JPH108961A - 車輌の内燃機関に於ける冷却水・潤滑油等の液体及び給・吸気等の気体の冷却又は加熱方法及びその装置 - Google Patents

車輌の内燃機関に於ける冷却水・潤滑油等の液体及び給・吸気等の気体の冷却又は加熱方法及びその装置

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JPH108961A
JPH108961A JP8200926A JP20092696A JPH108961A JP H108961 A JPH108961 A JP H108961A JP 8200926 A JP8200926 A JP 8200926A JP 20092696 A JP20092696 A JP 20092696A JP H108961 A JPH108961 A JP H108961A
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gas
cooling
liquid
lubricating oil
combustion engine
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JP8200926A
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Tatsuo Konya
龍夫 紺谷
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、電子冷熱素子を複数所定配列して
車輌の内燃機関に於ける冷却水・又は潤滑油等の液体・
給(吸)気等の気体の効率の良い冷却・加熱を可能とす
る車輌の内燃機関に於ける冷却水・潤滑油等の液体及び
給(吸)気等の気体の冷却又は加熱方法及びその装置に
関する。 【構成】 冷却又は加熱する液体又は気体の供給部と排
出部とを有する本体内に、前記冷却又は加熱する液体又
は気体の導通部と、この導通部に対設した電子冷熱素子
の収容部とを備え、該収容部には複数の電子冷熱素子を
所定配列により収納して、この電子冷熱素子によって導
通部の液体又は気体を冷却又は加熱することを特徴とし
た車輌の内燃機関に於ける冷却水・潤滑油等の液体及び
給(吸)気等の気体の冷却又は加熱方法並びにその装置
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子冷熱素子を複数所
定配列して車輌の内燃機関に於ける冷却水・又は潤滑油
等の液体・給(吸)気等の気体の効率の良い冷却・加熱
を可能とする車輌の内燃機関に於ける冷却水・潤滑油等
の液体及び給(吸)気等の気体の冷却又は加熱方法及び
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車輌の内燃機関に於ける冷却水の
冷却装置として、一般的にラジエターが使用されてい
る。前記内燃機関に於ける冷却水は、装備された温度調
節装置の設定温度範囲内であれば、内燃機関内を循環さ
せて同内燃機関の冷却を行うが、その設定温度以上、即
ち、過熱状態となった場合は、前記冷却装置に導送され
て走行中であれば冷却装置を構成する細管・放熱板等に
より大気温度の走行風によって適宜冷却される。又、停
車中に於いては、加熱状態の冷却水を装備された送風機
で強制的に大気温度の風を以って冷却したものであっ
た。
【0003】更に、内燃機関に於ける潤滑油及び自動変
速機油は、常時、冷却装置へ送られて走行中であれば、
大気温度の走行風により適宜冷却される。又、停車中に
於いては、前記と同様に加熱状態の潤滑油等の油を装備
された送風機で強制的に大気温度の風を以って冷却した
ものであった。
【0004】更に又、内燃機関に係る給(吸)気等の気
体の冷却に於いては、燃焼室で燃焼爆発によって得た排
気を利用して装備されたタービンを回転させ、その同軸
に備を別タービンを駆動しその回転で得を風量を以って
強制的に燃焼室へ空気を送り込む過給装置(ターボチャ
ージャー)であるが、途中、過給空気は、冷却装置へ送
られ、走行中であれば大気温度の走行風よって適宜冷却
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の冷
却による場合は、何れに於いても走行中或は停車中に大
気温度の走行風か、強制風によって冷却水、潤滑油、自
動変速機油及び過給空気を冷却している為、環境とか気
候の変化等に対しては不安定要素があって、これらを基
本として各装置能力を設定しているから、過剰設備とな
り車輌設備としてはきわめてマイナス要素となるもので
ある。
【0006】更に前記冷却水、潤滑油、自動変速機油及
び過給空気の冷却装置では、出口(排出口)温度は、季
節によっては大きく変化し、常に一定の温度帯で冷却効
果を得ることができなく、本来の内燃機関の性能を充分
発揮することのできない問題点もある。
【0007】更に又、前記従来の冷却装置は、走行風又
は強制風にて行うため、走行中、最も風量を受け易い車
輌の前端部分に配置して、その性能効果を図ったもので
あるが、反面走行中に於いては、空気抵抗の増大につな
がり車輌の開発上に於いて、最も避けた課題であるが、
これを解決することはできない。等の諸問題を有するも
のであった。
【0008】本発明は、前記した従来の問題点を解消し
ようとするものでその目的とするところは、冷却又は加
熱する液体又は気体の供給部と排出部とを有する本体内
に、前記液体又は気体の導通部と、この導通部に対設し
た電子冷熱素子の収容部とを備えて、その収容部には複
数の電子冷熱素子を所定配列により収納し、この電子冷
熱素子によって導通部の液体又は気体を冷却又は加熱す
る過剰な設備を必要とせず、内燃機関のもつ本来の性能
を確実に発揮させ、安定した走行性能を得ることのでき
る車輌の内燃機関に於ける冷却水・潤滑油等の液体及び
給(吸)気等の気体の冷却又は加熱方法又はその装置の
提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】叙上の目的を達成するた
めの本発明に係る車輌の内燃機関に於ける冷却水・潤滑
油等の液体及び給(吸)気等の気体の冷却又は加熱方法
は、冷却又は加熱する液体又は気体の供給部と排出部と
を有する本体内に、前記冷却又は加熱する液体又は気体
の導通部と、この導通部に対設した電子冷熱素子の収容
部とを備え、該収容部には複数の電子冷熱素子を所定配
列により収納して、この電子冷熱素子によって導通部の
液体又は気体を冷却又は加熱することを特徴とした構成
にある。
【0010】又、本発明に係る冷却水・潤滑油等の液体
及び給(吸)気等の気体の冷却又は加熱装置は、冷却又
は加熱する液体又は気体の供給部と排出部とを有する本
体内に、前記冷却又は加熱する液体又は気体の導通部
と、この導通部に対設した電子冷熱素子の収容部とを備
え、該収容部には複数の電子冷熱素子を所定配列により
収納した構成にある。この装置に於いて、前記液体は、
冷却水とする場合と、潤滑油とする場合と、自動変速機
油とする場合と、衝撃減衰装置油とする場合とがある。
更に、気体は、内燃機関に係る給気又は吸気の空気であ
る場合がある。更に又、前記電子冷熱素子の配列を単列
とする収容部構成とする場合と、その配列を複数列とす
る収容部構成とする場合がある。更に、前記収容部は、
導通部を挟むように対設する場合と、導通部を囲むよう
に収容部を備える場合とがある。
【0011】
【作用】本発明に係る車輌の内燃機関に於ける冷却水・
潤滑油等の液体及び給(吸)気等の気体の冷却又は加熱
方法並びにその装置により、例ば車輌の内燃機関に於け
る液体或いは気体の冷却を行う場合、特に本発明に於て
冷却手段に電子冷熱素子を複数使用するが、この電子冷
熱素子(サーモ・モジュール)は、供給した電力によっ
て熱を上面から下面に運ぶ役目をする。いわゆる一種の
熱ポンプと定義されている。下面の発熱量は運ばれた熱
量と、加えられた電力の和となり、下の発熱面には、水
冷板又はフィンなどの放熱器を密着して効率よく熱放散
を行う。又、前記電極を反転することで、上下面の吸・
発熱の関係が逆となる。この作用により固定静止させた
電子冷熱素子の性能を引き出すためには、発熱面側に放
熱器を要することが判断される。しかし、自動車、自動
二輪車等の車輌は、原則的には移動体であって、大気温
度の走行風或いは強制風も電子冷熱素子にとっては、熱
放散を得ることができる手段の一でもある。下面の発熱
側が走行風或いは強制風により、大気温度の状態であれ
ば上面の吸熱側は大巾な低温値を得ることができ、之等
はデータにより証明されている。以上の特性を利用して
各種の冷却装置の放熱板に代えて、所定の冷却を行うも
ので、前記手段を採用することで電子冷熱素子の電源を
出口側に配置した温度センサーによりオン・オフの切換
えのみで、冷却装置本体に温度調節機能が備わり、冷却
水、潤滑油、自動変速機油、及び過給空気の冷却装置の
出口温度の管理が容易且つ確実に行うことができて、夫
々適正温度で不安定要素のない安定した水、油、空気を
内燃機関及び自動変速機へ供給することができる。
尚、特に過給空気の冷却装置に於いては、供給空気の温
度が管理できれば、燃焼室内への充填効率は向上し、よ
り高出力及び低燃費を得ることもできる。
【0012】
【実施例】次に本発明に係る車輌の内燃機関に於ける冷
却水・潤滑油等の液体及び給(吸)気等の気体の冷却又
は加熱方法の実施例を説明すると、前記のように冷却又
は加熱する液体又は気体の供給部と排出部とを有する本
体内に、前記冷却又は加熱する液体又は気体の導通部
と、この導通部に対設した電子冷熱素子の収容部とを備
え、該収容部には複数の電子冷熱素子を所定配列により
収納して、この電子冷熱素子によって導通部の液体又は
気体を冷却又は加熱することを特徴とするもので、特に
電子冷熱素子は、N型とP型の熱電半導素子を金属、セ
ラミック等の板構成で交互に接合しユニット化したもの
を使用し、液体又は気体の冷却又は加熱を可能とする。
【0013】更に本発明に係る車輌の内燃機関に於ける
冷却水・潤滑油等の液体及び給(吸)気等の気体の冷却
又は加熱装置の実施例を図面に基づいて説明すると、図
1は電子冷熱素子の配列を単列とする収容部構成とした
例の斜面図。図2は同構成の断面図。図3は電子冷熱素
子の配列を複数列とする収容部構成とした例の断面図。
図4は前記収容部構成が、導通部を挟むように対設した
例の断面図。図5は導通部を囲むように収容部を対設し
た構成の断面図。図6は電子冷熱素子を平列に配したも
のの例を示す一部を横断した状態の平面図。図7は同実
施例の一部を縦断した状態の側面図。図8は電子冷熱素
子を平列に配し且つ導通部を上下に配した状態の断面
図。図9は電子冷熱素子を上下に多数平列で間隔を隔て
段状に配し、且つ各段状の電子冷熱素子の部分には導通
部を上下方向に配した状態の一部の縦断した正面図。図
10は同実施例の一部を縦断した側面図。図11は本発
明に係る装置をレーシング用車輌に装備した状態の説明
図。図12は同レーシング用車輌に装備し正面より観察
した状態の説明図である。
【0014】この実施例による車輌の内燃機関に於ける
冷却水・潤滑油等の液体及び給(吸)気等の気体の冷却
又は加熱装置の構成は、冷却又は加熱する液体又は気体
の供給部1と排出部2とを有する本体3内に、前記冷却
又は加熱する液体又は気体の導通部4と、この導通部4
に対設した電子冷熱素子5の収容部6とを備え、該収容
部6には複数の電子冷熱素子5を所定配列により収納し
たもので、図1〜図5に示すように角筒状に形成した本
体3の両端部に液体又は気体の供給部1と排出部2とを
形成し、且つこの本体3の側面部上下に、断面図鈎形で
上下に対設した溝形状の電子冷熱素子5の収容部6とを
備えた構成である。
【0015】前記図1及び図2に示す本体3に於ける導
通部4と収容部6は、電子冷熱素子5の配列を単列とす
る収容部6構成とした例によるもので、更に、図3は電
子冷熱素子5の配列を複数列とする収容部6構成とした
もので、中間部に導通部4を有し、その左右に収容部
6、6を設けたものである。又図4は前記収容部6構成
が、導通部4を挟むように対設した例によるもので、中
間部の二列が導通部4、4で、この導通部4、4には、
例ば一方を空気等の気体の導通部4とし他方を油等の導
通部4として、之等の両側に電子冷熱素子5の収容部
6、6を設けたもので、更に又図5は導通部4、4、4
を三列として之等の左右に収容部6、6を、更に二点鎖
線で示すようにの上下に別の収容部6′、6′を設け
て、前記導通部4、4、4を収容部6、6、6′、6′
が囲む形としたものである。
【0016】又、前記収容部6に収める電子冷熱素子5
は、N型とP型の熱電半導素子を金属、セラミック等の
板構成で交互に接合しユニット化したものを使用し、液
体又は気体の冷却又は加熱を可能とする。
【0017】本発明に係る前記実施例に於ける本体3の
導通部4と収容部6は、図6及び図7に示すように、導
通部4を扁平状とし且つこの一側面に電子冷熱素子5の
収容部6を対設した構成による場合もあって、本体3の
導通部4を中央部で仕切り片7により区割しその一方側
に冷却又は加熱する液体又は気体の供給部1と排出部2
とを設け、更に、収容部6の一側面中央に断面T字形の
電子冷熱素子5の収容保持部6aとこれに対設した鈎形
部片による収容6、6を設けて、該収容部6、6に電子
冷熱素子5を複数並列に配置する。尚、構成に於いて、
図8に示すように導通部4、4を上下に二列区割して設
け、その上面側に前記と同様収容部6の一側面中央に断
面T字形の電子冷熱素子5の収容保持部6aとこれに対
設した鈎形部片による収容6、6を設けて、該収容部
6、6に電子冷熱素子5を複数並列に配置する場合もあ
る。
【0018】更に、図9、図10に示すものは、左右に
冷却又は加熱する液体又は気体の供給集部1aと排出集
部2aとを設け、且つ之等の中間に複数の導通部4と、
電子冷熱素子5の収容部6とを設けた構成によるもの
で、前記供給集部1aと排出集部2aは、漏斗形状とし
て供給口と排出口に対応する側壁部8に多数の導通部4
を上下に間隔を隔てて設け、更に之等導通部4には夫々
電子冷熱素子5の収容部6を設けてこの収容部6に多数
の電子冷熱素子5を並列に配置させたもので、冷却又は
加熱する液体又は気体は、一旦供給集部1aに集められ
てから、各導通部4を通りここで対設した電子冷熱素子
5により冷却又は加熱されて、排出集部2aに集められ
排出口より排出される。
【0019】本発明に係る車輌の内燃機関に於ける冷却
水・潤滑油等の液体及び給(吸)気等の気体の冷却又は
加熱方法及びその装置に於ける液体は、内燃機関を冷却
する冷却水とする場合と、同内燃機関の潤滑油とする場
合と、或は自動変速機油とする場合と、衝撃減衰装置油
とする場合とがあって、之等液体の単独使用或は、冷却
水と潤滑油との組合わせとか前記液体と、給気とか排気
などの気体との組合わせによる場合がある。更に前記気
体は、内燃機関に係る給気又は吸気等の空気による場合
があって、何れの場合、電子冷熱素子5により液体又は
気体を効率よく冷却若しくは加熱できる。
【0020】次に本発明に係る装置の使用例を図11及
び図12に基づいて説明すると、この使用例は、レーシ
ング用車輌に装置したものを示し、車輌9に於ける車体
10の両側に設けるサーフエースラジエター部分11に
設置したもので、一般車輌のラジエターは走行風を最も
受易い車体の前端に設けるが、レンシング用車輌に於い
ては車体の両側に設けられていることが通常で、図示の
ように例ば本発明の扁平な装置を取付けることにより走
行風は矢印で示すように何等抵抗なく通過し、そのとき
装置によって冷却又は加熱されるので、空気抵抗の大巾
な低減に寄与し、この種レンシング用車輌には、格別な
作用効果を奏する。
【0021】以上、この実施例に於いては、冷却又は加
熱について説明したが、この冷却、加熱は、電子冷熱素
子5の極性を反転することで、上下の吸・発熱の関係が
逆となる性能を利用し、例ば冬季暖気運転時に、加熱状
態にせ設定することにより、きわめて短時間で暖気でき
るし、又、冬季走行時の各種の冷却装置の過冷却をも防
止できる。
【0022】
【発明の効果】叙上のように本発明に係る車輌の内燃機
関に於ける冷却水・潤滑油等の液体及び給(吸)気等の
気体の冷却又は加熱方法及びその装置は、前記のように
冷却又は加熱する液体又は気体の供給部と排出部とを有
する本体内に、前記冷却又は加熱する液体又は気体の導
通部と、この導通部に対設した電子冷熱素子の収容部と
を備え、該収容部には複数の電子冷熱素子を所定配列に
より収納して、この電子冷熱素子によって導通部の液体
又は気体を冷却又は加熱することを特徴とした構成であ
るから、従来の大気温度と云う不安定な条件に影響され
ることがなく、電子冷熱素子の特性を最大限に利用する
ことから、走行中或は停車中に大気温度の走行風か、強
制風によって冷却水、潤滑油、自動変速機油及び過給空
気を冷却するものと違って環境とか気候の変化等に対し
ても不安定要素はなく、然も、適正な設備を設定でき、
特に冷却水、潤滑油、自動変速機油に於いては、その材
質のもつ本来の性能を引き出すことのできる効果を有
し、又、この方法並びに装置は、きわめて簡単な構成で
あるから、過剰設備となって車輌設備としてマイナス要
素となることもない。
【0023】更に、従来の冷却装置に係る放熱板に替り
電子冷熱素子を使用し、大気温度の走行風又は強制風を
この電子冷熱素子の放熱手段で大気温度に対して反応
し、絶対値に近い温度差を保持できる性能を電気的に調
整して、冷却水、潤滑油、自動変速機油及び過給空気等
の出口(排出口)温度を、季節に影響されることなく常
に一定の温度帯を得ることができて、本来の内燃機関の
性能を充分発揮することのできる特有の効果がある。
【0024】更に又、従来の放熱板を使用しないことに
より、空気抵抗を大巾に低減することができて、競走用
車輌などの空気抵抗の低減化を目的とした内燃機関用に
於いては、車体の設計上に大きな変化を生み、空気力学
等を勘案した理想的な車輌の開発を進めることができ
て、元来最も避けた課題を解消できる格別の効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車輌の内燃機関に於ける冷却水・
潤滑油等の液体及び給(吸)気等の気体の冷却又は加熱
の装置の実施例を示すもので、電子冷熱素子の配列を単
列とする収容部構成とした例の斜面図である。
【図2】同図1に示す実施例の断面図だある。
【図3】同実施例に於ける電子冷熱素子の配列を複数列
とする収容部構成とした例の断面図である。
【図4】同実施例の収容部構成が、導通部を挟むように
対設した例の断面図である。
【図5】同実施例に於ける導通部を囲むように収容部を
対設した構成の断面図である。
【図6】同実施例に於ける電子冷熱素子を平列に配した
ものの例を示す一部を横断した状態の平面図である。
【図7】同図6に示す実施例の一部を縦断した状態の側
面図である。
【図8】同実施例に於ける電子冷熱素子を平列に配し且
つ導通部を上下に配した状態の断面図である。
【図9】同実施例に於ける電子冷熱素子を上下に多数平
列で間隔を隔て段状に配し、且つ各段状の電子冷熱素子
の部分には導通部を上下方向に配した状態の一部の縦断
した正面図である。
【図10】同実施例に於ける装置をレーシング用車輌に
装備した状態の説明図である。
【図11】同実施例に於ける装置を同レーシング用車輌
に装備し正面より観察した状態の説明図である。
【符号の説明】
1 供給部 2 排出部 3 本体 4 導通部 5 電子冷熱素子 6 収容部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月18日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 車輌の内燃機関に於ける冷却
水・潤滑油等の液体及び給・吸気等の気体の冷却又は加
熱方法及びその装置
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車輌の内燃機関に於ける冷却水・
潤滑油等の液体及び給・吸気等の気体の冷却又は加熱方
法及びその装置の実施例を示すもので、電子冷熱素子の
配列を単列とする収容部構成とした断面図である。
【図2】同図1に示す実施例の断面図である。
【図3】同実施例に於ける電子冷熱素子の配列を複数列
とする収容部構成とした例の断面図である。
【図4】同実施例の収容部構成が、導通部を挟むように
対設した例の断面図である。
【図5】同実施例に於ける導通部を囲むように収容部を
対設した構成の断面図である。
【図6】同実施例に於ける電子冷熱素子を平列に配した
ものの例を示す一部を横断した状態の平面図である。
【図7】同図6に示す実施例の一部を縦断した状態の側
面図である。
【図8】同実施例に於ける電子冷熱素子を平列に配し且
つ導通部を上下に配した状態の断面図である。
【図9】同実施例に於ける電子冷熱素子を上下に多数平
列で間隔を隔て段状に配し、且つ各段状の電子冷熱素子
の部分には導通部を上下方向に配した状態の一部を縦断
した正面図である。
【図10】同図9に示す実施例の一部を破断し一部を縦
断した状態の側面図である。
【図11】同実施例に於ける装置をレーシング用車輌に
装備した状態の説明図である。
【図12】同実施例に於ける装置を同レーシング用車輌
に装備し正面より観察した状態の説明図である。
【符号の説明】 1 供給部 2 排出部 3 本体 4 導通部 5 電子冷熱素子 6 収容部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02B 29/04 F02B 29/04 Z F16H 41/30 F16H 41/30 C H01L 23/38 H01L 23/38 35/28 35/28 Z H05K 7/20 H05K 7/20 S

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却又は加熱する液体又は気体の供給部
    と排出部とを有する本体内に、前記冷却又は加熱する液
    体又は気体の導通部と、この導通部に対設した電子冷熱
    素子の収容部とを備え、該収容部には複数の電子冷熱素
    子を所定配列により収納して、この電子冷熱素子によっ
    て導通部の液体又は気体を冷却又は加熱することを特徴
    とした車輌の内燃機関に於ける冷却水・潤滑油等の液体
    及び給(吸)気等の気体の冷却又は加熱方法。
  2. 【請求項2】 冷却又は加熱する液体又は気体の供給部
    と排出部とを有する本体内に、前記冷却又は加熱する液
    体又は気体の導通部と、この導通部に対設した電子冷熱
    素子の収容部とを備え、該収容部には複数の電子冷熱素
    子を所定配列により収納したことを特徴とする車輌の内
    燃機関に於ける冷却水・潤滑油等の液体及び給(吸)気
    等の気体の冷却又は加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記液体は、冷却水であることを特徴と
    する請求項2記載の車輌の内燃機関に於ける冷却水・潤
    滑油等の液体及び給(吸)気等の気体の冷却又は加熱装
    置。
  4. 【請求項4】 前記液体は、潤滑油であることを特徴と
    する請求項2記載の車輌の内燃機関に於ける冷却水・潤
    滑油等の液体及び給(吸)気等の気体の冷却又は加熱装
    置。
  5. 【請求項5】 前記液体は、自動変速機油であることを
    特徴とする請求項2記載の車輌の内燃機関に於ける冷却
    水・潤滑油等の液体及び給(吸)気等の気体の冷却又は
    加熱装置。
  6. 【請求項6】 前記液体は、衝撃減衰装置油であること
    を特徴とする請求項2記載の車輌の内燃機関に於ける冷
    却水・潤滑油等の液体及び給(吸)気等の気体の冷却又
    は加熱装置。
  7. 【請求項7】 前記気体は、内燃機関に係る給気又は吸
    気の空気であることを特徴とした請求項2記載の車輌の
    内燃機関に於ける冷却水・潤滑油等の液体及び給(吸)
    気等の気体の冷却又は加熱装置。
  8. 【請求項8】 電子冷熱素子の配列を単列とする収容部
    構成としたことを特徴とする請求項2又は3又は4又は
    5又は6記載の車輌の内燃機関に於ける冷却水・潤滑油
    等の液体及び給(吸)気等の気体の冷却又は加熱装置。
  9. 【請求項9】 電子冷熱素子の配列を複数列とする収容
    部構成としたことを特徴とする請求項2又は3又は4又
    は5又は6記載の車輌の内燃機関に於ける冷却水・潤滑
    油等の液体及び給(吸)気等の気体の冷却又は加熱装
    置。
  10. 【請求項10】 前記収容部は、導通部を挟むように対
    設したことを特徴とする請求項2又は3又は4又は5又
    は6記載の車輌の内燃機関に於ける冷却水・潤滑油等の
    液体及び給(吸)気等の気体の冷却又は加熱装置。
  11. 【請求項11】 導通部を囲むように収容部を備えたこ
    とを特徴とする請求項2又は3又は4又は5又は6記載
    の車輌の内燃機関に於ける冷却水・潤滑油等の液体及び
    給(吸)気等の気体の冷却又は加熱装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012159173A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Isuzu Motors Ltd 潤滑油の油温制御装置
JP2017507287A (ja) * 2014-03-07 2017-03-16 クリスタニ フィリップKRISTANI, Filip 前段予冷圧縮式4サイクル内燃エンジン

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