JPH1094195A - 電源切換回路 - Google Patents

電源切換回路

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JPH1094195A
JPH1094195A JP8246580A JP24658096A JPH1094195A JP H1094195 A JPH1094195 A JP H1094195A JP 8246580 A JP8246580 A JP 8246580A JP 24658096 A JP24658096 A JP 24658096A JP H1094195 A JPH1094195 A JP H1094195A
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power supply
circuit
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voltage
load
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JP8246580A
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English (en)
Inventor
Kenzo Hiasa
賢三 日朝
Masamitsu Hamada
正光 浜田
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Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電源切換時に突入電流によって電
源切換リレーの接点が溶着しないように対策を施した接
点防護回路を備えた電源切換回路を提供することであ
る。 【解決手段】 常用電源B1が停電して負荷3に供給さ
れる電源電圧が常用電源B1から予備電源B2に切り換
えられる場合は、先に電源切換リレー2内の動作接点R
1,R2が開放されて復旧接点R3,R4が閉成された
後に、接点防護回路11内の励磁回路11bが緩動動作
して、常用電源B1から供給される電源電圧を予備電源
B2から供給される電源電圧に切り換えて負荷3に供給
するようにしたため、常用電源B1から予備電源B2に
切換時に発生する突入電流は、接点防護回路11内のソ
リッドステートリレーSSR3,SSR4を通ってか
ら、電源切換リレー2内の復旧接点R3,R4が閉成さ
れた状態で流れるため、電源切換リレー2内の復旧接点
R3,R4の接点消耗や溶着等の障害の発生を防止する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源切換回路に係
り、詳細には、常用電源と予備電源を負荷に対して切り
換えて接続する電源切換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電源切換回路としては、例えば、
図3に示すものがある。この図3に示す電源切換回路1
では、常用電源B1と予備電源B2の各出力を負荷3に
対して切り換えて接続する電源切換リレー2を利用して
いる。この電源切換リレー2は、常用電源B1から出力
される電源電圧により励磁される励磁回路2aと、この
励磁回路2aが励磁されている時に閉成する動作接点R
1,R2と、励磁回路2aが励磁されている時に開放す
る復旧接点R3,R4と、から構成されている。したが
って、この図3の電源切換回路1では、常用電源B1か
ら出力される電源電圧により電源切換リレー2の励磁回
路2aが励磁されている時は、動作接点R2,R2を閉
成して常用電源B1の出力を負荷3に接続して、常用電
源B1から出力される電源電圧を負荷3に供給するとと
もに、復旧接点R3,R4を開放して予備電源B2の出
力を負荷3から切り離している。
【0003】また、図3の電源切換回路1では、常用電
源B1から出力される電源電圧が停電等により停止され
ると、電源切換リレー2内の励磁回路2aが非励磁状態
となって、動作接点R1,R2を開放して常用電源B1
の出力を負荷3から切り離すとともに、復旧接点R3,
R4が閉成して予備電源B2の出力を負荷3に接続し、
予備電源B2から出力される電源電圧を負荷3に供給す
る。
【0004】なお、図中のS1〜S12は、それぞれ接
続端子を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の図4の電源切換回路1が利用される電源と負
荷にあっては、近時負荷容量が増大する傾向にあるとと
もに、負荷である電子回路等を防護するために電源の出
力端に絶縁トランスが増設される場合が多くなってきて
いるため、電源切換回路1による電源切換時の突入電流
が増大し、電源切換リレー2内の接点溶着するといった
問題が発生していた。
【0006】例えば、図4に突入電流の例を示すよう
に、電源切換時の突入電流の電流値が“500A”にも
達してしまう場合があり、このような突入電流が流れる
により電源切換リレー2内の接点が溶着してしまうとい
う問題が発生する。
【0007】これは、接点が金属接点であるため、金属
接点が溶着に至る限界電流値を突入電流が越えてしまう
ために発生する。
【0008】また、上記図3の電源切換回路1は、実際
多く使用されており、電源切換時に突入電流によって接
点が溶着しないように対策を施すことが要望されてい
る。
【0009】本発明の課題は、電源切換時に突入電流に
よって電源切換リレーの接点が溶着しないように対策を
施した接点防護回路を備えた電源切換回路を提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
常用電源から供給される電源電圧により励磁される励磁
回路と、この励磁回路により閉成/開放される動作接点
を、負荷の電源ラインと常用電源の電源供給ラインとの
間に接続するとともに、励磁回路により閉成/開放され
る復旧接点を、負荷の電源ラインと予備電源の電源供給
ラインとの間に接続した電源切換リレーを備え、前記常
用電源から電源電圧が供給されている時は、前記電源切
換リレーは動作接点を閉成して常用電源から電源電圧を
前記負荷に供給し、該常用電源から電源電圧が供給され
ていない時は、該動作接点を開放して前記復旧接点を閉
成し、負荷に予備電源に切り換えて接続して、予備電源
から電源電圧を前記負荷に供給する電源切換回路におい
て、前記常用電源の電源供給ライン及び前記予備電源の
電源供給ラインと、前記電源切換リレーの電源接続端子
との間に接続する接点防護回路を設け、この接点防護回
路は、常用電源から供給される電源電圧を整流して直流
電圧を生成する第1の整流回路と、予備電源から供給さ
れる電源電圧を整流して直流電圧を生成する第2の整流
回路と、第1の整流回路により生成される直流電圧によ
り励磁される励磁回路と、常用電源の電源供給ラインに
対して直列に接続されて第1の整流回路から供給される
直流電圧により駆動される第1、第2の半導体リレー
と、予備電源の電源供給ラインに対して直列に接続され
て第2の整流回路から供給される直流電圧により駆動さ
れる第3、第4の半導体リレーと、を備え、前記励磁回
路により閉成/開放される動作接点を、第1の整流回路
の直流電圧出力ラインと第1、第2の半導体リレーの操
作ラインとの間に接続するとともに、前記励磁回路によ
り閉成/開放される復旧接点を、第2の整流回路の直流
電圧出力ラインと第3、第4の半導体リレーの操作ライ
ンとの間に接続し、前記電源切換リレーの励磁回路は速
動/速放動作とし、前記接点防護回路の励磁回路は緩動
/緩放動作とし、前記常用電源が投入された時は、前記
電源切換リレー内の励磁回路が先に動作して動作接点を
閉成して、負荷に対して常用電源の電源ラインを接続
し、次いで、前記接点防護回路内の励磁回路が動作して
動作接点を閉成し、前記第1の整流回路から出力される
直流電圧を前記第1、第2の半導体リレーに供給して、
該第1、第2の半導体リレーを導通して前記常用電源か
らの電源電圧を前記負荷に供給し、前記予備電源が投入
されていて常用電源が停止した場合は、前記電源切換リ
レー内の励磁回路が先に動作して動作接点を開放して復
旧接点を閉成し、負荷に対して予備電源の電源ラインを
接続し、次いで、前記接点防護回路内の励磁回路が動作
して動作接点を開放して復旧接点を閉成し、前記第2の
整流回路から出力される直流電圧を前記第3、第4の半
導体リレーに供給し、該第3、第4の半導体リレーを導
通して前記予備電源からの電源電圧を前記負荷に供給し
て、負荷に対して常用電源から予備電源に切り換えるこ
とを特徴としている。
【0011】この請求項1記載の発明の電源切換回路に
よれば、常用電源から供給される電源電圧により励磁さ
れる励磁回路と、この励磁回路により閉成/開放される
動作接点を、負荷の電源ラインと常用電源の電源供給ラ
インとの間に接続するとともに、励磁回路により閉成/
開放される復旧接点を、負荷の電源ラインと予備電源の
電源供給ラインとの間に接続した電源切換リレーを備
え、前記常用電源から電源電圧が供給されている時は、
前記電源切換リレーは動作接点を閉成して常用電源から
電源電圧を前記負荷に供給し、該常用電源から電源電圧
が供給されていない時は、該動作接点を開放して前記復
旧接点を閉成し、負荷に予備電源に切り換えて接続し
て、予備電源から電源電圧を前記負荷に供給する電源切
換回路において、前記常用電源の電源供給ライン及び前
記予備電源の電源供給ラインと、前記電源切換リレーの
電源接続端子との間に接続される接点防護回路が設けら
れて、この接点防護回路では、常用電源から供給される
電源電圧を整流して直流電圧を生成する第1の整流回路
と、予備電源から供給される電源電圧を整流して直流電
圧を生成する第2の整流回路と、第1の整流回路により
生成される直流電圧により励磁される励磁回路と、常用
電源の電源供給ラインに対して直列に接続されて第1の
整流回路から供給される直流電圧により駆動される第
1、第2の半導体リレーと、予備電源の電源供給ライン
に対して直列に接続されて第2の整流回路から供給され
る直流電圧により駆動される第3、第4の半導体リレー
と、が備えられ、前記励磁回路により閉成/開放される
動作接点が、第1の整流回路の直流電圧出力ラインと第
1、第2の半導体リレーの操作ラインとの間に接続され
るとともに、前記励磁回路により閉成/開放される復旧
接点が、第2の整流回路の直流電圧出力ラインと第3、
第4の半導体リレーの操作ラインとの間に接続され、前
記電源切換リレーの励磁回路は速動/速放動作とされ、
前記接点防護回路の励磁回路は緩動/緩放動作とされ、
前記常用電源が投入された時は、前記電源切換リレー内
の励磁回路が先に動作して動作接点が閉成されて、負荷
に対して常用電源の電源ラインが接続され、次いで、前
記接点防護回路内の励磁回路が動作して動作接点が閉成
され、前記第1の整流回路から出力される直流電圧が前
記第1、第2の半導体リレーに供給されて、該第1、第
2の半導体リレーが導通して前記常用電源からの電源電
圧が前記負荷に供給され、前記予備電源が投入されてい
て常用電源が停止した場合は、前記電源切換リレー内の
励磁回路が先に動作して動作接点が開放されて復旧接点
が閉成され、負荷に対して予備電源の電源ラインが接続
され、次いで、前記接点防護回路内の励磁回路が動作し
て動作接点が開放されて復旧接点が閉成され、前記第2
の整流回路から出力される直流電圧が前記第3、第4の
半導体リレーに供給され、該第3、第4の半導体リレー
が導通して前記予備電源からの電源電圧が前記負荷に供
給されて、負荷に対して常用電源から予備電源に切り換
えられる。
【0012】したがって、電源を切り換える際に電源切
換リレーを先に動作させてから接点防護回路を動作させ
て、電源切換時に発生する突入電流を第1〜第4の半導
体リレーに通してから、電源切換リレー内の閉成状態に
ある動作接点あるいは復旧接点に流すようにしたため、
常用電源が故障して予備電源に切り換える際に発生する
突入電流により、電源切換リレー内の動作接点あるいは
復旧接点の接点消耗や溶着等の障害の発生を防止するこ
とができる。
【0013】その結果、電源切換回路の電源切換性能と
信頼性を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0015】図1〜図2は、本発明の電源切換回路を適
用した信号機等に供給される電源を切り換える電源切換
回路の一実施の形態を示す図である。
【0016】まず、構成を説明する。
【0017】図1は、本実施の形態の電源切換回路10
の回路構成を示す図であり、上記従来の図4に示した電
源切換回路1と同一の構成部分には同一符号を付してい
る。この図1において、電源切換回路10は、緩動/緩
放動作で電源切換リレー2に対して電源を切り換える接
点防護回路11と、この接点防護回路11による電源切
換に応じて常用電源B1あるいは予備電源B2を負荷3
に対して接続する電源切換リレー2と、から構成されて
いる。なお、負荷3としては信号機が接続されるものと
する。
【0018】接点防護回路11は、常用電源B1から供
給されるAC電源電圧を整流して所定のDC電圧を励磁
回路11b及びソリッドステートリレーSSR1,SS
R2に供給する整流回路11aと、この整流回路11a
から供給されるDC電圧により励磁されて動作接点RA
及び復旧接点RBを閉成/開放制御する励磁回路11b
と、整流回路11a、11cから供給されるDC電圧に
よりON/OFF動作して、常用電源B1あるいは予備
電源B2を電源切換リレー2に接続するソリッドステー
トリレーSSR1〜SSR4と、予備電源B2から供給
されるAC電源電圧を整流して所定のDC電圧をソリッ
ドステートリレーSSR3,SSR4に供給する整流回
路11cと、から構成されている。
【0019】整流回路11aは、トランスと全波整流器
から構成され、常用電源B1から供給されるAC電源電
圧を整流して所定のDC電圧を生成し、このDC電圧を
励磁回路11b及びソリッドステートリレーSSR1,
SSR2に供給する。
【0020】励磁回路11bは、整流回路11aから供
給されるDC電圧により励磁コイルRを励磁して緩動/
緩放動作し、動作接点RA及び復旧接点RBを閉成/開
放制御し、整流回路11aからソリッドステートリレー
SSR1〜SSR4にDC電圧が供給される供給ライン
をON/OFF制御する。
【0021】整流回路11cは、トランスと全波整流器
から構成され、予備電源B2から供給されるAC電源電
圧を整流して所定のDC電圧を生成し、このDC電圧を
ソリッドステートリレーSSR3,SSR4に供給す
る。
【0022】ソリッドステートリレーSSR1,SSR
2は、整流回路11aから供給されるDC電圧によりO
N/OFF動作して、常用電源B1を電源切換リレー2
に接続する。ソリッドステートリレーSSR3,SSR
4は、整流回路11cから供給されるDC電圧によりO
N/OFF動作して、予備電源B2を電源切換リレー2
に接続する。
【0023】ソリッドステートリレーSSR1〜SSR
4内部の回路構成は、図2に示すように、入力回路2
1、フォトカプラ22、トリガ回路23、サイリスタS
CR1,SCR2及びサージ吸収器SKにより構成され
ている。
【0024】入力回路21は、整流回路11a、11c
から供給されるDC電圧によりフォトカプラ22を駆動
して、DC電圧をトリガ回路23に伝達させる。トリガ
回路23は、フォトカプラ22から伝達されるDC電圧
によりトリガ信号を生成してサイリスタSCR1,SC
R2のトリガ端子に供給して、サイリスタSCR1,S
CR2をON/OFF駆動制御する。サイリスタSCR
1,SCR2がON/OFF駆動されることにより、電
源端子に入力される電源電圧が負荷端子に接続される負
荷3に供給される。
【0025】また、サージ吸収器SKは、サイリスタS
CR1,SCR2がON/OFF駆動される際に、サイ
リスタSCR1,SCR2の端子間に発生するサージ電
流を吸収して、ソリッドステートリレーSSR1〜SS
R4内の誤動作を防止する。なお、ソリッドステートリ
レーSSR1〜SSR4内のサイリスタSCR1,SC
R2は、突入電流耐量が例えば、600Aと、電源切換
リレー2内の金属接点の突入電流耐量より大きいため、
電源切換時に接点防護回路11を先に動作させることに
より、電源切換リレー2内の金属接点を溶着から防護す
ることが可能である。
【0026】電源切換リレー2は、常用電源B1から出
力される電源電圧により励磁される励磁回路2aと、こ
の励磁回路2aが励磁されている時に閉成する動作接点
R1,R2と、励磁回路2aが励磁されている時に開放
する復旧接点R3,R4と、から構成されている。励磁
回路2aは速動/速放動作である。
【0027】次に、本実施の形態の動作を説明する。
【0028】本実施の形態の電源切換回路10では、上
記接点防護回路11の動作と電源切換リレー2の動作と
の関係を以下に説明する。
【0029】まず、常用電源B1のみが投入された場合
の接点防護回路11の動作と電源切換リレー2の動作に
ついて説明する。
【0030】まず、常用電源B1のみが投入された場合
は、電源切換リレー2内の励磁回路2aが先に動作し
て、動作接点R1,R2を閉成させて接続端子S15〜
S19間と接続端子S16〜S20間の各ラインが導通
される。
【0031】また、この時、接点防護回路11では、常
用電源B1のAC電源電圧が整流回路11aに供給さ
れ、整流回路11aにより所定のDC電圧が生成されて
励磁回路11bに供給されるが、励磁回路11bは緩動
動作であるため、電源切換リレー2内の励磁回路2aよ
り遅く動作する。このため、電源切換リレー2が動作し
た時点では、まだ常用電源B1の電源電圧は負荷3に供
給されていない。
【0032】そして、励磁回路11bは緩動動作により
動作接点RAが閉成されるとともに、復旧接点RBが開
放されると、サイリスタSSR1,SSR2が動作し
て、接続端子S5〜S9間と接続端子S6〜S10間の
各ラインが導通される。したがって、この接点防護回路
11内の常用電源側ラインが導通されると、先に電源切
換リレー2内の常用電源側ラインが導通された回路を通
して、常用電源B1から供給される電源電圧が負荷3に
供給される。
【0033】以上のように、常用電源B1のみが投入さ
れた場合は、電源切換リレー2内の動作接点R1,R2
が閉成された後に、電源切換リレー2と電源接続端子S
1〜S4との間に挿入された接点防護回路11内の励磁
回路11bが緩動動作して、常用電源B1から供給され
る電源電圧を負荷3に供給するようにしたため、常用電
源B1を投入時に発生する突入電流は、接点防護回路1
1内のソリッドステートリレーSSR1,SSR2を通
ってから、電源切換リレー2内の動作接点R1,R2が
閉成された状態で流れるため、電源切換リレー2内の動
作接点R1,R2の接点消耗や溶着等の障害の発生を防
止することができる。
【0034】次に、常用電源B1が投入されたままで予
備電源B2が投入されて、常用電源B1が停電して負荷
3に供給される電源電圧が常用電源B1から予備電源B
2に切り換えられる場合の接点防護回路11の動作と電
源切換リレー2の動作について説明する。
【0035】常用電源B1が投入されたままで予備電源
B2が投入されても、上記常用電源B1のみが投入され
た場合と、接点防護回路11内の接点状態と電源切換リ
レー2内の接点状態は同じであり、負荷3に対しては常
用電源B1からの電源電圧が供給されている。
【0036】そして、常用電源が停電すると、電源切換
リレー2内の励磁回路2aが非励磁状態となって、動作
接点R1,R2と復旧接点R3,R4が速動して動作接
点R1,R2が開放されるとともに、復旧接点R3,R
4が閉成される。動作接点R1,R2が開放されると、
負荷3に対する常用電源B1からの電源電圧の供給が停
止される。また、復旧接点R3,R4が閉成されると、
接続端子S17〜S19間と接続端子S18〜S20間
の各ラインが導通される。
【0037】また、接点防護回路11内の励磁回路11
aも非励磁状態となって、動作接点RAが緩放して開放
されるとともに、復旧接点RBが緩動して閉成される。
動作接点RAが開放されると、ソリッドステートリレー
SSR1,SSR2がOFFされて、接続端子S5〜S
9間と接続端子S6〜S10間の各ラインが開放され
る。次いで、接点防護回路11では、復旧接点RBが緩
動して閉成されたことにより、整流回路11cからソリ
ッドステートリレーSSR3,SSR4にDC電圧が供
給されて、ソリッドステートリレーSSR3,SSR4
がONされて、接続端子S7〜S11間と接続端子S8
〜S12間の各ラインが導通される。
【0038】このように接点防護回路11内の予備電源
側ラインが導通されると、先に電源切換リレー2内の予
備電源側ラインが導通された回路を通して、予備電源B
2から供給される電源電圧が負荷3に供給される。
【0039】以上のように、常用電源B1の投入中に予
備電源B2が投入されて、常用電源B1が停電して負荷
3に供給される電源電圧が常用電源B1から予備電源B
2に切り換えられる場合は、電源切換リレー2内の動作
接点R1,R2が開放されて復旧接点R3,R4が閉成
された後に、接点防護回路11内の励磁回路11bが緩
動動作して、常用電源B1から供給される電源電圧を予
備電源B2から供給される電源電圧に切り換えて負荷3
に供給するようにしたため、常用電源B1から予備電源
B2に切換時に発生する突入電流は、接点防護回路11
内のソリッドステートリレーSSR3,SSR4を通っ
てから、電源切換リレー2内の復旧接点R3,R4が閉
成された状態で流れるため、電源切換リレー2内の復旧
接点R3,R4の接点消耗や溶着等の障害の発生を防止
することができる。
【0040】さらに、常用電源B1が復電した場合は、
接点防護回路11内の励磁回路11bが励磁されると、
動作接点RAが緩動して閉成するとともに、復旧接点R
Bが緩放して開放される。このため、常用電源B1が復
電しても、ソリッドステートリレーSSR1,SSR2
はOFFのままであり、ソリッドステートリレーSSR
3,SSR4がOFFされてからソリッドステートリレ
ーSSR1,SSR2がONされる。
【0041】この動作により、常用電源B1が復電した
場合は、先に電源切換リレー2内の動作接点R1,R2
が閉成された後、接点防護回路11内のソリッドステー
トリレーSSR1,SSR2がONされて、負荷3に対
して予備電源B2から常用電源B1から電源電圧供給に
切り換えられる。
【0042】上記接点防護回路11の接点切換時間は、
数100msであるため負荷3に対する電源切換時の突
入電流の影響は問題とならない。
【0043】以上のように、常用電源B1が復電して、
負荷3に供給される電源電圧が予備電源B2から常用電
源B1に切り換えられる場合は、電源切換リレー2内の
復旧接点R3,R4が開放されて動作接点R1,R2が
閉成された後に、接点防護回路11内の励磁回路11b
が緩動動作して、予備電源B2から供給される電源電圧
を常用電源B1から供給される電源電圧に切り換えて負
荷3に供給するようにしたため、予備電源B2から常用
電源B1に切換時に発生する突入電流は、接点防護回路
11内のソリッドステートリレーSSR1,SSR2を
通ってから、電源切換リレー2内の動作接点R1,R2
が閉成された状態で流れるため、電源切換リレー2内の
動作接点R1,R2接点の消耗や溶着等の障害の発生を
防止することができる。
【0044】次に、予備電源B2のみが投入された場合
の接点防護回路11の動作と電源切換リレー2の動作に
ついて説明する。
【0045】まず、予備電源B2のみが投入された場合
は、電源切換リレー2内の励磁回路2aは非励磁状態で
あるため、復旧接点R3,R4を閉成させて接続端子S
17〜S19間と接続端子S18〜S20間の各ライン
が導通される。
【0046】また、この時、接点防護回路11では、予
備電源B2のAC電源電圧が整流回路11cに供給さ
れ、整流回路11cにより所定のDC電圧が生成されて
ソリッドステートリレーSSR3,SSR4に供給され
て、ソリッドステートリレーSSR3,SSR4がON
されて、接続端子S7〜S11間と接続端子S8〜S1
2間の各ラインが導通される。
【0047】この動作により、この接点防護回路11内
の予備電源側ラインが導通されると、先に電源切換リレ
ー2内の予備電源側ラインが導通された回路を通して、
予備電源B2から供給される電源電圧が負荷3に供給さ
れる。
【0048】以上のように、常用電源B2のみが投入さ
れた場合は、電源切換リレー2内の復旧接点R3,R4
が閉成された後に、接点防護回路11内の励磁回路11
bが緩動動作して、予備電源B2から供給される電源電
圧を負荷3に供給するようにしたため、予備電源B2を
投入時に発生する突入電流は、接点防護回路11内のソ
リッドステートリレーSSR3,SSR4を通ってか
ら、電源切換リレー2内の復旧接点R3,R4が閉成さ
れた状態で流れるため、電源切換リレー2内の復旧接点
R3,R4の接点消耗や溶着等の障害の発生を防止する
ことができる。
【0049】以上のように、本実施の形態の電源切換回
路10では、電源切換リレー2と電源接続端子S1〜S
4との間に接点防護回路11を挿入し、常用電源B1と
予備電源B2の負荷3に対する接続を切り換える際に、
電源切換リレー2内の励磁回路2aの動作を速動/速放
とし、接点防護回路11内の励磁回路11bの動作を緩
動/緩放とするとともに、接点防護回路11内に各電源
ラインをON/OFFするソリッドステートリレーSS
R1〜SSR4を設けた。
【0050】そして、電源を切り換える際に電源切換リ
レー2を先に動作させてから接点防護回路11を動作さ
せて、電源切換時に発生する突入電流をソリッドステー
トリレーSSR1〜SSR4のサイリスタSCR1,S
CR2に通してから、電源切換リレー2内の閉成状態に
ある動作接点R1,R2あるいは復旧接点R3,R4に
流すようにしたため、突入電流による電源切換リレー2
内の動作接点R1,R2あるいは復旧接点R3,R4の
接点消耗や溶着等の障害の発生を防止することができ
る。その結果、電源切換回路の電源切換性能と信頼性を
向上させることができる。
【0051】なお、上記実施の形態の接点防護回路11
は、電源切換リレーに接点を有する場合に有効である。
すなわち、ソリッドステートリレーSSR1〜SSR4
のうち、電源ラインに挿入された例えばソリッドステー
トリレーSSR1,SSR2が2個とも短絡した場合
に、電源トランスやケーブルの焼損等から負荷3を防護
するためにリレー接点が必要である。
【0052】また、常用電源ラインに挿入されたソリッ
ドステートリレーSSR1,SSR2が2個とも開放し
た場合には、直ちに予備電源B2に切り換えられるた
め、負荷3に対して電源電圧の出力が中断される可能性
は少ない。予備電源ラインに挿入されたソリッドステー
トリレーSSR3,SSR4が2個とも開放する可能性
は、ソリッドステートリレーSSR3,SSR4の故障
は、ほとんど短絡故障であるため、予備電源B2から負
荷3に供給される電源電圧が中断される可能性も少な
い。
【0053】また、本実施の形態の電源切換回路10が
接続される負荷3として信号機を設定したが、この信号
機が鉄道に利用されるものの場合は、電源切換リレー2
の接点が接点防護回路11により防護されているため、
電源切換時に接点が溶着して信号器が誤動作することを
回避することができ、列車の運行制御に支障を来すこと
を回避することができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の発明の電源切換回路によ
れば、電源を切り換える際に電源切換リレーを先に動作
させてから接点防護回路を動作させて、電源切換時に発
生する突入電流を第1〜第4の半導体リレーに通してか
ら、電源切換リレー内の閉成状態にある動作接点あるい
は復旧接点に流すようにしたため、常用電源が故障して
予備電源に切り換える際に発生する突入電流により、電
源切換リレー内の動作接点あるいは復旧接点の接点消耗
や溶着等の障害の発生を防止することができる。その結
果、電源切換回路の電源切換性能と信頼性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電源切換回路の回路構成図。
【図2】図1のソリッドステートリレーSSR1〜SS
R4内部の回路構成を示す図。
【図3】従来の電源切換回路の回路構成を示す図。
【図4】図3の電源切換回路において電源が切り換えら
れた時に発生する突入電流の一例を示す図。
【符号の説明】
2 電源切換リレー 2a、11b 励磁回路 3 負荷 10 電源切換回路 11 接点防護回路 11a、11c 整流回路 21 入力回路 22 フォトカプラ 23 トリガ回路 24 サージ吸収器 R1、R2 動作接点 R3、R4 復旧接点 SCR1,SCR2 サイリスタ SSR1〜SSR4 ソリッドステートリレー S1〜S22 接続端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】常用電源から供給される電源電圧により励
    磁される励磁回路と、この励磁回路により閉成/開放さ
    れる動作接点を、負荷の電源ラインと常用電源の電源供
    給ラインとの間に接続するとともに、励磁回路により閉
    成/開放される復旧接点を、負荷の電源ラインと予備電
    源の電源供給ラインとの間に接続した電源切換リレーを
    備え、 前記常用電源から電源電圧が供給されている時は、前記
    電源切換リレーは動作接点を閉成して常用電源から電源
    電圧を前記負荷に供給し、該常用電源から電源電圧が供
    給されていない時は、該動作接点を開放して前記復旧接
    点を閉成し、負荷に予備電源に切り換えて接続して、予
    備電源から電源電圧を前記負荷に供給する電源切換回路
    において、 前記常用電源の電源供給ライン及び前記予備電源の電源
    供給ラインと、前記電源切換リレーの電源接続端子との
    間に接続する接点防護回路を設け、 この接点防護回路は、常用電源から供給される電源電圧
    を整流して直流電圧を生成する第1の整流回路と、予備
    電源から供給される電源電圧を整流して直流電圧を生成
    する第2の整流回路と、第1の整流回路により生成され
    る直流電圧により励磁される励磁回路と、常用電源の電
    源供給ラインに対して直列に接続されて第1の整流回路
    から供給される直流電圧により駆動される第1、第2の
    半導体リレーと、予備電源の電源供給ラインに対して直
    列に接続されて第2の整流回路から供給される直流電圧
    により駆動される第3、第4の半導体リレーと、を備
    え、前記励磁回路により閉成/開放される動作接点を、
    第1の整流回路の直流電圧出力ラインと第1、第2の半
    導体リレーの操作ラインとの間に接続するとともに、前
    記励磁回路により閉成/開放される復旧接点を、第2の
    整流回路の直流電圧出力ラインと第3、第4の半導体リ
    レーの操作ラインとの間に接続し、 前記電源切換リレーの励磁回路は速動/速放動作とし、
    前記接点防護回路の励磁回路は緩動/緩放動作とし、 前記常用電源が投入された時は、前記電源切換リレー内
    の励磁回路が先に動作して動作接点を閉成して、負荷に
    対して常用電源の電源ラインを接続し、次いで、前記接
    点防護回路内の励磁回路が動作して動作接点を閉成し、
    前記第1の整流回路から出力される直流電圧を前記第
    1、第2の半導体リレーに供給して、該第1、第2の半
    導体リレーを導通して前記常用電源からの電源電圧を前
    記負荷に供給し、 前記予備電源が投入されていて常用電源が停止した場合
    は、前記電源切換リレー内の励磁回路が先に動作して動
    作接点を開放して復旧接点を閉成し、負荷に対して予備
    電源の電源ラインを接続し、次いで、前記接点防護回路
    内の励磁回路が動作して動作接点を開放して復旧接点を
    閉成し、前記第2の整流回路から出力される直流電圧を
    前記第3、第4の半導体リレーに供給し、該第3、第4
    の半導体リレーを導通して前記予備電源からの電源電圧
    を前記負荷に供給することにより、負荷に対して常用電
    源から予備電源に切り換えることを特徴とする電源切換
    回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020066639A (ko) * 2001-02-13 2002-08-21 엘지이노텍 주식회사 파워 앰프 구동회로의 보호회로

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KR20020066639A (ko) * 2001-02-13 2002-08-21 엘지이노텍 주식회사 파워 앰프 구동회로의 보호회로

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