JPH1092891A - 半導体装置製造プロセスの熱酸化工程におけるn型化検出方法 - Google Patents

半導体装置製造プロセスの熱酸化工程におけるn型化検出方法

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JPH1092891A
JPH1092891A JP23874896A JP23874896A JPH1092891A JP H1092891 A JPH1092891 A JP H1092891A JP 23874896 A JP23874896 A JP 23874896A JP 23874896 A JP23874896 A JP 23874896A JP H1092891 A JPH1092891 A JP H1092891A
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JP
Japan
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type
semiconductor device
thermal oxidation
detecting
ion implantation
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JP23874896A
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English (en)
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Kenji Takaya
憲志 鷹屋
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置製造プロセスの熱酸化工程におけ
るリン汚染等によるN型化を高感度で検知でき、これに
より、半導体装置の特性悪化の防止・低減を図ることが
きる半導体装置製造プロセスの熱酸化工程におけるN型
化検出方法を提供する。 【解決手段】 半導体装置製造プロセスの熱酸化工程
IにおけるN型化検出の際、N型半導体基板等を被検出
体としてそのシート抵抗を測定することによりN型化を
検出するとともに、シート抵抗を測定する工程IVに先
立ち、被検出体にP型不純物導入等のイオン注入を行う
工程IIを追加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置製造プ
ロセスの熱酸化工程におけるN型化検出方法に関する。
半導体装置製造プロセスの熱酸化工程においては、その
工程の不具合の一つとして、設計外の不必要なN型化が
あり、このN型化の有無及びその程度のモニタが要せら
れることがある。本発明は、そのような場合のN型化検
出を、高感度でモニタできるようにしたN型化検出方法
を提供するものである。本発明は、N型化検出を要する
半導体プロセスに汎用できるものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体装置製造プロセスの熱酸
化工程におけるN型化検出方法にあっては、被検出体の
シート抵抗を測定することによりN型化を検出する手法
をとる。従来技術においては、このような半導体装置製
造プロセスの熱酸化工程におけるN型化を検出するため
に、たとえば検出用のサンプルウェーハを用意して、こ
れにプロセスの熱酸化工程を行って、その後、そのシー
ト抵抗を測定することによりN型化を検出する手法をと
っている。
【0003】代表的な従来の手法を述べれば、次のとお
りである。図3の工程図を参照する。たとえば、高抵抗
(1000Ω・cm以上)のP型シリコンウェーハを熱
酸化し(図3の工程I)、酸化膜をエッチングして(図
3の工程II)、その後、抵抗測定器(ρs測定機)に
てそのシート抵抗を測定する(図3の工程IV)。抵抗
値が一定の値以下にならないことを確認して、N型化が
無い(あるいは無視できる程度に小さい)ものとしてい
る。このようにして従来技術では、図4に略示するよう
にサンプル基板1′である高抵抗のP型シリコンウェー
ハがN型化(P(リン)等が入る)された場合はそのN
型化(図4に符号3で模式的に示す)により、図4に符
号31で模式的に示すようにその部分が低抵抗となるこ
とを利用して、N型化を調べる。しかしこの手法では、
マップでシート抵抗の分布を取っても、N型化の程度が
かなり悪い場合にしかそれは判断できない。よってこの
従来技術でN型化が無い、あるいは無視できる程度に小
さいと判断しても、実際には、デバイスの特性にN型化
が悪い影響を及ぼしていることがある。
【0004】代表的な半導体装置製造プロセスの熱酸化
工程、及び従来のN型化検出方法について、具体的に説
明すると、次のとおりである。
【0005】一般的な半導体装置製造プロセスの熱酸化
工程においては、たとえばシリコンウェーハについて
は、加熱条件、たとえば、800℃を初期温度として1
100℃までランピングアップする条件において、酸化
雰囲気、たとえば、HCl及びO2 混合ガスを流す条件
で酸化を行う。これにより、シリコンウェーハに二酸化
シリコン膜を付ける。
【0006】熱処理装置は、たとえば図5に示したよう
な横型炉を用いることができる。図5中、符号10は被
処理半導体基板であり、石英チューブ4中に収納された
ボート5に並べて配置されている。石英チューブ4中に
は処理ガスが導入されるとともに、石英チューブ4の外
側に配設されたヒーター61,62により、全体が加熱
されるようになっている。
【0007】上記のような熱処理の工程において、設計
外のN型化が生じることがあるわけであり、それは、炉
内に混入したP(リン)が、ウェーハに拡散されるため
と考えられる。(P(リン)以外のN型不純物に起因す
る場合もあり得る)。
【0008】通常、横型炉の場合、図6(b)に示すよ
うなウェーハ1はディスク形状の下辺をフラットに切欠
いたいわゆるオリフラ11を下にしてセットする。この
場合、上記P(リン)の拡散は、ウェーハ表面では、図
6(b)図示のごとくオリフラ11の逆側(上側)に集
中する。図6は、N型化を調べるためのシート抵抗を測
定した場合の事例を略示するものであり、図6(a)は
均一性が2%前後の良い例であり、図6(b)は均一性
が4%以上の悪い例である。図7は均一性が良い場合の
実際の測定マップであり、図8(b)は均一性が悪い場
合の実際の測定マップである。
【0009】専用炉でも、ウェーハからの持込みや、ク
リーンルーム内の雰囲気等で、P(リン)等の汚染が蓄
積する。よって、N型化の可能性があり、その検出が要
せられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、不要
で不都合なN型化の可能性は避けられず、よってその検
出が要せられるのであり、従来の技術は、高抵抗のP型
シリコンウェーハがN型化されてることにより低抵抗と
なることを利用しているが、これであると、N型化の程
度がかなり悪い場合にしか検出ができず、実際にはN型
化の悪影響が出てしまうことがあった。
【0011】本発明は上記従来技術の問題点を解決し
て、半導体装置製造プロセスの熱酸化工程におけるリン
汚染等によるN型化を高感度で検知でき、これにより、
半導体装置の特性悪化の防止・低減を図ることができる
半導体装置製造プロセスの熱酸化工程におけるN型化検
出方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体装置製造プロセスの熱酸化工程
におけるN型化検出方法は、被検出体のシート抵抗を測
定することによりN型化を検出する手法をとるととも
に、シート抵抗を測定する工程に先立ち、被検出体にイ
オン注入を行う工程を追加することを特徴とする構成に
する。
【0013】すなわち、従来技術にあっては、たとえば
P型基板がN型化されることにより低抵抗となることを
利用するが、これに対し、本発明は、イオン注入を行う
工程を追加し、このイオン注入によって打ち返すことに
より、たとえばN型化されたところが高抵抗となること
を利用している。
【0014】本発明によれば、たとえばP型基板につい
て、P型不純物を導入するイオン注入(たとえばボロン
のイオン注入)を行う工程を追加し、このイオン注入に
よって打ち返された部分は、N型化されたところが高抵
抗となることを利用して、N型化の検出を行うのであ
り、この手法によれば、N型化の高感度な検知が可能に
なる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の好ましい実施の形態
について、図面を参照して説明する。但し当然のことで
はあるが、本発明は以下に述べる実施の形態例に限定さ
れるものではない。
【0016】本発明においては、半導体装置製造プロセ
スの熱酸化工程におけるN型化検出に際し、被検出体の
シート抵抗を測定することによりN型化を検出する手法
をとるとともに、シート抵抗を測定する工程に先立ち、
被検出体にイオン注入を行う工程を追加するものである
が、この場合、被検出体としてのサンプルウェーハを、
N型半導体基板(N型サンプルウェーハ)とし、上記イ
オン注入としてP型不純物を導入するイオン注入を行う
態様で実施することができる。以下に、このように具体
化した、本発明の一実施の形態例を図面を参照して説明
する。
【0017】実施の形態例1 図1にここで実施したN型化検出方法のフローを示す。
対比のため、図3に従来技術のN型化検出方法のフロー
を示す。また、図2に、この実施の形態例に係るN型化
検出方法の説明図を示し、図4に、従来技術のN型化検
出方法の説明図を示す。
【0018】本実施の形態例では、使用するシリコンウ
ェーハの種類を変更することと、イオン注入(ここでは
ボロンの低ドーズ、1E11〜5E11/cm2 程度の
イオン注入)と熱拡散(アニール)を追加することが、
従来と異なる。
【0019】すなわち、本例では、図1にも示すよう
に、N型シリコンウェーハをウェーハサンプルとしてこ
れを被検出体とする。ここで用いるN型シリコンウェー
ハは、数十Ω・cm程度のもので、従来技術における、
1000Ω・cm以上の高抵抗の、P型シリコンウェー
ハとは異なる。本例ではこのN型シリコンウェーハを、
熱酸化工程Iで熱酸化する。次いで、イオン注入IIを
行う。ここでは、ボロンを、低ドーズ、たとえば1E1
1〜5E11/cm2 程度で注入する。その後、酸化膜
のエッチング工程IIIを行い、シート抵抗測定IVを
行う。
【0020】本例において、イオン注入するボロンの量
は低ドーズである。中、高ドーズだと、多少のN型化
は、ドーズ量で吸収されてしまう可能性があるからであ
る。
【0021】また、本例におけるN型化のメカニズム
を、図2に示す。図2に示すように、サンプル基板であ
るN型基板1に、ボロンをイオン注入した結果、N型基
板1(マイナスの符号をもって、N型を示す)中に符号
3で示すボロンのイオン注入部(P型部)が生じる。熱
酸化工程において、符号3で示すようにN型化が発生す
ると、その部分(符号30で示す)の抵抗値が高くな
る。よって、シート抵抗の測定によって、N型化を感度
良く検出できる。
【0022】今回の技術では、基板濃度とイオン注入に
よる濃度が同じになった場合、最もN型化検出の感度は
高くなる。よって、本例では、基板濃度とイオン注入に
よる濃度がほぼ同じようになる条件で、N型基板1の選
定及びイオン注入の条件設定を行った。本例でのボロン
のイオン注入量の最適値は、5.0E11(ions/
cm2 )である。
【0023】なお本例において、熱酸化工程の条件は、
従来のシリコンウェーハについての条件と同様、800
℃を初期温度として1100℃までランピングアップす
る加熱条件において、酸化雰囲気であるHCl及びO2
混合ガスを流す条件で酸化を行うようにした。すなわち
ここでは、800℃の条件の時点から、HCl及びO2
混合ガス雰囲気として、熱酸化を行う。この条件で熱酸
化して、シリコンウェーハに二酸化シリコン膜を付け
る。
【0024】熱処理装置は、前記説明した図5に示した
ような横型炉を用いた。熱酸化工程におけるアニール条
件は、1000℃(800℃からランピングアップ)で
30分間とした。このアニールは、活性化のためである
が、ここで熱拡散も生じている。
【0025】本実施の形態例によれば、半導体製造プロ
セスの熱酸化工程における不具合の一つであったN型化
について、その有無及びその程度をモニターを、高感度
でモニターできるようになる。
【0026】よってこれにより、半導体装置プロセスの
熱酸化工程におけるN型化(P汚染等)を高感度でモニ
ターできるため、半導体デバイスの特性悪化の防止・低
減を図ることが可能ならしめられる。
【0027】
【発明の効果】上述のとおり、本発明に係る半導体装置
製造プロセスの熱酸化工程におけるN型化検出方法によ
れば、従来技術の問題点が解決され、熱酸化工程におけ
るリン汚染等によるN型化を高感度で検知でき、これに
より、半導体装置の特性悪化の防止・低減を図ることが
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態例1の工程フローを示す
工程図である。
【図2】 本発明の実施の形態例1の作用を説明する説
明図である。
【図3】 従来技術の工程フローを示す工程図である。
【図4】 従来技術を説明する説明図である。
【図5】 本発明の実施の形態例1で用いた熱酸化装置
の側部一部断面概略図である。
【図6】 シート抵抗の測定事例を略示する概略模式図
である。
【図7】 シート抵抗の実測結果を示す図であり、良い
例を示すものである。
【図8】 シート抵抗の実測結果を示す図であり、悪い
例を示すものである。
【符号の説明】
I・・・熱酸化工程、II・・・イオン注入工程、II
I・・・酸化膜のエッチング工程、IV・・・シート抵
抗測定工程。1・・・被検出体(サンプル基板)、2・
・・注入された不純物、3・・・N型化(部分)、30
・・・抵抗が高くなる部分。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体装置製造プロセスの熱酸化工程にお
    けるN型化検出方法であって、 被検出体のシート抵抗を測定することによりN型化を検
    出する手法をとるとともに、 シート抵抗を測定する工程に先立ち、被検出体にイオン
    注入を行う工程を追加することを特徴とする半導体装置
    製造プロセスの熱酸化工程におけるN型化検出方法。
  2. 【請求項2】上記被検出体が、N型半導体基板であり、 上記イオン注入が、P型不純物を導入するイオン注入で
    あることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置製造
    プロセスの熱酸化工程におけるN型化検出方法。
JP23874896A 1996-09-10 1996-09-10 半導体装置製造プロセスの熱酸化工程におけるn型化検出方法 Pending JPH1092891A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012058078A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Sumco Corp 環境雰囲気の不純物汚染評価方法

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