JPH1093532A - 移動通信受信方法及び装置 - Google Patents

移動通信受信方法及び装置

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JPH1093532A
JPH1093532A JP9192659A JP19265997A JPH1093532A JP H1093532 A JPH1093532 A JP H1093532A JP 9192659 A JP9192659 A JP 9192659A JP 19265997 A JP19265997 A JP 19265997A JP H1093532 A JPH1093532 A JP H1093532A
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group
transmission
energy
mobile communication
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JP9192659A
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Nobuo Asano
野 延 夫 浅
Yoshiharu Osaki
崎 吉 晴 大
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7097Interference-related aspects
    • H04B1/711Interference-related aspects the interference being multi-path interference
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    • H04B1/7117Selection, re-selection, allocation or re-allocation of paths to fingers, e.g. timing offset control of allocated fingers
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 復調のために割り当てる十分なエネルギーを
有する複数の送信を受信した場合、同じ基地局のセクタ
送信機から送信されたものかまたは異なる基地局に由来
するものかの判定を提供する受信方法及び装置を提供す
ること。 【解決手段】 異なる基地局から発せられた送信を同時
復調のために選択的に選択するようなセルラ移動通信受
信装置のための復調器が開示される。受信装置は各々の
タイミングで最も高い受信エネルギーを有する送信のグ
ループを選択し、これらの送信を復調するように選択的
に割り当てる。受信装置は各々の受信タイミングで最も
高い以外の受信エネルギーを有する第2のグループの送
信を選択するようにも装備する。受信装置には各々の送
信グループについて受信エネルギーと受信タイミングの
レコードを記憶するための優先度1テーブル12と優先
度2テーブル13も設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスペクトル拡散等の方式
を用いた移動通信受信装置、さらに詳しくは異なる送信
ゾーンとの境界付近の地域で通信中における受信の改善
を実現する移動通信受信装置ならびにその方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、符号分割多元接続(CDMA)方
式による通信を実現するデジタル移動通信システムに注
意が払われてきた。米国においては、電気通信協会(T
IA:Telecommunications Industry Association )に
よってCDMA伝送についての標準が認証された。この
規格の仕様および動作原理については「デュアルモード
・ワイドバンド拡散スペクトルデジタル方式セルラシス
テムの移動局−基地局間の互換性規格(Mobile Statio
n - Base Station Compatibility Standard
for Dual Mode Wideband Spread Spectrum Digi
tal CellularSystem)(IS−95)」(以下「CD
MA規格」と称する)に要約されている。
【0003】CDMA規格によれば、情報信号は周回3
2キロビット拡散コードで情報信号を変調することによ
り同じ送信周波数を占有するコード分割多重化チャンネ
ル状にゾーン領域送信機から送信される。各々のゾーン
領域送信機、即ち親機またはセクタ送信機は拡散コード
の異なる位相(異なる記録点)で情報信号を変調して受
信装置での対応する復調により多重化信号が相互に識別
できるようにする。各々の個別のゾーン領域送信機は直
角ウォルシュ符号に従って変調することで、CDMA規
格では64局が提供される特定の移動局への送信のため
の変調情報信号を更に多重化している。前述のCDMA
規格に従った拡散スペクトル変調では互いに極めて小さ
い相互相関を有する拡散コード位相による信号の変調が
行なわれる。同時に、拡散コード変調信号はシャープな
自動相関特性を有している。その結果、CDMA標準に
よる拡散スペクトル変調では大量の音声およびデータ・
チャンネルを任意の帯域単位内に多重化することがで
き、同時に各々の多重化チャンネルで解像度性能の改善
を提供できる。
【0004】CDMA規格に従って動作する受信装置で
は、送信信号の複数のマルチパス成分を各々の受信タイ
ミングに従って別々に復調することにより復調処理で信
号対雑音比を改善することができる。別々に復調したマ
ルチパス信号を重み付け和として合成して最大比合成信
号を発生する。
【0005】複数の拡散コード変調送信を別々に復調し
てから合成するための複数の復調回路を含む従来技術の
システムはRAKE受信装置として知られている。従来
技術のRAKE受信装置は複数の復調回路2(フィンガ
回路とも呼ばれる)を含み、これらは各々が別の受信タ
イミングで受信した送信を別々に検出するように割り当
てられており、送信を異なる拡散コード位相に従って変
調することもできる。異なる拡散コード位相で受信した
送信を復調するようにRAKE受信装置のフィンガ回路
をセットすることにより、RAKE受信装置を用いて同
じ周波数に存在している異なる基地局またはセクタ送信
機からの複数の同時送信の信号を復調し復調情報信号内
容を合成することができる。
【0006】移動通信システムのサービスエリアは一般
に幾つかのセクタにより構成される別々の送信ゾーンに
完全に分割されている。図5は多数のセクタおよびゾー
ンの間の境界付近で移動局により検出されるマルチパス
成分信号を示す。各々の送信ゾーンでは、中央の基地局
を設けて移動局との通信を制御する。送信ゾーンは更に
送信ゾーンセクタに分割されることが多く、セクタは各
々のゾーンセクタ内の指向性アンテナから送信するため
の別々のセクタ送信機を有している。図5は2つのゾー
ンxとyそれぞれのセクタa、b、cおよびd、e、f
への分割を示す。図5に図示したように、各ゾーンの中
心は3つのセクタ送信機を有する基地局(BS)であ
る。図示したように、各々のセクタ送信機は送信ゾーン
のセクタにサービスする120°の円弧に渡り送信する
ために使用される。
【0007】移動局が通信を行ないながらゾーン間また
はひとつのゾーンのセクタ間を移動する場合、通信を新
しい基地局またはセクタ送信機へ渡すための手順を使用
する必要がある。異なる基地局が同じ通信周波数への送
信を許されているCDMA標準システムでは、無瞬断
で、すなわち通信の中断を起こさずに基地局の間で通信
を受け渡しすることができる。このような中断のない受
け渡しは、CDMA規格では2つまたはそれ以上の送信
機、即ち基地局またはセクタ送信機が受け渡し処理中に
同じ情報信号内容を含む信号を同時送信することで実現
される。たとえば前述したようなRAKE受信装置は同
時送信信号を復調し復調情報信号内容を合成するために
使用できる。この種の受け渡し手順は複数の基地局また
はセクタから送信された同じ情報信号の同時受信に依存
しており、ソフトハンドオーバー(ソフト的受け渡し)
と呼ばれる。
【0008】図5は移動局(MS)がゾーンxのセクタ
a、bとゾーンyのセクタeとの境界付近で移動しソフ
トハンドオーバーが行なわれている状況を示す。ソフト
ハンドオーバー手順の間、セクタ送信機aとbは同じ周
波数で同じ情報信号内容を含むが異なる拡散コード位相
に従って変調されている変調信号を送信する。このよう
な条件下ではRAKE受信装置はソフトハンドオーバー
手順全体を通して数個の近隣の基地局および/またはセ
クタ送信機から送信された信号の同時受信により中断な
しに通信を受信するように動作する。
【0009】図7は従来例におけるRAKE受信装置の
構造を示すブロック図である。図7において、符号1は
受信信号、2は受信信号が入力される複数個(図7の例
では3個)の拡散コード復調回路すなわちフィンガ回路
2である。3は復調信号で合成回路4に入力している。
5は合成後復調信号で合成回路4の出力である。8はサ
ーチ回路であり、受信信号1を入力して測定し、測定に
使用した拡散コードとその位相と測定された受信エネル
ギー9を出力する。11はテーブル更新回路であり、拡
散コードとその位相と測定された受信エネルギー14を
出力してテーブル19に登録する。21は登録削除で、
テーブル19より登録内容(データ)を削除する。16
は位相割当回路でフィンガ回路2からは使用中の拡散コ
ードとその位相と受信エネルギー6とを読み出し、テー
ブル19からは拡散コードとその位相と測定された受信
エネルギー17とを読み出し、処理後割り当て拡散コー
ドとその位相7を出力する。
【0010】図7を参照すると、従来技術のRAKE受
信装置で、受信した入力信号1が複数のフィンガ回路2
とサーチ回路8へ入力される。各々のフィンガ回路2は
復調信号3を出力し、この復調信号3は合成回路4へ入
力される。合成回路4は一般に復調信号3の重み付け和
である合成復調信号5を出力する。
【0011】送信信号のマルチパス成分が存在するため
(たとえば、セクタaから送信された信号の直接送信パ
スa1と反射送信パスa2,a3による)、受信装置入
力信号1は図6に図示したような異なる受信タイミング
に従って到着する複数のマルチパス成分信号を含む。図
6は同一と異なるゾーンのセクタ送信機でのマルチパス
信号プロフィールを示すグラフ図である。従来技術のR
AKE受信装置を使用すると、図5に図示してある送信
パスa1,a2,b1,b2,e1,e2に沿って受信
された同じ情報内容の信号の全部または選択したサブセ
ットを復調するようにフィンガ回路2をセットすること
によって、送信された通信をハンドオーバー手順の間、
中断なしに連続受信できる。
【0012】最も高い受信エネルギーの正しい信号をフ
ィンガ回路2に復調させるための更新情報を提供するた
めには、サーチ回路8が拡散コード位相および受信タイ
ミングに従って受信装置入力信号1で検出した信号の各
々のマルチパス成分について受信エネルギーを連続測定
する。サーチ回路8は、テーブル更新回路11への更新
情報9として、各々の受信信号成分について受信エネル
ギー、拡散コード位相、および受信タイミングを出力す
る。
【0013】図8は従来技術のRAKE受信装置による
送信情報の記録或いは消去動作を説明するフロー図であ
る。図8を参照すると、サーチ回路8は検出した受信装
置の入力信号1をスキャンして、各々の複数の送信パス
のため、様々な受信タイミングで到着する異なる基地局
およびセクタ送信機からの送信を特定する。各々の検出
した送信について、サーチ回路8は処理ステップ(以
下、単にステップという)101において信号受信エネ
ルギーと、対応する受信タイミングおよび送信が変調さ
れた拡散コード位相を判定する。サーチ回路8は受信エ
ネルギー、受信タイミング、および拡散コード位相を表
わす信号をテーブル更新回路11に提供する。テーブル
更新回路11はサーチ回路8からの情報を受取幾つかの
検出した送信についてテーブル19にこれを記録する。
テーブル更新回路11は適当な場合にテーブル19から
送信の記録を抹消するためにも使用する。
【0014】従来技術のRAKE受信装置の動作におい
て、テーブル更新回路11は更新情報を受取り、ステッ
プ103で、各々の検出した送信での受信エネルギーが
所定の閾値を越えているかを判定する。閾値を越えてい
る場合には、テーブル更新回路11はステップ105で
受信エネルギー、受信タイミング、およびその拡散コー
ド位相をテーブル19に記録する。送信が閾値以下の送
信エネルギーを有するものとして検出された場合には、
テーブル更新回路11はステップ107でテーブル19
が同じ受信タイミングと拡散コード位相を有する送信に
ついての記録を含むかどうか判定する。このようなレコ
ードがテーブル19に見つかった場合、テーブル更新回
路11はここから記録を抹消する信号を提供する(ステ
ップ109)。
【0015】フィンガ回路2には移動局の移動により受
信タイミングで発生する変化にかかわらず選択した送信
を復調するための正しい受信タイミングを維持するため
の手段を設けてある。したがって、任意の時刻にフィン
ガ回路2で復調される送信の受信タイミングは位相割当
回路16による復調に最初に割り当てた受信タイミング
とは一致しないことがある。よってフィンガ回路2の各
々は位相割当回路16に、そのフィンガ回路2で送信を
復調するために使用している受信エネルギー、受信タイ
ミング、拡散コード位相を表わす信号6を提供する。
【0016】図9は従来技術のRAKE受信装置の位相
割当回路の動作を説明するフロー図である。位相割当回
路16は復調しようとする送信の各々についての受信エ
ネルギー、受信タイミング、および拡散コード位相を表
わすフィンガ回路2からの入力6を受信する(ステップ
201)。入力6に提供された情報に基づいて、位相割
当回路16はフィンガ回路2で復調する送信の受信エネ
ルギーが所定の閾値以下になっているかを判定する(ス
テップ203)。このような場合には、位相割当回路1
6はその時点で最も高い受信エネルギーを有する記録済
み送信の受信タイミングと拡散コード位相を表わすテー
ブル19からの入力17を受信する(ステップ20
5)。位相割当回路16は信号7によって、他のフィン
ガ回路2でまだ復調されていない最も高い記録された送
信の受信タイミングと拡散コード位相にフィンガ回路2
の受信タイミングおよび拡散コード位相をセットする
(ステップ207)。
【0017】位相割当回路16は時間的に任意の点で最
も高い受信エネルギーを有する記録された送信の受信エ
ネルギー、受信タイミング、拡散コード位相を表わすテ
ーブル19からの信号17を連続的に受信する。このよ
うな信号17およびフィンガ回路2からの信号6に基づ
いて、位相割当回路16はステップ209で、フィンガ
回路2各々について、記録された送信についての受信エ
ネルギーが所定の値で復調される送信の受信エネルギー
を越えるかどうか判定する(ステップ209)。このよ
うな場合に、また検出した送信を復調するように選択を
行なった場合(ステップ211)には、位相割当回路1
6はフィンガ回路2へ信号7を提供し最も高く記録され
ている送信の受信タイミングと拡散コード位相を用いて
開始させる。
【0018】従来技術のRAKE受信装置で行なわれる
ソフトハンドオーバー手順について、RAKE受信装置
動作の上記の説明を参照して説明する。ソフトハンドオ
ーバー手順は、別の送信ゾーンまたはセクタの付近で移
動する移動局によって開始し、この位置で移動局は通信
のハンドオーバーが行なえる十分な受信エネルギーを有
する異なる基地局またはセクタからの信号の検出を開始
する。この動作では、移動局のRAKE受信装置のサー
チ回路8は異なる拡散コード位相で変調されている送信
を識別してこれの受信エネルギーおよび受信タイミング
を決定する。送信の受信エネルギーが所定の閾値を越え
ていると移動局で判定した場合、移動局は基地局または
セクタ送信機へ信号を送信してハンドオーバーを開始す
る。新しい基地局またはセクタは元の基地局またはセク
タ送信機による通信の送信と同時に通信を送信すること
を開始する。
【0019】位相割当回路16は上記で説明した動作原
理に従ってフィンガ回路への新規の拡散コード位相およ
び受信タイミングの割り当てに進む。その結果、移動局
が離れつつある基地局の拡散コード位相で変調された送
信の受信エネルギーが減少を続けており新しい基地局ま
たはセクタ送信機から受信した送信の受信装置が所定の
値だけ元の基地局のそれを超過することを移動局のサー
チ回路8が検出した場合、ハンドオーバーが続行され位
相割当回路は新規基地局またはセクタの拡散コード位相
とその受信タイミングをフィンガ回路2へ割り当てる。
【0020】この場合において、ハンドオーバー手順が
完了する前にもとの基地局に向かって戻る方向に移動局
が移動し始めた場合、サーチ回路8は移動局が最初に移
動していた基地局からの減少した受信エネルギーを受信
し始める。上記の動作原理によれば、位相割当回路16
は各々のフィンガ回路2へ拡散コード位相および受信タ
イミングを割り当てる。最終的に、拡散コード位相およ
び受信タイミングの割り当ては異なる基地局とセクタ送
信機の間の混合割り当てからまた本来の基地局の単一の
セクタ割り当てへと戻るように変化する。ハンドオーバ
ー手順全体を通して通信は中断なしに維持される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術のR
AKE受信装置はフィンガ回路2で使用する拡散コード
位相および受信タイミングの割り当てを単純に検出した
受信エネルギーに基づいて行なっているため従来技術で
は幾つかの望ましくない結果が得られた。その一つは、
従来技術のRAKE受信装置が同じ基地局の異なるセク
タの間と異なる基地局の間で同時に発生したハンドオー
バーを取り扱う場合、すべてのフィンガ回路2は新しい
基地局の送信を復調することなく同じ基地局の2つのセ
クタからだけの拡散コードの位相割り当てを受け、送信
信号を復調するようにされる場合が生じる。この状況は
回避しなければならない。
【0022】図6はセクタ送信機a、b、eからの送信
信号を受信したときの受信エネルギーと受信タイミング
を示すグラフである。図6に図示してあるように、セク
タ送信機aからの送信のマルチパス成分はマルチパス成
分a1,a2,a3についての異なる受信タイミングに
対応する異なる受信エネルギーレベルで受信される。移
動局のRAKE受信装置は、変調されている拡散コード
位相によって、セクタbから送信されたマルチパス成分
から、セクタaから送信されたマルチパス成分を識別す
ることができる。セクタaについて上記で説明したのと
同様の方法で、セクタ送信機bからの送信のマルチパス
成分は送信パスb1,b2,b3で異なる受信タイミン
グに対応する異なる受信エネルギーレベルで受信され
る。セクタaからとセクタbから受信した送信のマルチ
パス成分についての受信エネルギーレベルと受信タイミ
ングのプロフィルは、セクタaとセクタbのアンテナが
どちらも同じ位置にある、即ち同じ基地局の所在地にあ
るため同じように見える。
【0023】しかし、移動局が送信ゾーンの周辺部に近
付くと、そのゾーンの基地局からの受信は最も弱くな
る。移動局の移動によって、シャドーイング(即ち、た
とえば建物に起因する信号の阻害)によるフェーディン
グおよび/または異なる送信パスに沿って到着する送信
信号の反射の間の相殺的干渉即ちレイリーフェーディン
グによる受信信号の更なる減弱が発生し、復調性能を低
下させる。また、同じ基地局のセクタ送信機は同じ場所
にあることから、これの送信は移動局での受信品質が受
け入れ可能な限界以下になるような同時フェーディング
を起こすことになる。つまり、移動局がゾーンの2つの
セクタと別のゾーンのそれの間の境界に到達する時に、
同じゾーンの2つのセクタからの送信だけを変調するた
めの拡散コード位相および受信タイミングの割り当てを
避けるのが望ましい。
【0024】同じ基地局のセクタ送信機だけから受信し
た送信の復調が得られる割り当てに対して望ましくは新
しい基地局と元の基地局の1つまたはそれ以上のセクタ
の両方から受信した送信の復調を選択できるように拡散
コード位相および受信タイミングの割り当てを行なうこ
とができるような新規のシステムおよび方法が本明細書
で開示される。
【0025】従って、本発明の目的は、復調のために割
り当てる十分なエネルギーを有する複数の送信を受信し
た場合、同じ基地局のセクタ送信機から送信されたもの
かまたは異なる基地局に由来するものかの判定を提供す
る受信方法及び装置を提供することである。
【0026】本発明の更なる目的は、同じ基地局のセク
タ送信機から送信されたものかまたは異なる基地局に由
来するものかの判定を行なった後で、同じ基地局のセク
タ送信機からと別の基地局から十分なエネルギーの送信
が検出されているときに、同じ基地局のセクタ送信機か
ら受信した送信に対して異なる基地局の送信が望ましく
は復調のために割り当てることのできるような受信方法
及び装置を提供することである。
【0027】本発明の更に別の目的は、同じ基地局のセ
クタ送信機から送信されたものかまたは異なる基地局に
由来するものかの判定を行なった後で、同様な受信タイ
ミングを有する十分な受信エネルギーの送信が検出され
ているときに、同様な受信タイミングを有する送信に対
して望ましくは異なる受信タイミングを有する十分な受
信エネルギーの送信を復調のために選択できるような受
信方法及び装置を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記のおよびその他の目
的は本発明のCDMAシステム移動通信受信装置によっ
て達成される。本発明のCDMAシステム移動通信受信
装置は、従来技術のRAKE拡散スペクトル受信装置
(既に説明した)で行なわれる動作に加えて、同じ受信
タイミングを有する検出された2つまたはそれ以上の送
信が異なる拡散コード位相に従って変調されているかの
判定を行なう。この判定結果に基づき、本発明のCDM
A受信装置は同じ基地局のセクタ送信機から発せられた
送信より別の基地局から発せられた送信を選択的に復調
のために選択する。この場合、CDMA受信装置は、異
なる複数の拡散コードを使用して、ある。タイミングで
移動端末に到達したマルチパス信号の受信エネルギーを
それぞれ測定したとき、それぞれが割り当てるに充分な
受信エネルギーを持っているときは、同一ゾーン基地局
の異なるセクタから到来している可能性が高いと判断す
る。
【0029】また別の態様では、本発明のCDMA受信
装置は、同じ親機の異なるセクタ送信機から送信された
と思われる送信の復調において使用する別々のテーブル
を維持することによって前述の目的を実現する。別々の
テーブルを使用することで、受信装置は同じ基地局のセ
クタ送信機から送信された送信より望ましくは異なる基
地局から送信された送信を復調のために選択することが
できる。すなわち、先ず上記の態様と同様に、異なる複
数の拡散コードを使用して、ある。タイミングで移動端
末に到達したマルチパス信号の受信エネルギーをそれぞ
れ測定したとき、それぞれが割り当てるに充分な受信エ
ネルギーを持っているときは、同一ゾーン基地局の異な
るセクタから到来している可能性が高いと判断し、その
次に、上記マルチパス信号の中の1つ以外は割り当ての
優先度を下げ、できるだけ到達時刻が異なるマルチパス
信号を復調するように拡散コードの位相を割り当てるよ
うにする。
【0030】さらに詳しくは、各々の特定の受信タイミ
ングで最も高い受信エネルギーを有する送信を復調する
ための更新情報を維持するため優先度1テーブルを使用
する。優先度1テーブルに記録されているのと同じ受信
タイミングで検出されたその他の送信を復調する際に更
新情報を維持するために優先度2テーブルを使用する。
復調回路による特定の送信の復調のための位相および受
信タイミングの割り当ての選択は優先度2テーブルに記
録された送信情報より望ましくは優先度1テーブルに記
録された送信情報から行なう。
【0031】このようにすると、同一ゾーン間のハンド
オーバーが同時に発生したような場合、フィンガ回路へ
の拡散コードの位相割り当ては受信エネルギーの高いも
ので、且つ異なるタイミングで到来するマルチパスを復
調するように割り当てていくため、異なる基地局から送
信された送信信号が、同じ基地局から送信された送信信
号よりも優先的に復調のために選択されるという好まし
い状況が実現される。そして、すべてのフィンガ回路が
同一基地局の2つのセクタからだけの拡散コードの位相
割り当てになる確率を小さくでき、その結果として、移
動局が異なる基地局ゾーンの間の境界付近および単一の
ゾーンの異なるセクタの間の境界付近の両方にあたる場
所で動作する場合、少なくとも2つの基地局送信機から
発せられた合成受信信号は、シャドーイングやレイリー
フェーディングに起因するような信号電力の急激な低下
が起りにくくなり、復調性能の低下を防ぐことができ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数の送信から選択した送信を同時に復調して復調
信号を生成するようにした移動通信受信装置に、前記受
信装置は各々受信エネルギーと受信タイミングに基づい
て送信を識別するためのサーチ手段と、前記識別した送
信から、前記受信タイミングのうちで選択したタイミン
グで最も高い受信エネルギーを有する送信の第1のグル
ープを選択するための選択手段と、前記第1のグループ
から連続的に復調しようとする前記複数の送信を選択的
に割り当てるための割り当て手段とを備えたものであ
り、異なる複数の拡散コードを使用して、或るタイミン
グで移動端末に到達したマルチパス信号の受信エネルギ
ーをそれぞれ測定したとき、それぞれが割り当てるに充
分な受信エネルギーを持っているときは、同一ゾーン基
地局の異なるセクタから到来している可能性が高いと判
断するという作用を有する。
【0033】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の移動通信受信装置において、前記選択手段は
前記第1のグループの送信の受信タイミングと受信エネ
ルギーを記録するための手段を含むようにしたものであ
る。
【0034】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載の移動通信受信装置において、前記割り当て手
段は最も高い受信エネルギーから始まる順序で前記第1
のグループから前記選択した送信を選択的に割り当てる
ようにしたものである。
【0035】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1に記載の移動通信受信装置において、前記選択手段は
前記識別した送信から前記第1のグループの送信の1つ
またはそれ以上の受信タイミングで低い受信エネルギー
を有する第2のグループの送信を更に選択するようにし
たものである。
【0036】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
4に記載の移動通信受信装置において、前記割り当て手
段は前記第2のグループの送信より前記第1のグループ
から同時に復調しようとする前記送信を選択的に割り当
てるようにしたものである。
【0037】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5に記載の移動通信受信装置において、前記選択手段は
前記第1のグループの送信に関する情報を記録するため
の第1のテーブルと前記第2のグループの送信に関する
情報を記録するための第2のテーブルとを含むものであ
る。
【0038】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
6に記載の移動通信受信装置において、前記第1のテー
ブルは前記第1のグループの送信についての受信タイミ
ングおよび受信エネルギーを記憶し、前記第2のテーブ
ルは前記第2のグループについての受信タイミングおよ
び受信エネルギーを記憶するようにしたものである。
【0039】本発明の請求項8に記載の発明は、拡散コ
ードにより1つまたはそれ以上の位相でエンコードされ
た複数の送信から選択した送信を同時復調して復調信号
を発生するための複数の復調器を有するCDMA方式移
動通信受信装置であって、前記受信装置システムは各々
の受信エネルギー、受信タイミング、および拡散コード
位相に基づいて送信を識別するためのサーチ手段を有
し、前記識別した送信から、前記受信タイミングのうち
で選択したタイミングで最も高い受信エネルギーを有す
る送信の第1のグループを選択するための選択手段と、
前記複数の復調器に前記第1のグループの送信の受信タ
イミングおよびこれに対応する拡散コード位相を選択的
に割り当てるための割り当て手段とを含むものであり、
隣接基地局間のハンドオーバーが同時に発生した場合、
受信部のそれぞれのフィンガ回路への拡散コードの位相
割り当ては受信エネルギーが高く、且つ異なるタイミン
グで到来するマルチパスを復調するように割り当てて行
き、すべてのフィンガ回路が同一基地局の2つのセクタ
からだけの拡散コードの位相割り当てになる確率を小さ
くするという作用を有する。
【0040】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
8に記載のCDMA方式移動通信受信装置において、前
記選択手段は前記第1のグループの送信の前記受信タイ
ミング、前記拡散コード位相、および前記受信エネルギ
ーを記憶するためのテーブルを含むようにしたものであ
る。
【0041】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項8に記載のCDMA方式移動通信受信装置において、
前記割り当て手段は最も高い受信エネルギーから始まる
順番で前記複数の送信を選択的に割り当てるようにした
ものである。
【0042】本発明の請求項11に記載の発明は、請求
項8に記載のCDMA方式移動通信受信装置において、
前記選択手段は前記識別した送信から前記第1のグルー
プの送信の1つまたはそれ以上の受信タイミングで低い
受信エネルギーを有する第2のグループの送信を更に選
択するようにしたものである。
【0043】本発明の請求項12に記載の発明は、請求
項11に記載のCDMA方式移動通信受信装置におい
て、前記割り当て手段は前記第2のグループの送信より
同時に復調しようとする第1のグループの送信から前記
受信タイミングおよびこれに対応する拡散コード位相を
選択的に割り当てるようにしたものである。
【0044】本発明の請求項13に記載の発明は、請求
項12に記載のCDMA方式移動通信受信装置におい
て、前記選択手段は前記第1のグループの送信について
受信エネルギー、受信タイミング、およびこれに対応す
る拡散コード位相を記録するための第1のテーブルと前
記第2のグループの送信について受信エネルギー、受信
タイミング、およびこれに対応する拡散コード位相を記
録するための第2のテーブルとを含むようにしたもので
ある。
【0045】本発明の請求項14に記載の発明は、各々
の受信エネルギーと受信タイミングによって識別された
複数の送信から選択した送信を同時復調して復調信号を
発生する移動通信受信方法であって、前記識別した送信
から前記受信民ングの選択したタイミングで最も高い受
信エネルギーを有する第1のグループの送信を選択する
ステップと、前記第1のグループから同時復調しようと
する前記複数の送信を選択的に割り当てるステップとを
含むものであり、異なる複数の拡散コードを使用して、
或るタイミングで移動端末に到達したマルチパス信号の
受信エネルギーをそれぞれ測定したとき、それぞれが割
り当てるに充分な受信エネルギーを持っているときは、
同一ゾーン基地局の異なるセクタから到来している可能
性が高いと判断するという作用を有する。
【0046】本発明の請求項15に記載の発明は、請求
項14に記載の移動通信受信方法において、前記第1の
グループの送信について受信タイミングおよび受信エネ
ルギーを記憶するステップを更に含むようにしたもので
ある。
【0047】本発明の請求項16に記載の発明は、請求
項15に記載の移動通信受信方法において、前記選択的
割り当ては最も高い受信エネルギーを有する前記第1の
グループの送信から始まる順番で行なわれるようにした
ものである。
【0048】本発明の請求項17に記載の発明は、請求
項16に記載の移動通信受信方法において、前記識別し
た送信から前記第1のグループの送信の1つまたはそれ
以上の受信タイミングでもっと低い受信エネルギーを有
する第2のグループの送信を更に選択するステップを含
むようにしたものである。
【0049】本発明の請求項18に記載の発明は、請求
項17に記載の移動通信受信方法において、前記割り当
てするステップは前記第2のグループの送信より前記第
1のグループからの送信を同時復調のために選択的に割
り当てるように実行するようにしたものである。本発明
の請求項19に記載の発明は、請求項17に記載の移動
通信受信方法において、前記選択するステップは前記第
1のグループの受信タイミングおよび受信エネルギーを
記憶することを含み、前記さらに選択するステップは前
記第2のグループの送信の受信タイミングおよび受信エ
ネルギーを記憶する処理を含むようにしたものである。
【0050】本発明の請求項20に記載の発明は、各々
の受信エネルギー、受信タイミング、および拡散コード
位相によって識別された複数の送信から選択した送信を
同時に復調することにより拡散スペクトル通信を復調す
るCDMA方式移動通信受信方法であって、前記識別し
た通信から、前記受信タイミングの選択したタイミング
で最も高い受信エネルギーを有する第1のグループの送
信を選択するステップと、前記第1のグループからの送
信を同時復調のために割り当てるステップとを含むよう
にしたものであり、隣接基地局間のハンドオーバーが同
時に発生した場合、受信部のそれぞれのフィンガ回路へ
の拡散コードの位相割り当ては受信エネルギーが高く、
且つ異なるタイミングで到来するマルチパスを復調する
ように割り当てて行き、すべてのフィンガ回路が同一基
地局の2つのセクタからだけの拡散コードの位相割り当
てになる確率を小さくするという作用を有する。
【0051】本発明の請求項21に記載の発明は、請求
項20に記載のCDMA方式移動通信受信方法におい
て、前記選択するステップは前記第1のグループの送信
についての受信タイミング、拡散コード位相、および受
信エネルギーを記憶するステップを含むようにしたもの
である。
【0052】本発明の請求項22に記載の発明は、請求
項21に記載のCDMA方式移動通信受信方法におい
て、前記割り当てするステップは最も高い受信エネルギ
ーを有する前記第1のグループの送信から始まる順序で
実行するようにしたものである。
【0053】本発明の請求項23に記載の発明は、請求
項20に記載のCDMA方式移動通信受信方法におい
て、前記識別した送信から前記第1のグループの送信の
1つまたはそれ以上の受信タイミングでもっと低い受信
エネルギーを有する第2のグループの送信を更に選択す
るステップを含み、前記割り当てするステップは前記第
2のグループの送信より前記第1のグループの受信タイ
ミングとそれに対応する拡散コード位相を有する送信を
同時復調のために選択的に割り当てるように実行される
ようにしたものである
【0054】本発明の請求項24に記載の発明は、請求
項23に記載のCDMA方式移動通信受信方法におい
て、前記選択するステップは前記第1のグループの送信
の受信エネルギー、受信タイミング、およびこれに対応
する拡散コード位相を記憶することを含み、前記さらに
選択するステップは前記第2のグループの送信の受信エ
ネルギー、受信タイミング、およびこれに対応する拡散
コード位相を記憶することを含むようにしたものであ
る。
【0055】本発明の請求項25に記載の発明は、ゾー
ンが複数のセクターから構成されており、移動端末毎に
またはセクタごとに異なるスペクトラム拡散コードを使
用した移動通信において、移動端末がハンドオーバーす
るときに同一ゾーン基地局の隣接セクタおよび隣接ゾー
ン基地局の複数のセクタから同時に同じ信号を送信し、
移動端末がそれらを受信できるとき、到来する信号に対
し拡散コードの位相を変化させながら各位相での受信エ
ネルギーを測定するサーチ部を備え、基地局またはセク
タが異なることによる複数の拡散コードを使用して、或
るタイミングで移動端末に到達したマルチパス信号の受
信エネルギーをそれぞれ測定したとき、それぞれが受信
するに充分なエネルギーを持っているときは、それぞれ
が同一ゾーン基地局の異なるセクタからの信号であるこ
とを判定できるようにしたものである。
【0056】本発明の請求項26に記載の発明は、ゾー
ンが複数のセクターから構成されており、移動端末毎に
またはセクタごとに異なるスペクトラム拡散コードを使
用した移動通信において、移動端末がハンドオーバーす
るときに同一ゾーン基地局の隣接セクタおよび隣接ゾー
ン基地局の複数のセクタから同時に同じ信号を送信し、
移動端末がそれらを受信できるとき、到来するマルチパ
ス信号のうち特定のマルチパス信号数本に対してそれぞ
れ与えられた拡散コードの位相を変化させながら各位相
での受信エネルギーを測定するサーチ部と、RAKE受
信部に復調するマルチパス信号のタイミングを与えるた
めにサーチ部で痩躯低された受信エネルギーをもとに割
り当てる拡散コードの位相を決定する拡散コード割り当
て部とを備えたものであり、拡散コード割り当て部にお
いて割り当てる位相を決定する際に、基地局またはセク
タが異なることによる複数の拡散コードを使用して、或
るタイミングで移動端末に到達したマルチパス信号の受
信エネルギーをそれぞれ測定したとき、それぞれが割り
当てるに充分なエネルギーを持っているときは、その中
の一つ以外は割当の優先度を下げ、できるだけ到達時刻
が異なるマルチパス信号を復調するように拡散コードの
位相を割り当てるという作用を有する。
【0057】以下、本発明の実施の形態について添付の
図面を参照して詳細に述べる。
【0058】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態に係る移動通信受信装置の構成を説明するブロ
ック図である。図1において、符号1は受信信号、2は
受信信号が入力される複数個(図7の例では3個)の拡
散コード復調回路すなわちフィンガ回路2である。3は
復調信号で合成回路4に入力している。5は合成後復調
信号で合成回路4の出力である。8はサーチ回路であ
り、受信信号1を入力して測定し、測定に使用した拡散
コードとその位相と測定された受信エネルギー9を出力
する。11はテーブル更新回路であり、拡散コードとそ
の位相と測定された受信エネルギー14を出力してテー
ブル19に登録する。23はテーブル更新回路11から
出力されるセクタ情報である。21は登録削除で、テー
ブル19より登録内容(データ)を削除する。16は位
相割当回路でフィンガ回路2からは使用中の拡散コード
とその位相と受信エネルギー6とを読み出し、テーブル
19からは拡散コードとその位相と測定された受信エネ
ルギー17とを読み出し、処理後割り当て拡散コードと
その位相7を出力する。
【0059】かかる構成を有する移動通信受信装置の動
作を説明する。複数個(図1に示した例では3個)のフ
ィンガ回路2はそれぞれ割り当て拡散コードとその位相
7によって割り当てられた拡散コードの位相であるタイ
ミングで到来するマルチパス信号の逆拡散を行なって復
調信号3を出力する。複数の復調信号3は合成回路4に
おいて、相互のマルチパス時間差を考慮して足し合わさ
れて合成後復調信号5を得ることができる。フィンガ回
路2においては、常に変化していくマルチパスに追従す
る動作を行なっているので、割り当て拡散コードとその
位相7によって割り当てられた後は拡散コードの位相は
必ずしも割り当て当初の値とは一致しない。そのため
に、使用中の拡散コードとその位相と受信エネルギー6
を読み出せるようになっている。
【0060】一方、新たに受信状態の良好なマルチパス
信号を探すためにサーチ回路8では常に可能性のある拡
散コードとその位相において受信エネルギーの測定を行
ない、測定に使用した拡散コードとその位相と測定され
た受信エネルギー9を出力する。それを受けてテーブル
更新回路11では、あらかじめ設定された閾値を越える
受信エネルギーを検出した場合はテーブル19に拡散コ
ードとその位相と測定された受信エネルギー14とを登
録するとともに、同一タイミングのマルチパス信号を復
調する異なる拡散コードとその位相が登録されているか
を確認する。登録されていないならばこれら2つの拡散
コードは同一ゾーンの異なるセクタ同士である可能性が
高いと判定し、セクタ情報23として出力する。本当に
同一ゾーンの異なるセクタ同士であるかの判定は他の同
一タイミングでも同じ2つの拡散コードがセクタ情報2
3で報告されてから判断を行なってもよい。
【0061】また、テーブル更新回路11では、あらか
じめ設定された閾値を下回る受信エネルギーを検出した
場合は、テーブル19に登録されている場合には削除を
行なう。位相割当回路16では、フィンガ回路2から使
用中の拡散コードとその位相と受信エネルギー6を読み
出し、フィンガ回路2で使用している位相の受信エネル
ギーが小さくなり或る一定値を下回ったときは、テーブ
ル19から測定された受信エネルギー17を読み出し、
そのとき保持している一番受信エネルギーの大きい拡散
コードとその位相を割り当て、拡散コードとその位相7
を通じてフィンガ回路2に設定する。位相割当回路16
ではフィンガ回路2から使用中の拡散コードとその位相
と受信エネルギー6を読み出し、すべてのフィンガ回路
2の受信エネルギーが或る一定値を下回っていないとき
は、テーブル19から測定された受信エネルギー17を
読み出し、フィンガ回路2で使用している位相の受信エ
ネルギーよりも一定値以上受信エネルギーの大きい位相
を検出した場合、割り当て拡散コードとその位相7によ
ってフィンガ回路2の拡散コードとその位相を設定して
もよい。
【0062】上記動作のもとで、ソフトハンドオーバー
を行なう場合は、移動元の基地局から1つ以上の移動先
の基地局の拡散コードが指定されると、サーチ回路8は
新しい拡散コードも含め、受信エネルギーの測定を行な
い、テーブル更新回路11を通じてテーブル19が更新
される。位相割当回路16では通常と同様の動作を行な
っていればよい。移動先の基地局からの受信エネルギー
が小さくなり、移動先の基地局からの受信エネルギーが
大きくなっていけば自然にフィンガ回路2に対して拡散
コードとその位相の入れ替えが進み、ハンドオーバーを
完了する。また、ハンドオーバー中に基地局間の境界線
あたりから元の基地局へ戻ってきても移動先の基地局か
らの受信エネルギーが小さくなり、フィンガ回路2に対
して再び移動元の基地局の拡散コードとその位相への入
れ替えが進み、ハンドオーバーを完了する。このように
して、複数の基地局からの信号を同時に復調しているの
で、どの基地局へ移動しようとも復調信号の瞬断を避け
ることができる。また、ハンドオーバー中に同一ゾーン
の異なるセクタ間のハンドオーバーを含んでいることを
判定することができる。
【0063】(実施の形態2)図2は本発明の第2の実
施の形態に係る移動通信受信装置の構成を説明するブロ
ック図である。図2において、符号1は受信信号、2は
受信信号が入力される複数個(図7の例では3個)の拡
散コード復調回路すなわちフィンガ回路2である。3は
復調信号で合成回路4に入力している。5は合成後復調
信号で合成回路4の出力である。8はサーチ回路であ
り、受信信号1を入力して測定し、測定に使用した拡散
コードとその位相と測定された受信エネルギー9を出力
する。11はテーブル更新回路であり、拡散コードとそ
の位相と測定された受信エネルギー14および拡散コー
ドとその位相と測定された受信エネルギー15を出力し
て、それぞれ優先度1テーブル12および優先度2テー
ブル13に登録する。21、22は登録削除で、それぞ
れ優先度1テーブル12、優先度2テーブル13より登
録内容を削除する。16は位相割当回路でフィンガ回路
2からは使用中の拡散コードとその位相と受信エネルギ
ー6とを読み出し、優先度1テーブル12からは拡散コ
ードとその位相と測定された受信エネルギー17を読み
出し、優先度2テーブル13からは拡散コードとその位
相と測定された受信エネルギー18を読み出し、処理後
割り当て拡散コードとその位相7を出力する。
【0064】この受信装置もまた、図7に図示した従来
技術のRAKE受信装置と同じタイプの受信装置であ
り、従来例と同様に、受信装置入力信号1は複数の拡散
コード復調回路(フィンガ回路とも呼ばれる)2および
サーチ回路8へ入力される構成となっている。各々のフ
ィンガ回路は復調信号3を出力し、これが合成回路4へ
入力される。合成回路4は復調信号3の重み付け和であ
る合成復調信号5を出力する。サーチ回路8は拡散コー
ド位相および受信タイミングに従って受信装置入力信号
1で検出された各々の送信の受信エネルギーを連続測定
するために設けてある。サーチ回路8はテーブル更新回
路11への更新情報9として各々の送信の受信エネルギ
ー、拡散コード位相、および受信タイミングを出力する
ものである。
【0065】本発明の移動通信受信装置は、テーブル更
新回路11および位相割当回路16に相互接続されてい
る優先度1テーブル12と優先度2テーブル13を含ん
でいる。優先度1テーブル12と優先度2テーブル13
はテーブル更新回路11で受信エネルギーが所定の閾値
を越えると判定された送信についての受信エネルギー、
受信タイミング、および拡散コード位相を記録するため
に使用する。位相割当回路16は優先度1テーブル12
と優先度2テーブル13で送信について記録された情報
を用いてフィンガ回路2への割り当てのための送信を選
択するものである。
【0066】かかる構成を有する第2の実施の形態に係
る移動通信受信装置についてその動作を説明する。複数
個(図1に示した例では3個)のフィンガ回路2はそれ
ぞれ割り当て拡散コードとその位相7によって割り当て
られた拡散コードの位相であるタイミングで到来するマ
ルチパス信号の逆拡散を行なって復調信号3を出力す
る。複数の復調信号3は合成回路4において、相互のマ
ルチパス時間差を考慮して足し合わされて合成後復調信
号5を得ることができる。フィンガ回路2においては、
常に変化していくマルチパスに追従する動作を行なって
いるので、割り当て拡散コードとその位相7によって割
り当てられた後は拡散コードの位相は必ずしも割り当て
当初の値とは一致しない。そのために、使用中の拡散コ
ードとその位相と受信エネルギー6を読み出せるように
なっている。
【0067】一方、新たに受信状態の良好なマルチパス
信号を探すためにサーチ回路8では常に可能性のある拡
散コードとその位相において受信エネルギーの測定を行
ない、測定に使用した拡散コードとその位相と測定され
た受信エネルギー9を出力する。それを受けてテーブル
更新回路11では、あらかじめ設定された閾値を越える
受信エネルギーを検出した場合は優先度1テーブル12
を参照し、同一タイミングのマルチパス信号を復調する
異なる拡散コードとその位相が登録されているかを確認
する。登録されていなければ拡散コードとその位相と測
定された受信エネルギーを優先度1テーブル12に登録
し、登録されているならば受信エネルギーの大きい方を
優先度1テーブル12に登録または残し、受信エネルギ
ーの小さい方を優先度2テーブル13に登録する。
【0068】また、テーブル更新回路11では、あらか
じめ設定された閾値を下回る受信エネルギーを検出した
場合は、優先度1テーブル12または優先度2テーブル
13に登録されている場合には削除を行なう。位相割当
回路16では、フィンガ回路2から使用中の拡散コード
とその位相と受信エネルギー6を読み出し、フィンガ回
路2で使用している位相の受信エネルギーが小さくなり
或る一定値を下回ったときは、優先度1テーブル12か
ら測定された受信エネルギー17を読み出し、そのとき
保持している一番受信エネルギーの大きい拡散コードと
その位相を割り当て、拡散コードとその位相7を通じて
フィンガ回路2に設定する。また、このとき優先度1テ
ーブル12に割り当てられる候補がない場合には、優先
度2テーブル13から測定された受信エネルギー18を
読み出し、そのとき保持している一番受信エネルギーの
大きい拡散コードとその位相を割り当て、拡散コードと
その位相7を通じてフィンガ回路2に設定する。位相割
当回路16ではフィンガ回路2から使用中の拡散コード
とその位相と受信エネルギー6を読み出し、すべてのフ
ィンガ回路2の受信エネルギーが或る一定値を下回って
いないときは、優先度1テーブル12から測定された受
信エネルギー17を読み出し、フィンガ回路2で使用し
ている位相の受信エネルギーよりも一定値以上受信エネ
ルギーの大きい位相を検出した場合、割り当て拡散コー
ドとその位相7によってフィンガ回路2の拡散コードと
その位相を設定する。
【0069】上記動作のもとで、ソフトハンドオーバー
を行なう場合は、移動元の基地局から1つ以上の移動先
の基地局の拡散コードが指定されると、サーチ回路8は
新しい拡散コードも含め、受信エネルギーの測定を行な
い、テーブル更新回路11を通じて優先度1テーブル1
2または優先度2テーブル13が更新される。位相割当
回路16では通常と同様の動作を行なっていればよい。
移動先の基地局からの受信エネルギーが小さくなり、移
動先の基地局からの受信エネルギーが大きくなっていけ
ば自然にフィンガ回路2に対して互いに異なるタイミン
グで到来するマルチパス信号を復調する拡散コードとそ
の位相の優先的な入れ替えが進むが、最終的には1つの
基地局に対する拡散コードのみが割り当てられるように
なりハンドオーバーを完了する。このようにして、複数
の基地局からの信号を同時に復調しているので、どの基
地局へ移動しようとも復調信号の瞬断を避けることがで
きる。また、ハンドオーバー中にはすべてのフィンガ回
路2が同一基地局の2つのセクタからだけの拡散コード
の位相割り当てになる確率を小さくすることができる。
【0070】図3は上記第2の実施の形態に係る受信装
置の上記動作における、送信情報の記録或いは消去動作
の一例を説明するフロー図である。図3に図示してある
ように、サーチ回路は送信を検出するために連続スキャ
ンし、ステップ301で、各々の検出された送信につい
ての受信エネルギー、受信タイミング、および拡散コー
ド位相を判定する。サーチ回路はテーブル更新回路11
へこの情報を提供する。
【0071】サーチ回路8から提供された情報を用い
て、テーブル更新回路11はステップ303で検出され
た送信の受信エネルギーと所定の閾値とを比較する。受
信エネルギーが閾値より低い場合には、テーブル更新回
路11はステップ305で優先度1テーブル12と優先
度2テーブル13を検索して、同じ受信タイミングを有
しまた同じ拡散コード位相で変調された送信がどちらか
のテーブルに記録されているかを判定する。記録されて
いる場合、テーブル更新回路11はそのテーブルから送
信のレコードを消去する(ステップ307)。
【0072】しかし、検出した受信信号についての受信
エネルギーが所定の閾値を越えている場合には、テーブ
ル更新回路11はステップ309において、優先度1テ
ーブル12を検索してこのテーブルに異なる拡散コード
位相で変調されている同じ受信タイミングで検出された
送信についての記録が含まれているかを判定する。この
ような記録が優先度1テーブル12に見付からない場
合、テーブル更新回路11は検出した送信の記録を行な
わせる(ステップ311)。
【0073】検出した送信信号の受信エネルギーが所定
の閾値を越える場合、優先度1テーブル12が同じ受信
タイミングで検出されているが異なる同じ拡散コード位
相で変調された送信についてのレコードを含むかテーブ
ル更新回路11が判定する。これに該当する場合には、
テーブル更新回路11は優先度1テーブル12に記録さ
れている送信の受信エネルギーとサーチ回路8で検出さ
れた送信の受信エネルギーとを比較する(ステップ31
3)。記録された送信がもっと高い受信エネルギーを有
する場合、記録は優先度1テーブル12に保持される。
テーブル更新回路11は検出した送信を優先度2テーブ
ル13に記録させる(ステップ317)。しかし、検出
された送信が優先度1テーブル12に記録された送信よ
りも高い受信エネルギーを有している場合には、検出さ
れた送信は優先度1テーブル12に記録されて優先度1
テーブル12に見付かった送信についてのレコードは優
先度2テーブル13へ転送される(ステップ317)。
選択および優先度方式に従って、優先度1テーブルは動
的に更新され、異なる受信タイミングで最も高いエネル
ギーの送信についての情報を必ず含むようにする。異な
る拡散コード位相を有する低いエネルギーの第2の送信
が同じ受信タイミングで検出された場合には、これを優
先度2テーブルに入れる。このようにして、優先度1テ
ーブル12と優先度2テーブル13は同じ基地局の異な
るセクタ送信機から発せられたと思われる送信の復調の
ための情報を別々に保持するが、これは同じ受信タイミ
ングだが別々の拡散コード位相で受信した送信は同じ基
地局のセクタ送信機から送信されたと考えられるためで
ある。
【0074】本発明による位相割り当て動作は図4に図
示してあるような方法で行なう。図4は上記第2の実施
の形態に係る受信装置の上記動作における、位相割当回
路16の動作を説明するフロー図である。このフロー図
に示されているように、位相割当回路16は、送信を復
調するために現在使用している受信エネルギー、受信タ
イミング、および拡散コード位相としての情報を含むフ
ィンガ回路2からの入力6を受信する(ステップ33
1)。位相割当回路16は、復調している送信のいずれ
かの受信エネルギーが所定の最低閾値以下になっていな
いかどうか判定する(ステップ333)。これに該当す
る場合、位相割当回路16は優先度1テーブル12を調
べ、復調することのできる拡散コード位相での送信につ
いて何らかのレコードが見付かるかを判定する(ステッ
プ335)。このような何らかのレコードが見付かった
場合、またフィンガ回路2ですでに送信が復調されてい
なければ、位相割当回路16はステップ337で、優先
度1テーブル12に記録された送信の受信タイミングお
よび拡散コード位相を閾値以下の受信エネルギーを復調
したフィンガ回路2へ割り当てる(ステップ337)。
この動作では、優先度1テーブル12のエントリが維持
される方法によって、同じゾーンの2つのセクタから発
せられていないと思われる送信の復調のための割り当て
が行なわれる。
【0075】しかし、優先度1テーブル12が復調でき
る送信についてのレコードを含まないような場合も発生
することがある。このような場合には、位相割当回路は
優先度2テーブル13を調べて、復調することのできる
送信についてのレコードが見付かるかを判定する(ステ
ップ339)。このようなレコードが見つかった場合、
位相割当回路16はステップ341で優先度2テーブル
13に記録された送信の受信タイミングおよび拡散コー
ド位相を閾値以下の受信エネルギーを検出したフィンガ
回路2へ割り当てる(ステップ341)。
【0076】このようにすると、同じ基地局のセクタ送
信機から発せられたと考えにくい送信についてのレコー
ドを含む優先度1テーブル12から復調のための送信を
選択的に選択することができる。その結果、フィンガ回
路は同じ基地局の2つまたはそれ以上のセクタ送信機か
ら発せられた送信より望ましくは異なる基地局からの送
信を復調するように割り当てることができる。
【0077】従来技術のRAKE受信装置と同様に、位
相割当回路16はフィンガ回路2で検出された受信エネ
ルギーをモニタする。ステップ333において、フィン
ガ回路2で検出された受信エネルギーが所定の最低閾値
レベルを越えると判断された場合でも、位相割当回路1
6は優先度1テーブルを調べて、ステップ343で、所
定の量だけ特定のフィンガ回路2の受信エネルギーレベ
ルを越えるような何らかの送信エネルギーが記録されて
いないかどうかを判定する。このようなレコードが優先
度1テーブル12に見付かった場合、またその送信を復
調するような選択を行なっていれば(ステップ34
5)、位相割当回路16は受信タイミングおよび拡散コ
ード位相を含む信号7を提供して特定のフィンガ回路2
にその送信の復調を開始させる(ステップ347)。
【0078】図2に示す移動通信受信装置において、上
記第1の実施の形態におけるのと同様に、テーブル更新
回路11からセクタ情報23を出力するようにしてもよ
い。セクタ情報23は優先度1テーブル12または優先
度2テーブル13に同じ受信タイミングであるが異なる
拡散コード位相を有するようなレコードが存在する送信
がいつ検出されたかを表すために用いられる。また、セ
クタ情報23はモニタまたは受信制御の目的で移動局ま
たはセルラシステムの他の回路でも使用できる。
【0079】上記で説明した動作によれば、移動局が2
つのセクタと異なるゾーンの境界付近に移動した時、従
来技術のRAKE受信装置で行なわれるのと比べ同じゾ
ーンから発せられることの少ない送信がフィンガ回路で
復調のために選択される作用をもってソフトハンドオー
バー手順が実行される。本発明において送信が同じまた
は異なる基地局に由来するかどうかの判定とこのような
判定による独立したテーブルへのこれらの送信の記録
は、このような識別を行なわずに復調のための送信を選
択する従来技術のRAKE受信装置に対する改良を提供
する。
【0080】本発明の好適実施例の幾つかに従って本明
細書で本発明について詳細に説明したが、当業者は多く
の変更および変化を行なうことができよう。従って添付
の請求項は本発明の真の趣旨と範囲に収まるこれら全て
の変化および変更を包括することを意図している。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
異なる複数の拡散コードを使用して、或るタイミングで
移動端末に到達したマルチパス信号の受信エネルギーを
それぞれ測定したとき、それぞれが割り当てるに充分な
受信エネルギーを持っているときは、同一ゾーン基地局
の異なるセクタから到来している可能性が高いと判断で
きる。
【0082】また、本発明の別の態様によれば、同一基
地局のセクタ間および隣接基地局間のハンドオーバーが
同時に発生した場合、RAKE受信部のそれぞれのフィ
ンガ回路への拡散コードの位相割り当ては受信エネルギ
ーの高いもので、且つ異なるタイミングで到来するマル
チパスを復調するように割り当てて行くため、すべての
フィンガ回路が同一基地局の2つのセクタからだけの拡
散コードの位相割り当てになる確率を小さくできる。そ
のため、ビルなど建物によるシャドウィングの影響を受
けにくく、復調性能の低下を防止する等の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る移動通信受信
装置の構成を説明するブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る移動通信受信
装置の構成を説明するブロック図
【図3】前記第2の実施の形態に係る受信装置の動作に
おける、送信情報の記録或いは消去処理動作の一例を説
明するフロー図
【図4】前記第2の実施の形態に係る受信装置の動作に
おける、位相割り当て処理動作を説明するフロー図
【図5】移動通信システムにおける多数のセクタおよび
ゾーンの間の境界付近で移動局により検出されるマルチ
パス成分信号を示す概念図
【図6】移動通信システムにおける同一ゾーンおよび異
なるゾーンのセクタ送信機でのマルチパス信号プロフィ
ールを示すグラフ図
【図7】従来の移動通信受信装置の構成を説明するブロ
ック図
【図8】従来の受信装置における、送信情報の記録或い
は消去処理動作の一例を説明するフロー図
【図9】従来の受信装置の動作における、位相割り当て
処理動作を説明するフロー図
【符号の説明】
1 受信信号 2 フィンガ回路 3 復調信号 4 合成回路 5 合成後復調信号 6、9 受信エネルギー 7 位相 8 サーチ回路 11 テーブル更新回路 12 優先度1テーブル 13 優先度2テーブル 16 位相割当回路

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の送信から選択した送信を同時に復
    調して復調信号を生成するようにした移動通信受信装置
    において、前記受信装置は各々受信エネルギーと受信タ
    イミングに基づいて送信を識別するためのサーチ手段
    と、 前記識別した送信から、前記受信タイミングのうちで選
    択したタイミングで最も高い受信エネルギーを有する送
    信の第1のグループを選択するための選択手段と、 前記第1のグループから連続的に復調しようとする前記
    複数の送信を選択的に割り当てるための割り当て手段
    と、を備えている移動通信受信装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は前記第1のグループの送
    信の受信タイミングと受信エネルギーを記録するための
    手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の移動通信
    受信装置。
  3. 【請求項3】 前記割り当て手段は最も高い受信エネル
    ギーから始まる順序で前記第1のグループから前記選択
    した送信を選択的に割り当てることを特徴とする請求項
    1に記載の移動通信受信装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は前記識別した送信から前
    記第1のグループの送信の1つまたはそれ以上の受信タ
    イミングで低い受信エネルギーを有する第2のグループ
    の送信を更に選択することを特徴とする請求項1に記載
    の移動通信受信装置。
  5. 【請求項5】 前記割り当て手段は前記第2のグループ
    の送信より前記第1のグループから同時に復調しようと
    する前記送信を選択的に割り当てることを特徴とする請
    求項4に記載の移動通信受信装置。
  6. 【請求項6】 前記選択手段は前記第1のグループの送
    信に関する情報を記録するための第1のテーブルと前記
    第2のグループの送信に関する情報を記録するための第
    2のテーブルとを含むことを特徴とする請求項5に記載
    の移動通信受信装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のテーブルは前記第1のグルー
    プの送信についての受信タイミングおよび受信エネルギ
    ーを記憶し、前記第2のテーブルは前記第2のグループ
    についての受信タイミングおよび受信エネルギーを記憶
    することを特徴とする請求項6に記載の移動通信受信装
    置。
  8. 【請求項8】 拡散コードにより1つまたはそれ以上の
    位相でエンコードされた複数の送信から選択した送信を
    同時復調して復調信号を発生するための複数の復調器を
    有するCDMA方式移動通信受信装置であって、前記受
    信装置システムは各々の受信エネルギー、受信タイミン
    グ、および拡散コード位相に基づいて送信を識別するた
    めのサーチ手段を有し、 前記識別した送信から、前記受信タイミングのうちで選
    択したタイミングで最も高い受信エネルギーを有する送
    信の第1のグループを選択するための選択手段と、 前記複数の復調器に前記第1のグループの送信の受信タ
    イミングおよびこれに対応する拡散コード位相を選択的
    に割り当てるための割り当て手段と、を含むことを特徴
    とするCDMA方式移動通信受信装置。
  9. 【請求項9】 前記選択手段は前記第1のグループの送
    信の前記受信タイミング、前記拡散コード位相、および
    前記受信エネルギーを記憶するためのテーブルを含むこ
    とを特徴とする請求項8に記載のCDMA方式移動通信
    受信装置。
  10. 【請求項10】 前記割り当て手段は最も高い受信エネ
    ルギーから始まる順番で前記複数の送信を選択的に割り
    当てることを特徴とする請求項8に記載のCDMA方式
    移動通信受信装置。
  11. 【請求項11】 前記選択手段は前記識別した送信から
    前記第1のグループの送信の1つまたはそれ以上の受信
    タイミングで低い受信エネルギーを有する第2のグルー
    プの送信を更に選択することを特徴とする請求項8に記
    載のCDMA方式移動通信受信装置。
  12. 【請求項12】 前記割り当て手段は前記第2のグルー
    プの送信より同時に復調しようとする第1のグループの
    送信から前記受信タイミングおよびこれに対応する拡散
    コード位相を選択的に割り当てることを特徴とする請求
    項11に記載のCDMA方式移動通信受信装置。
  13. 【請求項13】 前記選択手段は前記第1のグループの
    送信について受信エネルギー、受信タイミング、および
    これに対応する拡散コード位相を記録するための第1の
    テーブルと前記第2のグループの送信について受信エネ
    ルギー、受信タイミング、およびこれに対応する拡散コ
    ード位相を記録するための第2のテーブルとを含むこと
    を特徴とする請求項12に記載のCDMA方式移動通信
    受信装置。
  14. 【請求項14】 各々の受信エネルギーと受信タイミン
    グによって識別された複数の送信から選択した送信を同
    時復調して復調信号を発生する移動通信受信方法であっ
    て、 前記識別した送信から前記受信民ングの選択したタイミ
    ングで最も高い受信エネルギーを有する第1のグループ
    の送信を選択するステップと、 前記第1のグループから同時復調しようとする前記複数
    の送信を選択的に割り当てるステップと、を含むことを
    特徴とする移動通信受信方法。
  15. 【請求項15】 前記第1のグループの送信について受
    信タイミングおよび受信エネルギーを記憶するステップ
    を更に含むことを特徴とする請求項14に記載の移動通
    信受信方法。
  16. 【請求項16】 前記選択的割り当ては最も高い受信エ
    ネルギーを有する前記第1のグループの送信から始まる
    順番で行なわれることを特徴とする請求項15に記載の
    移動通信受信方法。
  17. 【請求項17】 前記識別した送信から前記第1のグル
    ープの送信の1つまたはそれ以上の受信タイミングでも
    っと低い受信エネルギーを有する第2のグループの送信
    を更に選択するステップを含むことを特徴とする請求項
    16に記載の移動通信受信方法。
  18. 【請求項18】 前記割り当てするステップは前記第2
    のグループの送信より前記第1のグループからの送信を
    同時復調のために選択的に割り当てるように実行される
    ことを特徴とする請求項17に記載の移動通信受信方
    法。
  19. 【請求項19】 前記選択するステップは前記第1のグ
    ループの受信タイミングおよび受信エネルギーを記憶す
    ることを含み、前記さらに選択するステップは前記第2
    のグループの送信の受信タイミングおよび受信エネルギ
    ーを記憶することを含むことを特徴とする請求項17に
    記載の移動通信受信方法。
  20. 【請求項20】 各々の受信エネルギー、受信タイミン
    グ、および拡散コード位相によって識別された複数の送
    信から選択した送信を同時に復調することにより拡散ス
    ペクトル通信を復調するCDMA方式移動通信受信方法
    であって、 前記識別した通信から、前記受信タイミングの選択した
    タイミングで最も高い受信エネルギーを有する第1のグ
    ループの送信を選択するステップと、 前記第1のグループからの送信を同時復調のために割り
    当てるステップと、を含むことを特徴とするCDMA方
    式移動通信受信方法。
  21. 【請求項21】 前記選択するステップは前記第1のグ
    ループの送信についての受信タイミング、拡散コード位
    相、および受信エネルギーを記憶するステップを含むこ
    とを特徴とする請求項20に記載のCDMA方式移動通
    信受信方法。
  22. 【請求項22】 前記割り当てするステップは最も高い
    受信エネルギーを有する前記第1のグループの送信から
    始まる順序で実行することを特徴とする請求項21に記
    載のCDMA方式移動通信受信方法。
  23. 【請求項23】 前記識別した送信から前記第1のグル
    ープの送信の1つまたはそれ以上の受信タイミングでも
    っと低い受信エネルギーを有する第2のグループの送信
    を更に選択するステップを含み、前記割り当てするステ
    ップは前記第2のグループの送信より前記第1のグルー
    プの受信タイミングとそれに対応する拡散コード位相を
    有する送信を同時復調のために選択的に割り当てるよう
    に実行されることを特徴とする請求項20に記載のCD
    MA方式移動通信受信方法。
  24. 【請求項24】 前記選択するステップは前記第1のグ
    ループの送信の受信エネルギー、受信タイミング、およ
    びこれに対応する拡散コード位相を記憶することを含
    み、前記さらに選択するステップは前記第2のグループ
    の送信の受信エネルギー、受信タイミング、およびこれ
    に対応する拡散コード位相を記憶することを含むことを
    特徴とする請求項23に記載のCDMA方式移動通信受
    信方法。
  25. 【請求項25】 ゾーンが複数のセクターから構成され
    ており、移動端末毎にまたはセクタごとに異なるスペク
    トラム拡散コードを使用した移動通信において、移動端
    末がハンドオーバーするときに同一ゾーン基地局の隣接
    セクタおよび隣接ゾーン基地局の複数のセクタから同時
    に同じ信号を送信し、移動端末がそれらを受信できると
    き、 到来する信号に対し拡散コードの位相を変化させながら
    各位相での受信エネルギーを測定するサーチ部を備え、 基地局またはセクタが異なることによる複数の拡散コー
    ドを使用して、或るタイミングで移動端末に到達したマ
    ルチパス信号の受信エネルギーをそれぞれ測定したと
    き、それぞれが受信するに充分なエネルギーを持ってい
    るときは、それぞれが同一ゾーン基地局の異なるセクタ
    からの信号であることを判定できるようにした移動通信
    受信装置。
  26. 【請求項26】 ゾーンが複数のセクターから構成され
    ており、移動端末毎にまたはセクタごとに異なるスペク
    トラム拡散コードを使用した移動通信において、移動端
    末がハンドオーバーするときに同一ゾーン基地局の隣接
    セクタおよび隣接ゾーン基地局の複数のセクタから同時
    に同じ信号を送信し、移動端末がそれらを受信できると
    き、 到来するマルチパス信号のうち特定のマルチパス信号数
    本に対してそれぞれ与えられた拡散コードの位相を変化
    させながら各位相での受信エネルギーを測定するサーチ
    部と、RAKE受信部に復調するマルチパス信号のタイ
    ミングを与えるためにサーチ部で痩躯低された受信エネ
    ルギーをもとに割り当てる拡散コードの位相を決定する
    拡散コード割り当て部と、から成り、 拡散コード割り当て部において割り当てる位相を決定す
    る際に、基地局またはセクタが異なることによる複数の
    拡散コードを使用して、或るタイミングで移動端末に到
    達したマルチパス信号の受信エネルギーをそれぞれ測定
    したとき、それぞれが割り当てるに充分なエネルギーを
    持っているときは、その中の一つ以外は割当の優先度を
    下げ、できるだけ到達時刻が異なるマルチパス信号を復
    調するように拡散コードの位相を割り当てられるように
    した移動通信受信装置。
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