JPH1094769A - 圧縮空気のブロー装置 - Google Patents

圧縮空気のブロー装置

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JPH1094769A
JPH1094769A JP27171896A JP27171896A JPH1094769A JP H1094769 A JPH1094769 A JP H1094769A JP 27171896 A JP27171896 A JP 27171896A JP 27171896 A JP27171896 A JP 27171896A JP H1094769 A JPH1094769 A JP H1094769A
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JP
Japan
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compressed air
sectional area
nozzle
supply pipe
ratio
Prior art date
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Application number
JP27171896A
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English (en)
Inventor
明久 ▲よし▼川
Akihisa Yoshikawa
Kazuo Nakamura
村 和 夫 中
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SMC Corp
Original Assignee
SMC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エネルギーの消費が少なく、かつ設備費を安
価にできる圧縮空気のブロー装置を提供する。 【解決手段】 減圧弁6で所定の圧力に設定された圧縮
空気が供給される圧縮空気の供給配管7と、該供給配管
の先端に取付けられた圧縮空気の吹き出しノズル8とを
備えた圧縮空気のブロー装置1において、ノズル8の有
効断面積S1と供給配管7の有効断面積S2との比を、
1:2.0ないし1:4.0に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産現場等におい
てワークのブロー作業等に使用される圧縮空気のブロー
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧力設定手段によって所定の圧力に設定
された圧縮空気が供給される圧縮空気の供給配管と、該
供給配管の先端に取付けられた圧縮空気の吹き出しノズ
ルとを備えた圧縮空気のブロー装置は、既に知られてい
る。しかしながら、上記公知のブロー装置は、供給配管
を流れる圧縮空気の圧力降下や圧縮空気の吹き出し量の
不足等によって、ワークのブロー作業が不完全にならな
いように、ブロー作業に必要以上の圧力を有する圧縮空
気を大量にブローしているために、エネルギーの消費量
が多く、また圧縮空気の圧力を高くしたり供給配管を大
径にしたりするために設備費(イニシアルコスト)が高
いものであった。即ち、圧縮空気のブロー装置において
は、圧縮空気の吹き出し量(消費量)及び圧力降下が少
なく、かつ設備費が低廉であることが望ましいが、公知
のブロー装置は、これらについての考慮が払われていな
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、エネルギーの消費少なく、かつ設備費を安
価にできる圧縮空気のブロー装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の圧縮空気のブロー装置は、圧力設定手段に
よって所定の圧力に設定された圧縮空気が供給される圧
縮空気の供給配管と、該供給配管の先端に取付けられた
圧縮空気の吹き出しノズルとを備えた圧縮空気のブロー
装置において、上記ノズルの有効断面積S1と供給配管
の有効断面積S2との比、又は上記ノズルの有効断面積
S1と供給配管の合成有効断面積STとの比を、1:
2.0ないし1:4.0としたことを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例を示
し、この圧縮空気のブロー装置1は、基端が適宜の圧縮
空気源2に接続された供給配管(チューブを含む。)3
を備え、供給配管3に、圧縮空気源2側から、主開閉弁
4、エアフィルタ5及び圧力設定装置の一例としての減
圧弁6が順次接続されている。また、基端が減圧弁6の
出口ポート6aに接続された供給配管(チューブを含
む。)7の先端に、圧縮空気を吹き出すためのノズル8
が取付けられており、このブロー装置1は、図示を省略
している適宜のワークの清掃等のブロー作業に使用され
る。そして、上記ブロー装置1は、ノズル8の有効断面
積S1と、減圧弁6の出口ポート6aとノズル8の入口
との間の上記供給配管7の有効断面積S2との比が、
1:2.0ないし1:4.0に設定されている。図1中
の符号11,12は、減圧弁6出力ポート6aの圧縮空
気圧P1とノズル8の空気圧P2とを表示する圧力計で
ある。
【0006】上記有効断面積とは、ある流量を実際に流
すことができる断面積をいい、機器や配管に固有の数値
であり、図2に示すように、流路aにおけるオリフィス
bの実断面積をA、オリフィスbによる縮流係数をα、
オリフィスの有効断面積をSとすると、S=α×Aであ
り、詳しくはJISB0120に定められている。ま
た、後記する合成有効断面積とは、機器や配管の集まり
の断面積を一つの流路とみなした場合の有効断面積をい
い、個々の機器や配管に固有の有効断面積をそれぞれS
1 ,・・・,Sn とし、合成有効断面積をSTすると、
1/ST2 =1/S1 2+1/S2 2・・・+1/Sn 2とし
て表すことができる。
【0007】図3は、上記ブロー装置1の実験例を示
し、減圧弁6の出口ポート6aとノズル8との間の供給
配管7の有効断面積S2とノズル8の有効断面積S1と
の比と、空気消費量、空気圧比(P2 /P1 )及びブロ
ー装置のイニシアルコストとの関係を示している。図3
で明らかなように、空気消費量、空気圧比及びイニシア
ルコストが、ノズル8有効断面積S1と供給配管7の有
効断面積S2との比が1:2.0ないし1:4.0の範
囲において変動が比較的少ない。したがって、これらを
総合勘案すると、上記有効断面積の比を1:2.0ない
し1:4.0することによって、ブロー装置のエネルギ
ー消費量が少なく、かつイニシアルコストを低減するこ
とができる。また、特に上記有効断面積比を1:3.0
とした場合は、これら3つの数値がほぼ一致するので最
も好ましい。
【0008】図4は本発明の第2実施例を示し、第2実
施例における圧縮空気のブロー装置14は、供給配管7
中に、該供給配管の流路を通断する2ポート弁(図示の
例は電磁弁)9が設けられている。第2実施例の他の構
成は第1実施例と同じであるから、説明は省略する。第
2実施例は、ノズル8の有効断面積S1と、2ポート弁
9を有する供給配管7の合成有効断面積STとの比を
1:2.0ないし1:4.0とすることが好ましく、上
記比を1:3.0とすることが最も好ましい。
【0009】
【発明の効果】本発明の圧縮空気のブロー装置は、ノズ
ルの有効断面積S1と所定の圧力に設定された圧縮空気
が供給される供給配管の有効断面積S2との比、又は上
記ノズルの有効断面積S1と供給配管の合成有効断面積
STとの比を、1:2.0ないし1:4.0としたこと
により、空気の消費量が少なくなるのでエネルギー消費
量が少なく、かつ設備費を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成図である。
【図2】有効断面積の説明図である。
【図3】実験結果の図である。
【図4】第2実施例の構成図である。
【符号の説明】
1,14 圧縮空気のブロー装置 6 減圧弁 7 供給配管 8 ノズル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力設定手段によって所定の圧力に設定さ
    れた圧縮空気が供給される圧縮空気の供給配管と、該供
    給配管の先端に取付けられた圧縮空気の吹き出しノズル
    とを備えた圧縮空気のブロー装置において、 上記ノズルの有効断面積S1と供給配管の有効断面積S
    2との比を、1:2.0ないし1:4.0とした、こと
    を特徴とする圧縮空気のブロー装置。
  2. 【請求項2】圧力設定手段によって所定の圧力に設定さ
    れた圧縮空気が供給される圧縮空気の供給配管と、該供
    給配管の先端に取付けられた圧縮空気の吹き出しノズル
    とを備えた有する圧縮空気のブロー装置において、 上記ノズルの有効断面積S1と供給配管の合成有効断面
    積STとの比を、1:2.0ないし1:4.0とした、
    ことを特徴とする圧縮空気のブロー装置。
JP27171896A 1996-09-20 1996-09-20 圧縮空気のブロー装置 Pending JPH1094769A (ja)

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