JPH1089823A - 低温液化ガス冷熱利用の空調装置 - Google Patents

低温液化ガス冷熱利用の空調装置

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JPH1089823A
JPH1089823A JP24627896A JP24627896A JPH1089823A JP H1089823 A JPH1089823 A JP H1089823A JP 24627896 A JP24627896 A JP 24627896A JP 24627896 A JP24627896 A JP 24627896A JP H1089823 A JPH1089823 A JP H1089823A
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JP
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air
heat exchanger
low
temperature
compressor
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JP24627896A
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Toru Yoshioka
徹 吉岡
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温液化ガスの冷熱、気化エネルギーを無駄
なく利用し、効率の良い空調、蓄エネルギーを果たす。 【解決手段】 空気圧縮機5から吐出した圧縮空気をド
ライヤ9で除湿し、次いで空調用熱交換器13で冷却し
て冷房用調和空気を得る装置であり、この装置はタービ
ン2で膨張させ低温ガスを得る設備に関連させて設けら
れ、この低温ガスが空調用熱交換器13の冷媒として用
いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調装置、更に詳
しくはLNG等の低温液化ガスの冷熱を利用した冷房
用、除湿用または冷房/暖房用の空調装置に関するもの
であり、特に、特定される地域、ビルまたは劇場、映画
館等の興業場の空気調和に用いて好適な低温液化ガス冷
熱利用の空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ビルなどの冷房装置にはLN
G等の低温液化ガスの冷熱を利用した装置が用いられて
いた。このような従来の冷房装置の典型的なものとして
は、特開平 1−219465号公報(第1例)又は特開平 6−
313687号公報(第2例)に開示された発明がある。
【0003】第1例は、中間媒体を用いて熱交換器によ
り順次冷却する複数段の冷却配管系における最初の熱交
換器の冷媒を液化天然ガスにすると共に、最終の熱交換
器を空気冷却器とすることにより、この空気冷却器によ
って所望の温度、量の冷却空気を比較的廉価に得るよう
にした装置である。
【0004】一方、第2例は、蓄冷熱剤で液化天然ガス
を加熱して気化させる液化天然ガス気化器と、気化する
液化天然ガスから冷熱を吸収して冷却された蓄冷熱剤を
貯蔵する蓄冷容器とを備えて、液化天然ガスが保有する
冷熱を有効に利用し、かつ、液化天然ガス気化設備の簡
素化を図らせるようにした液化天然ガス気化装置であ
る。
【0005】ところが、第1例の場合は、LNG熱交換
器(最初の熱交換器)、冷媒熱交換器(中間の熱交換
器)及び空気冷却器(最終の熱交換器)の少なくとも3
段からなる複数段の熱交換器装置が用いられることか
ら、設備費が膨大になるのと、各段での熱交換効率が加
重されるところから、熱交換効率が悪くなるのとが運転
経済性上での問題であり、更に、中間段を含めて各段に
ついてポンプが必要になり、電力消費量が多くなるとい
う問題点があった。
【0006】また第2例においても、LNG供給系統と
冷熱利用システムとの間にブライン等の中間熱媒体ライ
ンが必要であって、設備費が膨大になる、熱交換効率が
悪くなる、各段にポンプが必要で電力消費量が多くなる
等の点に関しては第1例と同じように問題とされるとこ
ろである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点の解消を図るために成されたものであり、したが
って、本発明の主たる目的は、LNG等の低温液化ガス
の冷熱、気化エネルギー等を無駄なく利用することがで
きて、経済性、運転面での効率の良い空調装置を提供す
ることにある。
【0008】本発明のうち請求項1記載の発明は、前記
の主たる目的を冷房運転において効果的に実現し得る空
調装置を提供しようとするものである。
【0009】本発明のうち請求項2記載の発明は、請求
項1記載の発明の目的に加えて、冷房運転での一層の高
効率化を実現させる空調装置を提供することを目的とす
るものである。
【0010】本発明のうち請求項3記載の発明は、前記
の主たる目的を除湿運転において効果的に実現し得る空
調装置を提供しようとするものである。
【0011】本発明のうち請求項4記載の発明は、前記
の主たる目的を冷房/暖房運転において効果的に実現し
得る空調装置を提供しようとするものである。
【0012】本発明のうち請求項5記載の発明は、請求
項1乃至4記載の発明の目的に加えて、圧縮機ユニット
の経済運転を実現させる空調装置を提供することを目的
とするものである。
【0013】本発明のうち請求項6記載の発明は、請求
項1乃至4記載の発明の目的に加えて、ドライヤの経済
運転を実現させる空調装置を提供することを目的とする
ものである。
【0014】本発明のうち請求項7記載の発明は、請求
項1乃至6記載の発明の目的に加えて、冷熱エネルギー
を電力変換可能に、かつ高効率下に備蓄し得る空調装置
を提供することを目的とするものである。
【0015】本発明のうち請求項8記載の発明は、請求
項1乃至6記載の発明の目的に加えて、空調負荷が小さ
い時間帯に冷熱エネルギーを氷の状態で備蓄することに
よって、定格能力を低減し得る空調装置を提供すること
を目的とするものである。
【0016】本発明のうち請求項9記載の発明は、請求
項6記載の発明の目的に加えて、圧縮機ユニットの更な
る経済運転を実現させる空調装置を提供することを目的
とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のうち請求項1記載の発明は、LNG等の低
温液化ガスから戻された昇圧ガスをタービンで膨張させ
低温ガスを得る設備に関連して設けられた冷房用の空調
装置であって、この空調装置としては、空気を吸い込む
圧縮機を備える圧縮機ユニットと、前記圧縮機の吐出空
気を除湿するドライヤと、このドライヤで除湿された圧
縮空気を冷却する空調用熱交換器とを含んで構成される
とともに、前記タービンで膨張させて得た前記低温ガス
が前記空調用熱交換器の冷媒に用いられてなることを特
徴とする。
【0018】このように構成される冷房用の空調装置に
おいては、圧縮機に吸い込まれた空気は圧縮空気となっ
て吐出されドライヤに送られて、ここで含有する湿分が
除去されて乾燥した圧縮空気となって空調用熱交換器に
送られる。この空調用熱交換器では、前記乾燥圧縮空気
と、直接膨張の過程でタービンに回転エネルギーを付与
した後の常温以下の低温ガス(例えば天然ガス:NG)
との間で顕熱の熱交換が行われるため、乾燥圧縮空気は
冷却される一方、NGは常温以下の+温度まで加温され
る。冷却された乾燥圧縮空気は、例えばレシーバタンク
等に一旦貯留された後、冷房用空気としてビル内の居室
など被空調域に送られて、冷房の用に供される。
【0019】このようにして、低温液化ガスの冷熱が空
調用熱交換器での熱交換作用によって冷房に有効利用さ
れるものであり、また、空調装置における主たる動力と
しては圧縮機駆動用に限られることから、冷熱利用効率
の良い、かつ運転コストが低い設備ができる。なお、調
和空気を送給する手段としてはブロア等の送風機を要素
としたものであってもよいが、本発明において圧縮機ユ
ニットを用いているのは、単に冷房運転のみに限らない
で、後述するように除湿運転または暖房運転を行わせる
場合に対応し得るものとして、これに必要な加熱源が空
気送給の過程で容易にかつ効率よく得られる点と、ま
た、地域冷暖房等のように調和空気を広範な区域に供給
する場合に圧力エネルギーを保有させておくことが有利
である点とで好適な手段であるからに他ならない。
【0020】ここで空調用熱交換器は、ピーク負荷に対
応し得る容量を持つ単基であってもよいが、例えば、変
動の大きい空調負荷に接続されるような空調装置の場合
には、空調用熱交換器を2基以上複数基設けて、一部又
は全部を負荷に対応して選択的に同時運転させるように
することも好ましい手段であって、請求項2記載の発明
のように、前記空調用熱交換器を複数基設けて、少なく
とも一部を選択的に同時冷房運転可能とするとともに、
前記圧縮機から吐出された直後の高温空気の一部を冷房
運転停止直後の空調用熱交換器の除霜用熱媒に用いるよ
うにすることも好ましいことである。
【0021】このように形成すると、冷房運転中に霜が
付着している空調用熱交換器に対して、圧縮された前記
高温空気によって速やかに除霜を行わせることが可能で
あり、付加的な熱源を用いることなく、空調用熱交換器
を常に効率の良い状態に保持できるものである。
【0022】ところで、梅雨期等の中間期においては、
湿気を多く含んでいて除湿が優先される空調負荷に対応
しなければならない場合があるが、このような空調負荷
に好適なものとして、本発明のうち請求項3記載の発明
は、LNG等の低温液化ガスから戻された昇圧ガスをタ
ービンで膨張させ低温ガスを得る設備に関連して設けら
れた除湿用の空調装置であって、この空調装置として
は、空気を吸い込む圧縮機を備える圧縮機ユニットと、
前記圧縮機の吐出空気を冷却する空調用熱交換器と、こ
の空調用熱交換器で冷却された前記吐出空気を除湿する
ドライヤと、このドライヤで除湿された圧縮冷却空気を
加熱し、被空調域の室温または前記圧縮機が吸い込む空
気の温度と同等の温度にする再熱用熱交換器とを含んで
構成され、前記タービンで膨張させて得た前記低温ガス
が前記空調用熱交換器の冷媒に用いられ、前記圧縮機か
ら吐出された直後の高温空気の一部が前記再熱用熱交換
器の再熱用熱媒に用いられることを特徴とするものであ
る。
【0023】このように構成される除湿用の空調装置に
おいては、圧縮機に吸い込まれた空気は圧縮空気となっ
て吐出され空調用熱交換器に送られて、ここで直接膨張
の過程でタービンに回転エネルギーを付与した後の常温
以下の低温ガス(NG)との間で顕熱の熱交換が行われ
ることから、この圧縮空気は冷却される。そして、次の
ドライヤに送られて、ここで含有する湿分が除去されて
乾燥した冷却圧縮空気となる。この冷却され乾燥した圧
縮空気は、前記再熱用熱交換器に送られ、ここで圧縮機
から吐出された直後の高温空気の一部によって、被空調
域の室温と同程度の温度に加熱され乾燥した圧縮常温空
気となる。この空気は、例えばレシーバタンク等に一旦
貯留された後、除湿用空気としてビル内の居室など被空
調域に送られて、湿気の多い被空調域空気と入れ替わっ
て除湿の用に供される。
【0024】このようにして、低温液化ガスの冷熱が空
調用熱交換器での熱交換作用によって除湿のための冷却
に有効利用されるとともに、圧縮機での発生熱の一部が
再熱用熱交換器での熱交換作用によって再熱のための加
熱に有効利用されるものであり、また、空調装置におけ
る主たる動力としては圧縮機駆動用に限られることか
ら、冷熱利用効率の良い、かつ運転コストが低い設備が
できる。
【0025】一方、年間を通じての空調負荷に対応し得
る空調装置に好適なものとして、本発明のうち請求項4
記載の発明は、LNG等の低温液化ガスから戻された昇
圧ガスをタービンで膨張させ低温ガスを得る設備に関連
して設けられた冷房/暖房用の空調装置であって、この
空調装置としては、空気を吸い込む圧縮機を備える圧縮
機ユニットと、前記圧縮機の吐出空気を除湿するドライ
ヤと、このドライヤで除湿された圧縮空気を冷却または
加熱する空調用熱交換器とを含んで構成され、この空調
用熱交換器に対し、前記タービンで膨張させて得た前記
低温ガスが冷媒に、前記圧縮機から吐出された直後の高
温空気の一部が加熱用熱媒に、それぞれ切換わり用いら
れることを特徴とする。
【0026】このように構成される冷房/暖房用の空調
装置においては、圧縮機に吸い込まれた空気は圧縮空気
となって吐出されドライヤに送られて、ここで含有する
湿分が除去されて乾燥した圧縮空気となって空調用熱交
換器に送られる。この空調用熱交換器では、冷房運転の
場合は、前記乾燥圧縮空気と、直接膨張の過程でタービ
ンに回転エネルギーを付与した後の常温以下の低温ガス
(NG)との間で顕熱の熱交換が行われるため、乾燥圧
縮空気は冷却される。一方、暖房運転の場合は、前記乾
燥圧縮空気と、圧縮機から吐出された直後の高温空気の
一部との間で顕熱の熱交換が行われるため、乾燥圧縮空
気は加温される。このように冷却あるいは加温された乾
燥圧縮空気は、例えばレシーバタンク等に一旦貯留され
た後、空調用空気としてビル内の居室など被空調域に送
られて、被空調域空気と入れ替わって冷房/暖房の用に
供される。
【0027】このようにして、低温液化ガスの冷熱が空
調用熱交換器での熱交換作用によって冷却に有効利用さ
れるとともに、圧縮機での発生熱の一部が空調用熱交換
器での熱交換作用によって加熱に有効利用されるもので
あり、しかも、暖房のために付加的な熱源を用いること
がなくて、さらに空調装置における主たる動力としては
圧縮機駆動用に限られることから、冷熱利用効率の良
い、かつ運転コストが低い設備ができる。
【0028】ここで圧縮機は、専用の電動機で駆動させ
ることも可能であるが、LNG等の低温液化ガスの冷熱
エネルギーを有効利用することも好ましい手段であっ
て、請求項5記載の発明のように、前記圧縮機を前記タ
ービンによって駆動させるようにすることも好ましいこ
とである。このように形成すると、圧縮機の駆動用動力
(電力)を別途必要としなくなり、運転費を低減でき
る。
【0029】請求項1乃至請求項4の発明において、圧
縮機ユニットから出される圧縮空気中の湿分を除くため
の乾燥運転をドライヤとしては、例えば除湿用要素を軸
回りに回転して吸湿行程と放湿行程とに反転させて除湿
を行わせるドライヤ本体と前記放湿行程を経た湿分を含
む熱媒を冷却して脱湿するドライヤ用熱交換器とを備え
るドライヤが、連続運転を効率的に行える利点があると
ころから圧縮機ユニットと組合わせて一般に用いられて
おり、この種のドライヤでは、前記ドライヤ用熱交換器
の冷却熱媒としとて冷却水が普通に使用されているが、
請求項6記載の発明では、このドライヤ用熱交換器にお
ける熱交換効率の向上を図るためとして、所望温度の調
和空気を得るために設けられた前記空調用熱交換器にお
いて熱交換させた後の低温ガスをこのドライヤ用熱交換
器の冷媒に用いるようにしたものである。このように形
成することによって、冷却水が不要になり、冷熱エネル
ギーを有効利用して運転コストの低減が可能となるもの
である。
【0030】請求項1乃至請求項6の発明において、L
NG等の低温液化ガスが保有する冷熱エネルギーの相当
量はタービンによって回転速度エネルギーに変換される
が、この回転速度エネルギーを変動が少ない状態で安定
的に利用するためには、タービンに直結させた発電機等
の負荷が小さい時期に回転速度エネルギーを備蓄させる
ようにすることが好ましい手段であって、請求項7記載
の発明のように、タービンの軸にフライホイール及び発
電機をクラッチを介してそれぞれ連結させて、軽電力負
荷時にタービンの回転エネルギーをフライホイールに備
蓄し、これを重電力負荷時に発電に利用するエネルギー
回収運転を行わせる構成とすることもまた好ましい手段
である。このように形成すると、電力消費が少ない時間
帯の回転速度エネルギーをフライホイールに蓄え、電力
消費が多い時間帯に発電に回すことができ、より大きい
電力負荷変動に対応できる。
【0031】請求項1乃至請求項6の発明において、L
NG等の低温液化ガスが保有する冷熱エネルギーを空調
負荷が小さい時間帯に備蓄させるようにすることは好ま
しい手段であって、請求項8記載の発明のように、ター
ビンに関連して氷蓄熱装置を付設し、空調負荷が小さい
際に前記タービンで膨張させて得た前記低温ガスを氷蓄
熱装置に導いて氷で蓄冷熱させるようにした構成とする
ことも好ましい手段である。このように形成すると、例
えば、昼間のピーク負荷時における冷房能力の不足分を
備蓄した氷蓄熱で補うことが可能となり、より定格能力
の小さい設備とすることができて、初期の設備費用を低
減し得る。
【0032】請求項6の発明において、ドライヤでの除
湿効率を高めるためとして、圧縮機の吐出空気を冷却水
によって予備冷却させる空気冷却熱交換器を圧縮機ユニ
ットに付設することが一般的に行われる手段であるが、
請求項9記載の発明のように、前記ドライヤ用熱交換器
で熱交換した後の低温ガスを前記空気冷却熱交換器の冷
媒に用いようにすることは好ましい手段である。このよ
うに形成することによって、冷却水が不要になるととも
に、、冷熱エネルギーを有効利用して運転コストの低減
が可能である。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、添付図面を参照しながら具体的に説明する。図1乃
至図8は、本発明の各実施例に係る冷房用、除湿用、冷
房/暖房用(冷房・暖房切換用を意味する)の各種空調
装置の装置回路図であって、各図において対応する同じ
部材には同一の参照符号が付されている。
【0034】まず図1に示される空調装置は、低温ガス
製造設備1に関連して設けられる低温液化ガス冷熱利用
の冷房用空調装置であり、低温液化ガス例えばLNGを
気化させるための前記低温ガス製造設備1としては、例
えば、図示しないLNGタンク、昇圧ポンプ及び気化器
と、タービン2と、このタービン2に直結される発電機
3とからなる直接膨張方式の冷熱発電機器が利用され
る。
【0035】この低温ガス製造設備1は、LNGタンク
から送られたLNGを昇圧ポンプによって昇圧し、気化
器で常温近くまで加熱し高圧のガスとした後、タービン
2に送って膨張させてタービン2に対し速度エネルギー
を与えて発電機3により発電させる一方、高圧ガスは断
熱膨張して低温ガスになった後、前記冷房用空調装置に
冷熱源として供給されるようになっている。
【0036】上記冷房用空調装置は、圧縮機ユニット
4、ドライヤ9及び空調用熱交換器13を主要機器とし
て備え、さらに、圧縮機ユニット4とドライヤ9との間
の送気系中に、アフタークーラとして機能する空調用熱
交換器8が介設され、また、前記空調用熱交換器13か
らビル居室等の被空調域に至る調和空気送給系中の空調
用熱交換器13出口近部にレシーバタンク14が介設さ
れている。
【0037】圧縮機ユニット4は、空気を吸い込んで高
温の圧縮空気で吐出する圧縮機5、この圧縮機5を駆動
するモータ6、空気冷却熱交換器7及び逆止弁20を含
んで構成され、圧縮機5が吸い込んだ空気(大気)は高
温圧縮空気となって吐出された後、逆止弁20を経て空
気冷却熱交換器7に送られ、ここで高温圧縮された吐出
空気は予備冷却されて空調用熱交換器8を経、ドライヤ
9に圧送される。
【0038】ドライヤ9は、ドライヤ本体10、ドライ
ヤ用熱交換器11及びエジェクタ12から成り、空調用
熱交換器8で予備冷却された圧縮吐出空気は、ドライヤ
本体10で除湿されて乾燥した吐出空気となって空調用
熱交換器13に送られる。ドライヤ本体10は、吸湿性
を有するハニカム構造の円柱体から成る除湿用要素を軸
回りに回転可能に設けて、吸湿行程と放湿行程とに反転
させる過程で除湿が連続的に行われるように形成された
ものであって、前記吸湿行程では、空調用熱交換器8を
経た高温圧縮吐出空気が導入され、前記放湿行程では、
圧縮機5が吐出する高温圧縮空気の一部量が除湿用熱媒
として圧力調整弁19を介して導入される。一方、ドラ
イヤ用熱交換器11は前記放湿行程を経た湿分を含む熱
媒を冷却するためとして設けられたものであり、ドライ
ヤ本体10で蒸発した湿分を含む除湿用熱媒は、ドライ
ヤ用熱交換器11で冷却されドレンとして除湿された
後、エジェクタ12に送られて前記空調用熱交換器8で
予備冷却された圧縮吐出空気と混合した後ドライヤ本体
10に再送されて冷房の用に供されるようになってい
る。
【0039】前記空調用熱交換器13は、気体対気体型
式の熱交換器により形成されていて、一方の気体流通路
にはドライヤ9で除湿された圧縮空気が送給され、他方
の気体流通路にはタービン2で膨張させて得られた前記
低温ガスが送給されるようになっており、ここで両者間
に顕熱の熱交換が行われる結果、除湿された圧縮空気
は、冷房用に適した温度まで冷却されて、レシーバタン
ク14に一旦貯留された後、冷房用空気としてビル内の
居室など被空調域に送られる。
【0040】以上述べたように、図1図示の装置は、タ
ービン2で膨張させて発生した前記低温ガスの冷熱を利
用して冷房用の調和空気を得ることが可能な冷房用空調
装置であって、請求項1の発明に係わるものである。こ
こで、空調用熱交換器13で熱交換の用に供された低温
ガスは、今なお十分な冷熱エネルギーを保有した状態で
あることから、図1図示の冷房用空調装置では、この冷
熱エネルギーの有効利用を図らせるようにしている。
【0041】即ち、空調用熱交換器13で熱交換した前
記低温ガスは、空調用熱交換器8とドライヤ用熱交換器
11とに分流させた後、一旦合流させてさらに空気冷却
熱交換器7に流通させてから、図示しないガスタンクに
送って、一般家庭の都市ガス用または小規模の火力発電
ガス用等の燃料として貯留させるようにしている。この
ように形成することによって、低温ガスが空調用熱交換
器8、ドライヤ用熱交換器11及び空気冷却熱交換器7
の冷媒として利用されるため、それぞれの熱交換器につ
いて冷却水が不要になり、運転費用の低減が図れる。
【0042】図2に示される空調装置は、図1図示装置
に類似した構成の冷房用空調装置であって、この装置に
おける特徴とされる点は、圧縮機ユニット4の圧縮機5
がモータでなくタービンによって駆動されていることで
ある。即ち、低温ガス製造設備1におけるタービン2を
前記圧縮機5に軸連結して駆動源に利用した構成であ
る。このように形成することによって、圧縮機5を駆動
するための電力を特別に必要としなく、かつ、気化エネ
ルギーを無駄なく利用できる。
【0043】図3に示される空調装置は、図1図示装置
に類似した構成の冷房用空調装置であって、この装置に
おける特徴とされる点は、低温ガス製造設備1における
タービン2に関連して2基の発電機3と1基のフライホ
イール18が連結されていることである。即ち、タービ
ン2を両軸構造と成して、一方の軸にはクラッチ28を
介して発電機3を掛脱可能に軸連結し、他方の軸にはク
ラッチ28をそれぞれ介してフライホイール18と発電
機3を直列関係に掛脱可能に軸連結した構成である。こ
のように形成すると、電力消費が少ない時間帯では、フ
ライホイール18と発電機3との間のクラッチ28を外
して、タービン2の回転速度エネルギーをフライホイー
ル18に蓄えさせておき、電力消費が多い時間帯に前記
クラッチ28を掛合して、備蓄している回転速度エネル
ギーを利用して発電に回すことができ、エネルギー回収
運転に基づいてより大きい電力負荷変動に対応し得る利
点がある。
【0044】図4に示される空調装置は、図1図示装置
に類似した構成の冷房用空調装置であって、この装置に
おける特徴とされる点は、空調用熱交換器13の冷媒側
流通路に氷蓄熱装置17が並列的に接続された構成とな
っていることである。即ち、図1図示装置に氷蓄熱装置
17と切換弁22とを付設して、タービン2で膨張させ
て得られた前記低温ガスを切換弁22の切換え操作によ
って空調用熱交換器13または氷蓄熱装置17に供給さ
せるようにしている。このように形成することによっ
て、例えば冷房を必要としない夜間帯に低温ガスの冷熱
エネルギーを氷として氷蓄熱装置17に蓄熱させてお
き、昼間のピーク冷房負荷に対してこの蓄熱した冷熱エ
ネルギーによって冷房能力を補う機能を持たせることが
でき、したがって、定格能力の小さい設備とすることが
可能である。
【0045】図5に示される空調装置は、図1図示装置
に類似した構成の冷房用空調装置であって、この装置に
おける特徴とされる点は、空調用熱交換器が13A,13
B の2基設けられて、一方が冷房運転に、他方が除霜運
転に交互に切換わって運転するようになっていて、この
場合の除霜運転における除霜用熱媒として圧縮機5から
吐出された直後の高温空気の一部が用いられるように構
成したことである。即ち、図1図示装置において、空調
用熱交換器13を13A,13B の2基により形成すると
ともに、1個の圧力調整弁19及び3個の切換弁23,
24,25を付設した構成に特徴を有する。
【0046】このように形成される冷房用空調装置は、
3個の切換弁23,24,25を切換操作することによ
って、一方の空調用熱交換器13A または13B に対し
タービン2で膨張させて得られた前記低温ガスを供給し
て冷房運転させ、他方の空調用熱交換器13B または1
3A に対し圧縮機5から吐出された直後の高温空気を圧
力調整弁19で減圧して供給して除霜運転させるように
することが可能であり、冷房に用いた空調用熱交換器1
3A または13B に付着した霜を付加的な熱源を用いる
ことなく、高温の圧縮空気によって速やかに除霜するこ
とが可能であって、空調用熱交換器13A 及び13B を
常に効率の良い状態で使用できる利点がある。
【0047】なお、図5図示の空調装置において、3基
以上の空調用熱交換器13を使用して、少なくとも一部
を選択的に同時冷房運転し、かつ、その他を除霜運転さ
せるようにすることも可能であって、その場合には、切
換弁の個数、切換形態及び配管接続態様を適宜変更する
ことによって可能であり、このような変形もまた本発明
の範囲に包含される。
【0048】図6に示される空調装置は、低温ガス製造
設備1に関連して設けられる低温液化ガス冷熱利用の除
湿用空調装置であって、図1図示の冷房用空調装置に対
して、前記空調用熱交換器13に替えて再熱用熱交換器
15が使用されること、ガス加熱用熱交換器16が追加
して設けられること、圧力調整弁21が再熱用熱交換器
15に関連して追加して設けられることの各点に構成上
の特徴が存する。即ち、再熱用熱交換器15が空調用熱
交換器13に替わってドライヤ本体10とレシーバタン
ク14との間に介設され、この再熱用熱交換器15の熱
媒として圧縮機5から吐出された直後の高温空気が圧力
調整弁21で減圧した後に供給されるようになってい
て、さらに、タービン2を出た低温ガスが海水等の水と
熱交換させるための前記ガス加熱用熱交換器16に導入
された後、空調用熱交換器8及びドライヤ用熱交換器1
1に導かれるように形成される。
【0049】このように構成される除湿用空調装置の除
湿運転は次のように行われる。圧縮機5から吐出され、
空調用熱交換器8で冷却された圧縮吐出空気は、ドライ
ヤ本体10で除湿されてドライ低温圧縮吐出空気となっ
て再熱用熱交換器15に送られ、ここで、高温圧縮吐出
空気の一部と熱交換して被空調域の室温と同程度の温度
に加熱され乾燥した圧縮常温空気となる。この空気は、
レシーバタンク14に一旦貯留された後、除湿用空気と
してビル内の居室など被空調域に送られる。一方、ター
ビン2を出た低温ガスはガス加熱用熱交換器16で加熱
されて0°近辺の温度の低温ガスとなって、空調用熱交
換器8及びドライヤ用熱交換器11に導かれて冷熱が有
効に利用される。このように形成されることにより、低
温液化ガスの冷熱が空調用熱交換器8での熱交換作用に
よって除湿のための冷却に有効利用されるとともに、圧
縮機5での発生熱の一部が再熱用熱交換器15での熱交
換作用によって再熱のための加熱に有効利用される。
【0050】図7に示される空調装置は、図6図示の除
湿用空調装置に類似した構成であって、この装置で特に
注目れる点は、ガス加熱用熱交換器16に替えて氷蓄熱
装置17が設けられていることである。この場合の氷蓄
熱装置17は、図4に示される空調装置に設けた氷蓄熱
装置17と同等の構成及び機能を有するものであるか
ら、詳細な説明は省略するが、より定格能力の小さい設
備とすることが可能である。なお、図6,7に示される
各装置では、再熱用熱交換器15において熱交換した後
の高温圧縮吐出空気の一部を圧縮機5の吸込み口に戻す
ようにしているが、これは圧縮機吸込み側の空気圧力を
高めて圧縮機5の運転効率を高める上で好ましいからで
ある。
【0051】図8に示される空調装置は、低温ガス製造
設備1に関連して設けられる低温液化ガス冷熱利用の冷
房/暖房用空調装置であって、図1図示の冷房用空調装
置に類似した構成であり、この装置で特に注目される点
は、空調用熱交換器13が冷房・暖房兼用熱交換器であ
ること、ガス加熱用熱交換器16、圧力調整弁21、及
び2個の切換弁26、27が付設されることである。即
ち、切換弁26、27の操作によって、空調用熱交換器
13に対しタービン2を出た低温ガスを送って冷房用熱
交換器として働かせ、あるいは圧力調整弁21を経た高
温圧縮吐出空気の一部を導いて暖房用熱交換器として働
かせる一方、ガス加熱用熱交換器16に対し冷房運転時
は図示するように熱交換作用を停止させ、あるいは暖房
運転時はタービン2を出た低温ガスを送って0°近辺の
温度まで上昇させる加熱用熱交換器として働かせるよう
に形成される。
【0052】このように形成されることにより、圧縮機
5を出た直後の高温圧縮空気を暖房用に利用すること
で、付加的な熱源を必要としない暖房設備ができ、低温
ガスの冷熱を利用した冷房が可能なことと併せて低運転
費の装置を定期用し得る。なお、冷房運転時にガス加熱
用熱交換器16に圧力調整弁21を経た高温圧縮吐出空
気の一部を導くようにすることも可能であり、これによ
って付着している霜を有効に除去させることができる。
【0053】以上各実施例について順次説明したが、各
例において、圧縮機5をタービン2で駆動する手段、フ
ライホイール18を付設して速度エネルギーに転換した
状態で蓄勢させる手段、氷蓄熱装置17を併設する手段
を随時採用し得ることは言う迄もないことである。
【0054】
【発明の効果】本発明のうち請求項1、3、4記載の発
明は、低温液化ガスの冷熱を調和空気の冷却に利用する
ことで運転費の安い、冷熱利用効率の良い空調装置を提
供し得る利点がある。
【0055】さらに、請求項2記載の発明は、空調用熱
交換器を霜つきのまま運転開始させることがないので、
常に効率の良い状態で使用可能である。また、請求項5
記載の発明は、圧縮機の駆動動力が別途に不要であっ
て、運転費を低減できる。
【0056】また、請求項6、9記載の発明は、対応す
る熱交換器に対して冷却水が不要になり、運転費の低減
が図れる利点がある。さらに、請求項7記載の発明は、
大きな電力負荷変動に対応できて安定した電力供給が可
能である。また、請求項8記載の発明は、定格能力の小
さい設備とすることができて、初期設備費の低減が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る冷房用空調装置の装
置回路図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る冷房用空調装置の装
置回路図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る冷房用空調装置の装
置回路図である。
【図4】本発明の第4実施例に係る冷房用空調装置の装
置回路図である。
【図5】本発明の第5実施例に係る冷房用空調装置の装
置回路図である。
【図6】本発明の第6実施例に係る除湿用空調装置の装
置回路図である。
【図7】本発明の第7実施例に係る除湿用空調装置の装
置回路図である。
【図8】本発明の第8実施例に係る冷房/暖房用空調装
置の装置回路図である。
【符号の説明】
1…低温ガス製造設備、 2…タービン、 3…発電機、 4…圧縮機ユニッ
ト、 5…圧縮機、 6…モータ、 7…空気冷却熱交換器、 8…空調用熱交換
器、 9…ドライヤ、 10…ドライヤ本
体、 11…ドライヤ用熱交換器、 12…エジェク
タ、 13…空調用熱交換器、 14…レシーバタ
ンク、 15…再熱用熱交換器、 16…ガス加熱用
熱交換器、 17…氷蓄熱装置、 18…フライホイ
ール、 19…圧力調整弁、 20…逆止弁、 21…圧力調整弁、 22〜27…切換
弁、 28…クラッチ、

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LNG等の低温液化ガスから戻された昇
    圧ガスをタービンで膨張させ低温ガスを得る設備に関連
    して設けられる冷房用空調装置であって、空気を吸い込
    む圧縮機を備える圧縮機ユニットと、前記圧縮機の吐出
    空気を除湿するドライヤと、このドライヤで除湿された
    圧縮空気を冷却する空調用熱交換器とを含み、前記ター
    ビンで膨張させて得た前記低温ガスが前記空調用熱交換
    器の冷媒に用いられることを特徴とする低温液化ガス冷
    熱利用の空調装置。
  2. 【請求項2】 前記空調用熱交換器が複数基設けられ
    て、少なくとも一部が選択的に同時冷房運転可能であ
    り、前記圧縮機から吐出された直後の高温空気の一部が
    冷房運転停止直後の空調用熱交換器の除霜用熱媒に用い
    られることを特徴とする請求項1記載の低温液化ガス冷
    熱利用の空調装置。
  3. 【請求項3】 LNG等の低温液化ガスから戻された昇
    圧ガスをタービンで膨張させ低温ガスを得る設備に関連
    して設けられる除湿用空調装置であって、空気を吸い込
    む圧縮機を備える圧縮機ユニットと、前記圧縮機の吐出
    空気を冷却する空調用熱交換器と、この空調用熱交換器
    で冷却された前記吐出空気を除湿するドライヤと、この
    ドライヤで除湿された圧縮冷却空気を加熱し、被空調域
    の室温または前記圧縮機が吸い込む空気の温度と同程度
    の温度にする再熱用熱交換器とを含み、前記タービンで
    膨張させて得た前記低温ガスが前記空調用熱交換器の冷
    媒に用いられ、前記圧縮機から吐出された直後の高温空
    気の一部が前記再熱用熱交換器の再熱用熱媒に用いられ
    ることを特徴とする低温液化ガス冷熱利用の空調装置。
  4. 【請求項4】 LNG等の低温液化ガスから戻された昇
    圧ガスをタービンで膨張させ低温ガスを得る設備に関連
    して設けられる冷房/暖房用空調装置であって、空気を
    吸い込む圧縮機を備える圧縮機ユニットと、前記圧縮機
    の吐出空気を除湿するドライヤと、このドライヤで除湿
    された圧縮空気を冷却または加熱する空調用熱交換器と
    を含み、この空調用熱交換器に対し、前記タービンで膨
    張させて得た前記低温ガスが冷媒に、前記圧縮機から吐
    出された直後の高温空気の一部が加熱用熱媒に、それぞ
    れ切換わり用いられることを特徴とする低温液化ガス冷
    熱利用の空調装置。
  5. 【請求項5】 前記圧縮機が前記タービンによって駆動
    されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
    かに記載の低温液化ガス冷熱利用の空調装置。
  6. 【請求項6】 前記ドライヤが、除湿を行わせるドライ
    ヤ本体と該ドライヤ本体を経た湿分を含む熱媒を冷却し
    て脱湿するドライヤ用熱交換器とを備えるドライヤであ
    り、前記空調用熱交換器で熱交換した後の低温ガスがド
    ライヤ用熱交換器の冷媒に用いられることを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の低温液化ガス
    冷熱利用の空調装置。
  7. 【請求項7】 前記タービンの軸にフライホイール及び
    発電機がクラッチを介してそれぞれ連結されてなり、軽
    電力負荷時にタービンの回転エネルギーをフライホイー
    ルに備蓄し、これを重電力負荷時に発電に利用するエネ
    ルギー回収運転が成されることを特徴とする請求項1乃
    至請求項6のいずれかに記載の低温液化ガス冷熱利用の
    空調装置。
  8. 【請求項8】 前記タービンに関連して氷蓄熱装置が付
    設され、空調負荷が小さい際に前記タービンで膨張させ
    て得た前記低温ガスを氷蓄熱装置に導いて氷で蓄冷熱さ
    せるように形成してなることを特徴とする請求項1乃至
    請求項6のいずれかに記載の低温液化ガス冷熱利用の空
    調装置。
  9. 【請求項9】 前記圧縮機ユニットが前記圧縮機の吐出
    空気を冷却する空気冷却熱交換器を備え、前記ドライヤ
    用熱交換器で熱交換した後の低温ガスが前記空気冷却熱
    交換器の冷媒に用いられることを特徴とする請求項6記
    載の低温液化ガス冷熱利用の空調装置。
JP24627896A 1996-09-18 1996-09-18 低温液化ガス冷熱利用の空調装置 Withdrawn JPH1089823A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8225619B2 (en) 2004-07-30 2012-07-24 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd Air-refrigerant cooling apparatus with a warm gas defrost bypass pipe
US9016083B2 (en) 2004-11-29 2015-04-28 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Air refrigerant type freezing and heating apparatus
JP2016506328A (ja) * 2012-11-19 2016-03-03 ターボメカTurbomeca 航空機のための空調方法およびシステム
CN114750925A (zh) * 2021-01-08 2022-07-15 三菱重工业株式会社 冷热回收系统及具备冷热回收系统的船舶或浮体

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