JPH1092027A - 光記録媒体、その作製方法、および光記録媒体の記録方法 - Google Patents

光記録媒体、その作製方法、および光記録媒体の記録方法

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JPH1092027A
JPH1092027A JP8246518A JP24651896A JPH1092027A JP H1092027 A JPH1092027 A JP H1092027A JP 8246518 A JP8246518 A JP 8246518A JP 24651896 A JP24651896 A JP 24651896A JP H1092027 A JPH1092027 A JP H1092027A
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JP
Japan
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oxygen
recording medium
gallium
bismuth
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Application number
JP8246518A
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English (en)
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Ryuji Sato
龍二 佐藤
Kiichi Kawamura
紀一 河村
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Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Publication date
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Publication of JPH1092027A publication Critical patent/JPH1092027A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F10/00Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure
    • H01F10/08Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure characterised by magnetic layers
    • H01F10/10Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure characterised by magnetic layers characterised by the composition
    • H01F10/18Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure characterised by magnetic layers characterised by the composition being compounds
    • H01F10/20Ferrites
    • H01F10/24Garnets
    • H01F10/245Modifications for enhancing interaction with electromagnetic wave energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 書換可能な光磁気記録と追記型光記録の両記
録方式で記録できる光記録媒体を提供する。 【解決手段】 光磁気記録、および追記型光記録の両方
式の記録を可能とする光記録媒体であって、記録層3と
して、酸素(O)を除いたときのビスマス(Bi)の組
成比が15at.%から45at.%の間の値で、ビスマス(B
i)、希土類元素、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、酸
素(O)を含むターゲットを用いて基板上に製膜された
ガーネット膜、または、酸素(O)を除いたときのビス
マス(Bi)の組成比が15at.%から70at.%で、ビス
マス(Bi)、希土類元素、ガリウム(Ga)、鉄(F
e)、酸素(O)を含むターゲットを用いて基板上に製
膜された非晶質膜を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録技術に係わ
り、特に同じ記録媒体、および同じ光源を用いて、光磁
気記録、および追記型光記録の両方式による光記録を可
能にするための光記録媒体、光記録媒体の作製方法、お
よび光記録媒体の記録方法に関するものである。
【0002】[発明の概要]本発明は、映像、音声、若
しくはデータ情報などを、ディスク、カードなどの記録
媒体に記録するための、光記録に係わるもので、光吸収
率または光学密度がBi無添加膜の1.5倍以上になる
様に、記録材料のビスマス(Bi)組成比と光源として
使用するレーザの波長を調整し、かつ、行おうとする記
録方式によってレーザ照射パワーを決定することによ
り、書換可能な光磁気記録と追記型光記録の両記録方
式、若しくは、追記型光記録方式による記録、および使
用する光記録媒体の作製を可能にするものである。
【0003】
【従来の技術】これまでに実用化されている光記録方式
は、書換可能な光磁気記録、書換可能な相変化記録、追
記型光記録の3種類に大別される。方式によって異なる
記録材料は以下のとおりである。
【0004】書換可能な光磁気記録用の記録材料として
は、マンガン・ビスマス(MnBi)、白金・マンガン
・アンチモン(PtMnSb)、ガドリニウム・テルビ
ウム・コバルト(GdTbCo)、テルビウム・鉄・コ
バルト(TbFeCo)などの合金膜や、白金/コバル
ト(Pt/Co)多層膜、およびBi添加磁性ガーネッ
ト膜などが研究されている。現在、市場に供給されてい
る光磁気記録媒体にはTbFeCo非晶質合金膜が使わ
れている。
【0005】実用化されている相変化記録材料は、ゲル
マニウム−テルル−アンチモン(Ge−Te−Sb)合
金である。また、追記型光記録用の記録材料としては、
有機材料のシアニン系色素や、パラジウム(Pd)を添
加した、金属テルル(Te)とテルル酸化物(TeO
x)の複合膜が知られている(参照:「イレーザブル光
ディスク技術」 283頁、(株)トリケップス、1991
年)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
より、光磁気記録、相変化記録、および追記型光記録の
各記録方式ごとに何種類かの記録材料が知られている
が、光磁気記録方式、および追記型光記録方式で共通に
使用される記録材料は、これまでのところ存在しない。
また、ひとつの材料に異なる方式で記録するための方法
も存在しない。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、光磁気記録方式、および追記型光記
録方式という2つの方式で記録できる記録媒体ならびに
記録方法、および書換型の相変化記録方式の2/3以下
のレーザパワーによる追記型光記録を可能にする記録媒
体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、光磁気記録、および追記型光
記録の両方式の記録を可能とする光記録媒体であって、
その記録層として、酸素(O)を除いたときのビスマス
(Bi)の組成比が15at.%から45at.%の間の値で、
ビスマス(Bi)、希土類元素、ガリウム(Ga)、鉄
(Fe)、酸素(O)を含むターゲットを用いて基板上
に製膜されたガーネット膜、または、同じ組成の非晶質
膜を用いることを特徴とするものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の光記録
媒体において、ガーネットとして結晶化させる前の前記
記録層における光吸収率または光学密度は、イットリウ
ム(Y)、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、および酸素
(O)から構成され、酸素(O)を除いたときの組成比
が、Y=46at.%、Ga=13at.%、Fe=41at.%で
あるようなターゲットを用いて製膜されたBi無添加膜
の1.5倍以上であることを特徴とするものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1記載の光記録
媒体において、前記記録層が積層される基板として、石
英ガラス、無アルカリガラス、コーニング7059、コ
ーニング0317などのガラス、またはこれらのガラス
に非磁性のガーネットを積層したもの、またはガドリニ
ウム・ガリウム・ガーネット(GGG)、ネオジム・ガ
リウム・ガーネット(NGG)などの単結晶材料を使用
することを特徴とするものである。
【0011】請求項4の発明は、追記型光記録方式のみ
で記録を行う光記録媒体であって、その記録層として、
酸素(O)を除いたときのビスマス(Bi)の組成比が
15at.%から45at.%の間の値で、ビスマス(Bi)、
希土類元素、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、酸素
(O)を含むターゲットを用いて基板上に製膜されたガ
ーネット膜、または、酸素(O)を除いたときのビスマ
ス(Bi)の組成比が15at.%から70at.%で、ビスマ
ス(Bi)、希土類元素、ガリウム(Ga)、鉄(F
e)、酸素(O)を含むターゲットを用いて基板上に製
膜された非晶質膜を用いることを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項5の発明は、請求項4記載の光記録
媒体において、前記記録層が積層される基板として、石
英ガラス、無アルカリガラス、コーニング7059、コ
ーニング0317などのガラス、またはこれらのガラス
に非磁性ガーネットを積層したもの、またはガドリニウ
ム・ガリウム・ガーネット(GGG)、ネオジム・ガリ
ウム・ガーネット(NGG)などの単結晶材料、または
ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、
ポリイミドなどの樹脂材料を使用することを特徴とする
ものである。
【0013】請求項6の発明は、光磁気記録、および追
記型光記録の両方式の記録を可能とする光記録媒体の作
製方法であって、基板上にビスマス(Bi)、イットリ
ウム(Y)、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、酸素
(O)を含む非磁性のガーネット下地膜を積層し、次
に、所定の製膜条件で、前記下地膜上に、ビスマス(B
i)、ジスプロシウム(Dy)、ガリウム(Ga)、鉄
(Fe)、酸素(O)を含み、酸素(O)を除いたとき
の各元素の組成比がBi=38at.%、Dy=8at.%、G
a=13at.%、Fe=41at.%であるような焼結ターゲ
ットから、高周波スパッタ法により、ビスマス(B
i)、ジスプロシウム(Dy)、ガリウム(Ga)、鉄
(Fe)、酸素(O)から成る非晶質膜を製膜し、その
後、この非晶質膜を所定の熱処理条件で結晶化させて、
ビスマス添加磁性ガーネット膜から成る記録層を作製す
ることを特徴とするものである。
【0014】請求項7の発明は、光磁気記録、および追
記型光記録の両方式の記録を可能とする光記録媒体の作
製方法であって、所定の製膜条件で、基板上に、ビスマ
ス(Bi)、ジスプロシウム(Dy)、ガリウム(G
a)、鉄(Fe)、酸素(O)を含み、酸素(O)を除
いたときの各元素の組成比がBi=32at.%、Dy=1
4at.%、Ga=13at.%、Fe=41at.%であるような
焼結ターゲットから、高周波スパッタ法により、ビスマ
ス(Bi)、ジスプロシウム(Dy)、ガリウム(G
a)、鉄(Fe)、酸素(O)から成る非晶質膜の記録
層を作製すること、を特徴とするものである。
【0015】請求項8の発明は、請求項1記載の光記録
媒体の記録に使用するレーザ光源の波長は、ガーネット
として結晶化させる前の前記記録層の光吸収率または光
学密度が、イットリウム(Y)、ガリウム(Ga)、鉄
(Fe)、酸素(O)から構成され、酸素(O)を除い
たときの組成比が、Y=46at.%、Ga=13at.%、F
e=41at.%であるようなターゲットを用いて製膜され
たBi無添加膜の1.5倍以上になる波長、若しくは6
50nm以下の波長であり、かつ記録媒体の盤面に照射
されるレーザパワーが0.1mWから30mWであるこ
とを特徴とするものである。
【0016】課題を解決するために本発明で具体的に用
いている方法を以下に述べる。記録材料の、レーザによ
って照射された部分の結晶構造や組成を、熱によって変
化させるために、記録材料の組成比を調整して光吸収率
または光学密度を大きくする。例えば、波長が514.
5nmの光に対する光吸収率または光学密度が、イット
リウム(Y)、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、酸素
(O)から構成され、酸素(O)を除いたときの組成比
が、Y=46at.%、Ga=13at.%、Fe=41at.%で
あるようなターゲットを用いて製膜された膜の1.5倍
以上であるような膜を結晶化させたBi添加ガーネット
膜、または同じ組成の非晶質膜を、記録材料に用いる。
【0017】光源については、未結晶化状態の光吸収率
または光学密度が、イットリウム(Y)、ガリウム(G
a)、鉄(Fe)、酸素(O)から構成され、酸素
(O)を除いたときの組成比が、Y=46at.%、Ga=
13at.%、Fe=41at.%であるようなターゲットを用
いて製膜された膜の1.5倍以上になるような波長を選
択する。また、行おうとする記録方式が、光磁気記録
か、または追記型光記録であるかによって、レーザパワ
ーを調整する。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態につ
いて、図面、および表を参照して説明する。
【0019】<第1の実施の形態>図1は、本発明に係
わる第1の実施の形態において用いられる記録媒体の構
成を示す図である。無アルカリガラスを使用した基板1
と、その基板1上に積層したビスマス(Bi)、イット
リウム(Y)、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、酸素
(O)を含む非磁性のガーネット下地膜2、およびビス
マス(Bi)、ジスプロシウム(Dy)、ガリウム(G
a)、鉄(Fe)、酸素(O)を含み、酸素(O)を除
いたときの各元素の組成比がBi=38at.%、Dy=8
at.%、Ga=13at.%、Fe=41at.%であるような焼
結ターゲットから、高周波スパッタ法で製膜し、その後
ガーネットとして結晶化させた記録層3から構成され
る。
【0020】《光記録媒体の作製方法》次に、図1に示
した記録媒体の作製方法について表1、表2を参照して
説明する。表1は、基板1上に記録層3を製膜するとき
のスパッタ条件を示し、表2は、記録層3を結晶化させ
るときの熱処理条件を示している。
【0021】
【表1】
【表2】 まず、基板1として無アルカリガラスを用い、この無ア
ルカリガラス基板1上にビスマス(Bi)、イットリウ
ム(Y)、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、酸素(O)
を含む非磁性のガーネット下地膜2を積層した。
【0022】次に、表1に示した製膜条件(スパッタ条
件)で下地膜2が積層された無アルカリガラス基板1上
に、ビスマス(Bi)、ジスプロシウム(Dy)、ガリ
ウム(Ga)、鉄(Fe)、酸素(O)を含み、酸素
(O)を除いたときの各元素の組成比がBi=38at.
%、Dy=8at.%、Ga=13at.%、Fe=41at.%で
あるような焼結ターゲットから、高周波スパッタ法によ
り、ビスマス(Bi)、ジスプロシウム(Dy)、ガリ
ウム(Ga)、鉄(Fe)、酸素(O)から成る非晶質
膜を製膜した。その後、表2に示した熱処理条件で結晶
化させビスマス添加磁性ガーネット膜3を作製した。
【0023】《光記録媒体の記録方法》次に、このよう
にして作製された光記録媒体の光磁気記録方法について
説明する。
【0024】先ず、光磁気記録を行うために、1MHz
の周波数で変調した波長が514.5nmのレーザを、
媒体面でのパワーが4.8mWになるように照射した。
これにより、光磁気記録を行うことができた。このとき
のビット長は1.5μm、ビット幅は1μmであった。
【0025】次に、図1に示した光記録媒体で追記型光
記録を行う方法について表3を参照して説明する。
【0026】
【表3】 表3に示す条件により、レーザーパワーが13mW,波
長が514.5nmのレーザ光を記録層3に照射したと
ころ、消去できないビットが形成された。また、記録層
3を構成するガーネット膜を偏光顕微鏡で観察したとこ
ろ、検光子を回転してもビット部のコントラストは変化
しなかった。したがって、ビット部は垂直磁化成分を持
っていないことが確認された。次に、表面の凹凸を原子
間力顕微鏡(AFM)で評価したところ、ビット部は周
辺部(未記録部)より凸になっていた。このとき形成さ
れたビット部の幅は1.5μm、長さは3μmであっ
た。
【0027】このように、記録層3におけるレーザを照
射した部分の結晶構造や組成が熱のために変化し、垂直
磁化成分を持たないビットが追記的に形成されたことが
確認された。
【0028】<第2の実施の形態>図2は、本発明に係
わる第2の実施の形態において用いられる、記録媒体の
構成を示す図である。この光記録媒体は、無アルカリガ
ラスを使用した基板4と、ビスマス(Bi)、ジスプロ
シウム(Dy)、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、酸素
(O)を含み、酸素(O)を除いたときの各元素の組成
比が、Bi=32at.%、Dy=14at.%、Ga=13a
t.%、Fe=41at.%であるような焼結ターゲットから
高周波スパッタ法で製膜された非晶質膜5から構成され
る。
【0029】《光記録媒体の作製方法》次に、図2に示
した記録媒体の作製方法について説明すると、記録層5
を構成する非晶質膜の成膜条件は、表1に示したものと
同じである。
【0030】すなわち、基板1として無アルカリガラス
を用い、この無アルカリガラス基板1上に、表1に示し
た製膜条件(スパッタ条件)で、ビスマス(Bi)、ジ
スプロシウム(Dy)、ガリウム(Ga)、鉄(F
e)、酸素(O)を含み、酸素(O)を除いたときの各
元素の組成比がBi=32at.%、Dy=14at.%、Ga
=13at.%、Fe=41at.%であるような焼結ターゲッ
トから、高周波スパッタ法により、ビスマス(Bi)、
ジスプロシウム(Dy)、ガリウム(Ga)、鉄(F
e)、酸素(O)から成る非晶質膜を製膜して記録層5
とした。
【0031】《光記録媒体の記録方法》次に、図2に示
した光記録媒体で追記型光記録を行う方法について表
4、表5を参照して説明する。表4は、第2の実施の形
態に対する追記型光記録におけるレーザに関する条件を
示し、表5は、第2の実施の形態で追記型光記録を行っ
た後に、結晶化の為の熱処理を行う条件を示している。
【0032】
【表4】
【表5】 波長が514.5nmで、パワーが第1の実施の形態よ
り低い7mWのレーザを記録層3に照射したところ、未
記録部より凸になった、長さ3μm、幅1μmの消去で
きないビットが追記的に形成された。
【0033】また、表5に示した条件で、熱処理温度が
720℃で60分の熱処理を行ったところ、未記録部
は、光磁気記録が可能なガーネットとして結晶化する
が、追記的に記録されたビットは残ることが確認され
た。
【0034】なお、第1の実施の形態、および第2の実
施の形態において、光磁気記録、および追記型光記録の
用いるレーザの波長を514.5nmとしたが、図3に
示すように、ビスマス(Bi)、希土類元素、ガリウム
(Ga)、鉄(Fe)、酸素(O)を含む非晶質膜の、
熱発生のもとになる光学密度は短波長になるほど大きく
なるので、記録するために照射するレーザの波長は51
4.5nm以下の波長でもよく、そのときのレーザパワ
ーは、表3の値すなわち13mW、または表4の値すな
わち7mW以下でもよい。また、照射するレーザのパワ
ーが13mW、または7mW以上の場合、図3に示すよ
うにビスマス(Bi)、希土類元素、ガリウム(G
a)、鉄(Fe)、酸素(O)を含む膜の光学密度が、
イットリウム(Y)、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、
酸素(O)を含む膜の2倍以下、1.5倍以上になる、
514.5nmから650nmの間の波長のレーザを使
用してもよい。
【0035】次に、これらの根拠について述べる。図4
に示すように非晶質膜の追記型光記録に必要なレーザの
パワーは、Bi濃度が高く、光学密度が大きい膜ほど低
い。従って、Bi添加膜の光学密度がさらに大きくなる
514.5nm以下の波長のレーザを用いる場合は、レ
ーザパワーは低くてすむが、Bi添加膜と無添加膜の光
学密度の差が縮まる514.5nmから650nmの間
の波長のレーザを用いる場合は、レーザパワーを高くし
なければならない。
【0036】第1の実施の形態、および第2の実施の形
態において、光磁気記録、および追記型光記録の両方式
で記録する記録媒体の、記録層3、5の製膜に用いるタ
ーゲットのBiの組成比を、38at.%、および32at.%
としたが、ビスマスB(i)の組成比は15at.%から4
5at.%の範囲でもよい。Bi組成比が0at.%だと、上に
述べたように、追記的なビット形成に必要な発熱量が得
られない。また、ターゲット中のBi組成比が15at.%
未満の場合、結晶化に必要な熱処理温度が800℃以上
になり、ガラス基板の耐熱温度を越えてしまうおそれが
ある。本発明者の実験結果によれば、ターゲットにおけ
るBiの組成比が25at.%のとき、750℃、1時間の
熱処理で無アルカリガラス基板に損傷を与えずにガーネ
ット単相膜を得ている。
【0037】これらの結果を考慮し、ターゲットにおけ
るBi組成比の下限を15at.%とする。また、非晶質膜
で追記型光記録を行う場合は、Bi量を多くするほど記
録に必要なレーザパワーを小さくできること、および結
晶化のための熱処理が必要ないことから、Bi組成比の
上限を、図3にデータを示した膜におけるBi組成比の
最大値46at.%より24at.%大きな、70at.%とする。
【0038】第2の実施の形態において使用した記録媒
体は、ガラス基板上に直接非晶質膜を積層したものであ
るが、非磁性ガーネット膜を下地膜として積層した基板
上に非晶質膜を製膜したものでもよい。
【0039】第1の実施の形態において下地膜を積層す
る基板に用いるのは、無アルカリガラスのみならず、石
英ガラス、コーニング0317、コーニング7059な
どのガラス、またはガドリニウム・ガリウム・ガーネッ
ト(GGG)、ネオジム・ガリウム・ガーネット(NG
G)などの単結晶材料のうちのいずれかでよい。
【0040】なお、第2の実施の形態においては、追記
型光記録を行った後に結晶化のための熱処理をし、追記
的に記録した情報を保持したうえで光磁気記録も可能な
記録媒体を作製したが、追記的光記録のみを可能とす
る、非晶質膜を用いた記録媒体を作製する場合は、熱処
理を行う必要はない。従って、基板4を構成する材料と
しては、無アルカリガラス、石英ガラス、コーニング0
317、コーニング7059などのガラスや、ガドリニ
ウム・ガリウム・ガーネット(GGG)、ネオジム・ガ
リウム・ガーネット(NGG)などの単結晶材料のみな
らず、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PE
N)、ポリイミドなどの樹脂材料でもよい。また、この
場合は光磁気記録を行わないので、使用する希土類元素
はジスプロシウム(Dy)である必要はない。
【0041】以上説明したように、上述した各実施の形
態によれば、酸素を除いたときのBi組成比が、15a
t.%から45at.%の間であるような、ビスマス(B
i)、希土類元素、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、酸
素(O)から構成されるターゲットを用いて、基板上に
製膜された、光学密度が、イットリウム(Y)、ガリウ
ム(Ga)、鉄(Fe)、および酸素(O)を含む膜の
1.5倍以上であるような膜を結晶化させた、ガーネッ
ト膜、または同じ組成の非晶質膜を記録材料とし、レー
ザパワーを調整することによって、書換可能な光磁気記
録、および追記型光記録の両記録方式が一枚の記録媒体
で行える。
【0042】また、ターゲット、および製膜装置は光磁
気記録媒体用と共通であり、結晶化のための熱処理条件
も光磁気記録媒体を作製する条件と同じであるため、経
済的であり、生産性も高い。
【0043】さらに、ビスマス(Bi)、希土類元素、
ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、酸素(O)から構成さ
れる非晶質膜を記録材料とし、記録方式を追記型光記録
に限れば、ゲルマニウム−テルル−アンチモン(Ge−
Te−Sb)を記録材料とする相変化記録方式の2/3
以下のパワーで記録が可能である(参照:「イレーザブ
ル光ディスク技術」 173頁、(株)トリケップス、1991
年)。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至3の
発明によれば、書換可能な光磁気記録と追記型光記録の
両記録方式を一枚の媒体で行うことが可能となる。
【0045】請求項4、5の発明によれば、追記型光記
録方式で記録できる光記録媒体を提供することができ
る。
【0046】請求項6、7の発明によれば、書換可能な
光磁気記録と追記型光記録の両記録方式、または追記型
光記録方式で記録できる光記録媒体の作製方法を提供す
ることができる。また、ターゲット、および製膜装置は
光磁気記録媒体用と共通であり、結晶化のための熱処理
条件も光磁気記録媒体を作製する条件と同じであるた
め、経済的で、生産性も高い作製方法を提供できる。
【0047】請求項8の発明によれば、相変化記録方式
の2/3以下のパワーで記録が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光記録媒体の第1の実施の形態を
示す構成図である。
【図2】本発明に係る光記録媒体の第2の実施の形態を
示す構成図である。
【図3】Bi、希土類元素、Ga、Fe、Oを含む非晶
質膜の、光学密度の光源波長依存性を示す図である。
【図4】波長が514.5nmの光で非晶質膜に追記型
光記録を行ったときの、CN比の記録パワー依存性を示
す図である。
【符号の説明】
1 基板 2 下地膜(非磁性ガーネット膜) 3 記録層(ビスマス添加磁性ガーネット膜) 4 基板(無アルカリガラス) 5 記録層(非晶質膜)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B41M 5/26 G11B 7/00 L G11B 7/00 7/24 511 7/24 511 7/26 531 7/26 531 H01F 10/24 H01F 10/24 B41M 5/26 X

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気記録、および追記型光記録の両方
    式の記録を可能とする光記録媒体であって、その記録層
    として、 酸素(O)を除いたときのビスマス(Bi)の組成比が
    15at.%から45at.%の間の値で、ビスマス(Bi)、
    希土類元素、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、酸素
    (O)を含むターゲットを用いて基板上に製膜されたガ
    ーネット膜、 または、同じ組成の非晶質膜を用いることを特徴とする
    光記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光記録媒体において、 ガーネットとして結晶化させる前の前記記録層における
    光吸収率または光学密度は、 イットリウム(Y)、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、
    および酸素(O)から構成され、酸素(O)を除いたと
    きの組成比が、Y=46at.%、Ga=13at.%、Fe=
    41at.%であるようなターゲットを用いて製膜されたB
    i無添加膜の1.5倍以上であることを特徴とする光記
    録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光記録媒体において、 前記記録層が積層される基板として、石英ガラス、無ア
    ルカリガラス、コーニング7059、コーニング031
    7などのガラス、またはこれらのガラスに非磁性のガー
    ネットを積層したもの、またはガドリニウム・ガリウム
    ・ガーネット(GGG)、ネオジム・ガリウム・ガーネ
    ット(NGG)などの単結晶材料を使用することを特徴
    とする光記録媒体。
  4. 【請求項4】 追記型光記録方式のみで記録を行う光記
    録媒体であって、その記録層として、 酸素(O)を除いたときのビスマス(Bi)の組成比が
    15at.%から45at.%の間の値で、ビスマス(Bi)、
    希土類元素、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、酸素
    (O)を含むターゲットを用いて基板上に製膜されたガ
    ーネット膜、 または、酸素(O)を除いたときのビスマス(Bi)の
    組成比が15at.%から70at.%で、ビスマス(Bi)、
    希土類元素、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、酸素
    (O)を含むターゲットを用いて基板上に製膜された非
    晶質膜を用いることを特徴とする光記録媒体。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の光記録媒体において、 前記記録層が積層される基板として、石英ガラス、無ア
    ルカリガラス、コーニング7059、コーニング031
    7などのガラス、またはこれらのガラスに非磁性ガーネ
    ットを積層したもの、またはガドリニウム・ガリウム・
    ガーネット(GGG)、ネオジム・ガリウム・ガーネッ
    ト(NGG)などの単結晶材料、またはポリカーボネー
    ト(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
    ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミドなど
    の樹脂材料を使用することを特徴とする光記録媒体。
  6. 【請求項6】 光磁気記録、および追記型光記録の両方
    式の記録を可能とする光記録媒体の作製方法であって、 基板上にビスマス(Bi)、イットリウム(Y)、ガリ
    ウム(Ga)、鉄(Fe)、酸素(O)を含む非磁性の
    ガーネット下地膜を積層し、 次に、所定の製膜条件で、前記下地膜上に、ビスマス
    (Bi)、ジスプロシウム(Dy)、ガリウム(G
    a)、鉄(Fe)、酸素(O)を含み、酸素(O)を除
    いたときの各元素の組成比がBi=38at.%、Dy=8
    at.%、Ga=13at.%、Fe=41at.%であるような焼
    結ターゲットから、高周波スパッタ法により、ビスマス
    (Bi)、ジスプロシウム(Dy)、ガリウム(G
    a)、鉄(Fe)、酸素(O)から成る非晶質膜を製膜
    し、 その後、この非晶質膜を所定の熱処理条件で結晶化させ
    て、ビスマス添加磁性ガーネット膜から成る記録層を作
    製すること、 を特徴とする光記録媒体の作製方法。
  7. 【請求項7】 光磁気記録、および追記型光記録の両方
    式の記録を可能とする光記録媒体の作製方法であって、 所定の製膜条件で、基板上に、ビスマス(Bi)、ジス
    プロシウム(Dy)、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、
    酸素(O)を含み、酸素(O)を除いたときの各元素の
    組成比がBi=32at.%、Dy=14at.%、Ga=13
    at.%、Fe=41at.%であるような焼結ターゲットか
    ら、高周波スパッタ法により、ビスマス(Bi)、ジス
    プロシウム(Dy)、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、
    酸素(O)から成る非晶質膜の記録層を作製すること、 を特徴とする光記録媒体の作製方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の光記録媒体の記録に使用
    するレーザ光源の波長は、ガーネットとして結晶化させ
    る前の前記記録層の光吸収率または光学密度が、イット
    リウム(Y)、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、酸素
    (O)から構成され、酸素(O)を除いたときの組成比
    が、Y=46at.%、Ga=13at.%、Fe=41at.%で
    あるようなターゲットを用いて製膜されたBi無添加膜
    の1.5倍以上になる波長、若しくは650nm以下の
    波長であり、 かつ記録媒体の盤面に照射されるレーザパワーが0.1
    mWから30mWであることを特徴とする光記録媒体の
    記録方法。
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