JPH1092475A - 非水系二次電池の特性演算装置 - Google Patents

非水系二次電池の特性演算装置

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JPH1092475A
JPH1092475A JP8247863A JP24786396A JPH1092475A JP H1092475 A JPH1092475 A JP H1092475A JP 8247863 A JP8247863 A JP 8247863A JP 24786396 A JP24786396 A JP 24786396A JP H1092475 A JPH1092475 A JP H1092475A
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JP8247863A
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Koji Morita
幸治 盛田
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電流変化のない場合でも非水系二次電池の使用
中の内部抵抗や開放電圧を算出できる特性演算装置を提
供する。 【解決手段】端子電圧V、Vの時間微分値、電流I、I
の時間微分値および電流の積算値qを入力し、初期の放
電量Qとqとの関係をq=ηQと表した際のηと、内部
抵抗Rとの初期値を設定し、そのηとRの値を用いて、
qの関数としての開放電圧E(q)を第1のマップから
求め、その微分値E(q)/dqを第2のマップから求
め、そのE(q)とE(q)/dqの値が検出したV、I
に適合するように、ηとRの値を変化させながら下記の
残差δ1、δ2の平方和Sが判定収束値以下になるように
フィティング演算を行なうことによってRを算出する。 δ1=V−E(q)−I×R δ2=(dV/dt)−I×〔dE(q)/dq〕−R×
(dI/dt) S=δ1 2+δ2 2

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水系電解質を用
いた二次電池(例えばリチウムイオン電池)の使用中に
おける各種特性、すなわち放電時等における開放電圧、
内部抵抗等を演算する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】二次電池の内部抵抗の値は、二次電池の
放電容量(放電可能な残存容量)等を求める際に必要な
数値であり、また内部抵抗を求めるには開放電圧を求め
る必要がある。すなわち、或る時点t1における電流と
端子電圧をI1、V1とし、開放電圧をE、内部抵抗をR
とすれば、 I1×R=E−V1 ∴ R=(E−V1)/I1 となるので、電流I1、端子電圧V1、開放電圧Eから内
部抵抗Rを演算で求めることが出来る。
【0003】しかし、使用中(放電中や充電中)の開放
電圧Eは放電量や充電量に応じて変化するので、予め求
めておいた値を用いることは出来ず、かつ二次電池の放
電中や充電中には、開放電圧を計測することは出来ない
ので、他の方法を用いて内部抵抗を算出している。
【0004】従来の非水系二次電池の開放電圧および内
部抵抗の演算装置としては、例えば電流変化に対する電
圧変化で内部抵抗を演算するものがある。すなわち、時
点t1における電流、電圧をI1、V1とし、その後の時
点t2における電圧、電流をI2、V2とし、内部抵抗を
Rとした場合、 (I2−I1)R=V1−V2 ∴ R=(V1−V2)/(I2−I1) となるので、異なった二つの時点t1とt2における端子
電圧と電流を計測することによって内部抵抗Rの値を演
算することが出来る。そして内部抵抗Rが求まれば、 E=(I1×R)+V1 によって開放電圧Eを算出することが出来る。また、放
電容量は、例えば内部抵抗と放電容量との相関関係を記
憶したマップから、その時の内部抵抗に応じた値を読み
出すことによって求められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一定電流で放
電や充電をする場合には、上記のI2−I1=0となるた
め、上記の方法では使用中の内部抵抗Rを演算すること
が出来ず、したがって他の諸特性も演算できない、とい
う問題があった。
【0006】本発明は、上記のごとき問題を解決するた
めになされたものであり、一定電流放電時のように電流
変化のない場合でも非水系二次電池の使用中における内
部抵抗や開放電圧等の特性を算出することの出来る演算
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、特許請求の範囲に記載するよう
に構成している。すなわち、請求項1に記載の発明にお
いては、初期の放電量Qと開放電圧Eとの関係を記憶し
た第1のマップと、初期の放電量Qと開放電圧Eの放電
量微分値dE(q)/dqとの関係を記憶した第2のマ
ップと、を用い、端子電圧Vと、端子電圧の時間微分値
dV/dtと、電流Iと、電流の時間微分値dI/dt
と、電流の積算値qとを入力し、初期の放電量Qと電流
積算値qとの関係をq=ηQと表した際のηおよび非水
系二次電池の内部抵抗Rの初期値を設定し、上記の設定
したηの値を用いて、上記積算値qの関数としての開放
電圧E(q)を上記第1のマップから求め、上記E(q)
の放電量微分値E(q)/dqを上記第2のマップから
求め、その求めたE(q)の値とE(q)/dqの値が実
際に検出した電圧V、電流Iに適合するように、上記η
とRの値を変化させながら下記の残差δ1、δ2の平方和
Sが所定の判定収束値以下になるようにフィティング演
算を行ない、その結果として求められた内部抵抗Rの値
を上記非水系二次電池の内部抵抗とするものである。
【0008】上記の残差δ1、δ2およびその平方和S
は、下記の数式で示される。 δ1=V−E(q)−I×R δ2=(dV/dt)−I×〔dE(q)/dq〕−R×
(dI/dt) S=δ1 2+δ2 2 なお、上記「初期の放電量Q」の「初期」とは、第1お
よび第2のマップ作成時から非水系二次電池の劣化がな
い場合、すなわち一般的には電池が新品の場合を意味す
る。また、端子電圧や電流の時間微分値とは、端子電圧
や電流を時間について微分した値dV/dt、dI/d
tを意味し、同様に、開放電圧Eの放電量微分値とは開
放電圧Eを放電量Qについて微分した値dE/dQを意
味する。そして開放電圧Eは電流積算値qの関数として
E(q)と表すことができ、かつq=ηQであるから、
E(q)=E(ηQ)であり、置換微分によってdE
(q)/dq=(1/η)〔dE(Q)/dQ〕であるの
で、第1のマップからE(q)を、第2のマップからd
E(q)/dqを求めることが出来る。
【0009】上記のように、請求項1の発明において
は、予め判っている初期の放電量Qの特性から劣化によ
ってηだけ変化した特性における値を、ηとRの値を仮
決めして求め、その値を実際に測定した端子電圧や電流
に一致させるようにηとRの値を順次変更してフィティ
ング演算を行なうことにより、正しいηとRの値を求め
るものである。
【0010】また、請求項2に記載の発明においては、
電流の積算値qと上記のフィティング演算の結果として
求められたηからそのときの放電量Q=q/ηを求め、
その値に対応した開放電圧Eを上記第1のマップから求
めるものである。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、検出した
電流Iが0になる毎に、検出した端子電圧Vに応じて上
記第1のマップから放電量Qを逆算し、前回の放電時に
おける演算結果で求めたηを用いて、q=ηQから電流
積算値qを算出し、実測した電流積算値に代えて上記の
算出した電流積算値を用いるようにリセットするもので
ある。このように構成することにより、I=0すなわち
放電を停止する毎に、実際の電流積算値をリセットして
演算値と置換するので、電流積算によって生じる誤差を
無くすことが出来る。
【0012】また、請求項4に記載の発明においては、
電圧センサと電圧微分手段との間、および電流センサと
電流微分手段との間にローパスフィルタを設け、ノイズ
を除去するようにしたものである。
【0013】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、一定電流
放電時のように電流変化が無い場合でも、二次電池使用
中における内部抵抗や開放電圧を正確に計測できる、と
いう効果が得られる。
【0014】また、請求項3に記載のように、電流積算
値のリセットロジックを設けた場合には、電流積算値が
ズレてしまった場合にも、電流Iが0になる度、すなわ
ち電池の使用が停止される毎に電流積算値を計算値と置
換することにより、正確に内部抵抗や開放電圧を求める
ことができる、という効果が得られる。
【0015】また、請求項4に記載のように、ローパス
フィルタを挿入した場合には、ノイズを低下させるよっ
て電圧微分手段や電流微分手段の出力が安定し、正確に
内部抵抗や開放電圧を求めることが出来る、という効果
が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図面に基づいて
説明する。図1は、この発明の第1の実施の形態を示す
ブロック図である。図1において、1は非水系二次電池
(例えばリチウムイオン電池、以下、単に電池と記
す)、2は電池1の端子電圧(以下、単に電圧と記す)
を計測する電圧センサ、3は電圧センサ2の出力の時間
微分を求める電圧微分手段、4は電池1を流れる電流を
計測する電流センサ、5は電流センサ4の出力の時間微
分を求める電流微分手段、6は電流センサ4の出力すな
わち電池1を流れる電流値を積算する電流積算手段、7
は電池1における初期の放電量Qと開放電圧Eとの関係
を示すマップ、8は電池1における初期の放電量Qと開
放電圧Eの放電量微分dE/dQとの関係を示すマッ
プ、9はフィティング演算およびその他の演算を行なう
演算手段、10は演算手段9の演算内容を出力する出力
端子、11と11’は電池1の端子である。この端子1
1、11’には図示しない負荷(例えば電動機や駆動制
御回路等)や充電機が接続される。
【0017】なお、上記の初期の放電量Qの「初期」と
は、マップ7、8の作成時から非水系二次電池の劣化が
ない場合、すなわち一般的には電池が新品の場合を意味
する。マップ7に示すように、放電量Qが大きくなる
(放電が進む)と開放電圧Eは低下する特性となる。ま
た、マップ8に示すように、放電量Qと開放電圧Eの放
電量微分dE/dQとの関係は、放電量Qが非常に大き
い場合(放電終了直前)を除いて、Qの値によらずほぼ
一定になる。また、上記の電圧微分手段3、電流微分手
段5、電流積算手段6および演算手段9の部分は、例え
ばCPU、RAM、ROM、入出力装置等からなるコン
ピュータで構成することが出来る。
【0018】次に作用を説明する。開放電圧Eは放電量
(電流の積算値にほぼ対応)に応じて変化するので、電
流の積算値をqとした場合に、その関数形E(q)とし
て表すことが出来る。そして電圧V、開放電圧E
(q)、電流Iおよび内部抵抗Rには、下記(数1)式
の関係が成り立つ。 V=E(q)+I×R …(数1) また、上記(数1)式を微分した下記(数2)式も成立
する。
【0019】 (dV/dt)=I×〔dE(q)/dq〕+R×(dI/dt)…(数2) ただし、dE(q)/dt=〔dE(q)/dq〕×(dq/dt) =〔dE(q)/dq〕×I また、初期(電池の劣化がない場合、すなわち電池が新
品の場合)の放電量Qと開放電圧Eとの関係(マップ
7)は図2の曲線Aで示すようになる。しかし、電池が
劣化するにつれて開放電圧Eの低下の程度が急になり、
曲線Bで示すようになる。したがって計測した電流の積
算値qをそのまま放電量Qとしてマップ7を用いると、
電池の劣化に応じた誤差が生じることになる。そのため
初期の放電量Qと電流積算値qとの関係を次のように設
定する。
【0020】図2に示した開放電圧の放電量依存性は、
横軸を伸縮して表すことが出来るので、この伸縮率をη
とし、初期の放電量Qと電流積算値qとの関係を、下記
(数3)式に示すように置く。 q=ηQ …(数3) 上記のηの値が適正であれば、図2の曲線Bに適合する
ことになり、電池の劣化程度を含めた正確な値を求める
ことが出来る。
【0021】上記のように変数変換することに伴い、d
E(q)/dqは置換微分により初期の放電量Qと開放
電圧Eの放電量微分dE/dQのマップ8に置き換えら
れ、dE(q)/dqは下記(数4)式で示される。 dE(q)/dq=(1/η)×〔dE(Q)/dQ〕 …(数4) 上記(数4)式に示すように、開放電圧E(q)の微分
値dE(q)/dqは伸縮率ηと初期の開放電圧Eの微
分値とで表すことが出来る。したがって、適当な伸縮率
ηと内部抵抗Rの初期値を定め、上記ηを用いてマップ
7からE(q)を求め、マップ8からdE(q)/dqを
求め、それと上記のRと電圧V、電流Iおよびそれらの
微分値とを用いて前記(数1)式、(数2)式のフィテ
ィング演算(詳細後述)を行なうことにより、電池の劣
化程度を加味した実際の値に適合した伸縮率ηと内部抵
抗Rの値を求めることが出来る。そして、開放電圧E
(q)は、前記(数3)式からQ=q/ηであるから、
電流の積算値qと上記の求めたηからそのときの放電量
Qを求め、その値に対応してマップ7から求めることが
出来る。
【0022】以下、上記の演算を、図3に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。 (ステップS1)電圧センサ2で検出した電圧Vと、電
圧微分手段3で求めた電圧Vの時間微分値dV/dt
と、電流センサ4で検出した電流Iと、電流微分手段5
で求めた電流の時間微分値dI/dtと、電流積算手段
6で求めた電流の積算値qとを、それぞれ読み込む。
【0023】(ステップS2)伸縮率ηと内部抵抗Rの
値を初期化する。なお、η、Rの初期値は前回の演算結
果(前回の放電時における値)を利用する。
【0024】(ステップS3)前記の(数3)式に基づ
いて放電量qと放電量Qの変換を行なう。そして変数変
換後のQに対応して、マップ7からE(q)=E(ηQ)
を求め、マップ8からE(q)/dq=(1/η)×
〔dE(Q)/dQ〕を求める。
【0025】(ステップS4)設定したη、Rの値を用
いて演算したE(q)の値とE(q)/dqの値が実際に
検出した電圧V、電流Iに適合しているか否かの判定を
行なう。この判定は残差δ1、δ2の平方和Sが所定の判
定収束値以下か否かで判定する。まず、残差δ1は、前
記(数1)式から求めた下記(数5)式で示される。 δ1=V−E(q)−I×R …(数5) また、残差δ2は前記(数2)式から求めた下記(数
6)式で示される。 δ2=(dV/dt)−I×〔dE(q)/dq〕−R×(dI/dt) …(数6) 上記(数5)式および(数6)式の各数値において、
V、I、dV/dtおよびdI/dtは、前記電圧セン
サ2、電圧微分手段3、電流センサ4、電流微分手段5
から読み込んだ値を用い、Rは前記の設定した値を用
い、E(q)とdE(q)/dqは前記の設定したηとマ
ップ7、マップ8から上記ステップS3で求めた値を用
いる。また、残差の平方和Sは下記(数7)式で示され
る。 S=δ1 2+δ2 2 …(数7) 上記の残差の平方和Sが予め定めた判定収束値Sminを
下回ったか否かを判定する。下回った場合には収束した
ものとして演算を終了し、上回った場合には収束途上と
いうことでη、Rを微増または微減してステップS3へ
戻る。例えば微増してSが低下した場合には続けて微増
し、微増してSが増加した場合には微減することによ
り、漸次、Sを減少させることが出来る。
【0026】上記の演算により、最初はステップS2で
設定したη、Rの初期値に応じて求められた値であった
ものが、次第に残差δ1、δ2の平方和Sが小さくなるよ
うにη、Rの値が変更され、最終的には残差の平方和S
が予め定めた判定収束値Smin以下になるように、すな
わち、ηとRの値が最も適合した値になるように決定さ
れる。内部抵抗Rの値は、上記の演算結果の値そのもの
である。また、開放電圧E(q)は、前記(数3)式か
らQ=q/ηであるから、電流の積算値qと上記の求め
たηからそのときの放電量Qを求め、その値に対応した
開放電圧Eをマップ7から求める。
【0027】上記のようにして求められたηとRの値
は、出力端子10から出力され、後続の演算、例えば放
電容量の演算や、充放電制御等に利用される。なお、放
電容量は、例えば内部抵抗Rと放電容量との相関関係を
記憶したマップから、その時の内部抵抗Rに応じた値を
読み出すことによって求められる。
【0028】次に、図4は、本発明の第2の実施の形態
を示すフローチャートである。この実施の形態は、前記
図3のフローチャートに、ステップS5とS6に示す電
流積算値qのリセットロジックを加えたものである。図
4において、ステップS1〜S4は前記図3と同じなの
で、ステップS5とS6のみを説明する。
【0029】(ステップS5)電流I=0であるか否か
を判断し、I≠0(電池使用中)ではステップS2へ進
む。I=0(電池不使用中)ならばステップS6へ進
む。
【0030】(ステップS6)電池が不使用の時は、そ
れまでに実測した電流積算値qの値を、演算したqの値
と置換する。すなわち、電池不使用時には電流I=0で
あって端子電圧V=開放電圧Eであるから、検出した電
圧V=Eに応じてマップ7から放電量Qを逆算し、前回
の演算結果で求めたηを用いて、q=ηQからを電流積
算値qを算出し、それを実測した値と置換する。
【0031】上記のように、電流I=0になる毎に、実
測した電流積算値qをリセットして算出した値に代える
ことにより、積算の過程で電流積算値に生じる誤差を無
くし、正確な計算を行なうことが出来る。例えば、電気
自動車用のモータ駆動用電池の場合には、使用(モータ
駆動時)と不使用とが繰り返されるので、不使用になる
毎に電流積算値qをリセットして算出した値に代えるこ
とにより、常に正確な値に保つことが出来る。
【0032】次に、図5は、本発明の第3の実施の形態
を示すブロック図である。この実施の形態は、図1の構
成に加えて、電圧センサ2と電圧微分手段3との間にロ
ーパスフィルタ12を、電流センサ4と電流微分手段5
との間にローパスフィルタ13を接続したものである。
なお、ローパスフィルタのカットオフ周波数は、電圧、
電流の通常の変化速度以上の変化を遮断する値に設定す
る。
【0033】このように電圧検出値および電流検出値を
ローパスフィルタに通してノイズを低下させることによ
り、電圧微分手段3や電流微分手段5の出力が安定し、
正確に内部抵抗や開放電圧を求めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図。
【図2】開放電圧と放電量との関係を示す特性図。
【図3】第1の実施の形態における演算処理を示すフロ
ーチャート。
【図4】本発明の第2の実施の形態における演算処理を
示すフローチャート。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示すブロック図。
【符号の説明】
1…非水系二次電池 2…電圧セン
サ 3…電圧微分手段 4…電流セン
サ 5…電流微分手段 6…電流積算
手段 7…電池1における初期の放電量Qと開放電圧Eとの関
係を示すマップ 8…電池1における初期の放電量Qと開放電圧Eの放電
量微分dE/dQとの関係を示すマップ 9…演算手段 10…演算手段
9の出力端子 11、11’…電池1の端子 12、13…ローパ
スフィルタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非水系二次電池の端子電圧Vを検出する電
    圧センサと、 上記端子電圧の時間微分値dV/dtを求める電圧微分
    手段と、 上記非水系二次電池に流れる電流Iを検出する電流セン
    サと、 上記電流の時間微分値dI/dtを求める電流微分手段
    と、 上記電流の積算値qを求める電流積算手段と、 初期の放電量Qと開放電圧Eとの関係を記憶した第1の
    マップと、 初期の放電量Qと開放電圧Eの放電量微分値dE/dQ
    との関係を記憶した第2のマップと、 上記端子電圧Vと、上記端子電圧の時間微分値dV/d
    tと、上記電流Iと、上記電流の時間微分値dI/dt
    と、上記電流の積算値qとを入力し、上記初期の放電量
    Qと電流積算値qとの関係をq=ηQと表した際のηお
    よび上記非水系二次電池の内部抵抗Rの初期値を設定
    し、上記の設定したηの値を用いて、上記積算値qの関
    数としての開放電圧E(q)を上記第1のマップから求
    め、上記E(q)の放電量微分値E(q)/dqを上記第
    2のマップから求め、その求めたE(q)の値とE(q)
    /dqの値が実際に検出した電圧V、電流Iに適合する
    ように、上記ηとRの値を変化させながら下記の数式に
    示す残差δ1、δ2の平方和Sが所定の判定収束値以下に
    なるようにフィティング演算を行ない、その結果として
    求められた内部抵抗Rの値を上記非水系二次電池の内部
    抵抗として算出する演算手段と、 を備えたことを特徴とする非水系二次電池の特性演算装
    置。 δ1=V−E(q)−I×R δ2=(dV/dt)−I×〔dE(q)/dq〕−R×
    (dI/dt) S=δ1 2+δ2 2
  2. 【請求項2】請求項1に記載の非水系二次電池の特性演
    算装置において、 電流の積算値qと上記のフィティング演算の結果として
    求められたηからそのときの放電量Q=q/ηを求め、
    その値に対応した開放電圧Eを上記第1のマップから求
    める手段を備えたことを特徴とする非水系二次電池の特
    性演算装置。
  3. 【請求項3】上記の電流Iが0になる毎に、検出した端
    子電圧Vに応じて上記第1のマップから放電量Qを逆算
    し、前回の放電時における演算結果で求めたηを用い
    て、q=ηQから電流積算値qを算出し、実測した電流
    積算値に代えて上記の算出した電流積算値を用いるよう
    にリセットする手段を備えたことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の非水系二次電池の特性演算装
    置。
  4. 【請求項4】上記電圧センサで検出した端子電圧を第1
    のローパスフィルタを介して上記電圧微分手段に与え、
    上記電流センサで検出した電流を第2のローパスフィル
    タを介して上記電流微分手段に与えることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載の非水系二次電池
    の特性演算装置。
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