JPH1089552A - 粉体の輸送配管 - Google Patents

粉体の輸送配管

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JPH1089552A
JPH1089552A JP8244658A JP24465896A JPH1089552A JP H1089552 A JPH1089552 A JP H1089552A JP 8244658 A JP8244658 A JP 8244658A JP 24465896 A JP24465896 A JP 24465896A JP H1089552 A JPH1089552 A JP H1089552A
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JP
Japan
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insert
inserts
pipe
bend
bend pipe
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JP8244658A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Kagimoto
良実 鍵本
Ichiro Amano
一朗 天野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L57/00Protection of pipes or objects of similar shape against external or internal damage or wear

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の粉体輸送管においては、ベンド管内の
インサートとベンド管との間および複数のインサートの
間には若干の隙間が設けられている。この隙間を設ける
ことは、組立て時の誤差や熱伸びなどを吸収するために
避けられない。このため、インサートはベンド管の軸を
軸にして自由に回転することができ、半回転した場合に
は外周側と内周側とが入れ替わって大きな隙間を生じ
る。 【解決手段】 ベンド管1内に曲げ半径に対応して互い
に連接して嵌装され管状をなすとともに内周側両端に半
管状の切欠き部を有し耐摩耗性材で造られた複数の第1
インサート2と、ベンド管1内に嵌装され半管状をなし
て第1インサート2の切欠き部を補填する複数の第2イ
ンサート3とを備え、連接して嵌装された第1インサー
ト2の頭部と尾部とにそれぞれ端面部材4,5を設け第
1インサート2の回転を係止するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラから排出さ
れる灰の輸送管など粉体、特に配管を摩耗させる摩耗性
の高い粉体を気流搬送する場合などに適用される粉体の
輸送配管に関する。
【0002】
【従来の技術】図3はボイラから排出される灰の輸送管
などに適用される従来の粉体輸送管の説明図である。図
において、図は従来の粉体輸送管のベンド管01の断面
を示しており、本粉体輸送管のベンド管01の内側には
インサート02が挿入され、インサート02の両端には
管軸方向の移動を止めるために端部部材04,05がベ
ンド管01に固定されている。インサート02は管状を
なしており、インサート02の内側を粉体を含む気流が
矢印アの方向に流れるようになっている。通常、インサ
ート02にはセラミックス、硬質金属などが用いられて
いる。インサート02はその管軸方向の長さが一様では
なくインサート02の外周側の長さLoが内周側の長さ
Liよりも大きくなっており、複数個のインサート02
を連ねていくことによりベンド管01の曲げ半径に沿う
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の粉
体輸送管においては、ベンド管01内のインサート02
とベンド管01との間および複数のインサート02の間
には若干の隙間が設けられている。この隙間を設けるこ
とは、組立て時の誤差や熱伸びなどを吸収するために避
けられない。このため、インサート02はベンド管01
の軸を軸にして自由に回転することができ、半回転した
場合には外周側と内周側とが入れ替わって大きな隙間G
を生じる。このようにして大きな隙間Gが生じると、内
部を流れる粉体が隙間Gを通って外側のベンド管01に
達し、ベンド管01に摩耗を生じることがある。また、
このような隙間Gが生じることによってインサート02
を連ねた全長が大きくなるため、粉体輸送管を組立てる
際にベンド管01の曲がり始めと終わりとの部分でイン
サート02が合わなくなったり、また使用中の熱伸びを
吸収することができなくなってインサート02に過大な
圧縮力が掛かり、インサート02が欠損する場合があ
る。また、このようなベンド管01で摩耗が生じる部分
は外周側に限られているが、ベンド管01の内周側にも
耐摩耗性のインサート02を使用することによりベンド
管01が過剰品質になっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る粉体の輸送
管は上記課題の解決を目的にしており、ベンド管内に曲
げ半径に対応して互いに連接して嵌装され管状をなすと
ともに内周側両端に半管状の切欠き部を有し耐摩耗性材
で造られた複数の第1インサートと、上記ベンド管内に
嵌装され半管状をなして上記第1インサートの切欠き部
を補填する複数の第2インサートとを備え、連接して嵌
装された上記第1インサートの頭部と尾部とにそれぞれ
端面部材が設けられ上記第1インサートの回転を係止す
るようになっている。
【0005】また、本発明に係る粉体の輸送配管は、ベ
ンド管内に曲げ半径に対応して互いに連接して嵌装され
耐摩耗性材で造られて半管状をなすとともに内周側一端
に切欠き部を有する複数の第1インサートと、上記ベン
ド管内に嵌装され半管状をなすとともに上記第1インサ
ートの切欠き部を補填する凸部を有する複数の第2イン
サートとを備え、連接して嵌装された上記第1インサー
トの頭部と尾部とにそれぞれ端面部材が設けられ上記第
1インサートの回転を係止するようになっている。
【0006】また、本発明に係る粉体の輸送配管は、ベ
ンド管内に曲げ半径に対応して互いに連接して嵌装され
管状をなすとともに内周側両端に半管状の切欠き部を有
し、或いはベンド管内に曲げ半径に対応して互いに連接
して嵌装され半管状をなすとともに内周側一端に切欠き
部を有し導電性を有するとともにビッカーズ硬度が40
0Hv以上の硬質材で造られた複数の第1インサート
と、上記ベンド管内に嵌装され半管状をなして上記第1
インサートの切欠き部を補填し、或いは上記ベンド管内
に嵌装され半管状をなすとともに上記第1インサートの
切欠き部を補填する凸部を有する複数の第2インサート
とを備え、連接して嵌装された上記第1インサートの頭
部と尾部とにそれぞれ端面部材が設けられ上記第1イン
サートの回転を係止するようになっている。
【0007】このように、第1インサートと第2インサ
ートとは第1インサートの切欠き部を介して係合し互い
に回転を拘束することにより、仮に第1インサートを回
転させる力が働いても係合する第2インサートを介して
その回転させる力が隣合う第1インサートへ伝えられる
ように総てのインサートが緩く結合している。そして、
第1インサートの曲がり初めと曲がり終わりとの頭部と
尾部との端面部材がこの第1インサートの回転を拘束す
ることにより、第1インサートの外周側が常にベンド管
の外周側と一致しているように保たれ、耐摩耗性を有す
る第1インサートが常にベンド管の粉体が遠心力により
衝突する外周部分に並んで嵌装される。
【0008】また、第1インサートがビッカーズ硬度が
400Hv以上の硬質材で造られていることにより耐摩
耗性が高く、また導電性を有していることにより放電加
工ができて安く製造することができ、ベンド管のコスト
が低減される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態に係
る粉体輸送管の説明図、図2は本発明の実施の他の形態
に係る粉体輸送管の説明図である。図において、これら
実施の形態に係る粉体輸送管はボイラから排出される灰
の輸送など粉体、特に配管を摩耗させる摩耗性の高い粉
体を気流搬送する場合などに使用されるもので、図はこ
れら粉体輸送管のベンド管1の断面を示しており、これ
ら粉体輸送管のベンド管1の内側にはインサート2,3
が挿入され、インサート2の両端には管軸方向の移動を
止めるために端部部材4,5がベンド管1に固定されて
いる。インサート2,3は管状をなしており、インサー
ト2,3の内側を粉体を含む気流が矢印アの方向に流れ
るようになっている。インサート2には硬質材料が用い
られ、インサート3にはインサート2と別の材料が用い
られている。インサート2は図に示すように管軸方向の
長さが一様ではなくインサート2の外周側の長さが内周
側の長さよりも大きくなっており、複数個のインサート
2を連ねていくことによりベンド管1の曲げ半径に沿う
ようになっている。
【0010】図1において、本実施の形態に係る粉体輸
送管は同図(b)に示すようにベンド管1の内部に互い
に形状の異なる第1のインサート2と第2のインサート
3とが交互に互いに切欠き部分で接して並び嵌装されて
いる。第1のインサート2は同図(a)に示すようにベ
ンド管1の入口側および出口側でそれぞれ入口側の端面
部材4および出口側の端面部材5と切欠き部分で接して
おり、端面部材4,5は図示しないピンによってベンド
管1に固定されている。
【0011】第1のインサート2はステライトNo.1
の焼結体で作られており、同図(c)に示すように短管
部材からワイヤカットによって2つのインサート2を切
り出して製作されている。この場合、素材の短管部材か
ら切り出し時に利用できない無駄部分の端部部材6は捨
てられるが、インサート2を2つ合わせた外周側の長さ
は素材の短管部材の長さよりも大きくなることにより、
インサート2を製作する材料の長さは従来の粉体輸送管
の場合よりも短くて済む。第2のインサート3はステン
レス鋼SUS403で製作されており、このためにステ
ライトNo.1で製作するよりも安価に製作することが
できる。第2のインサート3はベンド管1の内周側にあ
るために粉体が衝突する頻度が少なく、摩耗は特に問題
にはならない。
【0012】なお、第1のインサート2は導電性を有す
るとともにビッカーズ硬さが400Hv以上の硬質材
料、即ちステライト、高クロム鉄系合金、タングステン
カーバイド、硼化チタン、硼化ジルコニウム、硼化モリ
ブデンなどの材料で造られていてもよい。また、低合金
鋼、高合金鋼、ステンレス鋼などの母材に窒化、硼化、
カロライズなどの表面処理を施した材料で造られていて
もよい。また、これら母材金属の表面にクロムめっき、
無電解ニッケル燐めっきなどを施した材料で造られてい
てもよい。第2のインサート3は第1のインサート3と
異なる材料で造られている。
【0013】このように、耐摩耗性を有する第1のイン
サート2がベンド管1に粉体が衝突する外周側に並べら
れていることにより、ベンド管1が摩耗から保護され
る。また、インサート2,3が回転しないことにより、
インサート2,3の外周部分に隙間を生じてベンド管1
に摩耗を引き起こしたり、反対に必要な隙間が潰れてイ
ンサート2,3が互いに熱伸びで拘束されて欠損したり
などしなくなる。また、第1のインサート2の材料がビ
ッカーズ硬さが400Hv以上の硬質材料であることに
より耐摩耗性が高く、また導電性を有する材料で造られ
ていることにより放電加工ができて安く製造することが
できる。また、第2のインサート3には別の安価な材料
を使用することができる。
【0014】従来の粉体輸送管においては、ベンド管内
のインサートとベンド管との間および複数のインサート
の間には若干の隙間が設けられている。この隙間を設け
ることは、組立て時の誤差や熱伸びなどを吸収するため
に避けられない。このため、インサートはベンド管の軸
を軸にして自由に回転することができ、半回転した場合
には外周側と内周側とが入れ替わって大きな隙間を生じ
る。このようにして大きな隙間が生じると、内部を流れ
る粉体が隙間を通って外側のベンド管に達し、ベンド管
に摩耗を生じることがある。また、このような隙間Gが
生じることによってインサートを連ねた全長が大きくな
るため、粉体輸送管を組立てる際にベンド管の曲がり始
めと終わりとの部分でインサートが合わなくなったり、
また使用中の熱伸びを吸収することができなくなってイ
ンサートに過大な圧縮力が掛かり、インサートが欠損す
る場合がある。また、このようなベンド管で摩耗が生じ
る部分は外周側に限られているが、ベンド管の内周側に
も耐摩耗性のインサートを使用することによりベンド管
が過剰品質になっている。これに対し、本実施の形態に
係る粉体輸送管においてはベンド管1全長にわたり内側
に円管状をなす複数個のインサート2,3が挿入され、
これらインサート2,3は略半管状の外周側はそのまま
残し、略半管状の内周側は管軸方向の央部を残し、他を
削除した形状の第1のインサート2と、この第1のイン
サート2を連接して並べ内周側の相隣る第1のインサー
ト2の削除した箇所に合致する形状の第2のインサート
3とから構成され、インサート2,3の両端にはインサ
ート2,3が回転しないようにベンド管1に固定された
端面部材4,5が装着され、ベンド管1全長の内面をイ
ンサート2,3で覆う構造になっているとともに、第1
のインサート2が導電性を有し、かつビッカーズ硬さが
400Hv以上であるなど硬質材料で造られており、第
1のインサート2と第2のインサート3とが互いに回転
を拘束するために第1のインサート2を回転させる力が
働いても第1のインサート2と接する第2のインサート
3を介してその回転させる力が隣合う第1のインサート
2へ伝えられるようにして総てのインサート2,3が緩
く結合し、このインサート2がベンド管1の曲がり初め
と曲がり終わりとに固定された端部部材6に回転を拘束
されるように接していることにより、インサート2の外
周側が常にベンド管1の外周側と一致するように保たれ
る。そして、第1のインサート2の材料がビッカーズ硬
さが400Hv以上の硬質材料であることにより耐摩耗
性が高く、また導電性を有する材料で造られていること
により放電加工ができて安く製造することができる。ま
た、第2のインサート3には別の安価な材料を使用する
ことができる。また、耐摩耗性を有する第1のインサー
ト2がベンド管1に粉体が衝突する外周側に並べられて
いることによりベンド管1が摩耗から保護される。ま
た、このインサート2,3が回転しないことによりイン
サート2,3の外周部分に隙間を生じてベンド管1に摩
耗を引き起こしたり、反対に必要な隙間が潰れてインサ
ート2,3同士が熱伸びで拘束されて欠損したりなどし
なくなり、ベンド管1の寿命および信頼性が向上する。
また、第2のインサート3を第1のインサート2と異な
る安価な材料で造ることによりベンド管1を安価に製造
することができるとともに、ステライトなど高価な耐摩
耗材料に使われる特殊な資源を節約することができる。
【0015】図2において、本実施の形態に係る粉体輸
送管は図に示すようにベンド管1の内部に互いに形状の
異なる第1のインサート2と第2のインサート3とが交
互に半管状の半割れの部分で接して並び嵌装されてい
る。第1のインサート2は同図(b)に示すように半管
状で半管状の一部を切欠いて段付き状をなし、第2のイ
ンサート2は半管状で半管状の一部が段付き状に突出し
た形状をなし、両者は互いに段付き状の部分で嵌合して
いる。インサート2,3は同図(a)に示すようにベン
ド管1の入口側および出口側でそれぞれ入口側の端面部
材4および出口側の端面部材5と接しており、端面部材
4,5は図示しないピンによってベンド管1に固定され
ている。
【0016】第1のインサート2はステライトNo.1
の焼結体で作られており、同図(c)に示すように短管
部材からワイヤカットによって2つのインサート2を切
り出して製作されている。この場合、素材の短管部材か
ら切り出し時に利用できない端部部材6は捨てられる
が、この利用できない無駄部分の端部部材6は上記の実
施の形態に係る粉体輸送管の場合よりも小さくなってイ
ンサート2を製作する短管部材の長さは上記の実施の形
態に係る粉体輸送管の場合よりもさらに短くて済み、従
来の粉体輸送管の場合の約半分になるため、本粉体輸送
管は上記の実施の形態に係る粉体輸送管よりもさらに安
価に製作することができる。なお、本粉体輸送管のベン
ド管1は流れの方向に沿う継ぎ目がベンド管1直径の半
分よりも若干外周側に入ったところに位置しているた
め、流れの乱れが大きいとこの継ぎ目の部分でベンド管
1が摩耗する可能性がある。従って、上記の実施の形態
に係る粉体輸送管のベンド管と用途に応じて使い分ける
必要がある。
【0017】なお、第1のインサート2は導電性を有す
るとともにビッカーズ硬さが400Hv以上の硬質材
料、即ちステライト、高クロム鉄系合金、タングステン
カーバイド、硼化チタン、硼化ジルコニウム、硼化モリ
ブデンなどの材料で造られていてもよい。また、低合金
鋼、高合金鋼、ステンレス鋼などの母材に窒化、硼化、
カロライズなどの表面処理を施した材料で造られていて
もよい。また、これら母材金属の表面にクロムめっき、
無電解ニッケル燐めっきなどを施した材料で造られてい
てもよい。第2のインサート3は第1のインサート2と
異なる材料で造られている。
【0018】このように、本粉体輸送管においては粉体
輸送管のベンド管1全長にわたり内側の外周側に半管状
で半管状の一部を切欠いて段付き形状をした第1のイン
サート2が嵌装され、また内周側には隣合う2つの第1
のインサート2と同時に接するような半管状で半管状の
一部が段付き状に突出した形状をなす第2のインサート
3が嵌装され、これらインサート2,3の両端にはイン
サート2,3が回転しないようにベンド管1に固定され
た端面部材4,5が装着され、ベンド管1全長の内面を
インサート2,3で覆う構造になっているとともに、第
1のインサート2が導電性を有し、かつビッカーズ硬さ
が400Hv以上などの硬質材料で造られており、これ
らにより上記の実施の形態に係る粉体輸送管と略同様の
作用および効果を得ることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る粉体の輸送配管は前記のよ
うに構成されており、第1インサートの外周側が常にベ
ンド管の外周側と一致しているように保たれ、耐摩耗性
を有する第1インサートが常にベンド管の粉体が遠心力
により衝突する外周部分に並んで嵌装されるので、ベン
ド管が摩耗から保護され、外周部分に隙間を生じてベン
ド管の穴開きを引き起こしたり、反対に必要な隙間を潰
してしまって第1,第2インサート同士が熱伸びで拘束
されて欠損することがなく、ベンド管の寿命および信頼
性が向上する。また、第2のインサートを第1のインサ
ートと異なる特に耐摩耗性が高くない安価な材料で造る
ことができてベンド管のコストが低減されるとともに、
ステライトなど耐摩耗材料に使われる特殊な成分が節約
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の実施の一形態に係る粉体
輸送管のベンド管の断面図、同図(b)はその第1のイ
ンサートおよび第2のインサートの斜視図、同図(c)
は第1のインサートの製作説明図である。
【図2】図2(a)は本発明の他の実施の形態に係る粉
体輸送管のベンド管の断面図、同図(b)はその第1の
インサートおよび第2のインサートの斜視図、同図
(c)は第1のインサートの製作説明図である。
【図3】図3(a)は従来の粉体輸送管の断面図、同図
(b)はそのインサートの正面図、同図(c)は側面
図、同図(d)はこれらの作用説明図である。
【符号の説明】
1 ベンド管 2 第1のインサート 3 第2のインサート 4 入口側の端面部材 5 出口側の端面部材 6 端部部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベンド管内に曲げ半径に対応して互いに
    連接して嵌装され管状をなすとともに内周側両端に半管
    状の切欠き部を有し耐摩耗性材で造られた複数の第1イ
    ンサートと、上記ベンド管内に嵌装され半管状をなして
    上記第1インサートの切欠き部を補填する複数の第2イ
    ンサートと、連接して嵌装された上記第1インサートの
    頭部と尾部とにそれぞれ設けられ上記第1インサートの
    回転を係止する端面部材とを備えたことを特徴とする粉
    体の輸送配管。
  2. 【請求項2】 ベンド管内に曲げ半径に対応して互いに
    連接して嵌装され耐摩耗性材で造られて半管状をなすと
    ともに内周側一端に切欠き部を有する複数の第1インサ
    ートと、上記ベンド管内に嵌装され半管状をなすととも
    に上記第1インサートの切欠き部を補填する凸部を有す
    る複数の第2インサートと、連接して嵌装された上記第
    1インサートの頭部と尾部とにそれぞれ設けられ上記第
    1インサートの回転を係止する端面部材とを備えたこと
    を特徴とする粉体の輸送配管。
  3. 【請求項3】 上記第1インサートが導電性を有すると
    ともにビッカーズ硬度が400Hv以上の硬質材で造ら
    れたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の
    粉体の輸送配管。
JP8244658A 1996-09-17 1996-09-17 粉体の輸送配管 Withdrawn JPH1089552A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016109300A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 螺旋状ライナーを用いたフレキシブルホースの耐摩耗性向上方法、フレキシブルホース、及びフレキシブルホースの製造方法
CN111550818A (zh) * 2020-06-10 2020-08-18 安徽池州九华发电有限公司 一种锅炉尾部烟道防磨装置

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