JPH1092112A - ディジタルデータ系列同期再生方法および同期再生装置 - Google Patents

ディジタルデータ系列同期再生方法および同期再生装置

Info

Publication number
JPH1092112A
JPH1092112A JP24373596A JP24373596A JPH1092112A JP H1092112 A JPH1092112 A JP H1092112A JP 24373596 A JP24373596 A JP 24373596A JP 24373596 A JP24373596 A JP 24373596A JP H1092112 A JPH1092112 A JP H1092112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital data
data sequence
synchronization
synchronous
digital audio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24373596A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Takahashi
幸夫 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Columbia Co Ltd
Original Assignee
Nippon Columbia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Columbia Co Ltd filed Critical Nippon Columbia Co Ltd
Priority to JP24373596A priority Critical patent/JPH1092112A/ja
Publication of JPH1092112A publication Critical patent/JPH1092112A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルデータ信号を劣化させることな
く、ディジタル信号の正確な同期を実現するディジタル
データ系列同期再生方法を提供する。 【解決手段】 第1,第2のディジタルオーディオ再生
機1,2から同一の第3のディジタルオーディオ系列を
再生し、この第3のディジタルオーディオ系列そのもの
の相対的な遅れ量もしくは進み量を手掛かりにして、第
1,第2のディジタルオーディオ再生機1,2から再生
された第1,第2のディジタルオーディオ系列の相対的
な遅れ時間または進み時間をサンプリング周期単位で補
正することにより、第1,第2,第3のディジタルオー
ディオ系列の完全な同期再生が得られるディジタルデー
タ系列同期再生装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ディジタルオーディオ等のデ
ィジタルデータ系列を正確に同期させて記録媒体から再
生するためのディジタルデータ系列同期再生方法および
ディジタルデータ系列同期再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平1−91389号公報に記載され
ているように、DAT(ディジタルオーディオテープレ
コーダ)において、固定ヘッド用トラック、または、回
転ヘッド用傾斜トラック上のサブコードエリアにSMP
TE(動画・テレビ技術者協会、Society of
Motion Picture & Televis
ion Enginerrs)あるいはEBU(ヨーロ
ッパ放送連合、European Broadcast
ing Union)で規格化されたタイムコード信号
を記録して、DATとVTR(ビデオテープレコーダ)
とを同期運転するものが知られている。
【0003】2台のDATを同期運転させながら再生す
る場合にも、録音時に両テープにSMPTEタイムコー
ドを記録しながら音声の記録を行ない、再生時に、2台
のDATから再生されるSMPTEタイムコードが同じ
値で読み出されるように、シンクロナイザと呼ばれる同
期装置によって、片方のスレーブ側となるDATに調走
をかけて同期を実現することが考えられる。
【0004】しかし、SMPTEタイムコード信号の最
小単位である1フレーム単位は、1テレビジョンフレー
ム(NTSC方式では1/30秒)と同一である。SM
PTEタイムコード信号を用いた同期精度は、1テレビ
フレームの1/100に相当する1/3000秒(サブ
フレームといわれる)程度であり、ディジタルオーディ
オ信号が1/44100秒単位で記録されているのに比
べ、はるかに粗い同期精度(ディジタルオーディオの約
15サンプル分に相当する)となる。したがって、1テ
レビジョンフレームを映像1枚の時間単位とするビデオ
信号に対しては、実用上同期がとれている状態であって
も、ディジタルオーディオ信号の記録単位での同期制御
はできないという欠点があった。
【0005】SMPTEタイムコードは、元来アナログ
のビデオ信号を前提にして作られたタイムコードである
ため、同期をかける際の精度はサブフレームでよい。と
ころが、ディジタルオーディオの作業においては、その
サンプリング時間(1/サンプリング周波数)以下の精
度で両者の信号が同期していなけければ、真の同期は実
現されていないことになるため不都合が生じる。
【0006】ディジタルオーディオにおいてもSMPT
Eタイムコードを時間管理や同期のための手段として利
用している。しかし、これはSMPTEタイムコードが
標準タイムコードであることと、VTRを記録装置とし
て使用することが多いこと、そして、ビデオ映像との同
期が実用上頻繁に行なわれることなどが理由となってい
るだけで、ディジタルオーディオ本来の同期のためには
精度が1桁以上低い同期信号であるといわざるを得な
い。
【0007】また、タイムコードが記録されていない場
合や、従来のディジタルビデオテープレコーダ、ディジ
タルオーディオテープレコーダ用のシンクロナイザを持
たない2つの再生機の間では、同期させることは全く不
可能であった。
【0008】特開平6−195957号公報に記載され
ているように、本来16ビット/サンプルで表わされて
いるCD(コンパクトディスク)またはDATのディジ
タルオーディオ信号の1または複数のビットを付加的制
御情報に割り当てて、スライド映写機を制御するものが
知られている。この従来技術によれば、付加的制御情報
を同期ビットとした場合、ディジタルオーディオ信号の
サンプリング周期と同じ1/44100秒精度の同期を
得ることが可能である。しかし、その場合、同期ビット
が、例えば同じ1のビットであるため、同期ずれを検出
できないという欠点があった。また、ディジタルオーデ
ィオ信号に割り当てられるビット数が15ビット/サン
プルとなり音質が劣化するという欠点があった。
【0009】このように、ディジタルオーディオ信号の
記録単位であるサンプリング周期(1/44100秒)
単位でディジタルオーディオ信号を正確に同期させるこ
とは困難であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した問題点に鑑みてなされたもので、ディジタルオーデ
ィオ信号、ディジタルビデオ信号、あるいは、その他の
ディジタルデータ信号を劣化させることなく、ディジタ
ル信号の正確な同期を実現するディジタルデータ系列同
期再生方法およびディジタルデータ系列同期再生装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
おいては、第1の情報記録媒体から第1のディジタルデ
ータ系列を、第2の情報記録媒体から第2のディジタル
データ系列を同期再生するディジタルデータ系列同期再
生方法において、第1,第2の情報記録媒体は、それぞ
れ同一の第3のディジタルデータ系列が記録されたチャ
ンネルを有し、第1,第2の情報記録媒体から再生され
た第3のディジタルデータ系列の相対的な遅れ量もしく
は進み量をディジタルデータ系列の比較により測定し、
測定された前記遅れ量もしくは進み量に基づき、第1,
第2のディジタルデータ系列の相対的な遅れ時間または
進み時間を補正して出力することを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載のディジタルデータ系列同期再生方法におい
て、第3のディジタルデータ系列の1または複数サンプ
ルを単位として比較することにより第1,第2の情報記
録媒体から再生された第3のディジタルデータ系列の相
対的な遅れ量もしくは進み量を測定することを特徴とす
るものである。
【0013】請求項3に記載の発明においては、請求項
2に記載のディジタルデータ系列同期再生方法におい
て、前記第3のディジタルデータ系列は無音部分にダミ
ー信号が挿入されたディジタルオーディオ信号であるこ
とを特徴とするものである。
【0014】請求項4に記載の発明においては、請求項
1ないし3のいずれか1項に記載のディジタルデータ系
列同期再生方法において、第1,第2の情報記録媒体
は、それぞれタイムコードが記録されたチャンネルを有
し、前記タイムコードを用いて第1,第2のディジタル
データ系列の粗同期をとることを特徴とするものであ
る。
【0015】請求項5に記載の発明においては、第1の
情報記録媒体から第1のディジタルデータ系列を、第2
の情報記録媒体から第2のディジタルデータ系列を同期
再生するディジタルデータ系列同期再生装置において、
第1,第2の情報記録媒体は、それぞれ同一の第3のデ
ィジタルデータ系列が記録されたチャンネルを有し、第
1,第2の情報記録媒体から再生された第3のディジタ
ルデータ系列を相対的に所定量ずらせた上で比較する同
期検出手段と、第1,第2のディジタルデータ系列を相
対的にずらせて出力する同期ディレイ手段と、前記同期
検出手段の比較出力が一致するまで前記同期検出手段に
対して前記所定量を変化させるとともに、前記同期検出
手段の比較出力が一致したときに前記所定量に応じて前
記同期ディレイ手段が第1,第2のディジタルデータ系
列を相対的にずらせる量を制御する同期処理手段を有す
ることを特徴とするものである。
【0016】請求項6に記載の発明においては、請求項
5に記載のディジタルデータ系列同期再生装置におい
て、前記同期検出手段は、第1,第2の記憶手段と比較
手段を有し、第1の記憶手段は第1の情報記録媒体から
再生された第3のディジタルデータ系列を書き込み、第
2の記憶手段は第2の情報記録媒体から再生された第3
のディジタルデータ系列を書き込むものであるととも
に、第1,第2の記憶手段は、書き込み時点から読み出
し時点までの時間を相対的にずらせて第3のディジタル
データ系列を読み出すものであり、前記比較手段は、第
1,第2の記憶手段から読み出された第3のディジタル
データ系列を1または複数サンプルを単位として比較す
ることを特徴とするものである。
【0017】請求項7に記載の発明においては、請求項
6に記載のディジタルデータ系列同期再生装置におい
て、第1,第2の記憶手段は、古いディジタルデータを
順次消去しながら、新しいディジタルデータを順次書き
込むものであることを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のディジタルデー
タ系列同期再生装置の実施の一形態の全体構成図であ
る。図中、1は第1のディジタルオーディオ再生機、2
は第2のディジタルオーディオ再生機、3は同期ディレ
イユニット、4は同期検出ユニット、5は同期プロセッ
サユニット、6はSMPTEタイムコード同期装置であ
る。
【0019】この実施の形態は、第1,第2のディジタ
ルオーディオ再生機1,2から同一の第3のディジタル
オーディオ系列を再生し、この第3のディジタルオーデ
ィオ系列そのものの相対的な遅れ量もしくは進み量を手
掛かりにして、第1,第2のディジタルオーディオ再生
機1,2から再生された第1,第2のディジタルオーデ
ィオ系列の相対的な遅れ時間または進み時間をサンプリ
ング周期単位で補正することにより、第1,第2,第3
のディジタルオーディオ系列の完全な同期再生が得られ
るディジタルデータ系列同期再生装置である。
【0020】第1のディジタルオーディオ再生機1のn
チャンネルからは第1のディジタルオーディオ系列が、
また、第2のディジタルオーディオ再生機2のmチャン
ネルからは第2のディジタルオーディオ系列が再生され
る。チャンネル数は任意である。第1,第2のディジタ
ルオーディオ系列を同期再生させるために、第1,第2
のディジタルオーディオ再生機1,2の各1つのチャン
ネルから、同一の第3のディジタルオーディオ系列が再
生される。
【0021】同期ディレイユニット3は、第1,第2の
ディジタルオーディオ系列を入力し、相対的に時間をず
らせて出力する。同期ディレイユニット3は、第1,第
2のディジタルオーディオ系列のそれぞれのチャンネル
数に応じたチャンネル容量を持つ。同期検出ユニット4
は、第1,第2のディジタルオーディオ再生機1,2か
らの第3のディジタルオーディオ系列を取り込み、相対
的にずらせた上で比較する。
【0022】同期プロセッサユニット5は、同期検出ユ
ニット4の比較出力が一致を示すまで第1,第2のディ
ジタルオーディオ再生機1,2からの第3のディジタル
オーディオ系列の同期検出ユニット4における相対的に
ずらせる所定量を変化させるとともに、同期検出ユニッ
ト4の比較出力が一致を示したときに、同期検出ユニッ
ト4においてずらせた所定量に応じて同期ディレイユニ
ット3からの第1,第2のディジタルオーディオ系列を
相対的にずらせる。
【0023】すなわち、第1,第2のディジタルオーデ
ィオ再生機1,2からの第3のディジタルオーディオ系
列の時間遅れの量だけ、第1,第2の主ディジタルオー
ディオ信号のうち、先行している方に遅延を与えること
により、第1,第2のディジタルオーディオ系列に同期
をかける処理を行なう。また、全体のコントロールもつ
かさどる。
【0024】第1,第2のディジタルオーディオ再生機
1,2としては固定ヘッド型マルチトラックディジタル
テープレコーダを用いることができる。この場合は、ト
ラックとチャンネルとを対応させることができる。ディ
ジタルオーディオ系列がステレオ信号であって、左右の
チャネルを別トラックに記録する場合には、2トラック
で1つのチャンネルに対応する。
【0025】マルチチャンネルの記録再生は、第1,第
2のディジタルオーディオ再生機1,2が固定ヘッド型
であるか、回転ヘッド型であるかにかかわらず、また、
テープ状記録媒体用の再生機であるか、円盤状記録媒体
用の再生機であるかにかかわらず、時分割多重記録によ
りマルチチャンネルの記録または再生が可能である。
【0026】本発明の実施の一形態では、同期再生しよ
うとしている2つの記録媒体の両方に、最低1チャンネ
ルの同じ内容の第3のディジタルオーディオ系列が記録
されていることを前提としている。この第3のディジタ
ルオーディオ系列は、例えば、制作に使用しようとする
本来のディジタルオーディオ信号の1チャンネルをその
まま流用することができる。ただし、第3のディジタル
オーディオ系列は、ステレオ信号である必要はなく、モ
ノラル信号またはステレオ信号の片チャネルの信号でよ
く、記録するトラックも1トラックでよい。
【0027】同期検出ユニット4から出力される第3の
ディジタルオーディオ系列の一方は、同期ディレイユニ
ット3から出力される第1,第2のディジタルオーディ
オ系列と同期化されて再生され、後続のオーディオ装置
に出力され、オーディオ情報としても利用される。しか
し、同期検出のためにのみ使用するようにしてもよい。
この場合には、後続のオーディオ装置に出力する必要は
ない。
【0028】第3のディジタルオーディオ系列の一具体
例を説明する。複数台のマルチチャンネルディジタルオ
ーディオ記録再生装置を用い、複数の楽器の楽音を楽器
ごとに分けて、いずれかの記録再生装置の記録媒体の複
数のチャンネルのそれぞれに同時に記録して一つの楽曲
を記録する。その際、特定の1つの楽器については、全
ての記録媒体に1つのチャンネルを割り当て、各チャン
ネルに同一の楽音をディジタル記録する。各再生機が記
録媒体から楽音を再生する際、この特定の楽器のチャン
ネルのディジタルオーディオ系列を第3のディジタルデ
ータ系列として同期検出を行なう。
【0029】また、同期検出専用に、任意のアナログ信
号をサンプリングしてディジタル化したディジタルデー
タ系列を第3のディジタルオーディオ系列の代わりに使
用することもでき、これに1チャンネルを割り当て複数
の楽器の楽音の記録と同時に記録してもよい。
【0030】例えば、負の最大振幅から正の最大振幅ま
で振れる周期的なアナログ信号をサンプリングしてディ
ジタル化し、1サンプル毎に量子化レベルが1つずつ上
昇または下降するようなサンプルデータ系列を作成すれ
ば、16ビットで表わせる65536通りのサンプルデ
ータの全てを順次繰り返すディジタルデータ系列を発生
させることができる。この場合には、65536/44
100秒=約1.5秒に1回の割合で同一のディジタル
データが出現することになり、これにより同期ずれを起
こす確率が低くなる。
【0031】あるいは、アナログ信号をサンプリングし
てディジタル化する過程を経ることなく、このようなサ
ンプルデータ系列を直接発生させて同期検出用のディジ
タルデータ系列を発生させてもよい。
【0032】ディジタルオーディオ系列を含む、このよ
うな一般的なディジタルデータ系列を全ての記録媒体の
1つのチャンネルに、第1,第2のディジタルオーディ
オ系列の記録と同時に記録する。そして、複数の記録再
生装置を同時再生する時に、第3のディジタルオーディ
オ系列のチャンネルを同期再生できるようにすれば、そ
の結果として、複数の情報記録媒体の他の全てのチャン
ネルに記録されたディジタルデータ系列も同時に同期再
生することができる。
【0033】音声や楽音などのオーディオ信号をサンプ
リングしディジタル化した第3のディジタルオーディオ
系列の場合について、さらに詳述する。一般に、無音部
分以外ではディジタルオーディオ信号の振幅値が時間的
に変化し、そのサンプルデータが連続して一致すること
はまれである。したがって、同時に比較するサンプルデ
ータ数が多ければ多いほど一致する確率が低くなる。し
たがって、同時比較する単位となるサンプル数を多くす
るほど、万が一、同一アナログ振幅値のサンプルデータ
が一部含まれていても他の異なるアナログ振幅値のサン
プルデータにより同期ずれが判別され、同期ずれを精度
よく判別することができる。
【0034】しかし、楽曲の最初の部分などには無音部
分が存在することが多い。完全な無音部分では、サンプ
ルデータが連続して同じビット配列となるため、このま
までは正確な同期がとれなくなる。そこで、無音部分と
なる、例えば、先頭部に導入信号として振幅が時間的に
変化するダミー信号、を挿入して、サンプリングしディ
ジタル化すれば、サンプルデータが無音部となる部分で
も正確に同期を取ることができる。このダミー信号は、
再生時に同期検出に用いられた後、ミュートをかけたり
フィルタで除去したりして後続のオーディオ装置に出力
できるものが好ましい。
【0035】再生動作においては、第1,第2のディジ
タルオーディオ再生機1,2で第1,第2の記録媒体を
走行させ、第3のディジタルデータ系列の同時再生によ
る精密同期を行なう。その際、第1,第2のディジタル
オーディオ再生機1,2の駆動系に対して手動操作で粗
同期を行ない、できるだけずれをなくした状態で並列同
時再生させることが好ましい。
【0036】あるいは、第1,第2の記録媒体にSMP
TEタイムコードのチャンネルを設け、既存のSMPT
Eタイムコード同期装置6を付加した第1,第2のディ
ジタルオーディオ再生機1,2を用いて粗同期を行な
い、できるだけずれをなくした状態で調走させながら、
精密同期を行なうことが好ましい。あるいは、必要に応
じて、粗同期と精密同期とを適宜切り替えることができ
る。
【0037】図2は、図1に示した同期検出ユニットと
同期プロセッサユニットの内部構成の一例を示す説明図
である。図中、11は第1の同期検出メモリ、12は第
2の同期検出メモリ、13は比較器、14はCPU、1
5はアドレスコントローラである。図3は、図1に示し
た同期ディレイユニットの内部構成の一例を示す説明図
である。図中、21〜27は同期ディレイメモリであ
る。
【0038】図2に示すように、同期検出ユニット4
は、第1,第2の同期検出メモリ11,12と比較器1
3を有する。同期プロセッサユニット5は、CPU14
とアドレスコントローラ15を有する。なお、比較器1
3はハードウエアロジックまたは論理演算プログラムの
実行のいずれによっても実施できる。なお、比較器13
は1サンプルデータの全ビット、例えば、16ビットの
完全な一致をみることを原則とするが、一部の所定数の
ビットの一致を判定するようにしてもよく、また、あら
かじめ特定の1または複数のビット、例えば、変化の激
しいLSB(Least Significannt
Bit)から数ビットの一致だけを判定するようにして
もよい。
【0039】同期検出ユニット4では、第1、第2のデ
ィジタルオーディオ再生機1,2から再生された第3の
ディジタルオーディオ系列が第1,第2の同期検出メモ
リ11,12に入力される。第1,第2の同期検出メモ
リ11,12は、遅延時間が制御されるディレイライン
の機能を有するものである。一例として、16ビットを
1記憶単位(ワード)とするRAMをリングメモリ的に
用いる。あるいは、16ビットが同期して並列にシフト
する16個のシフトレジスタを用いることもできる。
【0040】第1,第2の同期検出メモリ11,12
は、毎サンプルごとに、書き込みアドレスを+1だけ増
加させて第3のディジタルオーディオ系列を書き込む。
アドレスは巡回的に使用し、最大のアドレス値になった
後は0に戻るようにする。書き込みアドレスが1巡した
時間の後に、先に書き込まれたサンプルデータは順次消
去されてその上に新たな信号が順次書き込まれることに
なる。すなわち、第1,第2の同期検出メモリ11,1
2の中をサンプルデータが巡回して書き込まれる。
【0041】第1の同期検出メモリ11は、書き込みア
ドレスから第1の所定距離だけ離れたアドレスを読み出
しアドレスとして第3のディジタルオーディオ系列を読
み出す。第2の同期検出メモリ12は、書き込みアドレ
スから第2の所定距離だけ離れたアドレスを読み出しア
ドレスとして第3のディジタルオーディオ系列を読み出
す。第1,第2の所定距離の差を変化させることによ
り、書き込み時点から読み出し時点までの時間を相対的
にずらせて2つの第3のディジタルデータ系列を読み出
すことができる。
【0042】第1,第2の同期検出メモリ11,12か
ら読み出され2つの第3のディジタルオーディオ系列
は、比較器13で1または複数サンプルを比較単位とし
て比較され、一致する場合に同期状態にあると判断す
る。比較器13で同期状態が検出されないときには、同
期プロセッサユニット5により第2の同期検出メモリ1
2に対する第2の所定距離を1だけ増加させて読み出
す。
【0043】上述したように、第1,第2の同期検出メ
モリ11,12をリングメモリ的に使用するので、第3
のディジタルオーディオ系列中のサンプルデータであっ
て、所定時間が経過して第1,第2の同期検出メモリ1
1,12から消去されたものは比較の対象とならない。
したがって、一旦同期していたときのサンプルデータを
誤って再検出して誤同期するおそれが少なくなる。
【0044】なお、第1,第2の同期検出メモリ11,
12のメモリ容量は、第1,第2のディジタルオーディ
オ再生機1,2から再生された第3のディジタルオーデ
ィオ系列の相対的な遅れの最大予測時間および進みの最
大予測時間に対応できる大きさの容量とする。上述した
手動操作あるいは既存のSMPTEタイムコード同期装
置によってできるだけずれをなくした場合には、第1,
第2の同期検出メモリ11,12のメモリ容量を少なく
することができる。
【0045】図3に示すように、第1,第2の主ディジ
タルオーディオ信号は、それぞれのチャンネル毎に、同
期ディレイメモリ21〜24,同期ディレイメモリ25
〜27に入力される。同期ディレイメモリ21〜27の
構造は、図2を参照して説明した第1,第2の同期検出
メモリ11,12と同じRAMで構成され、同様にリン
グメモリ的に使用される。
【0046】図2に戻って説明をする。上述した第1,
第2の同期検出メモリ11,12の書き込みアドレスお
よび読み出しアドレスの制御は、同期プロセッサユニッ
ト5のアドレスコントローラ15によって実行される。
書き込みアドレスのラインの図示は省略している。ま
た、同じ読み出しアドレスの指示値で、図3に示した同
期ディレイメモリ21〜27の読み出しアドレスも指示
する。
【0047】CPU14は、比較器13から不一致の出
力を受けると、第2の同期検出メモリ12に対する第2
の所定距離を1だけ増加させて読み出しアドレスを進め
る。一致が検出されると、CPU14は、第2の所定距
離をそのまま維持させるとともに、同期ディレイユニッ
ト3に同期検出信号を出力し、同期ディレイユニット3
から、同期状態の第1,第2のディジタルオーディオ系
列を出力させる。なお、同期していないときを含めて、
常時、同期ディレイユニット3から第1,第2のディジ
タルオーディオ系列を出力させるようにしてもよい。
【0048】図4,図5は、図1,図2に示した同期検
出メモリの動作の第1,第2の説明図である。図中、図
2と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。
他の図も併せて参照しながら、同期検出動作を具体的に
説明する。
【0049】図2に示した同期プロセッサユニット5
は、第1の同期検出メモリ11に蓄えられた第3のディ
ジタルオーディオ系列の内、図4に示すように、現在の
書き込みアドレスA0 (この値は、1サンプル入力する
毎に+1だけ増加される)と、最も古く書き込まれた第
3のディジタルオーディオ系列のアドレスとの時間的に
中央に位置する中間アドレスA0+Dmid(Dmidは第1
の同期検出メモリ11の総セル数の半分にあたる値)か
らサンプルデータを読み出し、図2に示した比較器13
の一方に出力する。
【0050】次に、第2の同期検出メモリ12に蓄えら
れた第3のディジタルオーディオ系列を、中間アドレス
0+Dmidから読み出し、図2に示した比較器13の他方
に入力し、2つの第3のディジタルオーディオ系列同士
を比較照合する。サンプルデータが一致しなかった場合
は、第2の同期検出メモリ12の読み出しアドレスが1
だけ増加され、次のアドレスのサンプルデータと比較さ
れる。同様の操作が、データの一致が見られるまで繰り
返される。アドレスが最大値になると、0に戻して比較
する。なお、比較順序は上述した例に限られない。
【0051】この操作は、1サンプリング期間内の短時
間にきわめて高速に行なわれ、最も回数が多い場合に
は、1サンプリング期間内に第2の同期検出メモリ12
の全てのアドレスに対して比較照合が行なわれる。2つ
の第3のディジタルオーディオ系列間のずれの絶対値
は、第1、第2の同期検出メモリ11,12の長さの半
分より短かい程度になるように、第1、第2の同期検出
メモリ11,12の長さを設計してあれば、この比較照
合操作においては、必ず2つの第3のディジタルオーデ
ィオ系列中のサンプルデータの一致が起こるはずであ
る。
【0052】図5に示すように、第2の同期検出メモリ
12のアドレスがA0+Dok (Dokは書き込みアドレス
0 から一致データのアドレス間までの距離にあたる)
のときにサンプルデータの一致があったとする。一旦こ
の一致が得られると、次にCPU14の指示によって、
第1、第2の同期検出メモリ11,12の一致が得られ
たアドレスA0+Dok の前後数サンプル同士についても、
サンプルデータが一致しているかどうかを確かめる。
【0053】例えば、第1の同期検出メモリ11のアド
レスA0+Dmid-1のサンプルデータと第2の同期検出メモ
リ12のアドレスA0+Dok-1 、第1の同期検出メモリ1
1のアドレスA0+Dmid+1のサンプルデータと第2の同期
検出メモリ12のアドレスA0+Dok+1 についても、サン
プルデータが一致しているかどうかを確かめる。必ずし
も直接的に隣接するアドレスのサンプルデータに限ら
ず、同じ距離にある複数のサンプル同士の比較であれば
よい。すなわち、複数サンプルを単位として比較照合を
する。なお、1サンプルを単位とした比較照合にとどめ
てもよい。
【0054】一致が見られない場合には、同期は得られ
ていないものと判断し、比較照合操作をさらにその先の
アドレスに対して続けるために、第2の同期検出メモリ
12のアドレスが1だけインクリメントされ、次のアド
レスのサンプルデータと比較され、上述した同様の操作
が、2つの第3のディジタルオーディオ系列中のサンプ
ルデータの一致が見られるまで繰り返される。
【0055】これらの第3のディジタルオーディオ系列
が一致した場合には、同期が確認されたと判断し、CP
U14は、この時のDokの値を保持する。このA
0+Dok とA0+Dmidの2つのアドレスの差、すなわち、D
ok−Dmid が第1,第2のディジタルオーディオ再生機
1,2から再生された第3のディジタルオーディオ系列
間の時間ずれに相当し、同時に、第1,第2のディジタ
ルオーディオ再生機1,2から再生された第1,第2の
ディジタルオーディオ系列間の時間ずれに相当する。こ
れで、同期再生のための条件検出は完了する。
【0056】同期操作の最後の段階は、図3に示した同
期ディレイユニット3内において、第1,第2の主ディ
ジタルオーディオ信号に同期をかけて取り出す操作であ
る。第1の主ディジタルオーディオ信号は同期ディレイ
メモリ21〜24のA0+Dmid番地から、第2の主ディジ
タルオーディオ信号は同期ディレイメモリ25〜27の
アドレスA0+Dok 番地から読み出され、それぞれのチャ
ンネルの出力信号となる。これによって、第1,第2の
主ディジタルオーディオ信号列に対して、1サンプリン
グ周期の精度での同期が達成されたこととなる。
【0057】一旦、同期がかかると、第1、第2のディ
ジタルオーディオ再生機1,2の一旦停止や、不意のデ
ィジタルオーディオ系列の時間的な乱れなどが起こらな
い限り、この同期状態は保たれるので、改めてこの同期
操作を行なう必要はないが、常時検出動作を行なってい
れば、万一ディジタルオーディオ系列に乱れが起こった
ときにも自動的に同期を回復することができる。
【0058】上述した説明では、第1,第2のディジタ
ルオーディオ再生機1,2から、ディジタルオーディオ
系列を同時再生する際の同期再生について説明した。し
かし、これは単なる一例にすぎず、ディジタルビデオ系
列、その他のディジタルデータ系列、あるいはこれらの
ディジタルデータ系列が異なるチャンネルに記録された
複数の記録媒体から同時再生する際のディジタルデータ
系列の同期再生装置であってもよい。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、第1,第2の情報記録媒体
は、それぞれ同一の第3のディジタルデータ系列が記録
されたチャンネルを有し、第1,第2の情報記録媒体か
ら再生された第3のディジタルデータ系列の相対的な遅
れ量もしくは進み量をディジタルデータ系列の比較によ
り測定し、測定された遅れ量もしくは進み量に基づき、
第1,第2のディジタルデータ系列の相対的な遅れ時間
または進み時間を補正して出力することから、第1,第
2の情報記録媒体に記録された第1,第2の主ディジタ
ルデータは、劣化することなく正確に同期再生されると
いう効果がある。タイムコード同期装置を備えない場合
でも同期再生が可能となる。
【0060】請求項2に記載の発明によれば、第3のデ
ィジタルデータ系列の1または複数サンプルを単位とし
て比較することにより第1,第2の情報記録媒体から再
生された第3のディジタルデータ系列の相対的な遅れ量
もしくは進み量を測定することから、相対的な遅れ量も
しくは進み量を容易に測定できるという効果がある。
【0061】ディジタルオーディオ信号等のアナログ信
号がサンプリングされディジタル化されたデータ系列
が、1または複数サンプルを単位として連続すること
は、無音部を別にすれば少なく、このようなデータ系列
を副ディジタルデータとして用いるため、同期用ディジ
タルデータ系列発生器を特に必要とせず、誤って同期す
ることの少ない同期用ディジタルデータ系列を容易に得
られるという効果がある。
【0062】比較単位となるサンプル数が多ければ多い
ほど第1,第2の情報記録媒体から再生された第3のデ
ィジタルデータ系列が誤って一致する確率が低くなる。
したがって、比較単位となるサンプル数が多いほど、同
一のビット配列となるサンプルデータが一部にあっても
同一のビット配列とならない他のサンプルデータにより
同期ずれが判別され、同期ずれを精度よく判別すること
が可能になる。
【0063】請求項3に記載の発明によれば、第3のデ
ィジタルデータ系列は無音部分にダミー信号が挿入され
たディジタルオーディオ信号である。楽曲の先頭部分等
に存在する無音部分では、アナログ信号が0の値を連続
して示すため、サンプルデータが連続して同一のビット
配列となる。したがって、このままサンプリングしてデ
ィジタル化しただけでは正確に同期がとれない。しか
し、無音部分にダミー信号を挿入して無音部分をなくす
前処理をすることにより正確な同期を取れるという効果
がある。
【0064】請求項4に記載の発明によれば、第1,第
2の情報記録媒体は、それぞれタイムコードが記録され
たチャンネルを有し、タイムコードを用いて第1,第2
のディジタルデータ系列の粗同期をとることから、タイ
ムコードによる粗同期と第3のディジタルデータ系列の
比較による精密同期とを適宜使い分けすることができる
という効果がある。
【0065】例えば、必要に応じて粗同期と精密同期と
を切り替えたり、まず第1,第2の情報記録媒体の各再
生機を既存のタイムコード同期装置によってできるだけ
ずれをなくした状態で並列に調走させた上で、精密同期
をとるようにすることができる。
【0066】請求項5に記載の発明によれば、第1,第
2の情報記録媒体は、それぞれ同一の第3のディジタル
データ系列が記録されたチャンネルを有し、第1,第2
の情報記録媒体から再生された第3のディジタルデータ
系列を相対的に所定量ずらせた上で比較する同期検出手
段と、第1,第2のディジタルデータ系列を相対的にず
らせて出力する同期ディレイ手段と、同期検出手段の比
較出力が一致するまで同期検出手段に対して所定量を変
化させるとともに、同期検出手段の比較出力が一致した
ときに所定量に応じて同期ディレイ手段が第1,第2の
ディジタルデータ系列を相対的にずらせる量を制御する
同期処理手段を有することを特徴とするディジタルデー
タ系列同期再生装置。
【0067】したがって、第1,第2の情報記録媒体に
記録された第1,第2の主ディジタルデータは、劣化す
ることなく正確に同期再生されるという効果がある。ま
た、第1,第2の情報記録媒体から再生された第3のデ
ィジタルデータ系列の相対的な遅れ量もしくは進み量の
測定を容易に実現できるという効果がある。タイムコー
ド同期装置を備えない場合でも同期再生が可能となる。
【0068】請求項6に記載の発明によれば、同期検出
手段は、第1,第2の記憶手段と比較手段を有し、第1
の記憶手段は第1の情報記録媒体から再生された第3の
ディジタルデータ系列を書き込み、第2の記憶手段は第
2の情報記録媒体から再生された第3のディジタルデー
タ系列を書き込むものであるとともに、第1,第2の記
憶手段は、書き込み時点から読み出し時点までの時間を
相対的にずらせて第3のディジタルデータ系列を読み出
すものであり、比較手段は、第1,第2の記憶手段から
読み出された第3のディジタルデータ系列を1サンプル
以上を単位として比較する。
【0069】したがって、同期検出手段を容易に実現す
ることができるという効果がある。ディジタルオーディ
オ信号等のアナログ信号がサンプリングされディジタル
化されたデータ系列が、1または複数サンプルを単位と
して連続することは、無音部を別にすれば少なく、この
ようなデータ系列を副ディジタルデータとして用いるた
め、同期用データパターン発生器を特に必要とせず、誤
って同期することの少ない同期用データパターンを容易
に得ることができるという効果がある。
【0070】比較単位となるサンプル数が多ければ多い
ほど第1,第2の情報記録媒体から再生された第3のデ
ィジタルデータ系列が誤って一致する確率が低くなる。
したがって、比較単位となるサンプル数が多いほど、同
一のビット配列となるサンプルデータが一部にあっても
同一のビット配列とならない他のサンプルデータにより
同期ずれが判別され、同期ずれを精度よく判別すること
が可能になる。
【0071】請求項7に記載の発明によれば、第1,第
2の記憶手段は、古いディジタルデータを順次消去しな
がら、新しいディジタルデータを順次書き込むものであ
ることから、比較されるサンプルデータの集合が順次更
新されるため、同期がずれて第1,第2の情報記録媒体
から再生された第3のディジタルデータ系列の相対的な
ずれ量を変化させたときに、比較して一度一致したサン
プルデータが再度比較対象となることが少なく、誤って
同期するおそれを除去することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタルデータ系列同期再生装置の
全体構成図である。
【図2】同期検出ユニットと同期プロセッサユニットの
内部構成の一例を示す説明図である。
【図3】同期ディレイユニットの内部構成の一例を示す
説明図である。
【図4】同期検出メモリの動作の第1の説明図である。
【図5】同期検出メモリの動作の第2の説明図である。
【符号の説明】
1…第1のディジタルオーディオ再生機、2…第2のデ
ィジタルオーディオ再生機、3…同期ディレイユニッ
ト、4…同期検出ユニット、5…同期プロセッサユニッ
ト、6…SMPTEタイムコード同期装置、11…第1
の同期検出メモリ、12…第2の同期検出メモリ、13
…比較器、14…CPU、15…アドレスコントロー
ラ、21〜27…同期ディレイメモリ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の情報記録媒体から第1のディジタ
    ルデータ系列を、第2の情報記録媒体から第2のディジ
    タルデータ系列を同期再生するディジタルデータ系列同
    期再生方法において、第1,第2の情報記録媒体は、そ
    れぞれ同一の第3のディジタルデータ系列が記録された
    チャンネルを有し、第1,第2の情報記録媒体から再生
    された第3のディジタルデータ系列の相対的な遅れ量も
    しくは進み量をディジタルデータ系列の比較により測定
    し、測定された前記遅れ量もしくは進み量に基づき、第
    1,第2のディジタルデータ系列の相対的な遅れ時間ま
    たは進み時間を補正して出力することを特徴とするディ
    ジタルデータ系列同期再生方法。
  2. 【請求項2】 第3のディジタルデータ系列の1または
    複数サンプルを単位として比較することにより第1,第
    2の情報記録媒体から再生された第3のディジタルデー
    タ系列の相対的な遅れ量もしくは進み量を測定すること
    を特徴とする請求項1に記載のディジタルデータ系列同
    期再生方法。
  3. 【請求項3】 前記第3のディジタルデータ系列は無音
    部分にダミー信号が挿入されたディジタルオーディオ信
    号であることを特徴とする請求項2に記載のディジタル
    データ系列同期再生方法。
  4. 【請求項4】 第1,第2の情報記録媒体は、それぞれ
    タイムコードが記録されたチャンネルを有し、前記タイ
    ムコードを用いて第1,第2のディジタルデータ系列の
    粗同期をとることを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れか1項に記載のディジタルデータ系列同期再生方法。
  5. 【請求項5】 第1の情報記録媒体から第1のディジタ
    ルデータ系列を、第2の情報記録媒体から第2のディジ
    タルデータ系列を同期再生するディジタルデータ系列同
    期再生装置において、第1,第2の情報記録媒体は、そ
    れぞれ同一の第3のディジタルデータ系列が記録された
    チャンネルを有し、第1,第2の情報記録媒体から再生
    された第3のディジタルデータ系列を相対的に所定量ず
    らせた上で比較する同期検出手段と、第1,第2のディ
    ジタルデータ系列を相対的にずらせて出力する同期ディ
    レイ手段と、前記同期検出手段の比較出力が一致するま
    で前記同期検出手段に対して前記所定量を変化させると
    ともに、前記同期検出手段の比較出力が一致したときに
    前記所定量に応じて前記同期ディレイ手段が第1,第2
    のディジタルデータ系列を相対的にずらせる量を制御す
    る同期処理手段を有することを特徴とするディジタルデ
    ータ系列同期再生装置。
  6. 【請求項6】 前記同期検出手段は、第1,第2の記憶
    手段と比較手段を有し、第1の記憶手段は第1の情報記
    録媒体から再生された第3のディジタルデータ系列を書
    き込み、第2の記憶手段は第2の情報記録媒体から再生
    された第3のディジタルデータ系列を書き込むものであ
    るとともに、第1,第2の記憶手段は、書き込み時点か
    ら読み出し時点までの時間を相対的にずらせて第3のデ
    ィジタルデータ系列を読み出すものであり、前記比較手
    段は、第1,第2の記憶手段から読み出された第3のデ
    ィジタルデータ系列を1または複数サンプルを単位とし
    て比較することを特徴とする請求項5に記載のディジタ
    ルデータ系列同期再生装置。
  7. 【請求項7】 第1,第2の記憶手段は、古いディジタ
    ルデータを順次消去しながら、新しいディジタルデータ
    を順次書き込むものであることを特徴とする請求項6に
    記載のディジタルデータ系列同期再生装置。
JP24373596A 1996-09-13 1996-09-13 ディジタルデータ系列同期再生方法および同期再生装置 Pending JPH1092112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24373596A JPH1092112A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 ディジタルデータ系列同期再生方法および同期再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24373596A JPH1092112A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 ディジタルデータ系列同期再生方法および同期再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1092112A true JPH1092112A (ja) 1998-04-10

Family

ID=17108218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24373596A Pending JPH1092112A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 ディジタルデータ系列同期再生方法および同期再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1092112A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008193561A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Casio Comput Co Ltd 画像同期システム及び画像同期方法
JP2011120308A (ja) * 2011-03-18 2011-06-16 Casio Computer Co Ltd 画像同期システム及び画像同期方法
WO2019182074A1 (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 ヤマハ株式会社 信号処理方法および信号処理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008193561A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Casio Comput Co Ltd 画像同期システム及び画像同期方法
JP2011120308A (ja) * 2011-03-18 2011-06-16 Casio Computer Co Ltd 画像同期システム及び画像同期方法
WO2019182074A1 (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 ヤマハ株式会社 信号処理方法および信号処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4363049A (en) Method and apparatus for editing digital signals
US4466029A (en) Method and apparatus for detecting an edit point on a record medium
US4772959A (en) Digital signal recording and reproducing apparatus
JPS58128002A (ja) 記録再生装置
KR100187543B1 (ko) 디지탈 데이터 처리방법
US5239430A (en) Digital information signal reproducing apparatus for reproducing a digital audio signal at a reproducing speed different from the recording speed
JPH08287602A (ja) 圧縮オーディオデータ編集装置
JPS631664B2 (ja)
US4903148A (en) Digital signal editing apparatus
JPH1092112A (ja) ディジタルデータ系列同期再生方法および同期再生装置
JP2685901B2 (ja) ディジタル信号の信号処理装置
JPS6217311B2 (ja)
US6766105B1 (en) Digital VTR
JPS60214490A (ja) デイジタル信号記録再生装置の編集方法
JP2678063B2 (ja) ディジタル信号の信号処理装置
JPH0834579B2 (ja) ディジタル音声記録再生装置
JP3271073B2 (ja) 磁気再生装置
JP2959320B2 (ja) Id符号検出方法及びid符号検出装置
WO1995022143A1 (en) Arrangement for recording or reproducing a digital video signal and a corresponding digital audio signal
JPH06195957A (ja) 音声再生に付随する付属装置を同期させる,音声記録を記憶及び再生する装置
KR100296210B1 (ko) 음성신호재생장치
JP2677054B2 (ja) 符号化信号複製装置
JP2575101B2 (ja) オ−デイオ信号記録装置
JP2656920B2 (ja) 回転ヘツド型記録装置
JP2786481B2 (ja) ディジタル信号の信号処理装置