JPH1096481A - 油冷式空気圧縮機の油温制御弁 - Google Patents
油冷式空気圧縮機の油温制御弁Info
- Publication number
- JPH1096481A JPH1096481A JP24975196A JP24975196A JPH1096481A JP H1096481 A JPH1096481 A JP H1096481A JP 24975196 A JP24975196 A JP 24975196A JP 24975196 A JP24975196 A JP 24975196A JP H1096481 A JPH1096481 A JP H1096481A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- valve
- oil temperature
- port
- temperature control
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Temperature-Responsive Valves (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】制御可能な油量が多く、小形の油温制御弁を提
供する。 【解決手段】油温制御弁は中空円筒型の弁体1と弁ケー
ス2と弁蓋18で構成され、弁ケース2には油の流入口
のポート3およびポート4が設けられる。そして、弁室
6と混合室5が設けられ、中空円筒型の弁体2によりポ
ート4と弁室6,ポート3と混合室5は仕切られる。ま
た、弁室6と混合室5は中空円筒型の弁体2の内側で連
通している。弁ケース2のポート3およびポート4の形
状は長円形または長方形,楕円形となっている。
供する。 【解決手段】油温制御弁は中空円筒型の弁体1と弁ケー
ス2と弁蓋18で構成され、弁ケース2には油の流入口
のポート3およびポート4が設けられる。そして、弁室
6と混合室5が設けられ、中空円筒型の弁体2によりポ
ート4と弁室6,ポート3と混合室5は仕切られる。ま
た、弁室6と混合室5は中空円筒型の弁体2の内側で連
通している。弁ケース2のポート3およびポート4の形
状は長円形または長方形,楕円形となっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油冷式空気圧縮機の
油温制御弁に関する。
油温制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油冷式空気圧縮機の油温制御弁に
ついて、本発明の油温制御弁と構成は同じであるので図
1を用いて説明する。
ついて、本発明の油温制御弁と構成は同じであるので図
1を用いて説明する。
【0003】図1は油温制御弁を示している。また、図
3は中空円筒型の弁体1の上面図を示しており、中心に
油温を感知して摺動するピストン16を備え、中空部1
7を油が通過する構造となっている。図1に示すよう
に、油温制御弁は中空円筒型の弁体1と弁ケース2と弁
蓋18で構成されており、弁ケース2にはオイルタンク
9とオイルクーラ11の入口に連通するポート3と、オ
イルクーラ11の出口に連通するポート4と、弁室6
と、混合室5が設けられており、前記中空円筒型の弁体
2によりポート4と弁室6,ポート3と混合室5は仕切
られている。また、弁室6と混合室5は中空円筒型の弁
体2の内側で連通している。
3は中空円筒型の弁体1の上面図を示しており、中心に
油温を感知して摺動するピストン16を備え、中空部1
7を油が通過する構造となっている。図1に示すよう
に、油温制御弁は中空円筒型の弁体1と弁ケース2と弁
蓋18で構成されており、弁ケース2にはオイルタンク
9とオイルクーラ11の入口に連通するポート3と、オ
イルクーラ11の出口に連通するポート4と、弁室6
と、混合室5が設けられており、前記中空円筒型の弁体
2によりポート4と弁室6,ポート3と混合室5は仕切
られている。また、弁室6と混合室5は中空円筒型の弁
体2の内側で連通している。
【0004】中空円筒型の弁体1は油温T1でピストン
16が進出し、弁体1は摺動開始し、油温T2でポート
3は全閉となり、ポート4は半開となる。そして、油温
T3でポート4は全開となる。油温T1以下では、オイ
ルタンク9の油はオイルクーラ11には流れず、すべて
ポート3に流れ、混合室5を通り圧縮機8に給油され
る。油温がT1からT2の間ではオイルタンク11の油
は、一部オイルクーラ11に流れ、冷却された後ポート
4,弁室6,混合室5に流れる。残りの油はポート3,
混合室5に流れる。混合室5ではオイルクーラ11で冷
却された油温の低い油と油温の高い油を混合し圧縮機8
に給油される。油温がT2以上になると中空円筒型の弁
体1によりポート3は全閉となり、オイルタンク9の油
はすべてオイルクーラ11へと流れる。油温T2から油
温T3までは、中空円筒型の弁体1によりポート4が徐
々に開き、それに比例してオイルクーラ11に流れる油
量Q3が増加する。このように、油温は中空円筒型の弁
体1の摺動量により制御される。
16が進出し、弁体1は摺動開始し、油温T2でポート
3は全閉となり、ポート4は半開となる。そして、油温
T3でポート4は全開となる。油温T1以下では、オイ
ルタンク9の油はオイルクーラ11には流れず、すべて
ポート3に流れ、混合室5を通り圧縮機8に給油され
る。油温がT1からT2の間ではオイルタンク11の油
は、一部オイルクーラ11に流れ、冷却された後ポート
4,弁室6,混合室5に流れる。残りの油はポート3,
混合室5に流れる。混合室5ではオイルクーラ11で冷
却された油温の低い油と油温の高い油を混合し圧縮機8
に給油される。油温がT2以上になると中空円筒型の弁
体1によりポート3は全閉となり、オイルタンク9の油
はすべてオイルクーラ11へと流れる。油温T2から油
温T3までは、中空円筒型の弁体1によりポート4が徐
々に開き、それに比例してオイルクーラ11に流れる油
量Q3が増加する。このように、油温は中空円筒型の弁
体1の摺動量により制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の油温制御弁
で、圧縮機8への給油量Q1は、中空円筒型の弁体1の
通過断面積よりも油流路のポート3およびポート4の面
積により制約される。図4に従来の油御制御弁のポート
3の外観形状を示す。図4に示すようにポート3は円形
である。同様に、ポート4の形状も円形である。圧縮機
8への給油量Q1を増やすためにはポート3およびポー
ト4の直径を大きくする必要がある。しかし、中空円筒
型の弁体1の摺動量には限度が有り、従来のポート3,
ポート4の直径が限界であった。このため、圧縮機8へ
の給油量Q1が多い大型の油冷式空気圧縮機の油温制御
弁は、ポート3およびポート4が大きくする必要が有
り、それに伴い、中空円筒型の弁体1と弁ケース2が大
きな油温制御弁が必要であるという問題があった。
で、圧縮機8への給油量Q1は、中空円筒型の弁体1の
通過断面積よりも油流路のポート3およびポート4の面
積により制約される。図4に従来の油御制御弁のポート
3の外観形状を示す。図4に示すようにポート3は円形
である。同様に、ポート4の形状も円形である。圧縮機
8への給油量Q1を増やすためにはポート3およびポー
ト4の直径を大きくする必要がある。しかし、中空円筒
型の弁体1の摺動量には限度が有り、従来のポート3,
ポート4の直径が限界であった。このため、圧縮機8へ
の給油量Q1が多い大型の油冷式空気圧縮機の油温制御
弁は、ポート3およびポート4が大きくする必要が有
り、それに伴い、中空円筒型の弁体1と弁ケース2が大
きな油温制御弁が必要であるという問題があった。
【0006】本発明は、制御可能な油量が多く、小形の
油温制御弁を提供することを目的とする。
油温制御弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】中空円筒型の弁体と中空
円筒型の弁体を摺動可能に嵌装する弁ケースを備えた油
温制御弁で、油の流入口の形状を弁体の摺動軸に直角な
方向にその長軸を有する長円形または長方形,楕円形と
したことを特徴とする。
円筒型の弁体を摺動可能に嵌装する弁ケースを備えた油
温制御弁で、油の流入口の形状を弁体の摺動軸に直角な
方向にその長軸を有する長円形または長方形,楕円形と
したことを特徴とする。
【0008】油の流入口の形状をこのようにしたことに
より、ポートの大きさによる圧力損失に左右されず弁体
の持つ能力(弁体中空部断面積)いっぱいまで油量を大
きくすることができる。
より、ポートの大きさによる圧力損失に左右されず弁体
の持つ能力(弁体中空部断面積)いっぱいまで油量を大
きくすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1,
図2を用いて説明する。なお、本実施例の油御制御弁
は、従来の油温制御弁と弁ケースの油流入口のみが異な
るので、異なる部分について詳細に述べる。
図2を用いて説明する。なお、本実施例の油御制御弁
は、従来の油温制御弁と弁ケースの油流入口のみが異な
るので、異なる部分について詳細に述べる。
【0010】図1は油温制御弁を示している。また、図
3は中空円筒型の弁体1の上面図を示しており、中心に
油温を感知して摺動するピストン16を備え、中空部1
7を油が通過する構造となっている。図1に示すよう
に、油温制御弁は中空円筒型の弁体1と弁ケース2と弁
蓋18で構成されており、弁ケース2にはオイルタンク
9とオイルクーラ11の入口に連通するポート3と、オ
イルクーラ11の出口に連通するポート4と、弁室6
と、混合室5が設けられており、中空円筒型の弁体2に
よりポート4と弁室6,ポート3と混合室5は仕切られ
ている。また、弁室6と混合室5は中空円筒型の弁体2
の内側で連通している。
3は中空円筒型の弁体1の上面図を示しており、中心に
油温を感知して摺動するピストン16を備え、中空部1
7を油が通過する構造となっている。図1に示すよう
に、油温制御弁は中空円筒型の弁体1と弁ケース2と弁
蓋18で構成されており、弁ケース2にはオイルタンク
9とオイルクーラ11の入口に連通するポート3と、オ
イルクーラ11の出口に連通するポート4と、弁室6
と、混合室5が設けられており、中空円筒型の弁体2に
よりポート4と弁室6,ポート3と混合室5は仕切られ
ている。また、弁室6と混合室5は中空円筒型の弁体2
の内側で連通している。
【0011】中空円筒型の弁体1は油温T1でピストン
16が進出し、弁体1は摺動開始し、油温T2でポート
3は全閉となり、ポート4は半開となる。そして、油温
T3でポート4は全開となる。油温T1以下では、オイ
ルタンク9の油はオイルクーラ11には流れず、すべて
ポート3に流れ、混合室5を通り圧縮機8に給油され
る。油温がT1からT2の間ではオイルタンク11の油
は、一部オイルクーラ11に流れ、冷却された後ポート
4,弁室6,混合室5に流れる。残りの油はポート3,
混合室5に流れる。混合室5ではオイルクーラ11で冷
却された油温の低い油と油温の高い油を混合し圧縮機8
に給油される。油温がT2以上になると中空円筒型の弁
体1によりポート3は全閉となり、オイルタンク9の油
はすべてオイルクーラ11へと流れる。油温T2から油
温T3までは、中空円筒型の弁体1によりポート4が徐
々に開き、それに比例してオイルクーラ11に流れる油
量Q3が増加する。
16が進出し、弁体1は摺動開始し、油温T2でポート
3は全閉となり、ポート4は半開となる。そして、油温
T3でポート4は全開となる。油温T1以下では、オイ
ルタンク9の油はオイルクーラ11には流れず、すべて
ポート3に流れ、混合室5を通り圧縮機8に給油され
る。油温がT1からT2の間ではオイルタンク11の油
は、一部オイルクーラ11に流れ、冷却された後ポート
4,弁室6,混合室5に流れる。残りの油はポート3,
混合室5に流れる。混合室5ではオイルクーラ11で冷
却された油温の低い油と油温の高い油を混合し圧縮機8
に給油される。油温がT2以上になると中空円筒型の弁
体1によりポート3は全閉となり、オイルタンク9の油
はすべてオイルクーラ11へと流れる。油温T2から油
温T3までは、中空円筒型の弁体1によりポート4が徐
々に開き、それに比例してオイルクーラ11に流れる油
量Q3が増加する。
【0012】本実施例は、弁ケース2のポート3が図2
に示すように形状が長円形であり、同様にポート4の形
状も長円形となっている。このことにより、油の流路面
積を大きくすることができ、油の流量を増やすことがで
きる。また、長円形の幅は、空中円筒型の弁体1の摺動
範囲の限度と同じため、摺動範囲が大きな弁体にする必
要がない。
に示すように形状が長円形であり、同様にポート4の形
状も長円形となっている。このことにより、油の流路面
積を大きくすることができ、油の流量を増やすことがで
きる。また、長円形の幅は、空中円筒型の弁体1の摺動
範囲の限度と同じため、摺動範囲が大きな弁体にする必
要がない。
【0013】
【発明の効果】本発明の油冷式空気圧縮機の油温制御弁
は、小さな油温制御弁で大油量の制御が可能である。
は、小さな油温制御弁で大油量の制御が可能である。
【図1】本発明の一実施例を適用した油冷式空気圧縮機
の油量制御弁の縦断面図。
の油量制御弁の縦断面図。
【図2】図1の油温制御弁の側面図。
【図3】図1の油温制御弁の弁体の上面図。
【図4】従来の油冷式空気圧縮機の油温制御弁の側面
図。
図。
【図5】図1の油温制御弁を用いた油冷式空気圧縮機の
フローチャート。
フローチャート。
10…セパレータエレメント、12…アフタークーラ、
13…オイルフィルタエレメント、14…逆止弁、15
…圧力調整弁。
13…オイルフィルタエレメント、14…逆止弁、15
…圧力調整弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 保之 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内
Claims (1)
- 【請求項1】中空円筒型の弁体と上記中空円筒型の弁体
を摺動可能に嵌装する弁ケースを備えた油温制御弁にお
いて、上記弁体の摺動軸に直角な方向にその長軸を有す
る長円形または長方形,楕円形の油流入口を設けたこと
を特徴とする油冷式空気圧縮機の油温制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24975196A JPH1096481A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 油冷式空気圧縮機の油温制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24975196A JPH1096481A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 油冷式空気圧縮機の油温制御弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1096481A true JPH1096481A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17197688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24975196A Withdrawn JPH1096481A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 油冷式空気圧縮機の油温制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1096481A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107345582A (zh) * | 2016-05-06 | 2017-11-14 | 浙江三花汽车零部件有限公司 | 一种调温阀及变速箱油冷系统 |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP24975196A patent/JPH1096481A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107345582A (zh) * | 2016-05-06 | 2017-11-14 | 浙江三花汽车零部件有限公司 | 一种调温阀及变速箱油冷系统 |
CN107345582B (zh) * | 2016-05-06 | 2019-08-30 | 浙江三花汽车零部件有限公司 | 一种调温阀及变速箱油冷系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050422 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050531 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20050801 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |