JPH1091595A - トランザクション管理装置 - Google Patents
トランザクション管理装置Info
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- JPH1091595A JPH1091595A JP8241981A JP24198196A JPH1091595A JP H1091595 A JPH1091595 A JP H1091595A JP 8241981 A JP8241981 A JP 8241981A JP 24198196 A JP24198196 A JP 24198196A JP H1091595 A JPH1091595 A JP H1091595A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】各ホストシステム上に存在する業務処理プログ
ラムの種別や数によって、特定のホストシステムに負荷
が偏るのを防ぐ。 【解決手段】ホストシステム１，２，３と負荷分散シス
テム４との間に設けられた仮想トランザクションキュー
管理装置５は、ホストシステム１，２，３対応にＴＰＰ
管理テーブル１−１，２−１，３−１と、ＴＰＰ１用ト
ランザクション管理テーブル１−２，２−２，３−２
と、ＴＰＰ２用トランザクション管理テーブル１−３，
２−３，３−３と、ＴＰＰ３用トランザクション管理テ
ーブ１−４，２−４，３−４を生成する。ＴＰＰ２用ト
ランザクション管理テーブル１−３と、ＴＰＰ３用トラ
ンザクション管理テーブル１−４，２−４は仮想テーブ
ルであり、この仮想テーブルにより、各ホストシステム
１，２，３には同一のＴＰＰが存在するように見える。
ラムの種別や数によって、特定のホストシステムに負荷
が偏るのを防ぐ。 【解決手段】ホストシステム１，２，３と負荷分散シス
テム４との間に設けられた仮想トランザクションキュー
管理装置５は、ホストシステム１，２，３対応にＴＰＰ
管理テーブル１−１，２−１，３−１と、ＴＰＰ１用ト
ランザクション管理テーブル１−２，２−２，３−２
と、ＴＰＰ２用トランザクション管理テーブル１−３，
２−３，３−３と、ＴＰＰ３用トランザクション管理テ
ーブ１−４，２−４，３−４を生成する。ＴＰＰ２用ト
ランザクション管理テーブル１−３と、ＴＰＰ３用トラ
ンザクション管理テーブル１−４，２−４は仮想テーブ
ルであり、この仮想テーブルにより、各ホストシステム
１，２，３には同一のＴＰＰが存在するように見える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のホストシス
テムにより、トランザクション処理を分散して行うオン
ラインシステムにおけるトランザクション管理装置に関
する。
テムにより、トランザクション処理を分散して行うオン
ラインシステムにおけるトランザクション管理装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のトランザクション管理装
置は、特開昭６３−３１８６６２号公報や特開平７−３
０２２４２号公報に記載されているように、負荷分散シ
ステムが各業務処理プログラム（以下ＴＰＰと記す）に
対してトランザクションが均等になるように、各ホスト
システムの負荷分散率に応じて分配してトランザクショ
ン処理を行っていた。
置は、特開昭６３−３１８６６２号公報や特開平７−３
０２２４２号公報に記載されているように、負荷分散シ
ステムが各業務処理プログラム（以下ＴＰＰと記す）に
対してトランザクションが均等になるように、各ホスト
システムの負荷分散率に応じて分配してトランザクショ
ン処理を行っていた。
【０００３】図４は、このようなオンラインシステムの
構成例である。ここでは、３つのホストシステム１，
２，３が端末Ａ，Ｂ，Ｃから入力されたトランザクショ
ンの処理を行う。
構成例である。ここでは、３つのホストシステム１，
２，３が端末Ａ，Ｂ，Ｃから入力されたトランザクショ
ンの処理を行う。
【０００４】先ず、端末ＡからＴＰＰ１に対するトラン
ザクションが負荷分散システム４に入力される。ＴＰＰ
１に対するトランザクションが負荷分散システム４は、
対応するＴＰＰを備える各ホストシステム１，２，３の
負荷分散率に応じてトランザクションの分散を行う。い
ま、負荷分散率がホストシステム１，２，３について、
５：３：２であるとすると、ＴＰＰ１に対する１０件の
トランザクションは、ホストシステム１，２，３にそれ
ぞれ５件，３件，２件分配されることになる。
ザクションが負荷分散システム４に入力される。ＴＰＰ
１に対するトランザクションが負荷分散システム４は、
対応するＴＰＰを備える各ホストシステム１，２，３の
負荷分散率に応じてトランザクションの分散を行う。い
ま、負荷分散率がホストシステム１，２，３について、
５：３：２であるとすると、ＴＰＰ１に対する１０件の
トランザクションは、ホストシステム１，２，３にそれ
ぞれ５件，３件，２件分配されることになる。
【０００５】これらのトランザクションは各ホストシス
テム１，２，３のＴＰＰ１で処理後、得られた結果は、
負荷分散システム４を経て、端末Ａに返却される。
テム１，２，３のＴＰＰ１で処理後、得られた結果は、
負荷分散システム４を経て、端末Ａに返却される。
【０００６】以上はＴＰＰ１のみについて説明したが、
ＴＰＰ２とＴＰＰ３に係るトランザクションについても
同様な処理がなされる。ただし、本例では、ＴＰＰ２は
ホストシステム２と３、ＴＰＰ３はホストシステム３の
みに存在するとしているから、ＴＰＰ２，ＴＰＰ３それ
ぞれに係るトランザクションを各１０件とすると、ホス
トシステム２にはＴＰＰ２に係るトランザクション６件
が分配され、ホストシステム３にはＴＰＰ２に係るトラ
ンザクションは４件とＴＰＰ３に係るトランザクション
１０件が分配されることになる。
ＴＰＰ２とＴＰＰ３に係るトランザクションについても
同様な処理がなされる。ただし、本例では、ＴＰＰ２は
ホストシステム２と３、ＴＰＰ３はホストシステム３の
みに存在するとしているから、ＴＰＰ２，ＴＰＰ３それ
ぞれに係るトランザクションを各１０件とすると、ホス
トシステム２にはＴＰＰ２に係るトランザクション６件
が分配され、ホストシステム３にはＴＰＰ２に係るトラ
ンザクションは４件とＴＰＰ３に係るトランザクション
１０件が分配されることになる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のトラン
ザクション管理装置では、入力されたトランザクション
はその業務種別に対応したＴＰＰに対して、そのＴＰＰ
が存在するホストシステムの負荷分散率に応じて均等に
分配されるため、業務種別単位では均等な負荷分散が行
われても、各々のホストシステム上に異なる数のＴＰＰ
が存在する場合には、ホストシステムとしては多く業務
処理種別に対応したＴＰＰが複数存在する方により多く
の負荷がかかるので、ホストシステムの負荷分散率によ
るトランザクション分配が、必ずしもトランザクション
の均等な負荷分散とはならないという問題点がある。
ザクション管理装置では、入力されたトランザクション
はその業務種別に対応したＴＰＰに対して、そのＴＰＰ
が存在するホストシステムの負荷分散率に応じて均等に
分配されるため、業務種別単位では均等な負荷分散が行
われても、各々のホストシステム上に異なる数のＴＰＰ
が存在する場合には、ホストシステムとしては多く業務
処理種別に対応したＴＰＰが複数存在する方により多く
の負荷がかかるので、ホストシステムの負荷分散率によ
るトランザクション分配が、必ずしもトランザクション
の均等な負荷分散とはならないという問題点がある。
【０００８】本発明の目的は、各ホストシステムに異な
る数のＴＰＰが存在していても、トランザクション処理
の負荷分散を均等化するトランザクション管理装置を提
供することにある。
る数のＴＰＰが存在していても、トランザクション処理
の負荷分散を均等化するトランザクション管理装置を提
供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の装置は、複数の
ホストシステムにより、トランザクション処理を分散し
て行うオンラインシステムにおけるトランザクション管
理装置において、前記ホストシステムのいずれかに存在
する業務処理プログラムのうち当該ホストシステムには
存在しないものに係るトランザクションを仮想的にキュ
ー管理する仮想トランザクションキュー管理装置を設け
ることにより、前記ホストシステムのいずれかに存在す
る業務処理プログラムのすべてに対して、前記ホストシ
ステムの負荷分散率に応じてトランザクションを均等に
なるように分配することを特徴とする。
ホストシステムにより、トランザクション処理を分散し
て行うオンラインシステムにおけるトランザクション管
理装置において、前記ホストシステムのいずれかに存在
する業務処理プログラムのうち当該ホストシステムには
存在しないものに係るトランザクションを仮想的にキュ
ー管理する仮想トランザクションキュー管理装置を設け
ることにより、前記ホストシステムのいずれかに存在す
る業務処理プログラムのすべてに対して、前記ホストシ
ステムの負荷分散率に応じてトランザクションを均等に
なるように分配することを特徴とする。
【００１０】より、具体的には、本発明の装置は、複数
ホストシステムによりトランザクション処理を分散して
行うオンラインシステムにおけるトランザクション管理
装置において、複数ホストシステムが共有する仮想トラ
ンザクションキュー管理装置を設け、仮想トランザクシ
ョンキュー管理装置には、各ホストシステムごとにＴＰ
Ｐの管理を行うＴＰＰ管理テーブルと、各ＴＰＰに対応
したトランザクション管理テーブルを設ける。
ホストシステムによりトランザクション処理を分散して
行うオンラインシステムにおけるトランザクション管理
装置において、複数ホストシステムが共有する仮想トラ
ンザクションキュー管理装置を設け、仮想トランザクシ
ョンキュー管理装置には、各ホストシステムごとにＴＰ
Ｐの管理を行うＴＰＰ管理テーブルと、各ＴＰＰに対応
したトランザクション管理テーブルを設ける。
【００１１】トランザクション管理テーブルは、対応す
るＴＰＰが存在しないホストシステムのＴＰＰ管理テー
ブル配下にも仮想的に登録される。トランザクション管
理テーブルには、入力トランザクションキューと出力ト
ランザクションキューが設けられ、各ホストシステムが
受けたトランザクションは、各ホストシステムの負荷分
散率に応じて、対応するトランザクション管理テーブル
の入力トランザクションキューに登録される。
るＴＰＰが存在しないホストシステムのＴＰＰ管理テー
ブル配下にも仮想的に登録される。トランザクション管
理テーブルには、入力トランザクションキューと出力ト
ランザクションキューが設けられ、各ホストシステムが
受けたトランザクションは、各ホストシステムの負荷分
散率に応じて、対応するトランザクション管理テーブル
の入力トランザクションキューに登録される。
【００１２】各々のホストシステムは、対応するＴＰＰ
管理テーブルに基づきシステム上存在するＴＰＰに対応
するトランザクション管理テーブルの入力トランザクシ
ョンキューから登録されたトランザクションを取り出し
処理する。各々のホストシステムは１つのトランザクシ
ョン処理が終わるたびに、入力トランザクションキュー
から登録された次のトランザクションを引き出し、処理
を実行する。
管理テーブルに基づきシステム上存在するＴＰＰに対応
するトランザクション管理テーブルの入力トランザクシ
ョンキューから登録されたトランザクションを取り出し
処理する。各々のホストシステムは１つのトランザクシ
ョン処理が終わるたびに、入力トランザクションキュー
から登録された次のトランザクションを引き出し、処理
を実行する。
【００１３】各ホストシステムは対応する入力トランザ
クションキューが空になった場合、トランザクション管
理テーブルから他ホストシステムのトランザクション管
理テーブルを検索し、入力トランザクションキューから
登録されたトランザクションを取り出し、処理を実行す
る。トランザクション処理の結果は、取り出した入力ト
ランザクションキューに対応するホストシステムの出力
トランザクションキューに返却される。
クションキューが空になった場合、トランザクション管
理テーブルから他ホストシステムのトランザクション管
理テーブルを検索し、入力トランザクションキューから
登録されたトランザクションを取り出し、処理を実行す
る。トランザクション処理の結果は、取り出した入力ト
ランザクションキューに対応するホストシステムの出力
トランザクションキューに返却される。
【００１４】このように、各ホストシステムに対応した
トランザクション管理キューを各々のホストシステムが
同一システムであるかのように仮想的に管理すること
で、受付けたトランザクションを単純に負荷分散率に応
じて分配でき、分配後の各ホストシステムが管理するト
ランザクション管理テーブルは他ホストシステムからも
参照可能となるため、負荷の高いホストシステムのトラ
ンザクションは負荷の低いホストシステムによって処理
されるので、トランザクションは効率よく処理され、性
能は従来方式に比べて向上する。
トランザクション管理キューを各々のホストシステムが
同一システムであるかのように仮想的に管理すること
で、受付けたトランザクションを単純に負荷分散率に応
じて分配でき、分配後の各ホストシステムが管理するト
ランザクション管理テーブルは他ホストシステムからも
参照可能となるため、負荷の高いホストシステムのトラ
ンザクションは負荷の低いホストシステムによって処理
されるので、トランザクションは効率よく処理され、性
能は従来方式に比べて向上する。
【００１５】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を用いて具体的に説明する。
を用いて具体的に説明する。
【００１６】図１は、本発明の一実施例を示すシステム
構成図であり、３台の端末Ａ，Ｂ，Ｃから入力されるト
ランザクションを３つのホストシステム１，２，３が分
散して処理する。ホストシステム１には、業務処理プロ
グラム１（以下ＴＰＰ１と記す）ホストシステム２には
ＴＰＰ１，ＴＰＰ２，ホストシステム３にはＴＰＰ１，
ＴＰＰ２，ＴＰＰ３が存在するものとする。このトラン
ザクション処理装置においては、３つのホストシステム
１，２，３に対して共通の仮想トランザクションキュー
管理装置５を、ホストシステム１，２，３と負荷分散シ
ステム４との間に設ける。仮想トランザクションキュー
管理装置５には、ホストシステム１，２，３対応に、Ｔ
ＰＰ管理テーブル１−１，２−１，３−１、ＴＰＰ１用
トランザクション管理テーブル１−２，２−２，３−
２、ＴＰＰ２用トランザクション管理テーブル１−３，
２−３，３−３、ＴＰＰ３用トランザクション管理テー
ブ１−１，２−４，３−４が設けられる。なお、負荷分
散システム４は従来のものと同一である。
構成図であり、３台の端末Ａ，Ｂ，Ｃから入力されるト
ランザクションを３つのホストシステム１，２，３が分
散して処理する。ホストシステム１には、業務処理プロ
グラム１（以下ＴＰＰ１と記す）ホストシステム２には
ＴＰＰ１，ＴＰＰ２，ホストシステム３にはＴＰＰ１，
ＴＰＰ２，ＴＰＰ３が存在するものとする。このトラン
ザクション処理装置においては、３つのホストシステム
１，２，３に対して共通の仮想トランザクションキュー
管理装置５を、ホストシステム１，２，３と負荷分散シ
ステム４との間に設ける。仮想トランザクションキュー
管理装置５には、ホストシステム１，２，３対応に、Ｔ
ＰＰ管理テーブル１−１，２−１，３−１、ＴＰＰ１用
トランザクション管理テーブル１−２，２−２，３−
２、ＴＰＰ２用トランザクション管理テーブル１−３，
２−３，３−３、ＴＰＰ３用トランザクション管理テー
ブ１−１，２−４，３−４が設けられる。なお、負荷分
散システム４は従来のものと同一である。
【００１７】図２は、仮想トランザクションキュー管理
装置５内のＴＰＰ管理テーブル１−１，２−１，３−１
の具体例であり、各ＴＰＰ管理テーブル１−１，２−
１，３−１は、それぞれ最大ＴＰＰ管理数２１，カレン
トＴＰＰ管理数２２，ＴＰＰ１用トランザクション管理
テーブルアドレス２３，ＴＰＰ２用トランザクション管
理テーブルアドレス２４及びＴＰＰ３用トランザクショ
ン管理テーブルアドレス２５から成る。
装置５内のＴＰＰ管理テーブル１−１，２−１，３−１
の具体例であり、各ＴＰＰ管理テーブル１−１，２−
１，３−１は、それぞれ最大ＴＰＰ管理数２１，カレン
トＴＰＰ管理数２２，ＴＰＰ１用トランザクション管理
テーブルアドレス２３，ＴＰＰ２用トランザクション管
理テーブルアドレス２４及びＴＰＰ３用トランザクショ
ン管理テーブルアドレス２５から成る。
【００１８】最大ＴＰＰ管理数２１は、対応するホスト
システムで管理可能な最大ＴＰＰ数、カレントＴＰＰ管
理数２２は、仮想ＴＰＰをも含めたカレントな管理ＴＰ
Ｐ数である。なお、本実施例では最大ＴＰＰ管理数２１
は、すべてのホストシステム１，２，３で同数とする。
ＴＰＰ１用トランザクション管理テーブルアドレス２３
は、ＴＰＰ１用トランザクション管理テーブル１−２，
２−２，３−２を指すアドレス，ＴＰＰ２用トランザク
ション管理テーブルアドレス２４は、ＴＰＰ２用トラン
ザクション管理テーブル１−３，２−３，３−３を指す
アドレス、ＴＰＰ３用トランザクション管理テーブルア
ドレス２５は、ＴＰＰ３用トランザクション管理テーブ
ル１−４，２−４，３−４を指すアドレス，トランザク
ション管理テーブル２６は、各ＴＰＰに対応するトラン
ザクション管理テーブルである。
システムで管理可能な最大ＴＰＰ数、カレントＴＰＰ管
理数２２は、仮想ＴＰＰをも含めたカレントな管理ＴＰ
Ｐ数である。なお、本実施例では最大ＴＰＰ管理数２１
は、すべてのホストシステム１，２，３で同数とする。
ＴＰＰ１用トランザクション管理テーブルアドレス２３
は、ＴＰＰ１用トランザクション管理テーブル１−２，
２−２，３−２を指すアドレス，ＴＰＰ２用トランザク
ション管理テーブルアドレス２４は、ＴＰＰ２用トラン
ザクション管理テーブル１−３，２−３，３−３を指す
アドレス、ＴＰＰ３用トランザクション管理テーブルア
ドレス２５は、ＴＰＰ３用トランザクション管理テーブ
ル１−４，２−４，３−４を指すアドレス，トランザク
ション管理テーブル２６は、各ＴＰＰに対応するトラン
ザクション管理テーブルである。
【００１９】図３は、仮想トランザクションキュー管理
装置５内のＴＰＰ１用トランザクション管理テーブル１
−２，２−２，３−２の具体例である。ＮＥＸＴアドレ
ス３１は、次のホストシステムのトランザクション管理
テーブルを指すアドレス、ＦＯＲＷＯＲＤアドレス３２
は、ＮＥＸＴアドレスによる場合とは逆順に他ホストシ
ステムのトランザクション管理テーブルを指すアドレ
ス、入力トランザクションキューアドレス３３は、対応
する入力トランザクションキューを指すアドレス、出力
トランザクションキューアドレス３４は、対応する出力
トランザクションキューを指すアドレス、出力トランザ
クションキュー３５は、トランザクション処理結果を登
録するキュー、入力トランザクションキュー３６は、受
付けたトランザクションを登録するキューである。図３
によると、例えば、ホストシステム用のＴＰＰ１用トラ
ンザクション管理テーブル１−２の入力トランザクショ
ンキュー３６にはトランザクションｔ７、出力トランザ
クションキューにはトランザクションｔ１とｔ４が存在
することがわかる。
装置５内のＴＰＰ１用トランザクション管理テーブル１
−２，２−２，３−２の具体例である。ＮＥＸＴアドレ
ス３１は、次のホストシステムのトランザクション管理
テーブルを指すアドレス、ＦＯＲＷＯＲＤアドレス３２
は、ＮＥＸＴアドレスによる場合とは逆順に他ホストシ
ステムのトランザクション管理テーブルを指すアドレ
ス、入力トランザクションキューアドレス３３は、対応
する入力トランザクションキューを指すアドレス、出力
トランザクションキューアドレス３４は、対応する出力
トランザクションキューを指すアドレス、出力トランザ
クションキュー３５は、トランザクション処理結果を登
録するキュー、入力トランザクションキュー３６は、受
付けたトランザクションを登録するキューである。図３
によると、例えば、ホストシステム用のＴＰＰ１用トラ
ンザクション管理テーブル１−２の入力トランザクショ
ンキュー３６にはトランザクションｔ７、出力トランザ
クションキューにはトランザクションｔ１とｔ４が存在
することがわかる。
【００２０】次にこのようなシステム構成において、仮
想トランザクションキュー管理装置５を利用して各ホス
トシステム１，２，３が行うトランザクション処理を、
その処理の流れに従って説明する。
想トランザクションキュー管理装置５を利用して各ホス
トシステム１，２，３が行うトランザクション処理を、
その処理の流れに従って説明する。
【００２１】（１） 図１に示したように、各ホストシ
ステム１，２，３にＴＰＰが存在する場合、各ホストシ
ステムに対応したＴＰＰ管理テーブル１−１〜３−１に
よってＴＰＰの管理を行う。図１では、ホストシステム
１にはＴＰＰ１，ホストシステム２にはＴＰＰ１とＴＰ
Ｐ２、ホストシステム３にはＴＰＰ１，ＴＰＰ２，ＴＰ
Ｐ３が存在している。
ステム１，２，３にＴＰＰが存在する場合、各ホストシ
ステムに対応したＴＰＰ管理テーブル１−１〜３−１に
よってＴＰＰの管理を行う。図１では、ホストシステム
１にはＴＰＰ１，ホストシステム２にはＴＰＰ１とＴＰ
Ｐ２、ホストシステム３にはＴＰＰ１，ＴＰＰ２，ＴＰ
Ｐ３が存在している。
【００２２】この場合、仮想トランザクションキュー管
理装置５は、ホストシステム１のＴＰＰ管理テーブル１
−１にはＴＰＰ１用トランザクション管理テーブル１−
２の他に、仮想的にＴＰＰ２用管理テーブル１−３及び
ＴＰＰ３用管理テーブル１−４を設ける。同じように、
ホストシステム２には、ＴＰＰ１用トランザクション管
理テーブル２−２及びＴＰＰ２用トランザクション管理
テーブル２−３の他に、仮想的にＴＰＰ３用トランザク
ション管理テーブル２−４を設け、ホストシステム３に
おいては、すべてホストシステムが有するＴＰＰに対応
したトランザクション管理テーブル３−２，３−３，３
−４を設ける。
理装置５は、ホストシステム１のＴＰＰ管理テーブル１
−１にはＴＰＰ１用トランザクション管理テーブル１−
２の他に、仮想的にＴＰＰ２用管理テーブル１−３及び
ＴＰＰ３用管理テーブル１−４を設ける。同じように、
ホストシステム２には、ＴＰＰ１用トランザクション管
理テーブル２−２及びＴＰＰ２用トランザクション管理
テーブル２−３の他に、仮想的にＴＰＰ３用トランザク
ション管理テーブル２−４を設け、ホストシステム３に
おいては、すべてホストシステムが有するＴＰＰに対応
したトランザクション管理テーブル３−２，３−３，３
−４を設ける。
【００２３】（２） 端末Ａ，Ｂ，Ｃから入力されたト
ランザクションは、従来型の負荷分散システム４によっ
て各ホストシステムの負荷分散率に応じたトラザクショ
ン分配が仮想トランザクションキュー管理装置５に対し
て行われる。分配されたトランザクションは、仮想トラ
ンザクションキュー管理装置５によって、図３で示され
るトランザクション管理テーブルの対応する入力トラン
ザクションキュー３６に登録される。
ランザクションは、従来型の負荷分散システム４によっ
て各ホストシステムの負荷分散率に応じたトラザクショ
ン分配が仮想トランザクションキュー管理装置５に対し
て行われる。分配されたトランザクションは、仮想トラ
ンザクションキュー管理装置５によって、図３で示され
るトランザクション管理テーブルの対応する入力トラン
ザクションキュー３６に登録される。
【００２４】（３） 各ホストシステム１，２，３は、
対応するＴＰＰ管理テーブル１−１，１−２，１−３か
ら、自ホストシステムに有するＴＰＰに対応するトラン
ザクション管理テーブルを検索し、そのトランザクショ
ン管理テーブルが有する入力トランザクションキューに
登録されたトランザクションを取り出し処理する。
対応するＴＰＰ管理テーブル１−１，１−２，１−３か
ら、自ホストシステムに有するＴＰＰに対応するトラン
ザクション管理テーブルを検索し、そのトランザクショ
ン管理テーブルが有する入力トランザクションキューに
登録されたトランザクションを取り出し処理する。
【００２５】この場合、各ホストシステムは、それが存
在するホストシステムの数がより少ないＴＰＰから優先
して処理する。したがって、本例では、ホストシステム
１はＴＰＰ１，ホストシステム２はＴＰＰ２、ホストシ
ステム３はＴＰＰ３を他のＴＰＰに優先処理することに
なる。
在するホストシステムの数がより少ないＴＰＰから優先
して処理する。したがって、本例では、ホストシステム
１はＴＰＰ１，ホストシステム２はＴＰＰ２、ホストシ
ステム３はＴＰＰ３を他のＴＰＰに優先処理することに
なる。
【００２６】（４） 自ホストシステムのＴＰＰに対応
するトランザクション管理テーブル１−１等の入力トラ
ンザクションキューに登録されたトランザクションをす
べて処理したホストシステムは、図３に示すトランザク
ション管理テーブルのＮＥＸＴアドレス３１を走査し、
他ホストシステムの入力トランザクションキューに登録
されたトランザクションを処理する。トランザクション
管理テーブルＮＥＸＴアドレス３１をすべて走査し終っ
た場合、次にトランザクション管理テーブルのＦＯＲＷ
ＯＲＤアドレス３２を走査し、同様の処理を行う。最終
的にＦＯＲＷＯＲＤアドレス３２をすべて走査し終わる
と、対応するＴＰＰのトランザクションはすべて処理さ
れたと判断して処理を終了する。
するトランザクション管理テーブル１−１等の入力トラ
ンザクションキューに登録されたトランザクションをす
べて処理したホストシステムは、図３に示すトランザク
ション管理テーブルのＮＥＸＴアドレス３１を走査し、
他ホストシステムの入力トランザクションキューに登録
されたトランザクションを処理する。トランザクション
管理テーブルＮＥＸＴアドレス３１をすべて走査し終っ
た場合、次にトランザクション管理テーブルのＦＯＲＷ
ＯＲＤアドレス３２を走査し、同様の処理を行う。最終
的にＦＯＲＷＯＲＤアドレス３２をすべて走査し終わる
と、対応するＴＰＰのトランザクションはすべて処理さ
れたと判断して処理を終了する。
【００２７】（５） 上述した方法により、処理された
トランザクションは、入力トランザクションキュー３６
に対応して、トランザクション管理テーブルによって管
理される出力トランザクションキュー３５に返却され
る。
トランザクションは、入力トランザクションキュー３６
に対応して、トランザクション管理テーブルによって管
理される出力トランザクションキュー３５に返却され
る。
【００２８】（６） 出力トラザクションキュー３５に
返却されたトランザクション処理結果は、負荷分散シス
テム４によって、対応する端末に返却される。
返却されたトランザクション処理結果は、負荷分散シス
テム４によって、対応する端末に返却される。
【００２９】
【発明の効果】本発明によれば、各ホストシステムに対
応したトランザクション管理テーブルを各々のホストシ
ステムが同一システムであるかのように仮想的に管理す
る構成としたため、受付けたトランザクションを単純に
負荷分散率に応じて分配でき、かつ、分配後の各ホスト
システムが管理するトランザクション管理テーブルは、
他ホストシステムからも参照可能となるため、負荷の高
いホストシステムのトランザクションは負荷の低いホス
トシステムによって処理されることとなり、各ホストシ
ステムにトランザクション処理の均等な負荷分散が図
れ、その結果、トランザクション処理を効率よく処理で
き、性能を向上させることが可能となる。
応したトランザクション管理テーブルを各々のホストシ
ステムが同一システムであるかのように仮想的に管理す
る構成としたため、受付けたトランザクションを単純に
負荷分散率に応じて分配でき、かつ、分配後の各ホスト
システムが管理するトランザクション管理テーブルは、
他ホストシステムからも参照可能となるため、負荷の高
いホストシステムのトランザクションは負荷の低いホス
トシステムによって処理されることとなり、各ホストシ
ステムにトランザクション処理の均等な負荷分散が図
れ、その結果、トランザクション処理を効率よく処理で
き、性能を向上させることが可能となる。
【図１】本発明の一実施例を示すシステム構成図であ
る。
る。
【図２】仮想トランザクションキュー管理装置内のＴＰ
Ｐ管理テーブルの具体例である。
Ｐ管理テーブルの具体例である。
【図３】仮想トランザクションキュー管理装置内のトラ
ンザクション管理テーブルの具体例である。
ンザクション管理テーブルの具体例である。
【図４】従来の一例を示すシステム構成図である。
１，２，３ ホストシステム ４ 負荷分散システム １−１，２−１，３−１ ＴＰＰ管理テーブル １−２，２−２，３−２ ＴＰＰ１用トランザクショ
ン管理テーブル １−３，２−３，３−３ ＴＰＰ２用トランザクショ
ン管理テーブル １−４，２−４，３−４ ＴＰＰ３用トランザクショ
ン管理テーブル ５ 仮想トランザクションキュー管理装置 ２１ 最大ＴＰＰ管理数 ２２ カレントＴＰＰ管理数 ２３ ＴＰＰ１用トランザクション管理テーブルアド
レス ２４ ＴＰＰ２用トランザクション管理テーブルアド
レス ２５ ＴＰＰ３用トランザクション管理テーブルアド
レス ３１ ＮＥＸＴアドレス ３２ ＦＯＲＷＯＲＤアドレス ３３ 入力トランザクションキューアドレス ３４ 出力トランザクションキューアドレス ３５ 出力トランザクションキュー ３６ 入力トランザクションキュー
ン管理テーブル １−３，２−３，３−３ ＴＰＰ２用トランザクショ
ン管理テーブル １−４，２−４，３−４ ＴＰＰ３用トランザクショ
ン管理テーブル ５ 仮想トランザクションキュー管理装置 ２１ 最大ＴＰＰ管理数 ２２ カレントＴＰＰ管理数 ２３ ＴＰＰ１用トランザクション管理テーブルアド
レス ２４ ＴＰＰ２用トランザクション管理テーブルアド
レス ２５ ＴＰＰ３用トランザクション管理テーブルアド
レス ３１ ＮＥＸＴアドレス ３２ ＦＯＲＷＯＲＤアドレス ３３ 入力トランザクションキューアドレス ３４ 出力トランザクションキューアドレス ３５ 出力トランザクションキュー ３６ 入力トランザクションキュー
Claims (5)
- 【請求項１】 複数のホストシステムにより、トランザ
クション処理を分散して行うオンラインシステムにおけ
るトランザクション管理装置において、 前記ホストシステムのいずれかに存在する業務処理プロ
グラムのうち当該ホストシステムには存在しないものに
係るトランザクションを仮想的にキュー管理する仮想ト
ランザクションキュー管理装置を設けることにより、 前記ホストシステムのいずれかに存在する業務処理プロ
グラムのすべてに対して、前記ホストシステムの負荷分
散率に応じてトランザクションを均等になるように分配
することを特徴とするトランザクション管理装置。 - 【請求項２】 前記仮想トランザクションキュー管理装
置は、前記ホストシステムと１対１対応に、前記業務処
理プログラムごとのトランザクション管理テーブルと、
該トランザクション管理テーブルのアドレスを保持する
業務処理プログラム管理テーブルとを有し、 前記各トランザクション管理テーブルは、当該トランザ
クションに対する入力トランザクションキュー及び出力
トランザクションキューの各アドレスと、隣るホストシ
ステム対応の同一業務処理プログラムについてのトラン
ザクション管理テーブルをポイントするアドレスとを保
持することを特徴とする請求項１記載のトランザクショ
ン管理装置。 - 【請求項３】 前記各トランザクション管理テーブル
は、前記ポイント元のトランザクション管理テーブルを
ポイントするアドレスをも保持することを特徴とする請
求項２記載のトランザクション管理装置。 - 【請求項４】 前記仮想トランザクションキー管理装置
は、業務処理プログラムごとに各ホストシステムの負荷
分散率に応じてトランザクションの分配を行う負荷分散
システムと、前記各ホストシステムとの間に位置するこ
とを特徴とする請求項１記載のトランザクション管理装
置。 - 【請求項５】 前記各業務処理プログラム管理テーブル
は、当該ホストシステムで処理できる最大業務処理プロ
グラム数とカレントな業務処理プログラム数をも保持そ
の差分により前記負荷分散率を定めることを特徴とする
請求項１記載のトランザクション管理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8241981A JPH1091595A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | トランザクション管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8241981A JPH1091595A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | トランザクション管理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1091595A true JPH1091595A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17082475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8241981A Pending JPH1091595A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | トランザクション管理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1091595A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002269059A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-20 | Ntt Comware Corp | クライアントサーバシステム、中継サーバ、クライアント端末装置の接続先サーバ決定方法 |
| JP2003256394A (ja) * | 2002-03-05 | 2003-09-12 | Nec Corp | トランザクション処理の負荷分散方法およびそのシステム |
| US7454501B2 (en) | 2002-03-29 | 2008-11-18 | International Business Machines Corporation | Most eligible server in a common work queue environment |
-
1996
- 1996-09-12 JP JP8241981A patent/JPH1091595A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002269059A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-20 | Ntt Comware Corp | クライアントサーバシステム、中継サーバ、クライアント端末装置の接続先サーバ決定方法 |
| JP2003256394A (ja) * | 2002-03-05 | 2003-09-12 | Nec Corp | トランザクション処理の負荷分散方法およびそのシステム |
| US7454501B2 (en) | 2002-03-29 | 2008-11-18 | International Business Machines Corporation | Most eligible server in a common work queue environment |
| US8190743B2 (en) | 2002-03-29 | 2012-05-29 | International Business Machines Corporation | Most eligible server in a common work queue environment |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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