JP2545281Y2 - 自動車のエンジン排熱回収装置 - Google Patents

自動車のエンジン排熱回収装置

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JP2545281Y2
JP2545281Y2 JP1991039458U JP3945891U JP2545281Y2 JP 2545281 Y2 JP2545281 Y2 JP 2545281Y2 JP 1991039458 U JP1991039458 U JP 1991039458U JP 3945891 U JP3945891 U JP 3945891U JP 2545281 Y2 JP2545281 Y2 JP 2545281Y2
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engine
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thermoelectric
heat recovery
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裕毅 阿部
啓史 藤井
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    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のエンジン排熱
回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日は、エネルギーの有効利用が重要視
され、エンジンの排気熱を電気エネルギーとして回収す
る装置も提案されている。この中の一つには熱電気発電
を行わせて発電電圧を各種電気機器に供給するようにし
たものもある。ここでの熱電気発電は、これ自体は従来
より知られたもので、2種類の半導体(熱発電素子)と
金属板をそれぞれハンダ付して、一方の金属板を加熱し
他方を冷却すると一方の金属板側から他方の金属板側に
半導体内を横切って熱が伝達され、このとき一方の半導
体はプラスに、他方はマイナスに帯電するところから、
金属板間に電流が流れるもので、この半導体を複数並列
に配置してユニット化(以下「熱発電ユニット」と言
う)することによって負荷に合わせた大きな発電量を得
ている。したがって、この熱発電ユニットでは、一般に
熱発電素子を挟んで対抗する金属板間に大きな温度差が
常に得られる程、大きな発電量が得られるもので、特に
冷却する側における金属板の冷却を効率良く行わせて高
温側より低温側へ熱を良く流すことが、その発電量を大
きく左右することになる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回収装置では、熱発電ユニットにおける金属板間の温度
差が十分に、また安定して得られず、熱の流れが良くな
いので、発電稼動効率が悪く、排気熱を用いて電気エネ
ルギーを十分に回収できないと言う問題点があった。
【0004】本考案は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的はエンジンの排気熱を電気エネルギ
ーとして有効に回収し、これを利用することのできる構
造にした自動車のエンジン排熱回収装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案に係る自動車のエンジン排熱回収装置は、排
気ガスを触媒を通して大気中に排出するエンジンを備え
たものであって、熱発電素子を挟んで配設された2つの
金属板間の温度差で発電を行う熱発電ユニットと、前記
触媒を通った排気ガスが通るトンネル状に前記触媒と一
体的に前記触媒の直後に形成され、前記熱発電ユニット
が高温側の前記金属板を対向させて配置される吸熱器
と、前記吸熱器上の前記熱発電ユニットの低温側の前記
金属板に当接されて配置されるとともに周面に複数の放
熱用フィンが設けられた冷却器とを備えたものである。
【0006】
【作用】この構成によれば、熱発電ユニットの高温側の
金属板は吸熱部に対向配置されて温められ、低温側の金
属板は冷却部に対向配置されて冷やされることになる。
しかも、一般に触媒内を通った直後の排気ガスは触媒内
での化学変化によって温度が高められる。したがって、
触媒の直後に吸熱部を設けているので、この吸熱器は触
媒を通った直後の排気ガスで高温に加熱され、この熱が
熱発電ユニットの高温側の金属板に伝えられて温度がよ
り高められる。これに対して、冷却器には周囲に複数の
放熱フィンを設けているので、大気等と接触して放熱さ
れる表面積をより大きく得ることができることになり、
熱発電ユニットの低温側に置ける金属板の放熱が良く行
われる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図3は、本考案に係る自動車のエンジ
ン排熱回収装置の一実施例を示す概略全体構成配置図
で、図4は図3に示すエンジン排熱回収装置における熱
交換回路図である。
【0008】図3および図4において、自動車1に搭載
されたエンジン2の排気ガスは、排気管3を介して大気
中に排出される。この排気管3の途中には、エンジン2
側より順次、触媒4,吸熱器5,マフラ6等が配設され
ている。このうち、吸熱器5は、触媒4の直後に、この
触媒4と一体的に薄箱形をしたトンネル状に形成されて
設けられており、触媒4内を通って化学反応を起こして
高温化された排気ガスが通ることによって、この排気ガ
スで高温(約摂氏200度程度)に加熱される。そし
て、この吸熱器5上には、熱発電ユニット7および冷却
器8が積み重ねられた状態で順次配設されている。な
お、図1は、吸熱器5上に熱発電ユニット7および冷却
器8が配設された状態を示しており、図2は図1のA−
A線拡大概略断面を示している。上記熱発電ユニット7
は、吸熱器5上に図示せぬ高温側の金属板を当接させて
配置され、半導体(熱発電素子)を挟んで上側に位置す
る図示せぬ低温側の金属板上に、この低温側の金属板に
当接させた状態で冷却器8が配置されている。冷却器8
は、熱発電ユニット7の低温側の金属板と当接する面8
aと反対側の面に、複数(本実施例では6つ)の放熱用
フィン10が各々上方に向かって突出した状態で前後方
向に渡って設けられている。また、各放熱用フィン10
内にはパイプ11が配設されており、このパイプ11が
エンジン2の冷却用パイプ12と接続されている。
【0009】さらに詳述すると、冷却器8は、ラジエー
タ13に対してエンジン2と並列に接続されている。加
えて、ラジエータ13と冷却器8との間にはサーモスタ
ット14が配設されているとともに、エンジン2および
冷却器8とラジエータ13との間にはウォータポンプ1
5が配設されている。そして、この冷却系では、エンジ
ン2における図示せぬシリンダーの外側周囲に設けられ
ているウォータジャケット内の水温が特定温度T以下の
場合には、サーモスタット14が開いていて、ラジエー
タ13内で冷却された水をウォータポンプ15でエンジ
ン2のウォータジャケット内と、冷却器8側へそれぞれ
循環させる。これによって冷却器8は、ラジエータでの
冷却と放熱用フィン10による放熱とによって冷やさ
れ、このとき同時に熱発電ユニット7の低温側の金属板
を冷却させる。これに対してウォータジャケット内の水
温が特定温度T以上になると、サーモスタット14が閉
操作されて冷却器8側へ流れる冷却水を絞り、エンジン
2のウォータジャケット内へ流れる冷却水の量を増加さ
せて、エンジン2を保護するように設定されており、こ
のときにおける熱発電ユニット7の放熱は放熱用フィン
10が大気中に触れていることによってなされる。
【0010】次に、図5は、自動車のエンジン配熱回収
装置の充電系統回路図を示すものである。図5におい
て、この回路では、点灯系の電気機器をはじめとして、
ランプ類,オーディオ類,エアコン装置等の、多くの電
気機器(実車負荷)30の電力供給源としてのバッテリ
16に、オルタネータ17および熱発電ユニット7が並
列に接続されている。また、オルタネータ17側には電
圧レギュレータ18とダイオード19が接続され、熱発
電ユニット7側には、スイッチング用トランジスタ20
が接続されている。なお、このスイッチング用トランジ
スタ20のコレクタには熱発電ユニット7が、エミッタ
にはダイオード22を介してバッテリ16のプラス
(+)端子が、ベースには電圧レギュレータ21が、そ
れぞれ接続されている。加えて、電圧レギュレータ18
側の設定電圧は14.7Vに設定されているとともに、
電圧レギュレータ21側の設定電圧は電圧レギュレータ
18側の設定電圧14.7Vよりも高い14.8Vに設
定されており、これによってオルタネータ17の稼働率
を低減させ、このオルタネータ17の負担を少なくして
いる。
【0011】したがって、この実施例による自動車のエ
ンジン排熱回収装置では、触媒4内の化学変化によって
温度が上昇された排気ガスが出てくる部分となる触媒4
の直後に、この触媒4と一体的に設けられている吸熱器
5上に、熱発電ユニット7を高温側の金属板を対向させ
て配置するとともに、その熱発電ユニット7の低温側の
金属板上に放熱用フィン10を有した冷却器8を配設
し、吸熱器5で加熱された高温側の金属板の熱を熱発電
素子内を通して低温側の金属板側へ導き、この低温側の
金属板の熱を冷却器8を通して放出させるので、熱発電
ユニット7の高温側の金属板と低温側の金属板との温度
差が常に大きく、かつ安定して得られる。これによっ
て、エンジンの排熱より大きな発電量を効率良く回収で
き、実用性の向上が図れる。また、熱発電ユニット7用
の電圧レギュレータ18における設定電圧をオルタネー
タ17用の電圧レギュレータ21における設定電圧より
も大きく設定しているので、オルタネータ17の稼働率
を低減させ、このオルタネータ17の負担を少なくする
ことができる。
【0012】なお、上記実施例では、冷却器8内にエン
ジン2を冷却するためのラジエータ13内を通った冷却
水を循環させる構造を開示したが、エンジン2を冷却す
るためのラジエータ13とは別のラジエータを設けた構
造にしても良いものである。また、冷却器8の放熱用フ
ィン10による放熱でも十分に放熱できる場合には、冷
却器8内に冷却水を流すためのパイプ11を設けなくて
も良いものである。
【0013】
【考案の効果】以上説明したとおり、本考案に係る自動
車の排熱回収装置によれば、熱発電ユニットの高温側の
金属板と低温側の金属板との温度差が常に大きく、かつ
安定して得られるので、エンジン側の排熱から大きな発
電量を効率良く回収でき、実用性の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動車のエンジン排熱回収装置の
要部構成斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う拡大概略断面図である。
【図3】本考案に係る自動車のエンジン排熱回収装置の
一実施例を示す概略全体構成配置図である。
【図4】図3に示すエンジン排熱回収装置における熱交
換回路図である。
【図5】自動車のエンジン排熱回収装置の充電系統回路
図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 エンジン 3 排気管 4 触媒 5 吸熱器 7 熱発電ユニット 8 冷却器 10 放熱用フィン 16 バッテリ 17 オルタネータ 18 電圧レギュレータ 21 電圧レギュレータ 30 実車負荷

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気ガスを触媒を通して大気中に排出する
    エンジンを備えた自動車のエンジン排熱回収装置におい
    て、熱発電素子を挟んで配設された2つの金属板間の温
    度差で発電を行う熱発電ユニットと、前記触媒を通った
    排気ガスが通るトンネル状に前記触媒と一体的に前記触
    媒の直後に形成され、前記熱発電ユニットが高温側の前
    記金属板を対向させて配置される吸熱器と、前記吸熱器
    上の前記熱発電ユニットの低温側の前記金属板に当接さ
    れて配置されるとともに、周面に複数の放熱用フィンが
    設けられた冷却器とを備えてなることを特徴とする自動
    車のエンジン排熱回収装置。
  2. 【請求項2】請求項1の前記熱発電ユニットを、負荷に
    対して、前記エンジンの駆動で回転されて発電を行うオ
    ルタネータと並列に接続して設けるとともに、前記負荷
    に供給する前記オルタネータと前記発電ユニットの発電
    電圧を制御する電圧レギュレータを備え、かつ前記電圧
    レギュレータで制御される前記熱発電側のレギュレータ
    電圧を前記オルタネータ側のレギュレータ電圧よりも高
    く設定したことを特徴とする請求項1の自動車のエンジ
    ン排熱回収装置。
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