JPH1094533A - 気道の抵抗を測定する装置及び該装置の空気通路を一時的に開閉する方法 - Google Patents

気道の抵抗を測定する装置及び該装置の空気通路を一時的に開閉する方法

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JPH1094533A
JPH1094533A JP9248954A JP24895497A JPH1094533A JP H1094533 A JPH1094533 A JP H1094533A JP 9248954 A JP9248954 A JP 9248954A JP 24895497 A JP24895497 A JP 24895497A JP H1094533 A JPH1094533 A JP H1094533A
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shutter
measuring
closing mechanism
air passage
drive means
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JP9248954A
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Alfred Schiller
アルフレット・シラー
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Schiller AG
Original Assignee
Schiller AG
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/02Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/08Detecting, measuring or recording devices for evaluating the respiratory organs
    • A61B5/085Measuring impedance of respiratory organs or lung elasticity

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  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単且つコンパクトに経済的に製造すること
ができ、開閉時間が極めて短いと共に、流量センサを簡
単に交換又は洗浄することのできる、気道の抵抗を測定
するための装置を提供する。 【解決手段】 インターラプタ法によって気道の抵抗を
測定するための装置1は、空気通路3を有するハウジン
グ2と、空気通路3を一時的に閉鎖するための閉鎖機構
5とを備えている。閉鎖機構5は、駆動手段8によって
作動させることができる。駆動手段8は、休止位置Rか
ら有効な状態Wへ無負荷の状態で加速することができる
ように、配列及び/又は設計されている。有効な状態W
においては、駆動手段8は、閉鎖機構に係合して、該閉
鎖機構をホームポジションAから閉位置Vへ動かす。こ
の構造においては、駆動手段8及び閉鎖機構5が係合す
る時点において、駆動手段があるエネルギ量を有してい
ることが必要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1及び9の
プリアンブルに記載される気道(呼吸道)の抵抗を測定
するための装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】人間の気道の疾病を早期に認識するため
に、呼気の流量を判定することが知られている。気道の
内部抵抗を測定した場合にも、診断を行うことができ
る。そのような測定を行うためのいわゆるインターラプ
タ法又はシャッタ測定法が知られている。そのような方
法を用いる際には、被験者は、入口及び出口を有する測
定装置の空気通路に呼気を吐き出す。第1の工程におい
ては、上記空気通路を通る呼気の流量を測定する。第2
の工程においては、気道の内側に形成される圧力を測定
する。そのような測定を行うために、測定装置の空気通
路を手短に閉鎖する。これにより、気道の中、及び、測
定装置の口側の部分の中に、気道の中の内部圧力に相当
する圧力が形成される。空気通路の閉鎖は、短時間(例
えば、30乃至100ミリ秒間)の間に行われる。流量
及び形成された圧力を知ることによって、気道の内部抵
抗を決定することができる。上記抵抗は、気道の内部抵
抗を吐き出した呼気の流量で除したもので与えられる。
上記手段によって測定された流量及び予測された圧力か
ら、気道の内部抵抗を決定することができる。
【0003】上記測定装置の空気通路は、息を吐き出す
間にある間隔毎に繰り返し閉鎖することができる。この
ようにすると、肺の容量に依存する気道の抵抗のプロフ
ィールを生成することができる。
【0004】欧州特許419113号(EP41911
3A1)から、例えば、気道の抵抗を測定するための装
置が周知である。そのような装置においては、ハウジン
グの穴を楕円形のシャッタによって一時的に閉鎖するこ
とができる。同様な測定原理が、ドイツ特許公開公報2
413960(DE OS 2413960)、又は、
ドイツ特許公報3517786号(DE 351778
6A1)から周知である。
【0005】測定装置の上記通路は、非常に短い時間
(数ミリ秒間の範囲であるのが好ましい)の間に閉じら
れなければならない。これにより、駆動するために大き
なトルクを必要とするシャッタのための大きな加速度が
生ずる。従って、周知の装置においては、比較的動力が
大きく従って大型で高価な駆動モータが必要となる。こ
れにより、測定装置はより高価になり、電力消費量が大
きくなると共に、装置が大型になる。周知の装置におい
ては、測定装置の洗浄に関する問題も生ずる。駆動部材
及びシャッタは、互いに堅固に接続されているので、モ
ータを装置の残りの部分から分離することが困難であ
る。従って、測定装置を洗浄したり消毒することは容易
ではない。また、使い捨て型の要素を用いることもでき
ない。しかしながら、滅菌された要素の洗浄及び使用
は、上述の用途においては、不可避的なものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、従来周知の欠点を克服することであり、特に、簡単
且つコンパクトに経済的に製造することができ、開閉時
間が極めて短いと共に、流量センサを簡単に交換又は洗
浄することのできる、気道の抵抗を測定するための装置
を提供することである。
【0007】本発明の他の目的は、小さな駆動モータで
信頼性をもって作動することのできる上述の如き装置を
提供することである。
【0008】本発明の更に別の目的は、気道の抵抗を測
定するための装置の空気通路を閉鎖するための方法を提
供することであり、この方法は、従来の装置に比較して
よりコンパクトで且つより動力の小さいモータで実行す
ることができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
目的は、請求項1及び9の特徴部分に記載された特徴を
有する装置及び方法によって達成される。
【0010】気道の抵抗を測定するための装置は、入口
及び出口を有する空気通路を含むハウジングを備えてい
る。気道の抵抗を測定する際には、被験者は、呼気を空
気通路に吐き出す。本装置は、入口に吐き出された呼気
の流量を測定するための手段と、空気通路を一時的に閉
鎖するための閉鎖機構とを備えている。流量を測定する
ための上記手段は、例えば、空気通路に設けられた流体
抵抗を備えており、上記流体抵抗の前後には、圧力測定
機構が設けられている。そのような構造を用いることに
より、流体抵抗における圧力低下によって、吐き出され
た呼気の流量が決定される。
【0011】上記ハウジングは、更に、上記入口と上記
閉鎖機構との間の圧力を測定するための測定機構を備え
ている。
【0012】上記閉鎖機構は、駆動手段によって、ホー
ムポジションと閉位置との間で動かされることができ
る。上記ホームポジションにおいては、空気通路は実質
的に閉鎖されない。上記閉位置においては、上記空気通
路は、上記閉鎖機構によって封止的に閉鎖され、これに
より、上記閉鎖機構と本装置の入口との間に圧力が形成
される。
【0013】上記閉鎖機構及び上記駆動手段は、更に、
カップリング機構を介して互いに接続可能であり、これ
により、上記空気通路は、上記駆動手段の作動により閉
鎖することができる。上記駆動手段は、休止位置から有
効な状態へ無負荷の状態で加速されるようにすなわち移
動することができるように、構成あるいは配列される。
上記有効な状態においては、上記駆動手段は、所定の最
小限のエネルギ量を蓄積している。この蓄積されるエネ
ルギ量は、ある有効な速度又は回転速度によって、ある
いは、ポテンシャルエネルギ(バネ張力)によって決定
することができる。本明細書においては、上述の無負荷
という用語は、上記駆動手段が外部負荷を受けることな
く、装置の閉鎖を開始するという意味で理解しなければ
ならない。これは、閉鎖を開始する時点においては、駆
動手段と閉鎖機構との間が全く接続されていないという
ことを意味している。上記有効な状態においてのみ、駆
動手段は、閉鎖機構に係合するのである。
【0014】また、上記駆動手段は、上記閉鎖機構に接
続される時点において、比較的高いエネルギ量(回転エ
ネルギ、運動エネルギ、バネ張力)を既に有している必
要がある。上記エネルギ量(例えば、回転エネルギ)
は、上記閉鎖機構が閉じている間に、発生する。この構
造は、動力が比較的小さいあるいは比較的弱い駆動手段
(例えば、電動モータ)の使用を可能にする。上記閉鎖
機構は、上記駆動手段が休止位置からある速度へ加速さ
れる間、あるいは、ある状態へ移行する間は、静止して
いる。上述のある速度又はある状態に到達し、これによ
り、エネルギが蓄積された後だけ、上記駆動手段は上記
閉鎖機構に係合することになる。
【0015】駆動手段の運動エネルギ及び/又は回転エ
ネルギと駆動エネルギとの合計エネルギによって、閉鎖
機構は加速され、極めて短い時間の間に、ホームポジシ
ョンから閉位置へ(あるいは、閉位置からホームポジシ
ョンへ戻るように)動かされる。また、駆動手段及び閉
鎖機構は、互いに堅固には接続されていないので、駆動
手段は、測定装置の残りの部分から迅速且つ簡単に解放
される。このようにすると、空気通路を有するハウジン
グ及び閉鎖機構は、簡単に洗浄することができ、あるい
は、使い捨て型の要素として設計することができる。
【0016】極めて効果的な実施例においては、上記ハ
ウジングの通路は、円形として形成され、上記閉鎖機構
は、回転可能に取り付けられたシャッタを備える。駆動
手段が電動モータから構成される場合には、該電動モー
タの軸線は、上記シャッタの回転軸線と同心円状に配列
されるのが特に好ましい。
【0017】上記モータには、上記シャッタの偏心した
停止面に係合することのできる駆動ピンを設けることが
できる。上記駆動手段を作動させると、上記モータは、
上記駆動ピンが上記シャッタの停止面に当接するまで、
自由に回転する。この時点において、上記シャッタは、
そのホームポジションから離れる方向に動く。この構成
を用いると、上記駆動ピンが上記停止面に当接する時点
において、上記モータは、ある回転エネルギを既に蓄積
しており、そのような回転エネルギは、上記シャッタに
伝達することができる。その後、上記シャッタは、モー
タによって、所望の新しい位置へ回転される。そのよう
な新しい位置は、測定装置の空気通路の内側のストッパ
によって決定されるのが好ましい。シャッタがホームポ
ジションから閉位置へ(あるいは、その反対の方向に)
移動する本実施例においては、2つのストッパを設ける
のが好ましい(すなわち、上記各々の位置に関してそれ
ぞれ1つのストッパを設けるのが好ましい)。しかしな
がら、楕円形のシャッタを円形の開口に応用することも
考えることができる。このようにすると、閉位置を決定
する上記ストッパを省略することができる。
【0018】勿論、駆動手段と閉鎖機構との間に多数の
他のカップリングを設けることもできる。例えば、遠心
力カップリング、ある角度範囲にわたってだけ歯が形成
された歯車、あるいは、所望のポテンシャルエネルギに
よって有効な状態に入ることのできるバネ(螺旋状のバ
ネ又は巻きバネ)を用いることが考えられる。更に、回
転型の駆動手段ではなく、直線型の駆動手段を用いるこ
ともできる。
【0019】気道の抵抗を測定するための装置の空気通
路を一時的に開閉するための本発明の方法は、第1の段
階において、閉鎖機構を無負荷の状態で休止位置から有
効な状態へ動かすための駆動手段を加速するすなわち動
かすという特徴を有している。上記有効な状態において
は、上記駆動手段は、運動エネルギ及び/又は回転エネ
ルギ、あるいは、ある値を有するポテンシャルエネルギ
を有している。上記有効な状態においてだけ、上記駆動
手段は、空気通路を閉鎖するための閉鎖機構に係合す
る。その後、閉鎖機構は、駆動手段によって、ホームポ
ジションから閉位置へ移動される。
【0020】従って、本発明の基本的な概念は、一方で
は、駆動手段は閉鎖機構に対して堅固に接続されておら
ず、また、他方では、駆動手段は、加速すべき物体に完
全に係合するまでにあるエネルギを蓄積することができ
るという点にある。
【0021】回転可能に取り付けられるシャッタの代わ
りに、種々の構造を有する他の閉鎖機構を考えることが
できる。従って、例えば、矩形状又は層構造の閉鎖機構
を用いることができる。層構造の閉鎖機構は、一つの部
品として設計されたシャッタに比較して、所要スペース
を低減するという点において、注目される。
【0022】
【発明の実施の形態】図面を参照して、以下に本発明を
その実施例について詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明の測定装置1を破断して示
す概略的な斜視図である。この測定装置1は、ハウジン
グ2を備えており、このハウジングは、入口30及び出
口31を有する空気通路3を備えている。被験者は、自
分の気道すなわち呼吸道の抵抗を決定するために、呼気
Lを測定装置1の入口30に押し込む。装置1は、更
に、呼気の流量を測定するための測定手段4を備えてい
る。測定手段4は、例えばガーゼの形態の流体抵抗20
と、2つの圧力測定機構6、23とを備えており、これ
ら圧力測定機構は、流体抵抗20の両側における圧力を
測定する。
【0024】気道の抵抗を測定するためには、呼気Lの
流量に加えて、気道の中に形成されている圧力も測定す
る必要がある。この圧力の測定を行うために、いわゆる
インターラプター法(interrupter met
hod)が応用される。空気通路3は、閉鎖機構5によ
って、一時的に閉鎖される。図1は、測定装置1が閉鎖
状態にある場合を示している。空気通路は、30乃至1
00ミリ秒間にわたって、一般的には、70ミリ秒間に
わたって閉鎖される。閉鎖機構5が通路3を閉鎖した後
に、測定装置1の中に形成されている圧力が、圧力計2
4によって測定される。この圧力は、気道の中の内圧に
相当する。
【0025】図1の実施例においては、閉鎖機構5は、
シャッタ10を備えており、このシャッタは、駆動手段
8によって、空気通路3が閉じていないホームポジショ
ンA(図3)と閉位置V(図5)との間で動かされる。
駆動手段8は、シャッタ10に接続することのできる電
動モータ11を備えている。空気通路3の内側又は外側
には、2つのストッパ18a、18bが設けられてお
り、これらストッパは、シャッタ10の2つの端位置
(ホームポジションA、閉位置V)を形成している。従
って、シャッタ10は、駆動手段8によって、ストッパ
18a、18bによって形成された2つの位置の間で動
かされる。一般的に、そのような運動は、数ミリ秒間で
終了する。
【0026】シャッタ10は、モータ11に対して堅固
には接続されていない。これにより、駆動手段8全体に
関する、また、測定装置1のハウジング2に関するモー
タ11の分離を迅速に行うことができる。従って、ハウ
ジングの洗浄を簡単に行うことができ、あるいは、使い
捨て型のハウジングを適用することができる。
【0027】シャッタ10は、ハウジング2の中で軸線
13の周囲で回転可能に取り付けられている。モータ1
1の軸線12は、シャッタ10の回転軸線13と同軸状
に配列されている。上記モータは、駆動ピン15を備え
ており、この駆動ピンは、シャッタの停止面16に係合
することができる。シャッタ10をホームポジションA
から閉位置Vへ、あるいは、閉位置からホームポジショ
ンへ動かすために、モータ11が作動される。モータ1
1は、シャッタ10に対して堅固には接続されていない
ので、第1の段階においては、無負荷状態で大きく加速
され、その間は、シャッタ10はその位置に留まってい
る。そのような無負荷状態とは、モータは、それ自身の
慣性に抗して作動するだけであって、シャッタ10の外
部負荷を伴わないという意味で理解する必要がある。モ
ータが、約360°(図3乃至図7参照)にわたって回
転した後に、駆動ピン15は、停止面16に係合する。
このようにすると、シャッタ10は、ホームポジション
Aから閉位置Vへ、あるいは、閉位置からホームポジシ
ョンへ移動する。ストッパ18a、18bは、上述の運
動の端位置を決定している。
【0028】上記モータは、駆動ピン15が停止面16
に係合した時点では、既に、回転エネルギを発生してい
るので、シャッタ10は、極めて迅速に加速される。こ
れにより、長い閉鎖時間又は開放時間を受容することな
く、比較的小さな動力のモータを適用することが可能と
なる。
【0029】図2は、シャッタ10がホームポジション
Aにあって通路3が閉鎖されていない状態の本発明の装
置の横断面図を示している。ホームポジションAは、空
気通路3の中のストッパ18bによって決定されてい
る。図2は、モータ11及びシャッタ10が、それぞれ
の回転軸線12、13に関して、同軸状に配列されてい
る状態を示している。シャッタ10及びモータ11は、
与えられた円周方向の角度に関して自由に回転できるよ
うに配列されている。少なくとも360°の回転の後
に、モータ11は、駆動ピン15を介してシャッタ10
の停止面16に係合する。
【0030】図3乃至図7は、開放操作及び閉鎖操作を
示している。
【0031】図3は、シャッタ10がホームポジション
Aにある状態の本発明の装置の平面図を概略的に示して
いる。この状態においては、呼気Lの流量が、装置によ
って測定される。シャッタ10の位置は、ストッパ18
bによって決定される。図3を参照すると、シャッタ1
0は、駆動ピン15によって、ストッパ18bに圧接さ
れている。モータ11は、休止位置Rに位置している。
これは、必須的な要件ではないが、シャッタ10のホー
ムポジションAを正確に決定する助けをすると共に、モ
ータが作動するまではシャッタ10を上記位置に保持す
る助けをする。空気通路3をシャッタ10で閉鎖しよう
とする時には、図3で見て、モータ11は、反時計方向
の動きに設定される。このようにすると、モータは、停
止面16に有効な状態W(図4参照)で係合するまで、
約360°の角度範囲にわたって自由に加速することが
できる。この時点において、モータは、シャッタ10を
迅速に加速するのに十分な回転エネルギを形成してい
る。
【0032】図5は、シャッタ10が閉位置Vに位置し
ている本発明の装置1を示している。シャッタ10は、
ストッパ18aに着座している。駆動ピン15は、依然
として、停止面16に係合している。このようにする
と、シャッタ10は、閉位置Vに正確に固定される。
【0033】シャッタ10をホームポジションAに戻す
ために、モータ11は、逆方向(図6において時計方
向)に作動される。次に、モータ11は、約360°の
円周方向の角度にわたって、無負荷の状態で再度加速す
ることができる。360°の回転の後に、駆動ピン15
はシャッタ10の停止面16に有効な状態Wで係合す
る。このようにすると、シャッタは、ホームポジション
A(図7参照)に移動して、第1のストッパ18bに係
合する。
【0034】図7は、図3にほぼ対応するものである
が、図7においては、シャッタ10の運動がストッパ1
8bによって止められているだけなので、駆動ピン15
がシャッタ10をストッパ18bにほぼ圧接させている
ことは明らかである。
【0035】図8は、シャッタ10が楕円形に形成され
ている本発明の装置の別の実施例を示している。そのよ
うな設計を用いると、閉位置Vを決定するストッパは不
必要になる。楕円形のシャッタ10は、空気通路3の内
壁に着座しており、これにより、閉位置Vが決定され
る。
【0036】図9及び図10は、閉鎖機構の更に別の実
施例を示している。この実施例における閉鎖機構は、回
転軸線26の周囲で各々回転可能な多数の薄板25から
構成されている。図9は、薄板25が閉位置にあって、
通路3が閉鎖されている状態を示している。図10は、
開放されたすなわち開いた薄板25を示しており、その
ような薄板は、排出された呼気が通路3を通過するのを
許容する。この構造は、所要スペースが小さいという点
において、特に注目される。また、可動部品の質量は、
個々の薄板の回転軸線の付近に位置しており、これによ
り、慣性モーメントが小さくなり、薄板構造を動かすた
めのエネルギが小さくなる。個々の薄板25は、一つの
駆動手段によって同時に動かされるように、互いに接続
されている。そのような駆動手段としては、上述のよう
な無負荷状態で加速する駆動手段が用いられる。
【0037】図11は、本発明の装置の構造を概略的に
示している。閉鎖機構10は、カップリング機構17に
よって、駆動手段に接続可能である。
【0038】上記カップリング機構は、上述の可能性
(駆動ピン)の他に、遠心力カップリング、特殊に形成
された歯車、あるいは、他の周知のカップリング装置か
ら成るものとすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置を破断して示す斜視図である。
【図2】本発明の装置の断面図である。
【図3】本発明の装置がある作動位置にある状態を示す
平面図である。
【図4】本発明の装置が別の作動位置にある状態を示す
平面図である。
【図5】本発明の装置が更に別の作動位置にある状態を
示す平面図である。
【図6】本発明の装置が更に別の作動位置にある状態を
示す平面図である
【図7】本発明の装置が更に別の作動位置にある状態を
示す平面図である
【図8】本発明の装置の別の実施例の断面図である。
【図9】本発明の装置の閉鎖機構が開位置にある状態を
示す説明図である。
【図10】本発明の装置の閉鎖機構が開位置にある状態
を示す説明図である。
【図11】本発明の装置の全体的な構造を示す概略図で
ある。
【符号の説明】 1 気道の抵抗を測定する装置 2 ハウジング 3 空気通路 4 空気流測定手段 5 閉鎖機構 6、23 圧力測定機構 8 駆動手段(モータ) 10 シャッタ 12 モータの駆動軸線 13 シャッタの回転軸線 15 駆動ピン 16 停止面 17 カップリング機構 18a、18b ストッパ 30 空気通路の入口 31 空気通路の出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 597131554 Altgasse 68,6340 Baar, Switzerland

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口(30)及び出口(31)を有する
    空気通路(3)を含むハウジング(2)を備えている、
    気道の抵抗を測定するための装置(1)であって、 前記空気通路(3)を通る空気流を測定するための手段
    (4)と、 前記空気通路(3)を閉鎖することによって前記空気流
    を一時的に中断させるための閉鎖機構(5)と、 前記空気通路(3)の中の圧力を測定するための測定機
    構(6、23)とを備えており、 前記閉鎖機構(5)は、駆動手段(8)によって、ホー
    ムポジション(A)と閉位置(V)との間で動かされる
    ように構成されており、 前記閉鎖機構(5)と前記駆動手段(8)との間には、
    カップリング機構(15、16;17)が設けられてお
    り、該カップリング機構は、前記駆動手段(8)が無負
    荷の状態で休止位置(R)から有効な状態(W)になっ
    た後にだけ、前記駆動手段(8)と前記閉鎖機構(5)
    との間の効果的な接続を行うように構成されていること
    を特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の装置において、前記カップリ
    ング機構(15、16;17)は、前記有効な状態
    (W)が前記駆動手段の速度によって決定されるよう
    に、構成されていることを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の装置において、前記閉
    鎖機構(4)は、回転軸線(13)の周囲で回転可能に
    設けられたシャッタ(10)を備えていることを特徴と
    する装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の装置において、前記駆動手段
    (8)は、モータを備えており、該モータの駆動軸線
    (12)は、前記シャッタ(10)の回転軸線(13)
    と同軸状に配列されていることを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の装置において、前記カップリ
    ング機構(17)は、前記モータの駆動ピン(15)
    と、前記シャッタ(10)の偏心した停止面(16)と
    を備えており、前記駆動ピン及び停止面は互いに係合す
    ることができることを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項4の装置において、前記カップリ
    ング機構(17)は、遠心力カップリングを備えること
    を特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかの装置におい
    て、前記空気通路(3)にはストッパ(18a、18
    b)が設けられており、これらストッパは、前記閉鎖機
    構(5、10)のホームポジション(A)及び閉位置
    (V)を決定することを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項2乃至6のいずれかの装置におい
    て、前記シャッタ(10)は、楕円形に形成されている
    ことを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 気道の抵抗を測定するための装置(1)
    の空気通路(3)を一時的に開閉するための方法であっ
    て、 (a) 駆動手段(8)を休止位置から有効な状態
    (W)へ無負荷で加速させる工程と、 (b) 前記駆動手段(8)を前記空気通路(3)を閉
    鎖するための閉鎖機構(5)に係合させる工程と、 (c) 前記閉鎖機構(5)をホームポジション(A)
    から閉位置(V)へ、あるいは、前記閉位置(V)から
    前記ホームポジション(A)へ動かす工程とを備えるこ
    とを特徴とする方法。
JP9248954A 1996-09-13 1997-09-12 気道の抵抗を測定する装置及び該装置の空気通路を一時的に開閉する方法 Pending JPH1094533A (ja)

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