JPH1092824A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JPH1092824A
JPH1092824A JP24742596A JP24742596A JPH1092824A JP H1092824 A JPH1092824 A JP H1092824A JP 24742596 A JP24742596 A JP 24742596A JP 24742596 A JP24742596 A JP 24742596A JP H1092824 A JPH1092824 A JP H1092824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resist
layer
etching
alloy layer
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24742596A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Yamamichi
泰明 山道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP24742596A priority Critical patent/JPH1092824A/ja
Publication of JPH1092824A publication Critical patent/JPH1092824A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、高い対レジスト選択比を確保しつ
つ、多層構造をもつAl系配線を良好な形状にエッチン
グ加工することができる半導体装置の製造方法を提供す
ることを課題とする。 【解決手段】 レジスト20をパターニングする際、通
常の場合の露光よりも不足気味の露光を行ってレジスト
下端部の形状をテーパー状に広がる裾引き形状とする。
このレジスト20をマスクとし、TiNキャップメタル
層18に及びAl−Cu合金層16のドライエッチング
を開始する。Al−Cu合金層16側壁に付着する炭素
系反応生成物はレジスト20の上面からだけでなく、裾
引き形状にはみ出している部分からも供給されるため、
エッチング初期においても水平方向へのエッチングを抑
制するに十分な側壁保護膜22がAl−Cu合金層16
側壁に形成され、くびれ状のノッチの発生を防止して垂
直形状に加工される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に係り、特にAl(アルミニウム)系の多層配線の
加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の多層構造をもつAl合金配線の加
工方法を、図5及び図6に示す工程断面図を用いて説明
する。先ず、図5に示されるように、半導体基板30上
に、下地酸化膜32を形成した後、この下地酸化膜32
上に、例えばTiバリアメタル層34、Al−Cu合金
層36、及びTiNキャップメタル層38を順に積層す
る。続いて、TiNキャップメタル層38上に、所定の
配線パターンにパターニングしたレジスト40を形成す
る。
【0003】次いで、図6に示されるように、エッチン
グガスとしてBCl3 /Cl2 混合ガスを使用するドラ
イエッチングを行う。即ち、レジスト40をマスクとし
て、先ずTiNキャップメタル層38をドライエッチン
グした後、続いてAl−Cu合金層36をドライエッチ
ングする。このドライエッチングにおいては、図中に模
式的に示すように、Cl* (塩素ラジカル)42を主要
なエッチング種とするため、Al−Cu合金層36のA
lはCl* 42と化学反応して揮発性の化合物であるA
x Cly 44を生成して除去される。従って、このま
まではAl−Cu合金層36は等方的にエッチングさ
れ、エッチングされたAl−Cu合金層36側壁は垂直
形状とならない。
【0004】しかし、このAl−Cu合金層36のドラ
イエッチングにおいては、エッチングされるAl−Cu
合金層36側壁に側壁保護膜46が形成される。この側
壁保護膜46は、図中に模式的に示すように、レジスト
40上面がイオン48によりスパッタされ、それによっ
て分解されたレジスト分解生成物に由来するCClX
リマー等の炭素系反応生成物50が再付着したものであ
る。そしてこのAl−Cu合金層36側壁に形成された
側壁保護膜46がAl−Cu合金層36の水平方向への
エッチングの進行を抑制するため、疑似異方性のエッチ
ングとなり、垂直形状のAl−Cu合金層36側壁を得
ることが可能となる。
【0005】こうして等方性エッチングにおける水平方
向へのエッチングを抑制する側壁保護膜46を側壁に付
着させることによってAl−Cu合金層36を垂直形状
にエッチングした後、続いてTiバリアメタル層34の
ドライエッチングを行う。次いで、図示はしないが、レ
ジスト40を剥離して、半導体基板30上に下地酸化膜
32を介して順に積層されたTiバリアメタル層34、
Al−Cu合金層36、及びTiNキャップメタル層3
8からなる多層構造の配線を形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の多
層構造をもつAl合金配線の加工方法においては、図6
に示されるように、TiNキャップメタル層38直下の
Al−Cu合金層36にくびれ状のノッチ52が形成さ
れ、Al−Cu合金層36全体が垂直形状に加工されな
いという問題がある。このくびれ状のノッチ52が形成
されるメカニズムについて、図7を用いて説明する。な
お、上記図5及び図6に示す半導体装置の構成要素と同
一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0007】レジスト40をマスクとしてTiNキャッ
プメタル層38をドライエッチングした後、Al−Cu
合金層36のドライエッチングを開始した直後において
は、レジスト40の高さが高く、図中の矢印に示される
ように、イオンのスパッタリングによってレジスト40
上面で生成された炭素系反応生成物50がAl−Cu合
金層36側壁に付着するまでの軌跡が長く、且つスッパ
ッタされるレジスト40上面の面積が小さいことから、
Al−Cu合金層36側壁への炭素系反応生成物50の
供給量が少ない。このため、エッチング初期におけるA
l−Cu合金層36側壁には、水平方向へのエッチング
を抑制するのに十分な側壁保護膜46が形成されない。
また、このドライエッチングにおいて、Al−Cu合金
層36のエッチング速度はTiNキャップメタル層38
のエッチング速度よりも遥かに大きい。従って、TiN
キャップメタル層38直下のAl−Cu合金層36は等
方的にエッチング除去されることになる。
【0008】その後、レジスト40をマスクとするAl
−Cu合金層36のドライエッチングを続行するが、こ
の段階においてはスパッタリングにより高さが次第に低
くなったレジスト40上面からの炭素系反応生成物50
の供給量が増大してくるため、Al−Cu合金層36側
壁にはその水平方向へのエッチングを抑制するに十分な
側壁保護膜46が付着することによって疑似異方性のエ
ッチングとなり、Al−Cu合金層36は垂直形状に加
工される。
【0009】従って、TiNキャップメタル層38直下
のAl−Cu合金層36のみが等方的にエッチングされ
て、くびれ状のノッチ52が形成されることになる。そ
してこのようなくびれ状のノッチ52が形成されたAl
合金配線であっては、半導体装置、特に高速デバイスに
おける信頼性の低下を招くおそれがある。
【0010】また、このくびれ状のノッチ52の形成を
防止するため、RF(高周波)電源のパワーを大きく
し、レジスト40上面をスパッタするイオンのエネルギ
ーを増大することにより、エッチング初期におけるAl
−Cu合金層36側壁への炭素系反応生成物50の供給
量を増加し、水平方向へのエッチングを抑制するのに十
分な側壁保護膜46を形成することが考えられる。しか
し、この場合には、ドライエッチングにおける対レジス
ト選択比が小さくなってしまうという別の問題が生じ
る。
【0011】そこで本発明は、上記問題を鑑みてなされ
たものであり、高い対レジスト選択比を確保しつつ、多
層構造をもつAl系配線を良好な形状にエッチング加工
することができる半導体装置の製造方法を提供すること
を課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の本発
明に係る半導体装置の製造方法により解決される。即
ち、本発明に係る半導体装置の製造方法は、Al層又は
Al合金層上にキャップ層を有する多層構造の配線を加
工する半導体装置の製造方法であって、キャップ層上に
塗布したレジストを所定の形状にパターニングする際
に、キャップ層に接するレジスト下端部の形状を、レジ
スト幅が上端部よりもテーパー状に広がる裾引き形状と
する工程と、このレジスト下端部の形状が裾引き形状と
なるようにパターニングしたレジストをマスクとして、
キャップ層及びAl層又はAl合金層をエッチングする
工程とを含むことを特徴とする。
【0013】また、このとき、レジストをマスクとする
キャップ層及びAl層又はAl合金層のエッチングは、
塩素を構成元素とする塩素系エッチングガスを用いるド
ライエッチングであることを特徴とする。
【0014】このように本発明に係る半導体装置の製造
方法においては、塩素を構成元素とするエッチングガス
を用いてキャップ層及びAl層又はAl合金層をドライ
エッチングする際に、イオンによってスパッタされたレ
ジストの分解生成物に由来する炭素系反応生成物からな
る側壁保護膜がエッチング中のAl層又はAl合金層の
側壁に形成されるため、Al層又はAl合金層の水平方
向へのエッチングの進行が抑制されて疑似異方性エッチ
ングとなり、Al層又はAl合金層を垂直形状に加工す
ることが可能となる。
【0015】そしてこのドライエッチングに使用するレ
ジストを所定の配線パターンにパターニングする際に、
レジスト下端部の形状をレジスト幅が上端部よりもテー
パー状に広がる裾引き形状とし、このレジスト下端部の
形状が裾引き形状となるようにパターニングしたレジス
トをマスクとしてキャップ層及びAl層又はAl合金層
をエッチングすることにより、Al層又はAl合金層の
側壁に付着する炭素系反応生成物がレジスト上面からの
みならず裾引き形状にはみ出している部分のレジストか
らも供給される。従って、エッチング初期においても十
分な量の側壁保護膜を形成することができるため、キャ
ップ層直下のAl層又はAl合金層においても、その水
平方向へのエッチングの進行を抑制してくびれ状のノッ
チが発生することを防止し、Al層又はAl合金層の側
壁全体が良好な垂直形状になるように加工することがで
きる。また、このAl配線又はAl合金配線を加工する
際、レジストの形状を改良した以外のエッチング条件は
従来の場合と同一条件とするため、このドライエッチン
グにおける対レジスト選択比は従来よりも低下すること
はなく、高い対レジスト選択比を確保することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を説明する。図1〜図4は、それぞ
れ本発明の一実施形態に係るAl系多層配線の加工方法
を説明するための工程断面図である。先ず、図1に示さ
れるように、半導体基板10上に、例えばプラズマTE
OS(Tetra-Ethyl-Ortho-Silicate)プロセスを用いて
下地酸化膜12を形成する。続いて、この下地酸化膜1
2上に、厚さ50nmのTiバリアメタル層14、厚さ
500nmのAl−Cu合金層16、及び厚さ100n
mのTiNキャップメタル層18を順に積層する。な
お、このTiNキャップメタル層18は、次のレジスト
のパターニング工程における露光の際の反射防止膜とし
て機能させるものである。
【0017】続いて、このTiNキャップメタル層18
上に、レジスト20を塗布した後、フォトリソグラフィ
技術を用いて、所定の配線パターンにパターニングす
る。そしてこのパターニングにおいて、通常の場合の露
光よりも不足気味の露光を行うことにより、TiNキャ
ップメタル層18に接するレジスト20底面から100
nm程度の高さまでの所謂レジスト20下端部の形状
を、レジスト幅が上方から下方に向かってテーパー状に
広がる裾引き形状とすることに本実施形態の特徴があ
る。このため、レジスト20上端部における線幅は設計
寸法通り例えば500nmであるのに対し、TiNキャ
ップメタル層18に接するレジスト20底面における線
幅は、パターニングプロセスによる寸法変換差を生じ
て、例えば560nmになる。
【0018】次いで、図2に示されるように、下端部の
形状が裾引き形状となるようにパターニングしたレジス
ト20をマスクとして、ドライエッチングを行う。この
ときのエッチング装置としてはECR(Electron Cyclo
tron Resonance;電子サイクロトロン共鳴)プラズマエ
ッチャを使用し、エッチングガスとしては塩素系ガス、
例えばBCl3 /Cl2 混合ガスを使用する。また、そ
の他のエッチング条件は従来の場合と同一条件とする。
従って、このドライエッチングにおける対レジスト選択
比は従来よりも低下することはなく、高い対レジスト選
択比を確保することができる。
【0019】レジスト20をマスクとして、先ずTiN
キャップメタル層18のドライエッチングを行い、続い
て、Al−Cu合金層16のドライエッチングを開始す
る。このとき、エッチングされるAl−Cu合金層16
側壁には側壁保護膜22が形成される。この側壁保護膜
22は、レジスト20がイオンによりスパッタされ、そ
れによって分解されたレジスト分解生成物に由来するC
ClX ポリマー等の炭素系反応生成物が再付着したもの
である。
【0020】従来の場合、この側壁保護膜22はレジス
ト20上面へのイオンによるスパッタリングによって供
給されるものに限られていた。このため、エッチング開
始直後においてはレジスト20の高さが高く、且つレジ
スト20上面の面積が小さいことにより、レジスト20
上面からAl−Cu合金層16側壁への炭素系反応生成
物の供給量は未だ少なく、エッチング初期におけるAl
−Cu合金層16側壁には十分な側壁保護膜22が形成
されなかった。従って、この不十分な側壁保護膜22に
よってはCl* を主要なエッチング種とするAl−Cu
合金層16の等方性エッチングによる水平方向へのエッ
チングを十分に抑制することができないため、TiNキ
ャップメタル層18直下のAl−Cu合金層16側壁に
くびれ状のノッチが発生していた。
【0021】しかし、本実施形態においては、TiNキ
ャップメタル層18に接するレジスト20下端部が裾引
き形状となっているため、Al−Cu合金層16側壁に
付着する炭素系反応生成物はレジスト20上面へのスパ
ッタリングによって供給されるだけでなく、図中に破線
で示される裾引き形状にはみ出している部分のレジスト
20へのスパッタリングによっても供給される。しか
も、図中の矢印に示されるように、レジスト20下端部
の裾引き形状部分で生成された炭素系反応生成物がTi
Nキャップメタル層18直下のAl−Cu合金層16側
壁に付着するまでの軌跡は、レジスト20上面で生成さ
れた炭素系反応生成物が同じAl−Cu合金層16側壁
に付着するまでの軌跡よりも遥に短い。従って、エッチ
ング初期においても、十分な量の側壁保護膜22がTi
Nキャップメタル層18直下のAl−Cu合金層16側
壁に形成されるため、TiNキャップメタル層18直下
のAl−Cu合金層16側壁のみが等方的にエッチング
されてくびれ状のノッチが発生するということはなくな
り、疑似異方性のエッチングにより垂直形状に加工され
る。
【0022】次いで、図3に示されるように、レジスト
20をマスクとするAl−Cu合金層16のドライエッ
チングを続行するが、この段階においてはAl−Cu合
金層16側壁に付着する炭素系反応生成物は、レジスト
20下端部の裾引き形状部分からの供給がなくなるもの
の、スパッタリングによって高さが次第に低くなったレ
ジスト20上面からの供給量が増加してくる。従って、
Al−Cu合金層16の水平方向へのエッチングを抑制
するに十分な側壁保護膜22がAl−Cu合金層16側
壁に形成されるため、Al−Cu合金層16は垂直形状
にエッチングされる。そしてこうしたAl−Cu合金層
16のドライエッチングを行った後、続いてTiバリア
メタル層14のドライエッチングを行う。
【0023】次いで、図4に示されるように、例えばプ
ラズマアッシャを使用して、レジスト20及び側壁保護
膜22を剥離する。なお、この場合、残滓を残すことな
く効率的に側壁保護膜22を剥離する方法として、弗素
系化合物と塩素系化合物とを含むエッチングガスを用い
て除去する方法が提案されており(特開平7−1225
41号参照)、この方法を用いてもよい。こうして半導
体基板10上に、下地酸化膜12を介して順に積層され
たTiバリアメタル層14、Al−Cu合金層16、及
びTiNキャップメタル層18からなる多層構造の配線
が形成される。
【0024】以上のように本実施形態によれば、レジス
ト20を所定の配線パターンにパターニングする際に、
レジスト20下端部の形状をレジスト幅が上方から下方
に向かってテーパー状に広がる裾引き形状とし、このレ
ジスト20をマスクとしてAl−Cu合金層16のドラ
イエッチングを行うことにより、Al−Cu合金層16
側壁に付着する炭素系反応生成物がレジスト20上面か
らのみならず、裾引き形状にはみ出している部分のレジ
スト20からも供給されるため、エッチング初期におい
ても、十分な量の側壁保護膜22をAl−Cu合金層1
6側壁に形成することができる。従って、この十分な量
の側壁保護膜22によってAl−Cu合金層16の水平
方向へのエッチングの進行を抑制し、TiNキャップメ
タル層18直下のAl−Cu合金層16側壁のみが等方
的エッチングされてくびれ状のノッチが発生することを
防止して、垂直形状にエッチングすることができる。
【0025】なお、上記実施形態においては、Al合金
層としてAl−Cu合金層16を用いる場合について述
べたが、これに限定されることはなく、例えばAl−S
i合金層、Al−Si−Cu合金層、Al−Si−Ti
合金層等を用いる場合にも本発明を適用することができ
る。更に、Al合金層の代わりに、Al層を用いる場合
にも本発明を適用することができる。また、キャップ層
としてTiNキャップメタル層18を用いているが、メ
タル層の代わりに、例えばシリコン酸化膜等をキャップ
層として用いてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明に係
る半導体装置の製造方法によれば、塩素を構成元素とす
るエッチングガスを用いてキャップ層及びAl層又はA
l合金層をドライエッチングする際に、所定の配線パタ
ーンにパターニングするレジストの下端部の形状をレジ
スト幅が上端部よりもテーパー状に広がる裾引き形状と
し、このレジスト下端部の形状が裾引き形状となるよう
にパターニングしたレジストをマスクとしてキャップ層
及びAl層又はAl合金層をエッチングすることによ
り、エッチング初期におけるAl層又はAl合金層の側
壁に十分な量の側壁保護膜を形成することができるた
め、キャップ層直下のAl層又はAl合金層において
も、その水平方向へのエッチングの進行を抑制してくび
れ状のノッチが発生することを防止し、Al層又はAl
合金層の側壁全体が良好な垂直形状になるように加工す
ることができる。また、このAl配線又はAl合金配線
の加工において、レジストの形状を改良した以外のエッ
チング条件は従来の場合と同一条件とするため、このド
ライエッチングにおける対レジスト選択比は従来よりも
低下することはなく、高い対レジスト選択比を確保する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るAl系多層配線の加
工方法を説明するための工程断面図(その1)である。
【図2】本発明の一実施形態に係るAl系多層配線の加
工方法を説明するための工程断面図(その2)である。
【図3】本発明の一実施形態に係るAl系多層配線の加
工方法を説明するための工程断面図(その3)である。
【図4】本発明の一実施形態に係るAl系多層配線の加
工方法を説明するための工程断面図(その4)である。
【図5】従来のAl系多層配線の加工方法を説明するた
めの工程断面図(その1)である。
【図6】従来のAl系多層配線の加工方法を説明するた
めの工程断面図(その2)である。
【図7】従来のAl系多層配線の加工方法におけるくび
れ状のノッチの形成について説明するための工程断面図
である。
【符号の説明】
10……半導体基板、12……下地酸化膜、14……T
iバリアメタル層、16……Al−Cu合金層、18…
…TiNキャップメタル層、20……レジスト、22…
…側壁保護膜、30……半導体基板、32……下地酸化
膜、34……Tiバリアメタル層、36……Al−Cu
合金層、38……TiNキャップメタル層、40……レ
ジスト、42……Cl* 、44……Alx Cly 、46
……側壁保護膜、48……イオン、50……炭素系反応
生成物、52……くびれ状のノッチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム層又はアルミニウム合金層
    上にキャップ層を有する多層構造の配線を加工する半導
    体装置の製造方法であって、 前記キャップ層上に塗布したレジストを所定の形状にパ
    ターニングする際に、前記キャップ層に接する前記レジ
    スト下端部の形状を、レジスト幅が上端部よりもテーパ
    ー状に広がる裾引き形状とする工程と、 前記レジスト下端部の形状が裾引き形状となるようにパ
    ターニングした前記レジストをマスクとして、前記キャ
    ップ層及び前記アルミニウム層又は前記アルミニウム合
    金層をエッチングする工程と、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記レジストをマスクとする前記キャップ層及び前記ア
    ルミニウム層又は前記アルミニウム合金層のエッチング
    が、塩素を構成元素とするエッチングガスを用いるドラ
    イエッチングであることを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
JP24742596A 1996-09-19 1996-09-19 半導体装置の製造方法 Pending JPH1092824A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24742596A JPH1092824A (ja) 1996-09-19 1996-09-19 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24742596A JPH1092824A (ja) 1996-09-19 1996-09-19 半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1092824A true JPH1092824A (ja) 1998-04-10

Family

ID=17163255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24742596A Pending JPH1092824A (ja) 1996-09-19 1996-09-19 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1092824A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016167509A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 東京エレクトロン株式会社 プラズマエッチング方法およびプラズマエッチング装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016167509A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 東京エレクトロン株式会社 プラズマエッチング方法およびプラズマエッチング装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6177353B1 (en) Metallization etching techniques for reducing post-etch corrosion of metal lines
JPH1171689A (ja) プラズマ処理室中での積層物の選択された部分のエッチング法及びエッチングする間の側壁ポリマー堆積の低減法
US7537998B2 (en) Method for forming salicide in semiconductor device
JPH08321544A (ja) 配線形成法
JPH07147271A (ja) 半導体装置の製造方法
US5773890A (en) Semiconductor device that prevents peeling of a titanium nitride film
US20040038547A1 (en) Method of etching a metal layer using a mask, a metallization method for a semiconductor device, a method of etching a metal layer, and an etching gas
JPH1027804A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH1092824A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3324466B2 (ja) 金属配線のドライエッチング方法
JP3750231B2 (ja) 積層配線の形成方法
US20180331044A1 (en) Semiconductor device and fabrication method thereof
JP2006228986A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2002169302A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH07263425A (ja) 積層配線のドライエッチング方法
US6998347B2 (en) Method of reworking layers over substrate
JP3956118B2 (ja) 半導体装置の製造方法及びその半導体装置
CN101290906A (zh) 半导体器件的制造方法
JPH0864580A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH05182937A (ja) ドライエッチング方法
JP2000311885A (ja) 金属積層配線を有する半導体装置およびその製造方法
JP4620964B2 (ja) 金属膜のパターン形成方法
JP3541329B2 (ja) ドライ・エッチング方法
JPH05206125A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH07111265A (ja) 配線の形成方法