
り、磁石61のN極と磁石62のS極とが対向してお
り、それらの間に導体コイル51(振動板5)が位置す
る。導体コイル51に、磁石61に対向する側がS極と
なりしたがって磁石62に対向する側がN極となる方向
の電流を通電すると、導体コイル51が両磁石61,6
2に吸引されるが、導体コイル51は磁石62よりも磁
石61に近いので、磁石61で吸引されて導体コイル5
1(振動板5)が磁石61に近付く方向に移動する。こ
の移動の後に通電を遮断すると、振動板5が該移動の方
向と逆方向に戻り移動しそしてz方向で正,逆方向に自
由振動(減衰振動)する。この振動の振幅に対応して歪
センサ53,54の抵抗値が変化する。
【0057】図8を参照すると、歪センサ53,54に
は、分圧抵抗を介して定電圧が加わっており、歪センサ
53,54の抵抗値に比例する電圧が加算器32に印加
される。歪センサ53および54の抵抗値の変化は、共
に振動板5の振動に同期しかつ同方向であるので、加算
器32が振動板5の振動に同期したアナログ電圧(振動
電圧)を発生する。上述の、導体コイル51に振動板5
をz方向に駆動するための電流を流すための電圧を、ス
イッチング回路45が導体コイル51に印加する。
【0058】角速度検出のための振動板5のx方向励振
は、スイッチング回路40aおよび40bで導体線52
に交流電圧を印加することにより実現する。該交流電圧
の印加により、導体線52に交流電流が流れる。導体線
52に、図8に示す矢印yの方向に電流が流れていると
きには、磁石61,62間の磁界と該電流との間に、フ
レミングの左手の法則として知られている電磁力が発生
し、導体線52(振動板5)に、矢印xの方向の推力が
作用し、振動板5が矢印xの方向に移動する。電流の流
れる方向が反転すると推力の方向が反転し振動板5が矢
印xとは逆方向に移動する。したがって、導体線52に
交流電圧を印加している間、振動板5が、該交流電圧の
周波数と等しい周波数でx方向に振動する。
【0059】図8に示す加算器32〜スイッチング回路
45までの電気回路の構成および各電気要素の動作は第
1実施例(図4)と同様であるので、ここでの説明は省
略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のジャイロ20の内部を
示す斜視図である。
【図2】 図1に示すジャイロ20の、II−II線断面図
である。
【図3】 図1に示すジャイロ20の、III−III線断面
図である。
【図4】 図1に示すジャイロ20に接続した電気回路
の構成を示すブロック図である。
【図5】 図4に示すCPU35の角速度検出処理の概
要を示すフロ−チャ−トである。
【図6】 図5に示す「共振周波数Fr検出」(3)の
内容を示すフロ−チャ−トである。
【図7】 本発明の第2実施例のジャイロ20の要素な
らびにそれに接続された電気回路の構成を示し、ジャイ
ロ20の要素は斜視図で、電気回路はブロック図で示
す。
【図8】 本発明の第3実施例のジャイロ20の要素の
一部ならびにそれに接続された電気回路の構成を示し、
ジャイロ20の要素は斜視図で、電気回路はブロック図
で示す。
【図9】 図8に示すジャイロ20の主要要素の斜視図
である。
【図10】 図8に示すジャイロ20の、図9に示すX
−X線縦断面図である。
【符号の説明】
1:絶縁体のシリコン基板 2a〜2d,3a〜3d:アンカ(導電体のポリシリコ
ン) 4a〜4d:支持梁 5:振動板 6a,6b:電極幹 7a〜7
d:x移動電極 8a〜8d:x駆動電極 9a,9
b:容量検出用の電極 9c:z駆動電極 9:容量検出用およびz駆動用に共用の電極 10:リ−ド電極 20:マイ
クロジャイロ 31,31a,31b:C/V変換器 32:加算器(図4)/増幅器(図7) 33:同期検波器 34:増幅
器 35:マイクロコンピュ−タ 36:D/
Aコンバ−タ 37:電圧制御発振器 38:パル
ス整形回路 39,42:アンドゲ−ト 40a,40b,45:スイッチング回路 41:イン
バ−タ 43:フリップフロップ 44:モノ
マルチバイブレ−タ 46:切換回路 51:導体
コイル 52:導体線 53,5
4:歪センサ 61,62:永久磁石

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台,該基台に、x方向およびz方向に振
    動可能に支持された振動体,該振動体にx方向に振動す
    る力を及ぼすための第1加振手段,前記振動体をz方向
    に駆動するための第2加振手段、および、振動体のz方
    向の振動に対応して振動する第1電気信号を発生するた
    めの振動変換手段、を含む角速度センサ;指示された周
    波数の同期信号を発生する同期信号発生手段;第1加振
    手段に、前記同期信号に同期して第1駆動電圧を与える
    第1励振手段; 第2加振手段に、振動体をz方向に駆
    動するための第2駆動電圧を与える第2励振手段;第1
    電気信号の、前記同期信号と実質上同一周波数のレベル
    変化の振幅を表わす第2電気信号を発生する振幅検出手
    段;および、 第2励振手段を介して第2加振手段に第2駆動電圧を与
    えて振動体をz方向に駆動し、振動変換手段が発生する
    第1電気信号の周波数を検索する手段;を備える角速度
    検出装置。
  2. 【請求項2】角速度センサの振動変換手段は、振動体に
    空隙を置いてz方向で対向する、振動体との間に静電容
    量を形成する電極を含み、第1電気信号のレベルは振動
    体/電極間の静電容量に対応する、請求項1記載の角速
    度検出装置。
  3. 【請求項3】前記電極は、それぞれが振動体に対向する
    第1組電極および第2組電極を含み、振幅検出手段は第
    1組電極に接続され;第2励振手段は第2組電極に第2
    駆動電圧を印加する;請求項2記載の角速度検出装置。
  4. 【請求項4】装置は更に、振動体との間に静電容量を形
    成する電極を、振幅検出手段と第2励振手段の一方に選
    択的に接続する切換手段;を含み、前記周波数検索手段
    は、第2励振手段を介して前記電極に第2駆動電圧を与
    える間のみ、前記切換手段を介して前記電極を第2励振
    手段に接続する;請求項2記載の角速度検出装置。
  5. 【請求項5】第1加振手段は、櫛型静電駆動の櫛型電極
    である請求項1,請求項2,請求項3又は請求項4記載
    の角速度検出装置。
  6. 【請求項6】第1加振手段は、電磁駆動手段である、請
    求項1記載の角速度検出装置。
  7. 【請求項7】電磁駆動手段は、振動体と一体のy方向に
    延びる導電体、および、この導電体にz方向の磁界を与
    える磁界印加手段、を含み;第1励振手段は、前記導電
    体と磁界印加手段の一方に交流である第1駆動電圧を与
    える;請求項6記載の角速度検出装置。
  8. 【請求項8】第2加振手段は、振動体と一体であってz
    軸廻りに周回する導電体、および、この導電体にz方向
    の磁界を与える磁界印加手段、を含む;請求項1,請求
    項6又は請求項7記載の角速度検出装置。
  9. 【請求項9】振動変換手段は、振動板に連続してそれを
    x方向およびz方向に振動可に支持する支持梁と一体の
    歪センサを含む;請求項1,請求項6,請求項7又は請
    求項8記載の角速度検出装置。
  10. 【請求項10】前記周波数検索手段は、第2電気信号の
    レベルを読み、これを同期信号発生手段に与える指示周
    波数を変更して行ない、第2電気信号のレベルが実質上
    ピ−クとなる周波数を検索する、請求項1,請求項2,
    請求項3,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7,
    請求項8又は請求項9記載の角速度検出装置。
  11. 【請求項11】前記周波数検索手段は、同期信号発生手
    段に与える周波数指示値を漸増又は漸減し、周波数指示
    値を変更する度に、第2励振手段を介して前記電極に1
    パルスの第2駆動電圧を与えて振動体をz方向に駆動
    し、振動体のz方向の振動によって現われた第2電気信
    号のレベルを読む、請求項1,請求項2,請求項3,請
    求項4,請求項5,請求項6,請求項7,請求項8,請
    求項9又は請求項10記載の角速度検出装置。
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