JPH1094197A - 保護制御装置の遠隔運用監視システム - Google Patents

保護制御装置の遠隔運用監視システム

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JPH1094197A
JPH1094197A JP8262406A JP26240696A JPH1094197A JP H1094197 A JPH1094197 A JP H1094197A JP 8262406 A JP8262406 A JP 8262406A JP 26240696 A JP26240696 A JP 26240696A JP H1094197 A JPH1094197 A JP H1094197A
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Japan
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inspection
control device
operation monitoring
monitoring system
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JP8262406A
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English (en)
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Yutaka Matsuo
豊 松尾
Ryoichi Tsukui
良一 津久井
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Toshiba Corp
Kyushu Electric Power Co Inc
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Toshiba Corp
Kyushu Electric Power Co Inc
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/20Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution using protection elements, arrangements or systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル保護制御装置の交流入力回路の部
分不良や経年変化による特性不良モード及び主CPUの
停止モードの自動点検起動の不良を自動検出する。 【解決手段】 複数の保護制御装置11-1,11-2,12-1,
12-2からの電気量データを伝送系5を介してコンピュー
タ40にて収集し、コンピュータ40にて各電気量を相互に
比較し、その結果、電気量データの異なるものを検出し
て装置不良判定出力を導出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統のディジ
タル形保護制御装置の動作及び装置の状態などを遠隔で
運用監視する保護制御装置の遠隔運用監視システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】電力系統分野においては、ディジタル形
の保護制御装置は従来から既に広く用いられている。な
かんずく、近年では32bit・高性能マイクロプロセ
ッサや大容量メモリーなどの適用により一層高機能な装
置が出現している。
【0003】そして、これらは遠方から電話回線などの
伝送系を介してディジタル形保護制御装置の動作や状態
を運用監視する遠隔運用監視システムの実現が可能とな
っている。このシステムではディジタル形保護制御装置
の動作や運用状態に関する詳細な情報のほかに、同装置
が電力系統から入力した電気量(電流,電圧などをディ
ジタルデータに変換したもの)なども伝送系を介して送
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した現状のシステ
ムにおいては、主に保護制御装置の動作や運用の状態及
び電気量などを遠方の運用監視システムで運転員が監視
・確認するのみの実現が図られている。
【0005】従って、ディジタル形保護制御装置の交流
入力回路(電力系統の電流,電圧など)の部分不良や経
年変化による不良(特性変化不良モード)及び主CPU
の不良など、現状のディジタル形保護制御装置の持つ自
動点検・監視機能では発見できない不良モードについて
は検出できず、これらの不良は保護制御装置の定期試験
や巡視で発見する必要がある。
【0006】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、保護制御装置の定期試験や装置の巡視を
省略してメンテナンスフリー化を図った保護制御装置の
遠隔運用監視システムを提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
保護制御装置の遠隔運用監視システムは、同一の被保護
対象の同一電気量を複数のディジタル保護制御装置が入
力して保護演算する構成を有し、これら複数のディジタ
ル保護制御装置の動作及び装置の状態などを遠隔で運用
監視する遠隔運用監視システムにおいて、前記複数のデ
ィジタル保護制御装置から伝送系を介して送信された電
気量データを収集する手段と、前記複数の電気量データ
を相互に比較する手段と、前記比較した結果、電気量デ
ータの大きさの異なるものを検出する手段と、前記大き
さの異なるものを導出した装置を不良と判定する手段と
を備えた。従って、保護制御装置の電流,電圧の入力回
路の不良や経年変化などを検出でき、この様な不良を発
見するために従来必要としていた保護制御装置の定期点
検試験を省略できる。
【0008】本発明の請求項2に係る保護制御装置の遠
隔運用監視システムは、請求項1において、運用監視対
象とする保護制御装置が有する自装置の自動点検回路の
自動点検実施回数を伝送系を介して収集する手段と、前
記自動点検実施回数の増加を検出して点検回路及び点検
制御を行なう演算回路の不良を検出する手段とを備え
た。
【0009】本発明の請求項3に係る保護制御装置の遠
隔運用監視システムは、請求項2において、点検回路及
び点検制御を行なう演算回路の不良を検出する手段は、
保護制御装置の自動点検実施回数の増加傾向から自動点
検が正常に行なわれていないことを検出するようにし
た。
【0010】本発明の請求項4に係る保護制御装置の遠
隔運用監視システムは、請求項1において、運用監視対
象とする複数の保護制御装置が各々有する自装置の自動
点検回路の各々の自動点検実施回数を伝送系を介して収
集する手段と、前記複数の保護制御装置の点検実施回数
を相互に比較して点検回路及び点検制御を行なう演算回
路の不良を検出する手段とを備えた。
【0011】本発明の請求項5に係る保護制御装置の遠
隔運用監視システムは、請求項4において、複数の保護
制御装置の点検実施回数を相互に比較して点検回路及び
点検制御を行なう演算回路の不良を検出する手段は、複
数の保護制御装置の自動点検実施回数の増加傾向から自
動点検が正常に行なわれていないことを検出するように
した。
【0012】
【発明の実施の形態】先ず、実施の形態に先立って、図
1にて本発明の全体構成の概要を説明する。図1におい
て1〜3はディジタル保護制御装置の設置されている変
電所などの電気所を示し、4は遠隔運用監視を行なうコ
ンピュータシステムなどが設置される電力会社の本店,
支店,電力所,制御所などを示す。
【0013】ここでA電気所を例にとればディジタル保
護制御装置10の内部情報(動作,状態,入力電気量など
の詳細情報)が光トランシーバ11を介してイーサネット
LANに接続される。このイーサネットLANは同一電
気所内に設置されている多数のディジタル保護制御装置
の情報を効率よく収集するために適用されるものであ
る。
【0014】このLANに集められた情報はリピータ及
びモデム13を介して電話回線5に接続される。一方、40
は各電気所のディジタル保護制御装置からの情報を収集
して運用監視を行なう遠隔運用監視システムの親装置を
示し、パーソナルコンピュータなどのコンピュータシス
テムで構成される。
【0015】なお、このシステム構成は遠隔運用監視シ
ステムの一例を示すもので、ディジタル保護制御装置の
動作・運用状態や入力電気量を遠方から運用監視できる
ものであれば、どの様な構成であっても本発明を実現す
ることが可能である。
【0016】本発明はこの様なシステムにおいて、ディ
ジタル保護制御装置から遠隔運用監視システムの親装置
のコンピュータシステムに送られた電力系統の電気量な
どの情報を用いて、コンピュータシステム上で比較判定
演算を実行して、従来では定期的に装置の設置現場で大
がかりに実施するディジタル保護制御装置の定期試験で
なければ発見できないような装置の不良を自動的に検出
することを可能とするものである。
【0017】図2は本発明の実施の形態を説明するため
のディジタル保護制御装置の構成を表すものである。図
2において、ディジタル保護制御装置10では電力系統の
電流,電圧を変流器(CT)6や電圧変成器(PD又は
PT)7から入力変換器101を介して取り込み、フィル
タ102 ,サンプリングホールド回路103 ,マルチプレク
サ104 を回路してアナログ/ディジタル変換器105 によ
ってディジタルデータに変換される。
【0018】そして、遠隔運用監視システムにはこのデ
ィジタルデータの値そのものを伝送する。なお、同図に
おいて106 はディジタル保護制御装置の主機能を実現す
る主CPU、107 及び108 は必要なデータを記憶するR
AM及びROM、そして109は遠隔運用監視システムの
親装置のコンピュータシステムに伝送系を介してデータ
を送るためのイーサネットインタフェースを各々示す。
【0019】一方、ディジタル保護制御装置においては
CPUの自己診断機能などを利用した自動点検監視機能
が実装され、殆どの装置の不良は自動検出が可能となっ
ている。しかし、アナログ回路である入力変換器やフィ
ルタ回路の特性変化及びCTやPD回路の不良について
は検出が困難で、定期的(3〜6年に1回)に装置の設
置現場で実施する定期試験のデータから特性の変化を運
転保守員が発見する方法に頼っている。
【0020】図3は遠隔運用監視システムおけるディジ
タル保護制御装置の不良検出方式の対象となるディジタ
ル送電線保護リレー装置の構成例である。本発明では図
3に示すような1つの送電線を対象に設置される複数の
ディジタル保護制御装置が入力する送電線の電流値の大
きさが同一であることに着目して、これら複数の装置が
入力した電流値を相互に各々比較することによって、各
々のディジタル保護制御装置の電流入力回路の特性変化
などの不良を検出するものである。
【0021】図3は二系列化されたディジタル送電線保
護リレー装置を対象とした本発明の例を示す。8は同保
護リレー装置の保護対象の送電線で電流Iが流れてい
る。A電気所及びB電気所には夫々変流器9-1 ,9-2 ,
10-1,10-2があり、これより各保護リレー装置に等しい
大きさの電流が導入されている。
【0022】A変電所において11-1は第1系列の保護リ
レー装置、11-2は第2系列の保護リレー装置を示し、同
様にB変電所においては12-1が第1系列、12-2が第2系
列の保護リレー装置を示す。
【0023】そして、これら保護リレー装置に入力され
た電流はディジタル量に変換され、各々保護リレー演算
に用いられると共に、電話回線5などの伝送系を介して
遠隔運用監視システムの親装置であるコンピュータシス
テム40に夫々導入される。
【0024】各々の保護リレー装置が入力した電流値は
同一送電線を流れる電流に対するものであるため、全て
の保護リレー装置が正常であれば全て等しい値である。
しかし、もし1つの装置の電流入力回路などに不良があ
れば、その電流値は他とは異なるために容易に判別がで
きる。
【0025】この様な判別方法が必要な理由は、送電線
を流れる電流は負荷の変動などにより常に一定ではない
ため、単一の保護制御装置における電流データを時系列
的に記憶しこれらを相互に比較しても、電流入力回路な
どの不良による電流値の変化として判定することはでき
ない。このため、比較が可能な同一の電流量が必要にな
る。
【0026】図4は遠隔運用監視システムのコンピュー
タシステムにおける判定方法の一例を示すフローチャー
トである。同図においてステップS1では同一送電線か
らの電流を入力している複数の保護リレー装置(ここで
は4つ)から送信されてきた電流値データを取り込み、
次にステップS2で各々の電流値が等しいか相互に比較
判定する(この判定においてはある程度の誤差を許容す
ることが通常行なわれる)。
【0027】ここで、全ての電流値が等しい場合にはス
テップS1に戻り、一定時間周期で電流値の取り込みを
繰り返す。もし、電流値が等しくない場合にはステップ
S3において電流値の大きさの異なる装置を判別・検出
し、次にステップS4にて装置不良判定出力を表示す
る。
【0028】送電線を流れる電流は数秒オーダーでは殆
ど変化しないため、お互いに比較する電流データは同一
時刻にサンプリングされたデータでなくとも支障はない
が、系統事故や負荷急変などによる電流の短時間変化に
配慮した判定方法が望ましい。
【0029】なお、この判定方法は本発明の一例を示す
ものであり、同一送電線の電流を入力する複数の保護制
御装置の電流データを収集して、相互に比較判定して電
流入力回路などに不良があると想定される装置を自動的
に検出する方法であればどの様な方法であってもよい。
【0030】又、以上はディジタル保護制御装置の電流
入力回路の不良を検出する方法について説明したもので
あるが、電圧入力回路(電力系統からPD又はPTを介
して導入する)の不良検出についても同様の方法で判別
が可能である。
【0031】上記実施の形態によれば自動的にディジタ
ル形保護制御装置の電流・電圧の入力回路の不良や経年
変化などを検出でき、この様な不良を発見するために従
来必要としていた保護制御装置の定期点検試験を省略し
て、メンテナンスフリー化が実現でき、装置の保守運用
コストを低減することができる。
【0032】図5は保護制御装置の遠隔運用監視システ
ムの他の実施の形態を示す図であり、主CPUの不良を
検出するフローチャートである。そして、本実施の形態
ではデイジタル保護制御装置内の主CPUの不良を検出
しようとするものである。
【0033】一般に、ディジタル保護制御装置にはCP
Uの自己診断機能を利用した自動点検・常時監視機能が
実装されており、常時、装置の不良監視を行なうと共
に、電力系統から電流や電圧などの電気量を導入する入
力回路や遮断器及び断路器に対して制御指令を与える出
力回路を中心に定期的に自動点検を行なっている。
【0034】そして、この自動点検の起動や自動点検・
常時監視による不良判定は保護制御機能を実現するため
の主CPUが行なっている。従って、もし主CPUが何
等かの不良で停止した場合には主CPU自身の不良を検
出して外部に表示警報することはできない。
【0035】このため、従来ではディジタル保護制御装
置において自動点検の実施回数を装置上に表示して、こ
れを運転保守員が定期的に巡視して主CPUが停止して
いないことを確認している。上記前提をもとに以下に実
施の形態を説明する。
【0036】先ず、考え方としてはディジタル保護制御
装置の自動点検実施回数を、図2のCPU106 及びRA
M回路107 などを利用して出力し、これをイーサネット
インタフェース109 を介して伝送系に接続し、遠隔運用
監視システムの親装置のコンピュータシステムに送信す
る。そして、このコンピュータシステムにおいてディジ
タル保護制御装置の自動点検が正常に実施されているか
を判定する。
【0037】図5においてステップS5ではディジタル
保護制御装置から送信されてきた同装置の自動点検実施
回数を取り込み、次にステップS6でこれを監視し所定
の時間間隔で自動点検の実施回数が増大していくことを
判定する(ディジタル保護制御装置の自動点検実施の時
間的な周期に配慮する)。
【0038】所定の時間間隔で所定の点検実施回数が増
加する場合には正常と判断して、ステップS5に戻り一
定の時間間隔で点検実施回数情報の取り込みを繰り返
す。そして、点検実施回数が所定の時間間隔で増加しな
い場合にはステップS7にて装置不良判定出力を表示す
る。
【0039】なお、保護制御装置が運用停止などによっ
て、正常であっても自動点検回数が増加しない場合があ
る、これには別途、遠隔運用監視システムに送信されて
くる運用停止情報などを用いて誤判定しないように処理
を行なう。
【0040】又、この判定方法は本発明の一例を示すも
のであり、ディジタル保護制御装置の自動点検実施回数
を監視して、その増加傾向から自動点検が正常に行なわ
れていないことを検出し、装置の不良と判定する方法で
あればどの様な方法であってもよい。
【0041】本実施の形態によれば遠隔運用監視システ
ムにおいて対象とするデイジタル保護制御装置の自動点
検の実施回数を監視して、主CPUの不良を自動的に検
出し、これにより従来実施している運転保守員による巡
視を不要とし、装置のメンテナンスフリー化を達成でき
る。
【0042】図7は保護制御装置の遠隔運用監視システ
ムの更に他の実施の形態を示す図であり、保護制御装置
の自動点検実施の正常判断を複数の装置の点検実施回数
を比較することで判定しようとするものである。
【0043】即ち、先の図3で示したような同一送電線
を保護する2系列化されたディジタル形送電線保護リレ
ー装置では、自動点検も同一の時間的な周期で実施する
ように設定されるため、各々の装置の自動点検実施回数
はほぼ同時に変化していく。
【0044】従って、互いの点検実施回数を比較すれば
点検が実施されていない装置を検出することは容易であ
る。但し、これらの装置が同時に自動点検がかからぬよ
うに、若干の時間差を設けて点検実施の設定を行なうこ
とが多いので、判定方法には配慮が必要である。上記前
提をもとに以下に実施の形態を説明する。
【0045】図6においてステップS8では同一の送電
線を保護する複数のディジタル保護リレー装置から送信
された各々の装置の自動点検実施回数情報を取り込み、
ステップS9で各々の点検実施回数が等しいかを相互に
比較判定を行なう。
【0046】全ての点検実施回数が等しければ(時間的
なずれには配慮する)、ステップS8に戻り一定時間周
期で点検実施回数情報を取り込む。もし、点検実施回数
が等しくない場合には、ステップS10にて点検実施回数
の異なる装置を検出して、ステップS11において装置不
良判定出力を表示する。
【0047】なお、保護制御装置が運用停止などによっ
て、正常であっても自動点検回数が増加しない場合があ
るが、これには別途、遠隔運用監視システムに送信され
てくる運用停止情報などを用いて誤判定しないように処
理を行なう。
【0048】又、この判定方法は本発明の一例を示すも
のであり、複数のディジタル保護制御装置の自動点検実
施回数を監視して、その増加傾向から自動点検が正常に
行なわれていないことを検出し、装置の不良と判定する
方法であればどの様な方法であってもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば自
動的にディジタル保護制御装置の自動点検起動の不良を
判定することができ、主CPUの停止モードを自動検出
することが可能となる。これによって、従来必要であっ
た装置の自動点検実施回数の運転保守員による巡視が不
要となり、メンテナンスフリー化が実現できて、装置の
保守運用コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保護制御装置の遠隔運用監視システム
の構成の一例を示すブロック図。
【図2】本発明による遠隔運用監視システムの対象とな
るディジタル保護制御装置の機能ブロック図の一例。
【図3】本発明の遠隔運用監視システムにおける保護制
御装置の不良検出方式の対象となるディジタル送電線保
護リレー装置の全体構成例。
【図4】本発明による遠隔運用監視システムにおけるデ
ィジタル保護制御装置の不良検出方式の処理内容を示す
フローチャート。
【図5】本発明による遠隔運用監視システムにおけるデ
ィジタル保護制御装置の不良検出方式の他の処理内容を
示すフローチャート。
【図6】本発明による遠隔運用監視システムにおけるデ
ィジタル保護制御装置の不良検出方式の更に他の処理内
容を示すフローチャート。
【符号の説明】
1,2,3 電気所 4 支店,電力所,制御所,本店など 5 電話回線などの伝送系 6 CT 7 PD 8 送電線 10 ディジタル保護制御装置 11 光TR 12 イーサネットLAN 40 パーソナルコンピュータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の被保護対象の同一電気量を複数の
    ディジタル保護制御装置が入力して保護演算する構成を
    有し、これら複数のディジタル保護制御装置の動作及び
    装置の状態などを遠隔で運用監視する遠隔運用監視シス
    テムにおいて、前記複数のディジタル保護制御装置から
    伝送系を介して送信された電気量データを収集する手段
    と、前記複数の電気量データを相互に比較する手段と、
    前記比較した結果、電気量データの大きさの異なるもの
    を検出する手段と、前記大きさの異なるものを導出した
    装置を不良と判定する手段とを備えたことを特徴とする
    保護制御装置の遠隔運用監視システム。
  2. 【請求項2】 運用監視対象とする保護制御装置が有す
    る自装置の自動点検回路の自動点検実施回数を伝送系を
    介して収集する手段と、前記自動点検実施回数の増加を
    検出して点検回路及び点検制御を行なう演算回路の不良
    を検出する手段とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の保護制御装置の遠隔運用監視システム。
  3. 【請求項3】 点検回路及び点検制御を行なう演算回路
    の不良を検出する手段は、保護制御装置の自動点検実施
    回数の増加傾向から自動点検が正常に行なわれていない
    ことを検出することを特徴とする請求項2記載の保護制
    御装置の遠隔運用監視システム。
  4. 【請求項4】 運用監視対象とする複数の保護制御装置
    が各々有する自装置の自動点検回路の各々の自動点検実
    施回数を伝送系を介して収集する手段と、前記複数の保
    護制御装置の点検実施回数を相互に比較して点検回路及
    び点検制御を行なう演算回路の不良を検出する手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1記載の保護制御装置の
    遠隔運用監視システム。
  5. 【請求項5】 複数の保護制御装置の点検実施回数を相
    互に比較して点検回路及び点検制御を行なう演算回路の
    不良を検出する手段は、複数の保護制御装置の自動点検
    実施回数の増加傾向から自動点検が正常に行なわれてい
    ないことを検出することを特徴とする請求項4記載の保
    護制御装置の遠隔運用監視システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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