JPH1093136A - 半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子

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JPH1093136A
JPH1093136A JP26357396A JP26357396A JPH1093136A JP H1093136 A JPH1093136 A JP H1093136A JP 26357396 A JP26357396 A JP 26357396A JP 26357396 A JP26357396 A JP 26357396A JP H1093136 A JPH1093136 A JP H1093136A
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JP
Japan
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semiconductor region
junction
main surface
light
semiconductor
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JP26357396A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Oyama
利彦 大山
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Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1093136A publication Critical patent/JPH1093136A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L33/00Semiconductor devices having potential barriers specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L33/02Semiconductor devices having potential barriers specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor bodies
    • H01L33/20Semiconductor devices having potential barriers specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor bodies with a particular shape, e.g. curved or truncated substrate

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体発光素子において十分なレベルの光出
力を得ることができなかった。 【解決手段】 P型半導体領域11とN型半導体領域1
2とアノード電極15とカソード電極17とから成る発
光素子において、N型半導体領域12に傾斜面19を設
ける。また、P型半導体領域11の側面にオ−バ−ハン
グの傾斜面20a、20bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光出力の増大を高水準
に達成することができる半導体発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示すようにP型半導体領域1とN
型半導体領域2とを備え、両半導体領域1、2の界面に
形成されるPN接合3を含む例えばAlGaAs半導体
基体4の側面に傾斜面5を設けたいわゆるメサ構造の半
導体発光素子即ち発光ダイオードは公知である。この半
導体発光素子において、半導体基体4の上面(一方の主
面)即ちP型半導体領域2の上面の一部にアノード電極
6が形成され、半導体基体4の下面(他方の主面)即ち
N型半導体領域2の下面に部分的にカソード電極7が格
子状又は点在するように形成されている。カソ−ド電極
7が部分的に設けられていると、半導体基体4の下面の
カソ−ド電極7が設けられていない部分で、下に向う光
を上方向に効率よく反射させることが可能になる。な
お、半導体基体4の露出表面は実質的に鏡面になってお
り、またPN接合3は傾斜面5に露出している。図1の
半導体発光素子の光取り出し方向は上方向であり、PN
接合3から上方に放射された光は、基板4の上面のアノ
ード電極6が形成されていない領域から取り出される。
また、PN接合3から下方に放射された光は基板4の下
面で反射されて上方に向う。図1のメサ構造の発光素子
の傾斜面5は、ダイス型の発光素子の垂直な側面に比べ
てPN接合3から放射された光に対する全反射の確率を
減少させる働きを有する。従って、図1の発光素子にお
いては、PN接合3から放射された光の一部が傾斜面5
を通り抜けて外部に取り出され、光出力の増大を図るこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1の
メサ構造の発光素子であっても十分なレベルの光出力を
得ることができないのが実情である。
【0004】そこで、本発明は、光出力を更に増大させ
ることができる半導体発光素子を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、第1導電型の第1の半導体領域と、PN接
合を形成するように前記第1の半導体領域に隣接してい
る第2導電型の第2の半導体領域とを有する半導体基体
と、前記半導体基体の一方の主面において前記第1の半
導体領域に接続された第1の電極と、前記半導体基体の
他方の主面において前記第2の半導体領域に接続された
第2の電極とを備え、前記一方の主面側に光を取り出す
ように構成され、且つ前記PN接合が前記半導体基体の
側面に露出するように形成された半導体発光素子におい
て、前記第2の半導体領域の側面の少なくとも一部が前
記PN接合から前記他方の主面に向って末広がりの傾斜
面に形成されており、前記第1の半導体領域の側面の少
なくとも一部が前記PN接合から前記一方の主面に向っ
て末広がりの傾斜面に形成されていることを特徴とする
半導体発光素子に係わるものである。
【0006】
【発明の作用及び効果】本発明による第1の半導体領域
の一方の主面方向への末広がりの傾斜面は、PN接合か
ら小さな角度で横方向成分を有するように放出された光
を一方の主面の方向に全反射させるために有効に作用
し、一方の主面からの光の取り出し量の増大に寄与す
る。
【0007】
【実施例】次に、図2〜図4を参照して本発明の実施例
に係わる半導体発光素子即ち発光ダイオードを説明す
る。この発光素子は、第1の半導体領域としてのP型半
導体領域11と、第2の半導体領域としてのN型半導体
領域12とから成る例えばAlGaAs半導体基体13
を備えている。半導体基体13の上面(一方の主面)1
4即ちP型半導体領域11の上面の中央に第1の電極と
してのアノード電極15が形成され、半導体基体13の
下面(他方の主面)16即ちN型半導体領域12の下面
に第2の電極としてのカソード電極17が格子状又は点
在するように形成されている。なお、カソ−ド電極17
は例えば銀を含むペ−スト状導電性接着剤によって外部
の配線導体に接続される。この導電性接着剤は半導体基
体13の下面のカソ−ド電極17が設けられていない部
分にも付着し、下に向う光を上に反射させるために寄与
する。
【0008】PN接合18は半導体基体13の上面14
及び下面16に対して平行に形成されているので、この
端は側面に露出している。半導体基体13の側面の形状
はPN接合18の露出位置を境界にして変化している。
PN接合18の露出位置よりも下方のN型半導体領域1
2の側面の上方部分はPN接合18から下面16に向っ
て末広がりに形成された傾斜面19となっている。ま
た、PN接合18の露出位置よりも上方のP型半導体領
域11の側面は、一対の傾斜面20a、20bと一対の
垂直面21a、21bとから成る。なお、P型半導体領
域11の一対の傾斜面20a、20bはPN接合18か
ら上面14に向って末広がりに形成されており、オーバ
ーハングな側面である。
【0009】P型半導体領域11の側面即ちオーバーハ
ングな一対の傾斜面20a、20bと一対の垂直面21
a、21bはPN接合18から放射された光をほぼ全反
射即ち内部に反射させることが可能な鏡面になってい
る。N型半導体領域12の末広がりの傾斜面19は半導
体基体13の下面16で反射して上方に向う光の全反射
を阻止して光を外部に取り出すことができる粗面(微小
凹凸面)になっている。即ち、傾斜面19はP型半導体
領域11の傾斜面20a、20b及び垂直面21a、2
1bよりも凹凸の多い粗い面になっている。なお、図3
及び図4と図1との比較から明らかなように、本実施例
の発光素子は傾斜面19を粗面としたこと、P型半導体
領域11の側面をオーバーハングの傾斜面20a、20
bと垂直面21a、21bとにしたことにおいて図1の
従来の発光素子と相違し、その他は実質的に同一に構成
されている。
【0010】図2〜図4に示す形状の半導体基体13を
形成する時には、1枚の半導体ウエハに複数の発光素子
を配列して設け、これ等の境界を選択的にエッチングす
る。即ち、各発光素子の周辺に相当する領域の上面に開
口を有するマスクを設け、開口を介して半導体基体をエ
ッチングする。本実施例では、H2 SO4 (硫酸):H
2 2 (過酸化水素):H2 O(水)=1:3:1の混
合液をエッチング液としてAlGaAs半導体基体13
をエッチングした。このエッチング液を使用してP型の
AlGaAsから成るP型半導体領域11のエッチング
をこの上面から進めると結晶方向の差によって一対の側
面がオーバーハングの傾斜面20a、20bとなり、別
の一対の側面がほぼ垂直な面21a、21bとなる。ま
た、このエッチング液によってN型半導体領域12をエ
ッチングすると、図1のメサ構造と同様な傾斜面19が
得られる。また、P型半導体領域11の傾斜面20a、
20b及び垂直面21a、21bは鏡面となり、N型半
導体領域12の傾斜面19は粗面となる。従って、図3
及び図4に示す傾斜面19、オーバーハング傾斜面20
a、20b、垂直面21a、21bを容易に得ることが
できる。なお、N型半導体領域12の傾斜面19の下の
垂直な側面は半導体ウエハのブレーキングによって生じ
た面である。
【0011】本実施例の発光素子は次の作用効果を有す
る。 (1) P型半導体領域11のオーバーハングの一対の
傾斜面20a、20bは、PN接合18から小さな角度
で横方向成分を有するように放出された光を上面14の
方向に全反射させるために有効である。即ち、図3で破
線で示すようにPN接合18から横方向成分を有して放
射された光が傾斜面20bで全反射して上面14に至
り、ここから取り出される現象、及びPN接合18から
横方向成分を有して放射された光が上面14で全反射し
て傾斜面20aに入射し、ここで再び全反射されて主面
14に至り、ここから取り出される現象が生じ、光出力
の増大に寄与する。 (2) N型半導体領域12の傾斜面19は末広がり状
であって上方に向いている。このため、図3で破線で示
すようにPN接合18から下方に放射された光が半導体
基体13の下面16(例えば半導体基体13のうちカソ
−ド電極17が形成されていない部分と導電性接着剤と
の界面)で反射して生じた上方に向う光が傾斜面19に
入射し、ここを通過して光出力となる。この時、傾斜面
19が全反射を抑制する粗面となっているので、傾斜面
19からの光の取り出し量が図1及び図2のような鏡面
の傾斜面5よりも多くなる。
【0012】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 半導体基体13をAlGaAs以外の例えばG
aAs等の種々の半導体とすることができる。また、P
型半導体領域11とN型半導体領域12とを異なる半導
体にすることができる。 (2) N型半導体領域12をN型又はN+ 型半導体基
板領域とこの上にエピタキシャル成長させたN型半導体
領域との組み合せにすることができる。また、P型半導
体領域11も複数の半導体領域の組み合せとすることが
できる。 (3) 基体13の下面16に光の反射を助ける層を設
けることができる。また、光の反射を助ける粗面を設け
ることができる。 (4) N型半導体領域12の傾斜面19を特別に粗面
としない構成にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の発光素子を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例の発光素子の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【符号の説明】
11 P型半導体領域 12 N型半導体領域 19 傾斜面 20a、20b オーバーハング傾斜面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の第1の半導体領域と、PN
    接合を形成するように前記第1の半導体領域に隣接して
    いる第2導電型の第2の半導体領域とを有する半導体基
    体と、 前記半導体基体の一方の主面において前記第1の半導体
    領域に接続された第1の電極と、 前記半導体基体の他方の主面において前記第2の半導体
    領域に接続された第2の電極とを備え、前記一方の主面
    側に光を取り出すように構成され、且つ前記PN接合が
    前記半導体基体の側面に露出するように形成された半導
    体発光素子において、 前記第2の半導体領域の側面の少なくとも一部が前記P
    N接合から前記他方の主面に向って末広がりの傾斜面に
    形成されており、 前記第1の半導体領域の側面の少なくとも一部が前記P
    N接合から前記一方の主面に向って末広がりの傾斜面に
    形成されていることを特徴とする半導体発光素子。
JP26357396A 1996-09-11 1996-09-11 半導体発光素子 Pending JPH1093136A (ja)

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