JPH1094594A - 消臭装置 - Google Patents

消臭装置

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JPH1094594A
JPH1094594A JP8271629A JP27162996A JPH1094594A JP H1094594 A JPH1094594 A JP H1094594A JP 8271629 A JP8271629 A JP 8271629A JP 27162996 A JP27162996 A JP 27162996A JP H1094594 A JPH1094594 A JP H1094594A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バキュームカーのし尿臭等、各種処理装置の
排気口からの排気カアーに含まれる悪臭を消臭する。 【解決手段】 各種処理装置の排気口からの排気エアー
を混合室内に導入して竜巻状気流となす一方、植物エキ
ス混合消臭液原液(商品名F118ーA)に代表される
分解消臭型の消臭剤水溶液を超音波発振にて霧化し、霧
化ミストを竜巻状気流にて吸い出して排気エアーと混合
し、排気エアーの悪臭を分解消臭する。排気エアーに含
まれるヘドロ状糞尿等は混合室内面に付着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は消臭装置に関し、
例えばバキュームカー搭載のタンクから排気されるし尿
臭を長期にわたって確実に分解消臭できるようにした装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、都市ばかりでなく、都市近郊も下
水道が整備される傾向にあるが、下水道の整備されてい
ない地域についてはタンクを搭載したバキュームカーで
し尿の回収を行う必要がある。しかし、バキュームカー
は回収したし尿をタンク内に送り込む関係上、タンク内
のエアーを大気に排気する必要があり、排気エアーとと
もにし尿の悪臭が周囲に放散され、特にタンク内のし尿
量が多くなるとその悪臭が激しくなるという不具合があ
る。
【0003】そこで、消臭チャンバ内周面に多孔質の
筒状フィルタを配設し、タンクからの排気パイプに消臭
チャンバを接続するとともに、排気パイプ途中にマスキ
ング消臭剤を供給し、消臭チャンバ内で消臭剤と悪臭エ
アーとを混合して消臭する方法、消臭チャンバ内にフ
ィルタを多段に内蔵し、多段フィルタに悪臭エアーを通
過させて消臭する方法、タンクからの排気ガスを活性
炭に通して消臭する方法、等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、タンクからの
排気エアーにはタンク内のドロドロのヘドロ状となった
糞尿が飛沫等となって含まれており、従来の消臭方法
〜はかかるヘドロ状糞尿によってすぐにフィルタや活
性炭が目詰まりを起こし、使用できなくなるという問題
があった。
【0005】本発明は、かかる問題点に鑑み、バキュー
ムカー搭載タンク等の各種処理装置の排気口から排気さ
れる悪臭を確実に消臭できるようにした消臭装置を提供
することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係る消
臭装置は、各種処理装置の排気口からの排気エアーに含
まれる悪臭を分解消臭する消臭装置であって、大略筒状
内面を有する密閉構造をなし、各種処理装置の排気口か
らの排気エアーがその内側面接線方向に導入されて竜巻
状気流を形成する混合室と、混合室下方に設けられ、排
気エアーの悪臭を分解消臭しうる消臭剤水溶液を超音波
発振にて霧化飛散させる霧化槽と、下端が霧化槽の液面
に、上部が主吸出し口部を介して混合室に連通され、霧
化槽からの霧化ミストを竜巻状気流によってその主吸出
し口部から吸い出させて混合室内で排気エアーと混合さ
せるガイド槽と、ガイド槽内にエアーを送給するブロア
と、混合室上端に接続され、霧化ミストと混合された排
気エアーを外方に案内する排気ダクトとを備えたことを
特徴とする。
【0007】本発明はバキュームカー搭載タンクから排
気されるし尿臭を分解消臭するのに適用すればその効果
が大きいが、家庭や飲食店に設置される生ゴミ処理装置
等、各種処理装置の排気口から排気される排気エアーに
含まれる悪臭の分解消臭にも適用できる。
【0008】消臭剤水溶液は悪臭を分解消臭するタイプ
であればよいが、超音波発振器の腐蝕性等を考慮する
と、植物エキス混合消臭液の市販原液(商品名F118
ーA)を希釈水で25〜150倍に消臭剤水溶液が好ま
しい。
【0009】混合室は内面が大略筒状であればその形状
は特に限定されないが、製造性を考慮すると全体を円筒
状とするのが好ましい。
【0010】ガイド槽は下端が霧化槽の液面に連通さ
れ、上部に主吸出し口部を有するものであれば特に形状
は限定されない。主吸出し口部はガイド槽上端面や側面
上部等に形成された1又は複数の開口でもよく、ガイド
槽の上端を開口させ、開口の上方に所定の隙間をあけて
蓋体で覆ったものでもよく、さらに主吸出し口部をガイ
ド槽の外径に比して小径とし、汚物等のガイド槽内への
飛び込みを防止する構造としてもよい。
【0011】ブロアはガイド槽内の霧化ミストが円滑に
混合室内に吸い出されるようにエアーを供給するもの
で、そのエアー送給量は消臭装置の能力や搭載タンクか
らの排気エアーの流速等の条件に応じて適量に設定す
る。ブロアからの送給エアーはガイド槽内で螺旋状の気
流が形成されて霧化ミストを均一分散して送給しうるよ
うにガイド槽の中心に対して偏心した方向に送給するの
が好ましい。
【0012】バキュームカー搭載タンクの場合、その排
気エアーにはトイレットペーパー等の破片やヘドロ状糞
尿等が含まれているが、本願発明の消臭装置を実用化す
る場合にはこれらをどのように処理するかが重要であ
る。そこで、混合室内の排気エアー導入部上方及び上記
ガイド槽上方に第1、第2のフィルターを混合室を区画
するように配置し、第1、第2のフィルターによって排
気エアーに含まれる有体物質を除去するようにするのが
よい。さらに、混合室の少なくとも内側面を平滑面に形
成するとともに底面を平滑傾斜面に形成し、その最低部
位にドレイン口を設けてヘドロ状糞尿を水洗にて混合室
から排出できるようにするのがよい。かかるドレイン口
から排出されるヘドロ状糞尿はそれ自体が消臭剤水溶液
の霧化ミストと混合されて無臭化されているので、ドレ
イン口から排出しても問題ない。他方、ヘドロ状糞尿が
常にたれ流しになるのは見栄え上も好ましくないので、
ドレイン口にコック等の開閉弁を設けるのがよい。
【0013】また、ガイド槽の上端の主吸出し口部から
霧化ミストを吸出し、排気エアーと混合させる場合、排
気エアーの流速等との関係で排気エアーと霧化ミストと
が充分にかつ均一に混合せず、悪臭が分解されずに残る
こともある。そこで、第1、第2のフィルターを設ける
場合、ガイド槽には補助吸出し口部を第1のフィルター
下方に位置して形成し、ガイド槽内の霧化ミストを補助
吸出し口部から吸い出して排気エアーと予混合されるよ
うにすると、排気エアーに霧化ミストが予め混合され、
かかる排気エアーに主吸出し口部から霧化ミストが吸い
出されて混合するので、霧化ミストが充分にかつ均一に
混合し、悪臭を確実に分解消臭できる。
【0014】通常、バキュームカー搭載タンクからの排
気エアーは相当の高流速で排気される。他方、バキュー
ムカーに搭載しうる消臭装置とする場合には混合室の容
積をそれ程大きくできない。従って、搭載タンクからの
排気エアーをそのまま混合室内に導入すると、竜巻状気
流の流速が速すぎ、霧化ミストと十分に混合されないば
かりでなく、主吸出し口部を介してガイド槽内に逆流し
てしまうおそれがある。そこで、混合室の排気エアー導
入口部分をバキュームカー搭載タンクからの排気通路に
比して大径に形成し、排気エアーの混合室への導入速度
を低下させ、霧化ミストと排気エアーとの混合性が確保
される速度の竜巻状気流を形成し、かつ竜巻状気流の主
吸出し口部を介してのガイド槽への逆流を防止しうるよ
うになすのが好ましい。逆に、排気エアーの流速に比し
て混合室の容積が大きい場合には混合室の排気エアー導
入口部分を小径に形成して十分な流速の竜巻状気流を形
成できるようにするのがよい。
【0015】また、排気ダクトからの排気速度が速い
と、混合室内で排気エアーと霧化ミストとが十分に混合
されないうちに混合室から排気されるおそれがある。か
かる場合には排気ダクトを大径に、例えばバキュームカ
ー搭載タンクからの排気通路に比して大径に形成し、霧
化ミストと混合された排気エアーを緩慢に外方に案内
し、混合室内で十分な時間滞留させて混合室内での十分
な混合時間を確保するとともに、さらに排気ダクト内に
おいても霧化ミストと排気エアーとを混合させるのがよ
い。
【0016】ところで、バキュームカーによるし尿回収
作業はバキュームカーが1回出庫すると複数箇所を廻っ
てし尿の回収作業を行うのが一般的である。従って、バ
キュームカーが出庫してから入庫するまでの間のし尿回
収作業中、消臭効果を維持させる必要がある。そこで、
消臭剤水溶液を貯留する貯槽と、霧化槽内の消臭剤水溶
液の液面位置を検知し、所定液面以下で貯槽内の消臭剤
水溶液を霧化槽に供給する消臭剤供給手段とを更に備え
るのが好ましい。
【0017】霧化槽内の消臭剤水溶液の液面位置の検知
は光センサー、近接センサー等の各種のセンサーを使用
できるが、コスト的にはフロートスイッチがよい。ま
た、バキュームカーのし尿回収作業はバキュームカーの
水平な状態で行われるばかりでなく、坂道等において前
後左右に傾斜した状態で行われることもある。かかる場
合、液面位置を誤って検知し、過剰の消臭剤水溶液を供
給することが懸念される。そこで、消臭剤供給手段には
霧化槽の前後左右の4箇所で消臭剤水溶液の液面位置を
検知するセンサーを設け、少なくとも3つのセンサーに
よって所定液面以下となったことが検知された時に貯槽
内の消臭剤水溶液を霧化槽に供給するようにし、誤作動
を防止するのが好ましい。
【0018】
【作用及び発明の効果】ガイド槽内にブロアから適量の
エアーを供給するとともに、霧化槽の消臭剤水溶液を超
音波発振にて霧化飛散させた後、排気エアーを混合室に
導入する。この排気エアーは混合室内に接線方向に導入
されるので、混合室内面に沿って旋回して竜巻状の気流
を形成し、超音波発振による霧化ミストは竜巻状気流の
負圧とブロアからの送給エアーとによってガイド槽の吸
出し口部から混合室内に円滑に吸い出され、竜巻状の排
気エアーと十分に混合され、排気エアーの悪臭を迅速に
分解消臭し、消臭された排気エアーは排気ダクトから大
気に放出される。
【0019】排気エアーにヘドロ状物質等が含まれてい
る場合、ヘドロ状物質等は竜巻状気流によって混合室の
内面に付着されるが、竜巻状気流の動き自体を阻害する
ことはなく、従来の消臭装置のようなフィルター等の目
詰まりは発生せず、長期にわたって安定して使用でき
る。特に、混合室内側面及び底面を平滑面とし、しかも
底面を傾斜面としてその最低部位にドレイン口を設ける
と、ヘドロ状物質を水洗によってドレイン口から自然に
排出させることができ、消臭装置の清掃も簡単に行え
る。
【0020】従って、本発明によれば、バキュームカー
搭載タンクや生ゴミ処理装置等、各種処理装置からの排
気エアーを長期にわたって確実に消臭して不快な悪臭を
解消できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す具
体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図6は本発
明の好ましい実施形態を示し、これはバキュームカー用
消臭装置に適用した例である。図1において、バキュー
ムカー10の荷台にはし尿回収用のタンク(各種処理装
置)11が搭載され、タンク11には回収ホース12及
びバキューム機構(図示せず)によって回収されたし尿
が送り込まれ、タンク11内のエアーは排気ホース(排
気口)13によって放出されるようになっている。タン
ク11上には本実施例の消臭装置20が取付けられ、消
臭装置20には排気ホース13が接続されている。
【0022】消臭装置20は図2ないし図6に示すよう
に、上面が開口した円筒状函体21を有し、函体21の
上面開口周縁には蓋体22がシール部材23を介して載
置され、複数のキャッチクリップ24によって函体21
の外周壁に取外し可能に固定されている。函体21の下
方には傾斜底壁25が設けられ、外周壁内表面及び底壁
上面は平滑面に形成され、底壁最低部位にはコック付き
のドレイン口部26が設けられており、函体21と蓋体
22とによって大略筒状内面を有する密閉構造をなす混
合室30が構成されている。
【0023】函体21の側壁ほぼ中央には排気エアー導
入口部27が混合室30の内周面接線方向を向けて設け
られ、排気エアー導入口部27はその先端側、即ち排気
エアーの導入部分270が排気パイプ13の接続部分2
71に比して大径となるような形状を有する。
【0024】函体21の底壁下方には霧化槽28が設け
られ、霧化槽28の底壁には2つの超音波発振器29が
固定され、霧化槽28内の消臭剤水溶液Wを霧化飛散さ
せるようになっている。消臭剤水溶液Wには植物エキス
混合消臭液の市販原液(商品名F118ーA)を希釈水
で25〜150倍に希釈した消臭剤水溶液が使用されて
いる。
【0025】霧化槽28の上面壁には円筒状の取付基部
310が一体に形成され、取付基部310には円筒ガイ
ド311が螺合され、円筒ガイド311の内面にはL字
状の支持ロッド312を介して蓋体313が円筒ガイド
311の上端との間に霧化ミストの吸出し口314とな
る所定の隙間をあけて支持されており、こうして下端が
霧化槽28の液面に、上部が吸出し口部314を介して
混合室30に連通されたガイド槽31が構成されてい
る。
【0026】函板21の外側壁にはブロア37が取付け
られ、ブロア37はエアー供給通路370によってガイ
ド槽31と霧化槽28との間の空間に連通され、ガイド
槽31内に適量のエアーを送給するようになっている。
【0027】また、蓋体22には略逆L字状の排気ダク
ト32が接続され、排気ダクト32は排気エアー導入口
部27の接続部分271の2〜3倍程度の外径に設定さ
れ、排気ダクト32の途中には複数の排気穴320が形
成され、混合室30内の排気エアーを緩慢に放出するよ
うになっている。
【0028】函体21の前後左右の4箇所にはフロート
スイッチ33が取付けられ、霧化槽28内の液面を前後
左右の4箇所で検知するようになっている。また、函体
21の外周壁には貯槽34がブラケット340によって
固定され、貯槽34内には消臭剤水溶液Wが貯留され、
貯槽34は供給パイプ35によって霧化槽28に接続さ
れ、供給パイプ35の途中には電磁弁36が介在され、
電磁弁36は4つのうちの、3つのフロートスイッチ3
3・・・で霧化槽28の液面が設定液面以下に低下した
ことが検知された時に供給パイプ35を開き、霧化槽2
8に消臭剤水溶液を供給し、設定液面に達した時に供給
パイプ35を閉じるようになっており、供給パイプ35
及び電磁弁36によって霧化槽28内の消臭剤水溶液W
の液面位置を検知し、所定液面以下で貯槽34内の消臭
剤水溶液Wを霧化槽28に供給する消臭剤供給手段38
が構成されている。なお、図中、39は消臭装置20を
タンク11に固定するためのバンドである。
【0029】次に、動作について説明する。ブロア37
を作動させてガイド槽31内に適量のエアーを送給する
とともに、超音波発振器29を作動させて霧化槽28の
消臭剤水溶液Wを霧化飛散させ、こうして準備が済むと
し尿の回収作業を開始する。
【0030】すると、バキュームカー搭載タンク11か
らの排気エアーAが導入口部27で適度に流速を低下さ
せた状態で混合室30内の接線方向に導入されるので、
混合室30内面に沿って適度な速度で旋回して竜巻状の
気流を形成する(図2及び図3の矢印B参照)。竜巻状
気流の流速が依然として速い場合にはドレイン口26の
コックを適度に開き、混合室30内に別途エアーを供給
して気流の流速を減速させる。この竜巻状気流はガイド
槽31の周囲に負圧を作用させ、ガイド槽31の吸出し
口部314からガイド槽31内の消臭剤水溶液の霧化ミ
ストを吸出し、霧化ミストは竜巻状に旋回する排気エア
ーと混合され、排気ダクト32から大気に放出される。
【0031】その際、混合室30が十分な容積を有して
排気ダクト32までには十分な空間があり、しかも大径
の排気ダクト32が使用され、かつ排気ダクト32の排
気穴320からも排気エアーが放出されて排気エアーは
緩慢に大気に放出されるので、霧化ミストと排気エアー
とは混合室30内及び排気ダクト32内で十分にかつ確
実に混合され、排気エアーのし尿臭は迅速に分解消臭さ
れる。
【0032】他方、搭載タンク11からの排気エアーA
に含まれるヘドロ状糞尿は竜巻状気流によって混合室3
0の内周面に付着されるが、竜巻状気流の動き自体を阻
害することはなく、長期にわたって安定して消臭装置2
0を使用できる。
【0033】適当な時期になると、消臭装置20の蓋2
2を外して内部を清掃するが、混合室30の内周面及び
底面が平滑面であり、底面が傾斜しているので、内部を
水洗すると、ヘドロ状糞尿がドレイン口26から自然に
排出させることができ、消臭装置の清掃も簡単に行え
る。しかも、ヘドロ状糞尿には消臭剤水溶液の霧化ミス
トが付着し、その糞尿臭が分解消臭されているので、不
快な悪臭を放散することがない。
【0034】また、図7及び図8は本発明の第2の実施
形態を示し、図1ないし図6と同一符号は同一又は相当
部分を示す。本実施形態では、函体21の側壁下方部位
に排気エアー導入口部27が混合室30の内周面接線方
向を向けて接続されている。また、霧化槽28の下方に
は水W1が貯留され、その下方には3つの超音波発振器
29が固定されており、超音波振動を水を介して霧化槽
28内の消臭剤水溶液Wに伝えて消臭剤水溶液Wを微細
に霧化飛散させるようになっている。
【0035】また、霧化槽28は上面壁が開放される一
方、円筒状の取付基部310は傾斜壁面25に固定さ
れ、ブロア37のエアー供給通路370は傾斜壁面25
下方でかつ排気エアーの旋回方向に屈曲して取付けられ
ており、供給されたエアーは傾斜壁面25の下方で旋回
し、ガイド槽31内を旋回しつつ上昇して微細な霧化ミ
ストを均一に送り出すようになっている。さらに、ガイ
ド槽31の円筒ガイド311の上端は小径に形成され、
排気エアーがガイド槽31内に逆流するのを阻止するよ
うになっている。
【0036】また、ガイド槽31の側壁には3〜4個の
補助吸出し口部52が第1のフィルター50の下方に位
置しかつ排気エアーの旋回方向に向けて屈曲して形成さ
れ、排気エアーによって消臭剤水溶液Wの霧化ミストが
吸い出されて排気エアーと予め混合され、第1のフィル
ター50を経た後、第1、第2のフィルター50、51
の間の空間で主吸出し口部314から吸い出された霧化
ミストとさらに混合され、こうして排気エアーには霧化
ミストがより一層均一に混合されて確実に分解消臭され
た後、第2のフィルター51を経て排気ダクト32から
排出されるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい実施形態における消臭装置
を搭載したバキュームカーを示す概略側面図である。
【図2】 上記消臭装置を示す側面断面構成図である。
【図3】 上記消臭装置を示す一部切開平面図である。
【図4】 上記消臭装置における貯槽を示す一部側面断
面構成図である。
【図5】 上記消臭装置におけるフロートスイッチを示
す一部側面断面構成図である。
【図6】 上記消臭装置における電磁弁を示す一部側面
断面構成図である。
【図7】 本発明の第2の実施形態による消臭装置を示
す側面断面構成図である。
【図8】 上記消臭装置を示す一部切開平面図である。
【符号の説明】
10 バキュームカー 11 タンク 13 排気ホース 20 消臭装置 26 ドレイン口 27 排気エアー導入口部 30 混合室 31 ガイド槽 314 主吸出し口部 32 排気ダクト 33 フロートスイッチ(センサー) 34 貯槽 37 ブロア 38 消臭剤供給手段 50 第1のフィルター 51 第2のフィルター 52 補助吸出し口部 W 消臭剤水溶液 A 排気エアー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種処理装置の排気口からの排気エアー
    に含まれる悪臭を分解消臭する消臭装置であって、 大略筒状内面を有する密閉構造をなし、各種処理装置の
    排気口からの排気エアーがその内側面接線方向に導入さ
    れて竜巻状気流を形成する混合室と、 混合室下方に設けられ、上記排気エアーの悪臭を分解消
    臭しうる消臭剤水溶液を超音波発振にて霧化飛散させる
    霧化槽と、 下端が上記霧化槽の液面に、上部が主吸出し口部を介し
    て上記混合室に連通され、上記霧化槽からの霧化ミスト
    を排気エアーの竜巻状気流によって上記主吸出し口部か
    ら吸い出させて上記混合室内で排気エアーと混合させる
    ガイド槽と、 該ガイド槽内にエアーを送給するブロアと、 上記混合室上端に接続され、霧化ミストと混合された排
    気エアーを外方に案内する排気ダクトとを備えたことを
    特徴とする消臭装置。
  2. 【請求項2】 上記混合室内の排気エアー導入部上方及
    び上記ガイド槽上方には第1、第2のフィルターが混合
    室を区画するように配置され、上記第1、第2のフィル
    ターによって上記排気エアーに含まれる有体物質が除去
    されるようになっている請求項1記載の消臭装置。
  3. 【請求項3】 上記ガイド槽には補助吸出し口部が上記
    第1のフィルター下方に位置して形成され、上記ガイド
    槽内の上記霧化ミストが上記補助吸出し口部から吸い出
    されて上記排気エアーと予混合されるようになっている
    請求項2記載の消臭装置。
  4. 【請求項4】 混合室は少なくともその内側面が平滑面
    に形成されるとともに底面が平滑傾斜面に形成され、そ
    の最低部位にはドレイン口が設けられており、上記排気
    エアーに含まれるヘドロ状有体物質が水洗にて上記混合
    室から排出可能となっている請求項1又は2記載の消臭
    装置。
  5. 【請求項5】 上記消臭剤水溶液を貯留する貯槽と、 上記霧化槽内の消臭剤水溶液の液面位置を検知し、所定
    液面以下で上記貯槽内の消臭剤水溶液を上記霧化槽に供
    給する消臭剤供給手段とを更に備えた請求項1ないし4
    のいずれかに記載の消臭装置。
  6. 【請求項6】 上記消臭剤供給手段が、上記霧化槽の前
    後左右の4箇所で消臭剤水溶液の液面位置を検知するセ
    ンサーを有し、少なくとも3つのセンサーによって所定
    液面以下となったことが検知された時に上記貯槽内の消
    臭剤水溶液を霧化槽に供給するようにしてなる請求項5
    記載の消臭装置。
  7. 【請求項7】 消臭剤水溶液が、植物エキス混合消臭液
    の原液(商品名F118ーA)を希釈水で25〜150
    倍に希釈した消臭剤水溶液である請求項1記載の消臭装
    置。
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